説明

シャワー装置

【課題】内蔵した発電機による照明機能を有したシャワーヘッドケースの構造を強度的に可及的有利な構造とし、発電機に重量負荷がかからずコンパクト化も図りうるシャワー装置を提供する。
【解決手段】給水パイプ2と、該給水パイプ2から供給される水の流れにより発電する発電機3と、該発電機3を介した水を散水させる散水部4とを備えるシャワー装置1において、給水パイプ2と散水部4とを金属製のケース本体5により一体的に連結するとともに、該ケース本体5内に発電機3を収容した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャワーヘッド内部に発電機を内蔵したシャワー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、シャワーヘッドの内部を流れる水を有効に利用した発電機をシャワーヘッド本体に内蔵して照明あるいはその他の用途のために発電してシャワーヘッドの散水面近傍より照明し、シャワー使用等の照明と共に、光の遊びと楽しみを意図したシャワーヘッド構造がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3143899号公報
【0004】
特許文献1においては、シャワーヘッドケース内にタービン発電機、インペラ及びコンプレッサ等の発電部材が収納されているため、シャワーヘッドケースは、これらの発電部材と共にシャワー水の流水路を確保するための形状と大きさに構成されている。
【0005】
例えば、従来のシャワー装置は、ほぼ釣鐘上のシャワーヘッドケースの内部に必要な部材を収納配置し、シャワーヘッドケースの開口端面に散水パネルを取付け、散水パネルの裏側に光ビーム照射用の照明部を配設し、シャワーヘッドの散水パネル面の透光部より光を照射するように構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献1に記載の発電機内蔵の照明付シャワーヘッドにおいては、シャワーヘッドケースが単に発電部材、照明部材及びシャワー部材等を内蔵するだけの形状構造であり、しかも、発電部材はシャワーヘッドケースに一体に固定的に取り付けられていると共に、発電部材に連結してケースの一部や照明部材等の他の部材が一体化して配設されているため、発電部材の重量に対して構造は耐久性に劣り、シャワー流路からの水漏れ等によって通電経路でショートしたり、発電部材への漏れによる機能不全を生起するおそれがあり、更には、発電機にケースその他の部材の重量負荷が直接かかり、発電機の機能を阻害したり、発電能力を低下させる等のおそれがあった。
【0007】
特に、シャワーヘッドの先端がシャワーヘッド本体よりも大径のオーバーヘッド仕様のシャワーヘッド構造においては、シャワーヘッド本体から周縁に突出したオーバーヘッド部分に、利用者の強引な人力把持や壁面、突面との衝撃による不用意な負荷がかかると一体に連設された発電機にその負荷が伝播され発電機の機能障害を生起したり、シャワーヘッドケースの接合部分や連設部分に亀裂や損壊を生起するおそれがある。一方、これらの不備を解消すべく耐えうるようにシャワーヘッドケースを強度の頑丈な構造とすればシャワーヘッド本体全体が大きくなり、構造上のコンパクト化に反することになる。
【0008】
この発明は、内蔵した発電機による照明機能を有したシャワーヘッドケースの構造を強度的に可及的有利な構造とし、特に、発電機に重量負荷がかからずコンパクト化も図りうるシャワー装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0010】
すなわち、請求項1に係る発明は、給水パイプと、該給水パイプから供給される水の流れにより発電する発電機と、該発電機を介した水を散水させる散水部とを備えるシャワー装置において、前記給水パイプと前記散水部とを金属製のケース本体を介して一体的に連結するとともに、該ケース本体内に前記発電機を収容したことを特徴とするシャワー装置とした。
【0011】
請求項1に係る発明では、散水部の自重等の負荷が、発電機を収納するケース本体を介して給水パイプにかかることとなるので、発電機に負荷がかかることを防止することができる。
【0012】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記給水パイプと前記発電機との間に定流量弁装置を介設することとした。
【0013】
請求項2に係る発明では、給水パイプと発電機との間に定流量弁装置を介設するようにしたので、発電機に送水する水量が一定に保持されるので上水圧の変動により給水量が変化しても常に一定水量が発電機に送水され、発電機の機能を一定に保持することができる。
【0014】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明において、前記発電機から前記散水板への水の流れに対する逆止弁を前記発電機と前記散水板との間に介設することとした。
【0015】
請求項3に係る発明では、止水して水圧が低下した場合、逆止弁が発電機と散水板との間で、散水板への水の流れやエア交換が規制され、散水板の上手側の空所や発電機の流水路中に滞留した水は散水板から排水されることがないため、発電機の流水路中に水が充満する。従って、かえって、少量の水が残留した場合において、水中に含有したカルシウム分等が析出して発電機の回転部分に付着し発電機の機能を阻害する等のおそれが回避される。
【0016】
また、請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に係る発明において、前記ケース本体は、前記散水部に対して所定の回転方向に回転させられて固定されるものであり、前記発電機は、前記ケース本体に対する前記回転方向に沿う周方向の相対的な回転を規制する係合部を有することとした。
【0017】
請求項4に係る発明では、ケース本体の散水部に対する固定に際し、ケース本体の回転にともなう発電機の連れ回りを防止することができるので、発電機に接続される電気配線の巻付き等を防止することができ、発電機と散水部との間における電気配線の接続状態を保護することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、給水パイプと散水部と金属製のケース本体により一体的に連結し、金属製のケース本体内に発電機を収納したので、発電機は給水パイプとケース本体と散水部の連結部材として機能する必要がなく、従って、装置構造において、発電機の独立性を保持して、散水部に重量超過等の異常な負荷がかかっても、その負荷が発電機に直接に波及することを防止し、構造上の強度の向上と共に、発電機の損傷を可及的に防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係るシャワー装置の構成を示す断面図である。
【図2】シャワー装置の変形例の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
この発明の一実施形態を図面に基づき詳説すれば、1は、オーバーヘッド仕様のシャワー装置を示す。
【0021】
シャワー装置1は、給水パイプ2と、内部に流水路を形成し給水パイプから供給される水の流れにより発電する発電機3と、発電機3を介した水を散水させる散水部4とを有する。給水パイプ2と散水部4とは、金属製のケース本体5を介して一体的に連結されていると共に、金属製のケース本体5内に発電機3を収納している。更には、給水パイプ2と発電機3との間には定流量弁装置6を介設すると共に、発電機3と散水部4との間には逆止弁7を介設している。
【0022】
また、散水部4には、その周縁にLED等の照明部8を配設し、発電機3からの起電によりハーネス26を介して電気により照明するように構成している。
【0023】
かかるシャワー装置1の基本的な構造において、給水パイプ2の先端にケース本体5を一体に連設する連結機構について説明する。
【0024】
給水パイプ2の先端開口内には、周面にフランジ9を突設した円筒状の連結筒10を挿入固着すると共に、連結筒10のフランジ9は、給水パイプ2の開口端面より外方に突出させている。しかも、給水パイプ2の先端外周面には、内方に突出した係合鍔体11を上端に有する断面逆L字状の締付ソケット12を遊嵌しており、係合鍔体11は連結筒10のフランジ9上面に当接係合し、連結筒10の本体は、給水パイプ2の先端に伸延した状態となっている。
【0025】
また、締付ソケット12の内側面と、ケース本体5の上端に形成したネック部13の外側面とはねじ部14を介して螺合しており、締付ソケット12を介して給水パイプ2の先端の連結筒10とケース本体5のネック部13とを一体に連設している。なお、ネック部13の上端面はフランジ9の下端面に圧接している。
【0026】
従って、締付ソケット12とネック部13とをねじ部14を介して締付けると、締付ソケット12の係合鍔体11とネック部13の上端面とは係合鍔体11を介在して圧着状態となり、給水パイプ2の先端開口部とケース本体5のネック部13とが水密状態に一体化されて、給水パイプ2にケース本体5を連設した構造が完成する。
また、連結筒10の内部は、その下流側に位置する定流量弁装置6に連通する上部送水流路15を形成している。
【0027】
次に、上記の連結機構により給水パイプ2に連設されるケース本体5について説明する。
【0028】
ケース本体5は、上部ヘッドケース16と下部ヘッドケース17とよりなる。
上部ヘッドケース16は、黄銅あるいはステンレス等の金属製よりなる下端開口の略円筒状ケースとしており、その上部には金属製のネック部13を小径で一体に突出している。また、定流量弁装置6が、給水パイプ2と発電機3との間に介在している。
【0029】
定流量弁装置6は発電機3の上流側に配置されており、発電機3に流入する水の量を規制する。すなわち、上水圧等の変化があって水量水圧に変動が生起すると下流側の発電機3の羽根車(図示せず)の回転が急激に変化して発電量が不均一となったり、回転音が増大したりして、使用に支障を生起するおそれがある。従って、定流量弁装置6によって給水パイプ2からの給水を常に一定流量として発電機3に送水できるようにしている。
【0030】
下部ヘッドケース17は、その上端外周面に雄ねじを刻設し、上部ヘッドケース16の下端開口部内面に刻設した雌ねじとを螺合して上部ヘッドケース16の下端と連結可能に構成している。しかし、かかるねじ螺合構造以外に、図1に示すように、下部ヘッドケース17の上端外周面を上部ヘッドケース16の下端開口部内周面に当接した遊嵌状態とし、上部ヘッドケース16の外周面よりビス19を螺入して下部ヘッドケース17にねじ螺入してビス19を介して両ヘッドケース16,17を一体に固設することができる。
【0031】
下部ヘッドケース17の内底面中央には、発電機3の下部側を差し込み可能な開口部20が形成されていると共に、下部ヘッドケース17の外底面には散水部4をボルト30を介して一体に連設している。
【0032】
すなわち、下部ヘッドケース17の外底面に散水部4の上側面を当接してボルト30で一体に連設することにより、散水部4に下部ヘッドケース17の開口部20から突出した発電機3の下部側より送水が行われるように構成されている。
【0033】
次に、ケース本体5内に収納する発電機3について説明する。
【0034】
発電機3は、給水パイプ2と散水部4との間に配置されている。発電機3の上部側は、ケース本体5のネック部13内部とOリングを介して密着するように構成している。また、発電機3の下部側は、ケース本体5の底面中央に配設された台座29aに装着可能に構成されており、発電機3を台座29aに装着した際には、この発電機3の下部側は、ケース本体5の開口部20より一部突出するようになっている。
【0035】
また、発電機3の上部側は給水パイプ2の連結筒10内の上部送水流路15と連通し、流路を形成しており、この流路内を流れる流水を用いて照明部8に用いられる電気を発電する。
【0036】
なお、発電機3と両ヘッドケース16,17との間には、発電機3の軸方向の誤差を吸収可能なOリングが配設されている。発電機3は周方向に方向性があるため、発電機3を直接散水部4等にねじ込み固定することはできないためである。
【0037】
この発電機3の下部側の外周面には、下部ヘッドケース17と係合する係合部33を突設している。そして、この係合部33を台座29aに係合するように発電機3を下部ヘッドケース17内に配設することで、後述するようにシャワー装置1を組み付ける際には、上部ヘッドケース16を下部ヘッドケース17にねじ固定したときの発電機3の共回りを防止することができるようになっている。
【0038】
上部ヘッドケース16は、発電機3と上部ヘッドケース16との間に介在するOリング22の偏芯を防止するため、散水部4等へ直接ねじ込むことが望ましいが、上部ヘッドケース16を散水部4等へ直接ねじ込む際に、発電機3と上部ヘッドケース16との間でOリング22等を介して生じる摩擦抵抗により、発電機3に回転の力が生じ、発電機3が上部ヘッドケース16と共に回転し、ハーネス26が断線するおそれがあるためである。
【0039】
また、発電機3の下部側には逆止弁7を介設している。すなわち、逆止弁7は発電機3と散水部4との間に介在しており、逆止弁7から送水された水は、下方の散水部4に至り、シャワー水として送水される。
【0040】
すなわち、逆止弁7は、発電機3の下部側に至った給水圧により開弁すると共に、シャワーの使用を停止して止水した場合には、逆止弁7の付勢力が作用して閉弁するように構成されている。
【0041】
かかる逆止弁7は、散水部4の上流側で可及的に近接して配設されるのが望ましい。
逆止弁7は次のように機能する。
【0042】
すなわち、給水パイプ2から散水部4に至る各所、特に、発電機3内の送水路等において滞留した水が止水後もエア混入により散水部4より滴下すると、ついには発電機内の流水路28内も水の滞留がない状態となり、かえって、流水路28内にカルシウム分が析出して凝固し、羽根車等の駆動部材に支障を来すおそれがあるが、止水と共に散水部4の直近上流側で逆止弁7により送水が完全に停止されれば散水部4からの水漏れや滴下がなくなり、発電機3の流水路28を満水としておくことができ、上記の不都合が解消することになる。
【0043】
なお、逆止弁7は、発電機3の上流側に設けてもよい。この場合、定流量弁装置6として、逆止弁一体型の定流量弁装置を採用することができる。かかる構成とすることで、発電機3の下流側に逆止弁7を配置するためのスペースを設ける必要がなくなるため、シャワー装置1をコンパクトに構成することができる。
【0044】
次に、散水部4について説明する。
【0045】
散水部4は、円盤状に形成し、カバー体23と、下面に多数の散水孔24を設けた散水孔パネル25とを上下一体に重合して形成している。図中、27は、カバー体23と下面に多数の散水孔24を設けた散水孔パネル25とを上下一体に重合連設するために、散水孔パネル25周縁に立設した雌ねじ筒である。
【0046】
散水部4のカバー体23は、中央を隆起させて接合凸部29を形成し、この接合凸部29を下部ヘッドケース17の外底面にボルト30にて一体に連設することにより、ケース本体5に散水部4を連設している。
【0047】
しかも、発電機3の下部側が下部ヘッドケース17の開口部20より一部突出し、接合凸部29内の台座29aに埋設されて接合凸部29内から散水孔パネル25に至るシャワー送水路31に連通されている。従って、発電機3の羽根車を回転作動し発電機3の下部側に至った流水は、そこから散水部4の散水孔24に送られて散水される。
【0048】
散水部4の周縁内部には、LED等の照明部8が配設されており、散水部4を透光性の材質とすることにより、発電機3からの電流を利用して散水部4の周縁を照明することができる。図中、26は、発電機3と照明部8とを接続したハーネスを示す。
【0049】
本実施形態のシャワー装置1は、以上のように構成されており、かかるシャワー装置1を組み付けるに際しては、まず、給水パイプ2の先端に連結筒10と締付ソケット12とを装着して給水パイプ2へケース本体5を連結する準備をする。
【0050】
他方、ケース本体5と散水部4との連結に際しては、下部ヘッドケース17の下底面に散水部4の接合凸部29を連設して、下部ヘッドケース17と散水部4とを一体連設構造とする。
【0051】
次いで、一体のユニットとなった発電機3の下部側を下部ヘッドケース17の開口部20より下方に突き出すようにして下部ヘッドケース17内に発電機3を配設し、その先端部分を散水部4の接合凸部29に配設した台座29aに埋設状態とする。ここで、発電機3は、その下部側の外周面に形成された係合部33が台座29aに係合するように取り付けられるため、発電機3の散水部4に対する相対回転が規制される。
【0052】
次いで、発電機3を載置した下部ヘッドケース17上に上部ヘッドケース16を上方より覆せて両ケース16,17を一体連設構造とし、下部ヘッドケース17上に載置した発電機3を上部ヘッドケース16でケーシングした状態とする。この際に下部ヘッドケース17のネック部13内に、発電機3の上部側をOリング22を介在させて密着させて配設させる。する。また、前記のとおり上部ヘッドケース16の散水部4に対する相対的な回転が規制されることから、下部ヘッドケース17に対する上部ヘッドケース16のねじ込みに際して、Oリング22を介する上部ヘッドケース16と発電機3との共回りが防止される。
【0053】
この状態では、発電機3はケース本体5内に収納されているものの、発電機3の上部側とケース本体5のネック部13、及び発電機3の下部側と台座29aとの当接構造によって発電機3はケース本体5内で他の部材との直接連設構造を介することなく収納されている。
【0054】
このように、ケース本体5内にユニットとしての発電機3を収納した状態で、ケース本体5の上部のネック部13を、締付ソケット12を介して給水パイプ2と一体の連結筒10に連結する。このようにして、シャワー装置1の取付けが完了する。
【0055】
従って、かかるシャワー装置1の構造においては、オーバーヘッド仕様の散水部4の自重による負荷や散水部4に不用意にかかる負荷は、金属製のケース本体5を介して給水パイプ2に伝播されるのみで、ケース本体5内の発電機3に直接がかかることない。更には、金属製のケース本体5に外方から衝撃がかかってもケース本体5が金属としての強度を有して内方の発電機3に衝撃負荷を伝えることがないので、構造をコンパクト化しながら内部の発電機3を充分に保護することが出来る。
【0056】
以上、本実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0057】
例えば、図2に示すように、散水部4の散水孔パネル25周縁に、透光あるいは導光自在な素材で構成したスカート状の笠体32を連設することもできる。
【0058】
かかる構成とすることで、照明部8からの光は散水孔パネル25周縁で放光すると共に、その光が笠体32を伝播して笠体32の自由端面からも放光し、光の装飾的効果と照明効果を共に向上することが出来る。
【0059】
また、シャワー装置1は浴室内の壁に突設して装置される場合以外にも、天井面に散水部4を略面一に配設し、天井内部に給水パイプ2や発電機3内蔵のケース本体5を配置する構成とすることも可能である。
【符号の説明】
【0060】
1 シャワー装置
2 給水パイプ
3 発電機
4 散水部
5 ケース本体
6 定流量弁装置
7 逆止弁
8 照明部
9 フランジ
10 連結筒
11 係合鍔体
12 締付ソケット
13 ケース体のネック部
14 ねじ部
15 上部送水流路
16 上部ヘッドケース
17 下部ヘッドケース
19 ビス
20 開口部
22 Oリング
23 カバー体
24 散水孔
25 散水孔パネル
26 ハーネス
27 雌ねじ筒
28 流水路
29 接合凸部
29a 台座
30 ボルト
31 シャワー送水路
32 笠体
33 係合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
給水パイプと、該給水パイプから供給される水の流れにより発電する発電機と、該発電機を介した水を散水させる散水部とを備えるシャワー装置において、
前記給水パイプと前記散水部とを金属製のケース本体により一体的に連結するとともに、該ケース本体内に前記発電機を収容したことを特徴とするシャワー装置。
【請求項2】
前記給水パイプと前記発電機との間に定流量弁装置を介設したことを特徴とする請求項1に記載のシャワー装置。
【請求項3】
前記発電機から前記散水板への水の流れに対する逆止弁を前記発電機と前記散水板との間に介設することを特徴とする請求項1又は2に記載のシャワー装置。
【請求項4】
前記ケース本体は、前記散水部に対して所定の回転方向に回転させられて固定されるものであり、
前記発電機は、前記ケース本体に対する前記回転方向に沿う周方向の相対的な回転を規制する係合部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシャワー装置。

【図1】
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【図2】
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