説明

シューター及び移載システム

【課題】物品を積込みパレットに効率よく移載することのできるシューターを提供する。
【解決手段】物品を下方に落下させる落下装置と落下された物品を収納する収納物品との間に設置されたシューター10を、樋状のシューター本体11と、シューター本体11を、水平面に対して、シューター本体11の長さ方向の一端が上側になるときには他端が下側になり、一端が下側になるときには他端が上側になるように傾ける傾斜機構12とから構成し、シューター本体11の凹部に落下してきた物品の落下方向を2方向に切り換えることができるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、落下装置から落下された物品の落下速度を緩和するためのシューターと、物品を搬送してパレットに移載する移載システムとに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、粉末状の添加剤等をパックした物品を運搬して保管する際には、それらをコンベヤ等で搬送し、コンベヤベルトから、コンベヤの下部に設置された保管用の収納パレット等に移載するようにしている。このとき、コンベヤと収納パレットとの間に、例えば、図8に示すようなシューター装置50を配置して、コンベヤから落下される物品53の落下速度を緩和するとともに、落下された物品53を図示しない積込みパレットの所定の位置に落下させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
このシューター装置50は、断面がU字形状で、かつ、物品が落下してくる側である入り口51A側の曲率半径R1が物品が排出される側である出口52A側の曲率半径R2よりも大きく形成されたシューター本体51と、このシューター本体51を振動させる振動手段52とを備えており、落下された物品53に振動を加えながら物品53を出口52A側の中心近傍に誘導することにより、物品53を、積込みパレットの所定の位置に精度よく移載することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平09−208040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、物品53を積込みパレット内に整列配置させるためには、1個の物品53を落下させる毎に、積込みパレットを移動させる必要があり、移載効率の点で改良が求められていた。
【0005】
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、物品を積込みパレットなどのパレットに効率よく移載することのできるシューターと、このシューターを備えた移載システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の請求項1に記載の発明は、物品を下方に落下させる落下装置と落下された物品を収納する収納物品との間に設置されたシューターであって、樋状のシューター本体と、前記シューター本体を、水平面に対して、シューター本体の長さ方向の一端が上側になるときには他端が下側になり、一端が下側になるときには他端が上側になるように傾ける傾斜機構とを備えたことを特徴とする。
このような構成を採ることにより、シューターを、シューター本体の長さ方向の手前側と奥側との2つの方向に傾斜させることができるので、物品の落下速度を緩和することができるとともに、シューターもしくは収納部材の位置を移動させることなく、または、少ない移動量で、物品を収納部材の異なる2箇所に落下させることができる。したがって、物品積代えなどの作業時間を短縮でき、生産性を向上させることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記傾斜機構が、前記シューター本体の長さ方向の中心に設けられた回転支持部材と、前記回転支持部材に設けられたピン部材に取付けられたクランクアームと、前記クランクアームに連結されたロッドを備えこのロッドをシューター本体の長さ方向に伸縮させるシンリンダ装置とを備えたことを特徴とする。
これにより、ロッドをシューター本体の長さ方向に伸縮させるという簡単な操作でシューター本体を長さ方向の中心を中心として回転させることができるので、シューターを異なる2つの方向に容易に傾斜させることができる。
【0008】
請求項3に記載の発明は、移載する物品を搭載する基台と、この基台の直下に配置されて、前記基台から落下される物品を収納するパレットと、このパレットと前記基台との間に設置されたシューターとを備えた移載システムであって、前記基台が、前記パレット側に開閉可能に取付けられた蓋部材を備え、前記シューターが、請求項1または請求項2に記載のシューターであることを特徴とする。
これにより、パレットもしくはシューターの位置を移動させることなく、搬送された物品をパレットの異なる2つの位置に落下させることができる。したがって、物品積代えなどの作業時間を短縮でき、生産性を向上させることができる。
【0009】
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施の形態に係るシューターの構成を示す図である。
【図2】シューターの動作を説明するための図である。
【図3】本実施の形態に係る粉体パック製品の移載システムを示す模式図である。
【図4】基台の詳細を示す図である。
【図5】積込み部の詳細を示す図である。
【図6】粉体パック製品の積込みパレットへの積込み状態を示す図である。
【図7】粉体パック製品の積込みパレットへの積込み状態を示す図である。
【図8】従来のシューターの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0012】
図1は、本実施の形態に係るシューター10の構成を示す図である。
このシューター10は、長さ方向に垂直な断面が半円状の樋状のシューター本体11と、このシューター本体11を傾斜させる傾斜機構12とを備える。
ここで、シューター本体11の長さ方向をx方向、幅方向をy方向、落下方向である上下方向をz方向とする。また、x方向を前後方向、y方向を左右方向とする。
傾斜機構12は、上部がシューター本体11の外周側の側面11aのほぼ中心に取付けられて下方に突出する回転支持部材13と、この回転支持部材13の下端に設けられたピン14と、一端がピン14に取付けられたクランクアーム15と、クランクアーム15の他端に連結されたロッド16aを備えロッド16aをシューター本体11の長さ方向に伸縮させるアクチュエータ16とを備えたクランク機構とを備える。なお、符号17は、シューター本体11の外周側の側面11aのピン14が設けられた側とは反対側に設けられた補助ピンで、シューター本体11の左右の側面にピン14,17を配置することで、シューター本体11をスムースに傾斜させることができる。
本例では、アクチュエータ16として、シリンダ16bとシリンダ16b内を摺動するピストン16cと一端がピストン16cに取付けられたロッド16aから成るエアシリンダ装置を用いた。なお、エアシリンダ装置に代えて、油圧シリンダ装置を用いてもよい。また、シリンダ装置としては、水平,+傾き,−傾きの3ポジションに対応するための、2段階のストロークのシリンダ装置が使用できる。
【0013】
ピン14は、回転支持部材13の下方からシューター本体11の幅方向であるy方向に突出するように取付けられている。したがって、ロッド16aを伸長させることにより、クランクアーム15を介して、回転支持部材13を回転させることができる。
これにより、シューター本体11は、ピン14を中心に回転することで、水平面に対して、シューター本体11の長さ方向の一端が上側になるときには他端が下側になり、一端が下側になるときには他端が上側になるように回転する。すなわち、シューター本体11を、シューター本体11の長さ方向を含む鉛直面内であるzx平面内において、右回りにも左回りにも回転させることができるので、シューター本体11を異なる2つの方向に傾斜させることができる。なお、ピン14の他端と補助ピン17の他端とは、図示しない、シューター保持部材(固定部)に回転自在に取付けられているものとする。
例えば、図2(a)に示すように、アクチュエータ16を稼働してロッド16aを収縮させると、シューター本体11はロッド16aの伸長方向(以下、前側という)に傾斜する。したがって、シューター本体11の凹部(内面11b)に落下してきた品物1をシューター本体11の前側に落下させることができる。一方、図2(b)に示すように、ロッド16aを伸長させると、シューター本体11はロッド16aの伸長方向とは反対方向(以下、後側という)に傾斜するので、シューター本体11の凹部に落下してきた品物1をシューター本体11の後側に落下させることができる。
【0014】
次に、本発明の移載システムについて説明する。
本例では、添加剤等の粉体を薄いフィルムでパッキングした製品(以下、粉体パック製品という)を移載する場合について説明する。
図3に示すように、本例の移載システム20は、搭載部20Aと搬送部20Bと積込み部20Cと回収部20Dとを備え、基台21上に搭載された粉体パック製品30を搬送コンベヤ22にて搬送し、これを積込みパレット23に移載する。空の基台21は回収コンベヤ24にて回収される。
【0015】
基台21は、図4に示すように、2枚の平板21Pを備えている。この2枚の平板21Pは、それぞれ、固定板21mと、これらの固定板21mに、ヒンジなどにより、下方に向かって回転可能に取付けられた蓋部21nと、支持板21mの裏面側(粉体パック製品30を搭載する側とは反対側)に取付けられて、蓋部21nを開閉する開閉機構21Kとを備えている。
開閉機構21Kとしては、例えば、シリンダ21pとこのシリンダ21p内の図示しないピストンに接続されたロッド21qとを備えたリニアアクチュエータと、ロッド21qの先端に設けられて蓋部21nの下側を支持する支持部材21rとを備えた開閉機構を用いることができる。
ロッド21qが伸長している状態では、支持部材21rは蓋部21nを下側から支持して、蓋部21nを閉状態としている。一方、ロッド21qが縮小すると、蓋部21nは支持部材21rに支持されないので、蓋部21nは下方に開く。したがって、基台21上に搭載された粉体パック製品30を下方に落下させることができる。
【0016】
始めに、搭載部20Aにて、空の基台21上に、新たに移載する粉体パック製品30を搭載する。
粉体パック製品30を搭載した基台21は、搬送部20Bの搬送コンベヤ22により積込み部20Cに搬送される。
積込み部20Cには、図5に示すように、基台設置台40が設置されており、この基台設置台40の下方には、粉体パック製品30を整列して収納するための積込みパレット23がセットされている。
なお、基台設置台40の一方の側には、積込み前の積込みパレット23が積み重ねられており、他方の側には、所定の数(例えば、前後方向4列×左右方向4列=16パック)の粉体パック製品30が整列されて収納された積込み後の積込みパレット23が積み重ねられている。
【0017】
基台設置台40は、基台21を構成する2枚の平板21Pの固定坂21mの蓋部21nとは反対側を支持するための2本のレール41と、このレール41を基台設置台40の所定の位置まで移動させるレール移動手段42とを備えている。このレール移動手段42としては、例えば、ワイヤ42Wによりレール41を牽引するワイヤ式牽引装置などを用いることができる。
搬送コンベヤ22により搬送されてきた基台21は、基台設置台40のレール41上に移動して停止する。レール移動手段42はレール41を搬送コンベヤ22とは反対方向に移動させ、基台21が積込みパレット23の直上に来た時点で停止する。
そして、基台設置台40上において、開閉機構21Kのロッド21qを縮小させることにより、蓋部21n,21nを下方に開いて、基台21上の粉体パック製品30を積込みパレット23に落下させる。
なお、レール41の高さを搬送コンベヤ22の高さと同じか若干低くしておくと、基台21を搬送コンベヤ22から基台設置台40にスムースに移動させることができる。
【0018】
本例では、基台設置台40と積込みパレット23との間に、シューター10を設置して、基台21から落下される粉体パック製品30の落下方向を2方向に切り換え可能としている。したがって、積込みパレット23を移動させることなく、または、少ない移動量で、積込みパレット23の前,後の2箇所に粉体パック製品30を落下させて整列させることができる。
図6(a),(b)は粉体パック製品30A,30Bの移載方法を示す図である。
まず、基台21に搭載されて先に落下する粉体パック製品30Aを積込みパレット23に移載する。このとき、図2(a)に示すように、シューター10を前方に傾斜させることにより、粉体パック製品30Aを積込みパレット23の前方の所定の位置23Aに落下させるようにする。粉体パック製品30Aを落下させた後には、開閉機構21Kのロッド21qを伸長させることで、蓋部21n,21nを閉じた後、レール41を、更に搬送コンベヤ22とは反対方向に移動させることにより、空になった基台21Aを回収部20Dの回収コンベヤ24に送る。
なお、回収コンベヤ24の高さをレール41より若干低くしておくと、空になった基台21を基台設置台40から回収コンベヤ24にスムースに移動させることができる。
次に、基台21Bに搭載されて搬送された粉体パック製品30Bを積込みパレット23に移載する際には、図2(b)に示すように、シューター10を後方に傾斜させて粉体パック製品30Bを積込みパレット23の後方の所定の位置23Bに落下させる。これにより、積込みパレット23の位置もしくはシューター10の位置を動かすことなく、または、少ない移動量で、粉体パック製品30A,30Bを積込みパレット23の所定の位置23A,23Bに移載することができる。
なお、基台21Bも、基台21Aと同様に、粉体パック製品30Bを落下させた後には蓋部21n,21nを閉じた後、回収コンベヤ24に送られる。
【0019】
更に、図7(a),(b)に示すように、次に搬送される基台21C,21Dから粉体パック製品30C,30Dを積込みパレット23に移載する際には、積込みパレット23を予め所定の距離だけ前方に移動させておき、基台21A及び基台21Bの場合と同様に、移動後の積込みパレット23の前,後の2箇所23C,23Dに粉体パック製品30C,30Dを落下させて整列させることができる。
次に、前後方向4列の積込みが完了した時点で、今度は、積込みパレット23を予め所定の距離だけ左側に移動させて、左右方向の第2列目に粉体パック製品30を整列させながら収納する。
このような動作を繰り返すことにより、積込みパレット30に前後方向4列×左右方向4列=16パックの粉体パック製品30を整列させながら収納することができる。
所定数の粉体パック製品30が収納された積込みパレット23は、積込み後の積込みパレット23の上に積み重ねられ、積込み箇所には、新たな積込みパレット(空の積込みパレット)23がセットされる。
【0020】
このように、本実施の形態では、積込みパレット23と基台21との間に設置されて粉体パック製品30の落下速度を緩和するシューター10を、長さ方向に垂直な断面が略U字状である樋状のシューター本体11と、このシューター本体11を長さ方向の前側と後側とに傾斜させる傾斜機構12とから構成し、シューター本体11の凹部(内面11b)に落下してきた粉体パック製品30の落下方向を2方向に切り換え可能としたので、積込みパレット23を移動させることなく、または、少ない移動量で、粉体パック製品30を積込みパレット23の異なる位置に落下させることができる。したがって、粉体パック製品30の積代え作業を短時間で行うことができ、生産性を向上させることができる。
このとき、傾斜機構12を、シューター本体11の外周側の側面11aのほぼ中心に取付けられた回転支持部材13と、この回転支持部材13の下端に設けられたピン14と、一端がピン14に取付けられたクランクアーム15と、クランクアーム15の他端に連結されたロッド16aを備えロッド16aをシューター本体11の長さ方向に伸縮させるアクチュエータ16とから構成することにより、シューター本体11をスムースに傾斜させることができる。
【0021】
なお、前記実施の形態では、粉体パック製品30を基台21から積込みパレット23に移載する例について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、パックしないゴム製品やタイヤ構成部品、あるいは、他の袋状物や塊状物や容器類などの、搬送された物品を正確な位置に積込むことが必要な移載システムにも適用可能である。また、粉体パック製品30の中身は、天然ゴムや合成ゴムなどの原材料や、シリカ粉末などの添加剤や配合薬品などであってもよい。
また、前記例では、シューター本体11の断面を半円状としたが、これに限るものではなく、Uの字状などのように、粉体パック製品30を受ける面が凹状の滑らかな曲線であればよい。また、移載する物品が柔らかい場合には、シューター本体11の幅を十分に確保するとともに、開口部に当たる上部側端面の角部をR形状とすることが好ましい。これにより、万が一、コンベヤ22から落下する物品の落下位置がずれてしまった場合でも、物品が角部に引掛かることがないので、物品を更に速やかに移載することができる。
【0022】
また、前記例では、粉体パック製品30A,30Bを積込みパレット23の前後の異なる位置に落下させた後、積込みパレット23を前方に移動させたが、シューター10を移送させる装置を設けて、シューター10を後方に移動させてもよい。
また、積込みパレット23への整列順としては、左右の列が完成した後に前後の列を完成させるようにしてもよい。この場合も、移動させるものは積込みパレット23に限定されず、シューター10もしくはシューター10と積込みパレット23の両方を移動させてもよい。いずれにしても、本発明のシューター10を用いれば、粉体パック製品30を積込みパレット23の前後もしくは左右の異なる位置に落下させることができるので、移載効率を向上させることができる。
【0023】
また、前記例では、クランク機構から成る傾斜機構12により、シューター本体11を回転させる構成としたが、ラック・ピニオン機構やスプロケット,チェーン,モータを用いた傾斜機構などの他の直進・回転変換機構を用いてシューター本体11を傾斜させるようにしてもよい。あるいは、シューター本体11に幅方向に延長する回転軸を取付け、この回転軸を直接モータで回転させることにより、シューター本体11を傾斜させるようにしてもよい。
【0024】
また、前記例では、リニアアクチュエータを用いた開閉機構21Kにより蓋部21n,21nを開放して粉体パック製品30をシューター10に落下させたが、電磁ソレノイドと復帰バネとを用いた開閉機構などの他の開閉機構を用いてもよい。
また、基台21を傾けるなど、他の落下手段を用いて粉体パック製品30をシューター10に落下させてもよい。
更には、粉体パック製品30を直接把持してシューター10の直上に移動させた後、落下させてもよい。
【0025】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0026】
このように、本発明によれば、粉体パック製品などの物品の落下速度を緩和できるとともに、物品を積込みパレットに効率良く移載させることができるので、作業時間を短縮することができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【符号の説明】
【0027】
10 シューター、11 シューター本体、12 傾斜機構、13 回転支持部材、
14 ピン、15 クランクアーム、16 アクチュエータ、16a ロッド、
16b シリンダ、16c ピストン、
20 移送システム、20A 搭載部、20B 搬送部、20C 積込み部、
21 基台、22 搬送コンベヤ、23 積込みパレット、30 粉体パック製品、
40 基台設置台、41 レール、42 レール移動手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を下方に落下させる落下装置と落下された物品を収納する収納部材との間に設置されたシューターであって、
樋状のシューター本体と、
前記シューター本体を、水平面に対して、シューター本体の長さ方向の一端が上側になるときには他端が下側になり、一端が下側になるときには他端が上側になるように傾ける傾斜機構とを備えたことを特徴とするシューター。
【請求項2】
前記傾斜機構は、
前記シューター本体の長さ方向の中心に設けられた回転支持部材と、
前記回転支持部材に設けられたピン部材に取付けられたクランクアームと、
前記クランクアームに連結されたロッドを備えこのロッドをシューター本体の長さ方向に伸縮させるアクチュエータとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシューター。
【請求項3】
移載する物品を搭載する基台と、
この基台の直下に配置されて、前記基台から落下される物品を収納するパレットと、
このパレットと前記基台との間に設置されたシューターとを備えた移載システムであって、
前記基台が、前記パレット側に開閉可能に取付けられた蓋部材を備え、
前記シューターが、請求項1または請求項2に記載のシューターであることを特徴とする移載システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−73802(P2011−73802A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−224310(P2009−224310)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】