説明

ショッピングトレンドを用いた広告実行システムおよび方法

【課題】ショッピングトレンドを用いた広告実行システムおよび方法を提供する。
【解決手段】ショッピングトレンドを用いた広告実行方法は、広告対象ショッピングモールの販売商品を順位化するステップと、順位化された商品リストを用いて広告対象ショッピングモールと関連したショッピングトレンド広告を生成するステップと、生成されたショッピングトレンド広告を露出するステップとを含む。このため、ユーザが関心を持つ人気商品を広告として提供することができ、ユーザの嗜好に合う最適化された広告を提供することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショッピングトレンドを用いた広告実行システムおよび方法に関し、より詳細には、特定ショッピングモールの特定カテゴリに対する人気商品リストを予め設定された時間ごとに抽出して自動で広告を生成および露出させるリアルタイム広告生成システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ウェブページなどを介した広告方法において、特定ウェブページ内にバナー広告などを配置して特定商品またはサービスを広告する方法が用いられている。例えば、ユーザがポータルサイトなどを介してニュース記事などを検索するとき、このニュース記事が掲載されたウェブページ上にバナー広告などが掲載されるようにしてユーザの関心を誘導する広告方法が用いられている。しかしながら、従来のこのようなバナー広告などは、ユーザの関心事や嗜好とは関係なくランダムに広告が露出される場合が多く、ユーザにとって有用な製品情報を提供することが困難であったし、これによってユーザの関心を得ることが困難で広告の効果も微弱であった。
【0003】
したがって、ユーザが多く検索する最新流行商品などをリアルタイムで把握して広告露出を行うことができる方法が切に求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたものであって、ユーザが関心を持つ人気商品を広告として提供することで、ユーザの嗜好に合う最適化された広告を提供することができる広告実行システムおよび方法を提供することを目的とする。
【0005】
また、本発明は、ユーザの購買度が高い商品を抽出して広告露出することで、さらに多くの購買を誘導することができる広告実行システムおよび方法を提供することを他の目的とする。
【0006】
また、本発明は、予め設定された時間間隔で人気商品を抽出して広告を自動生成することで、別途の広告素材製作を必要とせず、時々刻々と変化するユーザの購買度変化を広告にリアルタイムで反映することができる広告実行システムおよび方法を提供することを他の目的とする。
【0007】
また、本発明は、広告主が広告進行商品のカテゴリを設定できるようにし、広告が露出される紙面または広告主の意図に応じて選択的に広告を提供することができる広告実行システムおよび方法を提供することを他の目的とする。
【0008】
また、本発明は、在庫が基準個数以下である販売商品は除外して順位化するようにし、自動で在庫をチェックすることができる広告実行システムおよび方法を提供することを他の目的とする。
【0009】
さらに、本発明は、生成された広告露出を介して特定商品がユーザに選択された場合にこれを記録し、この広告を介した広告進行結果データを算出することができる広告実行システムおよび方法を提供することをさらに他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的を達成するために、本発明の一実施形態に係るショッピングトレンドを用いた広告実行方法は、広告対象ショッピングモールの販売商品を順位化するステップと、前記順位化された商品リストを用いて前記広告対象ショッピングモールと関連したショッピングトレンド広告を生成するステップと、前記生成されたショッピングトレンド広告を露出するステップとを含む。
【0011】
本発明の一側面によれば、ショッピングトレンドを用いた広告実行方法は、前記ショッピングトレンド広告のための広告進行カテゴリを決定するステップをさらに含むことができる。
【0012】
本発明の一実施形態に係るショッピングトレンドを用いた広告実行システムは、広告対象ショッピングモールの販売商品を順位化するショッピングサーバと、前記順位化された商品リストを用いて前記広告対象ショッピングモールと関連したショッピングトレンド広告を生成するための広告サーバとを備える。
【0013】
本発明の一側面によれば、ショッピングトレンドを用いた広告実行システムは、前記ショッピングサーバから前記順位化された商品リストを受信および格納し、これを前記広告サーバに提供するブリッジサーバをさらに備えることができる。
【0014】
本発明の一側面によれば、ショッピングトレンドを用いた広告実行システムにおいて、前記ショッピングサーバは、前記広告対象ショッピングモールの商品情報を格納するショッピングデータベースと、前記広告対象ショッピングモールの商品を順位化し、前記順位化された商品リストを抽出する人気商品順位リスト抽出部とをさらに備えることができる。
【0015】
本発明の一側面によれば、ショッピングトレンドを用いた広告実行システムにおいて、前記人気商品順位リスト抽出部は、製品別の購買回数、クリック回数、および検索回数のうちの少なくとも1つを用いて前記人気商品順位を算定することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ユーザが関心を持つ人気商品を広告として提供することで、ユーザの嗜好に合う最適化された広告を提供することができる広告実行システムおよび方法を提供することができる。
【0017】
また、本発明によれば、ユーザの購買度が高い商品を抽出して広告露出することで、さらに多くの購買を誘導することができる広告実行システムおよび方法を提供することができる。
【0018】
また、本発明によれば、予め設定された時間間隔で人気商品を抽出して広告を自動生成することで、別途の広告素材製作を必要とせず、時々刻々と変化するユーザの購買度変化を広告にリアルタイムで反映することができる広告実行システムおよび方法を提供することができる。
【0019】
また、本発明によれば、広告主が広告進行商品のカテゴリを設定できるようにし、広告が露出される紙面(広告露出ページ)または広告主の意図に応じて選択的に広告を提供することができる広告実行システムおよび方法を提供することができる。
【0020】
また、本発明によれば、在庫が基準個数以下である販売商品は除外して順位化するようにし、自動で在庫をチェックすることができる広告実行システムおよび方法を提供することができる。
【0021】
さらに、本発明によれば、生成された広告露出を介して特定商品がユーザに選択されればこれを記録し、前記広告を介した広告進行結果データを算出することができる広告実行システムおよび方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施形態において、人気商品抽出を介したリアルタイム広告生成システムを概括的に示す図である。
【図2】本発明の一実施形態において、人気商品抽出を介したリアルタイム広告生成方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態において、順位化された商品リストを抽出して広告を生成する具体的な過程を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態において、人気商品抽出を介したリアルタイム広告生成システムの構成を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態において、広告生成部の内部構成を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態において、人気商品抽出を介したリアルタイム広告生成方法を用いた広告露出画面の一例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明するが、本発明がこれらの実施形態によって制限または限定されることはない。図中、同じ参照符号は同じ部材を示す。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態において、ショッピングトレンドを用いた広告実行システムを概括的に示す図である。
【0025】
図1を参照すれば、広告サーバ103は、広告しようとするショッピングモール(オンラインショッピングモール、サイバーショッピングモール、電子ショッピングモールとも称される)およびショッピングモールの商品カテゴリを選択する。このとき、該当ショッピングモールの選択は、広告サーバ103に予め格納されたショッピングモールリストから予め設定された基準に応じて選択することができ、商品カテゴリの場合は広告主によって選択されたカテゴリに基づいて決定することができる。すなわち、広告主は、広告主端末101などを介して商品カテゴリを自由に選択することができ、選択されたカテゴリに対して商品の人気順位を抽出する。
【0026】
ショッピングサーバ102は、広告サーバ103から選択されたショッピングモールおよび選択された商品カテゴリに対する人気商品順位リストの送信が要請される場合、人気商品順位リストを広告サーバ103に送信する。このとき、ショッピングサーバ102と広告サーバ103の間にブリッジサーバ(図示せず)を存在させることができ、ショッピングサーバ102に対する人気商品順位リストの要請および広告サーバ103に対する人気商品順位リストの送信は、ブリッジサーバを媒介として進めることができる。ブリッジサーバを媒介とした人気商品順位リストの要請および送信は、図4を参照しながら詳細に説明する。
【0027】
また、人気商品リストを順位化して順位化データを保持することにおいては、ショッピングサーバ102は、予め設定された時間間隔で商品を予め設定された基準に応じて順位化して順位化データを格納することができる。
【0028】
広告サーバ103は、ショッピングサーバ102から人気商品順位リストを受信した後、広告サーバ103に格納された広告基礎データと人気商品順位リストを組み合わせて広告データを生成し、広告データに基づいて広告を生成してウェブページ104などに露出する。
【0029】
図2は、本発明の一実施形態において、ショッピングトレンドを用いた広告実行方法を示すフローチャートである。
【0030】
図2を参照すれば、ステップS210で、人気商品抽出を介した広告生成詳細情報を設定することができる。このとき、広告生成のための詳細情報は、広告対象ショッピングモールおよび商品カテゴリのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0031】
ここで、商品カテゴリの場合、広告主の必要に応じて自由に選択することができ、1つまたはそれ以上のカテゴリを複数で選択することもできる。すなわち、広告主が広告進行商品のカテゴリを設定できるようにし、広告が露出される紙面または広告主の意図に応じて選択的に広告を提供することができる。このとき、1つのカテゴリのみを選択する場合には該当カテゴリに対してのみ順位リストを抽出し、複数のカテゴリを選択する場合には複数のカテゴリを統合して順位リストを抽出することができる。
【0032】
ステップS220では、選択されたショッピングモールおよび商品カテゴリに対する順位化プロセスを進める。順位化プロセスは、予め設定された時間ごとに予め設定された基準に応じて進めることができる。例えば、広告サーバから選択されたショッピングモールおよび商品カテゴリに対する人気商品順位リストの要請があれば、ショッピングサーバは、予め格納された時間(例:5秒)間隔で商品カテゴリ内の製品に対する順位化プロセスを進める。すなわち、予め設定された時間間隔で人気商品を抽出して広告を生成することで、時々刻々と変化するユーザの購買度変化を広告にリアルタイムで反映することができる。
【0033】
このとき、各商品の順位化プロセスは、予め設定された基準に応じて進めることができ、予め設定された基準は、製品別の購買回数、クリック回数、検索回数のうちの少なくとも1つを含むことができる。例えば、選択されたカテゴリ内の商品それぞれに対して順位点数を抽出することができ、順位点数は、製品別の購買回数、クリック回数、および検索回数それぞれに加重値を適用して合算した加重合の大きさに応じて販売商品を順位化することができる。ここで、選択されたカテゴリが複数であれば、複数のカテゴリ内のすべての商品に対して順位点数を抽出し、抽出された順位点数に基づいて人気商品を順位化することができる。
【0034】
また、各商品の順位化は、在庫が基準個数以下である販売商品は除外して実行することができる。在庫が基準個数以下である場合、広告露出されてユーザが選択したとしても販売が円滑になされない恐れがあるため、これを除外して順位化し、広告に露出しないようにできる。したがって、このような場合、各商品順位化プロセスにおいて継続して商品の在庫をチェックするため、広告生成と共に自動で在庫をチェックする効果が生じ得る。
【0035】
ステップS230では、ステップS220で順位化された商品のリストを抽出し、抽出された商品リストに基づいてリアルタイム広告を生成する。すなわち、順位化された商品のリストを用いて広告を生成することで、ユーザが関心を持つ人気商品を広告として提供することができ、ユーザは最新流行商品を広告を介して見ることができる。また、広告主の立場においても、ユーザの購買度が高い商品を抽出して広告露出することで、さらに多くの購買を誘導することができる。
【0036】
このとき、順位化された商品リストを抽出するプロセスは、予め設定された時間ごとまたは広告サーバの要請時ごとに実行することができる。ここで、ステップS230の具体的な過程は、図3を参照しながらより詳細に説明する。
【0037】
ステップS240では、ステップS230で生成した広告をウェブページなどに露出する。このとき、生成された広告の露出は、ウェブページだけではなく、広告の露出が可能な各種アプリケーション、メッセンジャー、その他の多様な媒体を含むことができる。
【0038】
図3は、本発明の一実施形態において、順位化された商品リストを抽出して広告を生成する具体的な過程を示す図である。
【0039】
図3を参照すれば、ステップS301では、ステップS220で順位化された商品のリストを用いて広告データを生成するために、順位化された人気商品順位リストを要請する。このとき、人気商品順位リストは、時間の変化に応じて変化するデータであるため、人気商品順位リストの要請を予め設定された時間ごとに行うようにし、時間の変化による変化した商品順位リストを周期的に広告に反映することができる。
【0040】
例えば、ステップS220で順位化された商品のリストのうち、予め設定された個数だけ(例:上位10個)のリスト(目録)を要請することもできるし、予め設定された時間(例:5秒)ごとに変化する商品順位リストの送信を要請することもできる。
【0041】
ステップS302では、人気商品順位リストに基づいて広告データを生成する。このとき、広告データは、人気商品順位リストデータおよび広告サーバに予め格納された広告基礎データを用いて生成することができる。したがって、人気商品順位リストデータおよび広告サーバに予め格納された広告基礎データを抽出して広告を自動生成することで、別途の広告素材製作を必要としないため、広告主などは広告製作時の素材製作の負担を減らすことができる。
【0042】
例えば、人気商品トップ10のリストの送信を受けて広告サーバに予め格納された基礎データと組み合わせ、XMLデータを生成することができる。
【0043】
ステップS303では、生成された広告データを用いてリアルタイム広告を生成することができる。例えば、ステップS302で生成したXMLデータを用いて最終的に露出しようとする広告を生成することができる。このとき、各順位の商品に対してユーザがマウスクリックなどによって商品を選択すれば、該当ショッピングモール商品情報ページに移動できるように各商品にリンクを設定するステップをさらに含むこともできる。すなわち、各商品に対するリンク設定を介して各商品に対する詳細情報ページに直接移動することができる。
【0044】
図4は、本発明の一実施形態において、人気商品抽出を介したリアルタイム広告生成システムの構成を説明するためのブロック図である。
【0045】
図4を参照すれば、人気商品抽出を介したリアルタイム広告生成システムは、ショッピングサーバ410と、ブリッジサーバ420と、広告サーバ430とを備える。
【0046】
ショッピングサーバ410は、ショッピングモール商品情報を格納し、選択されたカテゴリ内の商品に対する順位化プロセスを実行する。このとき、ショッピングサーバ410は、ショッピングモール商品の情報を格納するためのショッピングデータベース(DB)412およびショッピングモールの選択されたカテゴリ内の商品に対する順位リストを抽出するための人気商品リスト抽出部411を備えることができる。
【0047】
ショッピングデータベース412は、ショッピングモールで販売される商品に対する詳細情報を格納し、各商品に対する購買回数、商品がクリックされた回数、商品が検索された回数のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0048】
人気商品リスト抽出部411は、選択されたカテゴリ内の商品順位を算定し、算定された人気商品順位リストを抽出する。このとき、商品順位算定は、予め設定された時間ごとに進められるようにでき、予め設定された基準に応じて商品順位を算定するようにできる。
【0049】
例えば、商品順位を算定する基準として製品別の購買回数、クリック回数、検索回数を予め設定したとすれば、各基準に加重値を置いて順位化点数を算定し、算定された順位化点数に応じて各製品を順位化することができる。順位化点数を算定する具体的な一例として、製品別の購買回数にXを乗算した値、クリック回数にYを乗算した値、検索回数にZを乗算した値をすべて加えて順位化点数を算定することができる(ここで、X、Y、Zは、実験などに基づいて決定される値であり、具体的な状況に応じて変動が可能な値とすることができる)。
【0050】
すなわち、商品を順位化する基準として製品別の購買回数、クリック回数、検索回数などのショッピングトレンドを反映することができる基準を用いることで、現在のショッピングトレンドを広告に反映して広告を生成および露出させ、ユーザの嗜好に合う最適化された広告を提供することができる。
【0051】
ブリッジサーバ420は、ショッピングサーバ410から人気商品順位リストを受信および保持し、これを広告サーバ430に提供することができる。このとき、ブリッジサーバ420は、ショッピングサーバ410から受信した人気商品順位リストを格納するブリッジデータベース421および広告を介した広告進行結果データを算出および格納するブリッジログ格納部422を備えることができる。
【0052】
ブリッジデータベース421は、予め設定された時間ごとまたは広告サーバ430が要請するたびにショッピングサーバ410に接続して該当ショッピングモールに対する人気商品順位リストを抽出(取得)し、これを格納することができる。すなわち、人気商品順位リストは、時間に応じて変化するデータであるため、ブリッジデータベース421は、予め設定された時間ごとにショッピングサーバ410に接続して人気商品順位リストデータをアップデートすることができる。
【0053】
ブリッジログ格納部422は、生成された広告露出を介して特定商品がクリックなどによってユーザに選択された場合に、このような状況を記録および格納して広告を介した広告進行結果データを算出および格納することができる。例えば、商品が選択される状況(例:クリック率など)を算出して格納した後、広告主などの要請時に広告進行結果を報告するようにできる。
【0054】
広告サーバ430は、人気商品順位リストを受信してリアルタイム広告を生成する。このとき、広告サーバ430は、広告基礎データを格納する広告データベース431、広告対象ショッピングモールリストを格納するショッピングモールリスト格納部432、および広告基礎データを少なくとも1つ以上用いて広告を生成する広告生成部433を備えることができる。
【0055】
ショッピングモールリスト格納部432は、広告しようとする広告対象ショッピングモールのリストを格納する。ここで、ショッピングモールリスト格納部432は、ショッピングモールリストに格納されたショッピングモールのうち、広告しようとする特定ショッピングモールおよび広告しようとする少なくとも1つ以上の商品カテゴリを選択し、これを広告データベース431に送信する。このとき、ショッピングモールの選択は、予め設定された基準に応じて任意または一定の規則に応じて選択することができる。例えば、格納された複数のショッピングモールリストに対して広告料による加重値を設定して任意に選択されるようにできる。すなわち、広告料をより多く支払う広告主のショッピングモールに対してはより多くの回数で選択されるようにし、広告露出回数を広告料に応じて調節することができる。また、商品カテゴリの場合、広告主が広告主端末440などを介して自由に設定できるようにし、これに伴う設定値に基づいて広告を製作する。
【0056】
広告データベース431は、広告を生成するために基本的な素材となる広告基礎データなどを格納し、選択されたショッピングモールおよびカテゴリに対して人気商品順位リストをブリッジサーバ420に要請する。例えば、広告対象ショッピングモールとしてG−マーケットが選択され、G−マーケットの家電製品が商品カテゴリとして選択されたとすれば、ブリッジサーバ420に対してG−マーケットの家電製品の現在の人気商品順位トップ10を要請することができる。
【0057】
また、広告生成において、順位化された人気商品リストと共に予め格納された広告基礎データを用いることで、別途の広告素材製作を必要としないため、広告製作時の素材製作の負担を減らすことができる。
【0058】
広告生成部433は、広告データベース431の要請によって受信された人気商品順位リストに基づいて、ウェブページ450などに露出される広告を最終生成する。広告生成部433の詳細な説明および具体的な内部構成については、図5を参照しながら詳細に説明する。
【0059】
図5は、本発明の一実施形態において、広告生成部の内部構成を説明するためのブロック図である。
【0060】
図5を参照すれば、広告生成部433は、予め設定された時間間隔で人気商品リストをブリッジサーバから受信する人気商品リスト受信部501と、受信された人気商品リストに基づいて広告データを生成する広告データ生成部502と、広告露出される各商品に対して該当ショッピングモールの商品情報ページへのリンクを設定するリンク設定部503とを備えることができる。
【0061】
人気商品リスト受信部501は、予め設定された時間間隔で人気商品の順位化されたリストを受信する。したがって、時々刻々と変化するユーザのショッピングトレンドを予め設定された時間間隔でアップデートし、変化するショッピングトレンドをリアルタイムで反映することができる。
【0062】
例えば、人気商品順位リストの場合、時間の変化によって変化することができるため、予め設定された時間(例:5秒)間隔でブリッジサーバからアップデートされた人気商品順位リストを受信することができる。
【0063】
広告データ生成部502は、受信された人気商品順位リストを用いて広告に用いられるデータを生成する。例えば、ブリッジサーバから受信された人気商品トップ10リストおよび広告データベースに格納された広告基礎データを組み合わせて広告XMLデータを生成することができる。したがって、別途の広告素材を製作せず、人気商品順位リストおよび広告基礎データを用いて広告を生成することができる。
【0064】
リンク設定部503は、広告露出される各商品に対して該当商品の情報ページへのリンクを設定することができる。すなわち、露出された広告内の特定商品をユーザがボタンクリックなどによって選択する場合、該当商品の情報が掲示されたウェブページに移動できるようにするために各商品に対してリンクを設定することができる。
【0065】
したがって、該当商品をユーザがクリックなどによって選択する場合、各商品の詳細情報ページに直ぐに移動するようになり、ユーザの便宜を図ることができる。
【0066】
例えば、露出された広告リストがG−マーケットの電子製品リストであり、ユーザがそのうちの2位に該当する携帯電話に関心がある場合、ユーザは広告内の携帯電話をクリックすることができ、この場合、携帯電話の詳細情報、販売者情報などが掲載されたG−マーケットのウェブページに移動できるようにする。
【0067】
図6は、本発明の一実施形態において、人気商品抽出を介したリアルタイム広告生成方法を用いた広告露出画面の一例を示す図である。
【0068】
図6を参照すれば、ユーザがオンライン上の記事検索などを介して特定記事を閲覧する場合、該当ウェブページ上にバナー広告などの形式でリアルタイム広告を掲載することができる。すなわち、広告を露出しようとするウェブページ上の予め設定されたフィールド610にリアルタイム広告を掲載することができ、露出されたリアルタイム広告は、特定ショッピングサイトの特定カテゴリ内の商品に対する順位化されたリストに基づいて生成された広告を掲載することができる。
【0069】
すなわち、図6に示すように、予め選定されたフィールド610上にはG−マーケットの電子製品カテゴリに対する広告が露出され、広告フィールド610の下段部には各順位別の商品目録を一列に掲載することができる。このとき、広告フィールド610の下段部の特定順位商品が選択された場合、広告フィールド上段部に選択された商品の大きいイメージ611を提供することができる。このとき、ユーザがより詳しい製品情報および販売者情報などの詳細情報を得ようとする場合、大きいイメージ611をマウスクリックなどによって選択することができ、この場合に該当商品の詳細情報が掲載されたウェブページに移動することができる。
【0070】
ここで、広告露出は、ウェブページだけではなく、広告の掲載が可能な各種応用プログラムやメッセンジャーなど、広告の掲載が可能なその他の多様な媒体に対して実行することができる。
【0071】
なお、本発明の実施形態に係るショッピングトレンドを用いた広告実行方法は、コンピュータにより実現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読取可能な記録媒体を含む。当該記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともでき、記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。
【0072】
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【符号の説明】
【0073】
101:広告主端末
102:ショッピングサーバ
103:広告サーバ
104:ウェブページ
610:広告フィールド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告対象ショッピングモールの販売商品を順位化するステップと、
前記順位化された商品リストを用いて前記広告対象ショッピングモールと関連したショッピングトレンド広告を生成するステップと、
前記生成されたショッピングトレンド広告を露出するステップと、
を含むことを特徴とするショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項2】
前記ショッピングトレンド広告のための広告進行カテゴリを決定するステップ、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項3】
前記広告対象ショッピングモールの販売商品を順位化するステップは、
前記広告進行カテゴリに含まれた販売商品を順位化し、
前記生成されたショッピングトレンド広告を露出するステップは、
前記広告進行カテゴリに関する情報と共に前記生成されたショッピングトレンド広告を露出することを特徴とする請求項2に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項4】
前記広告対象ショッピングモールの販売商品を順位化するステップは、
在庫が基準個数以下である販売商品は除外して順位化することを特徴とする請求項1に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項5】
前記広告対象ショッピングモールの販売商品を順位化するステップは、
製品別購買回数、クリック回数、および検索回数のうち少なくとも1つを用いて販売商品を順位化することを特徴とする請求項1に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項6】
前記広告対象ショッピングモールの販売商品を順位化するステップは、
前記製品別購買回数、クリック回数、および検索回数それぞれに加重値を適用して合算した順位化点数の大きさに応じて販売商品を順位化することを特徴とする請求項5に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項7】
前記順位化された商品リストを用いて前記広告対象ショッピングモールと関連したショッピングトレンド広告を生成する前記ステップは、
前記ショッピングモールおよび少なくとも1つの商品カテゴリに対する順位化された商品リストを要請するステップと、
前記要請した順位化された商品リストを受信して広告データを生成するステップと、
前記広告データを用いてショッピングトレンド広告を生成するステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項8】
前記要請した順位化された商品リストを受信して広告データを生成する前記ステップは、
前記順位化された商品リストを含んで広告データを生成することを特徴とする請求項7に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項9】
前記生成された広告を介して露出される商品それぞれに対して該当商品情報ページへのリンクを設定するステップ、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項10】
前記広告を介して露出された商品が選択されたか否かをチェックして前記ショッピングモールの広告進行結果を分析するステップ、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行方法。
【請求項11】
請求項1〜10のうちのいずれか一項の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
広告対象ショッピングモールの販売商品を順位化するショッピングサーバと、
前記順位化された商品リストを用いて前記広告対象ショッピングモールと関連したショッピングトレンド広告を生成するための広告サーバと、
を備えることを特徴とするショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項13】
前記ショッピングサーバから前記順位化された商品リストを受信および格納し、これを前記広告サーバに提供するブリッジサーバ、
をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項14】
前記ブリッジサーバは、
予め設定された時間ごとに前記ショッピングサーバから前記順位化された商品リストを受信および格納することを特徴とする請求項13に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項15】
前記ブリッジサーバは、
前記ショッピングサーバから受信した前記順位化された商品リストを格納するブリッジデータベースと、
前記広告を介した広告進行結果データを算出および格納するブリッジログ格納部と、
を備えることを特徴とする請求項13に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項16】
前記ブリッジログ格納部は、
前記生成された広告を介して露出された商品が選択されたか否かを記録して前記ショッピングモール広告の進行結果データを算出および格納することを特徴とする請求項15に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項17】
前記ショッピングサーバは、
前記広告対象ショッピングモールの商品情報を格納するショッピングデータベースと、
前記広告対象ショッピングモールの商品を順位化し、前記順位化された商品リストを抽出する人気商品順位リスト抽出部と、
を備えることを特徴とする請求項12に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項18】
前記人気商品順位リスト抽出部は
予め設定された時間ごとまたは人気商品順位リスト抽出要請がある場合ごとに人気商品順位を算定および抽出することを特徴とする請求項17に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項19】
前記人気商品順位リスト抽出部は
製品別の購買回数、クリック回数、および検索回数のうち少なくとも1つを用いて前記人気商品順位を算定することを特徴とする請求項17に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項20】
前記人気商品順位リスト抽出部は、
前記製品別の購買回数、クリック回数、および検索回数それぞれに加重値を適用して合算した順位化点数の大きさに応じて販売商品を順位化することを特徴とする請求項19に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項21】
前記広告サーバは、
広告対象ショッピングモールリストを格納するショッピングモールリスト格納部と、
広告基礎データを格納する広告データベースと、
前記広告基礎データを少なくとも1つ以上用いて広告を生成する広告生成部と、
を備えることを特徴とする請求項12に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。
【請求項22】
前記広告生成部は
前記ショッピングモールリストのうちの1つのショッピングモールを選択し、前記選択されたショッピングモールの順位化された商品リストを要請および受信する人気商品リスト受信部と、
前記人気商品順位リストおよび少なくとも1つの前記広告基礎データを用いて広告データを生成する広告データ生成部と、
前記人気商品順位リストの各商品ごとに該当ページへのリンクを設定するリンク設定部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載のショッピングトレンドを用いた広告実行システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−245425(P2009−245425A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−50662(P2009−50662)
【出願日】平成21年3月4日(2009.3.4)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)