説明

シーツ交換ベッド

【課題】 シート交換や洗濯の手間を省き、衛生的なシーツ交換ベッドの提供。
【解決手段】 ベッドマット1と、長尺の使い捨てシーツ16が巻き付けられ、ベッドマット1に隣接して設置されたシーツ供給ロール4と、使い捨てシーツ16の先端部を着脱可能に把持してシーツ供給ロール4から引き出し、ベッドマット1の上面を覆うシーツ引き出し装置と、引き出された使い捨てシーツ16をシーツ供給ロール4とベッドマット1との間において切断する切断装置6とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベッドマットを自動的に新しいシーツで被覆することができるシーツ交換ベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
快適な睡眠を得るためには、ベッドマットを覆うシーツを頻繁に交換し、常に清潔な状態に保つ必要がある。現状では、ベッドのシーツ交換は、人手によって行うのが一般的である。
ところが、ベッドマットは厚くて重量があるので、その上面をシーツで被覆して、シーツの周囲をベッドマットの下へ差し込むには力を要し、病院やホテルのように多数のベッドが設置されている施設において、皺がないように張りつめた状態でシーツを敷くのは重労働であった。
【0003】
そこで、シーツ交換を自動的に行う装置として、長尺のシーツを供給ロールに巻き付けておき、供給ロールからシーツを一回分ずつ供給してベッドマット上に敷くと共に、使用後のシーツを回収ロールに巻き戻す自動シーツ交換ベッドが提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
しかし、回収ロールに巻き戻された使用済みのシーツは、長尺のシーツを全て使い終わるまでベッドに近接して放置されるので、非常に不衛生であるばかりか、汚れたままで長時間経過するため洗濯しても汚れが落ちにくくなってしまう。
【0004】
【特許文献1】実開昭60−103363号公報
【特許文献2】特公平2−30247号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、ベッドマットの上面を自動的に新しい使い捨てシーツで被覆することができて、シート交換や洗濯の手間を省くことが可能であり、使用済みの使い捨てシーツはベッド近傍から直ちに除去できるため、衛生的なシーツ交換ベッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のシーツ交換ベッドは、ベッドマットと、長尺の使い捨てシーツが巻き付けられ、前記ベッドマットに隣接して設置されたシーツ供給ロールと、該シーツ供給ロールに巻き付けられた使い捨てシーツの先端部を着脱可能に把持し、把持した使い捨てシーツを前記シーツ供給ロールから引き出して前記ベッドマットの上面を覆うシーツ引き出し装置と、該シーツ引き出し装置によって引き出された使い捨てシーツを、前記シーツ供給ロールとベッドマットとの間において切断する切断装置とを有する。
【0007】
前記ベッドマットの周囲に固定枠を上下動可能に配置し、該固定枠が下降した時に、固定枠で前記ベッドマットの上面を覆う使い捨てシーツの周囲部を押圧固定しても良い。
この場合、前記シーツ供給ロール及びシーツ引き出し装置を前記固定枠に取り付け、前記固定枠が上昇したとき、前記シーツ引き出し装置によりシーツ供給ロールから引き出される使い捨てシーツが、前記ベッドマットの上面よりも高い位置にあることが望ましい。 前記切断装置は、前記固定枠が下降して使い捨てシーツを押圧してから、該使い捨てシーツを切断しても良い。
前記シーツ引き出し装置は、前記使い捨てシーツの先端部両側を把持すると共に、前記ベッドマットの両側方において前記シーツ供給ロールと交差する方向に摺動可能な一対の把持部を有することがある。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に係る発明によれば、ベッドマットが自動的にシーツで被覆されるので、シーツ交換に要する労力を省くことができる。
また、使用済みの切断されたシーツは直ちにベッド近傍から取り除くことが可能なため、衛生的であり、使用済みのシーツを洗濯する手間も不要となる。
請求項2に係る発明によれば、ベッドマットの上面を覆う使い捨てシーツを、緊張させて張りつめることができ、使用時に使い捨てシーツが外れたり、弛むのを防ぐことができる。
【0009】
請求項3に係る発明によれば、シーツ交換時に固定枠を上昇させると、シーツ供給ロール及びシーツ引き出し装置も上昇するので、シーツ供給ロールから引き出された使い捨てシーツがベッドマットに引っかかる心配がない。
請求項4に係る発明によれば、使い捨てシーツを引張って緊張した状態で確実に切断することができる。
請求項5に係る発明によれば、使い捨てシーツの両側を掴んで、ベッドマット上の正確な位置に引き出すことが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明のシーツ交換ベッドは、図1、図2及び図6に示すように、ベッドマット1と、ベッドマット1の両側に長手方向(以下、前後方向と称する)に沿ってそれぞれ配置された土台枠2と、土台枠2の上方にベッドマット1の周囲を囲むように配置された固定枠3と、ベッドマット1に隣接して、その長手方向一端側(以下、前側と称する)に配置されたシーツ供給ロール4と、ベッドマット1の両側にそれぞれ設置されて、固定枠3に取り付けられたシーツ引き出し装置5と、ベッドマット1とシーツ供給ロール4との間に配置された切断装置6と、ベッド周囲に配置されて機器類を覆うカバー7とを備える。
【0011】
ベッドマット1は、通常のベッドに用いられるものと同様の構造を有し、図示しないベッド基台上に設置される。
土台枠2は、図2に示すように、ベッドマット1よりもやや長く、ベッドマット1の側方下部に、ベッドマット1の側面と平行に配置される。
図3に示すように、土台枠2の上面には、前後方向に沿って収納溝8が形成され、収納溝8内にそれぞれボールネジ9が収納されている。また、各ボールネジ9の前端部は、土台枠2の前端部間に架設された駆動ボールネジ10に係合される。
【0012】
駆動ボールネジ10の中央部はギヤボックス11を介して第1モータ12の出力軸に連絡され、第1モータ12を駆動して駆動ボールネジ10を回動させると、駆動ボールネジ10に係合した両側のボールネジ9が互いに逆方向に回動するようになっている。
また、各ボールネジ9の両端部にはそれぞれ支持台13が螺合され、ボールネジ9が回動すると、前後の支持台13がボールネジ9に沿って互いに逆方向に移動するようになっている。
さらに、図2及び図8に示すように、各支持台13には、揺動アーム14の下端が軸着され、揺動アーム14の中間部に支持アーム14’の一端が軸着されると共に、支持アーム14’の他端が土台枠2の端部に軸着されてている。
【0013】
固定枠3は、中央部にベッドマット1と同形の空所が形成された中空の枠体であって、図4及び図5に示すように、固定枠3の両側内部にはそれぞれシーツ引き出し装置5が収納されている。
また、図2及び図8に示すように、固定枠3の下端の両側前後部にそれぞれ揺動アーム14の上端が軸着され、土台枠2内の支持台13がボールネジ9に沿って両方向へ移動すると、揺動アーム14は起倒し、この結果、固定枠3が上下動するようになっている。
そして、固定枠3が下限位置まで下降すると、固定枠3の上面がベッドマット1の上面よりも低くなり、固定枠3が上限位置まで上昇すると、固定枠3内に収納されたシーツ引き出し装置5がベッドマット1の上面よりも高くなる。
【0014】
シーツ供給ロール4は、固定枠3の前端両側に設けられたブラケット15間に回動自在に架設され、その周面に長尺の使い捨てシーツ16が巻き付けられている。
使い捨てシーツ16は紙製で、両側のシーツ引き出し装置5間の距離よりもやや広い幅を有する。
また、シーツ供給ロール4に巻き付けられた使い捨てシーツ16を使い切ったら、ブラケット15からシーツ供給ロール4を抜き取って、新しいものと交換できるようになっている。
【0015】
図4及び図5に示すように、シーツ引き出し装置5は、使い捨てシーツ16の先端部を把持し、固定枠3の内部を前後方向に摺動する把持部17を有する。
把持部17は、後端部がたがいに軸着された上片18及び下片19から成る。上片18の両側面の後部及び中間部にはそれぞれ上部ローラ20が装着されると共に、下片19の両側面の後部及び中間部にはそれぞれ下部ローラ21が装着される。
上部ローラ20及び下部ローラ21は、固定枠3の内側面に、前後方向に沿って形成された上部ガイド溝22及び下部ガイド溝23内に摺動自在に係合されている。
【0016】
また、固定枠3の両側部にはそれぞれ前後に対向したプーリ24が設置され、前後のプーリ24間にベルト25が巻回されている。また、一方のプーリ24の回転軸が第2モータ26の出力軸にギア27,28を介して連結され、第2モータ26を駆動すると、プーリ24が回動して、ベルト25が回転する。
さらに、ベルト25の下面には把持部17の上片18が固定され、ベルト25が正逆に回転してその下面が前後方向に摺動すると、把持部17が固定枠3の前後端部間を移動するようになっている。
なお、第2モータ26はリミットスイッチ等で制御され、第1モータ12が停止すると自動的に作動し、把持部17が固定枠3の後端部から前端部に達すると逆回転を開始し、把持部17が後端部に戻ると停止するようになっている。
【0017】
下部ガイド溝23の底面の前部には前凹部29が形成されると共に、後部には後凹部30が形成される。
前凹部29は、前後の下部ローラ21間の距離よりもやや短く、下部ガイド溝23の前端からやや距離をおいて形成され、その断面形状は、前後両端部が傾斜した、所謂、船底形となっている。
また、前凹部29の上方には、前側の下部ローラ21の軌道を切り換える切換装置が設置される。切換装置は、前凹部29を、その前後端部を除いて下部ガイド溝23から区画する水平片31と、水平片31の前端に回動可能に取り付けられた前蓋32と、水平片31の後端に回動可能に取り付けられた後蓋33とから成る。
【0018】
前蓋32は、下方への回動が規制されて上方へのみ回動できるようになっており、常態では水平片31と面一となって前凹部29の前端部を塞いでいる。
後蓋33は、上方へ向けて付勢され、常態では斜め上方へ回動して、前凹部29の後端部が開放されている。
後凹部30は、下部ガイド溝23の後端に形成され、前後の下部ローラ21間の距離よりやや長く、前方が深くなるよう傾斜している。
【0019】
固定枠3の後端部にあった把持部17が前方へ(シーツ供給ロール4に向かって)摺動し、固定枠3の前端部に接近すると、先ず、前側の下部ローラ21が斜め上方へ開いた後蓋33の下を通過して前凹部29の内部に進入し、下片19の前端部が下がって把持部17の前端部が開く。
次いで、前側の下部ローラ21は前蓋32を押し上げながら前進し、前凹部29から脱出するので、下片19の前端部が上昇して把持部17の前端部が閉じる。
この時、図4の右半部に示すように、把持部17の前端部は、固定枠3の前端部から突出して、シーツ供給ロール4に巻き付けられた使い捨てシーツ16の先端部に達するので、これを把持して閉じることになる。また、前側の下部ローラ21が前凹部29から脱出した後は、前蓋32が再び下がって水平に戻り、後側の下部ローラ21は前凹部29に進入することはない。
【0020】
使い捨てシーツ16を把持した把持部17が後退を開始すると、前蓋32は下方への回動が規制されているので、前側の下部ローラ21は前凹部29へ進入することなく、前蓋32及び水平片31の上を通過し、さらに、後蓋33を押し下げながらその上を通り、前凹部29の後方へ達する。
従って、前側の下部ローラ21は後側の下部ローラ21よりも下がることはなく、この結果、下片19の前端部は下がらずに、把持部17が使い捨てシーツ16を把持したまま後退する。
【0021】
図4の左半部に示すように、把持部17が固定枠3の後端部に達すると、前後側の下部ローラ21が後凹部30内に進入するが、後凹部30の底面は前側が深いので、前側の下部ローラ21が後側の下部ローラ21よりも下方に位置する。
このため、下片19の前端部が下がって把持部17が開き、使い捨てシーツ16の先端部は開放される。
【0022】
切断装置6は、ベッドマット1とシーツ供給ロール4との間に、幅方向に沿って配置された支持枠34の上部に設置される(図2)。
切断装置6は、図6及び図7に示すように、支持枠34の上部両側にそれぞれ設置された駆動プーリ35及び従動プーリ36と、駆動プーリ35及び従動プーリ36間に掛け回されたベルト37と、駆動プーリ35を駆動する第3モータ38と、ベルト37の上面に固定されたスライド台39と、スライド台39の上面に設置された回転刃40並びに第4モータ41とを備える。
【0023】
第3モータ38は駆動プーリ35の下方に設置され、駆動プーリ35と第3モータ38とは伝動ベルト42を介して連結されているので、第3モータ38を駆動すると、駆動プーリ35が回動し、駆動プーリ35と従動プーリ36に掛け回されたベルト37がベッドの幅方向に沿って回転し、ベルト37に固定されたスライド台39と、その上面に設置された回転刃40及び第4モータ41が幅方向に移動する。
なお、第3モータ38は、スライド台39が常にベルト37の上面に位置して、ベッドの幅方向一端と他端との間を正逆方向に移動するよう、回転量が制御される。
【0024】
回転刃40は、固定枠3が下限位置にあるとき、使い捨てシーツ16が回転刃40の中間部の高さを横切るように設置される。
また、回転刃40の回転軸は前後方向に沿い、この回転軸と第4モータ41の出力軸とがタイミングベルト43で連結され、第4モータ41を駆動すると、回転刃40が回転するようになっている。
なお、第4モータ41は、スライド台39がベッドの幅方向一端から他端に向けて往動しているときのみ駆動するよう制御される。
【0025】
以下、このシーツ交換ベッドによるシーツ敷設過程を説明する。
図2に示すように、固定枠3が下降した状態で、左右のブラケット15間に、使い捨てシーツ16を巻き付けたシーツ供給ロール4を架設する。シーツ供給ロール4に巻き付けられた使い捨てシーツ16の先端部は、適宜ガイド具に案内されて後方へ張り出すようになっている。
次いで、手動操作で第1モータ12を作動させて、駆動ボールネジ10を回動させると、左右のボールネジ9がたがいに逆回転して前後の支持台13が土台枠2の端部に接近する。
【0026】
すると、図8に示すように、支持アーム14’が起立して揺動アーム14を押し上げ、この結果、固定枠3と、固定枠3に取り付けられたシーツ引き出し装置5及びシーツ供給ロール4が上昇する。
固定枠3が上限位置まで上昇して停止すると、自動的に第2モータ26が作動してベルト25が移動し、この結果、ベルト25に固定された把持部17が固定枠3の後端部から前方へ移動し、シーツ供給ロール4に接近する。把持部17が固定枠3の前端部に達すると、把持部17の下片19がいったん開いてから閉じて、上片18と下片19とにより使い捨てシーツ16の先端部を把持する。
【0027】
次に、第2モータ26が逆回転して把持部17は使い捨てシーツ16を把持したまま後退し、図9に示すように、使い捨てシーツ16はシーツ供給ロール4から引き出されてベッドマット1の上方を覆う。
把持部17が固定枠3の後端部に達し、図10に示すように、ベッドマット1の上方が使い捨てシーツ16で完全に被覆されると、下片19が開いて把持部17は使い捨てシーツ16の先端部を開放すると共に、第2モータ26が停止する。
次いで、第1モータ12が固定枠3上昇時と逆回転して駆動ボールネジ10が逆回りし、左右のボールネジ9が逆回転して支持台13が土台枠2の端部から遠ざかる。
【0028】
すると、図11に示すように、支持アーム14’及び揺動アーム14が倒れて、固定枠3、シーツ引き出し装置5、シーツ供給ロール4及びベッドマット1の上方に張られた使い捨てシーツ16が下降する。
固定枠3が下限位置まで下降すると、第1モータ12は停止し、ベッドマット1は固定枠3の中央部から上方へ突出する。また、ベッドマット1の上面を覆う使い捨てシーツ16の周囲部が固定枠3に押さえられて下方へ引張られ、緊張して張りつめた状態で固定される。
【0029】
第1モータ12が停止すると、第3モータ38及び第4モータ41が作動し、図12に示すように、スライド台39とこれに設置された回転刃40及び第4モータ41がベッドの幅方向一端から他端に向かって移動すると共に、回転刃40が回転する。
回転刃40が回転しながら移動すると、回転刃40は下降した使い捨てシーツ16を横切って幅方向に移動するので、使い捨てシーツ16はベッドマット1とシーツ供給ロール4との間において切断される。
スライド台39がベッドの他端に達すると、第4モータ41は停止し、第3モータ38は逆回転を開始して、スライド台39が逆方向に移動する。スライド台39が再びベッドの幅方向一端に戻ると、第3モータ38が停止する。
【0030】
なお、使用済みの使い捨てシーツ16は、シーツ供給ロール4に巻き付けられた長尺の使い捨てシーツ16から分離されているので、固定枠3が上昇した時に簡単に除去することができる。
また、固定枠3を昇降させる機構、把持部17を移動させ、開閉させる機構、回転刃40を移動させる機構は、上記実施例に限定されず、従来周知の代替技術を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施例を示すベッドの斜視図。
【図2】本発明の実施例を示すベッドのカバーを外した状態における斜視図。
【図3】本発明の実施例に係る土台枠及び支持台移動機構の斜視図。
【図4】本発明の実施例に係るシーツ引き出し装置の側面図。
【図5】本発明の実施例に係るシーツ引き出し装置の要部正面図。
【図6】本発明の実施例に係る切断装置の正面図。
【図7】本発明の実施例に係る切断装置の要部斜視図
【図8】本発明の実施例を示すベッドの固定枠上昇時の斜視図。
【図9】本発明の実施例を示すベッドのシーツ引き出し途中における斜視図。
【図10】本発明の実施例を示すベッドのシーツ引き出し終了時の斜視図。
【図11】本発明の実施例を示すベッドの固定枠下降時の斜視図。
【図12】本発明の実施例を示すベッドの切断装置作動時の斜視図。
【符号の説明】
【0032】
1 ベッドマット
2 土台枠
3 固定枠
4 シーツ供給ロール
5 シーツ引き出し装置
6 切断装置
7 カバー
8 収納溝
9 ボールネジ
10 駆動ボールネジ
11 ギヤボックス
12 第1モータ
13 支持台
14 揺動アーム
14’ 支持アーム
15 ブラケット
16 使い捨てシーツ
17 把持部
18 上片
19 下片
20 上部ローラ
21 下部ローラ
22 上部ガイド溝
23 下部ガイド溝
24 プーリ
25 ベルト
26 第2モータ
27,28 ギア
29 前凹部
30 後凹部
31 水平片
32 前蓋
33 後蓋
34 支持枠
35 駆動プーリ
36 従動プーリ
37 ベルト
38 第3モータ
39 スライド台
40 回転刃
41 第4モータ
42 伝動ベルト
43 タイミングベルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベッドマットと、長尺の使い捨てシーツが巻き付けられ、前記ベッドマットに隣接して設置されたシーツ供給ロールと、該シーツ供給ロールに巻き付けられた使い捨てシーツの先端部を着脱可能に把持し、把持した使い捨てシーツを前記シーツ供給ロールから引き出して前記ベッドマットの上面を覆うシーツ引き出し装置と、該シーツ引き出し装置によって引き出された使い捨てシーツを、前記シーツ供給ロールとベッドマットとの間において切断する切断装置とを有するシーツ交換ベッド。
【請求項2】
前記ベッドマットの周囲に固定枠が上下動可能に配置され、該固定枠は、下降時に前記ベッドマットの上面を覆う使い捨てシーツの周囲部を下方へ押圧固定する請求項1に記載のシーツ交換ベッド。
【請求項3】
前記シーツ供給ロール及びシーツ引き出し装置が前記固定枠に取り付けられ、前記固定枠が上昇したとき、前記シーツ引き出し装置によりシーツ供給ロールから引き出される使い捨てシーツが、前記ベッドマットの上面よりも高い位置にある請求項2に記載のシーツ交換ベッド。
【請求項4】
前記切断装置は、前記固定枠が下降して使い捨てシーツを押圧してから、該使い捨てシーツを切断する請求項2又は3に記載のシーツ交換ベッド。
【請求項5】
前記シーツ引き出し装置は、前記使い捨てシーツの先端部両側を把持すると共に、前記ベッドマットの両側方において前記シーツ供給ロールと交差する方向に摺動可能な一対の把持部を有する請求項1乃至4のいずれかに記載のシーツ交換ベッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−29535(P2007−29535A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−219118(P2005−219118)
【出願日】平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願人】(505286394)
【Fターム(参考)】