説明

シートレールの周辺構造

【課題】シートレールの設置位置に高い精度が要求されず、モールディングなどの周辺部材を簡単に取り付けることのできるシートレールの周辺構造を提供すること。
【解決手段】シートレールの周辺構造において、シートレール10は、上面に開口10aを有する断面中空状に形成され、骨格部材6の上面で、且つセンター通路4から車幅方向に所定距離Dだけ離れた位置に設置されており、シートレール10とセンター通路4との間には、シートレール10とは別体からなるエッジプレート12が車両1の長手方向に沿って設置され、骨格部材5に締結部材13によって固定されており、シートレール10の開口10aにはモールディング14の本体部14aが嵌装され、本体部14aからエッジプレート12側に向けて車幅方向に延伸するモールディング14のアーム部14bが、エッジプレート12の表面に露出する締結部材13を覆い隠している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バス等の車両において取り付けられる座席(シート)を支持するシートレールの周辺構造に関する。
【背景技術】
【0002】
観光バス等の車室内には、多数のシートが車両の長手方向に取り付けられるが、シートの前後方向の取り付け間隔は、顧客の要望やバスの仕様等で異なる場合がある。そのため、観光バス等には、車室内の側部壁面や座席部に、車両の長手方向に沿って長尺のシートレールが設置されている。そして、シートレール上であれば、車両の長手方向のどのような位置にでもシートを取り付けられるようにしている。
【0003】
図5は、特許文献1に開示されている従来のシートレールの周辺構造を示した断面図である。図5において、座席(シート)が取り付けられる座席部2とセンター通路4とは板状のセンターレール105によって仕切られており、座席部2は、センター通路4に対して一段面高い位置に形成されている。センターレール105上方の座席部2側には、角形チューブ107が溶接されており、この角形チューブ107の上面には、センターレール105に隣接してシートレール110が溶接されている。シートレール110は断面中空状に形成されており、その上面には開口110aが形成されている。また、シートレール110の中空部110bには、ボルト116が頭部を下向きにして収められており、ボルト116の先端部が開口110aから突出している。
【0004】
また、シートレール110の座席部2側には床板122が設置されている。この床板122は、ビス117によって角形チューブ107に固定されている。そして、床板122の上面には床材122aが貼付されている。また、上述したセンターレール105aのセンター通路側の表面にも壁材105aが貼付されている。
【0005】
そして、シートレール110の上にはモールディング114が設置されている。モールディング114は、床材122aの端部および壁材105aと接し、シートレール110を覆い隠すように設置されている。またモールディング114には、シートレール110から突出するボルト116が挿通される溝114aが形成されており、この溝114aを通って、ボルト116の先端がモールディング114から突出している。なお、このモールディング114は、硬質プラスチックによって形成されている。
【0006】
そして、モールディング114から突出するボルト116の先端をシート脚部108の先端に通し、ナット118を締結することで、シート脚部108がシートレール110上に固定される。また、ナット118によってモールディング114を共締めして固定することで、図5に示した如く、シートレール110の周辺構造が組み立てられる。
【0007】
このように構成される特許文献1のシートレールの周辺構造は、車体の骨格部材をなす角形チューブ107とシートレール110とが溶接によって一体化されるため、シートに作用する過大な荷重にも十分に耐えうる構造となっている。また、床板122と角形チューブ107との段差をシートレール110が埋め、さらにそのシートレール110をモールディング114によって覆って、シートレール110の開口110aを覆い隠しているため、見栄えにも優れている。なお、図5はシート取り付け位置の断面を示しており、シート間においては、ボルト116およびシート脚部108は取り付けられていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2003−2246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、シートレール110は長尺の部材であるため、成形上の都合で出来上がり寸法が長手方向に数ミリオーダーでばらつくことがある。また、シートレール110は角形チューブ107の組み付け後、これに溶接によって取り付けられるため、センターレール105や角形チューブ107の組付精度によって、シートレール110の設置位置に長手方向のばらつきが生ずることがある。このように、シートレールの出来上がり寸法のばらつきや、骨格部材の組付精度に起因するばらつきによってシートレール110の設置位置が長手方向にばらつくと、モールディング114の取り付けが困難になる場合がある。すなわち、モールディング114は、その溝114aにボルト116が挿通されて位置決めがなされるため、シートレール110の設置位置がずれると、おのずとモールディング114の位置もずれてしまい、図5に示したように、床材122aおよび壁材105aと接するようにモールディング114を設置できなくなってしまう。このように、特許文献1のシートレールの周辺構造では、シートレール110の設置位置に高い精度が要求されるものであった。
【0010】
本発明は上述した課題を解決するためになされた発明であって、シートレールの設置位置に高い精度が要求されず、モールディングなどの周辺部材を簡単に取り付けることのできるシートレールの周辺構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、
本発明のシートレールの周辺構造は、
車両の長手方向に延びるセンター通路よりも一段面高い位置にある座席部に車両の長手方向に沿って設置されるとともに、前記座席部に据え付けられるシートの脚部先端を支持するシートレールの周辺構造において、
前記シートレールは、上面に開口を有する断面中空状に形成され、骨格部材の上面で、且つ前記センター通路から車幅方向に所定距離だけ離れた位置に設置されており、
前記シートレールと前記センター通路との間には、前記シートレールとは別体からなるエッジプレートが車両の長手方向に沿って設置され、前記骨格部材に締結部材によって固定されており、
前記シートレールの開口にはモールディングの本体部が嵌装され、該本体部から前記エッジプレート側に向けて車幅方向に延伸する前記モールディングのアーム部が、前記エッジプレートの表面に露出する締結部材を覆い隠していることを特徴とする。
【0012】
このような本発明のシートレールの周辺構造では、シートレールがセンター通路から車幅方向に所定距離だけ離れた位置に設置されるとともに、シートレールとセンター通路との間にはエッジプレートが設置される。そして、モールディングはシートレールの開口に嵌装され、そのアーム部がエッジプレートと骨格部材との締結部を覆い隠すように構成されている。エッジプレートはシートレールとは別体からなり、センター通路の位置を基準として、シートレールの設置位置とは無関係に位置決めされる。そして、シートレールと骨格部材との間に形成される段差は、エッジプレートによって埋められる。
【0013】
したがって、本発明のシートレールの周辺構造は、上述した特許文献1のシートレールの周辺構造と比べて、シートレールの設置位置に高い精度が要求されない。本発明のモールディングもシートレールによって位置決めされるが、例えシートレールの設置位置が車両の長手方向に多少ばらついたとしても、シートレールとは別体からなるエッジプレートによって、シートレールと骨格部材との間の段差は正確に埋められる。また、エッジプレートは骨格部材に締結部材によって固定されるが、かかる締結部はモールディングのアーム部によって覆い隠されるため、見栄えにも優れ、人が通行する際の障害ともならない。なお、このようなモールディングは、シートレールがシートの脚部先端を支持している部分には設置されない。
【0014】
上記発明において、前記骨格部材は、センター通路側に設置される第1の骨格部材と、座席部側に設置される第2の骨格部材とからなり、これら第1の骨格部材および第2の骨格部材は溶接により一体化されているとともに、前記第1の骨格部材の上面には前記シートレールが溶接され、前記第2の骨格部材の上面には前記エッジプレートがビス止めされている。
このように構成される本発明では、第1の骨格部材と第2の骨格部材、および第2の骨格部材とシートレールとが溶接によって一体化されるため、シートに作用する過大な荷重にも十分に耐えうる構造となっている。また、エッジプレートを第1の骨格部材にビス止めによって固定するため、シートレールの設置精度に依存することなく、エッジプレートを簡単に設置することができる。
【0015】
また、上記発明において、前記モールディングの本体部が中空状に形成されるとともに、前記本体部の下面が内側に折れ曲がり易いようにクセ付けされていることが好ましい。
このように構成されていれば、本体部をシートレールの開口に簡単に嵌装することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、シートレールの設置位置に高い精度が要求されず、モールディングなどの周辺部材を簡単に取り付けることのできるシートレールの周辺構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明のシートレールの周辺構造を示した斜視図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のB−B線における断面図である。
【図4】本発明のモールディングの側面図である。
【図5】従来のシートレールの周辺構造を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限り、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0019】
図1は、本発明のシートレールの周辺構造を示した斜視図であり、例えば観光バスなどの車両1の車室内に、車両の長手方向に沿って所定間隔で据え付けられたシート3のシート列の一部を示した図である。また図2は、図1のA−A線における断面図であり、シート間におけるシートレールの周辺構造を示した断面図、図3は、図1のB−B線における断面図であり、シート据え付け位置におけるシートレールの周辺構造を示した断面図である。
【0020】
図1に示したように、車両1の車室内には、車両の長手方向に沿ってセンター通路4が形成されており、その隣には座席部2が、同じく車両の長手方向に沿って形成されている。座席部2とセンター通路4とは、骨格部材7(第1の骨格部材5)によって仕切られており、座席部2は、センター通路4よりも一断面高い位置に形成されている。そして、座席部2のセンター通路側には、長尺状のシートレール10が設置されている。
【0021】
図2および図3に示したように、シートレール10は、上面に開口10aを有する断面中空状に形成され、骨格部材7(第2の骨格部材6)の上面において、車両の長手方向に沿って設置されている。また、図1に示したように、車両1の窓部1b側にある壁1aにも、車両の長手方向に沿って窓側シートレール11が設置されている。そして、2席一組に形成されているシート3が、これらシートレール10および窓側シートレール11に支持されて、座席部2に所定間隔で据え付けられている。なお、図中の符号3aはシートクッション、3bはシートバックをそれぞれ示し、図中の符号5aはアームレスト、5bはリクライニング機構部をそれぞれ示している。また、本実施形態の骨格部材7は、センター通路側に設置された第1の骨格部材5と、座席部2側に設置された第2の骨格部材6とから構成されており、両者は溶接により一体化されている。
【0022】
図2に示したように、シートレール10は、センター通路4から車幅方向に所定距離Dだけ離れた位置に設置されており、第2の骨格部材6の上面に溶接により固定されている。そして、シートレール10とセンター通路4との間には、車両の長手方向に沿って長尺状のエッジプレート12が設置されている。エッジプレート12は、センター通路4の位置を基準として設置され、シートレール10の設置位置とは無関係に位置決めされて設置される。またエッジプレート12には、締結部材が収容される溝部12aが形成されており、この溝部12aにおいて、ビス13などの締結部材によって、エッジプレート12が第1の骨格部材5の上面に固定されている。
【0023】
このように本発明では、第1の骨格部材5と第2の骨格部材6、および第2の骨格部材6とシートレール10とが溶接によって一体化されるため、シート3に作用する過大な荷重にも十分に耐えうる構造となっている。また、エッジプレート12を第1の骨格部材5にビス止めによって固定するため、シートレール10の設置精度に依存することなく、エッジプレート12を簡単に設置することができるようになっている。
【0024】
また、シートレール10の座席部2側には床板22が設置されており、床板22の上面には化粧用の床材22aが貼付されている。また、第1の骨格部材5のセンター通路側の表面にも化粧用の壁材5aは貼付されており、エッジプレート12の下面から延伸する爪部12bと第1の骨格部材5との間で挟持されている。
【0025】
これらシートレール10とエッジプレート12および床板22とは、それぞれ通常に生じ得る長手方向におけるばらつきを吸収できる程度の隙間d1、d2をもって設置されている。このため、シートレール10の設置位置が長手方向にばらついたとしても、エッジプレート12や床板22と当接することがないようになっている。
【0026】
また図2に示したように、シート間におけるシートレール10の上面には、モールディング14が設置されている。図4に示したように、モールディング14は、中空状の本体部14aと、本体部14aから左右に延伸する平板状のアーム部14b、14cとからなり、アーム部14b、14cの延伸方向に対して垂直をなす中心線CLに対して左右対称形状に形成されている。なお、本発明のモールディング14は、車両長手方向に所定間隔で設置されるシート3、3の間にのみ設置され、図3に示したように、シートレール10がシート3のシート脚部8を支持している部分には設置されない。
【0027】
モールディング14は軟質樹脂によって形成されている。また図2に示したように、モールディング14は、中空状の本体部14aがシートレール10の開口10aに嵌装されることで、シートレール10に固定される。そして、センター通路側に延伸するアーム部14bによって、シートレール10とエッジプレート12との隙間d1、およびエッジプレート12の溝部12aを覆い、溝部12aにあるビス13を覆い隠している。また、窓側に延伸するアーム部14cによって、シートレール10と床板22との間の隙間d2を覆っている。
【0028】
図4に示したように、モールディング14の本体部14aの下面には、嵌装時に内側に折れ曲がり易いようにクセ付けされた屈曲部14dが形成されており、これにより、本体部14aをシートレール10の開口10aに簡単に嵌装することができるようになっている。また、本体部14aの側面には山形に突設した山形部14eが形成されており、嵌装された本体部14aが開口10aから外れ難いようになっている。また、アーム部14b、14cの上面には、複数の凹部14fからなる滑り止め加工が施されている。
【0029】
また、アーム部14b、14cの下面には、外側凸部14h、および内側凸部14iが形成されている。また、アーム部14b、14cの先端部14gは、下向きに屈曲しており、凸部14h、14iよりも下側に突出している。したがって、図2に示したように、モールディング14が設置された状態では、先端部14gがエッジプレート12および床材22aと当接して、アーム部14b、14cの全体を支持するとともに、内側凸部14iおよび外側凸部14hは、シートプレート10および床材22aに軽く当接している。よって、軟質樹脂によって形成されていることとあいまって、床材22aおよびエッジプレート12の表面に凹凸または継ぎ目等の段差がある場合であっても、その凹凸や段差による影響を受けることなく、追従性に優れている。また、床材22aを当初設計と異なる厚みのものに変更する場合でも、その厚みの変化に追随することができるようになっている。
【0030】
アーム部14bは、少なくともエッジプレート12の表面に露出するビス13を覆い隠すような長さに形成されていればよい。本実施形態のようにエッジプレート12に溝部12aが形成されている場合は、溝部12aの全体を覆うような長さに形成されていることが好ましい。また、窓側に延伸するアーム部14cは、少なくともシートレール10と床板22との間の隙間d2を覆うような長さに形成されていることが好ましい。なお、シートレール10と床板22との間にはあまり大きな隙間は形成されないため、窓側に延伸するアーム部14cは省略することも可能である。しかしながら、本実施形態のように左右対称形状に形成されている方が、隙間d2が隠されるため見栄えに優れるとともに、モールディング14の取付け時に、その設置向きを間違うことがないため好ましいものである。
【0031】
また図3に示したように、シート3の据え付け位置においては、ボルト16がシートレール10の中空部10bに収められており、ボルト16の先端部が開口10aから突出している。そして、この突出するボルト16の先端がシート脚部8の先端に挿通され、ナット18によって締結されることで、シート脚部8がシートレール10上に固定されている。また、シート脚部8を支持している部分にはモールディング14が嵌装されないが、エッジプレート12の溝部12aには、突起12dに支持されるプレート蓋12cが設置されており、溝部12aを覆うことでビス13を覆い隠している。
【0032】
このような本発明のシートレールの周辺構造によれば、シートレール10と骨格部材7との間に形成される段差を、シートレール10とは別部材からなるエッジプレート12によって埋めている。エッジプレート12は、センター通路4の位置を基準として、シートレール10の設置位置とは無関係に位置決めされるため、本発明のシートレールの周辺構造では、シートレール10の設置位置に高い位決め精度が要求されない。また、エッジプレート12は骨格部材7にビス13などの締結部材によって固定されるが、かかる締結部はモールディング14のアーム部14bによって覆い隠されるため、人が通行する際の障害とはならず、見栄えも悪くならない。
また、シート3そのものの寸法にもばらつきがあり、そのシート寸法のばらつき、もしくはシートレール10および窓側シートレール11の設置間隔のばらつきにより、シート脚部8が数ミリオーダーでセンター通路4に出っ張ったり、反対に座席部2に引っ込んだりすることがある。このようにシート3の取付位置にばらつきが生じた場合でも、上述したプレート蓋12cにより、エッジプレート12の開口部12aを確実に隠すことができる。
【0033】
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、観光バスなどにおいて、シートレールの設置位置に高い精度が要求されず、モールディングなどの周辺部材を簡単に取り付けることのできるシートレールの周辺構造として好適に利用することができる。
【符号の説明】
【0035】
1 車両
1a 壁
1b 窓部
2 座席部
3 シート
4 センター通路
5 第1の骨格部材
5a 壁材
6 第2の骨格部材
7 骨格部材
8 シート脚部
10 シートレール
10a 開口
10b 中空部
11 窓側シートレール
12 エッジプレート
12a 溝部
12d 突起
13 ビス(締結部材)
14 モールディング
14a 本体部
14b アーム部
14c アーム部
16 ボルト
18 ナット
22 床板
22a 床材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の長手方向に延びるセンター通路よりも一段面高い位置にある座席部に車両の長手方向に沿って設置されるとともに、前記座席部に据え付けられるシートの脚部先端を支持するシートレールの周辺構造において、
前記シートレールは、上面に開口を有する断面中空状に形成され、骨格部材の上面で、且つ前記センター通路から車幅方向に所定距離だけ離れた位置に設置されており、
前記シートレールと前記センター通路との間には、前記シートレールとは別体からなるエッジプレートが車両の長手方向に沿って設置され、前記骨格部材に締結部材によって固定されており、
前記シートレールの開口にはモールディングの本体部が嵌装され、該本体部から前記エッジプレート側に向けて車幅方向に延伸する前記モールディングのアーム部が、前記エッジプレートの表面に露出する締結部材を覆い隠していることを特徴とするシートレールの周辺構造。
【請求項2】
前記骨格部材が、センター通路側に設置される第1の骨格部材と、座席部側に設置される第2の骨格部材とからなり、これら第1の骨格部材および第2の骨格部材は溶接により一体化されているとともに、前記第1の骨格部材の上面には前記シートレールが溶接され、前記第2の骨格部材の上面には前記エッジプレートがビス止めされていることを特徴とする請求項1に記載のシートレールの周辺構造。
【請求項3】
前記モールディングの本体部が中空状に形成されるとともに、前記本体部の下面が内側に折れ曲がり易いようにクセ付けされていることを特徴とする請求項1または2に記載のシートレールの周辺構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−78968(P2013−78968A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218898(P2011−218898)
【出願日】平成23年10月3日(2011.10.3)
【出願人】(598051819)ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト (1,147)
【氏名又は名称原語表記】Daimler AG
【住所又は居所原語表記】Mercedesstrasse 137,70327 Stuttgart,Deutschland
【Fターム(参考)】