説明

シート埋設装置、及び、シート埋設方法

【課題】 密封用のシートを簡易な方法により、しかも、掘削土の仮置き場などの余計な作業や場所を確保する必要なく、経済的に行うことができるシート埋設装置を提供する。
【解決手段】 軟弱地盤2中にシート11を埋設するシート埋設装置1において、軟弱地盤2を地表面2aから所定の深さに亘って撹拌又は掘削しながら地表面2aと略平行な方向に移動する撹拌部12と、ロール状に巻回されたシート11を繰り出し可能に支持するシート支持部13と、シート支持部13から繰り出されたシート11を、撹拌部12によって撹拌又は掘削された軟弱地盤2中に、折り返し後の送り出し方向が地表面2aと略平行な方向となるように折り返す折り返し部14とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート埋設装置に関し、特に、軟弱地盤中にシートを埋設するためのシート埋設装置、及び、シート埋設方法に関する。
【背景技術】
【0002】
軟弱地盤中の水分や空気を排出することにより軟弱地盤を改良する方法として、大気圧工法が知られている。この大気圧工法は、軟弱地盤中に鉛直ドレーン材を打設し、この軟弱地盤を密封シートで覆い、鉛直ドレーン材を介して地盤中の水分等を抜き取って地盤の圧密を促進する真空圧密による軟弱地盤改良工法である。
【0003】
この大気圧工法は、軟弱地盤を圧密するために真空状態を作り出す必要があり、そのために軟弱地盤上を密封シートで覆わなければならない。
【0004】
密封シートを敷設する際には、密封シートからの圧力漏れを防止するために、密封シートの端部をきちんと地盤中に埋設する必要があった。
【0005】
そこで、従来は、バックホーなどの掘削機により、軟弱地盤の周囲に亘って、所望とする深さの溝を形成し、密封シートを設置し、溝を埋め戻していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
しかしながら、密封シートを埋設するための方法としては、上述のように、溝を形成する工程と、密封シートを配置する工程と、掘削土等を埋め戻す工程等を要していた。このため、溝を形成する工程において、掘削された掘削土を埋め戻すまでにこの掘削土を保存するための仮置き場を用意する必要があり、余分な場所を確保する必要が生じていた。また、密封シートの気密性を十分なものとするためには、密封シートをより深く埋設する必要があるが、より深い溝を形成すれば、それだけ、掘削土の量も多くなり、上述の仮置き場の確保が困難となる。
【0007】
また、掘削を行っても、地盤が軟弱のため、溝が形成されないような超軟弱地盤中における作業では、上述の工程を行うことができず、密封シートの埋設自体が不可能という場合もあった。このような超軟弱地盤における密封シートの埋設は、掘削工程を行わず、密封シートを地盤中に押し込むという方法がとられていたが、密封シートの破損の可能性が高く、十分な気密性を確保することができなかった。
【0008】
さらに、上述の2つの方法では、各工程を行う際に、多くの作業員を動員する必要があり、経済的ではなかった。
【0009】
【特許文献1】特開2000−104241号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、軟弱地盤の地盤改良時に敷設する密封用のシートを簡易な方法により、しかも、掘削土の仮置き場などの余計な作業や場所を確保する必要なく、経済的に行うことができるシート埋設装置、及び、シート埋設方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述の課題を解決するために、本発明に係るシート埋設装置は、軟弱地盤中にシートを埋設するシート埋設装置において、軟弱地盤を地表面から所定の深さに亘って撹拌又は掘削しながら地表面と略平行な方向に移動する撹拌部と、ロール状に巻回されたシートを繰り出し可能に支持するシート支持部と、シート支持部から繰り出されたシートを、撹拌部によって撹拌又は掘削された軟弱地盤中に、折り返し後の送り出し方向が地表面と略平行な方向となるように折り返す折り返し部とを備える。
【0012】
また、折り返し部は、シートを折り返す棒状部材からなるようにしてもよい。
【0013】
また、シート支持部は、シートを軟弱地盤の地表面に対して垂直方向に繰り出すように支持し、折り返し部は、シート支持部の中心軸に対して45度に傾斜した棒状部材からなり、撹拌部は、折り返し部と略平行に配設されるようにしてもよい。
【0014】
さらに、本発明に係るシート埋設方法は、軟弱地盤中にシートを埋設するシート埋設方法において、軟弱地盤を地表面から所定の深さに亘って撹拌又は掘削しながら地表面と略平行な方向に移動する撹拌移動工程と、ロール状に巻回されたシートを支持し、繰り出す繰り出し工程と、繰り出し工程から繰り出されたシートを、撹拌移動工程によって撹拌又は掘削された軟弱地盤中に、折り返し後の送り出し方向が地表面と略平行な方向となるように折り返す折り返し工程とを備える。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、軟弱地盤を地表面から所定の深さに亘って撹拌又は掘削しながら水平移動する撹拌部を有し、その撹拌又は掘削された軟弱地盤中に折り返し後のシートの送り出し方向が地表面と略平行な方向となるように折り返す折り返し部を有するシート埋設装置であるから、従来のように溝を形成することがないため、溝形成の際に生じる掘削土を仮置きする場所やその作業が不要となり、作業効率があがる。すなわち、撹拌部は、シートが地盤中に埋設されるに足りるだけの幅しか撹拌又は掘削せず、しかも、撹拌等を行った後段において、シートが埋設されているので、掘削土が発生することがなく、そのため、掘削土を移動等させる手間が生じず、効率的であり、経済的である。
【0016】
また、本発明は、撹拌部により軟弱地盤を撹拌又は掘削しながら、シートを地盤中に埋設するので、超軟弱地盤中にシートを埋設する際に行われていた地盤中に押し込む作業とは異なり、シート自体への負担が減り、そのため、シートの破損が発生しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明に係るシート埋設装置の最良の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2に示すように、シート埋設装置1は、軟弱地盤2中の水分や空気を排出することにより、地盤改良を行う改良方法として周知の大気圧工法の際に用いられる軟弱地盤2を圧密し真空状態にするために地表面2aに敷設される被覆シート3の端部3aを地盤中に埋設するための装置である。大気圧工法は、図1に示すように、軟弱地盤2中に打設された鉛直ドレーン材4にポンプ5が接続され、鉛直ドレーン材4を含む軟弱地盤2をシート3により覆い、鉛直ドレーン材4を介して地盤中の水分や空気を排出することにより行われる。本発明においては、軟弱地盤2を覆う被覆シート3は、地盤中に埋設される端部3aと軟弱地盤2を覆う被覆部3bとに分離されたものを使用し、端部3aとなるシート11が地盤中に埋設された後、被覆部3bと接合される。
【0018】
図2及び図3に示すように、本発明に係るシート埋設装置1は、軟弱地盤2を地表面2aから所定の深さに亘って撹拌又は掘削しながら地表面2aと略平行な方向に移動する撹拌部12と、ロール状に巻回されたシート11を繰り出し可能に支持するシート支持部13と、シート支持部13から繰り出されたシート11を、撹拌部12によって撹拌又は掘削された軟弱地盤2中に地表面2aと略平行な方向に折り返す折り返し部14とから構成されている。また、シート埋設装置1は、撹拌部12、シート支持部13、折り返し部14が駆体15と連結されている。駆体15は、シート埋設装置1の各部材を所望とする位置となるような駆体であり、軟弱地盤2の地表面2a上を移動できるように、車輪15aが設けられている。
【0019】
シート埋設装置1は、図2に示すように、撹拌部12、シート支持部13、折り返し部14を支持する駆体15を移動させる牽引車16により牽引される。
【0020】
牽引車16は、例えば、土木作業現場において多様されている掘削機として用いられるバックホーなどが用いられる。牽引車16は、撹拌部12に駆動力を供給する。
【0021】
なお、牽引車16は、上述のように、バックホーなどに限らず、シート埋設装置1を牽引できるものであれば、いかなるものであってもよく、例えば、自動車のようなものであってもよい。
【0022】
撹拌部12は、軟弱地盤2に対して略45°の角度で挿入された、いわゆるエンドレスカッタから構成されている。エンドレスカッタは、例えば、チェーンソーなどの切断装置として用いられる周知のものである。このエンドレスカッタは、例えば、エンドレス状のチェーンと、このチェーンに一定間隔をあけて設けられる多数の切断・撹拌用の小刃と、チェーンに噛合してチェーンに回転駆動力を付与する駆動ギアとを有する。撹拌部12は、シート11が容易に軟弱地盤2中に埋設されるように、シート11が埋設される深さの軟弱地盤2を撹拌しほぐしながら、地表面2aと略平行な方向に移動する。撹拌部12は、牽引車16の駆動源と接続され、エンドレスカッタを駆動させるための駆動力を牽引車16より得る。また、撹拌部12は、シート11が埋設される位置の軟弱地盤2を撹拌することで足りることから、撹拌する幅は、約10cm程度でよい。なお、上述のように、周知の切断装置として例示したチェーンソーは、切断を目的として使用するものであるが、ここで用いられる撹拌部12としてのエンドレスカッタは、軟弱地盤を撹拌しほぐすことを目的とするものであるから、上述のエンドレスカッタの小刃は、軟弱地盤を掻くことができる程度のものでよい。
【0023】
なお、撹拌部12は、上述のように、シート11が埋設される軟弱地盤2を撹拌することに限らず、軟弱地盤2を掘削するようにしてもよい。この場合、撹拌部12は、エンドレスカッタに代わり、掘削ドリルから構成される。また、掘削ドリルを用いた撹拌部12であっても、掘削する幅は約10cm程度でよいことから、大量の掘削土が発生することはなく、例え掘削土が発生しても、シート11も撹拌部12による掘削とほぼ同時に埋設されるので、すぐに埋め戻しに使用されることになる。
【0024】
また、撹拌部12は、上述のように軟弱地盤2に対して略45°の角度で挿入されることに限らず、例えば、軟弱地盤2の鉛直方向に設けられるエンドレスカッタとしてもよい。しかし、均一にシート11を軟弱地盤2中に配置するためには、後述する折り返し部14と等距離に位置する、すなわち、軟弱地盤2に対して略45°の角度に設けられることが好ましい。
【0025】
シート支持部13は、ロール状に巻回されたシート11を繰り出し可能に支持する部材であり、ロール状に巻回されたシート11を地表面2aに対して略垂直に繰り出すように駆体15に設けられている。
【0026】
折り返し部14は、シート支持部13によって繰り出されたシート11を、シート11の送り出し方向が地表面2aと略平行な方向となるように折り返す。すなわち、折り返し部14は、折り返し後のシート11の長手方向が、地表面2aと略平行な方向となるように折り返す。具体的には、折り返し部14は、軟弱地盤2中の所定の深さまで略45°の角度に挿入された棒状部材14aから構成されている。折り返し部14は、撹拌部12のエンドレスカッタが設けられる位置の後段に設けられる。このため、シート支持部13により繰り出されたシート11は、容易に軟弱地盤2の所定の深さに挿入されるとともに、折り返し部14により、その送り出し方向が地表面2aと略平行な方向となる。また、折り返し部14は、シート11の折り返しの際の摩擦抵抗を低減するために、棒状部材を軸とし、この軸に対し、回動自在となる回動部14bが設けられる。なお、折り返し部14は、シート11が、埋設された後、軟弱地盤2を覆う被覆シート3の被覆部3bと接合するための接合部を一部地表面2aから臨ませるように折り返す。
【0027】
なお、折り返し部14は、上述のように、軟弱地盤2に対して略45°の角度に設けられることに限らず、シート11を軟弱地盤2の地表面2aに対して平行な方向、すなわち、折り返し部14による折り返し、送り出し方向が地表面2aと略平行な方向となるように配置できるものであればよく、その角度は、シート支持部13から繰り出されるシート11の繰り出し方向に応じて適宜選択される。
【0028】
以上のような構成を有するシート埋設装置1は、バックホーなどの牽引車16により牽引され、撹拌部12により、シート11が埋設される位置の軟弱地盤2を撹拌又は掘削することによりシート11を埋設しやすくし、折り返し部14により、シート支持部13から繰り出されたシート11を折り返し、その折り返し後のシート11の送り出し方向が地表面2aと略平行な方向となるようにし、シート11を軟弱地盤2中に埋設する。したがって、シート埋設装置1は、従来のように溝を形成することがないため、溝形成の際に生じる掘削土を仮置きする場所やその作業が不要となり、作業効率があがる。すなわち、撹拌部12においては、シート11が軟弱地盤2中に埋設されるに足りるだけの幅しか撹拌又は掘削せず、しかも、撹拌等を行った後段において、シート11が埋設されるので、掘削土が発生することがなく、そのため、掘削土を移動等させる手間が生じず、効率的であり、経済的である。
【0029】
さらに、シート埋設装置1は、撹拌部12により軟弱地盤2を撹拌又は掘削しながら、シート11を軟弱地盤2中に繰り出すので、超軟弱地盤中にシート11を埋設する際に行われていた地盤中に押し込む作業とは異なり、シート11自体への負担が減り、そのため、シート11の破損が発生しない。
【0030】
なお、シート埋設装置1は、さらに、後段において、撹拌等された軟弱地盤2中に埋設されたシート11の周辺を締め固めるために、撹拌部12によって撹拌等された軌道上を圧接する圧接ローラを設けるようにしてもよい。
【0031】
次に、上述のシート埋設装置1を用いて、シート11を軟弱地盤2中に埋設する方法について図4を用いて説明をする。
【0032】
まず、前処理について説明する。ステップS1において、作業者は、被覆シート3の端部3aにあたるシート11が埋設される開始位置において、ロール状に巻回されたシート11の端部を固定するために、掘削機によって、穴を掘削し、穴の側面にシート11が地表面2aと略平行となるように延伸されるように固定する。
【0033】
次に、ステップS2において、固定されたシート11の端部を掘削土により埋め戻す。次に、ステップS3において、端部が埋設されたシート11のロール状部分をシート支持部13にセットし、シート埋設装置1に牽引車16を連結する。なお、このとき、牽引車16としては、ステップS1において用いた掘削機を使用するものであってもよいし、別途用意した牽引車を用いてもよい。
【0034】
次に、ステップS4において、撹拌部12のエンドレスカッタを所定の位置における深さに挿入するとともに駆動させる。なお、このときの撹拌部12の駆動力は、牽引車16から得る。
【0035】
以上のステップS1〜S4を行うことにより、シート埋設装置1の前処理を終了する。続いて、シート埋設方法について説明する。
【0036】
まず、ステップS5において、シート埋設装置1は、撹拌部12のエンドレスカッタがシート11が埋設される位置の軟弱地盤2を撹拌等行いながら、地表面2a上を所定方向に移動する。この撹拌部12の撹拌移動工程により、埋設されるシート11の近傍の軟弱地盤2は撹拌され、ほぐされるので、シート11を容易に埋設することができる。
【0037】
次に、ステップS6において、シート埋設装置1は、シート支持部13が牽引車16の移動に伴って、シート11を軟弱地盤2の地表面2aに対して垂直方向に繰り出す。
【0038】
次に、ステップS7において、シート埋設装置1は、折り返し部14がシート支持部13によって繰り出されたシート11を、折り返し後のシート11の送り出し方向が地表面2aと略平行な方向となるように折り返す。この折り返し部14の折り返し工程により、ロール状に巻回されたシート11を連続的に、埋設することができる。なお、シート埋設装置1は、シート11を完全に埋設するのではなく、被覆シート3の被覆部3bと接合されるための接合部を残して地表面2a上に埋設される。
【0039】
以上のステップS5〜S7の工程を連続的行い、地盤改良が行われ、被覆シート3が敷設される地盤の周囲に亘ってシート11が埋設される。
【0040】
最後に、後処理として、ステップS8において、埋設されたシート11(被覆シート3の端部3a)の地表面2aから臨まれた接合部と、被覆シート3の被覆部3bとを接合する。このようにして、被覆シート3の端部3aを地盤中に埋設することができる。
【0041】
以上のようなシート埋設方法を用いると、従来のように、シート11が埋設される全域に亘って溝を形成する必要がないため、溝形成の際に生じる掘削土を仮置きする場所やその作業が不要となり、作業効率があがる。すなわち、撹拌部は、シートが地盤中に埋設されるに足りるだけの幅しか撹拌又は掘削せず、しかも、撹拌等を行った後段において、シートが埋設されているので、掘削土が発生することがなく、そのため、掘削土を移動等させる手間が生じず、効率的であり、経済的である。
【0042】
なお、シート埋設装置1は、上述のように、牽引車16から駆動力を得ることについて述べたが、これに限らず、別途駆動源を用意するようにしてもよい。また、その駆動源を用いて、牽引式ではなく、自走式とするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】大気圧工法を用いた地盤改良について説明するための概略図である。
【図2】本発明を適用したシート埋設装置の平面図である。
【図3】本発明を適用したシート埋設装置の上面図である。
【図4】本発明のシート埋設方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0044】
1 シート埋設装置、2 軟弱地盤、2a 地表面、3 被覆シート、3a 端部、3b 被覆部、4 鉛直ドレーン材、5 ポンプ、11 シート、12 撹拌部、13 シート支持部、14 折り返し部、15 駆体、15a 車輪、16 牽引車

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軟弱地盤中にシートを埋設するシート埋設装置において、
上記軟弱地盤を地表面から所定の深さに亘って撹拌又は掘削しながら該地表面と略平行な方向に移動する撹拌部と、
ロール状に巻回された上記シートを繰り出し可能に支持するシート支持部と、
上記シート支持部から繰り出された上記シートを、上記撹拌部によって撹拌又は掘削された上記軟弱地盤中に、折り返し後の送り出し方向が上記地表面と略平行な方向となるように折り返す折り返し部と
を備えるシート埋設装置。
【請求項2】
上記折り返し部は、上記シートを折り返す棒状部材からなることを特徴とする請求項1記載のシート埋設装置。
【請求項3】
上記シート支持部は、上記シートを上記軟弱地盤の地表面に対して垂直方向に繰り出すように支持し、
上記折り返し部は、上記シート支持部の中心軸に対して45度に傾斜した棒状部材からなり、
上記撹拌部は、上記折り返し部の棒状部材と、略平行となるように配設されることを特徴とする請求項1のシート埋設装置。
【請求項4】
軟弱地盤中にシートを埋設するシート埋設方法において、
上記軟弱地盤を地表面から所定の深さに亘って撹拌又は掘削しながら該地表面と略平行な方向に移動する撹拌移動工程と、
ロール状に巻回されたシートを支持し、繰り出す繰り出し工程と、
上記繰り出し工程から繰り出された上記シートを、上記撹拌移動工程によって撹拌又は掘削された上記軟弱地盤中に、折り返し後の送り出し方向が上記地表面と略平行な方向となるように折り返す折り返し工程と
を備えるシート埋設方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−13679(P2009−13679A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−177138(P2007−177138)
【出願日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(000219406)東亜建設工業株式会社 (177)
【出願人】(303056368)東急建設株式会社 (225)
【出願人】(390001993)みらい建設工業株式会社 (26)
【出願人】(000182030)若築建設株式会社 (39)
【出願人】(502080047)キャドテック株式会社 (10)
【出願人】(000109233)チカミミルテック株式会社 (19)
【Fターム(参考)】