説明

シート式歯ぐきマッサージブラシ

【課題】35歳以上で80%を超える人々が歯周病にかかっでいる現代において、生涯自分の歯でいられる人が減少している。歯周病を防ぐには、若年からの歯垢の除去と歯ぐきのマッサージを行い、血行をよくするが、重要であることは、一般的に知られているが、歯茎のマッサージは、場所、時間が限定されるため、容易に実行することが困難で効果が上がらず面倒くさい。
【解決手段】シート状の基布などに繊維などでブラシを垂直方向に起毛させ、それを歯ぐきと唇の内側に挟み込み、口の運動により歯ぐきに対するブラシの圧力の変化をつけることによって、歯ぐきの血行を促進させ、歯周病の予防、対策に使用するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
35歳以上で80%を超える人々が、歯周病にかかっていると言われる現状において、本発明は、いつでもどこでも容易に歯ぐきマッサージを可能にさせ、歯周病の予防、又は、進行を遅れさせることを目的としている。
【背景技術】
【0002】
歯周病の予防として、歯ブラシ及び、電動式マッサージ器具が考案されている。
【特許文献1】特許公開2003−153741
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の柄付歯ブラシや歯ブラシ付電動マッサージ器具によるマッサージは、いつでも、どこでも簡単にマッサージできるものではなく、時間、場所など限定されてしまう。
さらに、電動式マッサージ器具は効果である。本発明は、手を使わずに口に含んだだけで、安価に比較的に時間、場所の制約を受けずに歯ぐきのマッサージを可能とし、血行を促進して、歯周病の予防、進行を遅れさせる効果を有する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
繊維シート、合成樹脂シート、紙製シートなどに垂直方向に繊維状のブラシを起毛させる。(図1、図2参照)
そのブラシシートを歯ぐきの大きさに応じて裁断し、ブラシ面を歯ぐきに密着させ、唇の内側で、挟み込む。(図3、図4参照)
口を大きく開けたり、閉じたり、さらに唇をすぼめたり、真一文字に開いたりする事により、歯ぐきに密着しているブラシの圧力が変化することになり、歯ぐきの血行を促進する。
【0005】
シート状のブラシであるため、手を使わずに歯ぐきのマッサージをするとともに歯に付着した汚れを絡めとることができ、歯磨き効果も期待できる。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、歯周病対策として必要とされていた歯ぐきのマッサージが手を使わずに実行が可能である。また、口の中に入れることによって、他の作業を行いながら、いつでもどこでも、比較的に時間、場所の制約を受けることなく、安価でしかも容易に歯ぐきのマッサージを可能にする事により、歯周病の予防、対策を含めた歯の健康管理に寄与する。
【発明を実行するための最良の形態】
【0007】
図1は、繊維を織り、編みなどで加工されたもの又は、不織布などで構成されたシートであり、そのシートに垂直方向にブラシ状の細い繊維を起毛させたものである。
図2は、その側面図であり、歯ぐきの大きさに応じたサイズに設定する。
【0008】
図3は、シート式歯ぐきマッサージブラシを装着した図である。
ブラシ面を歯ぐき側にセットし、唇の内側で押さえる。
【0009】
図4は、シート式歯ぐきマッサージブラシを上下歯ぐきにそれぞれ装着した使用図である。この状態で、口を大きく開いたり、閉じたり、唇をすぼめたり、真一文字に開いたりすることにより、歯ぐきに当たっているブラシの圧力が変化し、歯ぐきの血行を促進し、歯の汚れも絡めとる。
【0010】
シート部は合成樹脂、紙でも良い。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明に係わるシート式歯ぐきマッサージブラシは、工業的に量産可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】シート式歯ぐきマッサージブラシの全体図である。
【図2】シート式歯ぐきマッサージブラシの側面図である。
【図3】シート式歯ぐきマッサージブラシをした歯ぐきに装着した図である。
【図4】シート式歯ぐきマッサージブラシを上下歯ぐきに装着した使用側面図である。
【符号の説明】
【0013】
1 繊維、合成樹脂、紙などで構成されたベースシート
2 繊維、合成樹脂による起毛ブラシ部
3 シート式歯ぐきマッサージブラシ本体
4 上歯
5 下歯
6 歯ぐき
7 唇

【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維又は、合成樹脂、紙製の基布、シート状のものに、垂直方向に細いブラシ状の突起物を付加した歯ぐきのマッサージをすることを目的としたブラシ付シート。
【請求項2】
繊維又は、合成樹脂、紙製の基布、シート状のものに、垂直方向に細いブラシ状の突起物を付加したシートで、歯の汚れをとることができるシート状歯ブラシ。
【請求項3】
ブラシに歯磨き粉、血行促進する薬品をコーティングすることにより効果を上げることも可能である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−195901(P2007−195901A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−39938(P2006−39938)
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【出願人】(304031933)
【Fターム(参考)】