説明

シート積載装置、及び画像形成装置

【課題】 複数のユーザの出力したシートが混在したシート群の中から、特定のユーザのシートに仕分けることができ、シートのセキュリティを確保できる積載装置及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】 待機トレイ1240に待機させたシートの排出要求に基づいて待機トレイ1240から給送された待機シートのユーザ情報をシート情報識別センサ1250で読み取り、読み取られたシートのユーザ情報と排出要求したユーザのユーザ情報が一致した場合にシートを装置外部に排出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを積載する積載装置と、これを備えた画像形成装置に関し、一旦待機部に待機させてからシートを給送するシートの仕分けに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、機密性の高い文書を画像形成装置から出力する際に、画像形成されたシートを画像形成ジョブごとに一時的に待機させるトレイを複数有するバッファモジュールを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このような画像形成装置では、複数のトレイに保持されたシートのうち、指定されたシートを外部に排出する要求を受け取ると、排出要求を行ったユーザの認証を行う。認証の結果、排出要求を行ったユーザが指定のシートを受け取ることのできる正当なユーザであることが認識されると、指定されたシートを外部に出力するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−062194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の装置においては、画像形成ジョブごとのシートの仕分けのために多数のトレイを備える必要があるため、構成が複雑、かつ装置が大型化し、設置スペースが増大する傾向にあった。
【0006】
また、複数のトレイ全てにシートが積載されてしまうと、いずれかのトレイからシートが取り出されるまで次のジョブは実行できず、次のジョブを指定したユーザが取りに来ても、シートが出力されていない場合が考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のシート積載装置は、シート出力を指示したユーザに関するユーザ情報を付加したシートを搬送する搬送手段と、装置内部に設けられ、前記搬送手段により搬送されたシートを一時的に待機させる待機部と、前記待機部に待機させたシートの排出要求を行ったユーザを認証する認証手段と、前記認証手段によるユーザの認証に基づいて前記待機部に待機させたシートを給送する給送手段と、前記給送手段により給送されたシートに付加されたユーザ情報を識別する識別手段と、前記認証手段により認証されたユーザに関するユーザ情報と前記識別手段により識別されたシートに付加されたユーザ情報が一致する場合は、前記給送手段により給送されたシートを装置外部に設けられた積載手段に排出し、認証されたユーザに関するユーザ情報と識別されたシートに付加されたユーザ情報が一致しない場合は、前記給送手段により給送されたシートを再び前記待機部に積載するよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、特定のユーザが出力したシートと他のユーザが出力したシートが混在したシート群の中から、特定のユーザの出力したシートを容易に取り出すことができる。また、特定のユーザのシートのセキュリティを確保することができる。また、メールビンのようにトレイを多数設置する必要がないため、省スペースでの仕分けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係るシート処理装置が接続された画像形成装置の断面図。
【図2】上記シート処理装置の断面図。
【図3】上記シート処理装置を構成する中間積載装置の断面図。
【図4】上記中間積載装置の駆動部を説明する断面図。
【図5】上記中間積載装置のシートの流れを示す断面図
【図6】上記画像形成装置を制御する制御系のブロック図。
【図7】本発明の中間積載装置に積載されたシートを取り出す際のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づき詳細に説明する。なお、説明の中で用いている数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。また、同一の符号を付したものは、同様の構成であり、これらについての説明は、重複を避けるため適宜省略するものとする。
【0011】
(画像形成装置)
図1は、本発明に係るシート積載装置を備えた画像形成装置の一例である白黒/カラー画像形成装置1100の構成を示す図である。白黒/カラー画像形成装置1100は、白黒/カラー画像形成装置本体(以下、単に「装置本体」という)1000と、シート処理装置1500と、を備えている。シート処理装置1500は、中間積載装置1200とフィニッシャ1300からなり、本発明に係る装置本体1000にオプションとして接続される。シート処理装置1500が接続されない場合、装置本体1000は単独で使用可能になっている。また、シート処理装置1500は装置本体1000内に一体的に組み込まれるようにしてもよい。
【0012】
装置本体1000内のカセット1010a〜1010dから供給されたシートには、画像形成部としてのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光体ドラム1020a〜1020dによって、4色のトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートは、定着器1030に搬送されてトナー画像が定着され、機外に排出される。
【0013】
(シート処理装置)
図1において、画像形成装置本体1000から排出されたシートは、シート積載装置としてのシート処理装置1500に送られる。
【0014】
シート処理装置1500の中間積載装置1200は、図2に示すように、画像形成装置1100の装置本体1000から排出されたシートを内部に導くための搬送手段としての入口ローラ対1210を有している。
【0015】
図3に示すように、入口ローラ対1210の搬送方向下流には、切替部材1260、1261が備えられ、搬送路Xと搬送路Yへのシート搬送路の切り替えが行われる。後述するように、ユーザIDが登録されているユーザが操作部1040から待機モードを設定すると、ユーザに関するユーザ情報(ユーザID)がシートに付加され、シートは搬送路Xから待機トレイ1240へ排出される。一方、それ以外のユーザがシート出力を指示した場合、シートは待機することなく、搬送路Yを通って装置外部へ排出される。
搬送路Xの終端には、排出ローラ対1211が配置されており、排出ローラ対1211は、搬送路Xを搬送されてきたシートを一時的に待機させる待機部としての待機トレイ1240にシートを排出する。待機トレイ1240には、待機トレイ1240上に積載されたシートを給送する給送手段としてのピックアップローラ1220、分離ローラ対1230が備えられている。
【0016】
一方、搬送路Yには、搬送ローラ対1212、切替部材1262、1263が配置され、搬送路Yの終端には搬送ローラ対1213が配置されている。搬送ローラ対1212は正逆転可能に構成され、入口ローラ対1210から搬送されたシートを搬送ローラ対1213へと搬送する場合と、搬送路Zから搬送されたシートを搬送路Xへと搬送する場合とで、搬送方向を変える。
【0017】
さらに、搬送路Zには、ピックアップローラ1220、分離ローラ対1230からのシートを搬送する搬送ローラ対1214、及びシートのユーザ情報を読み取る識別手段としてのシート情報識別センサ1250が配置されている。搬送路Y、あるいは搬送路Zを経て搬送ローラ対1213へ搬送されたシートは下流のフィニッシャ1300へ搬送される。
【0018】
中間積載装置1200から排出されたシートは、図2に示すように、フィニッシャ1300の搬送ローラ対1310によってフィニッシャ1300内に取り込まれ、さらに搬送ローラ対1330へと搬送される。その後、搬送ローラ対1340を通過して、排出ローラ対1350から積載手段としての積載トレイ1410へと排出される。綴じ処理が設定されている場合は、搬送ローラ対1340から搬送ローラ対1360へと搬送され、搬送ローラ対1370、1380を経由して、処理トレイ1385へ排出される。処理トレイ1385に排出されたシートは一枚ごとに整合され、整合された所定枚数のシートに対してステイプラ1400によって綴じ処理が実行される。綴じ処理されたシート束は、排出ローラ対1390から積載手段としての積載トレイ1420へと積載される。
【0019】
中間積載装置1200には、中間積載装置1200にユーザIDが登録されているユーザを認証するための認証手段である認証部1290が備えられている。そして、認証部1290によって認証されたユーザのユーザ情報と、シート情報識別センサ1250がシートから読み取ったユーザ情報とを比較する。待機トレイ1240に待機されたシートを取り出す際は、認証部1290によって特定されたユーザのユーザ情報と一致したユーザ情報を持つ待機シートが機外へ排出される。
【0020】
次に、中間積載装置1200における動力伝達駆動系について説明する。図4に示すように、中間積載装置1200の、入口ローラ対1210にはプーリ1274が、排出ローラ対1211にはプーリ1275が取り付けられ、モータ1270の駆動がタイミングベルト1276を介して伝達されている。そして、搬送ローラ対1212にはプーリ1277が取り付けられ、タイミングベルト1278を介して、モータ1271によって駆動するようになっている。また、ピックアップローラ1220はモータ1272の駆動がプーリ1279によって伝達される。次に、分離ローラ対1230にはプーリ1282が、搬送ローラ対1214にはプーリ1281が、搬送ローラ対1213にはプーリ1280が取り付けられ、タイミングベルト1283を介して、モータ1273によって駆動する。
【0021】
続いて、本発明に係る中間積載装置1200におけるシートの流れを、図5を用いて説明する。
まず、待機トレイ1240にシートを積載する場合、図1の画像形成装置本体1000において、ユーザを識別するための識別マーク、例えばユーザ情報としてのユーザIDをコード化したバーコード等がシート上に書き込まれる。そして、入口ローラ対1210から中間積載装置1200内へとシートが取り込まれる。この時、切替部材1260、1261は、図5(a)に示す位置となっており、入口ローラ対1210から搬送路Xへとシートが搬送され、排出ローラ対1211から待機トレイ1240へ順次シートが積載される。
【0022】
そして、ユーザが自分の出力したシートを取り出すために、図3の認証部1290で認証作業を行い、ユーザが特定されると、図4に示すモータ1273が起動し、待機トレイ1240に待機しているシートが給送される。このとき、シートP1が特定されたユーザのシートであるとすると、搬送された待機シートが特定されたユーザのシートP1であるかどうかを、シート情報識別センサ1250によって識別する。シート情報識別センサ1250は、搬送された待機シート上の識別マークとしてのバーコードからユーザ情報としてユーザIDを読み取る。
【0023】
識別された待機シートのユーザ情報が、特定されたユーザのユーザ情報と一致すると、図5(b)に示されるように、シートP1は搬送ローラ対1214から搬送路Zを経て、搬送ローラ対1213へと搬送される。さらにシートP1は、フィニッシャ1300へ搬送され、図2に示すように、積載手段としての積載トレイ1410もしくは積載トレイ1420に積載されて、ユーザが取り出し可能になる。シートをフィニッシャ1300へ搬送する場合、切替部材1263は、図5(b)に示される矢印d1の方向へ切り替わるようになっている。
【0024】
次に、待機シートが特定されたユーザのシートP1ではなく、他のユーザが出力したシートP2であるとすると、特定されたユーザのユーザ情報と一致しない。このため、シートP2は、図5(c)に示すように、搬送ローラ対1214から搬送路Zを通り、搬送路Yの搬送ローラ対1212へと搬送される。その後、シートP2は、図5(d)に示すように、搬送ローラ対1212から搬送路Xを通り、排出ローラ対1211へ搬送されて、再び待機トレイ1240に積載される。シートを待機トレイ1240に待機させる場合は、切替部材1263が図5(c)の矢印d2の方向へ、切替部材1261が矢印d3の方向へとそれぞれ切り替わり、シートが搬送路Zから、搬送路Yを通り、搬送路Xへと搬送されるようになっている。
【0025】
続いて、待機トレイ1240にシートを積載しない場合には、図5(e)に示すように、シートP3は入口ローラ対1210から、直接搬送ローラ対1212、1213へと搬送され、下流のフィニッシャ1300へと搬送される。この時、切替部材1260が矢印d4の方向へ、切替部材1262が矢印d5の方向へと切り替わるようになっている。ユーザは、データを出力する際に、待機トレイ1240に積載するか、直接積載トレイ1410または積載トレイ1420に積載するかを選択できるようになっている。
【0026】
以上のように、特定されたユーザのユーザIDと一致したユーザIDを有するシートを排出し、それ以外のシートは、再び待機トレイ1240へ排出して、特定されたユーザのシートとそれ以外のシートを仕分するようになっている。同時に、ユーザが出力したシートの機密性が高く、他のユーザに見られないようにしたい場合には、待機トレイ1240に待機させるように選択することで、シートのセキュリティを確保できるようになっている。
【0027】
図6は、画像形成装置1100を制御する制御系のブロック図である。
装置本体1000に設けられたCPU回路部850は、CPU849、ROM851、RAM870を有し、ROM851に格納されているプログラム、または操作部1040の設定に従って、画像形成装置の各部を制御する。具体的には、原稿給紙装置制御部852、イメージリーダ制御部853、画像信号制御部854、プリンタ制御部855、フィニッシャ制御部856、外部インターフェイス857の制御を司る。原稿給紙装置制御部852は原稿給紙装置を、イメージリーダ制御部853はイメージリーダを、プリンタ制御部855はプリンタを、フィニッシャ制御部856はフィニッシャ1及び中間積載装置を、それぞれ制御する。
【0028】
RAM870は、制御データを一時的に保持する領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部インターフェイス857は、外部コンピュータであるPC820からのインターフェイスであり、プリントデータを画像に展開して画像信号制御部854へ出力する。イメージリーダ制御部853から画像信号制御部854へはイメージセンサで読み取られた画像が出力され、画像信号制御部854からプリンタ制御部855へ出力された画像は露光制御部へ入力される。
【0029】
次に、フィニッシャ制御部856の制御系について説明する。
フィニッシャ制御部856はフィニッシャ1300に設けられ、CPU900、RAM901、ROM902、I/O903、ネットワークインターフェイス904、通信インターフェイス905等で構成されている。
【0030】
I/O903は、中間積載装置制御部906、シート処理装置制御部907の制御を司る。そして、中間積載装置制御部906には、切替部材制御部908、ユーザ認証制御部909と、モータ1270〜1273、シート情報識別センサ1250が含まれる。中間積載装置制御部906は、モータ1270〜1271を制御してシートの搬送を制御し、シート情報識別センサ1250からの情報に基づいて、切替部材制御部908を制御して切替部材を所定の位置に移動させる。また、ユーザ認証制御部909で認証されたユーザのユーザ情報に基づき、シート情報識別センサ1250で読み取られたユーザの情報を識別するように制御する。
【0031】
続いて、待機トレイへのシートの搬送から、ユーザがシートを取り出すまでのフローチャートを図7に示す。ここで、ユーザが待機モードを設定して待機トレイ1240を使用するためには、装置を使用する環境下で使われている自分のID番号をユーザ情報(ユーザID)として予め、中間積載装置1200に登録しておく必要がある。ユーザIDが登録されたユーザは、シート出力時に、待機トレイ1240へのシートの待機が選択できるようになる。
【0032】
まず、ユーザIDが登録されたユーザが、入力部としての操作部1040から待機トレイ1240にシートを積載する待機モードを選択すると、画像形成装置において、画像とユーザのユーザIDとがシートに書き込まれる(S1)。ユーザIDが書き込まれ、トナー定着されたシートは、シート処理装置1500へと搬送される(S2)。
【0033】
その後、中間積載装置1200の入口ローラ対1210からシートが取り込まれ(S3)、排出ローラ対1211へ搬送され(S4)、待機トレイ1240に積載される(S5)。その後も以上の動作を繰り返し、待機トレイ1240に順次、シートが積載されていく。
【0034】
そして、ユーザが待機トレイ1240に待機させたシートの中から自分の出力したシートを取りに来て、中間積載装置1200の認証部1290に自分のID情報(ユーザID)の入ったIDカードをかざして排出要求する(S6)。中間積載装置1200の認証部1290が、かざされたIDカードのユーザIDを読み取り、ユーザの特定が行われる(S7)。ユーザが特定されると(S8)、待機トレイ1240へのシート排出が停止し、中間積載装置1200へのシート搬送を行われないようになる(S9)。その後、切替部材1261がd3方向へ移動して、搬送路Yから搬送路Xへとシートを搬送する位置へと切り替わる(S10)。
【0035】
次に、ピックアップローラ1220で待機トレイ1240に積載されたシートが給送され(S11)、分離ローラ対1230を通過し(S12)、シート先端が、シート情報識別センサ1250を通過する(S13)。このタイミングで画像形成装置においてシートに書き込まれたユーザIDの読み取りが開始される(S14)。
【0036】
シートから読み取ったユーザIDが認証部1290で特定されたユーザのユーザIDと一致した場合は(S15)、切替部材1263がd1方向へ移動する(S16)。そして、シートは搬送路Zから搬送ローラ対1213へと搬送され(S17)、フィニッシャ1300へ送られる(S18)。
【0037】
シートから読み取ったユーザIDが認証部1290で特定されたユーザのユーザIDと一致しない場合には、切替部材1263がd2方向へ移動する(S19)。そして、シートは搬送路Zから搬送路Yへと送られ、搬送ローラ対1212へと搬送され(S20)、さらに排出ローラ対1211へと搬送された後、再び待機トレイ1240へと積載される。
【0038】
上述した実施の形態において、ユーザが待機モードを設定することにより、シートを待機させるか否かを決定する手順について説明したが、これに限らない。例えば、搬送路Xと搬送路Yの分岐の上流にもシート情報識別センサ1250を設け、登録されているユーザに関するユーザ情報が付加されたシートかどうかをシート情報識別センサ1250によって識別するようにしてもよい。ユーザ情報が付加されていると識別された場合は、シートを搬送路Xに搬入して待機トレイ1240へ、一方、ユーザ情報が付加されていないと識別された場合は、シートを積載トレイ1410もしくは積載トレイ1420へ排出する。
【0039】
また、上述した実施の形態において、バーコード化したユーザ情報をシートに付加する方法について説明したが、他の手段として例えば、ユーザ情報の入ったICチップをシートに埋め込む方法もある。
【符号の説明】
【0040】
1000 画像形成装置本体
1100 画像形成装置
1200 中間積載装置
1210 入口ローラ対
1211 排出ローラ対
1212、1213、1214 搬送ローラ対
1220 ピックアップローラ
1230 分離ローラ対
1240 待機トレイ
1250 シート情報識別センサ
1260 切替部材
1261 切替部材
1262 切替部材
1263 切替部材
1270 モータ
1271 モータ
1272 モータ
1273 モータ
1300 フィニッシャ
1500 シート処理装置
P シート
X 搬送路
Y 搬送路
Z 搬送路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート出力を指示したユーザに関するユーザ情報を付加したシートを搬送する搬送手段と、
装置内部に設けられ、前記搬送手段により搬送されたシートを一時的に待機させる待機部と、
前記待機部に待機させたシートの排出要求を行ったユーザを認証する認証手段と、
前記認証手段によるユーザの認証に基づいて前記待機部に待機させたシートを給送する給送手段と、
前記給送手段により給送されたシートに付加されたユーザ情報を識別する識別手段と、
前記認証手段により認証されたユーザに関するユーザ情報と前記識別手段により識別されたシートに付加されたユーザ情報が一致する場合は、前記給送手段により給送されたシートを装置外部に設けられた積載手段に排出し、認証されたユーザに関するユーザ情報と識別されたシートに付加されたユーザ情報が一致しない場合は、前記給送手段により給送されたシートを再び前記待機部に積載するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするシート積載装置。
【請求項2】
前記制御手段は、ユーザ情報が付加されないシートを前記待機部に待機させずに前記積載手段に排出するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
【請求項3】
シートに画像形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像形成されたシートを積載する請求項1又は2に記載のシート積載装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
シート出力を指示する際にシートの前記待機部への待機が設定されると、シートにユーザ情報が付加されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
シートに付加されるユーザ情報は、前記画像形成部により形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−73084(P2013−73084A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212962(P2011−212962)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】