説明

ジペプチジルペプチダーゼ−IV阻害剤

【課題】ジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−IV)の新規ピロリジン・ベース及びチアゾリジン・ベースの阻害剤ならびに、糖尿病、特に2型糖尿病、同様に耐糖能異常、グルコース恒常性異常、及び糖尿病に伴う合併症を、処置するための方法の提供。
【解決手段】ピロリジン及びチアゾリジンDPP−IV阻害化合物。


また上記化合物並びにその類縁化合物製造のための合成法、上記化合物を使用するDPP−IV阻害方法、これらを含有するDPP−IV介在疾患、特に2型糖尿病の処置用医薬製剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】


で示される化合物及び全ての立体異性体、ジアステレオマー、ラセミ混合物及び薬学的に許容されるそれらの塩ならびに全ての多形体;
{式中、
Aは:
【化2】




であり;
そしてDは:
【化3】


である
[式中、
E及びGは、独立に、6員アリール又は5員へテロアリールもしくは6員ヘテロアリールであり;
Eは、1個以上のR基で置換されていてもよく;
Gは、1個以上のR基で置換されていてもよく;
X及びYは、二価であり、それぞれ独立に:結合、CR、O、NR、S、S=O、S(=O)、C(=O)、(C=O)N(R)、S(=O)N(R)、C=N−OR、−C(R)C(R)−、−C(R)C(R)C(R)−、−C(R)C(R)C(R)C(R)−、−C(R)=C(R)−、−C(R)NR−、−C(R)O−、−C(R)S(=O)t−、−(C=O)O−、−(C=NR)N(R)−、−(C=NR)−、N(C=O)NRNR、N(C=O)R、N(C=O)OR、NS(=O)NRNR、NS(=O)であるか;又はアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくは複素環であり、それらの全ては場合により置換されていてもよく;
及びRは、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されていてもよく;
は、非存在であるか、又はハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されていてもよく;
は、水素、CN、NO、アルキル、ハロアルキル、S(O)NR、S(O)、C(O)OR、C(O)R、又はC(O)NRであり;R、R、R20及びR21のそれぞれの場合は、それぞれ独立に:水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されており、あるいはRとRは、それらが結合している窒素と一緒になる場合、炭素原子を含有している3員〜8員環を完成させ、かつ場合によりO、SもしくはNR50より選択されるヘテロ原子を含有していてもよく、かつ3員〜8員環は、場合により置換されていてもよく;
50は、それぞれの場合に、R20、CN、NO、S(O)NR2021、S(O)20、C(O)OR20、C(O)R20C(=NR)NR2021、C(=NR20)NR21、C(=NOR20)R21又はC(O)NR2021であり;
及びRのそれぞれの場合は、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されており;
は、H又はC1−6アルキルであり;
10は、ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、B(OH)、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されており;
11及びR12は、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されており;
13a及びR13bは、それぞれ独立にRであるか、又は一緒になって=Oであり;
14a及びR14bは、それぞれ独立にRであるか、又は一緒になって=Oであり;
13c及びR14cは、それぞれ独立にRであり;
は、CH又はNであり;
Uは、−C(O)−、−C(=NR)−、−(CR−)、NR50、S(=O)、C(=O)、(C=O)N(R)、N(R)(C=O)、S(=O)N(R)、N(R)S(=O)、C=N−OR、−C(R)=C(R)−、−C(RNR50−、N(R50)C(R−、−O−C(R)−、−C(R)S(=O)−、−(C=O)O−、−(C=NR)N(R)−、−(C=NR)−、N(C=O)NRNR、N(C=O)R、N(C=O)OR、NS(=O)NRNR、NS(=O)、又は場合により置換されているアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくは複素環であり、それらの全ては場合により置換されていてもよく;
Wは、−CH−、−S−、−CHF−又は−CF−であり;
Zは、C又はNであり;
mは、1又は2であり;
nは、0、1又は2であり
pは、0〜6であり;
qは、0〜6であり;そして
tは、0、1又は2である]}。
【請求項2】
Aが、下記式:
【化4】


[式中、
は、CH又はNであり;そして
及びRは、独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されていてもよい]で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
化合物が、
は、−H、−F、−Cl、−CONR、−COH、−CN又は−SONRであり;
は、−H、−F、−Cl、−CONR、−COH、−CN又は−SONRであり;
は、非存在であるか、又は−H、−OH、−COH、−CN、−CONR、R、アリール、NH(C=O)R、NH(SO)Rもしくはヘテロアリールであり;
、R、R20及びR21のそれぞれの場合は、それぞれ独立に:水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されており;あるいはRとRは、それらが結合している窒素と一緒になる場合、炭素原子を含有している3員〜8員環を完成させ、かつ場合によりO、SもしくはNR50より選択されるヘテロ原子を含有していてもよく、かつ3員〜8員環は、場合により置換されていてもよく;
50は、それぞれの場合に、場合により置換又は非置換のR、CN、NO、S(O)NR2021、S(O)20、C(O)OR20、C(O)R20、C(=NR)NR2021、C(=NR20)NR21、C(=NOR20)R21もしくはC(O)NR2021よりなる群より選択され;
及びRのそれぞれの場合は、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されていてよく;
は、−H又はC1−6アルキルであり;
10は、−H又は−CNであり;
Uは、−CH又は−C(O)−であり;
Wは、−CH−、−S−又は−CF−であり;
Yは、−CH−CH−であり;
Zは、C又はNであり;
mは、1、2であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0、1又は2であり;
qは、0〜6であり;そして
tは、0、1又は2である、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
が、−H、−OH、−COH、−SOH、−PO、−CN、−CONR、R、アリール、NH(C=O)R、NH(SO)R、及びヘテロアリールである、請求項2記載の化合物。
【請求項5】
及びRが、それぞれ独立にF、−Cl又は−CONRであり;
が、−CONR、テトラゾリル又はオキサジアゾロニルであり;
及びRが、それぞれ独立に−H又はアルキルであるか、それらが結合している窒素と一緒になる場合、炭素原子を含有している3員〜8員環を完成させ、かつ場合によりO、SもしくはNR50より選択されるヘテロ原子を含有していてもよく;ならびに
ZがCである、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
Bが構造(b)であり;
がCHであり;
Uが(−CH−)であり;
pが1であり;
及びRが、それぞれ独立にH又はアルキルであり;そして
がHである、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
ZがCであり;
Bが、構造(b)、(c)又は(d)であり;
がNであり;
Uが(−CH−)であり;そして
pが1〜3であり、及びqが2である、請求項2記載の化合物。
【請求項8】
ZがNであり;そして
Bが構造(b)である、請求項2記載の化合物。
【請求項9】
Yが−CH−CH−であり;そして
Bが、構造(a)又は(b)である、請求項2記載の化合物。
【請求項10】
10が−CNである、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
A−Bが、下記:
【化5】


で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
mが1であり;ならびに
11、R12、R13a、R13b、R13c、R14a、R14b及びR14cが、それぞれ独立にHである、
請求項11記載の化合物。
【請求項13】
50が、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたアリールアルキル、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたヘテロアリールアルキル、S(O)NR2021、S(O)20、C(O)OR20、C(O)R20又はC(O)NR2021であり;
mが1であり;及び
nが0である、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
50が、場合により置換されたPhCH−、場合により置換された(R)−Ph−CH(Me)−、場合により置換された(S)−Ph−CH(Me)−又は場合により置換されたPh−C(Me)−である、請求項12記載の化合物。
【請求項15】
mが1であり;
14a及びR14bが一緒になって=Oであり;ならびに
13a及びR13bが、それぞれ独立にHである、請求項11記載の化合物。
【請求項16】
50が、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたアリールアルキル、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたヘテロアリールアルキル、S(O)NR2021、S(O)20、C(O)OR20、C(O)R20又はC(O)NR2021であり;
mが1であり;及び
nが0である、請求項15記載の化合物。
【請求項17】
mが1であり;
13a及びR13bが、一緒になって=Oであり;ならびに
14a及びR14bが、それぞれ独立にHである、請求項11記載の化合物。
【請求項18】
50が、場合により置換されたアリールアルキル又は場合により置換されたヘテロアリールアルキルであり;
mが1であり;及び
nが0である、請求項12記載の化合物。
【請求項19】
50が、場合により置換されたPhCH−、場合により置換された(R)−Ph−CH(Me)−、場合により置換された(S)−Ph−CH(Me)−又は場合により置換されたPh−C(Me)−である、請求項13記載の化合物。
【請求項20】
Aが薬学的に許容される三環式部分である、請求項1記載の化合物。
【請求項21】
A−Bが、下記:
【化6】


で示される、請求項1記載の化合物。
【請求項22】
13a及びR13bが、それぞれHであるか、又は一緒になって=Oであり;
14a及びR14bが、それぞれHであるか、又は一緒になって=Oであり;
13c及びR14cが、それぞれ独立にH及びアルキルより選択され;
mが1であり;ならびに
50が、−CONH、−F、−Cl、−CN、H及びアルキルからなる群より選択される置換基を含む置換されたベンジルである、請求項21記載の化合物。
【請求項23】
下記式:
【化7】


で示される、化合物。
【請求項24】
下記式:
【化8】


で示される、化合物。
【請求項25】
下記式:
【化9】


で示される、化合物。
【請求項26】
下記式:
【化10】


で示される、化合物。
【請求項27】
下記式:
【化11】


で示される、化合物。
【請求項28】
下記式:
【化12】


で示される、化合物。
【請求項29】
下記式:
【化13】


で示される、化合物。
【請求項30】
下記式:
【化14】


で示される、化合物。
【請求項31】
下記式:
【化15】


で示される、化合物。
【請求項32】
下記式:
【化16】


で示される、化合物。
【請求項33】
下記式:
【化17】


で示される、化合物。
【請求項34】
下記式:
【化18】


で示される、化合物。
【請求項35】
下記式:
【化19】


で示される、化合物。
【請求項36】
下記式:
【化20】


で示される、化合物。
【請求項37】
下記式:
【化21】


で示される、化合物。
【請求項38】
下記式:
【化22】


で示される、化合物。
【請求項39】
下記式:
【化23】


で示される、化合物。
【請求項40】
下記式:
【化24】


で示される、化合物。
【請求項41】
下記式:
【化25】


で示される、化合物。
【請求項42】
下記式:
【化26】


で示される、化合物。
【請求項43】
下記式:
【化27】


で示される、化合物。
【請求項44】
下記式:
【化28】


で示される、化合物。
【請求項45】
下記式:
【化29】


で示される、化合物。
【請求項46】
下記式:
【化30】


で示される、化合物。
【請求項47】
下記式:
【化31】


で示される、化合物。
【請求項48】
下記式:
【化32】


で示される、化合物。
【請求項49】
下記式:
【化33】


で示される、化合物。
【請求項50】
下記式:
【化34】


で示される、化合物。
【請求項51】
下記式:
【化35】


で示される、化合物。
【請求項52】
下記式:
【化36】


で示される、化合物。
【請求項53】
下記式:
【化37】


で示される、化合物。
【請求項54】
下記式:
【化38】


で示される、化合物。
【請求項55】
下記式:
【化39】


で示される、化合物。
【請求項56】
下記式:
【化40】


で示される、化合物。
【請求項57】
式(I):
【化41】


で示される化合物及び全ての立体異性体、ジアステレオマー、ラセミ混合物及び薬学的に許容されるそれらの塩ならびに全ての多形体;
{式中、
Aは:
【化42】


であり;
Bは:
【化43】


であり;
そしてDは、
【化44】


である
[式中、
E及びGは、独立に、6員アリール又は5員へテロアリールもしくは6員ヘテロアリールであり;
Eは、1個以上のR基で置換されていてもよく;
Gは、1個以上のR基で置換されていてもよく;
X及びYは、二価であり、それぞれ独立に:結合、CRO、NR、S、S=O、S(=O)、C(=O)、(C=O)N(R)、S(=O)N(R)、C=N−OR、−C(R)C(R)−、−C(R)C(R)C(R)−、−C(R)C(R)C(R)C(R)−、−C(R)=C(R)−、−C(R)NR−、−C(R)O−、−C(R)S(=O)−、−(C=O)O−、−(C=NR)N(R)−、−(C=NR)−、N(C=O)NRNR、N(C=O)R、N(C=O)OR、NS(=O)NRNR、NS(=O)であるか;又はアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくは複素環であり、それらのすべては場合により置換されていてもよく;
及びRは、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されていてもよく;
は、非存在であるか、又はハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここでアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されていてもよく;
は、水素、CN、NO、アルキル、ハロアルキル、S(O)NR、S(O)、C(O)OR、C(O)R、又はC(O)NRであり;R、R、R20及びR21のそれぞれの場合は、それぞれ独立に:水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されており、あるいはRとRは、それらが結合している窒素と一緒になる場合、炭素原子を含有している3員〜8員環を完成させ、かつ場合によりO、SもしくはNR50より選択されるヘテロ原子を含有していてもよく、かつ3員〜8員環は、場合により置換されていてもよく;
50は、それぞれの場合に、R20、CN、NO、S(O)NR2021、S(O)20、C(O)OR20、C(O)R20C(=NR)NR2021、C(=NR20)NR21、C(=NOR20)R21又はC(O)NR2021であり;
及びRのそれぞれの場合は、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されており;
は、H又はC1−6アルキルであり;
10は、ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、B(OH)、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されており;
11及びR12は、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル 又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されており;
13a及びR13bは、それぞれ独立にRであるか、又は一緒になって=Oであり;
14a及びR14bは、それぞれ独立にRであるか、又は一緒になって=Oであり;
13c及びR14cは、それぞれ独立にRであり;
は、CH又はNであり;
Uは、−C(O)−、−C(=NR)−、−(CR−)、NR50、S(=O)、C(=O)、(C=O)N(R)、N(R)(C=O)、S(=O)N(R)、N(R)S(=O)、C=N−OR、−C(R)=C(R)−、−C(RNR50−、N(R50)C(R−、−O−C(R)−、−C(R)S(=O)−、−(C=O)O−、−(C=NR)N(R)−、−(C=NR)−、N(C=O)NRNR、N(C=O)R、N(C=O)OR、NS(=O)NRNR、NS(=O)、又は場合により置換されたアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルもしくは複素環であり、それらの全ては場合により置換されていてよく;
Wは、−CH−、−S−、−CHF−又は−CF−であり;
Zは、C又はNであり;
mは、1又は2であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0〜6であり;
qは、0〜6であり;ならびに
tは、0、1又は2である]}を含む医薬組成物。
【請求項58】
一つ又はそれ以上の追加の薬剤化合物をさらに含む、請求項57記載の医薬組成物。
【請求項59】
ビルダグリプチン、シタグリプチン、サキサグリプチン、トログリタゾン、ピオグリタゾン、エダグリタゾン、ロシグリタゾン、ムラグリタザル、テサグリタザル、ゲムフィブロジル、クロフィブレート、フェノフィブレート、ベザフィブラート、メトホルミン、フェンホルミン、エキセナチド、プラムリンチドアセタート、トルブタミド、グリブリド、、グリピジド、メグリチニド、レパグリニド、アカルボース、ミグリトール、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、イタバスタチン、ロスバスタチン、コレスチラミン、コレスチポール、ニコチニルアルコール、ニコチン酸、β−シトステロール、エゼチミブ、アバシミブ、プロブコール、GW−501516、フェンフルラミン、デキスフェンフルラミン、フェンテミン、シブトラミン、オルリスタット、アスピリン、アザルフィジン、アザルフィジン、エナラプリル、リシノプリル、カプトプリル、キナプリル、タンドラプリ、ロサルタン、カンデサルタン、イルベサルタン、バルサルタン、テルミサルタン、エプロサルタン、ネプリリシン、テガセロド、シサプリド、ノル・シサプリド、レンザプリド、ザコプリド、モサプリド、プルカロプリド、ブスピロン、シランセトロン、ラモセトロン、アザセトロン、オンダンセトロン、EPO、リモナバンSLV 319、MCC−555及びKRP−297からなる群より選択される薬剤化合物をさらに含む、請求項57記載の組成物。
【請求項60】
請求項1記載の化合物の有効量を投与することを含む、DPP−IV介在疾患を処置する方法。
【請求項61】
化合物が、II型(2型)糖尿病、高血糖、低糖耐性、インシュリン耐性、肥満、脂質障害、異脂肪血症、高脂血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール症、低HDL濃度、高LDL濃度、アテローム性動脈硬化、脈管再狭窄、過敏性大腸症候群、クローン病及び潰瘍性大腸炎を含む炎症性腸疾患、炎症性の状態、膵炎、腹部肥満、腎臓障害、神経変性疾患、不安、不安神経症、大鬱病障害、薬物乱用、アルコール中毒、1型糖尿病、網膜症、ネフロパシー、神経障害、白内障、緑内障、糸球体硬化症、足潰瘍化及び潰瘍性大腸炎、X症候群、異常胃腸運動、拒食症、卵巣アンドロゲン過剰症、多嚢胞性卵巣症候群、成長ホルモン欠損症、老化による虚弱、好中球減少症、ニューロン障害、腫瘍浸潤及び転移、前立腺肥大症、歯肉炎、高血圧症、骨粗鬆症、腸障害、免疫抑制、HIV感染、血球新生、前立腺肥大症及び精子運動能/男性避妊法からなる群より選択される疾患の処置するためにポストプロリン開裂酵素DPP−IVを阻害するために用いられる、請求項60記載の方法。
【請求項62】
請求項1の組成物を投与することを含む、初期心疾患、初期心血管疾患又は障害、腎疾患又は障害、心不全、及び疾患に関連する心不全からなる群から選択される状態を予防又は治療する方法。
【請求項63】
該状態が、心血管疾患又は障害、心肥大、心筋梗塞後の心臓リモデルリング、肺鬱血、拡張型又は肥大型心筋症における心臓線維症、心筋症、拡張型心筋症、肥大型心筋症、メサンギウム細胞肥大、糖尿病性心筋症、左又は右の心室肥大、不整脈、心臓律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス再閉塞、間欠性跛行、拡張機能障害、収縮機能障害、糖尿病性ミオパシ、鬱血性心不全における脳卒中防止、動脈及び/又は大血管の肥大型内側肥厚、腸間膜脈管系肥大、アテローム硬化症、糖尿病の高血圧症の哺乳類患者のアテローム硬化症、及びそれらの併発からなる群から選択される、請求項62記載の方法。
【請求項64】
該状態が、腎疾患又は障害、腎過剰濾過、慢性腎疾患の蛋白尿、高血圧の結果として腎臓動脈症、腎硬化症、高血圧の腎硬化症、メサンギウム細胞肥大、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項62記載の方法。
【請求項65】
該状態が、特発性拡張型心筋症及び/又は冠状動脈虚血性疾患に対して二次的に処置される心不全である、請求項62記載の方法。
【請求項66】
神経変性障害、認識力障害からなる群から選択される状態を予防又は治療する、また記憶(短期及び長期の両方)及び学習能力を改善するための、請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項67】
神経変性障害が、認知症、老人性認知症、統合失調症、軽度認識機能障害、アルツハイマー関連認知症、ハンチントン舞踏病、遅行性顔面麻痺、運動亢進症、躁病、パーキンソン病、スティール−リチャード症候群、ダウン症候群、重症筋無力症、神経及び脳外傷、血管アミロイド症、アミロイド症に関連する脳出血I、脳炎症、フリードリヒ運動失調、急性混乱障害、アポトーシスの細胞壊死に関連する急性混乱障害、筋萎縮性側索硬化症、緑内障、アルツハイマー病1、及びそれらの併発からなる群から選択される、請求項66記載の方法。
【請求項68】
該認識力障害が、統合失調症に関連する認知障害、年齢により誘発される記憶障害、精神病に関連する認知障害、糖尿病に関連する認識障害、脳卒中後に関連する認知障害、低酸素症に関連する記憶欠陥、老人性認知症に関連する認知障害及び注意欠陥、注意力欠陥障害、軽度認識機能障害に関連する記憶障害、血管性認知症に関連する認知機能障害、脳腫瘍に関連する認知的問題、ピック病、自閉症による認知障害、電気痙攣療法後の認知障害、外傷性脳損傷に関連する認知障害、健忘症障害、譫妄、ビタミン欠乏症、認知症、パーキンソン病に関連する認知機能障害、注意力欠陥障害、及びそれらの併発からなる群から選択される、請求項66記載の方法。
【請求項69】
記憶障害の予防が、結果として、アルツハイマー病、クロイツフェルト−ヤコブ病、ピック病、ハンチントン舞踏病、エイズ、脳損傷、脳動脈瘤、癲癇、脳卒中、毒性暴露、児童の精神薄弱、ハンチントン舞踏病、及びそれらの併発からなる群から選択される状態である、請求項66記載の方法。
【請求項70】
該記憶改善が、教育及びリハビリテーション状況における学習速度及び潜在能力を向上させることを含む、請求項66記載の方法。
【請求項71】
癌を有するかまたは有する危険性のある被験者の免疫反応を刺激することからなる群から選択される状態を予防又は治療する方法であって、癌が、胆道、膀胱、泌尿器系、骨、脳、胸部、頸部、子宮内膜、卵巣、子宮、絨毛膜癌腫、中枢神経系の癌;結腸及び直腸の癌;結合組織癌;消化器系、食道、胃、腹部、喉頭、肝臓、膵臓、結腸直腸、腎臓の癌;泌尿器系の癌;目、頭部及び首、口腔、皮膚、前立腺の癌;胆道、睾丸、甲状腺の癌;上皮内腫瘍、白血病、急性脊髄性白血病、急性リンパ白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ白血病;及び他の呼吸器系、肺、小細胞肺、非小細胞肺癌の癌;リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫;黒色腫、骨髄腫、神経芽細胞腫、網膜芽腫、線維肉腫(骨又は結合組織肉腫)、横紋筋肉腫;および腫瘍状態、脂肪細胞腫瘍、脂肪細胞癌腫、脂肪肉腫、基底細胞癌を含む他の癌、ならびにそれらの併発を含む基底細胞癌からなる群から選択され、請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項72】
自己免疫不全、慢性関節リウマチ、全身エリテマトーデス、多発性硬化症、乾癬、アレルギー、喘息及びそれらの併発からなる群から選択される慢性炎症性疾患の治療又は予防からなる群から選択される状態を予防又は治療する方法であって、請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項73】
疼痛、神経因性疼痛、リウマチ疼痛、骨関節疼痛、手術を受ける哺乳類患者の麻酔佐剤、進行癌の慢性疼痛、難治性下痢の処置、胆石によって生じる胆管疼痛、及びそれらの併発の処置からなる群から選択される状態を予防又は治療する方法であって、請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項74】
移植拒絶反応又は移植の同種異系移植片拒絶反応の予防又は遅延のために、1型糖尿病患者の処置において膵臓β細胞の数及びサイズを増やすことによる膵臓機能を改善するために、膵臓β細胞の数及びサイズを増やすことによる膵臓機能を改善するために、及びそれらの組み合わせのために、膵島/膵臓移植を受けている哺乳類の患者の処置からなる群から選択される状態を予防又は治療する方法であって、請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項75】
ざ瘡、皮膚疾患、硬皮症、真菌症、不安、不安神経症、大鬱障害、薬物乱用、アルコール中毒、不眠症、慢性疲労、睡眠時無呼吸;神経性食欲不振症;癲癇;偏頭痛;脳脊髄炎、骨関節症、骨粗鬆症、カルシトニン誘発骨粗鬆症、男性及び女性の性的機能不全、不妊症、1型糖尿病、免疫抑制、HIV感染、造血、貧血症、減量、及びそれらの併発を伴う哺乳類の患者の処置からなる群から選択される状態を予防又は治療する方法であって、請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項76】
(i)大腸菌、ブドウ球菌、連鎖球菌、シュードモナス、クロストリジウム・ディフィシール感染症、レジオネラ、肺炎球菌、ヘモフィルス属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、シトロバクター属、ナイセリア属、赤痢菌、サルモネラ属、リステリア属、パスツレラ属、ストレプトバシラス属、スピリルム属、トレポネーマ属、アクチノミセス属、ボレリア属、コリネバクテリウム属、ノカルジア属、ガルドネレラ属、カンピロバクター属、スピロヘータ属、プロテウス、バクテロイド、ヘリコバクターピロリ、及び炭疽菌感染からなる群から選択した細菌性感染症;(ii)結核及びハンセン病からなる群から選択したミコバクテリウム感染症;(iii)HIV、ヘルペスシンプレックス・ウイルス1、ヘルペスシンプレックス・ウイルス2、サイトメガロウイルス、A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、ヒト乳頭腫ウイルス、イプシュタイン・バー・ウイルス、ロータウイルス、アデノウイルス、インフルエンザA型ウイルス、呼吸合成細胞のウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、天然痘、サル痘瘡、及びSARSからなる群から選択されるウイルス感染;(iv)カンジダ症、白癬、ヒストプラスマ症、分芽菌症、パラコクシジオイデス症、クリプトコックス症、アスペルギルス症、クロモ真菌症、菌腫感染症、シュードアレシェリア症、癜風感染症からなる群から選択される真菌感染;(v)アメーバ症、クルーズトリパノソーマ、肝蛭症、リーシュマニア症、マラリア、オンコセルカ症、肺吸虫症、トリパノソーマ・ブルーセイ、ニューモシスティス、膣トリコモナス、タエニア、膜様条虫属(Hymenolepsis)、エキノコックス、住血吸虫症、ニューロシスチセロシス(neurocysticerosis)、アメリカ鉤虫、及びヒト鞭虫(Trichuris trichuria)からなる群から選択される寄生虫感染症;及びそれらの併発からなる群から選択される状態を予防又は治療する方法であって、請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項77】
下記式:
【化45】


で示される化合物を製造する方法であって:
(a)プロリンアミドを塩化フマリルとカップリングして、下記式:
【化46】


で示される化合物を得ること、
(b)工程(a)からの化合物のカルボキサミドを脱水してシアノとし、下記式:
【化47】


で示される化合物を得ること、及び
(c)酸化剤を用いてC=C結合を、
(1)メタノールの存在下開裂し、次に還元剤を反応混合物に加えること、又は
(2)開裂し、そして開裂した生成物を還元剤と反応させ、続いてメタノールを開裂した生成物の混合物に加えることのいずれかを含む方法。
【請求項78】
還元工程(b)を、DMF中の塩化オキサリル及びピリジンを使用して行うか、又は(2)CHCl中のTFAAを用いて行う、請求項77記載の方法。
【請求項79】
開裂工程(c)をオゾンを用いて行う、請求項77記載の方法。
【請求項80】
工程(c)(1)又は(c)(2)中の還元剤が、ジメチルスルフィドである、請求項77記載の方法。
【請求項81】
下記式:
【化48】


で示される化合物を製造する方法であって:
(a)式:
【化49】


で示される化合物を塩化フマリルとカップリングして、式:
【化50】


で示される化合物を得ること、
(b)工程(a)からの化合物中のカルボキサミドを脱水して、式:
【化51】


で示される化合物を得ること、及び
(c)酸化剤を用いてC=C結合を、
(1)メタノールの存在下開裂し、次に還元剤を反応混合物に加えること、又は
(2)開裂し、そして開裂した生成物を還元剤と反応させ、続いてメタノールを開裂した生成物の混合物に加えることのいずれかを含む方法。
【請求項82】
還元工程(b)を、DMF中の塩化オキサリル及びピリジンを使用して行うか、又はCHCl中のTFAAを用いて行う、請求項81記載の方法。
【請求項83】
開裂工程(c)を、オゾンを用いて行う、請求項81記載の方法。
【請求項84】
工程(c)(1)又は(c)(2)中の還元剤が、ジメチルスルフィドである、請求項81記載の方法。
【請求項85】
式(I):
【化52】


{式中、
Aは:
【化53】


であり;
Bは:
【化54】


であり;
そしてDは:
【化55】


である
[式中、
E及びGは、独立に、6員アリール、5員ヘテロアリール、6員ヘテロアリール、及び5〜6員飽和又は部分飽和炭素環又は複素環より選択され;
Eは、1個以上のR基で置換されていてもよく;
Gは、1個以上のR基で置換されていてもよく;
及びRは、独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されており;
は、非存在であるか、又はハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されており;
は、水素、CN、NO、アルキル、ハロアルキル、S(O)NR、S(O)、C(O)OR、C(O)R、又はC(O)NRであり;
、R、R20、及びR21のそれぞれの場合は、それぞれ独立に:水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されているか、あるいはRとRは、それらが結合している窒素と一緒になる場合、炭素原子を含有している3員〜8員環を完成させ、かつ場合によりO、SもしくはNR50より選択されるヘテロ原子を含有していてもよく、かつ3員〜8員環は、場合により置換されていてもよく;
50は、それぞれの場合に、R20、CN、NO、S(O)NR2021、S(O)20、C(O)OR20、C(O)R20C(=NR)NR2021、C(=NR20)NR21、C(=NOR20)R21又はC(O)NR2021であり;
及びRのそれぞれの場合は、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されていてよく;
は、H又はC1−6アルキルであり;
10は、ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、B(OH)、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されていてよく;
11及びR12は、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されていてよく;
13a及びR13bは、それぞれ独立にRであるか、又は一緒になって=Oであり;
14a及びR14bは、それぞれ独立にRであるか、又は一緒になって=Oであり;
13c及びR14cは、それぞれ独立にRであり;
は、CH又はNであり;
Uは、−C(O)−、−C(=NR)−、−(CR−)、NR50、S(=O)、C(=O)、(C=O)N(R)、N(R)(C=O)、S(=O)N(R)、N(R)S(=O)、C=N−OR、−C(R)=C(R)−、−C(RNR50−、N(R50)C(R−、
−O−C(R)−、−C(R)S(=O)−、−(C=O)O−、−(C=NR)N(R)−、−(C=NR)−、N(C=O)NRNR、N(C=O)R、N(C=O)OR、NS(=O)NRNR、NS(=O)、又は場合により置換されたアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又は複素環であり、それらの全ては場合により置換されていてもよく;
Wは、−CH−、−S−、−CHF−又は−CF−であり;
Zは、C又はNであり;
mは、1又は2であり;
nは、0、1又は2であり:
pは、0〜6であり;
qは、0〜6であり;そして
tは、0、1又は2であり、
ここで、E及びGが、共にフェニルである場合:
(1)少なくともR又はRの一方は存在し、そして:CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、(C5−20)アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されており;ここで、ORはアルコキシであり、ORは(C5−20)アルコキシであるか;又は、
(2)Bが(b)の場合、R及びRは、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル及びフェニルより選択されないか;又は、
(3)Bが(b)又は(f)の場合、Rは:C1−6アルキルであるかのいずれかである]}
で示される化合物。
【請求項86】
式(I):
【化56】


{式中、
Aは:
【化57】


であり;
Bは:
【化58】


であり;
そしてDは:
【化59】


である
[式中、
E、G、及びMは、Mが2個の炭素原子をE及びGのそれぞれと共有する三環系を含み;
E、G、及びMは、それぞれ独立に、5〜7員飽和又は部分飽和炭素環又は複素環及び5〜6員芳香族又は複素芳香族環より選択され;
Eは、1個以上のR基で置換されていてもよく;;
Gは、1個以上のR基で置換されていてもよく;
及びRは、独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されており;
は、非存在であるか、又はハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されており;
は、水素、CN、NO、アルキル、ハロアルキル、S(O)NR、S(O)、C(O)OR、C(O)R、又はC(O)NRであり;
、R、R20及びR21のそれぞれの場合は、それぞれ独立に:水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されており、あるいはRとRは、それらが結合している窒素と一緒になる場合、炭素原子を含有している3員〜8員環を完成させ、かつ場合によりO、SもしくはNR50より選択されるヘテロ原子を含有していてもよく、かつ3員〜8員環は、場合により置換されていてもよく;
50は、それぞれの場合に、R20、CN、NO、S(O)NR2021、S(O)20、C(O)OR20、C(O)R20C(=NR)NR2021、C(=NR20)NR21、C(=NOR20)R21又はC(O)NR2021であり;
及びRのそれぞれの場合は、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されていてよく;
は、H又はC1−6アルキルであり;
10は、ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、B(OH)、CHO、C(O)CF、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されていてよく;
11及びR12は、それぞれ独立に:ハロゲン、CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルは、全て場合により置換されていてよく;
13a及びR13bは、それぞれ独立にRであるか、又は一緒になって=Oであり;
14a及びR14bは、それぞれ独立にRであるか、又は一緒になって=Oであり;
13c及びR14cは、それぞれ独立にRであり;
は、CH又はNであり;
Uは、−C(O)−、−C(=NR)−、−(CR−)、NR50、S(=O)、C(=O)、(C=O)N(R)、N(R)(C=O)、S(=O)N(R)、N(R)S(=O)、C=N−OR、−C(R)=C(R)−、−C(RNR50−、N(R50)C(R−、
−O−C(R)−、−C(R)S(=O)−、−(C=O)O−、−(C=NR)N(R)−、−(C=NR)−、N(C=O)NRNR、N(C=O)R、N(C=O)OR、NS(=O)NRNR、NS(=O)、あるいは場合により置換されたアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又は複素環であり、それらの全ては場合により置換されていてもよく;
Wは、−CH−、−S−、−CHF−又は−CF−であり;
Zは、C又はNであり;
mは、1又は2であり;
nは、0、1又は2であり
pは、0〜6であり;
qは、0〜6であり;そして
tは、0、1又は2であり、
ここで、E及びGが、共にフェニルである場合:
(1)少なくともR又はRの一方が存在し、そして:CF、COR、OR、NR、NO、CN、SOOR、CO、CONR、COH、SONR、S(O)、SOH、OC(O)R、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−C(=NR)NHR、(C−C)−アルキル−NRC(=NR)NR、(C−C)−アルキル−C(O)OR、(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)−NH−CN、O−(C−C)−アルキル−C(O)NR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)OR、S(O)−(C−C)−アルキル−C(O)NR、(C−C)−アルキル−C(O)NR−(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)R、(C−C)−アルキル−NR−C(O)OR、(C−C)−アルキル−NR−C(O)−NR、(C−C)−アルキル−NR−SONR、(C−C)−アルキル−NR−SO、水素、(C5−20)アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル又はアミノアルキルであり、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル及びアミノアルキルの全ては、場合により置換されており;ここで、ORはアルコキシであり、ORは(C5−20)アルコキシであるか;又は、
(2)Bが(b)の場合、R及びRは、水素、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、及びフェニルより選択されないか;又は、
(3)Bが(b)又は(f)の場合、Rは:C1−6アルキルであるかのいずれかである]}
で示される化合物。

【公開番号】特開2010−150273(P2010−150273A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−36861(P2010−36861)
【出願日】平成22年2月23日(2010.2.23)
【分割の表示】特願2008−507950(P2008−507950)の分割
【原出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【出願人】(507349581)アラントス・ファーマシューティカルズ・ホールディング・インコーポレーテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】Alantos Pharmaceuticals Holding,Inc.
【Fターム(参考)】