ジンクフィンガータンパク質による血管新生の調節
【課題】血管新生を調節するための種々の方法および組成物の提供。
【解決手段】1つ以上のVEGF遺伝子における特定の標的部位に結合する種々のジンクフィンガータンパク質を用いることによる、特定の方法および組成物。当該ジンクフィンガータンパク質および核酸を用いる1つ以上のVEGF遺伝子の発現を調節するための方法。このような方法はまた、虚血および創傷治癒のための内皮細胞増殖の調節に関与する種々の治療適用に利用され得る。
【解決手段】1つ以上のVEGF遺伝子における特定の標的部位に結合する種々のジンクフィンガータンパク質を用いることによる、特定の方法および組成物。当該ジンクフィンガータンパク質および核酸を用いる1つ以上のVEGF遺伝子の発現を調節するための方法。このような方法はまた、虚血および創傷治癒のための内皮細胞増殖の調節に関与する種々の治療適用に利用され得る。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
標的部位に結合するジンクフィンガータンパク質であって、ここで該標的部位は、表3または表4に特定されるようなヌクレオチド配列を有する、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項2】
ジンクフィンガーのC2H2クラスの少なくとも1つのフィンガーを含む、請求項1に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項3】
前記標的部位が、表3または表4の列におけるヌクレオチド配列の1つであって、そして該ジンクフィンガーの少なくとも1つにおいて、位置−1〜+6が、該列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項2に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項4】
3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項3に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項5】
請求項4に記載のジンクフィンガータンパク質であって、ここで該セグメントが、表3に列挙される該ジンクフィンガータンパク質の1つについて特定されるアミノ酸配列を有し、ここで、該ジンクフィンガータンパク質は、以下:BVO13A、EP10A、GATA82Z7678、HBV3、HP38 4A、HUM17A、HUM19A、MTS 5A、MX1E、PDF 5A、RAT 24A、SAN 16A、USX 3A、VEGF1、VEGF1*3、VEGF 1A、VEGF 1B、VEGF 1C、VEGF 1D、VG 10A、VG 1B、VG 4A、VG 8A、VOP 28A−2、VOP 30A−4、VOP 32A−6、VOP 32B−7、VOP 35A−10、ZEN−7A 1、VOP 29A−3、VOP 32C、VOP 32D、VOP 32E、VOP 32F、VOP 32G、VOP 32H、VOP 32IおよびVOP 32Jからなる群より選択される、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項6】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーの少なくとも1つにおける位置−1〜+6が、表4に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項2に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項7】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項2に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項8】
請求項7に記載のジンクフィンガータンパク質であって、ここで前記セグメントが、表4に列挙されるような、BVO 10A−9A、BVO 12A−11BおよびBVO 14B−13Aからなる群より選択されるジンクフィンガータンパク質について特定されるアミノ酸配列を有する、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項9】
前記ジンクフィンガータンパク質が、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項1に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項10】
前記融合タンパク質が、複数個の調節ドメインを含む、請求項9に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項11】
前記調節ドメインが、活性化ドメインである、請求項9に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項12】
前記活性化ドメインが、(a)VP16、(b)p65、ならびに(c)(a)および(b)の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項11に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項13】
前記調節ドメインが、抑制ドメインである、請求項9に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項14】
前記抑制ドメインが、(a)KRAB、(b)メチル結合性ドメインタンパク質 2B、(c)v−ErbA 抑制ドメイン、ならびに(d)(a)、(b)および(c)の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項13に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項15】
表3または表4に特定されるようなヌクレオチド配列を有する標的部位に結合するジンクフィンガータンパク質であって、該標的部位を含むVEGF遺伝子を含むゲノムを有する動物に導入される場合、この結合によって、該ジンクフィンガータンパク質は血管新生を調節し得る、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項16】
ジンクフィンガーのC2H2クラスの少なくとも3つのフィンガーを含む、請求項15に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項17】
前記標的部位が、表3または表4の列におけるヌクレオチド配列の1つであって、そして前記ジンクフィンガーの少なくとも1つにおいて、位置−1〜+6が、該列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項16に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項18】
前記3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項17に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項19】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーの少なくとも1つにおける位置−1〜+6が、表4に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項16に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項20】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項19に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項21】
ポリペプチドをコードする核酸であって、ここで該ポリペプチドが、請求項1に記載のジンクフィンガーを含む、核酸。
【請求項22】
ポリペプチドをコードする核酸であって、ここで該ポリペプチドが、請求項4に記載のジンクフィンガータンパク質を含む、核酸。
【請求項23】
ポリペプチドをコードする核酸であって、ここで該ポリペプチドが、請求項7に記載のジンクフィンガータンパク質を含む、核酸。
【請求項24】
ポリペプチドをコードする核酸であって、ここで該ポリペプチドが、請求項9に記載のジンクフィンガータンパク質を含む、核酸。
【請求項25】
VEGF遺伝子の発現を調節するための方法であって、該方法は、ジンクフィンガータンパク質と、細胞内の核酸の標的部位とを接触させる工程を包含し、ここで該標的部位が、表3または表4に特定されるようなヌクレオチド配列を有し、そして該ジンクフィンガータンパク質の該標的部位への結合が、該細胞でのVEGF遺伝子の発現を調節する、方法。
【請求項26】
VEGF遺伝子の複数個のスプライス改変体の発現が調節される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
複数個の標的部位が、複数個のジンクフィンガータンパク質に接触され、そして、各ジンクフィンガータンパク質が別個の標的部位に結合する、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記複数個のジンクフィンガータンパク質のそれぞれが、融合タンパク質である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記ジンクフィンガータンパク質のそれぞれが、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
それぞれのジンクフィンガータンパク質が、異なる調節ドメインと融合している、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記ジンクフィンガータンパク質が、ジンクフィンガーのC2H2クラスの少なくとも3つのフィンガーを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
前記3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記ジンクフィンガータンパク質が、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記ジンクフィンガータンパク質が、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
前記方法がさらに、前記ジンクフィンガータンパク質を送達ビヒクルと組み合わせて投与する工程を包含する、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記方法がさらに、前記ジンクフィンガータンパク質をコードする核酸を前記細胞内に投与する工程を包含する、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記投与する工程が、前記核酸を裸の形態で前記細胞内に送達する工程を包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記核酸が、発現ベクター内に含まれ、そしてプロモーターに作動可能に連結し、そして投与する工程が、該ベクターを前記細胞内に送達する工程を包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記発現ベクターが、ウイルス発現ベクターである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記発現ベクターが、レトロウイルス発現ベクター、アデノウイルス発現ベクター、およびAAV発現ベクターからなる群より選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記プロモーターが、誘導性プロモーターである、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記調節ドメインが、活性化ドメインを含み、そして前記標的部位への前記ジンクフィンガータンパク質の結合が、前記細胞内での前記VEGF遺伝子の転写を活性化する、請求項34に記載の方法。
【請求項43】
前記細胞が、細胞の集団である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
VEGF転写の活性化が、前記細胞の集団での血管形成を活性化する、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記細胞の集団が、細胞培養物である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記細胞の集団が、哺乳動物被験体に存在する、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記ジンクフィンガータンパク質またはジンクフィンガータンパク質核酸が、疾患または損傷を処置するに有効な量で投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項48】
前記疾患または損傷が、アテローム硬化症、虚血、および関節炎からなる群より選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記被験体が、創傷を有し、そして投与される前記量が該創傷を処置するに効果的である、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
前記被験体が、潰瘍を有し、そして投与される前記量が該潰瘍を処置するに効果的である、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
VEGF転写の活性化が、前記細胞の集団でのリンパ球生成を活性化する、請求項42に記載の方法。
【請求項52】
VEGF転写の活性化が、前記細胞の集団での骨髄発生を活性化する、請求項42に記載の方法。
【請求項53】
前記活性化ドメインが、(a)VP16、(b)p65、ならびに(c)(a)および(b)の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項54】
前記調節ドメインが、抑制ドメインであって、そして前記標的部位への前記ジンクフィンガータンパク質の結合が、前記細胞内での前記VEGF遺伝子の転写を抑制する、請求項34に記載の方法。
【請求項55】
前記細胞が、細胞の集団である、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
VEGF転写の抑制が、前記細胞の集団での血管形成を抑制する、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記細胞の集団が、細胞培養物である、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記細胞の集団が、哺乳動物被験体に存在する、請求項55に記載の方法。
【請求項59】
前記ジンクフィンガータンパク質またはジンクフィンガータンパク質核酸が、疾患または損傷を処置するに有効な量で投与される、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記疾患が、腫瘍である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記抑制ドメインが、(a)KRAB、(b)メチル結合性ドメインタンパク質 2B、(c)v−ErbA 抑制ドメイン、ならびに(d)(a)、(b)および(c)の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項54に記載の方法。
【請求項62】
前記標的部位が、単一の型のVEGF遺伝子中に位置し、そして前記ジンクフィンガータンパク質の該標的部位への結合が、前記細胞中の単一のVEGF遺伝子の発現を調節する、請求項25に記載の方法。
【請求項63】
前記標的部位が、複数個の異なる型のVEGF遺伝子中に位置し、そして前記ジンクフィンガータンパク質の該標的部位への結合が、複数個のVEGF遺伝子の発現を調節する、請求項25に記載の方法。
【請求項64】
請求項63に記載の方法であって、ここで前記標的部位が、以下:EP10A、GATA82Z678、HBV3、HP38 4A、HUM17A、MTS 5A、PDF 5A、USX 3A、VEGF1、VEGF1*3、VEGF 1A、VG 10A、VG 1B、VG 4A、VG 8A、VOP 28A−2、VOP 30A−4、およびZEN−7A 1からなる群より選択されるタンパク質によって結合されるヌクレオチド配列を含む、方法。
【請求項65】
前記標的部位が、VOP 28A−2によって認識されるヌクレオチド配列である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記標的部位が、VOP 30A−4によって認識されるヌクレオチド配列である、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
血管新生を調節するための方法であって、該方法は、VEGF遺伝子内に標的部位を含むゲノムを有する動物にジンクフィンガータンパク質を導入する工程を包含し、これによって、該ジンクフィンガータンパク質が該標的部位に結合し、そしてそれによって、該動物での血管新生を調節する、方法。
【請求項68】
前記血管新生の調節が、新規血管形成の阻害を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記血管新生の調節が、新規血管形成の刺激を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
前記血管が、高透過性でない、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記ジンクフィンガータンパク質が、表3または表4に特定される標的部位に結合する、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記標的部位が、複数個のVEGF遺伝子中に存在し、これによって、前記ジンクフィンガータンパク質は、該複数個の遺伝子中の該標的部位に結合し、この結合によって該複数個のVEGF遺伝子の発現を調節する、請求項67に記載の方法。
【請求項75】
前記導入する工程が、前記動物内に複数個のジンクフィンガータンパク質を導入する工程を包含し、それぞれのジンクフィンガータンパク質が同じ遺伝子中の異なる標的部位に結合する、請求項67に記載の方法。
【請求項76】
前記ジンクフィンガータンパク質のそれぞれが、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
それぞれのジンクフィンガータンパク質が、異なる調節ドメインと融合している、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
虚血の処置の方法であって、該方法は、虚血を有する動物内に、表3または表4に特定された標的部位に結合するジンクフィンガータンパク質を投与する工程を包含し、ここで該ジンクフィンガータンパク質は、虚血を処置するに有効な量で投与される、方法。
【請求項79】
前記動物が、前記標的部位と、該標的部位に結合する前記ジンクフィンガータンパク質とを含むVEGF遺伝子を含むゲノムを有する、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記ジンクフィンガータンパク質が、ジンクフィンガーのC2H2クラスの少なくとも3つのフィンガーを含む、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項80に記載の方法。
【請求項83】
VEGF遺伝子の発現の調節因子をスクリーニングするための方法であって、該方法は、以下:
(a)試験細胞を、ジンクフィンガータンパク質と試験薬剤とに接触させる工程であって、ここで該ジンクフィンガータンパク質は、標的部位に結合する少なくとも1つのジンクフィンガーを含み、該標的部位は、表3または表4で特定されるようなヌクレオチド配列を有する、工程;
(b)前記試験細胞におけるVEGF遺伝子の発現レベルをベースラインレベルと比較する工程であって、該ベースラインレベルに対する該試験細胞での発現レベルにおける統計学的に有意な差異は、該試験薬剤が、VEGF遺伝子発現の潜在的な調節物質であることを示す、工程
を包含する、方法。
【請求項84】
前記ジンクフィンガーが、活性化ドメインを含む融合タンパク質であり、そして前記試験細胞における、前記ベースラインレベルに対して低レベルの発現は、前記試験薬剤が前記VEGF遺伝子の抑制物質であることを示す、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記ジンクフィンガータンパク質が、抑制ドメインを含む融合タンパク質であり、そして前記試験細胞における、前記ベースラインレベルに対して増加した発現レベルは、前記試験薬剤が前記VEGF遺伝子の活性化剤であることを示す、請求項83に記載の方法。
【請求項86】
薬学的組成物であって、該組成物は、調節配列に作動可能に結合した請求項14に記載の核酸および薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤を含み、ここで、該調節配列が細胞での該核酸の発現を可能にする、薬学的組成物。
【請求項87】
前記核酸が、発現ベクター中に含まれる、請求項86に記載の薬学的組成物。
【請求項88】
前記発現ベクターが、ウイルス発現ベクターである、請求項87に記載の薬学的組成物。
【請求項89】
前記発現ベクターが、レトロウイルス発現ベクター、アデノウイルス発現ベクター、およびAAV発現ベクターからなる群より選択される、請求項88に記載の薬学的組成物。
【請求項90】
請求項1に記載のジンクフィンガータンパク質および薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤を含む、薬学的組成物。
【請求項91】
複数個のジンクフィンガーを含むジンクフィンガータンパク質であって、ここで該複数個のジンクフィンガーの少なくとも1つが、表3または表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項92】
前記ジンクフィンガータンパク質が、3つのフィンガーを有するジンクフィンガータンパク質であって、前記少なくとも1つのジンクフィンガーが、表3の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項91に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項93】
前記ジンクフィンガーの少なくとも2つが、表3の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項92に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項94】
前記ジンクフィンガーの3つ全てが、表3の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項93に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項95】
前記ジンクフィンガータンパク質が、6つのフィンガーを有するジンクフィンガータンパク質であって、前記少なくとも1つのジンクフィンガーが、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項91に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項96】
前記ジンクフィンガーの少なくとも3つが、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項95に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項97】
前記ジンクフィンガーの6つ全てが、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項96に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項98】
創傷を処置するための方法であって、該方法は、VEGF遺伝子内に標的部位を含むゲノムを有する動物内にジンクフィンガータンパク質を導入する工程を包含し、これによって、該ジンクフィンガータンパク質は、該標的部位に結合し、このような結合は創傷の治癒を促進する、方法。
【請求項1】
標的部位に結合するジンクフィンガータンパク質であって、ここで該標的部位は、表3または表4に特定されるようなヌクレオチド配列を有する、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項2】
ジンクフィンガーのC2H2クラスの少なくとも1つのフィンガーを含む、請求項1に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項3】
前記標的部位が、表3または表4の列におけるヌクレオチド配列の1つであって、そして該ジンクフィンガーの少なくとも1つにおいて、位置−1〜+6が、該列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項2に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項4】
3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項3に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項5】
請求項4に記載のジンクフィンガータンパク質であって、ここで該セグメントが、表3に列挙される該ジンクフィンガータンパク質の1つについて特定されるアミノ酸配列を有し、ここで、該ジンクフィンガータンパク質は、以下:BVO13A、EP10A、GATA82Z7678、HBV3、HP38 4A、HUM17A、HUM19A、MTS 5A、MX1E、PDF 5A、RAT 24A、SAN 16A、USX 3A、VEGF1、VEGF1*3、VEGF 1A、VEGF 1B、VEGF 1C、VEGF 1D、VG 10A、VG 1B、VG 4A、VG 8A、VOP 28A−2、VOP 30A−4、VOP 32A−6、VOP 32B−7、VOP 35A−10、ZEN−7A 1、VOP 29A−3、VOP 32C、VOP 32D、VOP 32E、VOP 32F、VOP 32G、VOP 32H、VOP 32IおよびVOP 32Jからなる群より選択される、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項6】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーの少なくとも1つにおける位置−1〜+6が、表4に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項2に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項7】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項2に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項8】
請求項7に記載のジンクフィンガータンパク質であって、ここで前記セグメントが、表4に列挙されるような、BVO 10A−9A、BVO 12A−11BおよびBVO 14B−13Aからなる群より選択されるジンクフィンガータンパク質について特定されるアミノ酸配列を有する、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項9】
前記ジンクフィンガータンパク質が、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項1に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項10】
前記融合タンパク質が、複数個の調節ドメインを含む、請求項9に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項11】
前記調節ドメインが、活性化ドメインである、請求項9に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項12】
前記活性化ドメインが、(a)VP16、(b)p65、ならびに(c)(a)および(b)の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項11に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項13】
前記調節ドメインが、抑制ドメインである、請求項9に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項14】
前記抑制ドメインが、(a)KRAB、(b)メチル結合性ドメインタンパク質 2B、(c)v−ErbA 抑制ドメイン、ならびに(d)(a)、(b)および(c)の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項13に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項15】
表3または表4に特定されるようなヌクレオチド配列を有する標的部位に結合するジンクフィンガータンパク質であって、該標的部位を含むVEGF遺伝子を含むゲノムを有する動物に導入される場合、この結合によって、該ジンクフィンガータンパク質は血管新生を調節し得る、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項16】
ジンクフィンガーのC2H2クラスの少なくとも3つのフィンガーを含む、請求項15に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項17】
前記標的部位が、表3または表4の列におけるヌクレオチド配列の1つであって、そして前記ジンクフィンガーの少なくとも1つにおいて、位置−1〜+6が、該列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項16に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項18】
前記3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項17に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項19】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーの少なくとも1つにおける位置−1〜+6が、表4に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項16に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項20】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項19に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項21】
ポリペプチドをコードする核酸であって、ここで該ポリペプチドが、請求項1に記載のジンクフィンガーを含む、核酸。
【請求項22】
ポリペプチドをコードする核酸であって、ここで該ポリペプチドが、請求項4に記載のジンクフィンガータンパク質を含む、核酸。
【請求項23】
ポリペプチドをコードする核酸であって、ここで該ポリペプチドが、請求項7に記載のジンクフィンガータンパク質を含む、核酸。
【請求項24】
ポリペプチドをコードする核酸であって、ここで該ポリペプチドが、請求項9に記載のジンクフィンガータンパク質を含む、核酸。
【請求項25】
VEGF遺伝子の発現を調節するための方法であって、該方法は、ジンクフィンガータンパク質と、細胞内の核酸の標的部位とを接触させる工程を包含し、ここで該標的部位が、表3または表4に特定されるようなヌクレオチド配列を有し、そして該ジンクフィンガータンパク質の該標的部位への結合が、該細胞でのVEGF遺伝子の発現を調節する、方法。
【請求項26】
VEGF遺伝子の複数個のスプライス改変体の発現が調節される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
複数個の標的部位が、複数個のジンクフィンガータンパク質に接触され、そして、各ジンクフィンガータンパク質が別個の標的部位に結合する、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記複数個のジンクフィンガータンパク質のそれぞれが、融合タンパク質である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記ジンクフィンガータンパク質のそれぞれが、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
それぞれのジンクフィンガータンパク質が、異なる調節ドメインと融合している、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記ジンクフィンガータンパク質が、ジンクフィンガーのC2H2クラスの少なくとも3つのフィンガーを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
前記3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記ジンクフィンガータンパク質が、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記ジンクフィンガータンパク質が、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
前記方法がさらに、前記ジンクフィンガータンパク質を送達ビヒクルと組み合わせて投与する工程を包含する、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記方法がさらに、前記ジンクフィンガータンパク質をコードする核酸を前記細胞内に投与する工程を包含する、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記投与する工程が、前記核酸を裸の形態で前記細胞内に送達する工程を包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記核酸が、発現ベクター内に含まれ、そしてプロモーターに作動可能に連結し、そして投与する工程が、該ベクターを前記細胞内に送達する工程を包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記発現ベクターが、ウイルス発現ベクターである、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記発現ベクターが、レトロウイルス発現ベクター、アデノウイルス発現ベクター、およびAAV発現ベクターからなる群より選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記プロモーターが、誘導性プロモーターである、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記調節ドメインが、活性化ドメインを含み、そして前記標的部位への前記ジンクフィンガータンパク質の結合が、前記細胞内での前記VEGF遺伝子の転写を活性化する、請求項34に記載の方法。
【請求項43】
前記細胞が、細胞の集団である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
VEGF転写の活性化が、前記細胞の集団での血管形成を活性化する、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記細胞の集団が、細胞培養物である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記細胞の集団が、哺乳動物被験体に存在する、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記ジンクフィンガータンパク質またはジンクフィンガータンパク質核酸が、疾患または損傷を処置するに有効な量で投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項48】
前記疾患または損傷が、アテローム硬化症、虚血、および関節炎からなる群より選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記被験体が、創傷を有し、そして投与される前記量が該創傷を処置するに効果的である、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
前記被験体が、潰瘍を有し、そして投与される前記量が該潰瘍を処置するに効果的である、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
VEGF転写の活性化が、前記細胞の集団でのリンパ球生成を活性化する、請求項42に記載の方法。
【請求項52】
VEGF転写の活性化が、前記細胞の集団での骨髄発生を活性化する、請求項42に記載の方法。
【請求項53】
前記活性化ドメインが、(a)VP16、(b)p65、ならびに(c)(a)および(b)の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項54】
前記調節ドメインが、抑制ドメインであって、そして前記標的部位への前記ジンクフィンガータンパク質の結合が、前記細胞内での前記VEGF遺伝子の転写を抑制する、請求項34に記載の方法。
【請求項55】
前記細胞が、細胞の集団である、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
VEGF転写の抑制が、前記細胞の集団での血管形成を抑制する、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記細胞の集団が、細胞培養物である、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記細胞の集団が、哺乳動物被験体に存在する、請求項55に記載の方法。
【請求項59】
前記ジンクフィンガータンパク質またはジンクフィンガータンパク質核酸が、疾患または損傷を処置するに有効な量で投与される、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記疾患が、腫瘍である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記抑制ドメインが、(a)KRAB、(b)メチル結合性ドメインタンパク質 2B、(c)v−ErbA 抑制ドメイン、ならびに(d)(a)、(b)および(c)の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項54に記載の方法。
【請求項62】
前記標的部位が、単一の型のVEGF遺伝子中に位置し、そして前記ジンクフィンガータンパク質の該標的部位への結合が、前記細胞中の単一のVEGF遺伝子の発現を調節する、請求項25に記載の方法。
【請求項63】
前記標的部位が、複数個の異なる型のVEGF遺伝子中に位置し、そして前記ジンクフィンガータンパク質の該標的部位への結合が、複数個のVEGF遺伝子の発現を調節する、請求項25に記載の方法。
【請求項64】
請求項63に記載の方法であって、ここで前記標的部位が、以下:EP10A、GATA82Z678、HBV3、HP38 4A、HUM17A、MTS 5A、PDF 5A、USX 3A、VEGF1、VEGF1*3、VEGF 1A、VG 10A、VG 1B、VG 4A、VG 8A、VOP 28A−2、VOP 30A−4、およびZEN−7A 1からなる群より選択されるタンパク質によって結合されるヌクレオチド配列を含む、方法。
【請求項65】
前記標的部位が、VOP 28A−2によって認識されるヌクレオチド配列である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記標的部位が、VOP 30A−4によって認識されるヌクレオチド配列である、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
血管新生を調節するための方法であって、該方法は、VEGF遺伝子内に標的部位を含むゲノムを有する動物にジンクフィンガータンパク質を導入する工程を包含し、これによって、該ジンクフィンガータンパク質が該標的部位に結合し、そしてそれによって、該動物での血管新生を調節する、方法。
【請求項68】
前記血管新生の調節が、新規血管形成の阻害を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記血管新生の調節が、新規血管形成の刺激を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
前記血管が、高透過性でない、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記ジンクフィンガータンパク質が、表3または表4に特定される標的部位に結合する、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記標的部位が、複数個のVEGF遺伝子中に存在し、これによって、前記ジンクフィンガータンパク質は、該複数個の遺伝子中の該標的部位に結合し、この結合によって該複数個のVEGF遺伝子の発現を調節する、請求項67に記載の方法。
【請求項75】
前記導入する工程が、前記動物内に複数個のジンクフィンガータンパク質を導入する工程を包含し、それぞれのジンクフィンガータンパク質が同じ遺伝子中の異なる標的部位に結合する、請求項67に記載の方法。
【請求項76】
前記ジンクフィンガータンパク質のそれぞれが、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
それぞれのジンクフィンガータンパク質が、異なる調節ドメインと融合している、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
虚血の処置の方法であって、該方法は、虚血を有する動物内に、表3または表4に特定された標的部位に結合するジンクフィンガータンパク質を投与する工程を包含し、ここで該ジンクフィンガータンパク質は、虚血を処置するに有効な量で投与される、方法。
【請求項79】
前記動物が、前記標的部位と、該標的部位に結合する前記ジンクフィンガータンパク質とを含むVEGF遺伝子を含むゲノムを有する、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記ジンクフィンガータンパク質が、ジンクフィンガーのC2H2クラスの少なくとも3つのフィンガーを含む、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記3つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表3の列に特定されるような、第1、第2、および第3の7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記ジンクフィンガータンパク質は、6つのジンクフィンガーを含み、そして該6つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−1〜+6が、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項80に記載の方法。
【請求項83】
VEGF遺伝子の発現の調節因子をスクリーニングするための方法であって、該方法は、以下:
(a)試験細胞を、ジンクフィンガータンパク質と試験薬剤とに接触させる工程であって、ここで該ジンクフィンガータンパク質は、標的部位に結合する少なくとも1つのジンクフィンガーを含み、該標的部位は、表3または表4で特定されるようなヌクレオチド配列を有する、工程;
(b)前記試験細胞におけるVEGF遺伝子の発現レベルをベースラインレベルと比較する工程であって、該ベースラインレベルに対する該試験細胞での発現レベルにおける統計学的に有意な差異は、該試験薬剤が、VEGF遺伝子発現の潜在的な調節物質であることを示す、工程
を包含する、方法。
【請求項84】
前記ジンクフィンガーが、活性化ドメインを含む融合タンパク質であり、そして前記試験細胞における、前記ベースラインレベルに対して低レベルの発現は、前記試験薬剤が前記VEGF遺伝子の抑制物質であることを示す、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記ジンクフィンガータンパク質が、抑制ドメインを含む融合タンパク質であり、そして前記試験細胞における、前記ベースラインレベルに対して増加した発現レベルは、前記試験薬剤が前記VEGF遺伝子の活性化剤であることを示す、請求項83に記載の方法。
【請求項86】
薬学的組成物であって、該組成物は、調節配列に作動可能に結合した請求項14に記載の核酸および薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤を含み、ここで、該調節配列が細胞での該核酸の発現を可能にする、薬学的組成物。
【請求項87】
前記核酸が、発現ベクター中に含まれる、請求項86に記載の薬学的組成物。
【請求項88】
前記発現ベクターが、ウイルス発現ベクターである、請求項87に記載の薬学的組成物。
【請求項89】
前記発現ベクターが、レトロウイルス発現ベクター、アデノウイルス発現ベクター、およびAAV発現ベクターからなる群より選択される、請求項88に記載の薬学的組成物。
【請求項90】
請求項1に記載のジンクフィンガータンパク質および薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤を含む、薬学的組成物。
【請求項91】
複数個のジンクフィンガーを含むジンクフィンガータンパク質であって、ここで該複数個のジンクフィンガーの少なくとも1つが、表3または表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、ジンクフィンガータンパク質。
【請求項92】
前記ジンクフィンガータンパク質が、3つのフィンガーを有するジンクフィンガータンパク質であって、前記少なくとも1つのジンクフィンガーが、表3の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項91に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項93】
前記ジンクフィンガーの少なくとも2つが、表3の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項92に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項94】
前記ジンクフィンガーの3つ全てが、表3の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項93に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項95】
前記ジンクフィンガータンパク質が、6つのフィンガーを有するジンクフィンガータンパク質であって、前記少なくとも1つのジンクフィンガーが、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項91に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項96】
前記ジンクフィンガーの少なくとも3つが、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項95に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項97】
前記ジンクフィンガーの6つ全てが、表4の列に特定されるような7つの連続するアミノ酸のセグメントによって占められる、請求項96に記載のジンクフィンガータンパク質。
【請求項98】
創傷を処置するための方法であって、該方法は、VEGF遺伝子内に標的部位を含むゲノムを有する動物内にジンクフィンガータンパク質を導入する工程を包含し、これによって、該ジンクフィンガータンパク質は、該標的部位に結合し、このような結合は創傷の治癒を促進する、方法。
【図1】
【図2−1】
【図2−2】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7−1】
【図7−2】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17−1】
【図17−2】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2−1】
【図2−2】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7−1】
【図7−2】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17−1】
【図17−2】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2011−254819(P2011−254819A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−148747(P2011−148747)
【出願日】平成23年7月5日(2011.7.5)
【分割の表示】特願2007−321556(P2007−321556)の分割
【原出願日】平成13年12月6日(2001.12.6)
【出願人】(508241200)サンガモ バイオサイエンシーズ, インコーポレイテッド (28)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月5日(2011.7.5)
【分割の表示】特願2007−321556(P2007−321556)の分割
【原出願日】平成13年12月6日(2001.12.6)
【出願人】(508241200)サンガモ バイオサイエンシーズ, インコーポレイテッド (28)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]