説明

スクイズフォーマー容器

【課題】容易に泡立つ液体を吐出させる場合でも、所期の気液混合比で泡状に吐出させることのできるスクイズフォーマー容器を提供する。
【解決手段】 スクイズフォーマー容器1Aが、スクイズ性を有する外容器3と、内袋4からなり、液体を収容する容器本体2と、容器本体2内の液体Aを泡状に吐出するフォーマーキャップ10を備える。フォーマーキャップ10は、気液混合室12とメッシュ部材13を備え、気液混合室12に、内袋内の液体を流入させる液体流入孔17と、外容器3と内袋4との間の空気Bを流入させる空気流入孔18を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクイズ性を有する容器本体がデラミボトル又は二重容器からなるスクイズフォーマー容器に関する。
【背景技術】
【0002】
アルカリ剤を含有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤とからなり、第1剤と第2剤の少なくとも一方に気泡剤として界面活性剤を含有させた二剤式の染毛剤又は脱色剤といった二剤式毛髪化粧料が知られている。この二剤式毛髪化粧料は、第1剤と第2剤を混合し、その混合物をフォーマー容器から泡状に吐出させることにより使用され、泡状での使用により、二剤式毛髪化粧料を簡便にムラなく毛髪に適用することを可能とする(特許文献1)。このような二剤式毛髪化粧料は、スクイズフォーマー容器と組み合わせた毛髪化粧品として市販されている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−339216号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のスクイズフォーマー容器は、スクイズ性の容器本体から供給された液体を泡状に吐出させるフォーマーキャップが、フォーマーキャップ内の気液混合室に、容器本体内の液体を、ディップチューブを通して供給すると共に、容器本体内のヘッドスペースにある空気を気液混合室に開口している空気流入孔から供給し、気液混合室で液体と空気を混合し、メッシュ部材を通して吐出させる構造となっている。
【0005】
そのため、容器本体内で、第1剤と第2剤を混合したときにその混合液が泡立つと、その泡で空気流入孔が塞がれてしまい、容器本体内のヘッドスペースにある空気が気液混合室に供給されにくくなって所期の気液混合比を得られず、ふんわりとした泡が得られなかったり、液だれが生じたりするという問題がある。
【0006】
これに対し、本発明は、混合あるいは撹拌しただけで容易に泡立つ液体を吐出させる場合であっても、所期の泡質で安定的に泡状に吐出させることのできるスクイズフォーマー容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、スクイズフォーマー容器の容器本体として、外容器と内袋(本明細書では袋状の容器のほか、撓み易い樹脂製の薄肉の容器も「袋」と称する)からなる所謂二重容器を使用し、気液混合室に供給する空気として、外容器と内袋との間の空気を使用すると、容器本体内で吐出させる液体が泡だっても、気液混合室への空気の供給に支障がきたされることがなく、安定的に液体を泡状に吐出させられることを見出した。
【0008】
即ち、本発明は、液体を収容する容器本体と、容器本体内の液体を泡状に吐出するフォーマーキャップとを備えたスクイズフォーマー容器であって、容器本体がスクイズ性を有する外容器と内袋からなり、フォーマーキャップが気液混合室とメッシュ部材とを備え、気液混合室に、内袋内の液体を流入させる液体流入孔と、外容器と内袋との間の空気を流入させる空気流入孔とが設けられているスクイズフォーマー容器を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のスクイズフォーマー容器によれば、液体を収容する容器本体が外容器と内袋からなり、その外容器と内袋との間の空気を、フォーマーキャップの気液混合室に供給するので、容器本体内での液体の泡立ちの有無によらず、安定して所期の泡質で液体を泡状に吐出させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0011】
図1は、本発明の一実施例のスクイズフォーマー容器1Aの斜視図(a)と断面図(b)、(c)であり、図2は、その気液混合室付近の拡大断面図である。
【0012】
このスクイズフォーマー容器1Aは、液体Aを収容する容器本体2と、その口部に装着したフォーマーキャップ10からなる。
【0013】
容器本体2は、外容器3と内袋4が剥離容易に積層されたデラミボトルとなっている。このうち、外容器3は厚さ0.4〜1.5mmのポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂からなり、押圧により変形し、押圧の解除により復元するスクイズ性を有する。一方、内袋4は、厚さ0.1〜0.5mmで、外容器3の構成樹脂に対して相溶性の低いナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂からなり、変形自在である。
【0014】
外容器3の口部近傍には、外容器3と内袋4との間の内部空間5を外容器3の外と連通させ、外容器3と内袋4との間に外容器3の外の空気を導入可能とする通気孔6が設けられている。
【0015】
また、外容器3と内袋4は帯状に相互に接着した接着帯7を形成している。接着帯7は、容器本体2の側壁の対向する位置に、容器本体2の長手方向に設けられている。これにより、内袋4を外容器3から剥離した場合に内袋4は図1(c)のように、接着帯を両端としてその間の側壁相互の距離が狭まるように偏平につぶれる。このように扁平につぶれることで、外容器3と内袋4との間に内部空間5が形成されるので、デラミボトルの作製時に内袋4を外容器3から剥離しておくことにより、外容器3と内袋4との間に初期空間を確保でき、容器本体2のスクイズの初回から外容器3と内袋4との間の内部空間5の空気をフォーマーキャップ10に供給することが可能となる。
【0016】
なお、図3に示すように、接着帯7は、容器本体2の長手方向に一条形成してもよい。この場合には、内袋4の接着帯7以外の周全体が外容器3から剥離するので、同図(c)のようにやはり初期内部空間5を確保することが可能となる。
【0017】
なお、外容器3と内袋4は、それらの底部でも接着している。
【0018】
このようなデラミボトルは、例えば、外容器形成用の円筒状のパリソンと内袋形成用の円筒状のパリソンとを、これらの間に接着帯7を形成するための帯状の接着性樹脂を挟んで共押出し、ピンチオフで双方のパリソンを封じ切り、ブロー成形することにより得ることができる。
【0019】
一方、フォーマーキャップ10は、容器本体2内の液体Aを泡状に吐出するものであり、円筒状のハウジング11内に、液体Aと空気Bを混合するやはり円筒状の気液混合室12、及び気液混合室12の下流にあるメッシュ部材13を備え、ハウジング11の一端より上方に突出し途中で水平方向に屈曲する吐出流路14aを、その終端を吐出口14として有し、ハウジング11の他端内壁に容器本体2の口部周壁に螺合するネジ部15を有している。
【0020】
このフォーマーキャップ10は、気液混合室12に、容器本体2からディップチューブ16を通して液体Aを流入させる液体流入孔17と、外容器3と内袋4との間の内部空間5の空気Bを流入させる空気流入孔18が別個に設けられている。
【0021】
より具体的には、円筒状の気液混合室12の底面に液体流入孔17が設けられている。その下方には、下方に向って縮径する円錐台形状のジョイント19を介してディップチューブ16が接合されている。一方、空気流入孔18は、円筒状の気液混合室12の側壁に設けられていて、液体流入孔17と空気流入孔18とは相互に離れている。
【0022】
また、ハウジング11は、空気流入孔18と通気孔6とを備えたハウジング内空間11aを画するように、通気孔6とネジ部15との間に、外容器3に気密に密着するシール部20を有しており、より具体的には、シール部20に環状パッキング20aを備えている。さらに、ハウジング11は、フォーマーキャップ10を容器本体2に螺合させた際に、気液混合室12の底面を形成する板状部材21が、容器本体2の口部の天面に突き当たり、容器本体2の口部を閉じるようにしてあり、この突き当て部分にもシール部材として環状パッキング23を備えている。なお、板状部材21の下面には、容器本体2の口部との位置合わせ及びシール用の環状リブ22が設けられている。
【0023】
ハウジング11の天面には、吸気弁のついた吸気孔(以下、弁付吸気孔という)24が設けられている。この弁付吸気孔24の弁体の硬さを液体Aやその泡の粘性等に応じて適宜調整することにより、ハウジング内空間11aが減圧になった場合に、吐出口14から空気流入孔18を経てハウジング内空間11aに至る空気の流入経路に優先して、弁付吸気孔24を経てハウジング外の空気をハウジング内空間11aに流入させることが可能となるので、ハウジング内空間11aが常圧に戻る際に液体Aやその泡で空気流入孔18が塞がれることを防止できる。
【0024】
このスクイズフォーマー容器1Aの使用方法としては、まず、容器本体2の胴部を押圧して凹ませる。これにより、内袋内が加圧されて液体Aがディップチューブ16を通って液体流入孔17から気液混合室12に供給される。また、この押圧により外容器3と内袋4の間の内部空間5とハウジング内空間11a内も加圧され、空気流入孔18から気液混合室12に空気Bが供給される。したがって、液体Aは、気液混合室12で空気Bと混合され、メッシュ部材13を経て吐出口14から泡状に吐出される。次に、胴部の押圧を解除すると、外容器3が弾性により押圧前の形状に戻り、外容器3と内袋4との間の内部空間5が減圧になる。そのため、弁付吸気孔24から空気がハウジング内空間11aに流入し、さらに通気孔6から内部空間5に入り、内部空間5を常圧に戻す。これにより、内袋4が、液体Aの吐出量の分だけつぶれる。以降、容器本体2の胴部の押圧と解除を繰り返すことにより、容器本体内の液体Aを泡状に吐出させることができる。
【0025】
この場合、気液混合室12に供給される空気は、内袋4のヘッドスペースに存在する空気ではなく、外容器3と内袋4との間の内部空間5の押圧により供給される空気であるため、液体Aが、界面活性剤を含有する二剤式毛髪化粧料の混合液等のように気泡性が高く、容器本体2内で泡だった場合でも、空気流入孔18が泡で塞がれることはない。したがって、気液混合比(泡中を構成する液体に対する空気の容積比)を所期の値に維持することができ、例えば、スクイズフォーマー容器1Aの使用開始から終了まで、気液混合比8〜45の高い泡質の泡を安定して吐出させることが可能となる。
【0026】
本発明のスクイズフォーマー容器は種々の態様をとることができる。
【0027】
例えば、容器本体2としては、上述のデラミボトルに代えて、スクイズ性を有する外容器と、変形自在な内袋とが独立的に成形されている二重容器を使用してもよい。
【0028】
また、容器本体2の口部の構成に関し、図2に示したように、外容器3の口部天面と内袋4の口部天面とでひとつの面を形成する、所謂面一とし、フォーマーキャップ10を容器本体2に螺合させたときにそれらが環状パッキング23を介して板状部材21に密着するようにしてもよく、図4のスクイズフォーマー容器1Bのように、内袋4の口部に外側に突出したフランジ8を形成し、フランジ8の下面に外容器3の口部天面を突き当て、内袋4のフランジ8のみを環状パッキング23に密着させてもよい。また、図5のスクイズフォーマー容器1Cのように、内袋4の口部の外側に突出したフランジ8の下面に環状溝を形成し、その環状溝に外容器3の口部周壁を嵌合させてもよい。
【0029】
また、図6のスクイズフォーマー容器1Dのように、液体流入孔17には、ディップチューブ16に代えて吸液弁25を設けてもよい。吸液弁25としては、容器本体2内から気液混合室12への液体Aの供給を可能とし、その逆方向の流れは禁止する逆止弁を使用する。図2に示したように、ディップチューブ16を設けると、スクイズフォーマー容器の使い始めのスクイズでは泡が吐出されにくい空打ちを防止できるのに対し、吸液弁25を設けると、スクイズフォーマー容器の使い始めに吐出させた泡から高い泡質にすることができ、また、容器本体2の正立使用だけでなく、倒立使用も可能となる。
【0030】
図7のスクイズフォーマー容器1Eは、気液混合室12と吐出口14との間に逆止弁26を設け、その弁体を弁付吸気孔24の弁体と一体に構成したものである。このように気液混合室12と吐出口14との間に逆止弁26を設けることにより、外容器3をスクイズ後、その押圧を解除した場合に吐出孔14内に残存している泡が気液混合室12側に吸引され(所謂スクイズバック)、空気流入孔18が泡で塞がれることを防止することができる。
【0031】
この場合、逆止弁26としては、泡の吐出時に泡質を低下させないものを設けることが好ましい。
【0032】
図8のスクイズフォーマー容器1Fは、気液混合室12の下流に複層にメッシュ部材13a、13bを設けたものであり、これにより泡質を向上させることができる。この場合、気液混合室12を画する上流側のメッシュ部材13aは、気液混合室12での液体Aと空気Bとの混合効率を向上させるため、下流側のメッシュ部材13bに比してメッシュ部材で形成される流路径を絞ることが好ましい。
【0033】
図9のスクイズフォーマー容器1Gは、気液混合室12の下流に複層にメッシュ部材13a、13bを設けたものであり、メッシュ部材を複層に設ける場合において、より泡質を向上させるため、メッシュ部材13a、13bの間の間隔を広げたものであり、そのためにメッシュ部材13a、13bの保持壁27を、液体流入孔17が開口している板状部材21から、吐出孔14に至る水平な吐出流路14aの基部近傍にまで立ち上げている。
【0034】
図10のスクイズフォーマー容器1Hは、泡質を向上させるためにメッシュ部材13a、13bの間の間隔を広げるにあたり、メッシュ部材13a、13bの保持壁27が起立する板状部材21を凹まして液体流入孔17を内袋4の開口面よりも底部側に下げたものである。これにより内袋4のヘッドスペースが減少するので、スクイズフォーマー容器の使い始めの空打ちも低減させることができる。
【0035】
図11のスクイズフォーマー容器1Iは、上述の図10のスクイズフォーマー容器1Hの下流のメッシュ部材13bと吐出孔14との間に、図7のスクイズフォーマー容器1Eと同様の逆止弁26を設け、複層のメッシュ部材13a、13bの間隔を広げて泡質を向上させ、内袋4内のヘッドスペースを減少させてスクイズフォーマー容器の使い始めの空打ちを低減させると共に、スクイズバックも防止したものである。
【0036】
図12のスクイズフォーマー容器1Jは、図8のスクイズフォーマー容器1Fにおいて、弁付吸気孔24をハウジング11の側面に設けたものである。弁付吸気孔24がハウジング11の天面に形成されていると、スクイズフォーマー容器の流通過程で弁付吸気孔24に埃やゴミがたまり、弁に動作不良が生じるおそれがあるが、弁付吸気孔24をハウジング11の側面に設けることにより、かかる動作不良のおそれをなくすことができる。
【0037】
図13のスクイズフォーマー容器1Kは、容器本体2として、デラミボトルではなく二重容器を使用した場合に、埃やゴミによる弁付吸気孔24の動作不良のおそれをなくすために、外容器3の底面に弁付吸気孔24を設けたものである。
【0038】
本発明のスクイズフォーマー容器は、容器本体2の外容器3の口部近傍に開口する通気孔6についても、種々の態様をとることができる。
【0039】
図14のスクイズフォーマー容器1Lは、内袋4の口部の外側に突出したフランジ8にスリット9を設け、そのスリット9が、外容器3と内袋4との間に空気を導入する通気孔6となるように、外容器3の口部内壁と内袋4の口部内壁とに間隙をあけ、外容器3の口部縁辺をフランジ8に突き当てたものである。これにより、図14(b)に矢印で示したように、スリット9で形成される通気孔6から、外容器3と内袋4との間の空気Bを押出、あるいは反対に、外容器3と内袋4との間に外容器3の外の空気、即ちフォーマーキャップ10の取り付け時にあっては、ハウジング内空間11aの空気を導入することが可能となる。
【0040】
このようにスリット9で通気孔6を形成すると、外容器3の側面に通気孔6をあける工程が減り、生産性を向上させることができるので好ましい。
【0041】
また、本発明のスクイズフォーマー容器においては、その使い始めの空打ちを低減させるため、図15のスクイズフォーマー容器1Mのように、容器本体2の外形を上部に比して下部の胴径が細い、逆テーパー型にすることが好ましい。これにより、容器本体をデラミボトルとした場合に、内袋4内に液体Aを充填すると、液体Aの重量により、内袋4の肩部に内袋4を外容器3から剥離させる方向の力がかかる。したがって、同図(b)に示したように、容器本体2の内部空間5が形成され、スクイズフォーマー容器の使い始めにおいても、気液混合室12に供給する空気を確保でき、空打ちを低減させることが可能となる。また、外容器3と内袋4とを独立的に成形した二重容器においても、内袋4に液体Aを充填することにより、容器本体2の肩部に内部空間5が形成されるので、同様に空打ちを低減させることが可能となる。
【0042】
図16のスクイズフォーマー容器1Nは、容器本体2の外形を、上部と下部に比して胴部中央の胴径が太い樽型にしたものである。樽型にすることにより、スクイズ時の容器本体2の変形量を大きくすることができるので、スクイズを行う手の動作が容易になり、また、1回のスクイズによる泡の吐出量を多くすることができる。さらに、樽型にすることにより、液体Aの充填により、同図(b)に示したように、胴部中央に内部空間5が形成されやすくなるので、空打ちも低減させることができる。
【0043】
本発明において、上述した種々の態様は、適宜組み合わせることができる。
【0044】
吐出口14の形状にも特に制限はなく、適宜、泡の吐出孔を備えた櫛歯等の塗布具を装着してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明のスクイズフォーマー容器は、毛髪化粧料の他、バス、キッチン、トイレ等に用いる洗浄剤等を泡状に吐出させるフォーマー容器として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】スクイズフォーマー容器の斜視図(a)及び断面図(b)(c)である。
【図2】スクイズフォーマー容器の気液混合室付近の拡大断面図である。
【図3】スクイズフォーマー容器の斜視図(a)及び断面図(b)(c)である。
【図4】スクイズフォーマー容器の断面図である。
【図5】スクイズフォーマー容器の断面図である。
【図6】スクイズフォーマー容器の断面図である。
【図7】スクイズフォーマー容器の断面図である。
【図8】スクイズフォーマー容器の断面図である。
【図9】スクイズフォーマー容器の断面図である。
【図10】スクイズフォーマー容器の断面図である。
【図11】スクイズフォーマー容器の断面図である。
【図12】スクイズフォーマー容器の断面図である。
【図13】スクイズフォーマー容器の断面図(a)及び底面図(b)である。
【図14】スクイズフォーマー容器の断面図(a)及び容器本体の口部の断面図(b)である。
【図15】スクイズフォーマー容器の斜視図(a)及び断面図(b)である。
【図16】スクイズフォーマー容器の斜視図(a)及び断面図(b)である。
【符号の説明】
【0047】
1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1I、1J、1K、1L、1M、1N スクイズフォーマー容器
2 容器本体
3 外容器
4 内袋
5 内部空間
6 通気孔
7 接着帯
8 フランジ
9 スリット
10 フォーマーキャップ
11 ハウジング
11a ハウジング内空間
12 気液混合室
13、13a、13b メッシュ部材
14 吐出口
14a 吐出流路
15 ネジ部
16 ディップチューブ
17 液体流入孔
18 空気流入孔
19 ジョイント
20 シール部
20a 環状パッキング
21 板状部材
22 リブ
23 環状パッキング
24 弁付吸気孔
25 吸液弁
26 逆止弁
27 保持壁
A 液体
B 空気

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を収容する容器本体と、容器本体内の液体を泡状に吐出するフォーマーキャップとを備えたスクイズフォーマー容器であって、容器本体がスクイズ性を有する外容器と内袋からなり、フォーマーキャップがハウジング内に気液混合室とメッシュ部材とを備え、気液混合室に、内袋内の液体を流入させる液体流入孔と、外容器と内袋との間の空気を流入させる空気流入孔とが設けられているスクイズフォーマー容器。
【請求項2】
容器本体が、外容器と内袋が剥離容易に積層されたデラミボトルである請求項1記載のスクイズフォーマー容器。
【請求項3】
容器本体が、外容器と内袋とが独立的に成形された二重容器である請求項1記載のスクイズフォーマー容器。
【請求項4】
容器本体が、外容器の口部近傍に、外容器と内袋との間の内部空間を外容器の外と連通させる通気孔を有し、
フォーマーキャップが、空気流入孔と通気孔を備えるハウジング内空間を画するように外容器に気密に密着するシール部、及びハウジング外の空気を前記ハウジング内空間に流入させる弁付吸気孔を有する請求項1〜3のいずれかに記載のスクイズフォーマー容器。
【請求項5】
外容器と内袋が接着した帯状の接着帯が、容器本体の長手方向に延在するよう形成されている請求項2記載のスクイズフォーマー容器。
【請求項6】
外容器と内袋が底部で接着している請求項2又は3記載のスクイズフォーマー容器。
【請求項7】
フォーマーキャップが、気液混合室の下流に複層にメッシュ部材を有する請求項1〜6のいずれかに記載のスクイズフォーマー容器。
【請求項8】
フォーマーキャップが、気液混合室と吐出口との間に逆止弁を有する請求項1〜7のいずれかに記載のスクイズフォーマー容器。
【請求項9】
液体流入孔が、内袋の開口面よりも底部側に位置する請求項1〜8のいずれかに記載のスクイズフォーマー容器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate


【公開番号】特開2009−149325(P2009−149325A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−327946(P2007−327946)
【出願日】平成19年12月19日(2007.12.19)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】