説明

スターホイール装置

【課題】 取り扱う容器の品種をスターホイールとは別部材の品種表示プレートに表示することにより、スターホイールに直接に彫刻等により表示していたことに起因する種々の問題点を解消し、品種表示のために用いる文字の制限がなく自由に書体を定めることができ、意図した所定の方向に表示を行うことができ、かつ製作期間の短縮および製作コストの低減を図ることができるスターホイール装置を提供する。
【解決手段】 容器1がはまりこむポケット5aが円周上に複数あるスターホイール5と、スターホイール5を着脱可能に固定する支持部材7とを備えたスターホイール装置3において、スターホイール5で取り扱う容器の品種を表示した品種表示プレート52をスターホイール5に形成された装着部51に着脱可能に装着した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器がはまり込む複数のポケットを外周上に有し容器を搬送するためのスターホイール装置に関し、特に、スターホイールの交換を容易にする装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ガラス壜やペットボトル等の容器をポケットで保持して所定の円弧状の搬送路に沿って搬送する装置として、スターホイール装置が知られている。スターホイール装置で容器を取り扱う一例として、スターホイール装置のポケットに取り込んだ容器を移送中に自動検査をして、不良品を吸着カップにより吸着してラインから排除するものがある。この場合、容器はコンベヤによりスターホイール装置に供給され、スターホイール装置のポケットにはまり込んで移送され、移送の途中で容器がカメラにより検査される。良品はコンベヤに戻され、不良品はスターホイール装置により移送され、所定位置で排出される。
【0003】
また、スターホイール装置で容器を取り扱う他の例として、コンベヤで搬入された容器を入口スターホイール装置に取込んでメインロータに移送し、メインロータで検査をして出口スターホイール装置に移送し、出口スターホイール装置からコンベヤへ排出するものがある。
【0004】
上述したように、容器を保持して所定の円弧状の搬送路に沿って搬送するために各種のスターホイール装置があるが、スターホイール装置においては、取り扱う容器の直径が変わる場合は、スターホイールをポケットの直径が異なるものに取替える必要がある。すなわち、容器の直径変更がある場合には、スターホイールのポケットの湾曲部をそれぞれの容器の円周と同一のものに交換する必要がある。
【0005】
この取替えの便宜のために、スターホイールには、取り扱う容器の品種(容器内容積など)を識別するための表示がなされている。スターホイールは飲料容器等を取り扱うため、飲料が漏れる場合があり、水等の洗浄水で洗浄しても、容器の品種表示が消失しないようにする必要がある。そのため、従来、この表示は、樹脂製のスターホイールに直接に彫刻し、彫刻部にインクやペイント等で着色することによって行っている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、スターホイールに直接に彫刻によって取り扱う容器の品種を識別するための表示をする場合には、以下に列挙するような問題点がある。
1)容器の品種の表示をスターホイールに彫刻する場合に、客先の要望に応えるために、客先からの彫刻の指示を待って彫刻を行う必要があり、この結果、製作期間が延び、納期遅れにつながるという問題点がある。
2)スターホイールへの彫刻は型を用いて行っているため、新規な文字を入れる場合には、新たに型作りが必要となり、製作期間がさらに延び、この結果、納期遅れがさらに発生してしまうという問題点がある。このため、新規な文字を入れないように彫刻をしようとすると、対応する文字が限られてくるという問題点がある。
【0007】
3)彫刻文字には、各種の字体(筆記体またはブロック体等)があり、そのため彫刻を施す外注先等から彫刻文字の字体の問い合わせがあり、その都度、この問い合わせに答えなければならず、煩雑であるという問題点がある。
4)容器の品種の表示箇所が一定しているわけではなく、文字の向きの不揃いがあり、スターホイールの取替え時に文字の判読がし難いという問題点がある。
5)同一のスターホイールを用いて品種追加があった場合に、テプラ(登録商標)テープ等を用いて対応していたが、このテープが剥がれやすいという問題点がある。
【0008】
6)同一のスターホイールであっても、彫刻内容が異なるだけで別部品の扱いになっていたため、図面の共通化がはかりにくく、図面枚数が増え、設計管理上の問題点となっている。
7)設計部署からの指示ミスや製作部署での製作ミスにより、彫刻内容のエラー(誤り)が発生し、スターホイールの再製作や追加工を行う場合があり、製作コスト上昇の要因となっている。
【0009】
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、取り扱う容器の品種をスターホイールとは別部材の品種表示プレートに表示することにより、スターホイールに直接に彫刻等により表示していたことに起因する種々の問題点を解消し、品種表示のために用いる文字の制限がなく自由に書体を定めることができ、意図した所定の方向に表示を行うことができ、かつ製作期間の短縮および製作コストの低減を図ることができるスターホイール装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的を達成するため、本発明のスターホイール装置は、容器がはまりこむポケットが円周上に複数あるスターホイールと、スターホイールを着脱可能に固定する支持部材とを備えたスターホイール装置において、前記スターホイールで取り扱う容器の品種を表示した品種表示プレートを前記スターホイールに形成された装着部に着脱可能に装着したことを特徴とするものである。
本発明によれば、スターホイールで取り扱う容器の品種を表示した品種表示プレートをスターホイールとは別部材で構成したため、品種表示プレートをスターホイールとは別個に製作することができる。
【0011】
本発明の1態様によれば、前記スターホイールに形成された装着部は所定形状の溝からなり、前記品種表示プレートは前記溝に対応した形状を有し該溝に嵌合されることを特徴とする。
本発明によれば、所定形状の溝からなる装着部に、溝に対応した形状を有する品種表示プレートが嵌合によって装着されるため、装着された品種表示プレートが装着部から脱落することがない。
【0012】
本発明の1態様によれば、前記スターホイールの溝の底部には、装着された前記品種表示プレートを取り外すための貫通孔が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、品種表示プレートを装着部から取り外す際には、ドライバ等の棒状部材を貫通孔から挿入し該棒状部材で品種表示プレートの背面を押すことにより品種表示プレートを装着部から取り外すことができる。また、溝からなる装着部に飲料等の液体が流入しても、この液体は貫通孔を介して排出することができる。
【0013】
本発明の1態様によれば、前記品種表示プレートは、前記スターホイールで取り扱う容器の品種を表示した品種表示シートと、品種表示シートを上下で挟む樹脂プレートとからなることを特徴とする。
本発明によれば、パソコンやプリンタ等の簡易な書き込み手段を用いて品種表示シートに容器の品種を表示した後に、この品種表示シートを樹脂プレートで上下から挟むことにより品種表示プレートを構成することができる。
【0014】
本発明の1態様によれば、前記スターホイールは複数のスターホイール片から構成され、前記各スターホイール片には前記装着部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、スターホイールが複数のスターホイール片に分割されている場合でも、各スターホイール片に品種表示プレートが装着されているため、スターホイールの交換の際に、各スターホイール片を誤りなく識別することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明は以下に列挙する効果を奏する。
1)スターホイールで取り扱う容器の品種を表示した品種表示プレートをスターホイールとは別部材で構成したため、客先からの彫刻の指示を待って彫刻を行うという工程を省略することができるので、スターホイール装置の製作期間の短縮を図ることができ、スターホイール装置の納期遅れのおそれがなくなる。
2)容器の品種を表示する文字の制限がなくなり、また表示用の書体も自由に定めることができる。
【0016】
3)取り扱う容器の品種の表示箇所を一定にすることができるため、スターホイールの設計の際に意図した方向に品種名を表示することができる。
4)同一のスターホイールを用いて品種追加又は品種名の変更があった場合に、品種の追加又は品種名の変更の対応が容易にできる。
5)設計図面にスターホイールで取り扱う容器の品種を指示する必要がなくなるため、図面の共通化を図ることができ、図面枚数を減らすことができ、設計管理の簡易化を図ることができる。
【0017】
6)彫刻の際に発生していた容器の品種の表示ミスがなくなるため、スターホイールの再製作や追加工を行う必要がなく、製作コストの低減を図ることができる。
7)品種表示シートに着色されたシートを用いることにより取り扱う容器の品種を色分けして区別することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明に係るスターホイール装置の一実施形態を図1乃至図7を参照して説明する。
図1は本発明のスターホイール装置を用いた容器検査装置の全体構成を示す平面図である。容器1は、コンベヤ2によりスターホイール装置3のスターホイール5に供給され、スターホイール5のポケット5aにはまりこんで移送される。そして、移送の途中で、容器1はCCDカメラにより検査される。良品はコンベヤ2の下流に戻され、不良品は吸着パッド(後述する)により吸着されてターンテーブル100上に移送される。なお、符号26は容器1の胴部に係合するベルトである。
【0019】
次に、スターホイール装置3の詳細構造について説明する。
図2は、本発明のスターホイール装置3の縦断面図である。図2に示すように、スターホイール装置3は、モータ(図示せず)に連結された主軸4と、容器1がはまり込むポケット5aが円周上に複数あるスターホイール5と、各ポケット5aに設けられ容器1の側面(胴部)を吸着する吸着カップ6と、主軸4の上端部に固定されるとともにスターホイール5の下面を支持する支持部材7と、各吸着カップ6と真空源とを接続するロータリ弁20とを備えている。スターホイール5は、ネジ付の固定用レバー10によって、支持部材7に着脱可能に固定されている。スターホイール5を交換する場合には、固定用レバー10を取り外し、スターホイール5を支持部材7から取り外し、新たなスターホイール5を支持部材7に固定すればよい。主軸4の下端部にはギヤ41が固定され、このギヤ41はモータ(図示せず)の回転軸に固定されたギヤ42と係合して主軸4が回転駆動されるようになっている。
【0020】
前記支持部材7には、切替弁取付用の環状部材8が固定されており、環状部材8の外周部には吸着カップ6と同数設けられるとともに真空源または圧空源に連通可能な切替弁9が取り付けられている。環状部材8には、円周方向に所定間隔をおいてポケット5aと同数の連絡路8a,8bが形成されており、連絡路8aは環状部材の上面に開口するとともに外周面に開口し、連絡路8bは環状部材8の上面に開口するとともに外周面に開口している。
【0021】
そして、前記切替弁9は、スプール9aを上下させることにより、連絡路8a,8b間を開閉可能に接続するようになっている。切替弁9の下方の所定位置には、切替弁9の棒状のスプール9aを押し上げて切替弁9を開くためのアクチュエータ43が設けられている。また切替弁9の上方の所定位置には、切替弁9のスプール9aを押し下げて切替弁9を閉じるためのカム44が設けられている。アクチュエータ43およびカム44は、主軸4を支持するためのハウジング45に固定されている。各吸着カップ6は配管11を介して環状部材8の連絡路8aに接続されている。一方、環状部材8の連絡路8bは配管12を介して支持部材7内に設けられた連絡路7aに接続されている。また連絡路8cは大気に連通している。連絡路8aと連絡路8bとが連通すると、吸着カップ6は真空源に連通可能になる。また連絡路8aと連絡路8cとが連通すると、吸着カップ6は大気圧に連通される。
【0022】
前記支持部材7の連絡路7aは蛇腹状の上下方向に伸縮可能なゴム等の弾性材からなるジョイント13を介してロータリ弁20に接続されている。したがって、吸着カップ6は、配管11、環状部材8の連絡路8a、切替弁9、環状部材8の連絡路8b、配管12、支持部材7の連絡路7aおよび蛇腹状のジョイント13からなる連通路を介してロータリ弁20に開閉可能に接続されるように構成されている。
【0023】
ロータリ弁20は、固定基台21に固定された円板状の固定側部材22と、円筒体24に固定された円板状の回転側部材25とを備えている。円筒体24と主軸4とは、主軸4に設けられたキー(図示せず)を介して連結され、円筒体24及び回転側部材25と主軸4とが一体的に回転するように構成されている。
【0024】
固定側部材22と回転側部材25とは、互いに摺接しながら回転する摺接面28を有している。固定側部材22の摺接面28には円弧状溝29が形成され、回転側部材25の摺接面28には、円弧状溝29に対向する位置で開口する複数の第2連通孔31が同一円周上に形成されている。固定側部材22には円弧状溝29に連通する第1連通孔30が形成されており、第1連通孔30は固定基台21の連通孔21aおよび配管32を介して図示しない真空源(真空ポンプ)に接続されている。一方、回転側部材25の各第2連通孔31はジョイント13、配管11,12等からなる連通路を介して各吸着カップ6に接続されている。すなわち、固定側部材25の上面には蛇腹状のゴム等の弾性材からなるジョイント13が係合し、ジョイント13により、第2連通孔31と支持部材7の連絡路7aとの気密が確保されている。
【0025】
上述のように構成されたロータリ弁20によれば、回転側部材25が固定側部材22に摺接しながら回転すると、回転側部材25に形成された第2連通孔31が、固定側部材22に形成された円弧状溝29に対向した位置にある間は、第1連通孔30と第2連通孔31とが連通することになる。したがって、第1連通孔30に連通された真空源からの負圧が、第2連通孔31に連通された吸着カップ6に供給され、容器1が吸着カップ6により吸着保持される。また、第2連通孔31が円弧状溝29からずれると、第1連通孔30と第2連通孔31との連通が遮断され、真空源からの負圧が遮断されて吸着カップ6による容器1の吸着保持が解除される。
【0026】
次に、スターホイール装置3の主要構成要素であるスターホイール5について、図3乃至図7を参照して説明する。図3はスターホイール5の平面図、図4は図3のA部を示す平面図、図5は図3のA部の断面図である。図3に示すように、スターホイール5は4分割のスターホイール片5A,5B,5C,5Dから構成されている。各スターホイール片5A,5B,5C,5Dには、容器1がはまり込むポケット5aが円周上に所定間隔をおいて形成されている。各スターホイール片5A,5B,5C,5Dは、超高分子量ポリエチレン(HIZEX MILLION)を主原料に成形加工したニューライト(商品名)から形成されている。また、各スターホイール片5A,5B,5C,5Dには、複数の貫通孔5hが形成されている。そして、各貫通孔5hに固定用レバー10を挿通して固定用レバー10のネジ部を支持部材7に螺合することにより、各スターホイール片5A,5B,5C,5Dは支持部材7に固定されるようになっている(図2参照)。
【0027】
各スターホイール片5A,5B,5C,5Dには、取り扱う容器の品種を表示するための表示部50が設けられている。図4及び図5に示すように、表示部50は、各スターホイール片5A,5B,5C,5Dに形成された長円形状の溝からなる装着部51と、装着部51に着脱可能に装着された品種表示プレート52とから構成されている。装着部51は台形の断面形状の溝からなり、装着部51の入口側の縁部51aの寸法は、品種表示プレート52の外形寸法よりわずかに小さく設定されている。これにより、各スターホイール片5A,5B,5C,5Dを取り扱う際に、品種表示プレート52が装着部51から脱落しないようになっている。したがって、品種表示プレート52を装着部51に挿入する際、または品種表示プレート52を装着部51から取り外す際には、装着部51の縁部51aは変形してわずかに広がる。
【0028】
また、装着部51の底部には貫通孔60が形成されており、ドライバ等の棒状部材を貫通孔60から挿入して棒状部材で品種表示プレート52の背面を押すことにより、品種表示プレート52を装着部51から取り外すことができるようになっている。
【0029】
図6は品種表示プレート52の分解斜視図である。図6に示すように、品種表示プレート52は、取り扱う容器の品種を表示した品種表示シート53と、品種表示シート53を上下で挟むための透明樹脂(例えば、アクリル樹脂)からなる上下プレート54,55とから構成されている。品種表示シート53は白色のシートであっても、色付きのシートであってもよく、品種表示シート53に表示される容器の品種はパソコンおよびプリンタ等を用いてシート上に印字されたものである。図6に示す例においては、容器の品種として容器内容積200(ml)が表示されている。なお、シートの色を変えることで、品種を色分けして区別することもできる。
【0030】
図7は品種表示プレート52を各スターホイール片5A,5B,5C,5Dの装着部51に装着する際の状態を示す模式図である。図7に示すように、取り扱う容器の品種を表示した品種表示シート53、上プレート54、下プレート55を一体化して品種表示プレート52を構成した後に、品種表示プレート52を装着部51に装着する。この装着時には、品種表示プレート52の外形寸法は装着部51の溝の寸法より若干大きいため、装着部51の入口側の縁部51aは変形してわずかに広がる。品種表示プレート52の装着部51への装着が完了すると、装着部51の縁部51aは元に戻り、品種表示プレート52の装着部51からの脱落が防止される(図5参照)。
【0031】
一方、品種表示プレート52を各スターホイール片5A,5B,5C,5Dの装着部51から取り外す際には、ドライバ等の棒状部材を貫通孔60から挿入して棒状部材で品種表示プレート52の背面を押すことにより、品種表示プレート52を装着部51から取り外すことができる。
なお、容器内の飲料等の液体が漏れて装着部51内に流入する場合もあるが、この液体は装着部51の底部から貫通孔60を介して排出することができる。スターホイール5を洗浄水で洗浄する場合にも、装着部51内に流入した洗浄水を貫通孔60より排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明のスターホイール装置を用いた容器検査装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明のスターホイール装置の縦断面図である。
【図3】スターホイールの平面図である。
【図4】図3のA部を示す平面図である。
【図5】図3のA部の断面図である。
【図6】品種表示プレートの分解斜視図である。
【図7】品種表示プレートを各スターホイール片の装着部に装着する際の状態を示す模式図である。
【符号の説明】
【0033】
1 容器
2 コンベヤ
3 スターホイール装置
4 主軸
5 スターホイール
5a ポケット
5A,5B,5C,5D スターホイール片
5h 貫通孔
6 吸着カップ
7 支持部材
7a,8a,8b,8c 連絡路
8 環状部材
9 切替弁
9a スプール
10 固定用レバー
11,12,32 配管
13 ジョイント
20 ロータリ弁
21 固定基台
21a 連通孔
22 固定側部材
24 円筒体
25 回転側部材
26 ベルト
28 摺接面
29 円弧状溝
30 第1連通孔
31 第2連通孔
41,42 ギヤ
43 アクチュエータ
44 カム
45 ハウジング
50 表示部
51 装着部
51a 縁部
52 品種表示プレート
53 品種表示シート
54 上プレート
55 下プレート
60 貫通孔
100 ターンテーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器がはまりこむポケットが円周上に複数あるスターホイールと、スターホイールを着脱可能に固定する支持部材とを備えたスターホイール装置において、
前記スターホイールで取り扱う容器の品種を表示した品種表示プレートを前記スターホイールに形成された装着部に着脱可能に装着したことを特徴とするスターホイール装置。
【請求項2】
前記スターホイールに形成された装着部は所定形状の溝からなり、前記品種表示プレートは前記溝に対応した形状を有し該溝に嵌合されることを特徴とする請求項1に記載のスターホイール装置。
【請求項3】
前記スターホイールの溝の底部には、装着された前記品種表示プレートを取り外すための貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスターホイール装置。
【請求項4】
前記品種表示プレートは、前記スターホイールで取り扱う容器の品種を表示した品種表示シートと、品種表示シートを上下で挟む樹脂プレートとからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスターホイール装置。
【請求項5】
前記スターホイールは複数のスターホイール片から構成され、前記各スターホイール片には前記装着部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスターホイール装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−69745(P2006−69745A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−256217(P2004−256217)
【出願日】平成16年9月2日(2004.9.2)
【出願人】(390014661)株式会社キリンテクノシステム (126)
【Fターム(参考)】