説明

スピロケタール置換環状ケトエノール類

本発明は、式(I)


[式中、A、B、Q、Q、D、G、W、X、Y及びZは、定められた意味を有する。]で表される新規スピロケタール置換環状ケトエノール類、これらを調製するための方法及び中間体、並びに、殺害虫剤及び/又は殺微生物剤及び/又は除草剤としてこれらのの使用に関する。本発明は、さらに、該スピロケタール置換環状ケトエノール及び栽培植物の適合性を改善する化合物を含んでいる選択的除草剤にも関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
Wは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ハロゲン、アルケニルオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ又はシアノを表し;
Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキシ、ニトロ又はシアノを表し;
Y及びZは、互いに独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シアノ若しくはニトロを表すか、又は、いずれの場合も場合により置換されていてもよい、アリール若しくはヘタリールを表し;
但し、X及びYがメチルを表す場合、ラジカルW又はZの少なくとも一方は水素とは異なっていなければならず;
A及びBならびにこれらが結合している炭素原子は、5員〜7員のケタール、チオケタール又はジチオケタール(ここで、これらは、さらなるヘテロ原子で場合により中断されていてもよく、また、これらラジカルは、それぞれ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル又は場合により置換されていてもよいフェニルで、場合により置換されていてもよい。)を表し;
Dは、NH及び酸素を表し;
及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、ハロアルキル又はアルコキシを表し;
Gは、水素(a)を表すか、又は、以下の基
【化2】

(ここで、
Eは、金属イオン又はアンモニウムイオンを表し;
Lは、酸素又は硫黄を表し;
Mは、酸素又は硫黄を表す。)
のうちの1つを表し;
は、いずれの場合もハロゲン若しくはシアノで場合により置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル若しくはポリアルコキシアルキルを表すか、又は、いずれの場合もハロゲン、アルキル若しくはアルコキシで場合により置換されていてもよい、シクロアルキル若しくはヘテロシクリルを表すか、又は、いずれの場合も場合により置換されていてもよい、フェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、フェノキシアルキル若しくはヘタリールオキシアルキルを表し;
は、いずれの場合もハロゲン若しくはシアノで場合により置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルコキシアルキル若しくはポリアルコキシアルキルを表すか、又は、いずれの場合も場合により置換されていてもよい、シクロアルキル、フェニル若しくはベンジルを表し;
、R及びRは、互いに独立して、いずれの場合もハロゲンで場合により置換されてもよい、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ若しくはシクロアルキルチオを表すか、又は、いずれの場合も場合により置換されていてもよい、フェニル、ベンジル、フェノキシ若しくはフェニルチオを表し;
及びRは、互いに独立して、水素を表すか、又は、いずれの場合もハロゲン若しくはシアノで場合により置換されていてもよい、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキシ若しくはアルコキシアルキルを表すか、又は、いずれの場合も場合により置換されていてもよい、フェニル若しくはベンジルを表すか、又は、これらが結合しているN原子と一緒になって、場合により置換されていてもよい環(ここで、該環は、酸素又は硫黄を場合により含んでいてもよい。)を形成している。]
で表される化合物。
【請求項2】
Wが、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ又はシアノを表し;
Xが、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルケニルオキシ、ニトロ又はシアノを表し;
Y及びZが、互いに独立して、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、シアノ、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニルを表すか、又は、(ヘタ)アリールラジカル
【化3】


のうちの1つを表し(ここで、(ヘタ)アリールの場合、ラジカルY又はZの一方のみが(ヘタ)アリールを表すことができる。);
が、水素、ハロゲン、C−C12−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ニトロ若しくはシアノを表すか、又は、フェニル、フェノキシ、フェノキシ−C−C−アルキル、フェニル−C−C−アルコキシ、フェニルチオ−C−C−アルキル若しくはフェニル−C−C−アルキルチオ(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ニトロ又はシアノで、場合により一置換又は多置換されていてもよい。)を表し;
及びVが、互いに独立して、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを表し;
但し、X及びYがメチルを表す場合、ラジカルW又はZの少なくとも一方は水素とは異なっていなければならず;
A及びBならびにこれらが結合している炭素原子が、5員〜7員のケタール、チオケタール又はジチオケタール(ここで、これらは、さらなる酸素原子、硫黄原子又は基
【化4】

で場合により中断されていてもよく、また、これらラジカルは、それぞれ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルで、場合により一置換〜四置換されていてもよい。)を表し;
が、水素、C−C−アルキル若しくはC−C−アルケニルを表すか、又は、基−CO−V、−CO、CO−NH−V若しくはCO−NH−O−Vを表し;
が、C−C−アルキルを表し;
Dが、NH(1)又は酸素(2)を表し;
及びQが、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−アルコキシを表し;
Gが、水素(a)を表すか、又は、以下の基
【化5】

[ここで、
Eは、金属イオン又はアンモニウムイオンを表し;
Lは、酸素又は硫黄を表し;
Mは、酸素又は硫黄を表す。]
のうちの1つを表し;
が、いずれの場合もハロゲン若しくはシアノで場合により置換されていてもよい、C−C20−アルキル、C−C20−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル若しくはポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表すか、又は、ハロゲン、C−C−アルキル若しくはC−C−アルコキシで場合により置換されていてもよい、C−C−シクロアルキル(ここで、1つ又は2つの直接隣接していないメチレン基は酸素及び/又は硫黄で場合により置き換えられていてもよい)を表し、
又は、
が、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ又はC−C−アルキルスルホニルで場合により置換されていてもよい、フェニルを表し;
又は、
が、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシで場合により置換されていてもよい、フェニル−C−C−アルキルを表し;
又は、
が、ハロゲン又はC−C−アルキルで場合により置換されていてもよい、5員又は6員のヘタリール(ここで、該ヘタリールは、酸素、硫黄及び窒素からなる群の1個又は2個のヘテロ原子を有している。)を表し;
又は、
が、ハロゲン又はC−C−アルキルで場合により置換されていてもよい、フェノキシ−C−C−アルキルを表し、
又は、
が、ハロゲン、アミノ又はC−C−アルキルで場合により置換されていてもよい、5員又は6員のヘタリールオキシ−C−C−アルキル(ここで、該ヘタリールオキシ−C−C−アルキルは、酸素、硫黄及び窒素からなる群の1個又は2個のヘテロ原子を有している。)を表し;
が、いずれの場合もハロゲン又はシアノで場合により置換されていてもよい、C−C20−アルキル、C−C20−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し;
又は、
が、ハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで場合により置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し;
又は、
が、いずれの場合もハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシで場合により置換されていてもよい、フェニル又はベンジルを表し;
が、ハロゲンで場合により置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又は、いずれの場合もハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、シアノ若しくはニトロで場合により置換されていてもよい、フェニル若しくはベンジルを表し;
及びRが、互いに独立して、いずれの場合もハロゲンで場合により置換されていてもよい、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルチオ若しくはC−C−アルケニルチオを表すか、又は、いずれの場合もハロゲン、ニトロ、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキル若しくはC−C−ハロアルキルで場合により置換されていてもよい、フェニル、フェノキシ若しくはフェニルチオを表し;
及びRが、互いに独立して、水素を表すか、又は、いずれの場合もハロゲン若しくはシアノで場合により置換されていてもよい、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表すか、又は、いずれの場合もハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル若しくはC−C−アルコキシで場合により置換されていてもよい、フェニル若しくはベンジルを表すか、又は、一緒になって、C−C−アルキルで場合により置換されていてもよいC−C−アルキレンラジカル(ここで、1つのメチレン基は、場合により、酸素又は硫黄で置き換えられていてもよい。)を表す;
請求項1に記載の式(I)で表される化合物。
【請求項3】
Wが、水素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを表し;
Xが、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ又はシアノを表し;
Y及びZが、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、シアノ、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニルを表すか、又は、(ヘタ)アリールラジカル
【化6】

のうちの1つを表し(ここで、(ヘタ)アリールの場合、ラジカルY又はZの一方のみが(ヘタ)アリールを表すことができる。);
が、水素、フッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ニトロ若しくはシアノを表すか、又は、フェニル(ここで、該フェニルは、フッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、ニトロ又はシアノで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
及びVが、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシを表し;
但し、X及びYがメチルを表す場合、ラジカルW又はZの少なくとも一方は水素とは異なっていなければならず;
A及びBならびにこれらが結合している炭素原子が、5員、6員又は7員のケタール(ここで、該ケタールは、さらなる酸素原子で場合により中断されていてもよく、また、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルで場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表し;
Dが、NH(1)又は酸素(2)を表し;
及びQが、互いに独立して、水素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ又はエトキシを表し;
Gが、水素(a)を表すか、又は、以下の基
【化7】

[ここで、
Eは、金属イオン又はアンモニウムイオンを表し;
Lは、酸素又は硫黄を表し;
Mは、酸素又は硫黄を表す。]
のうちの1つを表し;
が、C−C16−アルキル、C−C16−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル若しくはポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素又は塩素で場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表すか、又は、C−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、フッ素、塩素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで場合により一置換又は二置換されていてもよく、また、1つ又は2つの直接隣接していないメチレン基は酸素及び/又は硫黄で場合により置き換えられていてもよい。)を表し;
又は、
が、フェニル(ここで、該フェニルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ又はC−C−アルキルスルホニルで場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表し;
又は、
が、フェニル−C−C−アルキル(ここで、該フェニル−C−C−アルキルは、フッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシで場合により一置換又は二置換されていてもよい 。)を表し;
又は、
が、ピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジル、フラニル又はチエニル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素又はC−C−アルキルで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
又は、
が、フェノキシ−C−C−アルキル(ここで、該フェノキシ−C−C−アルキルは、フッ素、塩素、臭素又はC−C−アルキルで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し、
又は、
が、ピリジルオキシ−C−C−アルキル、ピリミジルオキシ−C−C−アルキル又はチアゾリルオキシ−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、アミノ又はC−C−アルキルで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
が、C−C16−アルキル、C−C16−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素又は塩素で場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表し;
又は、
が、C−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、フッ素、塩素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
又は、
が、フェニル又はベンジル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシで場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表し;
が、C−C−アルキル(ここで、該アルキルは、フッ素又は塩素で場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表すか、又は、フェニル若しくはベンジル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル、シアノ又はニトロで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
及びRが、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルチオ若しくはC−C−アルケニルチオ(ここで、これらは、それぞれ、フッ素又は塩素で場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表すか、又は、フェニル、フェノキシ若しくはフェニルチオ(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
及びRが、互いに独立して、水素を表すか、又は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルコキシ−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素又は塩素で場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表すか、又は、フェニル若しくはベンジル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、C−C−ハロアルキル、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表すか、又は、一緒になって、C−C−アルキルで場合により置換されていてもよいC−C−アルキレンラジカル(ここで、1つのメチレン基は、場合により、酸素又は硫黄で置き換えられていてもよい。)を表す;
請求項1に記載の式(I)で表される化合物。
【請求項4】
Wが、水素、塩素、臭素、メチル、エチル、ビニル、エチニル、プロピニル、メトキシ、エトキシ又はトリフルオロメチルを表し;
Xが、塩素、臭素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ビニル、エチニル、プロピニル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ又はシアノを表し;
Y及びZが、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、ビニル、エチニル、プロピニル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ若しくはシアノを表すか、又は、フェニルラジカル
【化8】

を表し(ここで、フェニルの場合、ラジカルY又はZの一方のみがフェニルを表すことができる。);
が、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシを表し;
が、水素、フッ素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ又はトリフルオロメチルを表し;
但し、X及びYがメチルを表す場合、ラジカルW又はZの少なくとも一方は水素とは異なっていなければならず;
A及びBならびにこれらが結合している炭素原子が、5員、6員又は7員のケタール(ここで、該ケタールは、さらなる酸素原子で場合により中断されていてもよく、また、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチル、モノクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル又はエトキシメチルで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
Dが、NH(1)又は 酸素(2)を表し;
及びQが、水素を表し;
Gが、水素(a)を表すか、又は、以下の基
【化9】

[ここで、
Eは、金属イオン又はアンモニウムイオンを表し;
Lは、酸素又は硫黄を表し;
Mは、酸素又は硫黄を表す。]
のうちの1つを表し;
が、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル若しくはC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素又は塩素で場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表すか、又は、C−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、フッ素、塩素、メチル、エチル又はメトキシで場合により一置換されていてもよい。)を表し;
又は、
が、フェニル(ここで、該フェニルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
又は、
が、フラニル、チエニル又はピリジル(ここで、これらは、それぞれ、塩素、臭素又はメチルで場合により一置換されていてもよい。)を表し;
が、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニ又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素又は塩素で場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表し;
又は、
が、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表し;
又は、
が、フェニル又はベンジル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
が、メチル、エチル、プロピル若しくはイソプロピル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素又は塩素で場合により一置換〜三置換されていてもよい。)を表すか、又は、フェニル(ここで、該フェニルは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ又はニトロで場合により一置換されていてもよい。)を表し;
及びRが、互いに独立して、C−C−アルコキシ若しくはC−C−アルキルチオを表すか、又は、フェニル、フェノキシ若しくはフェニルチオ(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシで場合により一置換されていてもよい。)を表し;
及びRが、互いに独立して、水素を表すか、又は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表すか、又は、フェニル(ここで、該フェニルは、フッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシ又はトリフルオロメチルで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表すか、又は、一緒になって、C−C−アルキレンラジカル(ここで、1つのメチレン基は、場合により、酸素又は硫黄で置き換えられていてもよい。)を表す;
請求項1に記載の式(I)で表される化合物。
【請求項5】
Wが、水素、塩素、臭素、メチル、エチル又はメトキシを表し;
Xが、塩素、臭素、メチル、エチル又はメトキシを表し;
Y及びZが、互いに独立して、水素、塩素、臭素若しくはメチルを表すか、又は、ラジカル
【化10】

を表し(ここで、この場合、ラジカルY又はZの一方のみが
【化11】

を表すことができる。);
但し、X及びYがメチルを表す場合、ラジカルW又はZの少なくとも一方は水素とは異なっていなければならず;
A及びBならびにこれらが結合している炭素原子が、5員又は6員のケタール(ここで、該ケタールは、メチル、エチル、プロピル、モノクロロメチルで場合により一置換又は二置換されていてもよい。)を表し;
Dが、NH(1)又は酸素(2)を表し;
及びQが、水素を表し;
Gが、水素(a)を表すか、又は、以下の基:
【化12】

のうちの1つを表し;
が、C−C10−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−シクロアルキルを表し;
又は、
が、フェニル(ここで、該フェニルは、塩素で場合により一置換されていてもよい。)を表すか、又は、チエニルを表し;
が、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル又はベンジルを表し;
が、メチルを表し;
及びRが、一緒になって、C−C−アルキレンラジカル(ここで、1つのメチレン基は、場合により、酸素又は硫黄で置き換えられていてもよい。)を表す;
請求項1に記載の式(I)で表される化合物。
【請求項6】
請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、
(A) 式(I−1−a)
【化13】

[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物を得るために、希釈剤の存在下及び塩基の存在下で、式(II)
【化14】

[式中、
A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりであり;
は、アルキルを表す。]
で表される化合物を分子内縮合させること;
(B) 式(I−2−a)
【化15】

[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物を得るために、希釈剤の存在下及び塩基の存在下で、式(III)
【化16】

[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y、Z及びRは、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物を分子内縮合させること;
(C) 上記で示されている式(I−1−b)から式(I−2−b)[式中、R、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を得るために、上記で示されている式(I−1−a)から式(I−2−a)[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を、いずれの場合も、
(α)式(IV)
【化17】

[式中、
は、上記で定義されているとおりであり;
Halは、ハロゲンを表す。]
で表される化合物と反応させること;
又は、
(β)適切な場合には希釈剤の存在下及び適切な場合には酸結合剤の存在下で、式(V)
【化18】

[式中、Rは、上記で定義されているとおりである。]
で表されるカルボン酸無水物と反応させること;
(D) 上記で示されている式(I−1−c)から式(I−2−c)[式中、R、A、B、Q、Q、W、M、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりであり、Lは酸素を表す。]で表される化合物を得るために、上記で示されている式(I−1−a)から式(I−2−a)[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を、適切な場合には希釈剤の存在下及び適切な場合には酸結合剤の存在下で、いずれの場合も、式(VI)
【化19】

[式中、R及びMは、上記で定義されているとおりである。]
で表されるクロロギ酸エステル又はクロロギ酸チオエステルと反応させること;
(E) 上記で示されている式(I−1−c)から式(I−2−c)[式中、R、A、B、Q、Q、W、M、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりであり、Lは硫黄を表す。]で表される化合物を得るために、上記で示されている式(I−1−a)から式(I−2−a)[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を、適切な場合には希釈剤の存在下及び適切な場合には酸結合剤の存在下で、いずれの場合も、式(VII)
【化20】

[式中、M及びRは、上記で定義されているとおりである]
で表されるクロロモノチオギ酸エステル又はクロロジチオギ酸エステルと反応させること;
(F) 上記で示されている式(I−1−d)から式(I−2−d)[式中、R、A、B、W、Q、Q、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を得るために、上記で示されている式(I−1−a)から式(I−2−a)[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を、適切な場合には希釈剤の存在下及び適切な場合には酸結合剤の存在下で、いずれの場合も、式(VIII)
【化21】

[式中、Rは上記で定義されているとおりである。]
で表される塩化スルホニルと反応させること;
(G) 上記で示されている式(I−1−e)から式(I−2−e)[式中、L、R、R、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を得るために、上記で示されている式(I−1−a)から式(I−2−a)[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を、適切な場合には希釈剤の存在下及び適切な場合には酸結合剤の存在下で、いずれの場合も、式(IX)
【化22】

[式中、
L、R及びRは、上記で定義されているとおりであり;
Halは、ハロゲンを表す。]
で表されるリン化合物と反応させること;
(H) 上記で示されている式(I−1−f)から式(I−2−f)[式中、E、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を得るために、式(I−1−a)から式(I−2−a)[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を、適切な場合には希釈剤の存在下で、いずれの場合も、式(X)又は式(XI)
【化23】

[式中、
Meは、1価又は2価の金属を表し;
tは、数字1又は2を表し;
10、R11、R12は、互いに独立して、水素又はアルキルを表す。]
で表される金属化合物又はアミンと反応させること;
(I) 上記で示されている式(I−1−g)から式(I−2−g)[式中、L、R、R、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を得るために、上記で示されている式(I−1−a)から式(I−2−a)[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を、いずれの場合も、
(α)適切な場合には希釈剤の存在下及び適切な場合には触媒の存在下で、式(XII)
【化24】

[式中、R及びLは、上記で定義されているとおりである。]
で表されるイソシアネート又はイソチオシアネートと反応させること;
又は、
(β)適切な場合には希釈剤の存在下及び適切な場合には酸結合剤の存在下で、式(XIII)
【化25】

[式中、L、R及びRは、上記で定義されているとおりである。]
で表される塩化カルバモイル又は塩化チオカルバモイルと反応させること;
(J) 上記で示されている式(I−1−a)から式(I−1−g)及び式(I−2−a)から式(I−2−g)[式中、A、B、D、G、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される化合物を得るために、式(XIV)
【化26】

[式中、D、G、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物を、適切な場合には希釈剤の存在下、酸触媒の存在下、脱水条件下で、式(XV)
【化27】

[式中、A及びBは、上記で定義されているとおりである。]
で表されるジオールと反応させること;
を特徴とする、前記方法。
【請求項7】
請求項1に記載の式(I)で表される少なくとも1種類の化合物を含んでいることを特徴とする、有害動物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除するための組成物。
【請求項8】
有害動物、望ましくない植生、望ましくない微生物及び/又はそれらの生息環境に、請求項1に記載の式(I)で表される化合物を作用させることを特徴とする、有害動物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除する方法。
【請求項9】
有害動物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除するための、請求項1に記載の式(I)で表される化合物の使用。
【請求項10】
請求項1に記載の式(I)で表される化合物を増量剤及び/又は界面活性剤と混合させることを特徴とする、有害動物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除するための組成物を調製する方法。
【請求項11】
有害動物、望ましくない植生及び/又は望ましくない微生物を防除するための組成物を調製するための、請求項1に記載の式(I)で表される化合物の使用。
【請求項12】
有効量の活性化合物組合せを含んでいる組成物であり、該組合せが、成分として、
(a’)式(I)[式中、A、B、D、G、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]で表される少なくとも1種類の化合物;
及び、
(b’)作物植物の適合性を改善する、以下の化合物の群の少なくとも1種類の化合物;
を含んでいる前記組成物:
4−ジクロロアセチル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON−4660)、1−ジクロロアセチルヘキサヒドロ−3,3,8a−トリメチルピロロ[1,2−a]ピリミジン−6(2H)−オン(ジシクロノン(dicyclonon)、BAS−145138)、4−ジクロロアセチル−3,4−ジヒドロ−3−メチル−2H−1,4−ベンゾオキサジン(ベノキサコール)、1−メチルヘキシル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート(クロキントセット−メキシル − cf.さらに、EP−A−86750、EP−A−94349、EP−A−191736、EP−A−492366中の関連化合物)、3−(2−クロロベンジル)−1−(1−メチル−1−フェニルエチル)尿素(クミルロン)、α−(シアノメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(シオメトリニル(cyometrinil))、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4−DB)、1−(1−メチル−1−フェニルエチル)−3−(4−メチルフェニル)尿素(ダイムロン(daimuron, dymron))、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸(ジカンバ)、S−1−メチル−1−フェニルエチル ピペリジン−1−チオカルボキシレート(ジメピレート)、2,2−ジクロロ−N−(2−オキソ−2−(2−プロペニルアミノ)エチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(DKA−24)、2,2−ジクロロ−N,N−ジ−2−プロペニルアセトアミド(ジクロルミド)、4,6−ジクロロ−2−フェニルピリミジン(フェンクロリム)、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−トリクロロメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸エチル(フェンクロラゾール−エチル − cf.さらに、EP−A−174562及びEP−A−346620中の関連化合物)、2−クロロ−4−トリフルオロメチルチアゾール−5−カルボン酸フェニルメチル(フルラゾール)、4−クロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシ)−α−トリフルオロアセトフェノンオキシム(フルキソフェニム)、3−ジクロロアセチル−5−(2−フラニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン(フリラゾール、MON−13900)、4,5−ジヒドロ−5,5−ジフェニル−3−イソオキサゾールカルボン酸エチル(イソキサジフェン−エチル − cf.さらに、WO−A−95/07897中の関連化合物)、1−(エトキシカルボニル)エチル 3,6−ジクロロ−2−メトキシベンゾエート(ラクチジクロル)、(4−クロロ−o−トリルオキシ)酢酸(MCPA)、2−(4−クロロ−o−トリルオキシ)プロピオン酸(メコプロップ)、1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−5−メチル−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボン酸ジエチル(メフェンピル−ジエチル − cf.さらに、WO−A−91/07874中の関連化合物)、2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン(MG−191)、2−プロペニル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン−4−カルボジチオエート(MG−838)、1,8−ナフタル酸無水物、α−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(オキサベトリニル)、2,2−ジクロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(PPG−1292)、3−ジクロロアセチル−2,2−ジメチルオキサゾリジン(R−28725)、3−ジクロロアセチル−2,2,5−トリメチルオキサゾリジン(R−29148)、4−(4−クロロ−o−トリル)酪酸、4−(4−クロロフェノキシ)酪酸、ジフェニルメトキシ酢酸、ジフェニルメトキシ酢酸メチル、ジフェニルメトキシ酢酸エチル、1−(2−クロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル(cf.さらに、EP−A−269806及びEP−A−333131中の関連化合物)、5−(2,4−ジクロロベンジル)−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル、5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル、5−(4−フルオロフェニル)−5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル(cf.さらに、WO−A−91/08202中の関連化合物)、1,3−ジメチルブト−1−イル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、4−アリルオキシブチル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、1−アリルオキシプロプ−2−イル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、メチル 5−クロロキノキサリン−8−オキシアセテート、エチル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、アリル 5−クロロキノキサリン−8−オキシアセテート、2−オキソプロプ−1−イル 5−クロロキノリン−8−オキシアセテート、ジエチル 5−クロロキノリン−8−オキシマロネート、ジアリル 5−クロロキノキサリン−8−オキシマロネート、ジエチル 5−クロロキノリン−8−オキシマロネート(cf.さらに、EP−A−582198中の関連化合物)、4−カルボキシクロマン−4−イル酢酸(AC−304415、cf.EP−A−613618)、4−クロロフェノキシ酢酸、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、1−ブロモ−4−クロロメチルスルホニルベンゼン、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチル尿素(「N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド」としても知られている)、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチル尿素、1−[4−(N−4,5−ジメチルベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチル尿素、1−[4−(N−ナフチルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチル尿素、N−(2−メトキシ−5−メチルベンゾイル)−4−(シクロプロピルアミノカルボニル)ベンゼンスルホンアミド、
及び/又は、一般式で定義されている以下の化合物のうちの1種類:
一般式(IIa)
【化28】

で表される化合物、若しくは、
一般式(IIb)
【化29】

で表される化合物、若しくは、
一般式(IIc)
【化30】

で表される化合物
[上記式中、
mは、数字0、1、2、3、4又は5を表し;
は、以下に示されている二価ヘテロ環式基
【化31】

のうちの1つを表し;
nは、数字0、l、2、3、4又は5を表し;
は、C−C−アルキル及び/又はC−C−アルコキシ−カルボニル及び/又はC−C−アルケニルオキシ−カルボニルで場合により置換されていてもよい1個又は2個の炭素原子を有するアルカンジイルを表し;
14は、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ又はジ(C−C−アルキル)−アミノを表し;
15は、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルケニルオキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ又はジ(C−C−アルキル)−アミノを表し;
16は、フッ素、塩素及び/又は臭素で場合により置換されていてもよいC−C−アルキルを表し;
17は、水素を表すか、又は、いずれの場合もフッ素、塩素及び/若しくは臭素で場合により置換されていてもよい、C−C−アルキル、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニルを表すか、又は、フッ素、塩素及び/若しくは臭素若しくはC−C−アルキルで場合により置換されていてもよいフェニルを表し;
18は、水素を表すか、又は、いずれの場合もフッ素、塩素及び/若しくは臭素で場合により置換されていてもよい、C−C−アルキル、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニルを表すか、又は、フッ素、塩素及び/若しくは臭素若しくはC−C−アルキルで場合により置換されていてもよいフェニルを表すか、又は、R17とR18は、一緒になって、C−C−アルカンジイル若しくはC−C−オキサアルカンジイル(ここで、これらは、それぞれ、C−C−アルキル、フェニル、フリル若しくは縮合ベンゼン環で場合により置換されていてもよいか、又は、2つの置換基で場合により置換されていてもよく、その際、該2つの置換基は、これらが結合しているC原子と一緒に5員又は6員の炭素環を形成している。)を表し;
19は、水素、シアノ若しくはハロゲンを表すか、又は、いずれの場合もフッ素、塩素及び/若しくは臭素で場合により置換されていてもよい、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル若しくはフェニルを表し;
20は、水素を表すか、又は、いずれの場合もヒドロキシル、シアノ、ハロゲン若しくはC−C−アルコキシで場合により置換されていてもよい、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル若しくはトリ−(C−C−アルキル)−シリルを表し; R21は、水素、シアノ若しくはハロゲンを表すか、又は、いずれの場合もフッ素、塩素及び/若しくは臭素で場合により置換されていてもよい、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル若しくはフェニルを表し;
は、ニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し;
は、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し;
は、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表す。]
及び/又は、一般式で定義されている以下の化合物:
一般式(IId)
【化32】

で表される化合物、若しくは、
一般式(IIe)
【化33】

で表される化合物
[上記式中、
tは、0〜5の数字を表し;
vは、0〜5の数字を表し;
22は、水素又はC−C−アルキルを表し;
23は、水素又はC−C−アルキルを表し;
24は、水素を表すか、又は、いずれの場合もシアノ、ハロゲン若しくはC−C−アルコキシで場合により置換されていてもよい、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ若しくはジ(C−C−アルキル)−アミノを表すか、又は、いずれの場合もシアノ、ハロゲン若しくはC−C−アルキルで場合により置換されていてもよい、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−シクロアルキルチオ若しくはC−C−シクロアルキルアミノを表し;
25は、水素を表すか、又は、シアノ、ヒドロキシル、ハロゲン若しくはC−C−アルコキシで場合により置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又は、いずれの場合もシアノ若しくはハロゲンで場合により置換されていてもよい、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニルを表すか、又は、シアノ、ハロゲン若しくはC−C−アルキルで場合により置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し;
26は、水素を表すか、又は、シアノ、ヒドロキシル、ハロゲン若しくはC−C−アルコキシで場合により置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又は、いずれの場合もシアノ若しくはハロゲンで場合により置換されていてもよい、C−C−アルケニル若しくはC−C−アルキニルを表すか、又は、シアノ、ハロゲン若しくはC−C−アルキルで場合により置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、又は、ニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ若しくはC−C−ハロアルコキシで場合により置換されていてもよいフェニルを表すか、又は、R25と一緒になって、いずれの場合もC−C−アルキルで場合により置換されていてもよい、C−C−アルカンジイル若しくはC−C−オキサアルカンジイルを表し;
は、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し;
は、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表す。]。
【請求項13】
作物植物の適合性を改善する前記化合物が、以下の化合物の群:
クロキントセット−メキシル、フェンクロラゾール−エチル、イソキサジフェン−エチル、メフェンピル−ジエチル、フリラゾール、フェンクロリム、クミルロン、ダイムロン、又は、化合物
【化34】

から選択される、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
作物植物の適合性を改善する前記化合物が、クロキントセット−メキシルである、請求項12又は13に記載の組成物。
【請求項15】
作物植物の適合性を改善する前記化合物が、メフェンピル−ジエチルである、請求項12又は13に記載の組成物。
【請求項16】
望ましくない植生を防除する方法であって、該植物又はそれらの生息環境に、請求項12に記載の組成物を作用させることを特徴とする、前記方法。
【請求項17】
望ましくない植生を防除するための、請求項12に記載の組成物の使用。
【請求項18】
望ましくない植生を防除する方法であって、該植物又はそれらの生息環境に、請求項1に記載の式(I)で表される化合物及び請求項12に記載の作物植物の適合性を改善する化合物を、短時間の間に続けて別々に作用させることを特徴とする、前記方法。
【請求項19】
式(II)
【化35】

[式中、A、B、Q、Q、R、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物。
【請求項20】
式(III)
【化36】

[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y、Z及びRは、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物。
【請求項21】
式(XVIII)
【化37】

[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物。
【請求項22】
式(XXI)
【化38】

[式中、A、B、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物。
【請求項23】
式(XXII)
【化39】

[式中、A、B、Q、Q及びRは、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物。
【請求項24】
式(XVI’)
【化40】

[式中、
は、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し;
qは、1、2又は3を表し;
は、上記で定義されているとおりである。]
で表される化合物及びそれらの塩。
【請求項25】
式(XVI’’)
【化41】

[式中、
及びRは、上記で定義されているとおりであり;
qは、0、1、2又は3を表す。]
で表される化合物及びそれらの塩。
【請求項26】
式(XVI’’’)
【化42】

[式中、
及びRは、上記で定義されているとおりであり;
qは、0、1、2又は3を表す。]
で表される化合物及びそれらの塩。
【請求項27】
式(XIX’)
【化43】

[式中、
は、上記で定義されているとおりであり;
qは、1、2又は3を表す。]
で表される化合物。
【請求項28】
式(XIX’’)
【化44】

[式中、
は、上記で定義されているとおりであり;
qは、0、1、2又は3を表す。]
で表される化合物。
【請求項29】
式(XIX’’’)
【化45】

[式中、
は、上記で定義されているとおりであり;
qは、0、1、2又は3を表す。]
で表される化合物。
【請求項30】
式(XXIII’)
【化46】

[式中、
は、上記で定義されているとおりであり;
qは、1、2又は3を表す。]
で表される化合物。
【請求項31】
式(XXIII’’)
【化47】

[式中、
は、上記で定義されているとおりであり;
qは、0、1、2又は3を表す。]
で表される化合物。
【請求項32】
式(XXIII’’’)
【化48】

[式中、
は、上記で定義されているとおりであり;
qは、0、1、2又は3を表す。]
で表される化合物。
【請求項33】
請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製するための、式(XIV)
【化49】

[式中、
D、G、Q、Q、W、X、Y及びZは、上記で定義されているとおりであり;
A及びBならびにこれらが結合している炭素原子は、
【化50】

を表す。]
で表される化合物。

【公表番号】特表2008−531486(P2008−531486A)
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−555500(P2007−555500)
【出願日】平成18年2月8日(2006.2.8)
【国際出願番号】PCT/EP2006/001089
【国際公開番号】WO2006/089633
【国際公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(302063961)バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト (524)
【Fターム(参考)】