説明

スプリンクラー用ホース

本発明は、使用者がホースを簡単に分岐させることができ、それぞれの用途に適した直径および配置間隔を有し、中に挿入されたはめこみチップを備えたホースを形成することによって、パイプを容易に分岐させ、容易にかつ経済的にホースに分岐スプリンクラーを接続し、折り畳まれ、圧縮され、平らにされた状態でホースを製造することにより、使用者がホースを簡単に保管し、運搬することができることによって、購入しやすくなり、使い勝手を向上させることが可能なスプリンクラー用ホースを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプリンクラー用ホースに関し、より詳細には、それぞれの用途に適した直径および配置間隔を有し、中に挿入されたはめこみチップを備えたホースを形成することによって、ホースを容易に分岐させ、容易にかつ経済的にホースに分岐スプリンクラーを接続し、折り畳まれ、圧縮され、平らにされた状態でホースを製造することにより、使用者がホースを簡単に保管し、運搬することができることによって、購入しやすくなり使い勝手を向上させることが可能なスプリンクラー用ホースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術によるスプリンクラー用ホースは一般に、加圧成形されたポリエチレンホースまたはPVCホースを使用する。このようなホースをT字構造接続で分岐させるために、ホースの各分岐接続部分は、そこに分岐ホースを取り付けるように形成された穴を有してよい、またはホースは切断され、スプリンクラーが接続されるT字型分岐ホースに接続されてよい。このような柔軟な材料は、材料欠陥、摩耗性、またメンテナンスおよび修理に大きな労働力を要するなど、必然的に多くの関連する問題を伴う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、本発明は、従来技術のスプリンクラー用ホースが分岐される際に生じる、上記に記載の様々な問題を取り除くスプリンクラー用ホースを提供する。
【0004】
本発明は特に、ホース内に挿入されたはめこみチップを備えたホースを形成し、ホースの直径、分岐ホース間の間隔などをそれぞれの用途に適したものにすることによって、使用者がホースを分岐するのを容易にし、その結果、簡単かつ経済的にホースからスプリンクラーを分岐することができるスプリンクラー用ホースを提供する。本発明はまた、圧縮され、平らにされ、折り畳まれた状態で製造され、使用者が、保管および運搬するためにホースを簡単に巻き取ることができ、その結果、製品競争力および使い勝手の良さが向上するスプリンクラー用ホースを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】本発明の第1の実施形態によるスプリンクラー用ホースの斜視図である。
【図2】本発明によるスプリンクラー用ホースの重要な部分を示す断面図である。
【図3】本発明の別の実施形態によるスプリンクラー用ホースの一部を示す斜視図である。
【図4】本発明の別の実施形態によるスプリンクラー用ホースの一部を示す斜視図である。
【図5】本発明によるスプリンクラー用ホースの多様な例示的用途を示す図である。
【図6】本発明によるスプリンクラー用ホースの多様な例示的用途を示す図である。
【図7】本発明によるスプリンクラー用ホースの多様な例示的用途を示す図である。
【図8】本発明によるスプリンクラー用ホースの多様な例示的用途を示す図である。
【図9】本発明によるスプリンクラー用ホースの多様な例示的用途を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1は、本発明の第1の実施形態によるスプリンクラー用ホース1の斜視図であり、図2は、ホースの重要な部分を示す断面図である。図1および2を参照して、詳細な説明を以下に示す。
【0007】
本発明によるスプリンクラー用のホース1は、ホースと一体式に形成されたはめこみチップ3を含み、ねじ接続部または直接接続部を介して、所定の間隔で分岐ホース2をホース1から分岐させることが可能である。
【0008】
はめこみチップ3は、楕円形または矩形形状で形成されてよく、ホース1が形成される際、ホース内にはめ込まれる。
【0009】
ねじ接続部を使用して、分岐ホース2をホース1と一体式に形成されたはめこみチップ3に接続する目的で、雌ねじ穴4がはめこみチップ3の中央を貫通して形成されてよい、または雌ねじ穴4を備えたナット5(図3)が、はめこみチップ3の中に挿入され、これと一体式に形成されてよい。
【0010】
直接接続部を使用して、分岐ホース2をホース1と一体式に形成されたはめこみチップ3に接続する目的で、下向きに締め付けるために傾斜が付けられた接続穴6(図4)が、はめこみチップ3の中央に形成されてよい。
【0011】
図7は、ねじタイプの分岐コネクタを示し、図8は、直接コネクタを示し、図9は、分岐ホースを示す。
【0012】
上記に記載のスプリンクラー用ホース1は一般に、スプリンクラーに水が供給され、ホース1の直径に応じて、各用途に適したメインホースおよび分岐ホースを利用することができる農業用途で使用されてよい。
【0013】
図5から8は、例示の用途で使用される本発明によるスプリンクラー用ホース1を示す。
【0014】
最初に、ねじタイプの分岐コネクタ7が、雌ねじ穴4を有するはめこみチップ3を備えたホース1にねじ込まれ、その後、分岐コネクタ7の開放端部に分岐ホース2が接続され、そこから分岐される。
【0015】
また、直接接続式はめこみチップ3が、下方に締め付けるように傾斜が付けられた接続穴6を有する場合、直接接続コネクタ8が、接続穴6内にプレス嵌めされ、その後ホース分岐工程を完了するために、直接接続コネクタ8の開放端部に分岐ホース2が接続され、そこから分岐されてよい。
【0016】
さらに、本発明のホース1は、平らにされ折り畳まれた圧縮状態で保管することができることから、これは、運搬および保管のために占有する空間が最小限になる巻きロール(図1)に巻き取ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
上記に記載するように、本発明によるスプリンクラー用ホース1は、ホース1が、分岐ホース2に対するねじ接続部または分岐ホース2に対する直接接続部を備えて形成される際形成されるはめこみチップ3を含み、取り付けの迅速さおよび利便性を実現する。また、はめこみチップ3を各用途に適した設置間隔でホース1に挿入することによって、スプリンクラーを簡単かつ経済的に分岐させることができ、平らにし、折り畳み、巻き取ることによってホースが圧縮された状態で製造されることから、高い産業上の適用性に備えて、使用者は、ホースを容易に保管および運搬することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の間隔でホース(1)内に一体式に形成されたはめこみチップ(3)と、
円筒形のスプリンクラー用のホース(1)と、
前記はめこみチップ(3)内に形成された雌ねじ穴4とを備えるスプリンクラー用のホース(1)。
【請求項2】
前記雌ねじ穴(4)が、前記はめこみチップ(3)内に挿入されこの中に形成されたナット(5)によって画定される請求項1に記載のホース(1)。
【請求項3】
所定の間隔でホース(1)内に一体式に形成されたはめこみチップ(3)と、
円筒形のスプリンクラー用のホース(1)と、
前記はめこみチップ(3)内に形成され、内側に締め付けるように傾斜を付けられた接続穴6とを備えるスプリンクラー用のホース(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2010−512742(P2010−512742A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541218(P2009−541218)
【出願日】平成19年12月11日(2007.12.11)
【国際出願番号】PCT/KR2007/006420
【国際公開番号】WO2008/075848
【国際公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(509165507)
【Fターム(参考)】