説明

スプレーガンを洗浄するための洗浄装置

本発明は、スプレーガン(S)、詳細には、洗浄液用の送り装置(2)に接続された少なくとも1つの洗浄ノズル(1)と、スプレーガン(S)またはその部品を手動洗浄するための摩擦洗浄器具(3)とを有する、塗装スプレーガン(S)を洗浄するための洗浄装置に関する。かかるタイプの周知の洗浄装置は、塗料噴霧流路を十分に洗浄することができない。外側表面と塗料噴霧流路の両方の部分を効率的かつ環境的でしっかりと洗浄できる洗浄装置を提供するという目的は、洗浄ノズル(1)を摩擦洗浄器具(3)の近くの上方に配設することで達成される。その結果、洗浄ノズル(1)によって洗浄液をスプレーガン(S)の中かつ/またはその上に噴霧でき、スプレーガン(S)、詳細にはスプレーガンノズルを、摩擦洗浄器具(3)を使用した摩擦によって同時に手動洗浄することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルに記載のスプレーガンを洗浄するための洗浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明による洗浄装置は、スプレーガン、詳細には塗装スプレーガンの迅速な手動洗浄に使用される。塗装プロセス中はしばしば塗料を変更する必要がある。前の塗料またはラッカーの残留物がスプレーガン内に残らないように、塗料を変更するときは、スプレーガンを洗浄する必要がある。特に、本発明による洗浄装置を使用すると、この塗料変更時の迅速な洗浄を行うことができる。塗装プロセスの完了後は、一般に洗浄機で行われる、完全な強力洗浄プロセスをスプレーガンに施すと好ましい。かかる自動化されたスプレーガンの強力洗浄を行う洗浄機は、現況技術、例えば、下記特許文献1、下記特許文献2、および下記特許文献3により知られている。
【0003】
下記特許文献1により、塗装スプレーガンなどの塗料噴霧器用の洗浄装置で、塗料噴霧器を保持するためのハウジングが設けられたものが知られている。上記ハウジングは洗浄ノズルを有する。この洗浄ノズルはホースを介して空気圧作動式の送り装置に接続される。送り装置は、未使用の洗浄液と汚れた洗浄液とをそれぞれ入れておくための2つの容器に接続される。ハウジングは、洗浄する塗装スプレーガンを配置できるノズル・ホルダを備える。塗装スプレーガンを洗浄する場合、塗料またはラッカーの残留物を塗料噴霧流路から取り除くために、その塗料噴霧流路内に、一般に溶剤を含んでいる洗浄液がノズルから吹き付けられる。塗料噴霧流路の洗浄に加えて、スプレーガンは外側からも洗浄され、洗浄液がノズルからスプレーガンに吹き付けられる。さらに、この特許文献1により知られている洗浄装置には、ホースを介してポンプに接続された洗浄ブラシが設けられている。このブラシは、スプレーガンの手動洗浄に使用される。洗浄液を洗浄ブラシに送る間は、洗浄ノズルへの洗浄液の供給は停止する。この洗浄装置では、自動でも手動でも洗浄ブラシでスプレーガンを洗浄することができる。ただし、手動の洗浄ブラシによるスプレーガン洗浄を行う場合は、スプレーガンの外側表面だけが洗浄される。この方法で、塗料噴霧流路を洗浄することはできない。
【0004】
下記特許文献3により、スプレーガンの手動洗浄のために洗浄ブラシがホースに取付けられた、等級別のスプレーガン用洗浄装置が同様に知られている。この周知の装置でもやはり、手動のスプレーガン外側表面洗浄のみが行われる。この方法で、スプレーガンの塗料噴霧流路の同時洗浄を行うことはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】ドイツ特許第20114257U1号
【特許文献2】国際公開第02/18061A1号
【特許文献3】欧州特許第1602412A1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明は、スプレーガンの外側表面、詳細にはエアノズルと、スプレーガン本体内部にある噴霧流路との両方の部分を、最も効率的かつ可能な限り環境に優しい方法で洗浄できる、スプレーガンを手動洗浄するための洗浄装置を開示する課題に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は、請求項1に記載の特徴を有する洗浄装置で解決される。この洗浄装置の好ましい実施形態は、従属請求項から得られる。
【0008】
以下に、添付の図面を参照し、実施形態を用いて本発明について詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】ハウジング・カバーが閉じている本発明による洗浄装置の斜視図である。
【図2】ハウジング・カバーが開いている図1の洗浄装置の正面図である。
【図3】洗浄するスプレーガンを備える図1の洗浄装置の洗浄ユニットの側面詳細図である。
【図4】図1の洗浄装置の洗浄ユニットの側面図である。
【図5】制御装置ハウジングのカバーが開いている図1の洗浄装置の制御装置の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1および2に示されている洗浄装置は、好ましくは金属、詳細にはステンレス鋼の金属板でできたハウジング6を有する。ハウジング6の上部には、制御装置10がある。この制御装置は、図4に詳細に示されており、以下に詳細に説明する。ハウジング6は内部に、3つのチャンバ、すなわち中間の壁21によって互いに分離された第1の上側チャンバ7および第2の上側チャンバ8と、この第1のチャンバ7および第2のチャンバ8の下に第3のチャンバ20を有する。この2つの上側チャンバ7、8は、第1のチャンバ7の床17および第2のチャンバ8の床19によって、下側チャンバ20と分離されている。第1のチャンバ7は、洗浄液を用いたスプレーガンの手動洗浄に使用される。洗浄したスプレーガンは、第2のチャンバ8で乾燥させることができる。下側チャンバ20は、2つの容器4、5を含み、第1の容器4は、未使用の洗浄液を入れておくために使用される。洗浄プロセス中に使用された洗浄液は第2の容器5に収集して、回収ユニットに送り、必要な場合は前処理ユニットに送ることができる。洗浄プロセス中に下に流れる洗浄液と、乾燥プロセスに滴り落ちる洗浄液を収集するために、2つの上側チャンバ7、8の床17、19はタンク状の構造を有し、その床17に出口18が設けられている。これによって、タンク状の床17、19に集まった洗浄液は、この出口を通って、下に配置された収集容器5の中に流れることができる。下側チャンバ20は、旋回可能なようにハウジング6に蝶番式に取り付けられたハウジング・カバー22で閉じることができる。
【0011】
第1のチャンバ7の上側領域は、洗浄ノズル1を備える。この洗浄ノズルは、プラスチックホースのホース端片で形成され、送り装置2に接続されている。送り装置2は、ポンプ、詳細には水流ポンプとして機能する注入ポンプを備える。このポンプは、洗浄液を取入れホース16を介して貯蔵容器4から引き込み、洗浄ノズル1へ送る。ハウジング6の内部には、洗浄ノズル1の下に定置式に配置された摩擦洗浄器具3がある。本明細書において例として示す実施形態では、この摩擦洗浄器具は円筒形の洗浄スクラバで形成される。摩擦洗浄器具3は、洗浄ブラシまたは洗浄スポンジを使用することもできる。洗浄ブラシは、洗浄ノズル1の開口の下に、洗浄ノズルの長手方向の軸に対して一定の角度をなして延びるように配置される。洗浄ブラシは、図4から分かるように、洗浄ノズル1の長手方向の軸に対して、その長手方向の軸が30°〜60°の角度(45°が好ましい)をなすように配置されると好ましい。洗浄ブラシは確かに、ハウジング6内に定置式に設置されると好ましいが、洗浄ノズル1の開口に対する位置および向きは、調節可能であると好ましい。洗浄ノズル1を形成するホース端片は、洗浄ノズル1が固定されたハウジング部分から引き出すことも、そこに押し込むこともでき、かつ/またはハウジング部分に、洗浄ブラシが旋回できるように蝶番式に取り付けられる(図4)。洗浄ブラシは、可撓性構造、または弾性構造を有すると好ましく、上記ハウジング部分に弾性式に、詳細には復元力に対抗して取付けることができる。スプレー保護装置23が、洗浄ノズル1および洗浄ブラシ3の前に配置される。
【0012】
第2のチャンバ8には乾燥ノズル9があり、このノズルに乾燥用空気を充填することができる。このノズルは、洗浄ノズル1と同様に、プラスチックホースのホース端片で形成される。2つのチャンバ7、8の上方に、洗浄装置の機能を制御できる制御装置10がある。制御装置10(図5に、ハウジング・カバーが開いている場合に上方から見た詳細図が示されている)は平行六面体のハウジング25を有し、このハウジングはカバーで閉じられる(図5にカバーは示されていない)。ハウジングの側面部には、圧縮空気入口11と圧縮空気出口12のための接続ポートがある。圧縮空気入口11は、圧縮機に接続される。圧縮空気出口12では、圧縮空気管を介してスプレーガンに圧縮空気が充填される。ここで、圧縮空気管の一方の端は圧縮空気出口12に連結され、もう一方の端はスプレーガンの圧縮空気入口に連結される。制御装置10のハウジング25の内部には、減圧器13があり、これによって、スプレーガンSに加わる空気圧力が調整される。スプレーガンに加わる空気圧力を調整するために、選択スイッチ14が、ハウジング25の前面に設けられている。この選択スイッチ14を使用すると、洗浄機能と噴霧機能とで機能を選択することができる。噴霧機能では、圧縮空気入口11における全空気圧力が圧縮空気出口12に、したがって接続されたスプレーガンへ供給される。この噴霧機能の位置で、接続されたスプレーガンSを、液体の噴霧、詳細には一般塗装に使用することができる。スプレーガンの迅速な手動洗浄を行う場合は、選択スイッチ14で、この洗浄装置の機能を洗浄機能に切り替える。洗浄機能では、圧縮空気出口12における空気圧力が、減圧器13によって、圧縮空気入口11における空気圧力から絞られる。同時に、洗浄機能では、送り装置2によって洗浄液が貯蔵容器4からスプレーノズル1へ送られる。手動のスプレーガン洗浄では、洗浄装置で洗浄機能をセットする場合、スプレーガンを第1のチャンバ7内に装着し、洗浄ノズル1から流出する洗浄液が、噴霧流路内、詳細には図3に示されているようにスプレーガンの塗料入口流路内に流れ込むことができるように配置する。このために、スプレーガンSを、図3に示されているように洗浄ノズル1の開口の下に配置し、洗浄ノズル1のホース端部を、スプレーガンSの塗料入口流路内に配置する。この位置で、着脱可能なエアノズルを配置したスプレーガンの前面が、洗浄ブラシ3と接触する。スプレーガンS、すなわち詳細にはエアノズルの前面部分を洗浄する場合は、表面、詳細には着脱可能なエアノズルの表面が洗浄ブラシ3に擦れるように、スプレーガンを手で上下かつ/または前後に動かす。このようにして、ラッカーの残留物が、摩擦によってスプレーガンの表面から除去される。この方法でスプレーガンSは、洗浄プロセス中に、外側も、内部すなわち噴霧流路内も洗浄される。
【0013】
できる限り洗浄剤を使用せず、可能な限り最も効率的な噴霧流路の洗浄を可能にするために、洗浄ノズル1からスプレーガンSの噴霧流路内へと、洗浄剤/空気の混合物が放出されると好ましい。この場合、圧縮空気は送り装置2へ送られ、送り装置で貯蔵容器4からの洗浄液と混ざる。このとき、送り装置2は、制御装置のハウジング25に配置された減圧器15を介して圧縮空気入口11に接続される水流ポンプとして構成された注入ポンプを有すると好ましい。この水流ポンプは、圧縮空気入口11からの圧縮空気によって動作し、洗浄液を貯蔵容器4から取入れ、ホース16を介して送ると同時に、この洗浄液を圧縮空気と混合し、したがって洗浄剤/空気混合物を生成する。本装置の洗浄機能では、この混合物が洗浄ノズル1に充填される。
【0014】
スプレーガンSの洗浄が正常に終了した後、スプレーガンSを第1のチャンバ7から取り外し、第2のチャンバ8に入れる。第2のチャンバ8で、洗浄済みのスプレーガンSは送風乾燥ノズル9によって乾燥される。スプレーガンSは、送風乾燥ノズル9の空気流の中に保持される。送風乾燥ノズル9を作動させるために、作動ボタン24が設けられている。このボタンによって送風乾燥ノズル9が作動すると、この送風乾燥ノズル9内へと、圧縮空気が圧縮空気入口11からバイパス流路26を経由して流れることが可能になる。スプレーガンSの送風乾燥中に、洗浄液の残留物がスプレーガンSの表面から取り除かれ、噴霧流路からも取り除かれる。スプレーガンSから滴った洗浄液のしずくは、第2のチャンバ8のタンク状の床19に収集される。チャンバ8の床19は、床19に集まった流体残留物が床17の上に流れ、出口18を通って収集容器5内に流れることができるように、対向するチャンバ7の床17に対して傾斜している。
【0015】
洗浄および乾燥プロセス完了後、第2のチャンバ8からスプレーガンSをまた取り外し、選択スイッチ14で洗浄装置を噴霧機能にセットする。次いで、噴霧機能で、手動洗浄済みのスプレーガンSを再び流体の噴霧に、詳細には塗装に使用することができる。洗浄装置を洗浄機能から噴霧機能に切り替えると、洗浄ノズル1への洗浄剤供給路が閉じ、同時に、圧縮空気入口11で利用可能な全空気圧力が、圧縮空気出口12にかかる。
【0016】
洗浄装置の洗浄、修理、および保守作業を簡略化するために、制御装置10をハウジング6から取り外すことができる。したがって、修理または保守作業では、制御装置10(壁に固定されることが好ましい)を、ハウジング6から取り外すことができる。制御装置10のハウジング25は、ハウジング・カバーで覆われる。ハウジング・カバーは、縁部に、上向きに突出する壁を有すると好ましい。したがって、ハウジング25のカバーは、塗料の缶などの噴霧装置の付属品のための収納面として使用することができる。噴霧装置または付属品用のもう一つの収納面は、旋回できるようにハウジング6に蝶番式に取り付けられたフラップ22で形成される。この収納面上に、開位置(図2)では、かかる部品または容器4、5を、容器変更するときに収納することもできる。
【0017】
図示していない実施形態では、容器を閉じるためのカバーが収集容器5に設けられる。このカバーは、出口18に連結するためのフランジを有する。この実施形態では、タンク状の床17に収集され出口18を通って流れる洗浄液が、収集容器5内に直接流れることができるようになる。この実施形態の代替方法として、ホースを出口18にフランジ取付けし、そのホースによって、流れ出る洗浄液を大型の収集タンク内に誘導する方法を提供することもできる。上記タンクは、洗浄装置の下に配置しても、洗浄装置の隣に配置してもよい。
【符号の説明】
【0018】
1 洗浄ノズル、2 送り装置、3 摩擦洗浄器具、4 第1の容器、5 第2の容器、6 ハウジング、7 第1の上側チャンバ、8 第2の上側チャンバ、9 乾燥ノズル、10 制御装置、11 圧縮空気入口、12 圧縮空気出口、13 減圧器、14 選択スイッチ、15 減圧器、16 取入れホース、17 第1のチャンバ7の床、18 出口、19 第2のチャンバ8の床、20 第3のチャンバ、21 壁、22 ハウジング・カバー、23 スプレー保護装置、24 作動ボタン、25 ハウジング、26 バイパス流路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプレーガン(S)、詳細には塗装スプレーガン(S)を洗浄するための洗浄装置において、
洗浄液用の送り装置(2)に接続された少なくとも1つの洗浄ノズル(1)と、
前記スプレーガン(S)または該ガン(S)の部品を手動洗浄するための摩擦洗浄器具(3)と、
を備える洗浄装置であって、
前記洗浄ノズル(1)によって洗浄液を前記スプレーガン(S)の中かつ/またはその上に噴霧でき、それと同時に、前記スプレーガン(S)、詳細には前記スプレーガン(S)のノズルを、前記摩擦洗浄器具(3)に対する摩擦によって手動で洗浄することができるように、前記洗浄ノズル(1)が前記摩擦洗浄器具(3)の近くの上方に配置される、 ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項2】
請求項1に記載の洗浄装置において、
未使用の洗浄液を入れておくための第1の容器(4)と、
使用済みの洗浄液を入れておくための第2の容器(5)と、
を有し、
前記送り装置(2)が、未使用の洗浄液を前記第1の容器(4)から取り出し、それを前記洗浄ノズル(1)へ送る、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の洗浄装置において、
片側が開いているハウジング(6)を有し、
該ハウジング(6)に、前記スプレーガン(S)を手動洗浄するための第1のチャンバ(7)と、前記洗浄済みのスプレーガン(S)を乾燥させるための第2のチャンバ(8)とが設けられている、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項4】
請求項3に記載の洗浄装置において、
圧縮空気を中に充填できる少なくとも1つの送風乾燥ノズル(9)が、前記第2のチャンバ(8)内に配置される、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の洗浄装置において、
前記洗浄ノズル(1)が、プラスチックホースの端片で形成される、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1つに記載の洗浄装置において、
圧縮空気の供給源に連結するための圧縮空気入口(11)と、スプレーガン(S)を取り付けるための圧縮空気出口(12)と、を有する制御装置(10)と、
前記スプレーガン(S)に加わる空気圧力を調整するための少なくとも1つの減圧器(13)と、
を備えることを特徴とする洗浄装置。
【請求項7】
請求項6に記載の洗浄装置において、
前記制御装置(10)が、選択スイッチ(14)を備え、
該選択スイッチ(14)によって、前記洗浄装置が、洗浄機能と噴霧機能とを切り替えることができ、
前記噴霧機能では、前記圧縮空気入口(11)における全空気圧力が、前記圧縮空気出口(12)に加えられ、
前記洗浄機能では、前記圧縮空気出口(12)に加わる空気圧力が、前記減圧器(13)によって低減される、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項8】
請求項7に記載の洗浄装置において、
前記選択スイッチ(14)が前記噴霧機能から前記洗浄機能に切り替えられると、前記洗浄プロセスが自動的に開始され、前記送り装置(2)が、前記洗浄ノズル(1)を介して洗浄液を送る、
ことを特徴とする請求項7に記載の洗浄装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1つに記載の洗浄装置において、
前記送り装置(2)が、前記洗浄プロセス中に、前記洗浄ノズル(1)に洗浄液を充填する注入ポンプを備える、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項10】
請求項9に記載の洗浄装置において、
前記注入ポンプが、減圧器(15)を介して前記圧縮空気入口(11)に接続される水流ポンプを使用する、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項11】
請求項9または10に記載の洗浄装置において、
前記送り装置(2)が、取入れホース(16)を備え、
該取入れホース(16)によって、前記注入ポンプが、前記第1の容器(4)から送られる未使用の洗浄液を送る、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1つに記載の洗浄装置において、
前記摩擦洗浄器具(3)が、洗浄スクラバまたは洗浄ブラシまたは洗浄スポンジである、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項13】
請求項12に記載の洗浄装置において、
前記摩擦洗浄器具(3)が、前記洗浄ノズルの開口の下に、前記洗浄ノズル(1)の長手方向の軸に対して一定の角度、詳細には角度30°〜60°をなして配置された、円筒形または平行六面体の洗浄ブラシを使用する、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項14】
請求項13に記載の洗浄装置において、
前記洗浄ノズル(1)に対する前記洗浄ブラシの向き、詳細には傾斜が、調節可能である、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項15】
請求項3から14のいずれか1つに記載の洗浄装置において、
前記第1のチャンバ(7)の床(17)が、収集タンクとして形成され、出口(18)を有し、
前記収集タンク内に滴る、前記洗浄プロセスで使用された洗浄液が、この出口(18)を通って、下に配置された前記第2の容器(5)内に流れることができる、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項16】
請求項15に記載の洗浄装置において、
前記第2のチャンバ(8)の床(19)が同様に、収集タンクとして構成され、
該収集タンクが、前記第1のチャンバ(7)の前記床(17)に連結され、前記第2のチャンバ(8)の前記床(19)に滴る洗浄液が前記出口(18)内に流れることができるように、前記床(17)に対して一定の角度をなして延びる、
ことを特徴とする洗浄装置。
【請求項17】
[sic]が出口(18)を有し、前記洗浄プロセスで使用された洗浄液が、この出口(18)を通って、下に配置された前記第2の容器(5)内に流れることができる。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−530797(P2010−530797A)
【公表日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−510833(P2010−510833)
【出願日】平成20年10月6日(2008.10.6)
【国際出願番号】PCT/EP2008/063344
【国際公開番号】WO2009/056424
【国際公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【出願人】(303033406)サタ ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー (8)
【Fターム(参考)】