説明

スプレー用塗装保護フィルム及びその適用方法

車体の塗装を、跳砂利による損傷、スクラッチまたは腐食から保護する方法が提供される。この方法は、(a)コーティングされない車体箇所をマスキングし、(b)透明保護コーティングで4ミル厚から14ミル厚、またはOEMあるいは塗装業者の透明コーティングの3倍から5倍の厚みに車体をスプレー塗装し、(c)塗装を空気乾燥硬化させ、あるいは熱灯で強制乾燥硬化させ、(d)マスキングを剥離除去するものである。保護コーティング剤も併せて提供される。このコーティング剤はポリエステル樹脂とハイソリッド脂肪族ポリイソシアネート樹脂硬化剤とを含んでいる。この保護コーティング剤はOEM塗装上に従来式スプレー装置で塗布される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は自動車の塗装保護のためのスプレー製品に関する。この製品は自動車工場でのOEM塗装後に適用され、OEM塗装よりも効果的に跳砂利傷、スクラッチ、虫汚染並びに自然劣化による損傷を減少及び防止する。さらに、専門業者による現行の自動車保護膜塗装よりも容易で安価に利用できる。
【0002】
<関連出願>
本願は2003年11月3日に出願された米国仮特許願60/517186の優先権を主張する。
【背景技術】
【0003】
<関連技術の説明>
自動車工場でのコーティングは自動車の使用中に跳砂利やスラッチによる損傷を受けたり剥離する。自動車の外側コーティングの劣化は自動車の価値を損なう美観劣化に留まらず、自動車本体の錆発生や腐食にも至る。自動車塗装の跳砂利傷やスクラッチによる損傷は世界の至るところで発生するが、凍結を防止するために道路上に砂利が岩塩と混合されている地域では特に問題である。その場合には岩塩粒子が自動車のコーティングと衝突し、局所的な傷や剥離を引き起こす。通常のOEMコーティングはこの種の衝撃に対して充分な耐久性がない。
【0004】
新車は一般的に、自動車製造業者によってまず電着下地塗装が施され、その上に追加下地塗装され、次に着色コーティングされ、仕上げ透明コーティング塗装される。仕上げ透明コーティングはスプレー式に塗装されたフィルムであり、約2.5ミルのDFTに焼結される。使用中に自動車は塗装車体に大小の変形、スクラッチ及び跳砂利傷を受ける。焼結OEM透明コーティングはそれら跳砂利傷やスクラッチに対して抵抗性を有するように提供されてはいるものの、全ての車所有者が同意するであろうが、自動車はそのうちには塗装を損傷するような大きな跳砂利による傷や、下塗り塗装や鉄板にまで届くような深い傷やスクラッチを受けることが多くの場合に不可避である。一般的に新車は使用開始後3年終了時までは中古車価格は高い。その時点で車体が無傷で綺麗であればあるほど、当然に中古車査定価格は高くなる。
【0005】
自動車の跳砂利傷の問題の現行解消策の1つは3M社が製造する製品の使用である。この製品は新車が製造工場を離れた後に塗装する塗装保護フィルムであり、3M社によって、跳砂利傷、虫汚染、磨耗及び自然劣化に対抗する“黄化抵抗性”ウレタンフィルムとして販売されている。この製品は様々な幅のロール形態で販売されており、特定の湿度での保管が必要であり、購入1年以内に使用しなければならない。この製品は接着剤が裏面に塗布された感圧材料のロールから切り出されるシート形態で利用される。3M社自身のホームページによれば、この製品の車体全体への適用は困難を伴い、高価であるため、この製品は車体の最も被害を受け易い箇所にのみ限定適用するのに適している。この3M社の製品に類似した製品は米国特許5731089(クニキヨ他、1998年)で開示されている。
【0006】
3M社の製品に非常に類似した製品が他に2種類存在する。一方はベンチャーテープコーポレーション製の接着フィルムである。この製品はベンチャーシールドと呼ばれ、3M社の製品と同様に適用される。この製品は車体のヘッド部、車輪周り及びバンパーのごとき“傷を受け易い”部位の保護に使用されるべく販売されている。この製品の保管及び適用には3M社製品と同じ制約がある。他方の製品はアベリデニソン社の“ストンシールド”と呼ばれる保護フィルムである。アベリデニソン社のパンプによれば、この製品は“典型的には車体フードの先端縁部、バンパー及びロッカーパネル並びにキーロック部やドアハンドル周囲等を、車体を傷つける跳砂利、磨耗及び小衝撃から保護することを目的に使用される。このフィルムは8ミル厚であり、アベリデニソン社はそのフィルムを、フィルムの光沢レベルを向上させると主張する特許熱処理法で処理する。この製品は3M社やベンチャーテープ社のフィルムと同様に適用される。
【0007】
3M社、ベンチャーテープ社及びアベリデニソン社のものとは異なり、本発明はスプレー塗布形態のものであり、ドライフィルム形態のものではない。本発明の目的は、それらドライフィルムと同程度の保護レベルをスプレー形態で達成することである。自動車産業用の塗料、下塗材、透明コーティング組成物等に関する多数の特許が存在するが、本発明のようなスプレー形態の透明ゴム化塗装製品を開示するものは存在しない。本発明はそれらドライフィルムよりも外観的に優れている。なぜなら、本発明のスプレー製品は接着層を含まないために透明度がさらに優れており、しかも滑らかだからである。
【0008】
塗装表面(特に自動車用)コーティングに関わる特許や特許願の例としては、米国公開2003/0170397(キャンベル他)、米国公開2003/0170395(ハイコック他)、米国公開2003/0045653(フロスバック他)、米国公開2003/0034719(サッパー)、米国公開2002/0197411(コルヤー他)、米国公開2002/0086115(レイマーズ他)、米国公開2002/0015795(トウイ他)、米国特許6623795(ヤマダ他、2003年)、米国特許6545117(ムーズ他、2003年)、米国特許6620511(ウィガーズ他、2003年)、米国特許6592944(ウーリアヌク他、2003年)、米国特許6544953(ナガタ他、2003年)、米国特許6432484(コルコラン他、2002年)、米国特許6319557(イクシマ他、2001年)、米国特許6309707(メイヤー他、2001年)、米国特許6099912(ボルゴルテ他、2000年)、米国特許5907024(オールボム他)、米国特許5853809(キャンベル他、1998年)、米国特許5759631(リンク他、1998年)、米国特許5064688(トリフォン、1991年)、米国特許4971837(マルツ他、1990年)及び米国特許4533703(コルドメノス他、1985年)がある。
【0009】
米国特許5380565(グロス他、1995年)はカルボキシルポリオール由来ポリエステルとエポキシ樹脂による水希釈性スプレーコーティングを紹介する。それは本発明とは異なる。なぜなら本発明は水希釈性ではないからである。米国特許4268547(バックハウス、1981年)は自動車用スプレー塗装コーティング剤の改良を解説する。この改良には樹脂溶液内で安定的に分散されるポリマー微粒子の使用が関与する。これら微粒子は本発明には無関係である。
【0010】
米国特許6569938(プエット、2003年)は塗装表面のための保護コーティングに関する。この特許は異物や物体から車体表面を保護する方法に関する。この方法は、(i)溶剤中に分散された陰イオンポリマーを含んだ流動性保護組成物を提供するステップと、(ii)その組成物を車体表面に塗装して乾燥させ、ASTM D2240−97硬度測定計Aスケールで少なくとも70の硬度を有したコーティングを形成させるステップとを含んでいる。この保護コーティングは高圧水で除去でき、あるいは除去液を塗布してからリンスまたは拭き取りすることで除去することができる。この特許は、ウィンドー周囲が塗装されている際にウィンドー上でもコーティングを使用できると説明する(コーティングは塗装終了後に除去されると推定される)。この特許は本発明とは異なる。なぜなら、本発明は陰イオンポリマーが関与せず、塗装後に除去できないからである。
【0011】
米国公開2003/0163910(トウジョウ他)は、保護膜を形成するため、スプレーコーティングされた自動車等の大型製品の表面に剥離可能な液体塗料を塗装する方法に関する。これは本発明とは異なる。なぜなら、本発明は剥離不能であり、OEM塗装後に塗布される永久透明コーティングだからである。米国公開2003/0040567(ヒル)も本発明とは異なる。なぜなら、それは従来の下塗剤の機能及び/又は従来の基礎コーティング層の機能を果たすように設計されており、透明コーティングの機能を果たすようには設計されていない水希釈性跳砂利保護塗料を開示するからである。
【0012】
コーティング組成物に関するスプレー装置を解説するいくつかの特許も存在する。例えば、米国特許6601733(シュナッキー他、2003年)、米国特許6409098(ルイス他、2002年)及び米国特許6383572(デグラーフ他、2002年)が存在する。本発明は、重力供給型、吸引またはサイフォン供給型、圧力補助式吸引またはサイフォン供給型、カップまたはタンク/ポットからの加圧供給型及び複数部材スプレー装置等の従来型またはHVLP型スプレー装置で利用できる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の1目的は、跳砂利傷、スクラッチ、虫汚染、磨耗及び自然劣化を減少させるように設計された透明スプレー用コーティング剤の提供である。本発明の別目的は、現存するOEM及び専門業者の透明コーティングや保護フィルムよりも優れた結果並びに容易な利用性を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
<発明の概要>
本発明は車体の塗装を、跳砂利による損傷、スクラッチまたは腐食から保護する方法に関する。この方法は、(a)コーティングされない車体箇所をマスキングするステップと、(b)透明保護コーティング剤で4ミル厚から14ミル厚、またはOEMあるいは塗装業者の透明コーティングの3倍から5倍の厚みに車体をスプレー塗装するステップと、(c)塗装を空気乾燥硬化させ、あるいは熱灯で強制乾燥硬化させるステップと、(d)マスキングを剥離除去するステップとを含んでいる。本発明はさらに、透明であってゴム化された保護コーティングを提供する。この保護コーティング剤は2種の成分を含んでいる。すなわち、複数のポリエステル樹脂を含んだ第1成分と、ハイソリッド脂肪族ポリイソシアネート樹脂硬化剤を含んだ第2成分とを含んでいる。これら2種の成分は4:1の比で混合される。保護コーティング剤はそれらが混合されてから3時間以内に使用される。本発明の保護コーティング剤はOEM塗装上に従来式スプレー装置で塗布される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は販売後の自動車塗装用の保護コーティングを提供するものであり、一般的に環境が整った塗装専門店で利用されるものである。OEMコーティング及び透明仕上げコーティングの上にスプレーされて硬化されると、非常にフレキシブルで非浸透性のフィルムを提供する本発明製品は、跳砂利損傷、スクラッチ、虫汚染及び自然劣化等を減少及び予防する。本発明の跳砂利損傷予防コーティングの4ミル厚から14ミル厚の塗装膜は高度に透明であるが、OEMコーティングや修理業者コーティングよりも大幅に厚く、弾力性が優れており、OEMコーティングの場合であれば下塗り層や車体そのものにまで達するであろう大砂利石による衝撃であっても車体塗装には損傷を及ぼさない。本発明は自動車、トラック、トレーラ、オートバイ等のあらゆる車両に適用でき、ドライブ時の車両塗装への損傷を効果的に回避させるように設計されている。塗装対象ではない車体箇所は塗装前にマスキング処理する。本発明のコーティングのスプレー塗装後に車両は空気乾燥され、あるいは熱灯で熱硬化され、その後にマスキングが剥離される。
【0016】
本発明の保護フィルムは2種の成分を含んでいる。一方は溶剤中のポリエステル樹脂の組み合わせであり、他方は溶剤中のハイソリッド脂肪族ポリイソシアネート樹脂硬化剤である。これら2種の成分は4:1の割合で混合される。混合製品は混合後3時間以内に使用されなければならない。本発明の跳砂利損傷防止コーティングは透明であり、OEMコーティングまたは修繕業者透明コーティングの3倍から5倍のDFTに塗装される。もし従来の透明コーティング材が同じDFTに塗装されると脆くなり、大きな石や硬い物体との衝撃で微細ヒビ割れが発生する。複数のポリエステル樹脂のフレキシブルな組み合わせと、ハイソリッド脂肪族ポリイシシアネート樹脂での触媒作用で本発明のコーティングは黄色変化しない。さらに赤外線保護剤の添加で透明フィルムの光沢と新鮮外見(DOI)を維持することができ、本発明のフィルムで塗装されていないOEM塗装部分との差異を発生させない。従来の透明コーティング同様に本発明のコーティングはガソリンに対して完全に抵抗性があり、自動車用に利用される他の化学剤に対しても完全な抵抗性がある。
【0017】
本発明の跳砂利損傷防止コーティングは従来の自動車工場塗装あるいは業者塗装のものよりも弾力性がある。その表面には独特な感触があり、軟性ではあるが粘着性はなく、表面は硬質ではあるが非常に弾力性があり、スクラッチに対する抵抗力が優れている。本発明コーティングは砂利等を反発するゴム様弾力性を有する。そのコーティングは他製品にはない厚みと弾力性を有している。この独特な特性の組み合わせは、跳砂利損傷防止とスクラッチ防止において従来のOEMコーティングや業者コーティングよりも優れた効果を提供する。本発明の発明者が承知する限りにおいて、車体全体またはその一部にスプレーできる類似製品は存在しない。
【0018】
本発明のスプレー式フィルムは自動車のどこにでも利用できる。図1は本発明のスプレー式フィルムでコーティングできる乗用車部位の1実施態様である。図2は本発明のスプレー式フィルムでコーティングできるトラック部位の1実施態様である。図示の陰影部分がフィルム適用箇所を示す。しかし、本発明のスプレー式フィルムの適用は図1と図2には限定されない。
【0019】
砂利衝撃試験が下塗層と、塗料層と、本発明のスプレー式フィルム層とが提供された金属パネルに対して実施された。試験装置は、砂利の衝突による自動車コーティングへの影響を数値化するように設計されている。この試験は、SAE、ASTM、VDA、GM、フォード、クライスラー、マツダ、JIS、日産、VW、トヨタの試験仕様に則したものである。SAE J400試験法による2004年7月に実施された試験では、1パイントの砂利が90度の方向性で70psiの強度でパネルに衝突された。この試験では、パネルは−30℃に予備冷却されていた。結果は、コーティング上面に微細な損傷が発生しただけに留まり、塗装基板への貫通到達は発生しなかった。よって、本発明コーティングの効果が証明された。
【0020】
以上、本発明の好適実施例を解説したが、本発明の範囲内でその好適実施例に多種多様な変更を加えることが可能である。
【0021】
<使用用語の定義>
“脂肪族”とは炭素原子が開鎖で結合されている基または有機化合物のことである。
“DFT”とは乾燥フィルム厚のことである。
“HVLP”とは高体積低圧のことである。
“ミル”とは1インチ(0.0254cm)の10−3のことであり、例えば、ワイヤの太さ、やシート厚に使用される。
“OEM”とはオリジナル装備製造業者のことである。
“ゴム化”とは伝統的な自動車工場仕様や塗装業者仕様のものよりも高い弾力性を有することである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1は、本発明のスプレー式フィルムで塗装される自動車部位の1実施例を示す。
【図2】図2は、本発明のスプレー式フィルムで塗装されるトラック部位の1実施例を示す。
【0023】
しかし、本発明のスプレー式フィルムの適用は図1と図2に限定されない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両塗装の跳砂利損傷、スクラッチあるいは腐食からの保護方法であって、
(a)コーティングしない車両部位をマスキング処理するステップと、
(b)透明保護コーティング剤を車両のコーティング対象箇所に4ミルから14ミルの厚みにスプレー塗装するステップと、
(c)車両の塗装箇所を空気乾燥させるステップと、
(d)マスキングを除去するステップと、
を含んで成る方法。
【請求項2】
車両塗装の跳砂利損傷、スクラッチあるいは腐食からの保護方法であって、
(a)コーティングしない車両部位をマスキング処理するステップと、
(b)透明保護コーティング剤を車両のコーティング対象箇所に4ミルから14ミルの厚みにスプレー塗装するステップと、
(c)車両の塗装箇所を熱灯で強制硬化させるステップと、
(d)マスキングを除去するステップと、
を含んで成る方法。
【請求項3】
車両塗装の跳砂利損傷、スクラッチあるいは腐食からの保護方法であって、
(a)コーティングしない車両部位をマスキング処理するステップと、
(b)透明保護コーティング剤を車両のコーティング対象箇所にOEM塗装または塗装業者の透明塗装の厚みの3倍から5倍の厚みにスプレー塗装するステップと、
(c)車両の塗装箇所を空気乾燥させるステップと、
(d)マスキングを除去するステップと、
を含んで成る方法。
【請求項4】
車両塗装の跳砂利損傷、スクラッチあるいは腐食からの保護方法であって、
(a)コーティングしない車両部位をマスキング処理するステップと、
(b)透明保護コーティング剤を車両のコーティング対象箇所にOEM塗装または塗装業者の透明塗装の厚みの3倍から5倍の厚みにスプレー塗装するステップと、
(c) 車両の塗装箇所を熱灯で強制硬化させるステップと、
(d)マスキングを除去するステップと、
を含んで成る方法。
【請求項5】
保護コーティング剤は透明ゴム化コーティング剤を含んでいることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
保護コーティング剤は、ポリエステル樹脂類を含んだ第1成分と、ハイソリッド脂肪族ポリイソシアネート樹脂硬化剤を含んだ第2成分とを含んで成ることを特徴とする請求項5記載の方法。
【請求項7】
保護コーティング剤を車両に対して使用する前に第1成分と第2成分とを4:1の割合で混合するステップをさらに含んでいることを特徴とする請求項6記載の方法。
【請求項8】
保護コーティング剤は、第1成分と第2成分とが混合された後3時間以内に車両に適用されることを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項9】
保護コーティング剤は、重力供給型、吸引またはサイフォン供給型、加圧吸引またはサイフォン供給型、カップまたはタンク/ポットからの加圧供給型及び複数部材型のスプレー装置で成る群から選択されるスプレー装置でスプレー塗装されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
保護コーティング剤は車両のOEM塗装上に塗装されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
スプレー用保護フィルムであって、ポリエステル樹脂類とハイソリッド脂肪族ポリイソシアネート樹脂硬化剤との混合物を含んでおり、車両全体またはその一部に4ミルから14ミルの厚みにスプレー塗装されることを特徴とする保護フィルム。
【請求項12】
スプレー用保護フィルムであって、ポリエステル樹脂類とハイソリッド脂肪族ポリイソシアネート樹脂硬化剤との混合物を含んでおり、車両全体またはその一部にOEM塗装または塗装業者の透明塗装の3倍から5倍の厚みにスプレー塗装されることを特徴とする保護フィルム。
【請求項13】
スプレー用保護フィルムであって、ポリエステル樹脂類を含んだ第1成分と、ハイソリッド脂肪族ポリイソシアネート樹脂硬化剤を含んだ第2成分とを含んでおり、第1成分と第2成分は4:1の割合で混合され、車両全体またはその一部に4ミルから14ミルの厚みにスプレー塗装されることを特徴とする保護フィルム。
【請求項14】
スプレー用保護フィルムであって、ポリエステル樹脂類を含んだ第1成分と、ハイソリッド脂肪族ポリイソシアネート樹脂硬化剤を含んだ第2成分とを含んでおり、第1成分と第2成分は4:1の割合で混合され、車両全体またはその一部にOEM塗装または塗装業者の透明塗装の3倍から5倍の厚みにスプレー塗装されることを特徴とする保護フィルム。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2007−514521(P2007−514521A)
【公表日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−538126(P2006−538126)
【出願日】平成16年10月25日(2004.10.25)
【国際出願番号】PCT/US2004/035090
【国際公開番号】WO2005/044668
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(506143182)エムアイ6 テクノロジーズ,インク. (1)
【Fターム(参考)】