説明

スポンジワイパー用収納ケース

【課題】スポンジ部材の乾燥を防止した状態でスポンジワイパーを収納することが可能なスポンジワイパー用収納ケースを得る。
【解決手段】柄棒8の先端にハンドル操作で屈伸するヘッドプレート5と水拭き清掃用のスポンジ部材6とを設けたスポンジワイパー1の不使用時に、上記ヘッドプレート5とスポンジ部材6とを気密に収納するための収納ケース2であって、該収納ケース2の凹状をした収納室26を、上記スポンジ部材6とヘッドプレート5とを伸長状態で収納可能な大きさに形成すると共に、収納時に該スポンジ部材6の側面外周が該収納室26の内周に密接することによって該スポンジ部材6の清掃用表面6aが該収納室26の内部に気密に封じ込められるように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水を含ませたスポンジ部材で床などを水拭き清掃するスポンジワイパーを、不使用時に上記スポンジ部材の乾燥を防止した状態で収納するための技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
柄棒の先端に取り付けたヘッドプレートにスポンジ部材を取り付け、このスポンジ部材に水を含ませて床面等を拭くタイプのスポンジワイパーは、例えば特許文献1によって公知である。このスポンジワイパーは、上記ヘッドプレート及びスポンジ部材がハンドル操作で屈伸自在となっていて、スポンジ部材に水を含浸させたあと屈曲させて搾水することにより含水量を調整し、そのあと真っ直ぐに伸長させて床等を清掃するものである。
清掃が終了したあと上記スポンジワイパーは、十分に水切りした状態で適宜保管場所に収納されるが、収納している間に水分が蒸発し、上記スポンジ部材はほぼ完全に乾燥した状態になる。
【0003】
ところが、上記スポンジ部材がポリビニルアルコール製のスポンジ(PVAスポンジ)で形成されている場合、素材の特質上乾燥によって硬くなるため、次にスポンジワイパーを使用するとき、このスポンジ部材を柔らかくなるまで10−20分間ほど水に浸漬させておかなければならず、非常に不便であった。
この問題は、上記ヘッドプレート及びスポンジ部材が屈伸自在でない通常のスポンジワイパーにおいても同様に生じており、また、スポンジ部材がPVAスポンジ以外のスポンジ体で形成されている場合であっても、スポンジ部材が乾燥すると多少なりとも硬くなる傾向を示すため、同様の問題が生じる。
【特許文献1】特開2007−7069号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで本発明の目的は、スポンジワイパーの不使用時に、スポンジ部材の乾燥を防止した状態で該スポンジワイパーを収納することが可能な、簡単かつ合理的な設計構造を備えたスポンジワイパー用収納ケースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため本発明によれば、柄棒の先端に取り付けられたヘッドプレートと、該ヘッドプレートに取り付けられた水拭き清掃用のスポンジ部材とを有するスポンジワイパーの不使用時に、上記ヘッドプレートとスポンジ部材とが収納ケース内に収納される。この収納ケースは、上記スポンジ部材とヘッドプレートとを収納可能な凹状の収納室を有していて、該収納室は、収納されたスポンジ部材の側面外周が該収納室の内周に密接する大きさを有し、該収納室内へのスポンジ部材の収納によって該スポンジ部材の清掃用表面が該収納室の内部に気密に封じ込められるように構成されている。
【0006】
本発明において、上記収納室の入口には、内周壁を外側に向けて傾斜させることにより長さ及び幅を次第に拡大させた拡大口部が連設されていても良い。
本発明において好ましくは、上記収納ケースが、スポンジワイパーを立てた状態に保持するスタンドを兼ねていて、上記収納室からヘッドプレート及びスポンジ部材を取り出す際に足で踏んで該収納ケースの動きを拘束するための拘束部を有し、該拘束部は、収納ケースの下端部から側方に延出して床に接地することにより、該収納ケースの接地面積を拡大する脚としての機能を兼備していることである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、収納ケースの収納室内にヘッドプレートとスポンジ部材とを収納すると、該スポンジ部材の側面外周が収納室の内周に密接することにより、該スポンジ部材の清掃用表面が収納室内に気密に封じ込められ、この清掃用表面からの水分の蒸発が防止される。このため、収納時であってもスポンジ部材は常に水を含んだ柔軟な状態を維持することになり、スポンジワイパーをいつでも必要なときに直ちに使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1及び図2には、スポンジワイパー1の不使用時に該スポンジワイパー1のヘッドプレート5とスポンジ部材6とを収納ケース2内に収納した状態が、上記スポンジワイパー1の一部を省略した形で示されている。
上記スポンジワイパー1は、図3−図6に示すように、合成樹脂発泡体からなる細長い棒状をした清掃用の上記スポンジ部材6と、このスポンジ部材6が取り付けられた左右に細長くかつ中央部で二つに屈曲自在の上記ヘッドプレート5と、該ヘッドプレート5を支持するヘッド支持枠7と、該ヘッド支持枠7の上端中央部に取り付けられた長さが伸縮調節自在の柄棒8と、上記ヘッドプレート5を屈伸操作するための操作機構9とを有するもので、上記ヘッドプレート5とスポンジ部材6とでワイパーヘッドが形成されている。そして、上記柄棒8を手に持ち、水を含ませたスポンジ部材6を床等の清掃対象に押し付けて水拭き清掃を行うものである。上記ヘッドプレート5は、全体の平面視形状が実質的に細長い矩形をなすものである。
上記スポンジ部材6を形成する好ましい合成樹脂発泡体の例としては、ポリビニルアルコール製スポンジ(PVAスポンジ)を挙げることができるが、その他の素材であっても構わない。
【0009】
上記スポンジ部材6は、四角柱状をした部材の底面部分と両角部分とに丸みを持たせたような断面形状を有していて、その底面から両側面にかけて延在する表面部分が清掃用表面6aであり、この清掃用表面6aには、該スポンジ部材6の長手方向全体にわたって延びる複数の小溝6bが平行に設けられている。しかし、この小溝6bは必ずしも必要なものではない。また、このスポンジ部材6の平面視形状は細長い矩形であって、その長さ(長手方向寸法)及び幅(短手方向寸法)は、上記ヘッドプレート5の長さ及び幅より若干大きく形成されている。従って、このスポンジ部材6は、その長さ方向にも幅方向にも、上記ヘッドプレート5から若干はみ出した状態となっている。
【0010】
上記ヘッドプレート5は、該ヘッドプレート5の中央に位置する支持基体11と、この支持基体11に連結軸12を中心に回動自在なるように連結された左右一対のヘッド基板13と、これらのヘッド基板13にそれぞれ上記ヘッドプレート5の長さ方向に変移自在なるように結合された左右一対の摺動基板14とからなるもので、上記ヘッド基板13の下面に上記スポンジ部材6の上面が図示しないプレートを介して取り付けられている。また、上記支持基体11には、上記操作機構9の連結棒16を連結するための棒連結部17が形成されている。なお、このヘッドプレート5を構成する上記各部材11,13,14は、合成樹脂で形成されている。
【0011】
上記ヘッド支持枠7は、その先端が二股状に分岐していて、各分岐枝7aの先端部にそれぞれ、連結アーム18の基端部が、上記ヘッドプレート5の幅方向に延びるアーム取付軸19を中心に回動自在なるように連結され、この連結アーム18の先端部に、上記摺動基板14が、上記ヘッドプレート5の幅方向に延びる連結具支持軸20を中心に回動自在なるように連結されている。
【0012】
上記連結アーム18は、床の清掃時に、上記柄棒8からヘッド支持枠7を介して伝わる清掃のための操作力を上記摺動基板14を介してヘッドプレート5に伝達し、スポンジ部材6の圧搾時(図6参照)には、上記ヘッド支持枠7に基端部を支えられることにより、上記摺動基板14及びヘッド基板13に両側から加圧力を加えるように機能する。
【0013】
上記操作機構9は、上記柄棒8にピン22で起倒自在なるように取り付けられたハンドル23と、該ハンドル23と上記ヘッドプレート5との間に連結されて該ハンドル23の操作力をヘッドプレート5に伝える左右一対の上記連結棒16とを有している。
上記ハンドル23は、その先端部に輪状をした起倒操作のための握持部23aを有していて、該ハンドル23の基端部が、上記ピン22で柄棒8に回動自在に連結されている。そして、上記握持部23aを持って起倒させることにより、図3及び図4に実線で示す清掃時の第1操作位置Xと、図4に鎖線で示すスポンジ部材圧搾時の第2操作位置Yとの間を変位可能である。上記第1操作位置Xにおいては、上記ヘッドプレート5及びスポンジ部材6が伸長姿勢を保つことにより、床面等の清掃対象を清掃可能な状態となり、第2操作位置Yにおいては、これらのヘッドプレート5及びスポンジ部材6が屈曲した状態(図6参照)となり、ヘッドプレート5でスポンジ部材6が狭窄されて余分な水分が絞り出される。
【0014】
上記連結棒16は、強度と剛弾性との大きい針金などの金属製線条からなるもので、上記柄棒8の両側を該柄棒8に沿ってほぼ並行に延び、その基端部が、上記柄棒8の握持部23aと基端部との中間に支持ピン24で回動自在に連結され、先端部は、上記ヘッド支持枠7の内部を貫通してヘッドプレート5の上部に至り、上記支持基体11の上面中央部に形成された柱状の上記棒連結部17に連結されている。
【0015】
上記収納ケース2は、スポンジワイパー1を立てた状態で収納するためのスタンドを兼ねるもので、図1、図2及び図7から明らかなように、上記スポンジワイパー1のヘッドプレート5とスポンジ部材6とを収納するための凹状の収納室26を有する矩形の箱形をしたケース本体2aと、該ケース本体2aの前面下端部から外方に向けて延出するプレート状の拘束部2bとで構成されており、これらのケース本体2aと拘束部2bとが合成樹脂で一体に形成されている。従って、上記ケース本体2aは水分不透過性である。
【0016】
上記収納室26は、平面視形状が細長い矩形をなしていて、一定の深さDと一定の広さ(即ち一定の長さL及び一定の幅W)とを有しており、その深さDは、上記ヘッドプレート5とスポンジ部材6とを同時に収納可能な深さであり、また該収納室26の長さL及び幅Wは、上記ヘッドプレート5とスポンジ部材6とを伸長状態で収納可能であると共に、その収納時に上記スポンジ部材6の側面外周全体が該収納室26の内周全体に密接し、このスポンジ部材6で該収納室26が隙間なく塞がれるような大きさに形成されている。
【0017】
上記収納室26はこのように形成されているから、図1及び図2に示すように、該収納室26内にヘッドプレート5とスポンジ部材6とを収納すると、このスポンジ部材6の側面外周が該収納室26の内周に密接し、該スポンジ部材6の清掃用表面6aが該収納室26内に気密に封じ込められた状態となり、この清掃用表面6aから収納室26の外部への水分の蒸発が防止される。また、このとき上記スポンジ部材6は、上記収納室26の内周に当接することによって回りから多少なりとも圧縮された状態にあるため、水分が上面側に浸透するのが抑えられると同時に、該スポンジ部材6の上面が上記ヘッドプレート5で覆われていることも加わって、該上面を通じての水分の蒸発も抑えられる。このため、該スポンジ部材6は、収納時であっても常に水を含んだ柔軟な状態を維持することになり、スポンジワイパー1をいつでも必要なときに直ちに使用することができる。
一方、上記ヘッドプレート5は、その外周が上記収納室26の内周に対して非接触で近接した位置を占めるが、この外周の一部が収納室26の内周に接触しても構わない。
【0018】
上記収納室26内へのヘッドプレート5及びスポンジ部材6の収納は、図8に示すように、該ヘッドプレート5及びスポンジ部材6をハンドル操作で半折り状態にして収納室26内に収容したあと、ハンドル23を第1操作位置Xに戻して上記ヘッドプレート5及びスポンジ部材6を伸長させることにより行う。しかし、上記ヘッドプレート5及びスポンジ部材6を伸長させた状態で収納することももちろん可能である。
これにより、上記スポンジ部材6の外周が収納室26の内周に当接してワイパーヘッドが収納ケース2に固定された状態になるため、スポンジワイパー1は、該収納ケース2をスタンドとして立てた状態に保管することができる。その際必要であれば、上記収納室26内に若干の水を入れておいても良い。
【0019】
上記収納室26の入口には、上記スポンジ部材6及びヘッドプレート5を収容し易くするため、内周壁を外側に向けて傾斜させることにより長さ及び幅を次第に拡大させた拡大口部27が連設されている。しかし、この拡大口部27は、必ずしもこのように長さ及び幅が次第に拡大している必要はなく、図9に示すように、上記収納室26より長さ及び幅が一定大きさだけ広がった形に形成し、該収納室26に段差28を介して連設することもできる。あるいは、このような拡大口部27を設けなくても構わない。
【0020】
上記スポンジワイパー1を清掃のため収納ケース2から取り出すときは、上記拘束部2bを足で踏むことによって収納ケース2の動きを拘束し、その状態で、柄棒8を持って上記ヘッドプレート5及びスポンジ部材6を収納室26から引き出すようにする。その際、ハンドル23の操作で上記ヘッドプレート5及びスポンジ部材6を半折りの状態にしても良い。ヘッドプレート5取り出されたスポンジ部材6は、水を含むことによって柔軟性を維持しているため、屈伸自在であり、従って直ちに清掃に使用することができる。
【0021】
上記拘束部2bは、ケース本体2aの前面の下端部寄りの位置に、該ケース本体2aの全長にわたって延在するように形成され、その上面には、踏んだとき足が滑らないようにするため、収納ケース2の長手方向に延びる複数の突条30が設けられている。この拘束部2bの底面は、上記ケース本体2aの底面と段差なく連なって床面に接地しており、これによってこの拘束部2bは、収納ケース2の接地面積を拡大するための脚としても機能するものである。
また、上記ケース本体2aの後面の下端部には、上記拘束部2bより幅の狭い張出部31が形成されていて、この張出部31によって収納ケース2の接地面積の更なる拡大が図られている。
【0022】
なお、図示した例では、上記拘束部2bが収納ケース2の前面に該収納ケースの全長にわたり形成されているが、中央の一部だけに形成されていても良く、また、該収納ケース2の後面に同様の態様で形成されていても、前面と後面の両方に形成されていても良い。あるいは、該収納ケース2の長さ方向の一端又は両端に形成されていても、収納ケース2の周囲全体に形成されていても構わない。
また、上記拘束部2bとして、上述したような足で踏むプレート状のものに代えて、収納ケース2の外周の適宜位置に把手を設け、この把手を手で押さえるようにすることもできる。
【0023】
さらに、上記収納ケース2は、必ずしもスポンジワイパー1を自立状態で収納するためのスタンドとしての機能を兼ね備えている必要はなく、上記スポンジ部材6を乾燥しないように収納できる機能さえ備えていれば良い。この場合、スポンジワイパー1は、ヘッドプレート5及びスポンジ部材6を収納ケース内に収納した状態で、壁等に立て掛けたり吊したりして保管される。
【0024】
また、図示した実施形態においては、スポンジワイパーとしてヘッドプレート5及びスポンジ部材6が屈伸自在であるものが示されているが、このスポンジワイパーは、上記ヘッドプレート5及びスポンジ部材6が屈伸自在でない通常のスポンジワイパーであっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、収納ケースを破断して示す要部正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】スポンジワイパーの正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】スポンジ部材の圧搾途中の段階を示す要部正面図である。
【図6】スポンジ部材の圧搾段階を示す要部正面図である。
【図7】収納ケースの斜視図である。
【図8】スポンジワイパーのヘッドプレート及びスポンジ部材を収納ケースに収納する途中の段階を示す要部断面図である。
【図9】収納ケースの他例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0026】
1 スポンジワイパー
2 収納ケース
2b 拘束部
5 ヘッドプレート
6 スポンジ部材
6a 清掃用表面
8 柄棒
23 ハンドル
26 収納室
27 拡大口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柄棒の先端に取り付けられたヘッドプレートと、該ヘッドプレートに取り付けられた水拭き清掃用のスポンジ部材とを有するスポンジワイパーの不使用時に、上記ヘッドプレートとスポンジ部材とを収納するための収納ケースであって、
上記収納ケースが、上記スポンジ部材とヘッドプレートとを収納可能な凹状の収納室を有し、該収納室は、収納されたスポンジ部材の側面外周が該収納室の内周に密接する大きさを有していて、該収納室内へのスポンジ部材の収納によって該スポンジ部材の清掃用表面が該収納室の内部に気密に封じ込められるように構成されていることを特徴とするスポンジワイパー用収納ケース。
【請求項2】
上記収納室の入口には、内周壁を外側に向けて傾斜させることにより長さ及び幅を次第に拡大させた拡大口部が連設されていることを特徴とする請求項1に記載の収納ケース。
【請求項3】
上記収納ケースが、スポンジワイパーを立てた状態に保持するスタンドを兼ねていて、上記収納室からヘッドプレート及びスポンジ部材を取り出す際に足で踏んで該収納ケースの動きを拘束するための拘束部を有し、該拘束部は、収納ケースの下端部から側方に延出して床に接地することにより、該収納ケースの接地面積を拡大する脚としての機能を兼備していることを特徴とする請求項1又は2に記載の収納ケース。
【請求項4】
柄棒の先端に取り付けられたヘッドプレートと、該ヘッドプレートに取り付けられた水拭き清掃用のスポンジ部材とを有するスポンジワイパー、及び、該スポンジワイパーの不使用時に上記ヘッドプレートとスポンジ部材とを収納するための収納ケースからなり、
上記収納ケースが、上記スポンジ部材とヘッドプレートとを収納可能な凹状の収納室を有し、該収納室は、収納されたスポンジ部材の側面外周が該収納室の内周に密接する大きさを有していて、該収納室内へのスポンジ部材の収納によって該スポンジ部材の清掃用表面が該収納室の内部に気密に封じ込められるように構成されていることを特徴とする収納ケースを備えたスポンジワイパー。
【請求項5】
上記収納室の入口には、内周壁を外側に向けて傾斜させることにより長さ及び幅を次第に拡大させた拡大口部が連設されていることを特徴とする請求項4に記載のスポンジワイパー。
【請求項6】
上記収納ケースが、スポンジワイパーを立てた状態に保持するスタンドを兼ねていて、上記収納室からヘッドプレート及びスポンジ部材を取り出す際に足で踏んで該収納ケースの動きを拘束するための拘束部を有し、該拘束部は、収納ケースの下端部から側方に延出して床に接地することにより、該収納ケースの接地面積を拡大する脚としての機能を兼備していることを特徴とする請求項4又は5に記載のスポンジワイパー。
【請求項7】
柄棒の先端に取り付けられたヘッドプレートと、該ヘッドプレートに取り付けられた水拭き清掃用のスポンジ部材とを有するスポンジワイパーの不使用時に、上記ヘッドプレートとスポンジ部材とを、該スポンジ部材の乾燥を防止した状態で収納ケース内に収納するための方法であって、
上記収納ケースの凹状をした収納室内に、上記スポンジ部材とヘッドプレートとを収納すると共に、該スポンジ部材の側面外周を該収納室の内周に密接させることにより、該スポンジ部材の清掃用表面を該収納室の内部に気密に封じ込めた状態で収納することを特徴とするスポンジワイパーの収納方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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