説明

スポーツ用プロテクター

【課題】スローイング動作のように、胴部の下半部に対し、上半部が大きく回転するような動作を行っても、上半部の動きに追随して下半部がズレ動かない、胸部と腹部を覆う保護パッドを備えるスポーツ用プロテクターを提供する。
【解決手段】スローイング動作のように、胴部の上半部が身体の鉛直軸周りに回転する際に、胴部の上半部の回転動作を、下半部を覆う保護パッドが阻害しないように、身体の胸部と腹部を覆う保護パッドを、胸部パーツ1と腹部パーツ2の少なくとも2枚のパーツに分割する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、野球、ソフトボール、アイスホッケー、フットボールなどの選手や審判が、主に胸部と腹部を保護するために着用するスポーツ用プロテクター、特に野球、ソフトボール用プロテクターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種のスポーツ用プロテクターのうち特に代表的なものとしては、野球の捕手が着用するものがある。
【0003】
野球の捕手は、ショートバウンドした投球やバッターの打ち損じた打球から身体、特に、胴部前面を保護するために、胸部と腹部を覆う保護パッドを備えるプロテクターを着用している。
【0004】
この野球の捕手が着用するプロテクターとしては、特許文献1〜3に開示されたものがあり、これらは胸部と腹部を覆う保護パッドが一体の一枚のパーツから構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−230652号公報
【特許文献2】特開2003−230653号公報
【特許文献3】特開2003−299760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、野球の捕手は、各塁への送球以外にピッチャーへの返球、盗塁の阻止というように、スローイング動作が多く、スローイング動作の際には、胴部の上半部を捩じって、肩部を大きく回転させなければならない。
【0007】
上記のように、胸部と腹部が一体の一枚のパーツからなるプロテクターを着用している場合には、スローイング動作で胴部の上半部と肩部が大きく回転しながら動くと、この動きに追随して、動きの比較的少ない腰部から下の部分も大きくズレ動く。このように、一枚のパーツからなるプロテクターの場合、胴部の上半部の動きに追随しなければ、スローイング動作の際に、胴部の上半部の動きを胴部の下半部が阻害することになる。
【0008】
したがって、従来、野球の捕手は、スローイングの動作の支障がでないように、全体的に胴部前面のプロテクターを緩めに着用し、意識的に上下にズレ動くようにしている場合もある。
【0009】
しかしながら、胴部のプロテクターを上下にズレ動くように緩めに着用すると、走る際にもユッサユッサと上下にプロテクターが揺れるため、プロテクターによって捕手の運動機能全体が阻害されるという問題がある。
【0010】
また、野球の捕手がプロテクターを緩めに着用すると、プロテクターと身体との隙間からボールが侵入するおそれが生じるため、安全上も問題である。
【0011】
そこで、この発明は、スローイング動作のように、胴部の下半部に対し、上半部が大きく回転するような動作を行っても、上半部の動きに追随して下半部がズレ動かない、胸部と腹部を覆う保護パッドを備えるスポーツ用プロテクテクターを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この発明は、上記の課題を解決するために、身体の胸部と腹部を覆う保護パッドを備えるスポーツ用プロテクターにおいて、保護パッドを胸部パーツと腹部パーツの少なくとも2枚のパーツに分割し、分割したパーツを互いに揺動可能に連結したことを特徴とするものである。
【0013】
このように、身体の胸部と腹部を覆う保護パッドを、胸部パーツと腹部パーツの少なくとも2枚のパーツに分割し、さらに、分割したパーツを互いに揺動可能に連結することにより、スローイング動作のように、胴部の下半部に対し、上半部が大きく回転するような動作を行う際に、分割したパーツが、それぞれ身体の動きに独立して追随するため、身体の胸部と腹部を覆う保護パッド全体が一体でズレ動くということがない。
【0014】
したがって、この発明に係るスポーツ用プロテクターは、分割した胸部パーツと腹部パーツをそれぞれ身体にしっかりと固定しても、運動機能を阻害することないので、従来のように、緩めに身体に着用する必要がなく、安全性も高い。
【0015】
分割したパーツは、分割したパーツが身体の動きにそれぞれ独立して追随するように、身体の中心軸に対して回転方向、左右方向、前後方向、斜め方向の少なくとも一つ以上の方向に揺動するように互いに連結される。
【0016】
この発明に係るスポーツ用プロテクターは、スローイング動作のように、胴部の上半部が身体の鉛直軸周りに回転する際に、胴部の上半部の回転動作を、下半部を覆う保護パッドが阻害しないように、身体の胸部と腹部を覆う保護パッドを、胸部パーツと腹部パーツの少なくとも2枚のパーツに分割している。このため、保護パッドを上半部と下半部に分割する分割ライン、即ち、胸部パーツの下縁と腹部パーツの上縁のラインは、軸対称、かつ、ほぼ水平で、直線に近似した形状で、身体の骨盤上部と鳩尾部の間に位置することが好ましい。
【0017】
上記胸部パーツと腹部パーツとの連結位置は、スローイング動作のように、胴部の上半部が身体の中心軸周りに回転する際に、胸部パーツが腹部パーツに独立して揺動可能になるように、中央と両端の3箇所以上とし、両端の連結部材は、中央の連結部材と同等か長くするようにする。また、連結部材は、布や革などのベルトや紐状の柔軟な素材、又は、網目状の素材などを適宜選択して使用する。
【0018】
この発明に係るプロテクターを野球又はソフトボールの捕手用として使用する場合には、分割したパーツ相互間の隙間間隔は、ボールが隙間を通過しないように、使用するボールの直径よりも十分に小さくする必要がある。
【0019】
また、野球又はソフトボールの捕手用として使用する場合には、胸部パーツに、首部を保護する首パッド部と、肩部を保護する肩パッド部を設けることが好ましい。
【発明の効果】
【0020】
この発明においては、上記のように、身体の胸部と腹部を覆う保護パッドを、胸部パーツと腹部パーツの少なくとも2枚のパーツに分割し、さらに、分割したパーツを互いに揺動可能に連結しているので、スローイング動作のように、上半部が大きく回転するような動作を行う際に、分割したパーツが独立して胴部の上半部の回転に追随するため、身体の胸部と腹部を覆う保護パッド全体が一体でズレ動くということを極力防止できる。
【0021】
したがって、この発明に係るプロテクターは、スローイング動作のように、上半部が大きく回転するような動作に対しても、追随性が良好で、身体のフィット性に富み、安全性が高く、着用者の運動機能を阻害しないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明に係るスポーツ用プロテクターを野球の捕手用に適用した実施形態を構成部材に分解して示した背面図である。
【図2】図1の構成部材を連結させて示した背面図である。
【図3】図1の構成部材を連結させて示した正面図である。
【図4】(a)(b)は図1の実施形態における腹部パーツに対する胸部パーツの揺動状態を示す図である。
【図5】図3のA−A線の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
この発明の実施形態を、野球又はソフトボールの捕手用のプロテクターを例にして具体的に説明する。
【0024】
図1及び図2は、この発明に係るプロテクターを背面から見た状態を示し、図1は構成材料を分解した状態で示し、図2は構成材料を連結した状態で示している。また、図3は、構成材料を連結した状態を正面から見た図である。
【0025】
この発明に係るプロテクターは、身体の胸部と腹部を覆う保護パッドを、図1に示すように、胸部パーツ1と腹部パーツ2の2枚のパーツに分割している。分割数は、2枚に限らず、それ以上であってもよい。
【0026】
上記胸部パーツ1の下縁と腹部パーツ2の上縁の分割ラインは、軸対称、かつ、ほぼ水平で、直線に近似した形状にしている。より具体的には、胸部パーツ1の下縁は、中央部が直線状に形成され、その両側が下方に少し垂れ下がるように形成されている。一方、腹部パーツ2の上縁は、中央部が直線状に形成され、その直線状部分の両側が上方に突出するように形成されている。そして、胸部パーツ1と腹部パーツ2は、胸部パーツ1の下縁が、腹部パーツ2の上縁に少し重なり、胸部パーツ1の下縁が前面側に、腹部パーツ2が背面側(身体側)に位置するようになっている。この胸部パーツ1と腹部パーツ2の重なりは、腹部パーツ2の中央部が胸部パーツ1の下縁の前面になるようにしてもよい。
【0027】
この胸部パーツ1の下縁と腹部パーツ2の上縁との間に形成される隙間間隔は、ボールが隙間から侵入して身体を傷つけないように、使用するボールの直径より、十分に狭くする必要がある。因みに、各ボールの最小径として、硬式用ボールは、72.9mm 、軟式用ボールは、一般用(A号)が71.5mm、中学用(B号)が69.5mm 、少年用(C号)が67.5mm であるから、胸部パーツ1の下縁と腹部パーツ2の上縁との間に形成される隙間間隔は、約50mm以下が好ましい。
【0028】
上記胸部パーツ1の下縁と腹部パーツ2の上縁の分割ラインは、スローイング動作のように、胴部の上半部が身体の鉛直軸周りに回転する際に、胴部の上半部の回転動作を、下半部を覆うプロテクター部材が阻害しないように、身体の骨盤上部と鳩尾部の間に位置するようにしている。
【0029】
上記胸部パーツ1と腹部パーツ2は、スローイング動作のように、胴部の下半部に対し、上半部が大きく回転するような動作を行っても、分割したパーツが身体の動きにそれぞれ独立して追随するように、身体の中心軸に対して回転方向、左右方向、前後方向、斜め方向の少なくとも一つ以上の方向に揺動するように互いに連結されている。図4(a)、(b)は、胸部パーツ1と腹部パーツ2が身体の中心軸を中心にして少なくとも左右方向に揺動可能に連結した状態を示しており、胸部パーツ1は腹部パーツ2に動作を阻害されることなく、胴部の上半部の回転に独立して追随し、腹部パーツ2も胸部パーツ2に追随してズレ動かない。
【0030】
図4(a)は、腹部パーツ2に対し、胸部パーツ1が正面から見て右側に回転した状態を一点鎖線で示し、図4(b)は、腹部パーツ2に対し、胸部パーツ1が正面から見て左側に回転した状態を一点鎖線で示している。
【0031】
このように、胸部パーツ1と腹部パーツ2は、スローイング動作のように、胴部の上半部が身体の中心軸周りに回転する際に、胸部パーツが腹部パーツに独立して揺動可能になるように連結する必要がある。このため、上記胸部パーツと腹部パーツとの連結位置は、中央と両端の3箇所以上とし、両端の連結部材は、中央の連結部材と同等か長くするようにする。
【0032】
胸部パーツ1の下縁と腹部パーツ2の上縁の中央部分を連結する連結部材は、矩形の短い布製のベルト3によって形成され、図5の断面図に示すように、ベルト3を谷折りにして、ベルト3の前方の端縁を胸部パーツ1の下縁中央の直線部分に縫合し、ベルト3の背面(身体側)の端縁を腹部パーツ2の上縁中央の直線部分に縫合している。
【0033】
胸部パーツ1と腹部パーツ2の両端は、細幅の長い布製のベルト4を介して連結されている。このベルト4は、下端が腹部パーツ2の上縁中央の直線部分の両側に形成された突出部に縫合されている。このベルト4の下端の縫合ミシン目は、符号5で示している。そして、このベルト4の上端は、胸部パーツ1の上縁に一体に形成したU字形保護部6の先端に、リベット7によって連結される。このリベット7の先端には、プラスチック製の雌バックル8が取り付けられ、この雌バックル8には、後述する背パッド9の雄バックル10が着脱自在に連結されるようになっている。
【0034】
上記胸部パーツ1の裏面には、胸部パーツ1を左右に横切るように、両端と中央部分が胸部パーツ2に縫合された布製の広幅の背面ベルト11が取り付けられ、この背面ベルト11と胸部パーツ1の間に、腹部パーツ2を連結するベルト4を挿通するようにしている。また、上記胸部パーツ1のU字形保護部6の裏面先端寄りの部分にも、U字形保護部6を左右に横切るように、布製の背面ベルト12の両端を縫合し、この背面ベルト12と胸部パーツ1のU字形保護部6の裏面間にベルト4を挿通するようにしている。
【0035】
上記胸部パーツ1に形成したU字形保護部6の側方には、必要に応じて一対の面ファスナー14a、14bによって着脱自在に肩パッド13が取り付けられる。
【0036】
肩パッド13には、取付けフラップ15が設けられ、この取付けフラップ15の裏面と胸部パーツ1に形成したU字形保護部6の裏面に、一対の面ファスナー14a、14bが取り付けられている。
【0037】
上記胸部パーツ1のU字形保護部6の付け根には、着用者の首を保護する首保護パッド16が設けられている。
【0038】
次に、腹部パーツ2は、着用者の腹部に伸縮可能な布製の腰ベルト17によって巻きつけ固定される。腰ベルト17の一端は、腹部パーツ2の一側に取付けたベルト固定リング18に、長さ調節可能に取り付けられる。腰ベルト17の他端には、プラスチックバックルの雄バックル19が取り付けられ、この雄バックル19は、腹部パーツ2の他側に取付けたプラスチックバックルの雌バックル20に着脱自在に装着される。
【0039】
上記腰ベルト17の中央には、腰を保護する腰パッド21を設けている。腰ベルト17は、腰パッド21の裏面両側に設けた挿入口22から腰パッド20に挿通されている。
【0040】
上記腰パッド20の上縁の中央には、背パッド9の連結ベルト24の下端を長さ調節可能に固定する固定リング23が取り付けられている。
【0041】
背パッド9は、背筋に沿う背筋保護部26と、この背筋保護部26の上端から肩甲骨の方向に延びる肩甲骨保護部27とからなる全体としてY字形に形成され、背筋保護部27の下端に連結ベルト24が取付けられている。肩甲骨保護部27の先端には、胸部パーツ1のU字形保護部6の先端に取り付けた雌バックル8に対して、着脱可能に装着される雄バックル10が取り付けられている。
【0042】
背パッド9の雄バックル10は、伸縮性を有する連結ベルト25によって肩甲骨保護部27に取り付けられている。この連結ベルト25は、背パッド9の肩甲骨保護部27の表皮に形成した挿入口28から背パッド9内に挿通されている。
【0043】
上記胸部パーツ1は、図5の断面図に示すように、凹凸形状を有する表皮1aと、裏生地1bと、表皮1aと裏生地1bとの間に形成される内部空間に収容される、ポリエチレン、ポリウレタン、EVA樹脂などの発泡体からなる緩衝材ブロック1cとからなり、緩衝材ブロック1cが身体に沿うように、表皮1aと裏生地1bと緩衝材ブロック1cは、緩衝材ブロック1cが複数区画に分割されるように一体にミシン縫合され、周縁部に縁巻き部1dが設けられている。このミシン縫合のミシン目29は、胸部パーツ1の裏面に、破線によって表している。
【0044】
上記腹部パーツ2も、胸部パーツ1と同様に、凹凸形状を有する表皮2aと、裏生地2bと、表皮2aと裏生地2bとの間に形成される内部空間に収容されるポリエチレン、ポリウレタン、EVA樹脂などの発泡体からなる緩衝材ブロック2cとからなり、緩衝材ブロック2cが身体に沿うように、表皮2aと裏生地2bと緩衝材ブロック2cは、緩衝材ブロック2cが複数区画に分割されるように一体にミシン縫合し、周縁部に縁巻き部2dもミシン縫合している。この腹部パーツ2のミシン縫合によるミシン目30も、腹部パーツ2の裏面に、破線によって表している。
【0045】
なお、首保護パッド16、背パッド9及び腰パッド20も、胸部パーツ1又は腹部パーツ2と同様に、表皮と裏生地の間に、緩衝材ブロックを挟んだ構造をしている。
【0046】
次に、胸部と腹部を覆う保護パッドが1枚のパーツからなる従来の捕手用のプロテクターと、この発明に係る胸部と腹部を覆う保護パッドが胸部パーツ1と腹部パーツ2の2枚のパーツに分割されたものとを実際に着用して、スローイング動作の実験を行ったところ、従来の捕手用のプロテクターは、胴部が1枚のパーツからなるので、スローイング動作の際に、胴部の上半部と下半部とがそれぞれ異なる動作量で動くと、動作量の大きい上半部の動きに対応して全体が大きくズレ動くのに対し、この発明に係るプロテクターは、胸部パーツ1は動作量が大きい上半部と一体に大きく動くが、腹部パーツ2は動作量が小さい下半部に対応して少ししか動かず、腹部パーツ2が胸部パーツ1の動きに追随してズレ動かないということを確認することができた。
【符号の説明】
【0047】
1 胸部パーツ
1a 表皮
1b 裏生地
1c 緩衝材ブロック
1d 縁巻き部
2 腹部パーツ2
2a 表皮
2b 裏生地
2c 緩衝材ブロック
2d 縁巻き部
3 ベルト
4 ベルト
5 縫合ミシン目
6 U字形保護部
7 リベット
8 雌バックル
9 背パッド
10 雄バックル
11 背面ベルト
12 背面ベルト
13 肩バッド
14a、14b 面ファスナー
15 取付けフラップ
16 首保護パッド
17 腰ベルト
18 ベルト固定リング
19 雄バックル
20 雌バックル
21 腰パッド
22 挿入口
23 固定リング
24 連結ベルト
25 連結ベルト
26 背筋保護部
27 肩甲骨保護部
28 挿入口
29、30 ミシン目

【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体の胸部と腹部を覆う保護パッドを備えるスポーツ用プロテクターにおいて、上記保護パッドを胸部パーツと腹部パーツの少なくとも2枚のパーツに分割し、分割したパーツを互いに揺動可能に連結したことを特徴とするスポーツ用プロテクター。
【請求項2】
分割したパーツの分割ラインが、身体の骨盤上部と鳩尾部の間に位置する請求項1記載のスポーツ用プロテクター。
【請求項3】
分割したパーツが、身体の中心軸に対して回転方向、左右方向、前後方向、斜め方向の少なくとも一つの方向に互いに揺動可能に連結されている請求項1又は2記載のスポーツ用プロテクター。
【請求項4】
分割したパーツが胸部パーツと腹部パーツからなり、胸部パーツの下縁と腹部パーツの上縁とに重なり部分を設けた請求項1〜3のいずれかの項に記載のスポーツ用プロテクター。
【請求項5】
野球又はソフトボールの捕手が着用する請求項1〜4のいずれかのスポーツ用プロテクターにおいて、分割したパーツ相互間の隙間間隔が、使用するボールが通過しない距離に設定されていることを特徴とするスポーツ用プロテクター。
【請求項6】
請求項5のスポーツ用プロテクターにおいて、胸部パーツに、首部を保護する首パット部と、肩部を保護する肩パット部を設けたことを特徴とするスポーツ用プロテクター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−220944(P2010−220944A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−74019(P2009−74019)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(000000310)株式会社アシックス (57)