説明

スマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置

【課題】高速道路走行時において、スマートPAの周辺の施設を案内することができ、またスマートPA及びその周辺の施設の利用に際して的確な案内を行うことができる「スマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置」とする。
【解決手段】高速道路走行時にインターチェンジ(IC)等の簡易表示を行っているとき、その表示範囲で予め設定しているスマートPAを利用可能なICを検出した際には、そのスマートPAの表示と共に、そのスマートPAの周辺の施設も検索して表示する。その表示を利用者が選択して指示したときには、指示したスマートPAに行って戻る誘導経路、または指示した周辺の施設に対してスマートPAを経由して行って戻る誘導経路を演算して表示し、案内を行う。一般道路走行時には、スマートPA及び目的施設を強調表示する。周辺に同様の施設が複数検索された時には、最適と推定される施設を強調表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高速道路走行中において、インターチェンジ外に存在するサービスエリアであるスマートパーキングエリアと、その周辺の施設を案内することができるようにした、スマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置に関する。
に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の高速道路網の発達と、無料化を含めた低額化により、高速道路の利用者が増加し、また長距離走行の傾向が高まっている。そのため高速道路走行中のサービスエリア等の充実がなされているが、郊外ではサービス施設のための用地は比較的確保しやすいものの、大都市内やその近郊では土地代が高価なこともあり、サービス施設を増やすスペースがほとんど存在しない。また、郊外においても高速道路利用者に対する更なるサービスの向上を図るためには、高速道路関係者の努力だけでは限界があり、より広い範囲の資本を利用して、サービス施設を作ることが考えられている。
【0003】
その対策の一つとして挙げられているのが、高速道路に直接サービス施設を備えるのではなく、インターチェンジに比較的近い場所に駐車場やトイレを含む各種施設を備えたパーキングエリアを設け、ETCの情報記録機能を利用してインターチェンジから出た時刻を記録し、且つパーキングエリアに設けたETCを通ることによってその施設の利用を確認した後、例えば2時間等の所定時間内に高速道路の所定のインターチェンジのETCを通過することにより、一連の高速道路の利用と見なして新たな通行料金の課金を行わないようにすることが一部で行われている。
【0004】
このシステムで利用するパーキングエリアはスマートパーキングエリア(以下「スマートPA」と略称する。)と呼ばれており、今後は更に広範囲に設置されることが予想されている。
【0005】
このスマートPA内においては、必ずしも充分なサービス施設が整っているとはいえず、より多くのサービスの提供が可能なように、このスマートPAを利用した人、即ちこのスマートPAのETCを通って、スマートPAの利用が確認されれば、2時間等の所定時間内に高速道路のETCを通過すれば、その間は自由に周辺の各種の店等の施設に行くことができるようになっている。その場合には、スマートPAのETCから入った後は、周辺の施設を利用し、再びスマートPAのETCから出ることによっても、周辺の施設の利用が可能となる。その際は、高速道路を出たインターチェンジ以外に、隣のインターチェンジから入っても良い利用規約も存在する。
【0006】
このように、スマートPAはその設備が不十分でも、周囲の各種の店を利用可能とすることにより、実質的に多くの設備の整ったサービスエリアと同等かそれ以上の設備を備えたサービスエリアとして利用可能となる。しかも単なる店やレストラン等の施設以外に、近くの名所や旧跡にでも行くことができ、通常のサービスエリアではできないサービスをも提供可能となる。
【0007】
なお、高速道路走行中の案内画面で、表示されているサービスエリアを選択するとそのサービスエリアで利用できる施設を案内表示する技術は特許文献1に開示されており、また、高速道路の施設案内に際して、予め設定している種別の施設については、他の施設よりも強調表示し、近いほど大きく表示して見やすくする技術は特許文献2に開示されている。また、高速道路走行時のパーキングエリアの施設情報案内に際して、走行方向前方の複数のパーキングエリアについて、施設を一画面に表示する技術は特許文献3に開示されている。更に、高速道路走行中にスマートPAの存在するインターチェンジを互いに関連付けて表示し、スマートPAを利用して高速道路に戻るルートを案内する技術は本件出願人が特許文献4として示すように出願している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平8−304085号公報
【特許文献2】特開2004−177137号公報
【特許文献3】特開2005−134352号公報
【特許文献4】特願2010−018971号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前記のようなスマートPAは特に大都市内、及びその近郊で、ETCの情報記録機能を用いて広く普及しようとしているが、現在のナビゲーション装置では、このようなスマートPAがどのインターチェンジから出ると利用できるか、またそのスマートPAで利用できる例えばトイレや喫茶店等の情報は従来のパーキングエリアの情報表示と同様に表示可能であるものの、そのパーキングエリアの周辺の施設については高速道路に関連したデータではないため、高速道路の案内用データとしては存在せず、従来の技術ではこれを表示することはできない。
【0010】
また、スマートPAの周辺の施設の利用に際しては、前記のようにスマートPAを利用できるインターチェンジのETCゲートを通過して出た後、スマートPAのETCゲートの出入りを行い、同じインターチェンジ或いは隣のインターチェンジのETCゲートを通過して高速道路に戻る必要があり、しかも例えば2時間等の所定時間内に前記インターチェンジのETCゲートを通ることにより高速道路に戻らなければならないという制約がある。
【0011】
そのため、スマートPA自体の利用においても上記制約を十分注意する必要があり、更にその周辺施設の利用に際しては、特に一般道路を走行することになるため、高速道路の案内とは全く異なった案内を行う必要があるほか、前記制約を考慮した周辺施設の利用案内を行う必要がある。それに対して、現在技術では、スマートPAの施設についての案内は存在しても、スマートPAの周辺施設の案内、スマートPAへの走行案内、及びスマートPA及びその周辺施設の利用に際しての案内が行われておらず、不便であった。
【0012】
したがって本発明は、高速道路走行時において、スマートPAの周辺の施設を案内することができ、またスマートPA及びその周辺の施設の利用を的確に案内することができるようにしたスマートPA案内機能付ナビゲーション装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係るスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置は、前記課題を解決するため、高速道路を走行している時にインターチェンジを含む高速道路の簡易表示を行う高速道路用案内表示手段と、前記高速道路用案内表示手段で表示しているインターチェンジについて、予め設定しているスマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジを検出して、スマートパーキングエリアを表示するスマートパーキングエリア検出表示手段と、前記スマートパーキングエリア検出表示手段でスマートパーキングエリアを検出した時、当該スマートパーキングエリアの周辺の施設を検索して表示するスマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る他のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置は、前記スマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置において、前記スマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段でスマートパーキングエリアの周辺の施設を検索して表示した時、前記スマートパーキングエリア検出表示手段で表したスマートパーキングエリアの表示を利用者が選択して指示したことを検出して入力する指示信号入力手段と、スマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジから、当該スマートパーキングエリアを経由して、高速道路に入るインターチェンジに至る誘導経路を演算して案内を行うスマートパーキングエリア誘導経路案内手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る他のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置は、前記スマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置において、前記スマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段でスマートパーキングエリアの周辺の施設を検索して表示した時、当該施設の表示を利用者が選択して指示したことを検出して入力する指示信号入力手段と、スマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジから、スマートパーキングエリア、及び前記指示信号入力手段で入力した周辺施設を経由して、高速道路に入るインターチェンジに至る誘導経路を演算して案内を行うスマートパーキングエリア周辺施設誘導経路案内手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る他のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置は、前記スマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置において、前記スマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段で表示する施設にが、スマートパーキングエリアからの距離を表示することを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る他のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置は、前記スマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置において、前記スマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段で同種類の複数の施設を検索した時、最も適切と判断される施設を選択して強調表示する強調表示手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係る他のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置は、前記スマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置において、前記スマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジから一般道路を走行する時、一般道路用案内表示を行う一般道路用案内表示手段と、スマートパーキングエリアを強調表示する強調表示手段とを備え、前記一般道路用案内表示手段で一般道路の案内表示を行う時は、前記強調表示手段により、スマートパーキングエリアを強調表示することを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る他のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置は、前記スマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置において、前記スマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジから一般道路を走行する時、予め定められた高速道路に戻る所定時刻迄の時間を計測して表示する高速道路戻り残り時間計測表示手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明は上記のように構成したので、高速道路走行時において、スマートPAの周辺の施設を案内することができ、またスマートPA及びその周辺の施設の利用に際して的確な案内を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】同実施例においてスマートPA案内処理を行う作動フロー図である。
【図3】図2のスマートPA周辺施設の詳細表示処理を行う時の作動フロー図である。
【図4】図2のスマートPA周辺施設利用時の案内処理を行う作動フロー図である。
【図5】図4に続く作動フロー図である。
【図6】図2のスマートPA自体への案内処理を行う作動フロー図である。
【図7】図6に続く作動フロー図である。
【図8】ナビゲーション装置における高速道路走行時の表示例を示す図である。
【図9】スマートPAの案内表示例と、スマートPAを利用する指示を行った時の案内表示例を示す図である。
【図10】スマートPA周辺施設表示を指示した時の案内表示例を示す図である。
【図11】スマートPA周辺施設をジャンル検索する時の表示例を示す図である。
【図12】スマートPA周辺施設をレストランのジャンルで検索し、指示した時の例を示す図である。
【図13】スマートPA周辺施設をお勧め検索する時の表示例を示す図である。
【図14】スマートPA利用時の一般道路走行時の走行案内例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0022】
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1は本発明の機能ブロック図であり、本発明を各種の態様で実施することができるようにした例を示している。したがって本発明は、これらの機能ブロックの内、任意のものを選択して、各種の態様で実施することができる。なお、同図において各機能を行う機能部は、各機能を行う手段と言うこともできる。
【0023】
図1に示すナビゲーション装置においては、従来から用いられている各種機能部を、システム制御部10の図中左側に示し、本発明による各種機能部を右側に示している。図1のシステム制御部10では、CPU、ソフトウェアを記録しているROM、CPUの処理に必要なRAM等を備えており、ROMに記録したソフトウェアにより各機能部がそれぞれ関連して所定の作動を行うようにしている。
【0024】
図示のナビゲーション装置においては、このシステム制御部10に対して車両位置検出部13を接続し、GPS受信器11の位置データを入力するとともに、更に必要に応じて車速センサや角速度センサによる走行距離・方位検出部12からの車両の移動データを入力することによって、車両の現在位置を正確に検出している。
【0025】
VICS情報入力部14では交通情報を受信し、特に渋滞情報を受信して各種の案内に利用可能とする。指示信号入力部17ではリモコン15の信号を入力し、また音声認識部16で利用者の音声を認識して指示信号を入力し、更にはモニタに貼ったタッチパネルの信号等も入力する。データ取込部19においては、DVD−ROM、或いはハードディスク、メモリカード等の地図・情報データ記録媒体18から必要な地図データ、施設データ等を取り込み、更にそのデータ記録媒体がハードディスクのように容易にデータの書き込みができるような場合には、外部から取り込んだデータや、他の機能部で処理したデータを後に読み取って利用することができるように、そのデータ記録媒体に入力もできるようにしている。
【0026】
誘導経路演算部20においては、車両位置検出部13で検出した車両の現在地を取り込み、また、画面に表示されるカーソルやタッチパネルの操作による地図のスクロールにより、或いは住所を入力することによって、更には電話番号を入力する等の種々の手法により設定された経由地及び最終目的地を取り込み、最短所要時間、最短距離、一般道路優先等の種々の条件において最適の誘導経路を演算して提示する。誘導経路記憶部21では、誘導経路演算部20で演算し、確定した誘導経路を記憶する。
【0027】
誘導経路案内部22では、誘導経路記憶部21に記憶した誘導経路に沿って、現在位置から経由地を経て最終目的地まで、安全に且つ間違いなく走行できるように、音声及び画面によって案内を行う。この誘導経路案内部22については、後述するスマートPA案内処理部36、及びスマートPA周辺施設案内処理部51において、それぞれの案内を行う時、この誘導経路案内部22の1機能として各処理部で案内を行っている。
【0028】
画像出力部24ではモニタ25に各種の画像を出力するものであり、現在地を中心とした地図、誘導経路案内部22から出力される交差点拡大図等を表示する。また、後述するスマートPA及びスマートPA周辺施設の案内用の各種画面を出力する。音声出力部26では誘導経路案内部22から出力する音声案内をスピーカ25から出力すると共に、必要に応じて更に種々の警報等の音声出力も行う。
【0029】
スマートPA検出表示部31では、高速道路走行検出部44で高速道路を走行していることを検出し、高速道路用案内表示部43で高速道路用案内表示を行っている時に、走行方向前方のインターチェンジ(IC)について、そのインターチェンジでスマートPAを利用することができるとき、これを検出する。また、高速道路用案内表示部43で表示している範囲のインターチェンジである時には、通常は図8(a)に示すような、高速道路のインターチェンジ等の簡易表示を行っている時、同図(b)に示すように「みなとみらい」に一般道路で「みなとみらい」のスマートPAに行くことができることを表示する。
【0030】
スマートPA周辺施設検索表示部32は、そのスマートPAについて、周辺にどのような施設が存在するかを検索し、その検索結果を表示するものであり、その中のジャンル別検索表示部34では、周辺の施設を特定のジャンルに絞って検索を行う。その際には例えば図11(a)に示すように、ジャンル検索を行う操作画面を表示して、その検索を行う旨の指示がなされた時、同図(b)のようなジャンルの表示を行い、その中の例えば「レストラン」を選択した時、図12(a)に示すような検索結果の表示を行う。
【0031】
おすすめ検索表示部34では、スマートPA周辺の施設について、所定規模以上の施設、或いは施設利用者数データ等により、主要な施設と推定される施設を検索して表示するものであり、例えば図13のような検索結果の表示を行う。スマートPA周辺施設検索表示部32における特定施設強調表示部35では、前記のようにジャンル別検索を行ってその結果を表示した時、或いはおすすめ検索を行ってその結果を表示した時、その中で例えば特に大規模な施設、或いは特に多くの人が利用している施設等の特定の施設を強調表示する。
【0032】
それにより、前記図12(a)の例では、レストランの中で「海鮮浦浜」が特にお薦めの施設であることを枠表示で強調した例を示している。このような強調表示に際しては、表示を他より大きくする、表示を他より明るくする、他とは異なった目立つ色で表示する、等の各種の態様で強調表示することができる。
【0033】
スマートPA案内処理部36では、後述するスマートPA周辺施設案内処理部51がスマートPAの周辺の施設の案内処理を行うのに対して、ここではスマートPA自体の案内処理を行う。スマートPA誘導経路案内部37では、前記のように誘導経路案内部22の1機能として行うものであり、利用者が高速道路の案内表示中に表示されたスマートPAのアイコン、及びそれらの表示部分にタッチする等によって、そのスマートPAの利用を指示した時、現在の走行位置から所定のインターチェンジでETCを通って高速道路を出て、スマートPAに至り、再び高速道路に戻るる誘導経路を案内する。
【0034】
したがって、その際には例えば所定のインターチェンジでETCを通過する案内等の高速道路での案内と、インターチェンジのETCを通った後、スマートPAに設置しているETCゲート迄の案内、更にはそのETCゲートから高速道路に戻る迄の案内を行う。その時には図9に示すように高速道路案内画面中のスマートPAの表示を利用者が指示した時、同図(b)に示すような誘導経路を演算して表示し、それに沿って一般道路用の案内をすることによって行う。
【0035】
スマートPA滞在可能時間演算部38では、特に高速道路のインターチェンジにおけるETCゲートを出た後、例えば2時間等の所定時間以内で所定のインターチェンジのETCゲートに入らなければならないので、インターチェンジのETCゲートから出た後の経過時間を計測し、2時間等の所定時間から減算することによってスマートPA滞在可能時間を演算する。その演算結果により、スマートPA滞在残り時間案内部39では、例えば「高速道路に戻るまで後30分です」のような案内をモニタの画面上に、更には必要に応じて音声によっても出力する。
【0036】
スマートPA案内処理部36における強調表示部40では、特にスマートPA強調表示部41において、例えば一般道路をスマートPAに向けて走行している時、現在行こうとしているスマートPAがわかりやすいように、これを強調表示する。この状態は図9(b)の例ではスマートPA全体を太い破線枠で表示しているが、実際には他より目立つ色で表示する等、各種の態様で強調表示することができる。この強調表示部40においてはその外種々の強調表示を行うことができ、例えばスマートPA内に各種の施設が存在する時、例えばトイレ、ガソリンスタンド、レストラン等を強調表示する等、種々の強調表示を行うことができる。
【0037】
道路種別案内表示部42では、特にスマートPA案内処理部36及びスマートPA周辺施設案内処理部51で行う案内の表示に際して、高速道路を走行している時と、一般道路を走行している時とで表示を変更するための処理を行い、また、前記のようにスマートPA検出表示部31で、高速道路用案内表示部43で表示を行っている時に作動させる、等の機能を行っている。
【0038】
その中の高速道路用案内表示部43では、高速道路走行検出部44で現在高速道路を走行していることを検出した時に表示処理を行い、一般道路用案内表示部45では現在一般道路を走行していることを検出した時に表示処理を行う。それにより例えばスマートPA案内処理部36では、高速道路走行中にはスマートPAの存在を強調表示し、また一般道路走行中にはスマートPAの位置、及びスマートPA内の特定の施設の強調表示等を行う。また、スマートPA周辺施設案内処理部51でも後述するように、走行している道路種別に対応した各種の案内を行う。
【0039】
スマートPA周辺施設案内処理部51では、スマートPAの周辺に存在する各種の施設の案内を行うものであり、スマートPA周辺施設誘導経路案内部52では、前記のように誘導経路案内部22の一機能として、スマートPAの周辺の施設を目的地に設定した時、その施設への誘導経路を案内を含め、高速道路のインターチェンジのETCゲートからスマートPAのETCゲート、目的施設、高速道路に入るインターチェンジのETCゲートの案内の、一連の案内を行う。
【0040】
誘導経路上渋滞検出部53では、VICS情報入力部14からの情報により、誘導経路上の道路の渋滞を検出する。走行所要時間演算部54では、この誘導経路上渋滞検出部52による渋滞情報を考慮して、高速道路を出て再び高速道路に戻るまでの所要時間を演算する。この演算結果は、前記スマートPA周辺施設誘導経路案内部52において、指定した施設に行く場合には高速道路を出て再び戻るまで最低限どの程度の時間がかかるかの案内を行う情報とすることができる。
【0041】
また、走行所要時間演算部54の演算結果は、施設滞在可能時間演算部55において、スマートPAを利用するために与えられた2時間等の所定時間内に、目的の施設にどのくらいの時間いることができるかの演算を行う為にも用いる。高速道路戻り残り時間表示部56では、インターチェンジを出てからの時間を計測し、2時間等の所定時間から減算して、高速道路に戻るまでの残り時間を演算して表示する。なお、このとき施設滞在可能時間演算部55の演算結果のデータを表示してもよい。図14にはそのような各種情報を表示した例を示している。
【0042】
高速道路戻り時間警告出力部57では、前記のようにして高速道路戻り残り時間が演算されて表示される時、走行所要時間演算部54で渋滞情報を加味して演算した走行所要時間と比較して、残り時間が少なくなってきたことを警告出力する。その際には例えば図14(b)のように、「インターチェンジ付近が現在混雑していますので気を付けてください」のような警告表示、更には必要に応じてその旨の音声出力を行う。
【0043】
スマートPA周辺施設案内処理部51における強調表示部58では、その中のスマートPA強調表示部59において、一般道路走行中に地図画面上に存在するスマートPAをわかりやすく強調表示する。また、目的施設強調表示部60においては、目的施設に向けて走行している時、地図上の目的施設を強調表示する。この強調表示部58では、必要に応じて更に各種の強調表示を行うことができる。
【0044】
このスマートPA周辺施設案内処理部51においても、前記道路種別案内表示部42の表示処理によって、未だ高速道路からインターチェンジのETCゲートを出ていない時の高速道路用案内表示態様と、それを出た後再び高速道路に戻るまでの一般道路用案内表示態様とを分けて表示することとなる。
【0045】
図1に示す機能ブロック図からなる本発明のナビゲーション装置は、例えば図2〜図7に示す作動フローにより実施することができる。即ち、図2に示すスマートPA案内処理においては、最初高速道路を走行中か否かの判別を行い(ステップS1)、高速道路を走行していると判別した時から、以降の処理を行うものとする。
【0046】
ここで高速道路を走行していると判別した時には、高速道路走行用の案内表示を行う(ステップS2)。この時の表示は例えば図8(a)に示すように、現在位置の前方のジャンクション(JCT)、インターチェンジ(IC)、パーキングエリア(PA)等を順に表示し、この時図示の例では一般道路地図を広域で表示している。ここでは、高速道路上に存在するパーキングエリアやサービスエリアについて、そこに存在する施設の案内等を従来と同様に行う。
【0047】
次いで案内表示範囲内にスマートPAはあるか否かの判別を行う(ステップS3)。ここでスマートPAがないと判別した時には、再びステップS1に戻って前記作動を繰り返す。ステップS3で、例えば図8(b)のように車両の前方に3個のジャンクション、インターチェンジ、パーキングエリア等の表示を行うものとしている時、その3番目における「みなとみらい」のインターチェンジでスマートPAを利用することができることを、地図データによって検出した時、ステップS3において案内表示範囲内にスマートPAがあると判別する。
【0048】
その後スマートPAとその周辺の主要施設をアイコンとスマートPAからの距離とで表示する(ステップS4)。図8(b)の例では、「みなとみらい」のインターチェンジから出ると「みなとみらい」のスマートPAを利用することができること、また、そのスマートPAには主要施設としてトイレと喫茶施設が存在することを示すと共に、図示の例ではこのスマートPAはインターチェンジから300m離れた位置にあることを表示した例を示している。
【0049】
更に図8(b)の例では、このスマートPAの周辺には、主要な施設としてガソリンスタンドの「ENEAS」がスマートPAへのルート上に存在し、スマートPAから200m手前の位置にあることを示している。また、多くの人が利用する施設として「コンビニM」がスマートPAのルートから500m離れた位置であり、そこはスマートPAから500m先の位置に存在することを表示した例を示している。図示の例においてはこの周辺施設の表示中に「ジャンル」と「おすすめ」のキー表示を行い、より詳細な施設表示を行うための操作指示入力部としている。
【0050】
次いでステップS5において、周辺施設の詳細表示をする指示を行ったか否かを判別する。ここで利用者がスマートPA周辺施設の詳細表示をする指示を行った時には、ステップS6において図3に示すようなスマートPA周辺施設の詳細表示処理を行う。この判別は図8(b)の表示においては、「ジャンル」と「おすすめ」のいずれかのキーにタッチした時、詳細表示処理を行うものとしている。
【0051】
ステップS6の処理の後、及びステップS5で周辺施設の詳細表示をする指示を行わなかったと判別した時には、ステップS7において特定の施設を指示したか否かを判別している。ここでは、後述する図3の周辺施設の詳細表示処理においてジャンル別検索やおすすめ検索で表示された複数の施設について、またそのような検索を行わずに、図10(a)に示されるような代表的な施設の表示について、利用者が特定の施設に対する指示をしたか否かを判別する。
【0052】
その結果、利用者が特定の施設を指示したと判別した時には、ステップS10において図4に示すようなスマートPA周辺施設利用時の案内処理を行う。それに対して、特定の施設を指示しなかった時には、利用者はそのような施設には興味がないものと判断して、スマートPA自体への誘導経路の演算指示があったか否かを判別し(ステップS8)、そのような指示があった時には図6に示すような、スマートPA自体への案内処理を行う。
【0053】
それに対してステップS8でスマートPA自体への誘導経路の演算指示もなかったと判別した時には、ステップS11においてスマートPA出口インターチェンジを通過したか否かを判別し、未だ通過していない時にはステップS4に戻って、図8(b)のような表示を継続し、前記作動を繰り返して、その後の利用者の判断を待つ。ステップS11でスマートPAへの出口インターチェンジを通過したと判別した時には、ステップS1に戻って再び前記作動を繰り返す。
【0054】
図2のステップS6におけるスマートPA周辺施設の詳細表示処理においては、図3に示すように、最初施設のジャンル検索を行うか否かを判別している(ステップS21)。ここでジャンル検索を行うと判別した時には、利用者が施設のジャンルを指定し(ステップS22)、次いで指定したジャンルの周辺施設を検索してその結果を表示する(ステップS23)。図11(a)には表示画面中の「ジャンル」を指示した結果、同図(b)に示すような各種のジャンルが表示され、利用者がその中の「レストラン」を選択して指示した結果、図12(a)に示すような各種のレストランが表示された例を示している。
【0055】
図3の例においてはその後同種の施設が複数存在するか否かを判別し(ステップS24)、例えば同系列のレストランが複数存在する時には最適と推定される施設を選択してその施設を強調表示する(ステップS25)。また同系列のレストランではなくても、例えば寿司屋が複数存在したような場合には、例えば施設の規模の大きなもの、施設データから利用者数の多い施設、等により推定することができる。
【0056】
ステップS21において施設のジャンル検索を行わないと判別した時、即ち図2のステップS5において周辺施設の詳細表示をする指示を行ったと判別した後に、このようなジャンル検索を行わないと判別した場合は、図示の例ではおすすめ検索を行うものとして、ステップS27で周辺の全ジャンルの施設検索を行う。次いでそれらの施設の利用者数、或いは施設の規模等によって順位を付けて表示し(ステップS28)、最も順位の高い施設等を強調表示する(ステップS29)。
【0057】
ステップS25でジャンル検索の結果同種の施設が複数存在する時に最適と推定される施設を選択して強調表示を行った後、及びステップS24で同種の施設が複数存在しないと判別した時、及びおすすめ検索を行った後はいずれもステップS26において図2のステップS7に進み、前記のように特定施設を指示したか否かの判別を行い前記作動を行うこととなる。図3に示すような各種の表示処理は図1のスマートPA周辺施設検索表示部32で行っている。
【0058】
図2のステップS10におけるスマートPA周辺施設利用時の案内処理は、図4に示すように最初、出口インターチェンジのETCゲートからスマートPAのETCゲートを通り、指示した周辺施設に立ち寄って、最終的に高速道路の所定のインターチェンジのETCゲートを順に経由して高速道路に戻る誘導経路を演算して表示する。
【0059】
その際にはスマートPAを利用する時、スマートPAのETCゲートから入り、その後このETCゲートから出た時には、以降に周辺施設を利用したときはこのスマートPAのETCゲートを通過する必要はないが、このETCゲートから入って、直接周辺の施設に行く時には、その後このETCゲートを通って出る必要があり、それらの態様に応じて誘導経路の演算を行うこととなる。
【0060】
また、高速道路に戻るインターチェンジは、スマートPAの利用規程によって異なるが、高速道路から出たインターチェンジの隣のインターチェンジでも良いことになっている場合は、そのインターチェンジを利用した方が良いと判断される時には、そのインターチェンジのETCゲートから高速道路に戻るようにしても良い。図13(b)には「みなとみらい」のインターチェンジから出た後、みなとみらいスマートPAを利用してそのETCゲートの出入りを行い、その後横浜公園に行く時、その近くであって「みなとみらい」インターチェンジの隣の「横浜公園」インターチェンジから高速道路に入る誘導経路が演算された例を示している。
【0061】
その後誘導経路上の渋滞情報を取り込み(ステップS32)、前記誘導経路を走行する所要時間を演算する(ステップS33)。次いで指示した施設での滞在可能時間を演算して表示する(ステップS34)。その後、利用者は当該施設を利用する確定指示を行ったか否かを判別し(ステップS35)、利用者が確定指示を行ったと判別した時にはステップS39においてその誘導経路を確定して、ステップS40で図5に示す処理を継続する。
【0062】
それに対してステップS35で利用者が、例えば指示した施設は遠すぎる等により好ましくないと判断し、当該施設を利用する確定指示を行わなかった時には、他の施設を選択するか否かを判別する(ステップS36)。ここで、他の施設を選択しようとした時には、図2のステップS7に戻って、再び特定の施設を指示したか否かの判別を行って前記作動を繰り返す。また、ステップS36で他の施設を選択しないと判別した時には、図2のステップS8に進んで、スマートPA周辺の施設の指示は行わず、スマートPA自体への誘導経路の演算指示を行ったか否かを判別し、以降は前記作動を行う。
【0063】
図4のステップS39でスマートPA周辺施設の利用を確定し、その施設の誘導経路が確定した後は、図5に示すように、スマートPAへのインターチェンジを出たか否かを判別し(ステップS51)、未だ出ていない時にはステップS59において高速道路走行用案内表示を継続して、ステップS51に戻り、スマートPAへのインターチェンジを出るまでその案内表示を継続する。ステップS51でスマートPAへのインターチェンジを出たと判別した時、即ちスマートPAに行くために予め決められているインターチェンジにおいて、ETCゲートを通った後は、一般道路走行用の案内表示を行う(ステップS52)。
【0064】
その際には例えば図14(a)に示すような一般道路の走行案内表示を行う。即ち、図示の例では「みなとみらい」スマートPAの周辺施設として「海鮮浦浜」を選択指示した結果、そこへの誘導経路が設定され、その誘導経路に従って走行している状態を示している。
【0065】
図5の例では確定したスマートPA周辺施設への一般道路での案内表示を開始する時、スマートPAと目的施設とを強調表示する(ステップS53)。図示の例ではこれらを太い破線で示しているが、実際には色彩を他とは異ならせてわかりやすく表示する、等の種々の強調表示を行うことができる。次いで図5の例においては、高速道路に戻る残り時間を表示している(ステップS54)。
【0066】
上記のようなスマートPA周辺施設に走行する一般道路の案内においては、図14(a)に示すように、インターチェンジを出た時刻が11時45分であることを明示しておき、現時点での高速道路に戻るまでの時間は後1時間40分であることをグラフと共に示し、また、そのレストランから高速道路のインターチェンジに戻る所要時間を考慮して、目的地のレストランである「海鮮浦浜」に滞在可能時間は1時間20分であることを示している。なお、ここでは現在の誘導経路上では渋滞の影響はないものとして表示している。
【0067】
図14(b)には先に目的地に設定したレストランから出発し、高速道路のインターチェンジに戻る時の一般道路での案内の例を示しており、現在の目的地は「みなとみらい」のインターチェンジであり、その前に「みなとみらい」のスマートPAを通っていく時の例を示している。
【0068】
図5の例ではその後渋滞の程度は悪化する方向に変化したか否かを判別し、悪化する方向に変化したと判別した時にはステップS56において高速道路に戻る時間に気をつけるように注意出力を行う。
【0069】
それに対してステップS55で渋滞の程度は、少なくとも悪化する方向には変化していないと判別した時は、前記ステップS56の処理を行った時と共にステップS57に進み、高速道路に戻ったか否かを判別し、未だ高速道路に戻っていない時にはステップS52に戻り、前記のような一般道路走行用の案内表示等の処理を行う。ステップS57で高速道路に戻ったと判別した時には、ステップS58で図2のステップS1に戻り、前記の作動を最初から繰り返す。これらのスマートPA周辺施設利用時の案内処理は、図1のスマートPA周辺施設案内処理部51内の各機能部で前記のようにして行っている。
【0070】
なお、図14(b)には先の目的地であるレストランから再び高速道路に戻ろうとする時の表示例を示しており、ここでは高速道路に戻るまでの時間は30分であり、余裕をもってレストランから出発した筈ではあるものの、インターチェンジ付近が現在混雑しているので、それほどの余裕はないことを警告出力した例を示している。
【0071】
図2のステップS9におけるスマートPA自体への案内処理に際しては、前記スマートPA周辺施設利用時の案内処理をより簡略化した処理を行うものであり、多くの部分で同様の作動を行うこととなる。なお、図6に示すスマートPA自体への案内処理の例においては、前記図2のステップS8において、例えば図9に示すように、スマートPAが存在する案内表示で、利用者が「スマートPA」の表示部分にタッチした時のように、スマートPA自体への誘導経路の演算指示があった時の処理を行うものである。
【0072】
ここでは最初にスマートPAへの出口に指定されているインターチェンジのETCから、スマートPAのETCを通り、出口インターチェンジ、或いは利用規程によって定められた隣のインターチェンジのETCを順に経由して高速道路に戻る誘導経路を演算して表示する(ステップS61)。
【0073】
その後誘導経路上の渋滞情報を取り込み(ステップS62)、誘導経路を走行するために必要な時間を演算する(ステップS63)。次いでスマートPAでの滞在可能時間を演算して表示し(ステップS64)、その後利用者は当該スマートPAを利用する確定指示を行ったか否かを判別し、ここでスマートPAを利用する確定指示を行ったと判別した時には、その誘導経路は確定され(ステップS66)、以降図7に示す処理を行う。
【0074】
それに対してステップS65で利用者は当該スマートPAを利用する確定指示を行わなかったと判別した時には、利用者は最初スマートPAを利用しても良いと思って図9(a)に示すような指示を行ったものの、スマートPAへの経路表示を検討し、また所要時間等を考慮してこのスマートPAは利用しないでおこうと判断したような場合には、ステップS68において、スマートPAへのインターチェンジは通過したか否かを判別する。
【0075】
ここで未だそのインターチェンジは通過していないと判別した時には図2のステップS4に戻り、図8(b)に示すような初期の案内表示を行って、以降は前記と同様の処理を行う。従って、その後スマートPAへのインターチェンジを通過するまでは、そのスマートPAの周辺施設案内等も含めて、処理をやり直すことができる。また、ステップS68でスマートPAへのインターチェンジは通過したと判別した時には、図2のステップS1に戻って、全ての処理を繰り返す。
【0076】
図6のステップS66においてスマートPA自体への誘導経路が確定した後は、図7に示すようにスマートPAへのインターチェンジを出たか否かを判別し、未だ出ていない時にはステップS77において高速道路走行法の案内表示を継続する。それに対してステップS71でスマートPAへのインターチェンジを出たと判別した時には、以降は一般道路走行用案内表示を行う(ステップS72)。その後は案内表示中で例えば図9(b)に示すようにスマートPAを強調表示し(ステップS73)、高速道路に戻る残り時間を前記と同様に表示する(ステップS74)。
【0077】
その後高速道路に戻ったか否か、即ち高速道路に戻る所定のインターチェンジにおけるETCを通過したか否かを判別し、未だ高速道路に戻っていないと判別した時にはステップS72に戻って一般道路走行用案内表示を継続して、前記作動を繰り返す。それに対してステップS75で高速道路に戻ったと判別した時には、ステップS76において図2のステップS1に戻り、全ての処理を最初から繰り返す。なお、図6及び図7に示すような処理は、図1のスマートPA案内処理部36で行っている。
【符号の説明】
【0078】
10 システム制御部
11 GPS受信器
12 走行距離・方位検出部
13 車両位置検出部
14 VICS情報入力部
15 リモコン
16 音声認識部
17 指示信号入力部
18 地図・情報データ記録媒体
19 データ取込部
20 誘導経路演算部
21 誘導経路記憶部
22 誘導経路案内部
23 モニタ
24 画像出力部
25 スピーカ
26 音声出力部
31 スマートPA検出表示部
32 スマートPA周辺施設検索表示部
33 ジャンル別検索表示部
34 主要施設検索表示部
35 特定施設強調表示部
36 スマートPA案内処理部
37 スマートPA誘導経路案内部
38 スマートPA滞在可能時間演算部
39 スマートPA滞在残り時間案内部
40 強調表示部
41 スマートPA強調表示部
42 道路別案内表示部
43 高速道路用案内表示部
44 高速道路走行検出部
45 一般道路用案内表示部
46 一般道路走行検出部
51 スマートPA周辺施設案内処理部
52 スマートPA周辺施設誘導経路案内部
53 誘導経路上渋滞検出部
54 走行所要時間演算部
55 施設滞在可能時間演算部
56 高速道路戻り残り時間計算表示部
57 高速道路戻り時間警告出力部
58 強調表示部
59 スマートPA強調表示部
60 目的施設強調表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高速道路を走行している時にインターチェンジを含む高速道路の簡易表示を行う高速道路用案内表示手段と、
前記高速道路用案内表示手段で表示しているインターチェンジについて、予め設定しているスマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジを検出して、スマートパーキングエリアを表示するスマートパーキングエリア検出表示手段と、
前記スマートパーキングエリア検出表示手段でスマートパーキングエリアを検出した時、当該スマートパーキングエリアの周辺の施設を検索して表示するスマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段とを備えたことを特徴とするスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記スマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段でスマートパーキングエリアの周辺の施設を検索して表示した時、前記スマートパーキングエリア検出表示手段で表したスマートパーキングエリアの表示を利用者が選択して指示したことを検出して入力する指示信号入力手段と、
スマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジから、当該スマートパーキングエリアを経由して、高速道路に入るインターチェンジに至る誘導経路を演算して案内を行うスマートパーキングエリア誘導経路案内手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置。
【請求項3】
前記スマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段でスマートパーキングエリアの周辺の施設を検索して表示した時、当該施設の表示を利用者が選択して指示したことを検出して入力する指示信号入力手段と、
スマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジから、スマートパーキングエリア、及び前記指示信号入力手段で入力した周辺施設を経由して、高速道路に入るインターチェンジに至る誘導経路を演算して案内を行うスマートパーキングエリア周辺施設誘導経路案内手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置。
【請求項4】
前記スマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段で表示する施設には、スマートパーキングエリアからの距離を表示することを特徴とする請求項1記載のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置。
【請求項5】
前記スマートパーキングエリア周辺施設検索表示手段で同種類の複数の施設を検索した時、最も適切と判断される施設を選択して強調表示する強調表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置。
【請求項6】
前記スマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジから一般道路を走行する時、一般道路用案内表示を行う一般道路用案内表示手段と、
スマートパーキングエリアを強調表示する強調表示手段とを備え、
前記一般道路用案内表示手段で一般道路の案内表示を行う時は、前記強調表示手段により、スマートパーキングエリアを強調表示することを特徴とする請求項1記載のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置。
【請求項7】
前記スマートパーキングエリアを利用可能なインターチェンジから一般道路を走行する時、予め定められた高速道路に戻る所定時刻迄の時間を計測して表示する高速道路戻り残り時間計測表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のスマートパーキングエリア案内機能付ナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−47650(P2012−47650A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−191602(P2010−191602)
【出願日】平成22年8月29日(2010.8.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】