Array ( [harmful] => 0 [next] => Array ( [id] => A,2010-22799 [meishou] => 新しい形状のトイレットペーパーとその容器 ) [prev] => Array ( [id] => A,2010-22797 [meishou] => 踊り独楽 ) ) スライドファスナーの開閉用補助具

スライドファスナーの開閉用補助具

【課題】 本発明品は背中にスライドファスナーの付いた衣服を着用する時、背中のファスナーを引き上げるスライダーのつまみに手が届かず上げられない人のために第三者の手を借りずに自力で手軽に閉めることが出来るファスナーの開閉補助具を提供するものである。
【解決手段】 任意の長さを有するチェーン2の先端部2−aを接着剤等で塗布して固め、もう一方には挟み口の内側にクッション性と摩擦抵抗の大きい素材4を装着させたクリップ3を連結することでファスナーを開閉するスライダーの孔6−aからチェーンを通してクリップ3で挟むことで連結されるので長い引き手として十分手が届くので一人でも手軽にファスナーを引き上げることができるファスナーの開閉補助具を提供する

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は主に女性の衣服に多く見られる背中の部分にファスナーが装着されたドレスやワンピースを着用する際に自分自身では背中のスライダーに付いているつまみに手が届かなくてファスナーを引き上げることが困難な人が使用するものでスライダーの孔からチェーンを通してクリップで連結することでファスナーを引き上げることのできるスライドファスナーの補助具である。
【背景技術】
【0002】
従来、背中部分にファスナーがついた衣服を着用してスライダーを引き上げる際、手腕の関節が柔軟な方でないとスライダーのつまみ(取っ手)まで手が届かなかったり、特に体の堅い方や高齢者、肥満体型の方、四十肩、五十肩等で腕が十分に上がらない方にとっては第三者に頼って上げてもらうしかなかった。
下記の先行技術が示すように従来ではこのような場合、ファスナーを引き上げるための技術としては長い紐の先端にクリップを連結してスライダーのつまみ部分を挟んで引き上げるための技術もあるがファッション性の高い女性の衣料品類に使用されているスライダーはデザイン性を重視して全体が丸みをおびたデザインのものが多く、クリップでは充分な保持力が得られず引き上げている途中でつまみ部分から外れるという欠点がある。また、類似の技術として長い紐の先端にフック金具を連結してスライダーの孔に引っ掛けて引き上げるもあるが引き上げた後、襟元のスライダーが目視できないためにフック金具が外しにくいという欠点があり、実用性に乏しいのが現状である。
【特許文献1】特許公開2006−280847
【特許文献2】特許公開2003−38215
【特許文献3】実用新案登録第3110917号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は背中にファスナーの付いた衣服を着用する際に腕や肩の柔軟性に乏しい人や、加齢や肥満、障害等身体的な要因で自分の力だけでは背中のファスナーのスライダーに付いたつまみに手が届かず、引き上げることが困難な人でも一人で手軽にかつ、確実に引き上げることが可能でさらに使用後、取り外しが簡便なスライドファスナーの開閉用補助具を提供するものである。
【0004】
[特許文献3]実用新案登録第3110917号に示すように背中に手が届かないために紐等の先端にファスナーとの連結具としてクリップを取り付けてファスナーのスライダーに取り付けられたつまみに挟んで引き上げる技術もあるが特に女性が着用するファッション性の高い衣服に装着されているつまみは全体に丸味をおびたデザインが多く、クリップ類で挟んでも滑って外れてしまうので実用的に乏しく確実に引き上げられる研究が必要であった。
【0005】
[特許文献1]特許公開2006−280847、[特許文献2]特許公開2003−38215においては紐等の先端にフック金具を連結してスライダーのつまみを取り付ける孔にフック金具を引っ掛けて引き上げる技術もあるが引き上げた後、フック金具を取り外す際、襟元なので目視で確認できないために取り外すことが困難で実用的ではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の課題は以上のような不便を解決し、従来背中に手の届かなかった人でも周囲の人の手を借りることなく自分ひとりでも確実に背中のファスーを引き上げることが出来るファスナー開閉用補助具を提供するものでファスナーのスライダー部に設けられた孔に通せる程度の太さと任意の長さを有する金属製チェーンの片側先端部の表面を接着剤等にて塗布して固めることで本来形状が保持できないチェーンでも棒のように形状が保持できる。チェーンのもう一方側の先端部にはワニ口型のクリップが連結され、その挟み口の内側にはクッション性と摩擦抵抗の大きな素材が装着されている。チェーンの先端部が固めてあるのでスライダーの孔から楽に通すことが可能になり、さらにワニ口型のクリップの歯に縦長に挟むが、その際接着剤で固められたチェーンの表面をクリップの内側に装着されたクッション性のある摩擦抵抗の大きい素材がしっかり挟むので保持力が高まり外れにくい効果が生じる。そのためチェーンを引き上げる際、クリップが外れることもなくファスナーを確実に最後まで引き上げることが可能となり、着用後は手元でクリップを開くことができるのでチェーンの先端は簡単に外れ、チェーンはスライダーの孔からスルリと抜けるので取り外しも簡単に出来る。
本発明品はこのようなチェーンとクリップの組み合わせで構成されたものである。
【発明の効果】
【0007】
上述のような手段によって図6に示すように背中まで手の届かない人でも簡単にファスナーが引き上げられるので本発明品を使用することで生じる効果は以下の通りである。
【0008】
[図1]で示すように本発明品はファスナーのスライダー6に設けられたつまみ7を取り付けるための孔6−aに容易に通る程度の細いチェーン2の端部にワニ口型のクリップ3を取り付けただけのものなので未使用時は手のひらに収まる程度のコンパクトサイズなので収納時でも外出時に携帯しても邪魔にならない。
【0009】
本来、チェーンの構造は輪が連結されているので両側から引っ張った状態にしないと棒のように張った状態にはならないので指先でつまんで細い孔に通したりクリップに挟むことは困難であったが本案のようにチェーン先端2−aを接着剤等で固めることで図3に示すように棒状になるので形状保持が可能となりスライダー6の小さな孔6−aでも簡単に通すことができる。さらに図4で示すようにクリップ3に挟む時もどのような角度からでも挟めるという効果が生じる。
【0010】
一般的なワニ口型のクリップ類でチェーンや紐類を挟む時は接点が歯の一部分だけなので抜け易く、特に径が細いものや金属のように表面が硬くて滑り易いものは余計に抜け易く不確実であったが図2に示すように本案のクリップ3は歯の内側上下4にクッション性があるゴムや樹脂等の摩擦抵抗の大きい素材が装着されているために図4に示すように細いチェーンでもしっかり保持できる。チェーンの先端部2−aに塗布された接着剤によってその保持力は倍増する。
【0011】
先行技術で公開されている補助具ではスライダーを引き上げる方法として金具フックをスライダーの孔に引っ掛けて紐類で引っ張り上げる方法があるがこの方法では最後まで上げた後、フックを外す時に引っ掛けてある部分を目で確認することが出来ないので外しづらいという欠点があった。
先行技術で公開されているもう1つの方法はスライダーに取り付けてある指でつまんで開閉するためのスライダーのつまみ部材7に紐類に連結されたクリップで挟んで引き上げる方法もあるが、女性の衣服に使われるつまみのデザインは細いナスのように曲面形状なのものが多く、クリップではすべってしまい引き上げる時に外れてしまうとう欠点があったが本案ではチェーン2をスライダーの孔6−aに貫通させた後、チェーンの先端部2−aをクリップ3に挟んでネックレスのような輪の状態にする方法なので外れるという問題も解消され、引き上げた後、本案の補助具を取り外す時は目の前で目視しながらクリップ3を外せるという効果がある。
【0012】
本案で使用されるチェーン2はスライダーの小さな孔6−aに通して使用するため、かなり細いものを使用しているので外観はネックレスのようなアクセサリー的な印象を与えるので装飾的なチェーンを使用したりクリップ3の一部に指輪やブローチのようにパールや天然石等を取り付ければ付加価値の高いアクセサリー的な商品として演出することも出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施形態を添付図面に沿って説明する。
[図1]本発明品本体の斜視図である。
[図2]クリップの口を開いた状態の図である。
[図3]接着剤で固めたチェーンの先端部の図である。
[図4]クリップでチェーンの先端部を挟んだ状態の図である。
[図5]スライダーの孔にチェーンの先端部を通している状態の図である。
[図6]本発明品を使用してファスナーを引き上げている状態の図である。
【0014】
図1は本発明品である本体1の全体を示す斜視図の一例でワニ口型のクリップ3とチェーン2が連結され、チェーン2の長さは先端部2−aをスライダーの孔6−aに貫通させてクリップ3の歯3−1で挟むことでネックレスのような状態にして衣服を着用した時、背中のファスナーの上げ下ろしが楽に出来る程度の長さとする。
チェーン2の太さはスライダーの孔6−aに楽に貫通できる程度のもので外観はアクセサリーとして通用するような装飾性の高いものが好ましい。
【0015】
図2に示すクリップ3は一般的にワニ口型クリップと呼ばれる挟み具で歯3−aが付いて奥行きのある形状。本案はそのクリップ3の歯の上下内側にクッション性のあるゴム等の摩擦抵抗の大きい素材4を装着させ、チェーンの先端部2−aを挟んだ時、その素材4が細いチェーンの先端部2−aを両面から挟んで圧縮するために保持力が高まり、外れにくい効果が生じる。
【0016】
図3に示す様にチェーンの先端部2−aは細い棒のような形状を維持できるように接着剤等で固めてあるので図5で示すように指でつまんでスライダー6の細い孔6−aに容易に通すことが出来るようになった。また図4に示すようにクリップ3で挟んだ際に接着剤の塗布していないチェーンの表面に比べて滑りにくくなっているため保持力が向上するという効果が生れた。
【0017】
衣服を着用する前にファスナーを全開してスライダーの孔6−aにチェーン2を通してクリップ3でチェーンの先端部2−aを挟んだ後、衣服を着用してネックレスのような輪状になって長さも手が十分届く位置にあるのでファスナーを楽に引き上げることが可能になった。
【実施例】
【0018】
以下、実際に本発明品を使用する場合の実施例を説明する。
はじめに着用したい背中にファスナーの付いた衣服のファスナーについているスライダーの孔6−aに図5で示すように本発明品の接着剤で固めたチェーンの先端2−aを貫通させて図4に示すようにクリップ3の歯3−aに縦方向に向けて挟むことで歯の内側上下に装着されているクッション性と摩擦抵抗の大きい素材4によって先端部2−aはしっかり連結され容易に外れない。
【0019】
上記のようにチェーンの先端部2−aをスライダーの孔6−aに通してクリップ3で挟むことで連結されるのでチェーン2が長い引き手の役割となり、十分手が届くのでファスナーを引き上げるためのガイド役となる。
【0020】
衣服の着用後はファスナーが開ききった状態のためスライダーは腰あたりに位置するためにスライダーから輪になって釣り下がった状態のチェーン2は手が十分に届く位置にあるのでチェーンの持ちやすいところをつかんで図6のように引き上げる。
【0021】
ファスナーを完全に閉め終えたらクリップ3を目視できる位置まで持ってきてクリップ3とチェーンの先端部2−aを外せばチェーンはスライダーの孔から簡単に抜ける。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明品の実用化によって従来技術の欠点が大幅に改善されるので背中にファスナーのある衣服の着用の利便性が著しく向上するので産業上の貢献度が高い発明品といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品本体の斜視図
【図2】クリップの口を開いた状態の図
【図3】接着剤で固めたチェーンの先端部の図
【図4】クリップでチェーンの先端部を挟んだ状態の図
【図5】スライダーの孔にチェーンの先端部を通している状態の図
【図6】本発明品を使用してファスナーを引き上げている状態の図
【符号の説明】
[1]本発明品
[2]チェーン
[2−a]接着剤で固めたチェーンの先端部
[3]クリップ
[3−a]クリップの歯部
[4]クッション素材
[5]指
[6]ファスナーのスライダー部
[6−a]スライダーの孔
[7]スライダーのつまみ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意の長さを有するチェーン2の先端部2−aを接着剤等で固め、もう一方には挟み口の内側に摩擦抵抗の大きい素材4を装着させたクリップ3を連結することで構成されたスライドファスナーの開閉用補助具

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−22798(P2010−22798A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−211168(P2008−211168)
【出願日】平成20年7月23日(2008.7.23)
【出願人】(508251058)
【Fターム(参考)】