説明

スライド窓のロック構造

【課題】スライド窓が半開きとなった際も、ガラスのずれを抑止し、振動による騒音を抑止すること。
【解決手段】レバー12は図中矢印イ方向へ支点16を中心に回動可能であるが、通常はハウジングケース11内の弾性手段によりイ方向と逆方向に付勢されている。ストライカー13は、レバー12がイ方向に回動すると、それによりロ方向に前進する部材である。ストライカー13も、常にロ方向とは逆方向に付勢されている。ストライカー13の先端部は、側面視においてL字状となるように下方に向けて舌部20が設けられている。ロックベースは、窓ガラスへの取り付けをする際に使用される部材である。ロック10の使用においては、ハウジングケース11の側面18と対になる裏側の側面17とレバー12とを人差し指と親指とで挟んで、親指でレバー12をイ方向に押し下げることにより、ハウジングケース11内の弾性手段に抗してストライカー13を前進させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗用機械例えば建設車両やバス、ロープウェイ、観覧車などのキャビンの窓構造に関し、特にスライド形式の窓のロック構造に関する。
【背景技術】
【0002】
乗用機械例えば車両やロープウェイ、観覧車などのキャビンには、スライド型式の開閉構造を持ち手動で開閉する窓が利用されているものがある。
【0003】
このようなスライド型式の構造を持つ窓ガラスを半開きの状態にするために、窓枠側に所定間隔で、窓側のロック片が勘合されるロック穴を設けおくものが、例えば特許文献1(特開2002−266543号公報)に開示されている。
【特許文献1】特開2002−266543号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のロック構造は、窓ガラスのスライド方向が上下であり、ロック穴にロック片が勘合することにより半開き状態を維持している。しかし、半開きとなる位置なると、キャビンの振動等によって窓ガラス等の透明板が振動して不快な異音が発生することがある。窓枠には、樹脂製のパッキンが設けられ、ガラスの挙動を抑止してはいるが、振動を完全には抑止できない。
【0005】
また、スライドの方向を横方向にした窓枠も存在し、このよう場合には、上記のようなロック片、ロック穴を設けずに、窓ガラスの自重により、半開きの状態を維持するものであるが、振動によりガラス位置がずれたり、振動が発生したりする問題がある。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、窓ガラスが半開き状態のときでも、車両などの振動等による窓ガラスの位置ずれや振動を低減又は防止することができるロック構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のスライド窓のロック構造は、窓ガラスをスライドさせる溝の淵に設けられ、該溝の窓ガラス収容側から離れる方向に突出した鍔部を有するサッシフレームと、窓ガラスのスライドする一辺に設けられたロックであって、操作者の操作によって第一の状態から第二の状態に変位する操作部材と、該操作部材が第一の状態では前記鍔部に対して後退、第二の状態では前記鍔部に対して前進の位置に変位するストライカーと、常に第二の状態から第一の状態に戻るように付勢する弾性手段とを有し、前記ストライカーは、さらに前記弾性手段が第一の状態に復帰しようとする付勢力でもって前記サッシフレームの鍔部の裏面を押圧する舌部を持つ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、半開きにした状態で操作部材から手を離すと、ストライカーの舌部が弾性手段によって、サッシフレームの鍔部を押圧して、ガラス窓を固定するため、振動によりガラス窓の位置のずれを防止したり、振動の発生を抑止したりすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、窓ガラスと呼ぶときには、文字通りガラス板により形成されたものを言うほか、強化プラスチックやアクリル板などの透明板であって、窓ガラスとして適用しうるものを含むものとする。
【0010】
図1は、本実施例のスライド窓のロック構造を適用した建設車両の1例として、油圧ショベル1の側面図である。油圧ショベル1のキャビン5のドアパネル6には、アルミ製のサッシフレーム2が設けられている。また、油圧ショベル1が水平に接地した状態にあるとき、窓ガラス(フロントガラス3及びリアガラス)の下側の一辺に自重がかかった状態で、左右水平方向にサッシフレーム2の中でスライドし開閉可能となっている。油圧ショベル1の作業状態によっては、窓ガラスの側辺に一部自重が加わることがあるが、以下の説明では、この点は無視して説明するものとする。
【0011】
フロントガラス3の下辺前方側には、本実施例のロック構造となるロック10がキャビン5の室内側に設けられており、また、リアガラス4の下辺後方側にもロック10が室内側に設けられている。
【0012】
操作者は、室内側からこのロック10により、フロントガラス3、リアガラス4の開閉を行うことができる。
【0013】
図2は、ロック10の斜視図である。
ロック10は、主にハウジングケース11とレバー12とストライカー13とロックベース14とからなっている。これらは、鉄、ステンレス、アルミ合金などの金属材料で形成されている。レバー12は図中矢印イ方向へ支点16を中心に回動可能であるが、通常は図示の状態で、ハウジングケース11内の弾性手段(図3参照)によりイ方向と逆方向に付勢されている。ストライカー13は、レバー12がイ方向に回動すると、それによりロ方向に前進する部材である。ストライカー13も、常にロ方向とは逆方向に付勢されている。ストライカー13の先端部は、側面視においてL字状となるように下方に向けて舌部20が設けられている。舌部20は、その幅をMとし、その厚さをLとする(この定義は後に利用する。)ロックベースは、フロントガラス3またはリアガラス4への取り付けをする際に使用される部材であり、取付穴15にボルトが挿入されるものである。
【0014】
ロック10の使用においては、ハウジングケース11の側面18と対になる裏側の側面17とレバー12とを人差し指と親指とで挟んで、親指でレバー12をイ方向に押し下げることにより、ハウジングケース11内の弾性手段に抗してストライカー13を前進させる。
【0015】
図3は、ロック10の内部構造を示す断面図であり、図3A、Bにレバー11を押し下げる前後の状態を示す。ストライカー13は、内部に弾性手段となるスプリング17を抱きかかえる構造となっており、ハウジングケース11の前後面(図示における左右の面)を貫通している。ストライカー13の前方(図示、左側)には、舌部20が設けられており、舌部20の右側の面22から上面23にかけてゴム製のストッパーラバー21が設けられている。また、ストライカー13の略中央部には、ピン18が突出しており、レバー12による押し下げの作用を、支点16を介して受けるようになっている。さらに、ストライカー13の後方には、スプリング17を受ける支持部材24とインジケータ25を有している。インジケータ25は、ハウジングケース11を貫通するストライカー13の後端部であり、図3Aの状態ではハウジングケース11から突出状態となり、図3Bの状態ではハウジングケース11に埋没状態となる部分である。ハウジングケース11内部には、板状の突起19が設けられており、スプリング17の他の一端を受けるようになっている。スプリング17は、常にストライカー13の支持部材24を図中ハ方向へ押すように付勢されている。このため、レバー12をイ方向に押し下げることにより、ピン18をロ方向に前進させることになる。図3Aにおいて、レバー12は、操作者の操作性を考慮して、ハウジングケース11に対して略20度に斜め方向に設定されている。
【0016】
図4は、本実施例による窓の開閉の状態を示すものである。図4Aはフロント、リアガラス3、4が閉じられた状態であり、図4Bはリアガラス4を半開きとした状態を、図4Cはフロントガラス3を開いて半開きとした状態を示している。サッシフレーム2には溝(ガラスラン、図5参照)が設けられており、その溝を案内としてフロント、リアガラス3、4がスライドするものである。溝の途中には、図中30で示す位置に、フロントガラス3の後方への移動を制限するストップラバー30がサッシフレーム2の上下に埋め込まれている。一方、図中31で示す位置の溝には、リアガラス4の前方への移動を制限するストップラバー31が同じく上下に埋め込まれている。図4Aにおいて、フロント、リアガラス3、4はサッシフレーム2の中央位置において相互に重なり合っている。この重なり合ったフロント、リアガラス3、4の間には、サッシフレーム2の上下から延在するセンタシール26が設けられている。センタシール26からはフロント、リアガラス3、4に対して当接する軟質のラバー部材が設けられており、外部からの雨滴の進入を抑止する。
【0017】
サッシフレーム2の下辺全域に渡って、溝の淵からキャビン5の室内側に、窓ガラスから離れる方向に突出した鍔部となるフレームリップ37(図5において更に説明する)が設けられている。しかしながら、前方及び後方の夫々一箇所は、ストライカー13の幅Mに相当する長さが切り掛かれた切欠27、28を有している。切欠27、28は、図4Aに示すフロント・リアガラス3、4が閉じられた位置にあるとき、ロック10のストライカー13の舌部20が切欠27、28に勘合するために設けられる。
【0018】
図5は、図4におけるa−a、b−b断面及び、c-c断面を示したものである。図5Aはa−a断面図であり、左側がキャビン5の室内側、右側が外側となる。この状態では、ロック10のレバー12は無操作状態であり、具体的には、レバー12の押し下げ状態が図3Aと図3Bとにおける中間状態である。
【0019】
さて、サッシフレーム2には、ガラスの案内溝となるガラスラン32及び33が設けられており、室内側となるフロントガラス3と、室外側のリアガラス4とを夫々案内する。ガラスラン32、33の内部には、合成樹脂製のパッキン34が配置されており、金属製のサッシフレーム2とガラスとの間の緩衝材として機能すると共に、雨滴の進入を抑止する。室内側のガランラン32の上辺の淵には、室内側に向けてフレームリップ37が設けられている。
【0020】
ロック10のストライカー13は、フレームリップ37を乗り越えて舌部20をフレームリップ37裏側に配置させている。舌部20は、ストライカー13よりも大きな厚みLを持っており、フレームリップ37を乗り越えることができないようになっている。フレームリップ37の裏面には、ストッパーラバー21との摩擦を大きくして滑りを効果的に抑止するために、格子状の溝が刻まれた滑り抑止形状38が施されている。
【0021】
ロック10は、樹脂製のスペーサ35を介して、フロントガラス3の反対面に設けられた当て板36とにより、フロントガラス3に固定されており、より具体的には、ロックベース14に設けられたボルト穴15と、スペーサ35やフロントガラス3及び当て板36に設けられたボルト穴(図示せず)とをボルトとナットで結合するものである。また、フロントガラス3と当て板36との間にはパッキン40が挿入されている。
【0022】
抑止形状38には、ストライカー13の舌部20に設けられたストッパーラバー21が当接している。前述のように、ストライカー13は、スプリング17によって、図中ハ方向により付勢されているので、フロントガラス3は、サッシフレーム2側に押し付けられるように作用する。従って、フロントガラス3の自重でパッキン34に押し付けられて支えることに加えて、スプリング17により押圧力が加わることにより、ガラス振動による騒音を抑止することができる。
【0023】
舌部20とフレームリップ37との押圧状態を離脱するためには、レバー12をさらに押し込んで、図3Bの状態とする。この状態とすることにより、ストパーラバー21の当接状態が外れ、フロントガラス3を左右にスライドさせることができる。
【0024】
図5Bは図4におけるb−b断面図であって、この状態は、ロック10のレバー12は無操作状態であり、具体的には、図3Aに示すレバー12を押し下げる前の状態である。この状態おいて、ストライカー13の舌部20が切欠27に勘合する。切欠27は、前述のように舌部20の幅に相当しており、舌部20がこの切欠27に勘合することにより、フロントガラス3はスライドしないロック状態となる。ロック状態においては、ストライカー13のインジケータ25は、図中上方にハウジングケース11より突出し、室内側にその側面を露出しており、ロック状態であることを目視にて確認することが可能である。インジケータ25の室内側の側面にハウジングケース11と異なる着色をすることにより、より明確にロック状態であることを、操作者に認識させることができる。尚、図5Aの状態においては、インジケータ25は、ハウジングケース11内に埋没する。
このロック状態を離脱し、フロントガラス3をスライドさせるには、レバー12を押し込んで、図3Bの状態とすれば良い。
【0025】
以上の説明においては、ロック構造の動作についてフロントガラス3について述べたが、リアガラス4についても同様であるが、相違点としては、ロック10はフレームリップ37への結合をフロントガラス3側のロック10と共用すし、キャビン2の室外側にリアガラス4が設けられるため、フロントガラス3との間の距離を埋める必要がある点である。そのため、図5Cに示すように、ロックのハウジングケース11とリアガラス4との間にこの距離を埋めるスペーサ41が設けられている。
【0026】
以上説明したように、本実施例のロック構造においては、半開きにした状態でレバー12から手を離すと、舌部20のストッパーラバー21がスプリング17によって、フレームリップ37の抑止形状38に当接して、ガラス窓を固定するため、振動によりガラス窓の位置のずれを防止したり、振動の発生を抑止したりすることができる。
【0027】
なお、ストッパーラバー21を取り外し、舌部20のみで抑止形状38に当接する場合であっても、振動によりガラス窓の位置のずれを防止したり、振動の発生を抑止したりする効果を期待することができる。この場合は、舌部20は、抑止形状38を持たずに平坦である方が接する面積が増えるので良い。
【0028】
また、フレームリップ37に切欠27、28を設けることにより、ガラス窓のロック位置を規定することができる。この切欠27、28を多数或いは所定間隔で設ければ、ロック位置を複数持つことができるようになる。
【0029】
上記実施例において、ロック10をフロントガラス、リアガラスの下辺に設けたのは、ガラスの自重にスプリング力を加えることを狙いとするものである。ロック10をガラスの上辺に配置することも可能であるが、ガラスの自重に抗してガラスをサッシフレーム2の上辺に押し付ける構造となるため、スプリング17をより強力なものにしなければならない。さらに、通常のアルミサッシと同様、本実施例のサッシフレーム2においても、ガラス窓を上に持ち上げてサッシフレーム2から脱着可能なように、上辺のガラスランはガラス窓の端辺が到達しない深い遊びを持つ溝であるので、ガラスランにガラス窓を押し付ける効果は余り期待できない。
【0030】
図6は、他の実施例となるロック110を示す図である。先に示したロック10との相違は、ストライカー113の先端にストライカーリップ111を設けている点である。ストライカーリップ111は、ストライカー113の幅Mより大きい幅Nを持って広がっており、かつ舌部120の厚さLと同じ厚さを持っている。
【0031】
ロック110が、ガラス窓を半開きにした状態で、サッシフレーム2の抑止形状38に係合するのは、先に示したロック10と同じであるので、説明を省略する。
【0032】
図7は、ロック状態において、ロック110が切欠27(28)に勘合した状態を示している。この状態において、フレームリップ37をストライカーリップ111が押圧する。すなわち、ストライカーリップ111は、ストライカー113がスプリング117の付勢力により後退した際においても、切欠27(28)への勘合から外れるものである。スプリング117は、この状態においても、ストライカー113を図面上方に引き上げるよう作用するため、ストライカーリップ111は、サッシフレーム2の抑止形状38に押し付けられることになる。この結果、ロック状態においても、窓ガラスの振動を抑止することができる。この場合、ストライカーリップ111にラバーを貼り付け、抑止形状38に押し付けるようにすれば、より振動を抑止する効果がある。
【0033】
図8は、本実施例によるロック10(又は110)を縦開きのサッシフレーム200に取り付けた例を示す。この場合は、窓ガラスの自重が下方(鉛直方向)にかかる点で、先に示した横開きのサッシフレームとは設置環境が異なっている。
【0034】
本実施例の場合は、上ガラス201のみが上下にスライド可能となっており、下ガラス204はサッシフレーム200に嵌め殺し状態となっている。サッシフレーム200のガラスランの溝には、図中の下方位置206の位置において、上ガラス203の下降を制限するストップラバー206が設けられている。また、サッシフレーム200の左右側面には、フレームリップ201、202が夫々設けられている。図において、サッシフレーム200の中央付近にセンターシール205が設けられている点は図4の横開きのものと同一である。
【0035】
ロック10は、上ガラス203の左右対称の上側位置に設けられており、操作者は、左右のロック10のレバー12とハウジングケース11を左右夫々の手で握ることにより、上ガラス203をスライドさせるものである。
【0036】
図において、上ガラス203は閉じたロック状態となっている。本実施例においても、先の実施例と同様にフレームリップ201、202には、切欠が設けられており、舌部20がこの切欠に勘合した状態である。
【0037】
このような状態から、レバー12を操作し、操作者は任意の半開き位置で、レバー12を離すことにより、舌部20がフレームリップ37に当接することは、先の実施例と同じである。
【0038】
本実施例においては、窓ガラスの自重が下方向にかかることから、ガラス自重とスプリング17の両者によって、ガラス窓のサッシフレーム2へ窓ガラスを押し付ける効果は期待できないが、左右のロック10のスプリング17による押し付け力により、窓ガラスのずれ、振動の発生を抑止する効果を期待することができる。
【0039】
また、操作者の不注意によりロック10から手を離したとしても、スプリング17により、舌部20は常にブレーキのかかる方向に作用しており、ガラス窓がサッシフレーム2内を落下すること無く途中で静止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本実施例のロック構造が適用された油圧ショベルを示す図
【図2】本実施例によるロックの斜視図
【図3】本実施例によるロックの断面図
【図4】本実施例のサッシフレームを示す図
【図5】ロックとサッシフレームの断面図
【図6】他の実施例によるロックを示す図
【図7】図6のロックの断面図
【図8】本実施例の他のサッシフレームを示す図
【符号の説明】
【0041】
1 油圧ショベル
2 サッシフレーム
3 フロントガラス
4 リアガラス
5 キャビン
10 ロック
11 ハウジングケース
12 レバー
13 ストライカー
14 ロックベース
17 スプリング
20 舌部
21 ストッパーラバー
25 インジケータ
26 センタシール
27、28 切欠
30、31 ストップラバー
32、33 ガラスラン
34 パッキン
37 フレームリップ
38 抑止形状
110 ロック
111 ストライカーリップ
113 ストライカー
117 スプリング117
200 サッシフレーム
201、202 フレームリップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スライド窓のロック構造において、
窓ガラスをスライドさせる溝の淵に設けられ、該溝に収容される窓ガラス側から離れる方向に突出した鍔部を有するサッシフレームと、
窓ガラスのスライドする一辺に設けられたロックであって、操作者の操作によって第一の状態から第二の状態に変位する操作部材と、該操作部材が第一の状態では前記鍔部に対して後退、第二の状態では前記鍔部に対して前進の位置に変位するストライカーと、常に第二の状態から第一の状態に戻るように付勢する弾性手段とを有し、前記ストライカーは、さらに前記弾性手段が第一の状態に復帰しようとする付勢力でもって前記サッシフレームの鍔部の裏面を押圧する舌部を持つことを特徴とするスライド窓のロック構造。
【請求項2】
前記鍔部は一部が切欠かれており、前記第一の状態においては、当該切欠に舌部が勘合することを特徴とする請求項1のスライド窓のロック構造。
【請求項3】
前記ストライカーは、前記舌部が前記切欠に勘合した際に、前記鍔部の裏面をさらに押圧するストライカーリップが設けられていることを特徴とする請求項2のスライド窓のロック構造。
【請求項4】
前記ストライカーが第1の状態のときに、前記ロックのハウジングケースから突出するインジケータを設けたことを特徴とする請求項2のスライド窓のロック構造。
【請求項5】
前記舌部には、前記鍔部の裏面を押圧する部分にゴム部材が設けられており、該ゴム部材を介して前記鍔部の裏面に当接することを特徴とする請求項2のスライド窓のロック構造。
【請求項6】
前記窓ガラスを水平方向にスライドするように前記サッシフレームに配置することを特徴とする請求項3のスライド窓のロック構造。
【請求項7】
前記窓ガラスを上下方向にスライドするように前記サッシフレームに配置するとともに、前記ロックは前記窓ガラスのスライドする左右両辺に設けられることを特徴とする請求項3のスライド窓のロック構造。
【請求項8】
窓ガラスをスライドさせる溝の淵に、該溝の窓ガラス収容側から離れる方向に突出した鍔部を有するサッシフレームに対して窓ガラスを固定するロックにおいて、
ハウジングケースと、
ハウジングケースの側面に支軸を有し、ハウジングケース外の斜方向に延在するレバーと、
ハウジングケースの前面に突出し、該レバーが操作者の操作によってハウジングケース側に回動させられたときに、これに連動してハウジングケースの前面より前進するストライカーと、
該ストライカーを常時後退方向に付勢するスプリングとを有し、
前記ストライカーにはさらに前記スプリングの付勢力でもって、サッシフレームの鍔部の裏面に押圧する舌部を持つことを特徴とするロック。
【請求項9】
前記鍔部は窓ガラスをスライドさせる経路上の一部において切欠を有しており、
前記ストライカーは、前記スプリングの付勢力により後退して前記舌部を前記切欠に勘合させた際に、前記切欠には勘合を外れて前記鍔部の裏面をさらに押圧するストライカーリップが設けられていることを特徴とする請求項8のロック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−30416(P2009−30416A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−198226(P2007−198226)
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(399034253)株式会社レニアス (21)
【Fターム(参考)】