説明

スリッタ刃移動調節機構

【課題】被切断体に対して上刃及び下刃でスリットカットするスリッタ刃移動調節機構に関し、被切断体にスリットカットを形成するに際してスリッタ刃の幅調整のための移動をスムーズに行わせて移動停止状態の発生を防止する。
【解決手段】スリッタ刃を構成する下刃41の位置をシャフト軸上で移動させてインレットシートのスリットカット形成位置を変更調節させるために、移動チャック部11において可動保持アーム21を保持対象の下刃41側にエアシリンダ23で突出させて当該下刃41を磁気吸着部で吸着保持した後に引き込ませることでシャフト軸に当該下刃41の内周面を片持ち位置と対向位置で当接させて当該シャフト軸の軸方向に移動させる構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被切断体に対して所定数のスリッタ刃でスリットカットするスリッタ刃移動調節機構に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、被切断体をスリッタカットするスリッタ装置は、その被切断体の種類に応じて多種の分野で使用されている。何れの分野においても同様であるが、スリットカットする位置を変更調整する必要がある場合にスリッタ刃をシャフト軸上でチャックアームを用いて移動可能とするもので、その際に引っ掛かりのないスムーズな移動が可能であることが望まれる。
【0003】
従来、スリッタ装置として、特許文献1に記載されている自動刃組装置がある。特許文献1の自動刃組装置は、丸刃及びスペーサを上下のアーバーで授受を行うものとして、移動軸に丸刃及びスペーサを保持させ、供給用プッシャー部で押圧しながら当該丸刃等を移動軸より挿抜させるもので、当該移動軸の断面形状を略H字型のマガジン軸とすることにより、円柱軸としたときと比較して摺動時の移動における丸刃等の傾きやスムーズさを確保させることが開示されている。
【0004】
そこで、スリッタの上記丸刃の移動軸上での移動に関して、RFIDラベル製造装置に適用した場合として、図6〜図9を示して説明する。図6は従来のスリッタ装置を備えるRFIDラベル製造装置の概念図であり、図7は図6のスリッタ装置におけるスリッタ下刃の説明図であり、図8は図7のスリッタ下刃の保持状態の説明図であり、図9は図7のスリッタ下刃の移動状態の説明図である。
【0005】
図6(A)において、RFIDラベル製造装置101は、連続状のインレットロール102から図6(B)に示すようなインレット112が所定間隔で例えば6列で形成されたインレットシート111が順次搬送され、当該インレットシート111に対して上刃103及び下刃104で構成されるスリッタ装置により、図6(C)に示すように列毎にスリットカットが形成されて列毎に分離される。各列のインレットシート111−1〜111−6は読取検査部105が6列全部のインレット112に対して行単位で読取検査を行い、振分ローラ107で振り分けられて良品のみが供給ローラ108及び転写ローラ109を介して台紙110上に貼着されことで個片化されたインレットのRFIDラベルが製造されるものである。
【0006】
上記スリットカット装置は、図7(A)に示すように、5枚の上刃103の周縁刃と対応した下刃104(104−1〜104−5)を備える。各下刃104の円周側部に溝104Aが形成され、また、当該各下刃104の円周端部に当接切欠部及び上刃の先端との接触を回避させる切欠逃避部104Dが形成されて当該当接切欠部と当該上刃103とを図のように当接させることでインレットシート111にスリットカットを形成させるものである。各下刃104は図7(B)に示すようにそャフト穴104Bが形成されてシャフト軸121が通されて保持され、上刃103に回転に応じて連れ廻りで回転されるものである。
【0007】
上記シャフト軸121は、図7(C)に示すように、例えば円周側4カ所に弾性可動体121A〜121Dが設けられ、図7(D)に示すように、外周側にエア等で可動されることにより各下刃104を各シャフト穴104Bの内周面104Cに押し付けて固定保持する。この場合、図7(C)に示すように、シャフト軸121の外周直径R1に対して、下刃104のシャフト穴104Bの直径R2は、R2=R1+L(55μm〜60μm)である。このLが、下刃104がシャフト軸121上を摺動するときの遊びとなる。
【0008】
ここで、上記下刃104をシャフト軸121の軸方向に移動させるものとして、図8(A)に示すような移動チャック部131がボールねじなどの移動シャフト132で軸方向に可動自在に設けられる。当該移動シャフト132は、図7(B)に示すシャフト軸121と同じ軸方向で配置される。
【0009】
上記移動チャック部131は、可動保持アーム141、エアシリンダ143、アーム可動基部144及び検出部145で構成される。可動保持アーム141は、下刃104の外周円弧と略同じ円弧状の保持面が形成されて中央部分に同様の円弧状の嵌合凸部142が形成される。また、可動保持アーム141の嵌合凸部142の反対側には、シリンダ軸が形成されてエアシリンダ143に取り付けられる。当該エアシリンダ143はアーム可動基部144に設けられ、上記移動シャフト132と例えば螺合し、当該移動シャフト132の回転によって軸上で移動チャック部131が移動するものである。上記検出部145は、移動チャック部131の移動時に、保持対象の下刃104を検出するためのものである。
【0010】
そして、移動チャック部131における可動保持アーム141がエアシリンダ143で下刃104側に突出されることで、図8(B)及び図9(B)に示すように、当該可動保持アーム141の上記保持面が保持対象の下刃104の外周側面と当接し、このときに上記嵌合凸部142が下刃104の外周側面に形成された嵌合溝104Aと嵌合して保持して、図9(A)に示すように保持対象の下刃104(104−5とする)をシャフト軸121の軸方向に移動させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2003−000000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら、移動チャック部131による下刃104(104−5)の保持は、いわゆる片持ち状態となり、軸方向への移動時に上記遊びLによって、図9(C)に示すように、移動方向と反対方向に傾いた状態となる。このとき、下刃104(104−5)の移動チャック部131で保持されている側における内周面104Cの移動方向側のエッジKがシャフト軸121と当たり引っ掛かりとなって停止してしまい移動をスムーズに行うことができないという問題がある。このことは、シャフト軸121が上記特許文献1に記載されているような略H字型の2点支持であっても同様の現象を生じる。
【0013】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、被切断体にスリットカットを形成するに際してスリッタ刃の幅調節のための移動をスムーズに行わせて移動停止状態の発生を防止するスリッタ刃移動調節機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、シャフト軸に所定数設けられたドーナツ状のスリッタ刃で被切断体に対応数のスリットカットを形成する際の、当該スリッタ刃の位置をシャフト軸上で軸方向に移動させて当該被切断体のスリットカット形成位置を変更調節させるスリッタ刃移動調節機構であって、前記スリッタ刃の外周側部の一部を吸着手段で吸着して片持ち保持する可動保持アームを備えると共に、当該可動保持アームを保持対象のスリッタ刃側に突出、引き込みさせる可動手段を備え、当該可動保持アームを突出させて保持対象のスリッタ刃を吸着手段で吸着保持した後に引き込ませることでシャフト軸に当該スリッタ刃の内周面を保持位置と対向位置で当接させて当該シャフト軸の軸方向に移動させる移動チャック部を有する構成とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、スリッタ刃の位置をシャフト軸上で移動させて被切断体のスリットカット形成位置を変更調節させるために、移動チャック部において可動保持アームを保持対象のスリッタ刃側に可動手段で突出させて当該スリッタ刃を吸着手段で吸着保持した後に引き込ませることでシャフト軸に当該スリッタ刃の内周面を片持ち位置と対向位置で当接させて当該シャフト軸の軸方向に移動させる構成とすることにより、移動時のスリッタ刃の傾きによって内周面の移動方向の後ろ側エッジ部分がシャフト軸との当接部分とさせることで、スリッタ刃を片持ち保持させて移動したときに生じるエッジによる引っ掛かりが防止されて移動をスムーズにさせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係るスリッタ刃移動調節機構の一部構成図である。
【図2】図1のスリッタ下刃の保持状態の説明図である。
【図3】図2のスリッタ下刃のスリットカット形成位置を変更調整させる移動状態の説明図である。
【図4】本発明に係るスリッタ刃移動調節機構における嵌合手段の他の構成説明図である。
【図5】本発明に係るスリッタ刃移動調節機構における吸着手段の他の構成説明図である。
【図6】従来のスリッタを備えるRFIDラベル製造装置の概念図である。
【図7】図6のスリッタにおけるスリッタ下刃の説明図である。
【図8】図7のスリッタ下刃の保持状態の説明図である。
【図9】図7のスリッタ下刃の移動状態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を図により説明する。本実施形態は、図6に示すRFIDラベル製造装置に適用した場合として示すが、その他被切断体の種類に応じて多種の分野に適用することができるものである。また、図6に示したインレットシート111が被切断体であり、上刃103及び下刃104(本実施形態においては41)でスリッタ刃が構成される。そして、本実施形態では、移動対象のスリッタ刃を下刃(41)のみとして説明するが、上刃103であってもよく、また、上刃103及び下刃(41)の両方であってもよい。なお、本実施形態における図示は、説明を容易とするために実際寸法を無視して示している。
【0018】
図1に、本発明に係るスリッタ刃移動調節機構の一部構成図を示す。ここで、本発明に係るスリッタ刃移動調節機構は、基本的構成は図6〜図8と同様であり、上刃及び下刃で構成されるスリッタ刃を回転自在及び軸方向に移動自在とするシャフト軸(上刃を回転自在及び軸方向に移動自在とするシャフト軸も同様であり図6では図示されていない)、移動チャック部及びこれらを駆動制御する制御部(図示されていない)により構成される。
【0019】
図1(A)は、スリッタ刃移動調節機構の一部を構成する移動チャック部11を示したもので、図8(A)の移動チャック部131に相当する。移動チャック部11は、移動シャフト12(図8(A)の132に相当)、可動保持アーム21(図8(A)の141に相当)、可動手段であるエアシリンダ23(図8(A)の143に相当)、アーム可動基部24(図8(A)の144に相当)及び検出部25(図8の145に相当)により構成される。可動保持アーム21の構成以外は、図8(A)と同様である。
【0020】
可動保持アーム21は、図1(B)(図1(A)の中央部分の断面図)に示すように、アーム基部32Aの両側に、吸着手段として、磁性体で形成される2つの断面L字状の磁気吸着部31A,31Bが対象に設けられ、当該磁気吸着部31Aには、図1(C)に示すように、下刃41に形成された上刃と当接する先端当接部のエッジKとの接触を回避させて破損などを防止するための切欠部31Cが形成される。そして、当該磁気吸着部31A,31Bの両側にアーム胴部32B,32Cが設けられる。このような構成とするために、例えば非導電性の接着剤により接着することにより形成することができる。全体的な形状は、保持面が、図8(A)のように、下刃(図2の41)の外周円弧と略同じ円弧状で形成されたものである。
【0021】
上記アーム基部32Aは、嵌合手段としての嵌合凸部22を一体的に絶縁性金属(例えばアルミニウム)で形成したものである。上記アーム胴部31A,32Bも同様に絶縁性金属で形成される。上記磁気吸着部31A,31Bは、アーム基部32Aの嵌合凸部22の形成側の全面が保持面となり、後端部に磁性を帯びさせるためのコイル33が設けられる。当該磁気吸着部31A,31Bのチャック時の磁気制御は図示しない制御部で行われる。
【0022】
ここで、図2に、図1のスリッタ下刃の保持状態の説明図を示す。図2(A)は、図9(A)と同様に、シャフト軸42に支持される下刃41の一つを移動チャック部11が保持した場合を示したもので、下刃41は、その外周側面に、上記可動保持アーム21に形成されている嵌合凸部22と嵌合する嵌合溝41Aが形成されたものである。
【0023】
すなわち、下刃41が前述の図7(C)のようにシャフト軸42の円周側4カ所の弾性可動体(121A〜121D)が可動されておらず、当該シャフト軸42に対して下刃41が軸方向に摺動可能状態のときに、図2(A)に示すように、移動チャック部11においてエアシリンダ23を駆動させて可動保持アーム21を下刃41側に突出させることで当該可動保持アーム21の嵌合凸部22と下刃41の外周側面の嵌合溝41Aとを嵌合させる。この嵌合は、当該可動保持アーム21と下刃41とを位置合わせさせる意味合いを持つ。このとき、図示されていない制御部によりコイル33に通電を行うことで可動保持アーム21の磁性体で形成された磁気吸着部31を磁化して当該下刃41を磁気吸着させる。このとき、下刃41は、シャフト軸42の遊びLが可動保持アーム21側と反対側に生じ、すなわち、可動保持アーム21側の下刃41の内周面41Cとシャフト軸42が当接した状態となる。
【0024】
そこで、図2(B)に示すように、移動チャック部11においてエアシリンダ23を駆動させて可動保持アーム21を引き込ませる。これにより、下刃41はそのシャフト穴41Bのシャフト軸42に対する可動保持アーム21による片持ち保持位置の対向側の内周面41Cが当接されることとなり、保持側では前述の図7(C)に示す遊びLの分だけ非接触の状態となる。この状態で当該移動チャック部11が下刃41をシャフト軸42上で摺動させるものである。
【0025】
次に、図3に、図2のスリッタ下刃のスリットカット形成位置を変更調整させる移動状態の説明図を示す。図2(B)の状態で、図3(A)に示すように、下刃41をシャフト軸42上で図面上左側に移動させる場合として、当該下刃41は移動方向と反対方向に傾いて状態で行われることとなる。この場合、下刃41は、可動保持アーム21による片持ち保持位置の対向位置の内周面41Cがシャフト軸42に当接されることから、内周面41Cの移動方向後端側のエッジKがシャフト軸42と当接されることとなって引っ掛かりがなく、スムーズな移動を行わせるものである。
【0026】
図3(B)は、図3(A)の場合と反対方向に移動させる場合を示したもので、図3(A)と同様に、下刃41が、移動時の傾きで可動保持アーム21による片持ち保持位置の対向側の内周面41Cがシャフト軸42に当接されて内周面41Cの移動方向後端側のエッジKがシャフト軸42と当接されることとなり、引っ掛かりがなく、スムーズな移動を行わせるものである。
【0027】
そして、移動チャック部11により、シャフト軸42上の総ての下刃41を移動させて幅位置の変更調整を行った後に磁気吸着を解除させ、前述の図7(B)、(D)に示すように、シャフト軸42の弾性可動体を外周側にエア等で可動させることにより総ての下刃41を各シャフト穴41Bの内周面41Cに押し付けて固定保持させるものである。
【0028】
このように、下刃41を片持ち保持する可動保持アーム21の磁性体で形成された磁気吸着部31の保持面で当該下刃41を磁気吸着させるものであり、下刃41の移動時にその内周面41Cとシャフト軸42との当接部分が片持ち保持位置の対向側の内周面41Cとなり、移動時の下刃41の傾きによって内周面41Cの移動方向の後端側エッジK部分がシャフト軸42との当接部分となることから、下刃41を片持ち保持させて移動したときに生じるエッジによる引っ掛かりが防止されて移動をスムーズにさせることができるものである。
【0029】
次に、図4に、本発明に係るスリッタ刃移動調節機構における嵌合手段の他の構成説明図を示す。上述の図1では、嵌合手段として嵌合凸部22を可動保持アーム21に設けた場合を示したが、これに代えて図4(A)、(B)に示すように、当該可動保持アーム21の両側に嵌合壁部22A,22Bを設けたものである。この場合、下刃41には嵌合溝41Aは不要となる。
【0030】
すなわち、図4(C)に示すように、上記嵌合壁部22A,22B内に下刃41そのものを嵌合させて磁気吸着させるもので、可動保持アーム21で当該下刃41を吸着させる際に、嵌合凸部22と同様に位置合わせによって保持状態を確実とさせることができるものである。そして、移動チャック部11においてエアシリンダ23を駆動させて可動保持アーム21を引き込ませて当該下刃41をシャフト軸42上で摺動させるものである。
【0031】
次に、図5に、本発明に係るスリッタ刃移動調節機構における吸着手段の他の構成説明図を示す。上述の図1では、吸着手段として磁気吸着部31を可動保持アーム21に設けた場合を示したが、これに代えて図5(A)、(B)に示すように、可動保持アーム21の保持面に所定数のエア吸引孔51を形成し、当該エア吸引孔51と連通するエア吸引部52を、例えばエアシリンダ23側に設けたものである。この場合、下刃41との位置合わせで保持状態を確実とするために、可動保持アーム21におけるアーム基部32の両側に、図4(A)、(B)と同様の嵌合壁部22A,22Bを設けたものである。この場合においても下刃41の嵌合溝41Aは形成不要となるが、嵌合手段として図1に示す嵌合凸部22及び下刃41の嵌合溝41Aとした場合でもよい。なお、アーム基部32の、下刃41のエッジKに対応する部分に切欠部32Cが設けられることは同様である。
【0032】
すなわち、図5(C)に示すように、可動保持アーム21のおいて、嵌合壁部22A,22Bで下刃41を嵌合させ、エア吸引部52で吸引を行うことでエア吸引孔51の負圧で当該下刃41をエア吸着させるものである。吸着手段をこのように構成することによっても磁気吸着部31と同様の機能とさせることができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明のスリッタ刃移動調節機構は、被切断体にスリットカットを形成する製造装置等に利用可能である。
【符号の説明】
【0034】
11,131 移動チャック部
12,132 移動シャフト
21,141 可動保持アーム
22,142 嵌合凸部
22A,22B 嵌合壁部
23,143 エアシリンダ
24,144 アーム可動基部
25,145 検出部
31 磁気吸着部
31C,32C 切欠部
32 アーム基部
41,104 下刃
41A,104A 嵌合溝
42,121 シャフト軸
51 エア吸引孔
52 エア吸引部
103 上刃

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャフト軸に所定数設けられたドーナツ状のスリッタ刃で被切断体に対応数のスリットカットを形成する際の、当該スリッタ刃の位置をシャフト軸上で軸方向に移動させて当該被切断体のスリットカット形成位置を変更調節させるスリッタ刃移動調節機構であって、
前記スリッタ刃の外周側部の一部を吸着手段で吸着して片持ち保持する可動保持アームを備えると共に、当該可動保持アームを保持対象のスリッタ刃側に突出、引き込みさせる可動手段を備え、当該可動保持アームを突出させて保持対象のスリッタ刃を吸着手段で吸着保持した後に引き込ませることでシャフト軸に当該スリッタ刃の内周面を保持位置と対向位置で当接させて当該シャフト軸の軸方向に移動させる移動チャック部を有することを特徴とするスリッタ刃移動調節機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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