説明

スルタム誘導体

本発明は、式1


に記載の化合物、及びその薬学的に許容可能な塩に関し、ここで、R、R、R、R、及びRは明細書において定義した通りである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式1

の化合物又はその薬学的に許容可能な塩であって、
ここで、該化合物は細胞傷害活性を示し、
は水素又はジメチルアミノであり;
は水素であり;
はアルキルで置換されていてもよいシクロアルキル、又は
ハロゲンで置換されていてもよいベンジルであり;
又はR及びRは、それらが結合している窒素原子と共に、ヒドロキシル及びハロゲンで置換されていてもよいフェニルからなる群から独立して選択される一又は複数の置換基で置換されたピペリジニルを形成し;
はアルキル又はハロゲンで置換されていてもよいベンジルであり;及び
はベンゾジオキソリル、又はハロゲン、ヒドロキシル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシ、アルキル、ハロゲン、シアノ、又はアルキルで置換されていてもよいフェノキシ、及びアルキル又はハロゲンで置換されていてもよいフェニルからなる群から独立して選択される1から3の置換基で置換されていてもよいフェニルである、化合物。
【請求項2】
が水素である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がジメチルアミノである請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
がアルコキシである請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が水素である請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
がアルキルで置換されていてもよいシクロアルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
がハロゲンで置換されていてもよいベンジルである請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
及びRが、それらが結合している窒素原子と共に、ハロゲンで置換されていてもよいフェニル及びヒドロキシルからなる群から独立して選択される一又は複数の置換基で置換されたピペリジニルを形成する請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が、ハロゲンで置換されていてもよいベンジルである請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が、ハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいフェニル、ハロゲン、シアノ、又はアルキルで置換されていてもよいフェノキシ、アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲンからなる群から独立して選択される、1〜3の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
がメチルで3回置換されたビシクロヘプチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
がアダマンタニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
がビシクロ[3.1.1]ヘプト-3-イルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
が2,2−ジメチルプロピルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
が水素であり;
が水素であり;
が2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イルであり、
が2,2−ジメチルプロピルであり;
が、ハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいフェニル、ハロゲン、シアノ、又はアルキルで置換されていてもよいフェノキシ、アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲンからなる群から独立して選択される、1〜3の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
2−(3−{[(5−クロロ−2−ヒドロキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミド;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(2−ヨード−ベンジル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(2−エトキシ−ベンジル)−アミノ]メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(5−イソプロピル−2−メトキシ−ベンジル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[(2−ジフルオロメトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−[3−({((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−[2−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンジル]−アミノ}−メチル)−ベンジル]−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(2−p−トリルオキシ−ベンジル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(4’−フルオロ−ビフェニル−2イルメチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(2−ヒドロキシ−4−メチルベンジル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(2−ヒドロキシ−5−メチル−ベンジル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(2’−メチル−ビフェニル−2イルメチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(2−フルオロ−6−フェノキシ−ベンジル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−(2,3,6−トリフルオロ−ベンジル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[(6−ブロモ−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メチル−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチルブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[[2−(4−シアノ−フェノキシ)−ベンジル]−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[(3−ブロモ−2,6−ジフルオロ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミドトリフルオロ酢酸塩;
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1R,2R,3R,5S)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミド;及び
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミド;
からなる群から選択される、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
が水素であり;
が水素であり;
がアダマンタニルであり、
が2,2−ジメチルプロピルであり;
が、ハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいフェニル、ハロゲン、シアノ、又はアルキルで置換されていてもよいフェノキシ、アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲンからなる群から独立して選択される、1〜3の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸アダマンタン−1−イルアミド;
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸アダマンタン−2−イルアミド;及び
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸アダマンタン−1−イルアミド;
からなる群から選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
が水素であり;
が水素であり;
が2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イルであり;
が2,2−ジメチルプロピルであり;
がベンゾジオキソリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
が水素であり;
が水素であり;
が2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イルであり;
がハロゲンで置換されていてもよいベンジルであり;
が、ハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいフェニル、ハロゲン、シアノ、又はアルキルで置換されていてもよいフェノキシ、アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲンからなる群から独立して選択される、1〜3の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−2−フェニル−エチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミド;
2−[3−({(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−[(S)−2−(3−クロロ−フェニル)−1−ジメチルアミノメチル−エチル]−アミノ}−メチル)−ベンジル]−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミド;
2−[3−({(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−[(S)−2−(4−クロロ−フェニル)−1−ジメチルアミノメチル−エチル]−アミノ}−メチル)−ベンジル]−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミド;及び
2−(3−{[(2,3−ジフルオロ−6−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−2−フェニル−エチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミド;
からなる群から選択される、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
が水素であり;
及びRが、それらが結合している窒素原子と共同して、ハロゲンで置換されていてもよいフェニル及びヒドロキシルからなる群から独立して選択される、一又は複数の置換基で置換されたピペリジニルを形成し;
が2,2−ジメチルプロピルであり;及び
が、ハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいフェニル、ハロゲン、シアノ、又はアルキルで置換されていてもよいフェノキシ、アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲンからなる群から独立して選択される、1〜3の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
前記化合物が、
[2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−イル]−(4−フェニル−ピペリジン−1−イル)−メタノン;又は
[2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−イル]−[4−(4−クロロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル]−メタノン;
である、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
が水素であり;
が水素であり;
がハロゲンで置換されていてもよいベンジルであり;
が2,2−ジメチルプロピルであり;及び
が、ハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいフェニル、ハロゲン、シアノ、又はアルキルで置換されていてもよいフェノキシ、アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲンからなる群から独立して選択される、1〜3の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
前記化合物が、2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸4−クロロ−ベンジルアミドである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
が水素であり;
が水素であり;
が低級アルキルで置換されていてもよいビシクロ[2.2.1]ヘプト−3−イルであり;
が2,2−ジメチルプロピルであり;及び
が、ハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいフェニル、ハロゲン、シアノ、又はアルキルで置換されていてもよいフェノキシ、アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲンからなる群から独立して選択される、1〜3の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
前記化合物が、
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((S)−1,7,7−トリメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−アミド;
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1R,2R,3R,4S)−3−イソプロピル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−アミド;又は
2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,4R)−3−イソプロピル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−アミド;
である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
がジメチルアミノであり;
が水素であり;
が2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イルであり;
が2,2−ジメチルプロピルであり;及び
が、ハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいフェニル、ハロゲン、シアノ、又はアルキルで置換されていてもよいフェノキシ、アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲンからなる群から独立して選択される、1〜3の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
前記化合物が、2−(3−{[(6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシ−ベンジル)−((S)−1−ジメチルアミノメチル−3,3−ジメチル−ブチル)−アミノ]−メチル}−5−ジメチルアミノ−ベンジル)−1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−3−カルボン酸((1S,2S,3S,5R)−2,6,6−トリメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−3−イル)−アミド塩酸塩である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
少なくとも約75%の「阻害パーセント」を示す、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
少なくとも約95%の「阻害パーセント」を示す、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
が水素又はジメチルアミノであり;
が水素であり;
が、4−クロロベンジル又は低級アルキルで置換されていてもよい、7〜10の環原子を有する二環式又は三環式シクロアルキルであり;又は
及びRが、それらが結合している窒素原子と共同して、4−フェニル−ピペリジン又は4−(4−クロロ−フェニル)−4−ヒドロキシ−ピペリジンを形成し;
が、2,2−ジメチルプロピル;ベンジル;3−クロロベンジル;及び4−クロロベンジルからなる群から選択され;
が、

であり、
が、ハロゲン、シアノ、及び低級アルキルからなる群から選択される一置換基で置換されていてもよいフェノキシ;低級アルキル又はハロゲンである一置換基で置換されていてもよいフェニル;メトキシ;ヨード;ヒドロキシル;フルオロ;エトキシ;ジフルオロメトキシ;シアノフェノキシ;ブロモからなる群から選択され;
が、水素;メトキシ;メチル;フルオロ;及びブロモからなる群から選択され;又は
及びRが、共同して−O−CH−O−であり、
10が水素又はメチルであり;
11が、クロロ;フルオロ;水素;イソプロピル;及びメチルからなる群から選択され;
12が、クロロ;フルオロ;水素;ヒドロキシル;メトキシ;及びフェノキシからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
が水素であり;
が、水素;メトキシ;及びブロモからなる群から選択され;又は
及びRが、共同して−O−CH−O−であり、
12が、クロロ;フルオロ;水素;及びヒドロキシルからなる群から選択される、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
が、ハロゲン、シアノ、及び低級アルキルからなる群から選択される一置換基で置換されていてもよいフェノキシ;低級アルキル又はハロゲンである一置換基で置換されていてもよいフェニル;ヨード;フルオロ;エトキシ;ジフルオロメトキシ;ブロモからなる群から選択され;又は
及びRが、共同して−O−CH−O−であり、
10が水素であり;
11が水素である、請求項32に記載の化合物。
【請求項35】
が、
2−ブロモ−6−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル;
6−クロロ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル;
6−クロロ−2−フルオロ−3−メチルフェニル;
5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル;
2−(4−シアノフェノキシ)−フェニル;
2,6−ジフルオロ−3−ブロモフェニル;
2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル;
2−ジフルオロメトキシフェニル;
2−エトキシフェニル;
4’−フルオロ−ビフェニル−2−イル;
2−フルオロ−6−フェノキシフェニル;
2−(4−フルオロフェノキシ)−フェニル;
2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル;
2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル;
2−ヨードフェニル;
5−イソプロピル−2−メトキシフェニル;
2’−メチル−ビフェニル−2−イル;
2,3−メチレンジオキシフェニル;
2−(4−メチルフェノキシ)−フェニル;及び
2,3,6−トリフルオロフェニル;
からなる群から選択される、請求項32に記載の化合物。
【請求項36】
担体と、請求項1に記載の化合物を治療的有効量含有する組成物。
【請求項37】
担体と、請求項1に記載の化合物を治療的有効量含有する単位用量製剤。
【請求項38】
請求項1から35の何れか一項に記載の化合物の調製方法であって、
(i)式2

の化合物を、式3

の化合物に転換させ、
(ii)式3の化合物を反応させて、式4

の化合物を形成し、
(iii)式4の化合物を式5の化合物

と縮合させ、式6

の化合物を得、
(vi)式6の化合物のエステル基を切断し、得られたカルボン酸を式HNRのアミンとカップリングさせて式7

の化合物を得、
(v)式7の化合物を、式8

の化合物に転換させ、
(vi)式8の化合物を、式9

の化合物と縮合させ、式10

の化合物を得、
(vii)式10の化合物を、式1

の化合物に転換させる工程を含み、
ここで、Rは低級アルキルであり、
、R、R、R及びRは請求項1に記載の通りである方法。
【請求項39】
治療的に活性な物質として使用される、請求項1ないし35の何れか一項に記載の化合物。
【請求項40】
細胞増殖性疾患、特に乳腺、結腸、肺、及び前立腺の腫瘍の治療又はコントロールのための、請求項1ないし35の何れか一項に記載の化合物の使用。
【請求項41】
細胞増殖性疾患、特に乳腺、結腸、肺、及び前立腺の腫瘍を処置又はコントロールする医薬を調製するための、請求項1ないし35の何れか一項に記載の化合物の使用。
【請求項42】
細胞増殖性疾患、特に乳腺、結腸、肺、及び前立腺の腫瘍の治療又はコントロールのための、請求項1ないし35の何れか一項に記載の化合物。
【請求項43】
請求項38の方法に従い製造された、請求項1ないし35の何れか一項に記載の化合物。
【請求項44】
細胞増殖性疾患、特に乳腺、結腸、肺、及び前立腺の腫瘍を処置又はコントロールする方法であって、請求項1ないし35の何れか一項に記載の化合物を有効量投与することを含む方法。

【公表番号】特表2013−511492(P2013−511492A)
【公表日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−539332(P2012−539332)
【出願日】平成22年11月19日(2010.11.19)
【国際出願番号】PCT/EP2010/067790
【国際公開番号】WO2011/064141
【国際公開日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(306021192)エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト (58)
【Fターム(参考)】