説明

スルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルおよびそれから製造される造形品

スルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルおよびそれから製造される物品、ならびにスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルおよび物品の製造方法が提供される。スルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルから製造することができる物品には、フィルム、コーティングおよびラミネートが含まれる。組成物および物品の幾つかはバイオ堆肥化できる。フィルムはさらに、シート、例えばサンドイッチ・ラップなどの食品パッケージング、熱成形容器、ならびに例えば、フィルムおよび他の基材用のコーティングのような造形品を形成するために使用することができる。スルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルは、芳香族ジカルボン酸成分、脂肪族ジカルボン酸成分、1,4−ブタンジオールよりなる第1グリコール成分、第2グリコール成分、および任意選択的に多官能性分岐剤から形成される脂肪族−芳香族コポリエステルから製造されるコポリエステルから誘導される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸成分、グリコール成分、および100モル%酸成分を基準にして0〜約5.0モルパーセントの、多官能性の酸、グリコールまたはそれらの混合物から選択される多官能性分岐剤を含むスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルであって、
前記酸成分が
a.100モルパーセント全酸成分を基準にして約94.9〜約40.0モルパーセントの芳香族ジカルボン酸成分、および
b.100モルパーセント全酸成分を基準にして約5.0〜約50.0モルパーセントの脂肪族ジカルボン酸成分、および
c.100モルパーセント全酸成分を基準にして約0.1〜約5.0モルパーセントのスルホネート成分
を含み、かつ、
前記グリコール成分が
a.第1グリコール成分として100モルパーセント全グリコール成分を基準にして約100〜約90.0モルパーセントの1,4−ブタンジオール、および
b.100モルパーセント全グリコール成分を基準にして0〜約5.0モルパーセントの1つまたは複数の第2グリコール成分
を含むことを特徴とするスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項2】
トリフルオロ酢酸:ジクロロメタン溶媒系の50:50溶液中のコポリエステルの0.5パーセント溶液について室温で測定した際に、少なくとも0.15の固有粘度を有することを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項3】
前記固有粘度が少なくとも0.35dL/gであることを特徴とする請求項2に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項4】
前記第2グリコール成分がエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,16−ヘキサデカンジオール、ダイマージオール、4,8−ビス(ヒドロキシメチル)−トリシクロ[5.2.1.0/2.6]デカン、1,4−シクロヘキサンジメタノール、イソソルビド、ジ(エチレングリコール)、トリ(エチレングリコール)、約500〜約4000の分子量範囲のポリ(アルキレンエーテル)グリコール、およびそれらから誘導される混合物よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項5】
前記スルホネート成分が5−スルホイソフタル酸の金属塩およびジメチル5−スルホイソフタレートの金属塩よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項6】
前記芳香族ジカルボン酸成分がテレフタル酸、ジメチルテレフタレート、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタレート、ビス(4−ヒドロキシブチル)テレフタレート、イソフタル酸、ジメチルイソフタレート、ビス(2−ヒドロキシエチル)イソフタレート、ビス(3−ヒドロキシプロピル)イソフタレート、ビス(4−ヒドロキシブチル)イソフタレート、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジメチル−2,6−ナフタレート、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジメチル−2,7−ナフタレート、3,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジメチル−3,4’−ジフェニルエーテルジカルボキシレート、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジメチル−4,4’−ジフェニルエーテルジカルボキシレート、3,4’−ジフェニルスルフィドジカルボン酸、ジメチル−3,4’−ジフェニルスルフィドジカルボキシレート、4,4’−ジフェニルスルフィドジカルボン酸、ジメチル−4,4’−ジフェニルスルフィドジカルボキシレート、3,4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジメチル−3,4’−ジフェニルスルホンジカルボキシレート、4,4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジメチル−4,4’−ジフェニルスルホンジカルボキシレート、3,4’−ベンゾフェノンジカルボン酸、ジメチル−3,4’−ベンゾフェノンジカルボキシレート、4,4’−ベンゾフェノンジカルボン酸、ジメチル−4,4’−ベンゾフェノンジカルボキシレート、1,4−ナフタレンジカルボン酸、ジメチル−1,4−ナフタレート、4,4’−メチレンビス(安息香酸)、ジメチル−4,4’−メチレンビス(ベンゾエート)、およびそれらから誘導される混合物よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項7】
前記酸成分が約80〜約50モルパーセントの前記芳香族ジカルボン酸成分を含むことを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項8】
前記脂肪族ジカルボン酸成分がシュウ酸、ジメチルオキサレート、マロン酸、ジメチルマロネート、コハク酸、ジメチルスクシネート、メチルコハク酸、グルタル酸、ジメチルグルタレート、ビス(2−ヒドロキシエチル)グルタレート、ビス(3−ヒドロキシプロピル)グルタレート、ビス(4−ヒドロキシブチル)グルタレート、2−メチルグルタル酸、3−メチルグルタル酸、アジピン酸、ジメチルアジペート、ビス(2−ヒドロキシエチル)アジペート、ビス(3−ヒドロキシプロピル)アジペート、ビス(4−ヒドロキシブチル)アジペート、3−メチルアジピン酸、2,2,5,5−テトラメチルヘキサン二酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ジメチルアゼレート、セバシン酸、1,11−ウンデカンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、ウンデカン二酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、ヘキサデカン二酸、ドコサン二酸、テトラコサン二酸、ダイマー酸、およびそれらから誘導される混合物よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項9】
前記脂肪族ジカルボン酸成分がコハク酸、ジメチルスクシネート、グルタル酸、ジメチルグルタレート、ビス(2−ヒドロキシエチル)グルタレート、ビス(3−ヒドロキシプロピル)グルタレート、ビス(4−ヒドロキシブチル)グルタレート、アジピン酸、ジメチルアジペート、ビス(2−ヒドロキシエチル)アジペート、ビス(3−ヒドロキシプロピル)アジペート、ビス(4−ヒドロキシブチル)アジペートおよびそれらから誘導される混合物よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項10】
前記酸成分が約20〜約50モルパーセントの前記脂肪族ジカルボン酸成分を含むことを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項11】
前記分岐剤が1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、トリメチル−1,2,4−ベンゼントリカルボキシレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)−1,2,4−ベンゼントリカルボキシレート、トリス(3−ヒドロキシプロピル)−1,2,4−ベンゼントリカルボキシレート、トリス(4−ヒドロキシブチル)−1,2,4−ベンゼントリカルボキシレート、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸無水物、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、クエン酸、テトラヒドロフラン−2,3,4,5−テトラカルボン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、ペンタエリスリトール、グリセロール、2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸、およびそれらから誘導される混合物よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項12】
少なくとも約0.15dL/gの固有粘度を有することを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項13】
少なくとも約0.35dL/gの固有粘度を有することを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項14】
少なくとも約0.65dL/gの固有粘度を有することを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項15】
フィラーをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項16】
前記フィラーが第1平均粒度を有する第1セットの粒子と、第2平均粒度を有する第2セットの粒子とを含み、かつ、第2平均粒度が前記第1平均粒度のそれの少なくとも約2倍であることを特徴とする請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項17】
前記フィラーが本質的に約40ミクロン未満の平均直径を有する粒子よりなることを特徴とする請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項18】
前記フィラーが本質的に約20ミクロン未満の平均直径を有する粒子よりなることを特徴とする請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル。
【請求項19】
請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルと少なくとも1つの他のポリマーとを含むことを特徴とするブレンド。
【請求項20】
前記他のポリマーが生分解性であることを特徴とする請求項19に記載のブレンド。
【請求項21】
前記生分解性ポリマーがポリ(ヒドロキシアルカノエート)、ポリカーボネート、ポリ(カプロラクトン)、脂肪族ポリエステル、脂肪族−芳香族コポリエステル、脂肪族−芳香族コポリエーテルエステル、脂肪族−芳香族コポリアミドエステル、スルホン化脂肪族−芳香族コポリエステル、スルホン化脂肪族−芳香族コポリエーテルエステル、スルホン化脂肪族−芳香族コポリアミドエステル、およびそれらから誘導される混合物よりなる群から選択されることを特徴とする請求項20に記載のブレンド。
【請求項22】
前記他のポリマーが非生分解性であることを特徴とする請求項19に記載のブレンド。
【請求項23】
前記他のポリマーが天然ポリマーであることを特徴とする請求項19に記載のブレンド。
【請求項24】
前記天然ポリマーがデンプンであることを特徴とする請求項23に記載のブレンド。
【請求項25】
請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルから形成されることを特徴とする造形品。
【請求項26】
フィルム、シート、繊維、メルトブローン容器、成形部品、および発泡部品よりなる群から選択されることを特徴とする請求項25に記載の造形品。
【請求項27】
請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするフィルム。
【請求項28】
約0.025mm〜約0.15mmの厚さを有することを特徴とする請求項27に記載のフィルム。
【請求項29】
請求項27に準ずることを特徴とする配向フィルム。
【請求項30】
二軸配向されていることを特徴とする請求項29に記載のフィルム。
【請求項31】
一軸配向されていることを特徴とする請求項29に記載のフィルム。
【請求項32】
請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含む層を含むことを特徴とする多層フィルム。
【請求項33】
基材と前記基材上のコーティングとを含む物品であって、前記コーティングが請求項1に記載の脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする物品。
【請求項34】
前記コーティングが約0.2〜約15ミルの厚さを有することを特徴とする請求項33に記載の物品。
【請求項35】
前記コーティングが約0.5〜約2ミルの厚さを有することを特徴とする請求項33に記載の物品。
【請求項36】
前記基材が布地、不織布、フォイル、紙、板紙、および金属よりなる群から選択されることを特徴とする請求項33に記載の物品。
【請求項37】
請求項1のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを上に積層された基材を含むことを特徴とする物品。
【請求項38】
前記基材が紙、板紙、ボール紙、ファイバーボード、セルロース、デンプン、プラスチック、ポリスチレンフォーム、ガラス、金属、ポリマーフォーム、有機フォーム、無機フォーム、有機−無機フォーム、およびポリマーフィルムよりなる群から選択されることを特徴とする請求項37に記載の物品。
【請求項39】
請求項37に記載の物品を含むことを特徴とするパッケージ。
【請求項40】
請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするラップ。
【請求項41】
請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするシート。
【請求項42】
少なくとも約0.50mmの厚さを有することを特徴とする請求項41に記載のシート。
【請求項43】
請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする繊維。
【請求項44】
約0.1〜約100のデニールを有することを特徴とする請求項43に記載の繊維。
【請求項45】
約0.5〜20のデニールを有することを特徴とする請求項43に記載の繊維。
【請求項46】
請求項1に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルと少なくとも1つの他のポリマーとを含むことを特徴とする繊維。
【請求項47】
前記スルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルと1つまたは複数の天然繊維とのブレンドを含むことを特徴とする請求項43に記載の繊維。
【請求項48】
不均一な繊維であることを特徴とする請求項43に記載の繊維。
【請求項49】
請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする発泡品。
【請求項50】
請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルから形成されることを特徴とする造形品。
【請求項51】
フィルム、シート、繊維、メルトブローン容器、成形部品、および発泡部品よりなる群から選択されることを特徴とする請求項50に記載の造形品。
【請求項52】
請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするフィルム。
【請求項53】
約0.025mm〜約0.15mmの厚さを有することを特徴とする請求項52に記載のフィルム。
【請求項54】
請求項52に準ずることを特徴とする配向フィルム。
【請求項55】
請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含む層を含むことを特徴とする多層フィルム。
【請求項56】
基材と前記基材上のコーティングとを含む物品であって、前記コーティングが請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする物品。
【請求項57】
請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを上に積層された基材を含むことを特徴とする物品。
【請求項58】
請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするラップ。
【請求項59】
請求項15に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするシート。
【請求項60】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする発泡品。
【請求項61】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルから形成されることを特徴とする造形品。
【請求項62】
フィルム、シート、繊維、メルトブローン容器、成形部品、および発泡部品よりなる群から選択されることを特徴とする請求項61に記載の造形品。
【請求項63】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするフィルム。
【請求項64】
約0.025mm〜約0.15mmの厚さを有することを特徴とする請求項63に記載のフィルム。
【請求項65】
請求項63に準ずることを特徴とする配向フィルム。
【請求項66】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含む層を含むことを特徴とする多層フィルム。
【請求項67】
基材と前記基材上のコーティングとを含む物品であって、前記コーティングが請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする物品。
【請求項68】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを上に積層された基材を含むことを特徴とする物品。
【請求項69】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするラップ。
【請求項70】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするシート。
【請求項71】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする発泡品。
【請求項72】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルから形成されることを特徴とする造形品。
【請求項73】
フィルム、シート、繊維、メルトブローン容器、成形部品、および発泡部品よりなる群から選択されることを特徴とする請求項72に記載の造形品。
【請求項74】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするフィルム。
【請求項75】
約0.025mm〜約0.15mmの厚さを有することを特徴とする請求項74に記載のフィルム。
【請求項76】
請求項75に準ずることを特徴とする配向フィルム。
【請求項77】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含む層を含むことを特徴とする多層フィルム。
【請求項78】
基材と前記基材上のコーティングとを含む物品であって、前記コーティングが請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする物品。
【請求項79】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを上に積層された基材を含むことを特徴とする物品。
【請求項80】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするラップ。
【請求項81】
請求項19に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするシート。
【請求項82】
請求項23に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする発泡品。
【請求項83】
請求項23に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする造形品。
【請求項84】
フィルム、シート、繊維、メルトブローン容器、成形部品、および発泡部品よりなる群から選択されることを特徴とする請求項83に記載の造形品。
【請求項85】
請求項23に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするフィルム。
【請求項86】
約0.025mm〜約0.15mmの厚さを有することを特徴とする請求項85に記載のフィルム。
【請求項87】
請求項85に準ずることを特徴とする配向フィルム。
【請求項88】
請求項23に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含む層を含むことを特徴とする多層フィルム。
【請求項89】
基材と前記基材上のコーティングとを含む物品であって、前記コーティングが請求項23に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とする物品。
【請求項90】
請求項23に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを上に積層された基材を含むことを特徴とする物品。
【請求項91】
請求項23に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするラップ。
【請求項92】
請求項23に記載のスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを含むことを特徴とするシート。
【請求項93】
基材を提供する工程と、前記基材を所望のパッケージ形態に成形する工程と、本質的に酸成分、グリコール成分、および100モル%酸成分を基準にして0〜約5.0モルパーセントの、多官能性の酸、グリコールまたはそれらの混合物から選択される多官能性分岐剤よりなるスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルであって、
前記酸成分が、
a.100モルパーセント全酸成分を基準にして約94.9〜約40.0モルパーセントの芳香族ジカルボン酸成分、および
b.100モルパーセント全酸成分を基準にして約5.0〜約50.0モルパーセントの脂肪族ジカルボン酸成分、および
c.100モルパーセント全酸成分を基準にして約0.1〜約5.0モルパーセントのスルホネート成分
を含み、かつ、
前記グリコール成分が、
a.第1グリコール成分として100モルパーセント全グリコール成分を基準にして約100〜約90.0モルパーセントの1,4−ブタンジオール、および
b.100モルパーセント全グリコール成分を基準にして0〜約5.0モルパーセントの1つまたは複数の第2グリコール成分
を含むスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを提供する工程と、
前記基材を前記スルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルで積層してまたはコーティングして前記パッケージを形成する工程と
を含むことを特徴とするパッケージの製造方法。
【請求項94】
前記基材が紙、板紙、無機フォーム、有機フォーム、および無機−有機フォームよりなる群から選択される材料を含むことを特徴とする請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記パッケージ形態がラッパー、ストレッチラップフィルム、バッグ、コップ、トレー、カートン、ボックス、ボトル、クレート、パッケージングフィルム、ブリスターパックラッパー、スキンパック、および開き容器よりなる群から選択されることを特徴とする請求項93に記載の方法。
【請求項96】
芳香族ジカルボン酸成分、脂肪族ジカルボン酸成分、スルホネート成分、本質的に1,4−ブタンジオールよりなる第1グリコール成分、任意選択的に第2グリコール成分、および任意選択的に多官能性分岐剤を含む反応混合物を提供する工程と、前記芳香族ジカルボン酸成分、前記脂肪族ジカルボン酸成分、前記スルホネート成分、前記第1グリコール成分、前記第2グリコール成分および前記多官能性分岐剤を重合させて酸成分、およびグリコール成分を含むスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルを形成する工程とを含むスルホン化脂肪族−芳香族コポリエステルの製造方法であって、
前記酸成分が、
a.100モルパーセント全酸成分を基準にして約94.9〜約40.0モルパーセントの芳香族ジカルボン酸成分、および
b.100モルパーセント全酸成分を基準にして約5.0〜約50.0モルパーセントの脂肪族ジカルボン酸成分、および
c.100モルパーセント全酸成分を基準にして約0.1〜約5.0モルパーセントのスルホネート成分
を含み、かつ、
前記グリコール成分が、
a.第1グリコール成分として100モルパーセント全グリコール成分を基準にして約100〜約90.0モルパーセントの1,4−ブタンジオール
を含む
ことを特徴とする方法。
【請求項97】
前記ポリエステルのグリコール成分が前記第1グリコール成分および前記第2グリコール成分の合計を基準にして、5.0モルパーセント以下の前記第2グリコール成分を含むような量で前記第2グリコール成分を提供する工程を含むことを特徴とする請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記ポリエステルが前記第1グリコール成分、前記第2グリコール成分、および前記多官能性分岐剤の合計を基準にして、5.0モルパーセント以下の前記多官能性分岐剤を含むような量で前記多官能性分岐剤を提供する工程を含むことを特徴とする請求項96に記載の方法。

【公表番号】特表2007−500769(P2007−500769A)
【公表日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522057(P2006−522057)
【出願日】平成16年7月28日(2004.7.28)
【国際出願番号】PCT/US2004/024463
【国際公開番号】WO2005/012390
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(390023674)イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー (2,692)
【氏名又は名称原語表記】E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY
【Fターム(参考)】