説明

スロットゲームを含むゲーム装置,該ゲーム装置に用いるゲームプログラムおよび記録媒体

【課題】目標物を特定の法則に基づいて射撃することでフューチャーを作り出し、その内容をスロットのリールに登録することにより、プレイヤが任意にスロットの当たりやすさや成立するスロット上の役をある程度コントロールできるスロットゲームを含むゲーム装置を提供する。
【解決手段】下液晶パネル14のインベーダ画面でプレイヤがインベーダを撃墜すると、画面右端のフューチャーパネルに撃墜したインベーダのログが登録される。フューチャーパネルにすべてが埋まると上液晶パネル13に表示されているスロットのリールのセルにインベーダのログがフューチャーパネルに表示された順序で表示される。全てのリールについてインベーダのログで表示されると、スロットゲームが開始する。停止することにより各方向に同じ絵柄が揃えば、対応の得点を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自機を操作して画面上の目標物を射撃するゲーム装置に関し、該射撃ゲームに連動して遊ぶことができるスロットゲームを含むゲーム装置,このゲーム装置のゲームをプレイするゲームプログラムおよび記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
スロットゲームは複数のリールを回転させ、各リールの回転を順番に停止することにより各リールに予め記載されている多種類の絵柄や符号が所定の方向に一列に揃ったり、所定の列に特定の絵柄や符号が停止したりすることにより、その並びに応じた賞を発生させるゲームである。
従来のスロットゲームは1つのリールの上に記載されている絵柄や符号、さらにリール上の並び順は決められており、プレイヤが変更することはできず、そのため複数のリールで並べることができる内容も予め決められた範囲で限定されたものである。
上記のようなスロットゲームは他のゲームの中のミニゲームという位置付けになっていてメインのゲームに特定の賞が発生した場合に起動されるものが存在する。
【0003】
したがって、メインゲームのゲーム内容に従ってつぎに起動されるスロットゲームも上述したようにリールで揃えることができることは限定的であった。
スロットゲームを含むゲーム機として特許文献1が提案されている。
特許文献1はメインゲームとしてのメダルプッシャゲームにスロットゲームを付加したものである。コインをメダルエントリーから投入することによりメダルプッシャ部分にメダルを射出し、チャッカーにメダルが入れば、傾斜ピンパネルの中央に設けられた液晶表示部のスロットが回転を開始するものである。各リールが順番に停止し、所定の並びになれば、大当たり払い出し部から傾斜ピンパネルに大量のメダルが払い出される。
【0004】
スロットの各リールに描かれている符号,絵柄は予め所定の配列で並べられており、リール毎の各符号,絵柄をプレイヤが選択的に設定することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−124624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は目標物を特定の法則に基づいて射撃することでフューチャーを作り出し、その内容をスロットのリールに登録することにより、プレイヤが任意にスロットの当たりやすさや成立するスロット上の役をある程度コントロールできるスロットゲームを含むゲーム装置を提供することにある。
本発明の他の目的は上記ゲーム機に用いられるゲームプログラムおよび記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、シューティングゲームで種々の標的を撃ち落としたり、または落ちものゲームで種々の標的を消滅させたりするゲームであって、該ゲームでの経過に伴ってスロットゲームを行うタイプのゲーム装置であって、前記シューティングゲームまたは落ちものゲームを行うゲーム画面と、複数のリールを備え、各リールに絵柄または符号を入れるための空枠を有するスロットゲーム画面と、標的を前記シューティングゲームで撃ち落とした、または落ちものゲームで消滅させた場合、各リール毎の空枠内に順番に撃ち落とした、または消滅させた標的を表示させる標的表示手段と、前記複数のリールのすべての空枠内に撃ち落とした、または消滅させた標的を表示して複数のリールを回転させ複数のリールを順番に停止させるリール停止手段と、すべてのリール停止により、所定の方向に同一の標的が並ぶか、または特定の標的が含まれた場合、対応の賞を発生させる賞発生手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2はゲームの開始により多数の種類の標的を出現させるとともに複数のスロットリールの空枠を表示させるゲーム開始処理ステップと、プレイヤの射撃操作により、多数の種類の標的の1つに当たると、当たった標的を打ち落とす処理を行う撃墜処理ステップと、打ち落とされた標的を打ち落とされた順番で画面の一部に設けられた表示枠に標的の種類を明示するログで表示する撃墜標的表示ステップと、1つのリールの空枠の数だけ前記表示枠に撃墜標的が表示されたとき、対応のリールの空枠に前記表示枠に表示された撃墜標的を移し変えてそのリールの回転を開始し、さらにつぎのリールの空枠の数だけ同様に標的を打ち落としたとき、そのリールに撃墜標的を移し変えてつぎのリールの回転を開始する回転処理ステップと、すべてのリールの空枠が埋まった結果、回転を開始したリールを所定の順番に停止させるリール停止ステップと、停止したリールにより作られる所定の方向の枠内の標的の種類が一致するか、所定の方向に特別な標的が含まれているとき対応の賞を発生させる賞発生ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の請求項3は請求項2記載のゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0008】
上記構成によれば、プレイヤが任意にスロットのリールの絵柄,符号や順番を登録できるので、スロットの戦略性が増加する。また、リールの絵柄,符号を任意に登録できるのでスロットの役を容易に追加、修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明によるスロットゲームを含むゲーム装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明によるスロットゲームを含むゲーム装置の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図3A】本発明によるスロットゲームを含むゲーム装置の動作ステップを説明するためのフローチャートで、前半の部分である。
【図3B】本発明によるスロットゲームを含むゲーム装置の動作ステップを説明するためのフローチャートで、後半の部分である。
【図4A】標的と破壊した標的のログを表示するフューチャーパネルの例を示す図である。
【図4B】3×3の枠を表示する上画面の例を示す図である。
【図5】各種類のインベーダの例を示す図である。
【図6】標的を破壊したときに、フューチャーパネルに破壊したインベーダを登録した状態を示す図である。
【図7A】フューチャーパネルに破壊した6個のインベーダが登録された状態を示す図である。
【図7B】6個のインベーダを破壊してAリールが完成した状態を示す図である。
【図8A】フューチャーパネルに破壊した6個のインベーダが登録された状態を示す図である。
【図8B】Aリールに続きつぎのBリールが完成した状態を示す図である。
【図9A】フューチャーパネルに破壊した6個のインベーダが登録された状態を示す図である。
【図9B】A,Bリールに続きつぎのCリールが完成した状態を示す図である。
【図10】完成した各リールが停止して赤2タイプのインベーダが揃った状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は本発明によるスロットゲームを含むゲーム装置の外観を示す斜視図である。
ゲーム装置は携帯ゲーム機10で、使用時、開けて用いる折り畳み式であり、上側筐体1と下側筐体2とから構成される。
下側筐体2の中央に下液晶パネル14が配置され、左端付近に十字ボタン5が、右端付近にXボタン6,Yボタン7,Aボタン8,Bボタン9が配置され、さらにSTARTボタン12,SELECTボタン11が配置されている。
【0011】
上側筐体1に上液晶パネル13が配置され、上液晶パネル13の左右にスピーカ3,4が配置されている。
上液晶パネル13にはスロットゲームのリールを3個配した画像が表示されている。各リールA,B,Cのセルにはそれぞれ6個の絵柄が順番に入るようになっており、各リールA,B,Cの1番目から3番目の空のセルがそれぞれ表示されている。各リールの空きのセルに1番目,2番目の順序で撃墜した種類のインベーダで埋めていき、6個のインベーダが埋まったとき、そのリールの絵柄が完成し、3個のリールA,B,Cがすべて完成したとき、スロットゲームが開始することとなる。
【0012】
下液晶パネル14にはインベーダゲームの一画面例が表示され、各種類のインベーダを撃墜することにより、下液晶パネル14の右側の表示枠であるフューチャーパネルに破壊したインベーダのログ(アイコン)を表示していく。
【0013】
図2は本発明によるスロットゲームを含むゲーム装置の回路の実施の形態を示すブロック図である。
ROM22に携帯ゲーム機全体を管理するための管理プログラムおよび多種類のゲームプログラムが格納されている。図示しない電源を投入すると、CPU21は管理プログラムを読み込み、携帯ゲーム機全体の管理を実行する。カード27がカード装着部26に装着されていれば、CPU21の指示の下にメモリカード読書回路25はカードに記録されている本発明によるスロットゲームを含むインベーダゲームソフトを読み込み、CPU21は、読み込んだインベーダゲームソフトをRAM23に格納する。
【0014】
そしてCPU21は上液晶パネル13に起動画面を表示し、起動画面からゲームソフトを選択するための画面を表示する。選択画面からROM22に格納されている多種類のゲームソフトやカードから読み込んだインベーダゲームソフトを実行するための選択が可能である。
プレイヤがSTARTボタン12,SELECTボタン11などを操作することによりゲームソフトの1つを選択すると、選択したゲームソフトを起動し、選択したゲームソフトの開始画面が上液晶パネル13,下液晶パネル14に表示される。
プレイヤが本発明によるインベーダゲームソフトを選択して起動し、STARTボタン12を押すことにより、下液晶パネル14にインベーダゲーム画面が現れ、上液晶パネル13に3つの空きセルのリールよりなるスロットが表示される。
【0015】
サウンド回路24はゲーム中の各場面での背景音などのサウンドをCPU21からの指示の下に発生させる回路である。サウンド回路24から発せられたサウンド信号はスピーカ3,4により再生出力される。
十字ボタン5は射撃位置の左右の移動などの機能や、画面上の対象の選択などに用いられる。Aボタン8は決定(射撃オン,スロット回転オフ,ゲーム続行など)、Bボタン9はキャンセル、Xボタン6が画面切り替え、Yボタン7が文字やカーソル切り替えなどを行う操作部である。プレイヤは各ボタンを操作してインベーダゲームの各タイプの赤インベーダ,青インベーダ,緑インベーダを打ち落とすことにより、打ち落としたタイプのインベーダがフューチャーパネルに順番に表示され、上液晶パネル13の各リールの空きセルが埋まっていく。
【0016】
図3A,図3Bは本発明によるスロットゲームを含むゲーム装置の動作ステップを説明するためのフローチャートである。
図5に各種類のインベーダの例を示す。赤,緑,青の色で表示され、それぞれの色について〔1〕タイプ,〔2〕タイプ,〔3〕タイプのインベーダが存在する。
インベーダゲームの起動によりCPU21は図4Aに示すようにゲーム開始の画面として下液晶パネル14に赤色,緑色,青色でそれぞれ形の異なる(各タイプ)インベーダ32〜37を出現させ、画面下部に自機の砲台30を表示し、右端にインベーダのログが入っていないフューチャーパネル38を表示する。
また図4Bに示すように、上液晶パネル13にスロットの空きセル状態の3つのリールA,B,Cを表示する。各リールの空きセルは1番目〜3番目が表示される(ステップ(以下「S」という)001)。
【0017】
プレイヤはこのような画面を見て最初のリールAの1番目のセルに入れる(登録する)インベーダを狙って撃つこととなる。
砲台30は十字ボタン5の左右のボタンを押すことにより左右に移動でき、プレイヤは該十字ボタン5を操作することにより狙うべきインベーダの前位置に移動させることができる。CPU21は砲台30より砲弾が発射されたか否かを判断する(S002)。
図4Aにプレイヤが赤〔2〕タイプインベーダ35を選択して射撃し砲弾31が放たれた状態が示されている。
【0018】
CPU21は砲弾が発射された場合、その砲弾がインベーダに当たったか否かを判断しており(S003)、インベーダに当たった場合、そのインベーダのログ、すなわち赤〔2〕タイプインベーダ35であれば、赤色で〔2〕タイプ形状のインベーダアイコンがフューチャーパネルの一番下に登録される(S004)。図6に砲弾31が当たって赤〔2〕タイプインベーダ35の破片35aが飛び散っている状態が示されており、フューチャーパネル38の一番下に赤色で〔2〕タイプ形状のインベーダアイコン38aが挿入されている。インベーダが打ち落とされれば、フューチャーパネル38の下から上に向かって順番に登録されていくこととなる。なお、この登録はCPU21内のメモリまたはRAM23に記憶される。
【0019】
CPU21は登録した後、フューチャーパネル38がすべて埋まったか否かを判断する(S005)。フューチャーパネルがすべて埋まっていない場合、プレイヤがつぎのインベーダを狙って撃つこととなり、弾がインベーダに当たったか否か判断するS002に移行する。
このような動作を繰り返してフューチャーパネル38がすべて(この場合6個)埋まった場合、スロットにフューチャーパネル38に登録されたインベーダが上から順に移動するように表示され、スロットが回転を開始する(S006)。
図7Aに砲台30が6個目に向けて砲弾31を発射し赤〔1〕タイプインベーダ32を破壊し、その破片32aが飛び散り、フューチャーパネル38にインベーダ32〜37が登録されている状態が示されており、図7BにスロットAのすべてのセルにフューチャーパネル38に登録されたインベーダが表示され、回転している状態が示されている。
【0020】
CPU21はつぎにスロットBが回転しているか否かを判断する(S007)。
スロットBは回転していないので、フューチャーパネルに登録されたインベーダアイコンをクリアし(S008)、ステップS001に戻る。CPU21はS001でつぎにプレイヤに撃墜すべきインベーダ群をインベーダ画面に出現させる。このインベーダ群の出現配列は最初(スロットAを作ったときの出現したインベーダ群)に出現させた配列と同じであっても、異なる配列であっても良い。
以下、スロットBへのインベーダ表示操作に対応し、S001〜S006の操作,処理が行われて撃墜したインベーダが表示されたスロットBが回転を開始する。
図8Aに砲台30が6個目に向けて砲弾31を発射し緑〔2〕タイプインベーダ36を破壊し、その破片36aが飛び散り、フューチャーパネル38にインベーダ32〜37が登録されている状態が示されており、図8BにスロットAに加え、すべてのセルにフューチャーパネル38に登録されたインベーダが表示されたスロットBがともに回転している状態が示されている。
【0021】
CPU21はS006の後、S007でスロットBが回転しているか否かを判断し、スロットBが回転しているためつぎにスロットCが回転しているか否かを判断する(S009)。スロットCが回転していないため、フューチャーパネルに登録されたインベーダアイコンをクリアし(S010)、ステップS001に戻る。CPU21はS001に戻ったとき、つぎにプレイヤに撃墜すべきインベーダ群をインベーダ画面に出現させる。このインベーダ群の出現配列は最初(スロットA,Bを作ったときの出現したインベーダ群)に出現させた配列と同じであっても、異なる配列であっても良い。
以下、スロットCへのインベーダ表示操作に対応しS001〜S006の操作,処理が行われて撃墜したインベーダが表示されたスロットCが回転を開始する。
【0022】
図9Aに砲台30が6個目に向けて砲弾31を発射し赤〔3〕タイプインベーダ34を破壊し、その破片34aが飛び散り、フューチャーパネル38にインベーダ32〜37が登録されている状態が示されており、図9BにスロットA,Bに加え、すべてのセルにフューチャーパネル38に登録されたインベーダが表示されたスロットCがともに回転している状態が示されている。
CPU21はS007,S009においてスロットB,Cが回転していることを判断をし、これによりスロットすべてが回転していると認識する(S011)。
ついでプレイヤがインベーダゲームを一時ストップさせるボタン、すなわちXボタン6を押したか否かを判断する(S012)。CPU21はXボタン6からのオン情報を受けると、順番にスロットA,スロットBを止め、最後にスロットCを停止させる(S013)。
【0023】
CPU21は左斜め方向に同じ絵のインベーダが並んだか否かを判断し(S014)、同じ絵のインベーダが並んだ場合、1000点獲得とする(S015)。
左斜め方向に同じ絵のインベーダが並んでいないか、またはS015で1000点獲得した場合、つぎに右斜め方向に同じ絵のインベーダが並んだか否かを判断し(S016)、同じ絵のインベーダが並んだ場合、1000点獲得とする(S017)。
右斜め方向に同じ絵のインベーダが並んでいないか、またはS017で1000点獲得した場合、ついで「1」の列に同じ絵のインベーダが並んだか否かを判断し(S018)、同じ絵のインベーダが並んだ場合、1000点獲得とする(S019)。
「1」の列に同じ絵のインベーダが並んでいないか、またはS019で1000点獲得した場合、つぎに「2」の列に同じ絵のインベーダが並んだか否かを判断し(S020)、同じ絵のインベーダが並んだ場合、1000点獲得とする(S021)。
【0024】
「2」の列に同じ絵のインベーダが並んでいないか、またはS021で1000点獲得した場合、ついで「3」の列に同じ絵のインベーダが並んだか否かを判断し(S022)、同じ絵のインベーダが並んだ場合、1000点獲得とする(S023)。「3」の列に同じ絵のインベーダが並んでいないか、またはS023で1000点獲得した場合、つぎはカラーについても同じような色が左右方向および「1」,「2」,「3」の列について並んでいるか否かを判断し、同様に並んでいる場合、1000点を獲得する(S024)。
図10に同じインベーダが並んだ例を示す。「2」の列に赤〔2〕タイプのインベーダが揃っている。
【0025】
プレイヤが獲得するトータルの得点は上記のようにして獲得した点数を加算したものとなる。
スロットゲームが終了すると、CPU21はプレイヤがインベーダゲームを続行するか否かの判断を行う(S025)。
プレイヤがゲーム続行するにはAボタン8を押す。Aボタン8が押されると、S001に戻り、インベーダゲームを引き続き行うことができる。Bボタン9が押されると、インベーダゲーム続行はキャンセルであり、ゲームの終了となる。
【0026】
以上の実施の形態は、スロットゲームを含むゲーム機としてインベーダゲームの例について説明したが、プレイヤがボールや弾を目標物に当てることにより消滅させる落ちものゲームなども適用できる。また、携帯ゲーム機ではなく、パソコンによるゲーム機,業務用ゲーム機,携帯電話によるゲーム機,業務用ゲーム機などで行う場合も適用される。
また、プレイヤの操作により目標物に当てるゲーム画面と、スロットゲーム画面が別々の画面ではなく、1つの画面で分割して表示する場合も本発明の特許請求の範囲内に含まれるものである。
さらにスロットゲームの並びについて、斜め方向または横方向に特別な標的が含まれている場合、得点を獲得可能とする構成にもできる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
携帯ゲーム機や業務用ゲーム機などのスロットゲームを含むゲーム機である。
【符号の説明】
【0028】
1 上側筐体
2 下側筐体
3,4 スピーカ
5 十字ボタン
6 Xボタン
7 Yボタン
8 Aボタン
9 Bボタン
10 携帯ゲーム機
11 SELECTボタン
12 STARTボタン
13 上液晶パネル
14 下液晶パネル
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 サウンド回路
25 メモリカード読書回路
26 カード装着部
27 カード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シューティングゲームで種々の標的を撃ち落としたり、または落ちものゲームで種々の標的を消滅させたりするゲームであって、該ゲームでの経過に伴ってスロットゲームを行うタイプのゲーム装置であって、
前記シューティングゲームまたは落ちものゲームを行うゲーム画面と、
複数のリールを備え、各リールに絵柄または符号を入れるための空枠を有するスロットゲーム画面と、
標的を前記シューティングゲームで撃ち落とした、または落ちものゲームで消滅させた場合、各リール毎の空枠内に順番に撃ち落とした、または消滅させた標的を表示させる標的表示手段と、
前記複数のリールのすべての空枠内に撃ち落とした、または消滅させた標的を表示して複数のリールを回転させ複数のリールを順番に停止させるリール停止手段と、
すべてのリール停止により、所定の方向に同一の標的が並ぶか、または特定の標的が含まれた場合、対応の賞を発生させる賞発生手段と、
を備えたことを特徴とするスロットゲームを含むゲーム装置。
【請求項2】
ゲームの開始により多数の種類の標的を出現させるとともに複数のスロットリールの空枠を表示させるゲーム開始処理ステップと、
プレイヤの射撃操作により、多数の種類の標的の1つに当たると、当たった標的を打ち落とす処理を行う撃墜処理ステップと、
打ち落とされた標的を打ち落とされた順番で画面の一部に設けられた表示枠に標的の種類を明示するログで表示する撃墜標的表示ステップと、
1つのリールの空枠の数だけ前記表示枠に撃墜標的が表示されたとき、対応のリールの空枠に前記表示枠に表示された撃墜標的を移し変えてそのリールの回転を開始し、さらにつぎのリールの空枠の数だけ同様に標的を打ち落としたとき、そのリールに撃墜標的を移し変えてつぎのリールの回転を開始する回転処理ステップと、
すべてのリールの空枠が埋まった結果、回転を開始したリールを所定の順番に停止させるリール停止ステップと、
停止したリールにより作られる所定の方向の枠内の標的の種類が一致するか、所定の方向に特別な標的が含まれているとき対応の賞を発生させる賞発生ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするゲームプログラム。
【請求項3】
請求項2記載のゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−279529(P2010−279529A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−134812(P2009−134812)
【出願日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(310009993)株式会社タイトー (207)
【Fターム(参考)】