説明

セッション管理装置、セッション管理システム、セッション管理方法、及びプログラム

【課題】互いに異なるシステムとして動作する2つのクライアント間のシームレスな連携を可能にし得る、セッション管理装置、セッション管理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】セッション管理装置30は、第1のクライアント11からのログイン情報が正当である場合に、第1のクライアントとアプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する第1の接続制御部31と、第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、第1のクライアント11にセッションIDを設定するセッション制御部32と、第2のクライアント12が第1のクライアント11から受け取ったセッションIDを用いてアプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求すると、セッションオブジェクトを用いて、第2のクライアントとアプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する第2の接続制御部33とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シンクライアント及びリッチクライアントのセッション管理を行うための、セッション管理装置、セッション管理システム、セッション管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、企業などで利用される情報システムとして、一般に、シンクライアントシステムと、リッチクライアントシステムとが知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。このうち、シンクライアントシステムは、クライアントコンピュータに最低限の機能しか付与せず、サーバ側でアプリケーションソフト及びファイルなどの資源を管理するシステムである。
【0003】
一方、リッチクライアントシステムは、クライントコンピュータにアプリケーションの実行環境を搭載したシステムである。また、リッチクライアントシステムにおいては、サーバは、必要に応じてクライアントコンピュータにアプリケーションをダウンロードさせる。
【0004】
このように、シンクライアントシステムとリッチクライアントシステムとは、全く異なるシステムである。このため、同一の企業内に両方のシステムが構築されている場合、実行される業務が同一であっても、別々のセッションによって管理されることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−242826号公報
【特許文献2】特開2009−031896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、シンクライアントシステムとリッチクライアントシステムとの両方が構築されている環境下においては、ユーザは、シンクライアントによって業務を行った後、リッチクライアントによって同一の業務を行う場合がある。また、逆に、ユーザが、リッチクライアントによって業務を行った後、シンクライアントによって同一の業務を行う場合もある。
【0007】
このような場合、一方のシステムで行った業務処理を、そのまま他方のシステムに引き継ぐことができれば便利である。しかしながら、シンクライアントによる処理とリッチクライアントによる処理とは、別々のセッションとして管理されており、ユーザはシステム毎に別々に認証を受ける必要がある。このため、ユーザにおける利便性を高めるため、シンクライアントシステムとリッチクライアントシステムとの間において、シームレスな連携が求められている。
【0008】
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、互いに異なるシステムとして動作する2つのクライアント間のシームレスな連携を可能にし得る、セッション管理装置、セッション管理システム、セッション管理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるセッション管理装置は、互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立する、セッション管理装置であって、
前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、第1の接続制御部と、
前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、セッション制御部と、
前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記セッション制御部から前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、第2の接続制御部と、を備えていることを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるセッション管理システムは、端末装置と、サーバ装置とを備えたセッション管理システムであって、
前記端末装置は、互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントを備え、
前記サーバ装置は、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部と、前記第1のクライアント及び前記第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立するセッション管理部とを備え、
前記セッション管理部は、
前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、第1の接続制御部と、
前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、セッション制御部と、
前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記セッション制御部から前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、第2の接続制御部と、を備えていることを特徴とする。
【0011】
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるセッション管理方法は、互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立するためのセッション管理方法であって、
(a)前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、ステップと、
(c)前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記(b)のステップで生成された前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、ステップと、を有することを特徴とする。
【0012】
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間におけるセッションの確立を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、ステップと、
(c)前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記(b)のステップで生成された前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上の特徴により、本発明における、セッション管理装置、セッション管理システム、セッション管理方法、及びプログラムによれば、互いに異なるシステムとして動作する2つのクライアント間のシームレスな連携が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本発明の実施の形態におけるセッション管理装置及びセッション管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態におけるセッション管理装置の動作を示すフロー図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態におけるセッション管理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
【図4】図4は、本発明の実施例におけるセッション管理装置及びセッション管理システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、セッション管理装置、セッション管理システム、セッション管理方法、及びプログラムについて、図1〜図3を参照しながら説明する。
【0016】
[装置構成]
最初に、図1を用いて、本実施の形態におけるセッション管理装置30及びセッション管理システム50について説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるセッション管理装置及びセッション管理システムの構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態におけるセッション管理装置の動作を示すフロー図である。
【0017】
図1に示すように、セッション管理システム50は、端末装置10と、サーバ装置20とを備えている。このうち、端末装置10は、クライアントコンピュータであり、互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント11及び第2のクライアント12を備えている。
【0018】
本実施の形態では、第1のクライアント11は、シンクライアントであり、第2のクライアント12は、リッチクライアントである。以下の説明では、「シンクライアント11」、「リッチクライアント12」と表記する。また、具体的には、シンクライアント11は、端末装置10が備えるブラウザで構成されている。一方、リッチクライアント12は、端末装置10に組み込まれたプログラムモジュールで構成されている。
【0019】
ユーザは、シンクライアント11又はリッチクライアント12を介して、サーバ装置20が用意するアプリケーションプログラムを利用し、業務を遂行する。このとき、従来においては、利用されるアプリケーションプログラムが同一であっても、使用するクライアントが異なる場合は、クライアント毎に別々にセッションを確立する必要があるが、本実施の形態では、後述するように、別々にセッションを確立する必要性はない。
【0020】
サーバ装置20は、セッション管理部30と、アプリケーション実行部40とを備えている。本実施の形態では、セッション管理部30及びアプリケーション実行部40は、サーバ装置20を構成するコンピュータにおいて、プログラムによって構築されている。
【0021】
セッション管理部30は、シンクライアント11及びリッチクライアント12それぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立する。アプリケーション実行部40は、各クライアントとの間でセッションが確立されると、セッションが確立されたクライアントに対して、アプリケーションプログラムを実行する。また、本実施の形態においては、セッション管理部30は、本実施の形態におけるセッション管理装置として機能する。以下の説明では、「セッション管理装置30」と表記する。
【0022】
図1に示すように、セッション管理装置30は、第1の接続制御部31と、セッション制御部32と、第2の接続制御部33とを備えている。第1の接続制御部31は、シンクライアント11から入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、シンクライアント11とアプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する。
【0023】
セッション制御部32は、第1のセッションが確立されると、第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、シンクライアント11に対してセッションIDを設定する。セッションオブジェクトは、具体的には、例えば、ログインユーザ情報(ユーザID及びパスワード等)、セッション確立時刻、最終アクセス時刻などの情報を含むスレッドである。
【0024】
また、本実施の形態では、セッション制御部32は、予め設定されたルールに基づいて、一意なセッションIDを採番する。更に、セッション制御部32は、シンクライアント11に組み込まれたクッキーにセッションIDを設定する。また、シンクライアント11は、セッションIDが設定されると、設定されたセッションIDをリッチクライアント12に渡す。
【0025】
また、セッション制御部32は、セッションオブジェクトの生成後、シンクライアント11の操作画面に、利用可能なリッチクライアント12を表示させることができる。この場合、ユーザは、表示されているリッチクライアント12の中から、利用するリッチクライアントを選択することができる。
【0026】
第2の接続制御部33は、リッチクライアント12が、シンクライアント11から受け取ったセッションIDを用いて、アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求すると、セッション制御部32からセッションオブジェクトを取得する。
【0027】
具体的には、本実施の形態では、第2の接続制御部33は、リッチクライアント12からアクセスされると、セッション制御部32からセッションIDを取得し、取得したセッションIDとリッチクライアントが保持するセッションIDとが一致するかどうかを判定する。そして、一致する場合は、第2の接続制御部33は、セッション制御部32からセッションオブジェクトを取得する。
【0028】
また、第2の制御部33は、セッションオブジェクトを取得すると、取得したセッションオブジェクトを用いて、リッチクライアント12とアプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する。このとき、セッションオブジェクトは、上述したように、第1のセッションの維持に必要な情報を保持していることから、第2の制御部33は、ユーザに、リッチクライアント12を介してログイン情報を入力させることなく、第2のセッションを確立することができる。
【0029】
また、本実施の形態においては、セッション制御部32は、第1のセッションがタイムアウトになっていないかどうかを判定し、タイムアウトになっていない場合にのみ、セッションオブジェクトの生成と、セッションIDの設定とを行うのが好ましい。第1のセッションがタイムアウトになっている場合は、セッションオブジェクトを用いて、後述する第2のセッションを設立することができなくなるからである。また、同様の趣旨から、第2の制御部33は、取得したセッションオブジェクトの最終アクセス時刻を更新するのが好ましい。
【0030】
[動作]
次に、本実施の形態におけるセッション管理装置30の動作について図2を用いて説明する。本発明の実施の形態におけるセッション管理装置の動作を示すフロー図である。また、以下の説明においては、適宜図1を参酌する。更に、本実施の形態では、セッション管理装置30を動作させることによって、本実施の形態におけるセッション管理方法が実施される。よって、本実施の形態におけるセッション管理方法の説明は、以下のセッション管理装置30の動作説明に代える。
【0031】
最初に、図2に示すように、第1の接続制御部31は、第1のクライアントであるシンクライアント11からのログイン情報の入力を受け付ける(ステップA1)。次に、第1の接続制御部31は、ログイン情報が正当である場合は、シンクライアント11とアプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する(ステップA2)。
【0032】
次に、第1のセッションが確立されると、セッション制御部32は、第1のセッションがタイムアウトになっているかどうかを判定する(ステップA3)。具体的には、セッション制御部32は、予めセッション毎に作成されている環境ファイルから、タイムアウト値を取得し、取得したタイムアウト値と、シンクライアント11で最後に行われた操作からの経過時間とを対比し、対比結果に基づいて判定を行う。
【0033】
ステップA3の判定の結果、タイムアウトになっている場合は、セッション制御部32は、第1のセッションを削除する。これにより、セッション管理装置30における処理は終了する。一方、ステップA3の判定の結果、タイムアウトになっていない場合は、セッション制御部32は、セッションオブジェクトを生成する(ステップA4)。
【0034】
次に、セッション制御部32は、一意なセッションIDを採番し、更に、シンクライアント11に組み込まれたクッキーにセッションIDを設定し(ステップA5)、続いて、シンクライアント11の操作画面に、利用可能なリッチクライアント12を表示させる(ステップA6)。
【0035】
ステップA6の実行後、第2の接続制御部33は、リッチクライアント12からアクセスがあったかどうかを判定する(ステップA7)。ステップA7の判定の結果、リッチクライアント12からのアクセスがない場合は、第2の接続制御部33は、待機状態となる。
【0036】
一方、ステップA7の判定の結果、リッチクライアント12からのアクセスがあった場合は、第2の接続制御部32は、セッション制御部32からセッションIDを取得し、取得したセッションIDとリッチクライアントが保持するセッションIDとが一致するかどうかを判定する(ステップA8)。
【0037】
ステップA8の判定の結果、一致しない場合は、第2の接続制御部33は、再度ステップA7を実行する。一方、ステップA8の判定の結果、一致する場合は、第2の接続制御部33は、セッション制御部32からセッションオブジェクトを取得し、更に、取得したセッションオブジェクトの最終アクセス時刻を更新する(ステップA9)。
【0038】
その後、第2の接続制御部33は、取得したセッションオブジェクトを用いて、リッチクライアント12とアプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する(ステップA10)。その後、第1のセッション及び第2のセッションが終了すると、セッション管理装置30における処理は終了する。
【0039】
以上の説明に示したように、本実施の形態では、第1のセッションの確立時には、ユーザによるログン情報の入力が求められるが、第2のセッションの確立時においては、ログイン情報の入力は求められていない。そして、それにも関わらず、第2のセッションが確立される。つまり、第1のセッションと第2のセッションとは、一つの連続したセッションとみなすことができ、本実施の形態によれば、シンクライアントとリッチクライアントとの間のシームレスな連携が可能となる。
【0040】
なお、上述した例では、第1のクライアント11がシンクライアントであり、第2のクライアントがリッチクライアントである例について説明しているが、本実施の形態は、これらが入れ替わった態様であっても良い。即ち、本実施の形態では、第1のクライアント11がリッチクライアントであり、第2のクライアント12がとシンクライアントであっても良い。
【0041】
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図2に示すステップA1〜A10を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態におけるセッション管理装置30とセッション管理方法とを実現することができる。
【0042】
この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、第1の接続制御部31、セッション制御部32、及び第2の接続制御部33として機能し、処理を行なう。また、このようなコンピュータとしては、本実施の形態においては、サーバ装置20を構成しているサーバコンピュータが挙げられる。
【0043】
ここで、実施の形態におけるプログラムを実行することによって、セッション管理装置30を実現するコンピュータについて図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態におけるセッション管理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
【0044】
図3に示すコンピュータ110は、図1に示したサーバ装置20として機能するサーバコンピュータである。図3に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
【0045】
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
【0046】
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
【0047】
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash)及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
【実施例】
【0048】
次に、図4を用いてセッション管理装置及びセッション管理システムの実施例について説明する。図4は、本発明の実施例におけるセッション管理装置及びセッション管理システムの構成を示すブロック図である。
【0049】
図4に示すように、本実施例では、セッション管理装置は、サーバ装置20に組み込まれたサーブレット(Servlet)130によって構築されている。また、サーブレット130は、第1の接続制御部として機能するコントロールサーブレット131と、セッション制御部として機能するセッションコントローラ132と、第2の接続制御部として機能するWebサービス133とを備えている。
【0050】
コントロールサーブレット131、セッションコントローラ132、及びWebサービス133は、それぞれ、モジュール化されたJAVA(登録商標)プログラムによって構成されている。
【0051】
また、図4に示すように、本実施例では、アプリケーション実行部は、複数個のアプリケーションプログラムを備えたEJB(Enterprise Java Beans)140によって構築されている。EJB140に備えられるアプリケーションプログラムとしては、認証アプリケーション、検索アプリケーションなどが挙げられる。
【0052】
更に、本実施例において、シンクライアント11は、Webアプリケーションを実行するためのWebブラウザで構成されており、リッチクライアント12は、“ClickOnce”などの技術によって端末装置に配布されたプログラムモジュールによって構成されている。
【0053】
以上の構成により、本実施例においては、ユーザは、先ず、シンクライアント11として機能するWebブラウザの画面上で、業務を実行するための特定のサイトにアクセスする。この特定のサイトは、サーバ装置20によって提供されている。そして、ログイン情報が正当であれば、コントロールサーブレット131は、セッションを確立し、切断・タイムアウトされるまで、このセッション(第1のセッション)を維持する。
【0054】
次に、セッションコントローラ132は、第1のセッションがタイムアウトでないかどうかを監視、タイムアウトでない場合は、セッションオブジェクトを生成すると共に、シンクライアント11のクッキーにセッションIDを設定する。また、セッションコントローラ132は、このとき、シンクライアント132の画面に、使用可能なリッチクライアントの一覧を表示させる。
【0055】
そして、ユーザが、いずれかのリッチクライアント12を起動させると、リッチクライアント12からWebサービス133にセッションIDが渡される。次に、Webサービス133は、このセッションIDと、セッション制御部32が保持していたセッションIDとが一致すると、セッション制御部32からセッションオブジェクトを取得する。
【0056】
次に、Webサービス133は、セッションオブジェクトの最終アクセス時刻を更新し、更新済みのセッションオブジェクトを用いて、シンクライアントが利用しているアプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する。
【0057】
このように、本実施例において、第2のセッションは、ユーザにログイン情報の入力を求めることなく確立されており、シンクライアントとリッチクライアントとの間では、シームレスな連携が可能となっている。
【0058】
また、上述した実施の形態及び実施例の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記16)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
【0059】
(付記1)
互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立する、セッション管理装置であって、
前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、第1の接続制御部と、
前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、セッション制御部と、
前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記セッション制御部から前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、第2の接続制御部と、
を備えていることを特徴とするセッション管理装置。
【0060】
(付記2)
前記セッション制御部が、前記第1のセッションがタイムアウトになっていないかどうかを判定し、タイムアウトになっていない場合に、前記セッションオブジェクトの生成と、前記セッションIDの設定とを行い、
前記第2の接続制御部が、取得した前記セッションオブジェクトの最終アクセス時刻を更新し、その後、最終アクセス時刻が更新された前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のセッションを確立する、
付記1に記載のセッション管理装置。
【0061】
(付記3)
前記セッション制御部が、前記セッションオブジェクトの生成後、前記第1のクライアントの操作画面に、利用可能な前記第2のクライアントを表示させる、付記1または2に記載のセッション管理装置。
【0062】
(付記4)
前記第1のクライアント及び前記第2のクライアントのうち、一方がシンクライアントであり、他方がリッチクライアントである、付記1〜3のいずれかに記載のセッション管理装置。
【0063】
(付記5)
端末装置と、サーバ装置とを備えたセッション管理システムであって、
前記端末装置は、互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントを備え、
前記サーバ装置は、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部と、前記第1のクライアント及び前記第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立するセッション管理部とを備え、
前記セッション管理部は、
前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、第1の接続制御部と、
前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、セッション制御部と、
前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記セッション制御部から前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、第2の接続制御部と、
を備えていることを特徴とするセッション管理システム。
【0064】
(付記6)
前記セッション制御部が、前記第1のセッションがタイムアウトになっていないかどうかを判定し、タイムアウトになっていない場合に、前記セッションオブジェクトの生成と、前記セッションIDの設定とを行い、
前記第2の接続制御部が、取得した前記セッションオブジェクトの最終アクセス時刻を更新し、その後、最終アクセス時刻が更新された前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のセッションを確立する、
付記5に記載のセッション管理装置。
【0065】
(付記7)
前記セッション制御部が、前記セッションオブジェクトの生成後、前記第1のクライアントの操作画面に、利用可能な前記第2のクライアントを表示させる、付記5または6に記載のセッション管理装置。
【0066】
(付記8)
前記第1のクライアント及び前記第2のクライアントのうち、一方がシンクライアントであり、他方がリッチクライアントである、付記5〜7のいずれかに記載のセッション管理装置。
【0067】
(付記9)
互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立するためのセッション管理方法であって、
(a)前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、ステップと、
(c)前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記(b)のステップで生成された前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、ステップと、
を有することを特徴とするセッション管理方法。
【0068】
(付記10)
前記(b)のステップにおいて、前記第1のセッションがタイムアウトになっていないかどうかを判定し、タイムアウトになっていない場合に、前記セッションオブジェクトの生成と、前記セッションIDの設定とを行い、
前記(c)のステップにおいて、取得した前記セッションオブジェクトの最終アクセス時刻を更新し、その後、最終アクセス時刻が更新された前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のセッションを確立する、
付記9に記載のセッション管理方法。
【0069】
(付記11)
(d)前記(b)のステップにおける前記セッションオブジェクトの生成後、前記第1のクライアントの操作画面に、利用可能な前記第2のクライアントを表示させるステップを、更に有する付記9または10に記載のセッション管理方法。
【0070】
(付記12)
前記第1のクライアント及び前記第2のクライアントのうち、一方がシンクライアントであり、他方がリッチクライアントである、付記9〜11のいずれかに記載のセッション管理方法。
【0071】
(付記13)
互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間におけるセッションの確立を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、ステップと、
(c)前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記(b)のステップで生成された前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、ステップと、
を実行させるプログラム。
【0072】
(付記14)
前記(b)のステップにおいて、前記第1のセッションがタイムアウトになっていないかどうかを判定し、タイムアウトになっていない場合に、前記セッションオブジェクトの生成と、前記セッションIDの設定とを行い、
前記(c)のステップにおいて、取得した前記セッションオブジェクトの最終アクセス時刻を更新し、その後、最終アクセス時刻が更新された前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のセッションを確立する、
付記13に記載のプログラム。
【0073】
(付記15)
(d)前記(b)のステップにおける前記セッションオブジェクトの生成後、前記第1のクライアントの操作画面に、利用可能な前記第2のクライアントを表示させるステップを、更に前記コンピュータに実行させる付記13または14に記載のプログラム。
【0074】
(付記16)
前記第1のクライアント及び前記第2のクライアントのうち、一方がシンクライアントであり、他方がリッチクライアントである、付記13〜15のいずれかに記載のプログラム。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明によれば、互いに異なるシステムとして動作する2つのクライアント間のシームレスな連携が可能になる。本発明は、複数のクライアントが利用されるWebシステムなどに有効である。
【符号の説明】
【0076】
10 端末装置
11 シンクライアント(第1のクライアント)
12 リッチクライアント(第2のクライアント)
20 サーバ装置
30 セッション管理装置(セッション管理部)
31 第1の接続制御部
32 セッション制御部
33 第2の接続制御部
40 アプリケーション実行部
110 コンピュータ(サーバコンピュータ)
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス
130 サーブレット
131 コントロールサーブレット
132 セッションコントローラ
133 Webサービス
140 EJB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立する、セッション管理装置であって、
前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、第1の接続制御部と、
前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、セッション制御部と、
前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記セッション制御部から前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、第2の接続制御部と、
を備えていることを特徴とするセッション管理装置。
【請求項2】
前記セッション制御部が、前記第1のセッションがタイムアウトになっていないかどうかを判定し、タイムアウトになっていない場合に、前記セッションオブジェクトの生成と、前記セッションIDの設定とを行い、
前記第2の接続制御部が、取得した前記セッションオブジェクトの最終アクセス時刻を更新し、その後、最終アクセス時刻が更新された前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のセッションを確立する、
請求項1に記載のセッション管理装置。
【請求項3】
前記セッション制御部が、前記セッションオブジェクトの生成後、前記第1のクライアントの操作画面に、利用可能な前記第2のクライアントを表示させる、請求項1または2に記載のセッション管理装置。
【請求項4】
前記第1のクライアント及び前記第2のクライアントのうち、一方がシンクライアントであり、他方がリッチクライアントである、請求項1〜3のいずれかに記載のセッション管理装置。
【請求項5】
端末装置と、サーバ装置とを備えたセッション管理システムであって、
前記端末装置は、互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントを備え、
前記サーバ装置は、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部と、前記第1のクライアント及び前記第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立するセッション管理部とを備え、
前記セッション管理部は、
前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、第1の接続制御部と、
前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、セッション制御部と、
前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記セッション制御部から前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、第2の接続制御部と、
を備えていることを特徴とするセッション管理システム。
【請求項6】
互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間でセッションを確立するためのセッション管理方法であって、
(a)前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、ステップと、
(c)前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記(b)のステップで生成された前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、ステップと、
を有することを特徴とするセッション管理方法。
【請求項7】
互いに異なるシステムとして動作する第1のクライアント及び第2のクライアントそれぞれとアプリケーションプログラムとの間におけるセッションの確立を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記第1のクライアントから入力されたログイン情報が正当であることを条件にして、前記第1のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第1のセッションを確立する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで前記第1のセッションが確立されると、前記第1のセッションの維持に必要な情報を保持するセッションオブジェクトを生成し、更に、前記第1のクライアントに対してセッションIDを設定する、ステップと、
(c)前記第2のクライアントが、前記第1のクライアントから前記セッションIDを受け取り、受け取った前記セッションIDを用いて、前記アプリケーションプログラムとのセッションの確立を要求した場合に、前記(b)のステップで生成された前記セッションオブジェクトを取得し、取得した前記セッションオブジェクトを用いて、前記第2のクライアントと前記アプリケーションプログラムとの間に第2のセッションを確立する、ステップと、
を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−99017(P2012−99017A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−247731(P2010−247731)
【出願日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.COMPACTFLASH
【出願人】(390001395)NECシステムテクノロジー株式会社 (438)
【Fターム(参考)】