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セツレンカ抽出物、飲食品組成物および基礎化粧品組成物
説明

セツレンカ抽出物、飲食品組成物および基礎化粧品組成物

【課題】肝臓を保護する有効成分として、健康食品または医薬組成物に添加可能なセツレンカ抽出物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るセツレンカ抽出物は、少なくともフラボノイドと、クロロゲン酸と、シリンギンとを含み、肝臓疾患、関節リウマチ、高血圧、高血糖または高脂血症の予防または治療に用いられる。また、散剤、飲料、カプセルまたは錠剤の形式で健康食品または医薬品の有効成分とすることができる。さらに、保湿日焼け止めの効果を同時に有し、ゲル型、水包油型乳化型または油包水型乳化型の形式で基礎化粧品、メーキャップ化粧品または外用剤の有効成分とすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セツレンカ抽出物に関し、特に肝臓疾患、関節リウマチ、高血圧、高血糖または高脂血症を予防または治療するセツレンカ抽出物に関する。
【背景技術】
【0002】
肝癌は、肝細胞が異常に変化する疾患であり、制御されない異常分裂により癌化腫瘍を形成する。肝癌の形成は、B型およびC型肝炎への感染と関連する。台湾人のB型肝炎キャリア率は約16%であり、すなわち約360万人以上が潜在的な肝疾患のリスクを有している。科学家は、B型肝炎に感染している人の10〜20%が肝癌を罹患すると推計している。台湾では、肝癌患者の80〜90%がB型肝炎に感染したことがある。C型肝炎と肝癌との間の確実な関係は、研究中である。
【0003】
現在、ある種の肝疾患に罹った人が、比較的高い確率で原発性肝癌を罹患することが知られている。例えば、肝硬変(進行性の肝障害によりもたらされる疾患)の患者のうち、5〜10%が最終的に肝癌を罹患する。睡眠不足、過量飲酒および栄養失調などのよくない生活習慣が、いずれも肝硬変および肝癌をもたらすとしている研究もある。
【0004】
肝臓は、人体の最も重要な解毒器官であり、人体で唯一再生可能な器官でもある。ライフスタイルの関係により、多くの人が若い頃に仕事で充分に休息をとることができず、歳をとってから、裕福になっても金銭で健康を取り戻すことはできないことに気づく。肝癌の死亡率は高く、現在、台湾人の肝臓をいたわる意識が徐々に台頭してきており、各種の肝臓によい健康食品が次々と登場している。
【0005】
公知技術の各種の課題に鑑み、これを解決するため、本発明人は、長年の研究開発と多くの実務経験に基づき、前記欠点を改善する実現方法および根拠として、セツレンカ抽出物を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これに鑑み、本発明は、肝臓を保護する有効成分として、健康食品または医薬組成物に添加可能なセツレンカ抽出物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的に基づき、少なくともフラボノイドと、クロロゲン酸と、シリンギンとを含み、肝臓疾患、関節リウマチ、高血圧、高血糖または高脂血症を予防または治療する有効成分とすることが可能なセツレンカ抽出物を提供する。
【0008】
また、本発明は、肝臓疾患、関節リウマチ、高血圧、高血糖または高脂血症の予防または治療に用いるセツレンカ抽出物を含む飲食品組成物をさらに提供する。
【0009】
また、本発明は、基礎化粧品、メーキャップ化粧品または外用剤に応用可能なセツレンカ抽出物を含む保湿剤をさらに提供する。
【発明の効果】
【0010】
上述したように、本発明によりセツレンカ抽出物は、以下の利点を有する。
(1)このセツレンカ抽出物は、肝臓を保護する効果を有し、健康食品または医薬品の有効成分とすることができる。
(2)このセツレンカ抽出物は、保湿日焼け止めの効果を有し、基礎化粧品、メーキャップ化粧品または外用剤の有効成分とすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
テンザンセツレンは、キク科トウヒレン属の植物(Saussureu involucrata Kar.et Kin)であり、雪荷花とも呼ばれる。多年草であり、唯一雪線上で生長できる大型草本植物である。セツレンカは、新疆ウイグル自治区内の天山山脈、アルタイ山脈、崑崙山脈に分布しており、海抜3000メートル以上の雪山の石の隙間の中に生長し、辛い味で温める作用がある。
【0012】
本発明のセツレンカ抽出物は、以下のステップにより得られる。
1.乾燥セツレンカ粉末を提供する。
2.1−ブタノールでセツレンカ粉末を抽出する。
3.セツレンカ抽出物を1−ブタノールから分離する。
【0013】
このセツレンカ抽出物は、粉末または抽出液の仕様とすることができる。
【0014】
本発明のセツレンカ抽出物は、少なくともフラボノイドと、クロロゲン酸と、シリンギンとを含み、肝臓疾患、関節リウマチ、高血圧、高血糖または高脂血症などを予防または治療する効果を有する。フラボノイドの基本構造は、15の炭素原子が3個の環に配列したものであり、フラボノイドの主な違いは酸素を含む環にあり、構造により、フラボン類(Flavones)、フラボノール類(Flavonols)、イソフラボン類(Isoflavones)、フラバノン類(Flavanones)、アントシアニン(Anthocyanin)の5大分類に分かれる。フラボノイドは、天然の酸化防止剤であり、世界で最も強力な酸化防止剤として認められており、抗酸化能力は、ビタミンEの50倍、ビタミンCの20倍である。フラボノイドの分子構造は小さく、水溶性を有し、人体に吸収されやすい。蓄積性がなく、体内のラジカルを除去することができ、肝臓保護の主要成分である。クロロゲン酸(Chlorlgenic Acid)は、コーヒー豆の中に存在し、未焙煎のコーヒー豆中の含量は45%以上にも達する。クロロゲン酸は、高い抗酸化作用を有し、活性酸素を抑制し、癌および生活習慣病の予防に有効であるだけでなく、毛細血管を保護し、血栓を予防することもできる。クロロゲン酸は、非常に強い除去能力を有し、ラジカルに対抗する能力が極めてよく、効果的に破壊力が最も強いヒドロキシルラジカルを除去または抑制することができる。シリンギンは、強力な抗肝毒性薬であり、ミクロソーム酵素系の酵素活性を回復し、脂質過酸化作用を抑制することにより、肝毒性物質の代謝を促進し、肝機能を改善して正常化させることができる。
【0015】
本発明のセツレンカ抽出物は、アミノ酸、ウンベリフェロン、スコポレチン、アピゲニン、シトステロールおよびコルヒチンのうちの1種または2種以上の混合物をさらに含むことができる。アミノ酸は、人体のpHを効果的に調節し、人体の免疫力を増強し、疲労を防止することができる。ウンベリフェロンは、顕著な抗菌、降圧、鎮静、鎮痙作用を有する。スコポレチンは、アレルギー反応抑制、消炎、鎮痛、痰切りの作用を有し、慢性気管支炎の治療に極めて優れた効果を有する。アピゲニンは、平滑筋鎮痙および抗胃潰瘍の作用を有する。シトステロールは、血圧および肝臓中のコレステロールを下げる作用を有する。コルヒチンは、細胞有糸分裂の典型的な代表であり、癌細胞の増殖を抑制することができ、臨床において、癌の治療に用いられており、特に乳癌に対してある程度の治療効果を有し、皮膚癌、白血病に対してもある程度の作用を有する。
【実施例】
【0016】
本発明によるセツレンカ抽出粉末50グラム、微結晶セルロース25グラムおよびラクトース25グラムを均一に混ぜて容積500ミリリットルのカプセルに充填した。肝機能数値(GOT、GPT)が高すぎる夜勤作業員15人にテンザンセツレンカプセルを1日1錠服用させ、30日後に測定した結果、すべての人の肝機能数値がいずれも初期値よりも低く、かつそのうち6人の肝機能数値がすでに正常範囲内にあった。また、本発明のセツレンカ抽出物は、散剤、飲料、カプセルまたは錠剤とすることができる。
【0017】
本発明によるセツレンカ抽出液50グラム、増粘剤3グラムおよび水47グラムを均一に混ぜてゲル状基礎化粧品とした。女性会社員15人に毎日朝晩顔に塗布させ、30日後に測定し、皮膚計測機器MPA580のCorneometer(R)CM825プローブで表皮水分測定を行った。30日後に測定した結果、すべての人の表皮水分含量にいずれも上昇現象が認められ、かつ平均表皮水分含量は、使用前の61.3から使用後の65.4まで上昇し、6.91%増加した。
【0018】
上述した内容は、例示的なものでしかなく、制限的なものではない。本発明の主旨および範疇を逸脱せずに行われた同等の修正または変更は、いずれも特許請求の範囲内に含まれるものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともフラボノイドと、クロロゲン酸と、シリンギンとを含み、肝臓疾患、関節リウマチ、高血圧、高血糖または高脂血症の予防または治療に用いられるセツレンカ抽出物。
【請求項2】
アミノ酸、ウンベリフェロン、スコポレチン、アピゲニン、シトステロールおよびコルヒチンのうちの1種または2種以上の混合物をさらに含む請求項1に記載のセツレンカ抽出物。
【請求項3】
粉末または液体の形式である請求項1または請求項2に記載のセツレンカ抽出物。
【請求項4】
1−ブタノールを抽出溶剤とした請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のセツレンカ抽出物。
【請求項5】
請求項1に記載のセツレンカ抽出物を含む飲食品組成物。
【請求項6】
アミノ酸、ウンベリフェロン、スコポレチン、アピゲニン、シトステロールおよびコルヒチンのうちの1種または2種以上の混合物をさらに含む請求項5に記載の飲食品組成物。
【請求項7】
散剤、飲料、カプセルまたは錠剤のいずれかの形式である請求項5または請求項6に記載の飲食品組成物。
【請求項8】
肝臓疾患、関節リウマチ、高血圧、高血糖または高脂血症の予防または治療に用いられる請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の飲食品組成物。
【請求項9】
請求項1に記載のセツレンカ抽出物を含む基礎化粧品組成物。
【請求項10】
アミノ酸、ウンベリフェロン、スコポレチン、アピゲニン、シトステロールおよびコルヒチンのうちの1種または2種以上の混合物をさらに含む請求項9に記載の基礎化粧品組成物。
【請求項11】
ゲル状、水中油型乳化状または油中水型乳化状である請求項9または請求項10に記載の基礎化粧品組成物。
【請求項12】
保湿、日焼け止めまたは美白の用途とする請求項9ないし請求項11のいずれか一項に記載の基礎化粧品組成物。

【公開番号】特開2011−136969(P2011−136969A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−299220(P2009−299220)
【出願日】平成21年12月29日(2009.12.29)
【出願人】(510004295)第一國際科技股▲分▼有限公司 (2)
【Fターム(参考)】