説明

セラミックヒータ、加熱装置、画像形成装置

【課題】セラミック基板厚を薄くした場合でも、セラミック基板の反りを抑制する。
【解決手段】長尺平板状の熱伝導率の高いSi製のセラミック基板11の長手方向に平行してAgとPd合金を主成分とする発熱抵抗体12,13を形成する。発熱抵抗体12,13の一端には通電用の電極14,15を、他端には接続導体16を接続し、発熱抵抗体12,13を直列的に接続する。発熱抵抗体12,13それに接続導体16上を、熱膨張の異なる少なくとも2種のフィラーが添加されているSiO-ZnO系ガラスの第1のオーバーコート層17で覆い、この第1のオーバーコート層17上をSiO−B系の低熱膨張ガラスの第2のオーバーコート層18を積層する。これにより、セラミック基板11の厚みを薄くした場合でも反りを抑制でき、ヒータの立ち上がり時の昇温速度を早くでき、セラミックヒータ100のオン/オフ制御時間が短縮できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報機器、家電製品や製造設備などの小型機器類に装着されて用いられる薄型のセラミックヒータおよびこのヒータを実装したプリンタ、複写機、ファクシミリやリライタブルカードリーダライタなどの加熱装置ならびにこの加熱装置を用いた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のセラミックヒータは、アルミナ(Al)、窒化アルミニウム(AlN)それに窒化ケイ素(Si)等の耐熱、絶縁性の材料で長尺状に形成された短冊状のセラミック基板が使われ、セラミック基板の長手方向上に沿って発熱抵抗体が形成され、この発熱抵抗体上をガラス系のオーバーコート層で覆い、発熱抵抗体の保護とセラミックヒータに基づき加熱される被加熱体のオーバーコート層上の摺動性の向上が図られている。(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−17225公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した特許文献1の技術は、Al基板よりも熱伝導率の高いAlN基板およびSi基板は熱膨張率が小さいため、熱膨張率の大きいオーバーコートガラス形成時に熱膨張率の違いによる基板のソリが発生しやすい。ヒータにソリが発生すると、定着不良や紙詰まりの原因となる。そのため、基板の厚さは0.6mm程度にし、機械的強度を高くすることで、ヒータのソリを発生しにくくする必要がある。しかし、基板厚が厚くなると、ヒータの熱容量が大きくなり、ヒータ入力時の昇温速度が悪くなる。例えば、短手1.0mm、長手285mm、厚さ0.6mmのAlN基板の場合、0.25℃/(sec.W)の昇温速度となる。ヒータ長よりも短いサイズの用紙を定着させた場合、通紙による吸熱のない非通紙部のヒータ温度が高くなる非通紙部昇温が発生した場合にも、熱容量が大きいヒータでは、細かな制御ができないため、非通紙部の温度が上がりやすい。例えば、入力400Wで、180℃で温度制御した場合、ヒータ入力のオン/オフ間隔に4.2秒程度かかってしまう、という問題があった。
【0005】
この発明の目的は、高い熱伝導率のセラミック基板厚を薄くした場合でも、ヒータの熱容量を小さくすることのできるセラミックヒータ、このヒータを用いた加熱装置、この加熱装置を用いた画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するために、この発明のセラミックヒータは、耐熱・絶縁性材料で形成した長尺平板状の熱伝導率の高いセラミック基板と、前記絶縁性基板上の長手方向に銀とパラジウムを主とする導電性成分により厚膜形成された発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体の両端に電力を供給する電極と、少なくとも前記電極を残して前記絶縁基板上に施したオーバーコート層と、を具備し、前記オーバーコート層および前記セラミック基板との関係から温度上昇速度を、0.45℃/(秒×W)としたことを特徴する。
【0007】
この発明の加熱装置は、請求項1〜6の何れかに記載のセラミックヒータと、前記セラミックヒータに形成された摺動層に対向配置し、該摺動層を圧接するように回転可能に支持された加圧ローラと、前記セラミックヒータと前記加圧ローラとの間を設けられ、前記加圧ローラの回転にともない前記セラミックヒータ上を摺動する定着フィルムと、を具備したことを特徴とする。
【0008】
この発明の画像形成装置は、媒体に形成された静電潜像にトナーを付着させてこのトナーを用紙に転写して所定の画像を形成する形成手段と、画像が形成された用紙を加圧ローラにより定着フィルムを介して前記ヒータに圧接しながら通過させることによって、トナーを定着するようにした請求項7記載の加熱装置と、を具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、熱伝導率が高く厚みの薄いセラミック基板を使用した場合でも、セラミック基板の反り抑制し、ヒータの熱容量を小さく、応答性の速いヒータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明のセラミックヒータに関する一実施形態について説明するための(a)は表面の構成図、(b)は裏面の構成図である。
【図2】図1のX−X’線の拡大断面図である。
【図3】図1の一端を切欠して示した斜視図である。
【図4】厚みが異なるSi製とAlN製のセラミック基板のセラミックヒータに印加される電力と昇温温度の関係について説明するための説明図である。
【図5】厚みが異なるSi製とAlN製のセラミック基板のセラミックヒータの温度制御を行った場合の反応速度について説明するための説明図である。
【図6】この発明の加熱装置に関する一実施形態について説明するための斜視図である。
【図7】図6の断面図である。
【図8】この発明の画像形成装置に関する一実施形態について説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1〜図3は、この発明のセラミックヒータに関する一実施形態について説明するための、図1(a)は表面の構成図、図1(b)は裏面の構成図、図2は図1のX−X’線の拡大断面図、図3は図1の一端を切欠して示した斜視図である。
【0013】
図1〜図3において、11は、アルミナ(Al)に比べて熱伝導率の高い例えば窒化ケイ素(Si)の耐熱、絶縁性の材料で長尺状に形成されたセラミック基板である。12,13は、絶縁基板11の表面側の長手方向に沿って平行に形成された銀(Ag)・パラジウム(Pd)の合金をはじめとする銀系材料や、ルテニウム系、炭素系等などの抵抗体ペーストを高温で焼成し、所定の抵抗値を有する厚膜からなる帯状の発熱抵抗体である。
【0014】
14,15は、それぞれ絶縁基板11上に形成された銀系の導体ペーストを焼成した良導電体膜の給電用の電極である。電極14は発熱抵抗体12の一端と、電極15は発熱抵抗体13の一端とそれぞれ接続導体14,15を介して接続する。発熱抵抗体12,13のそれぞれ他端は銀系の導体ペーストを焼成して形成した接続導体16で共通に接続する。これにより、発熱抵抗体12,13は電極14と15間に直列的に接続される。
【0015】
17は、発熱抵抗体12,13それに接続導体16を、ガラスペーストを用いて厚膜印刷方法により形成される第1のオーバーコート層である。18は、第1のオーバーコート層17上に、第1のオーバーコート層17とは成分の異なるガラスペーストを用いて厚膜印刷方法により形成される第2のオーバーコート層である。
【0016】
発熱抵抗体12,13上が直接覆われる第1のオーバーコート層17は、発熱抵抗体12,13含有されるガラス成分との反応を抑えるために、2種類以上のフィラーを含むガラス層により形成される。
【0017】
ところで、セラミック基板11の反りを抑制するためには、セラミック基板11とオーバーコート層との熱膨張率を考慮する必要がある。第1のオーバーコート層17は、Siの熱膨張率である4×10−7/℃との差が小さい、30〜40×10−7/℃程度の低熱膨張のSiO−B系ガラスを使用する必要がある。
【0018】
しかし、低熱膨張ガラスは、発熱抵抗体11,12とセラミック基板11との反応による発泡・クラックが発生したり、セラミック基板11との結着が弱いため剥れたりする場合がある。
【0019】
このことを考慮し、第1のオーバーコート層17、セラミック基板11との熱膨張率をマッチングさせるために低熱膨張フィラーである無機窒化物、それにガラス焼結を抑え発泡を抑制する無機酸化物の2種類が添加されたSiO(酸化ケイ素)-ZnO(酸化亜鉛)系ガラスを用いる。このとき、第1のオーバーコート層17を厚く形成すると、セラミック基板11との密着性が低下するため、20μm以下で形成することが望ましい。
【0020】
また、第2のオーバーコート層18は、SiO−B(酸化ホウ素)系の低熱膨張ガラスを用いる。
【0021】
図4は、厚みが0.3mmのSi製のセラミック基板11との発熱抵抗体12,13に印加される電力(W)と昇温温度(℃)の関係について説明するための説明図である。なお、図4でのセラミックヒータ100の仕様としては、セラミック基板11の短手方向の寸法を1.0mm、長手方向の寸法を285mm、厚さを0.3mmのSi基板とし、第1および第2のオーバーコート層17,18を上記した材料で形成した。
【0022】
図4から明らかなように、0.3mmのセラミック基板の場合には、例えば入力が1000Wのときに0.6mmのセラミック基板に比べて200℃/秒の差が生じ、0.3mmのセラミック基板が優位であり、これにはSi製のセラミック基板が実用に供する。
【0023】
ところで、熱伝導率の高いAlN製のセラミック基板の利用も考えられるが、AlN製のセラミック基板は、厚みを薄くした場合にクラック等の不具合が生じることからSi製のセラミック基板のようには薄くできない材料上の問題がある。
【0024】
図4から分かるように、0.3mmのSi製のセラミック基板とした場合の温度上昇速度Tは、0.45℃/(秒×W)となり、短時間での昇温を実現することが可能となる。
【0025】
図5は、厚みが0.3mmのセラミック基板にした場合と厚みが0.6mmのセラミック基板にした場合の、セラミックヒータにおける入力電力が400Wで180℃での温度制御を行った場合の反応速度について説明するための説明図である。
【0026】
図5の実線の波形は0.3mmのセラミック基板とした場合と破線の波形は0.6mmのセラミック基板とした場合に、発熱抵抗体12,13に電力が供給された以降のセラミックヒータの電力制御の状態を表している。
【0027】
図5から分かるように、セラミックヒータ100に供給される電力のオン/オフとの間隔が、0.6mmのセラミック基板にした場合の期間t1は4.2秒であるのに対し、0.3mmのセラミック基板にした場合の期間t2は3.4秒と10%程度ON-OFF時間を短縮できるため、細かな制御を行うことができる。
【0028】
この実施形態では、0.3mmのSi製のセラミック基板を使用するとともに、無機窒化物と無機酸化物の2種類が添加されたSiO-ZnO系ガラスを用いた第1のオーバーコート層とSiO−B系の低熱膨張ガラスを用いた第2のオーバーコート層を積層した。これにより、セラミック基板と第1および第2のオーバーコート層との熱膨張率の差を抑えることで、セラミック基板の厚みを薄くした場合でも反りを抑制でき、ヒータの立ち上がり時の昇温速度を早くすることができる。
【0029】
また、厚みが薄く熱伝導率の高いセラミック基板の利用を可能としたことにより、セラミックヒータのオン/オフ制御時間が短縮できることから細かな制御が可能となり、定着ムラの抑制にも寄与する。
【0030】
次に、上記したセラミックヒータ100を加熱装置200に実装した場合の、この発明の加熱装置に関する一実施形態について図6、図7を参照して説明する。図6は斜視図、図7は図6の断面図である。
【0031】
図6において、61は、ポリイミド樹脂等の耐熱性のフィルムをロール状にして循環自在に巻装された円筒状の定着フィルムである。この定着フィルム61は、支持体62の底部にセラミックヒータ100を固着させ、セラミックヒータ100にコネクタ631,632をリード線641,642介して電力を供給させ、加熱したセラミックヒータ100に形成された摺動層となる第2のオーバーコート層18に圧接加熱しながら移動させる。
【0032】
65は、その表面に耐熱性弾性材料である、たとえばシリコーンゴム層66が嵌合してある加圧ローラであり、加圧ローラ65の回転軸67と対向してセラミックヒータ100が、定着フィルム61と並置して図示しない基台内に取り付けられている。加圧ローラ65は、定着フィルム61と相互に圧接させることで、発熱抵抗体12,13と加圧ローラ65とで形成される図7に示すようなニップ部Nを形成するとともに、作動時にはそれぞれを矢印d1の方向に回転させる。
【0033】
このとき、第2のオーバーコート層18上に配置された定着フィルム61面とシリコーンゴム層66との間で、トナー像To1がまず定着フィルム61を介してセラミックヒータ100により加熱溶融され、少なくともその表面部は融点を大きく上回り完全に軟化して溶融する。この後、加圧ローラ65の用紙排出側では複写用紙Pがセラミックヒータ100から離れ、トナー像To2は自然放熱して再び冷却固化し、定着フィルム61も複写用紙Pから離反される。
【0034】
ここで、セラミックヒータ100に形成され、定着フィルム61上を摺動させる第2のオーバーコート層18は、長さは少なくもと発熱抵抗体12,13同じで発熱抵抗体12,13と対向するとする。幅は少なくとも定着フィルム61を挟んで発熱抵抗体12,13と加圧ローラ65とで形成されるニップ部Nとする。
【0035】
この実施形態では、薄いセラミック基板のセラミックヒータを使用できることから、ヒータの立ち上がり時の昇温速度を早くできるばかりか、熱伝導率の向上が図れることから細かなオン/オフ制御が可能となり、加熱の最適化に寄与する。
【0036】
次に、図8を参照して、この発明の加熱装置200を搭載した複写機を例とした、この発明の画像形成装置について説明する。図中、加熱装置200の部分は、上記した説明と同じであり、同一部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0037】
図8において、301は複写機300の筐体、302は筐体301の上面に設けられたガラス等の透明部材からなる原稿載置台で、矢印Z方向に往復動作させて原稿P1を走査する。
【0038】
筐体301内の上方向には光照射用のランプと反射鏡とからなる照明装置302が設けられており、この照明装置302により照射された原稿P1からの反射光源が短焦点小径結像素子アレイ303によって感光ドラム304上スリット露光される。なお、この感光ドラム304は矢印方向に回転する。
【0039】
また、305は帯電器で、例えば酸化亜鉛感光層あるいは有機半導体感光層が被覆された感光ドラム304上に一様に帯電を行う。この帯電器305により帯電された感光ドラム304には、結像素子アレイ303によって画像露光が行われた静電画像が形成される。この静電画像は、現像器306による加熱で軟化溶融する樹脂等からなるトナーを用いて顕像化される。
【0040】
カセット307内に収納されている複写用紙Pは、給送ローラ308と感光ドラム304上の画像と同期するタイミングをとって上下方向で圧接して回転される対の搬送ローラ309によって、感光ドラム304上に送り込まれる。そして、転写放電器310によって感光ドラム304上に形成されているトナー像は複写用紙P上に転写される。
【0041】
その後、感光ドラム304上から離れた用紙Pは、搬送ガイド311によって加熱装置200に導かれて加熱定着処理された後に、トレイ312内に排出される。なお、トナー像が転写された後、感光ドラム304上の残留トナーはクリーナ313を用いて除去される。
【0042】
加熱装置200は、複写用紙Pの移動方向と直交する方向に、この複写機300が複写できる最大判用紙の幅(長さ)に合わせた有効長、すなわち最大判用紙の幅(長さ)より長い発熱抵抗体を備えたセラミックヒータ100が、加圧ローラ65の外周に取り付けられたシリコーンゴム層66に加圧された状態で設けられている。
【0043】
そして、セラミックヒータ100と加圧ローラ65との間を送られる用紙P上の未定着トナー像T1は、発熱抵抗体12の熱を受け溶融して複写用紙P面上に文字、英数字、記号、図面等の複写像を現出させる。
【0044】
この実施形態では、ヒータの立ち上がり時の昇温速度を早くできるばかりか、熱伝導率の向上が図れることから細かなオン/オフ制御が可能となり、定着の最適化を図ることが可能となる。
【0045】
セラミックヒータの用途としては、複写機等の画像形成装置の定着用に用いたが、これに限らず、家庭用の電気製品、業務用や実験用の精密機器や化学反応用の機器等に装着して加熱や保温の熱源としても使用できる。
【符号の説明】
【0046】
100 セラミックヒータ
11 絶縁基板
12,13 発熱抵抗体
14,15 電極
16 接続導体
17 第1のオーバーコート層
18 第2のオーバーコート層
200 加熱装置
201 定着フィルム
203 加圧ローラ
300 複写機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
耐熱・絶縁性材料で形成した長尺平板状の熱伝導率の高いセラミック基板と、
前記絶縁性基板上の長手方向に銀とパラジウムを主とする導電性成分により厚膜形成された発熱抵抗体と、
前記発熱抵抗体の両端に電力を供給する電極と、
少なくとも前記電極を残して前記絶縁基板上に施したオーバーコート層と、を具備し、
前記オーバーコート層および前記セラミック基板との関係から温度上昇速度を、0.45℃/(秒×W)としたことを特徴するセラミックヒータ。
【請求項2】
前記セラミック基板は、アルミナ(Al)に比べて熱伝導率の高い材料で形成したことを特徴とする請求項1 記載のセラミックヒータ。
【請求項3】
前記オーバーコート層は、少なくとも前記発熱抵抗体を覆う第1のオーバーコート層と、該第1のオーバーコート層上に形成されるとともにガラス成分の異なる第2のオーバーコート層とから構成する請求項1記載のセラミックヒータ。
【請求項4】
前記第1のオーバーコート層は、熱膨張の異なる少なくとも2種のフィラーが10%以下で添加されているSiO-ZnO系ガラスを用いたことを特徴とする請求項3記載のセラミックヒータ。
【請求項5】
前記第1のオーバーコート層に添加されるフィラーは、無機酸化物と無機窒化物であることを特徴とする請求項4記載のセラミックヒータ。
【請求項6】
前記第2のオーバーコート層は、SiO−B系の低熱膨張ガラスを用いることを特徴とする請求項3記載のセラミックヒータ。
【請求項7】
請求項1〜6の何れかに記載のセラミックヒータと、
前記セラミックヒータに形成された摺動層に対向配置し、該摺動層を圧接するように回転可能に支持された加圧ローラと、
前記セラミックヒータと前記加圧ローラとの間を設けられ、前記加圧ローラの回転にともない前記セラミックヒータ上を摺動する定着フィルムと、を具備したことを特徴とする加熱装置。
【請求項8】
媒体に形成された静電潜像にトナーを付着させてこのトナーを用紙に転写して所定の画像を形成する形成手段と、
画像が形成された用紙を加圧ローラにより定着フィルムを介して前記ヒータに圧接しながら通過させることによって、トナーを定着するようにした請求項7記載の加熱装置と、を具備したことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−96464(P2011−96464A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−248194(P2009−248194)
【出願日】平成21年10月28日(2009.10.28)
【出願人】(000111672)ハリソン東芝ライティング株式会社 (995)
【Fターム(参考)】