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セラミド誘導体を用いる多発性嚢胞腎疾患の治療方法

対象における多発性嚢胞腎疾患を治療する方法には、有効量の構造式(1)により表される化合物、またはその医薬的に許容される塩を対象に投与するステップを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象における多発性嚢胞腎疾患を治療する方法であって、有効量の以下の構造式により表される化合物、


またはその医薬的に許容される塩を対象に投与するステップを含み、式中、
は、置換あるいは非置換アリール基、または置換あるいは非置換ヘテロアリール基であり、
Yは、−H、加水分解性基、または置換あるいは非置換アルキル基であり、
およびRは、それぞれ独立して−H、置換あるいは非置換脂肪族基、置換あるいは非置換アリール基、または置換あるいは非置換ヘテロアリール基であるか、またはRおよびRは、N(R)の窒素原子と一緒に置換あるいは非置換非芳香族複素環を形成し、
Xは、共有結合、−(CR−、−(CR−Q−、−O−、−S−または−NR−であり、
Qは、−O−、−S−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−C(S)S−、−C(O)NR−、−NR−、−NRC(O)−、−NRC(O)NR−、−OC(O)−、−SO−、−SO−、−S(O)−、−SONR−、または−NRSO−であり、
Xが−(CRの場合、Rは置換あるいは非置換脂肪族基、または置換あるいは非置換アリール基、置換あるいは非置換ヘテロアリール基、−CN、−NCS、−NOあるいはハロゲンであり、または
Xが−(CR以外である場合、Rは置換あるいは非置換脂肪族基、または置換あるいは非置換アリール基、もしくは置換あるいは非置換ヘテロアリール基であり、
およびRは、それぞれ独立して、−H、−OH、−SH、ハロゲン、置換あるいは非置換低アルコキシ基、置換あるいは非置換低アルキルチオ基、または置換あるいは非置換低脂肪族基であり、
各Rは、独立して−H、置換あるいは非置換脂肪族基、置換あるいは非置換アリール基、もしくは置換あるいは非置換ヘテロアリール基であるか、またはRおよびRは、NRの窒素原子と一緒に置換あるいは非置換非芳香族複素環基を形成し、
各Rは、独立して−H、置換あるいは非置換脂肪族基、置換あるいは非置換アリール基、または置換あるいは非置換ヘテロアリール基であり、
nは1、2、3、4または5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15であり、
mは1、2、3、4または5である、方法。
【請求項2】
は、アリール基またはヘテロアリール基であり、それぞれハロゲン、アルキル、ハロアルキル、Ar、−OR30、−O(ハロアルキル)、−SR30、−NO、−CN、−NCS、−N(R31、−NR31C(O)R30、−NR31C(O)OR32、−N(R31)C(O)N(R31、−C(O)R30、−C(S)R30、−C(O)OR30、−OC(O)R30、−C(O)N(R31、−S(O)30、−SON(R31、−S(O)R32、−SO32、−NR31SON(R31、−NR31SO32、−V−Ar、−V−OR30、−V−O(ハロアルキル)、−V−SR30、−V−NO、−V−CN、−V−N(R31、−V−NR31C(O)R30、−V−NR31CO32、−V−N(R31)C(O)N(R31、−V−C(O)R30、−V−C(S)R30、−V−CO30、−V−OC(O)R30、−V−C(O)N(R31−、−V−S(O)32、−V−SON(R31、−V−S(O)R32、−V−SO32、−V−NR31SON(R31、−V−NR31SO32、−O−V−Ar、−O−V−N(R31、−S−V−Ar、−S−V−N(R31、−N(R31)−V−Ar、−N(R31)−V−N(R31、−NR31C(O)−V−N(R31、−NR31C(O)−V−Ar、−C(O)−V−N(R31、−C(O)−V−Ar、−C(S)−V−N(R31、−C(S)−V−Ar、−C(O)O−V−N(R31、−C(O)O−V−Ar、−O−C(O)−V−N(R31、−O−C(O)−V−Ar、−C(O)N(R31)−V−N(R31、−C(O)N(R31)−V−Ar、−S(O)−V−N(R31、−S(O)−V−Ar、−SON(R31)−V−N(R31、−SON(R31)−V−Ar、−S(O)−V−N(R31、−S(O)−V−Ar、−S(O)−O−V−N(R31、−S(O)−O−V−Ar、−NR31SO−V−N(R31、−NR31SO−V−Ar、−O−[CH−O−、−S−[CH−S−および−[CH−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に独立して置換され、
各Vは、独立してC1−C10アルキレン基であり、
各Vは、独立してC2−C10アルキレン基であり、
Arは、アリール基またはヘテロアリール基であり、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、およびハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基と随意に置換され、
各R30は、独立して
i)水素、
ii)アリール基またはヘテロアリール基であって、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、およびハロアルキルより選択される1つまたは複数の置換基と随意に置換されるか、または
iii)ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、およびハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基と随意に置換されるアルキル基であり、
各R31は、独立してR30、−CO30、−SO30あるいは−C(O)R30であるか、または−N(R31と併せて、ハロゲン、=O、=S、=N(C1−C6アルキル)、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、(C1−C6アルコキシ)カルボニル、(C1−C6アルキル)カルボニル、C1−C6ハロアルコキシ、アミノ、(C1−C6アルキル)アミノ、および(C1−C6ジアルキル)アミノから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される非芳香族複素環基であり、
各R32は独立して、
i)ハロゲン、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、アルキルカルボニル、およびハロアルコキシならびにハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基でそれぞれ独立して随意に置換されるアリール基またはヘテロアリール基であるか、または
ii)ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、アルキルカルボニル、およびハロアルコキシならびにハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアルキル基であり、
各pは独立して1、2、3または4であり、
各qは独立して3、4、5または6である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
Yは−H、−C(O)R、−C(O)ORまたは−C(O)NRR′であり、
RおよびR′は、それぞれ独立して、−H、または、ハロゲン、−OH、−CN、−NCS、−NO、−NH、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、アリールおよびヘテロアリールから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるC1−C6脂肪族基、または、それぞれ独立してハロゲン、−OH、−CN、−NCS、−NO、−NH、C1−C6アルコキシ、低級ハロアルコキシ、C1−C6脂肪族基、およびC1−C6ハロ脂肪族基から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアリール基あるいはヘテロアリール基、であり、または
RおよびR′は、NRR′の窒素原子と併せて、ハロゲン、−OH、−CN、−NCS、−NO、−NH、C1−C6アルコキシおよびC1−C6ハロアルコキシ、並びに、ハロゲン、−OH、−CN、−NCS、−NO、−NH、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、アリール、およびヘテロアリールから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるC1−C6脂肪族基、並びに、それぞれ独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NCS、−NO、−NH、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6脂肪族基、およびC1−C6ハロ脂肪族基から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアリール基またはヘテロアリール基、から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される非芳香族複素環を形成する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
−N(R)は、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、−OR40、−O(ハロアルキル)、−SR40、−NO2、−CN、−N(R41、−NR41C(O)R40、−NR41C(O)OR42、−N(R41)C(O)N(R41、−C(O)R40、−C(S)R40、−C(O)OR40、−OC(O)R40、−C(O)N(R41、−S(O)42、−SON(R41、−S(O)R42、−SO42、Ar、V−Ar、−V−OR40、−V−O(ハロアルキル)、−V−SR40、−V−NO2、−V−CN、−V−N(R41、−V−NR41C(O)R40、−V−NR41CO42、−V−N(R41)C(O)N(R41、−V−C(O)R40、−V−C(S)R40、−V−CO40、−V−OC(O)R40、−V−C(O)N(R41−、−V−S(O)42、−V−SON(R41、−V−S(O)R42、−V−SO42、−O−V−Arおよび−S−V−Arから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される5員または6員非芳香族窒素含有複素環基であり、
各Vは、独立してC1−C4アルキレン基であり、
Arは、それぞれ独立して、ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアリール基またはヘテロアリール基であり、
各R40は独立して、
i)水素、
ii)それぞれ独立してハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアリール基あるいはヘテロアリール基、または
iii)ハロゲン、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるC1−C10アルキル基であり、
各R41は独立して、R40、−CO40、−SO40または−C(O)R40であるか、または
−N(R41と併せて、ハロゲン、=O、=S、=N(C1−C6アルキル)、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6ハロアルコキシ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、およびC1−C6ジアルキルアミノから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される非芳香族複素環基であり、
各R42は独立して、
i)ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアリール基あるいはヘテロアリール基、または
ii)ハロゲン、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるC1−C10アルキル基である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
およびRは、それぞれ独立して−H、−OH、ハロゲン、またはC1−C6アルコキシ、またはC1−C6アルキル基である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
Yは−Hである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
、RおよびRのそれぞれにより表される前記脂肪族基、前記アリール基、および前記ヘテロアリール基のそれぞれは独立して、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、Ar、Ar−Ar、−OR50、−O(ハロアルキル)、−SR50、−NO2、−CN、−NCS、−N(R51、−NR51C(O)R50、−NR51C(O)OR52、−N(R51)C(O)N(R51、−C(O)R50、−C(S)R50、−C(O)OR50、−OC(O)R50、−C(O)N(R51、−S(O)52、−SON(R51、−S(O)R52、−SO52、−NR51SON(R51、−NR51SO52、−V−Ar、−V−OR50、−V−O(ハロアルキル)、−V−SR50、−V−NO2、−V−CN、−V−N(R51、−V−NR51C(O)R50、−V−NR51CO52、−V−N(R51)C(O)N(R51、−V−C(O)R50、−V−C(S)R50、−V−CO50、−V−OC(O)R50、−V−C(O)N(R51−、−V−S(O)52、−V−SON(R51、−V−S(O)R52、−V−SO52、−V−NR51SON(R51、−V−NR51SO52、−O−V−Ar、−O−V−N(R51、−S−V−Ar、−S−V−N(R51、−N(R51)−V−Ar、−N(R51)−V−N(R51、−NR51C(O)−V−N(R51、−NR51C(O)−V−Ar、−C(O)−V−N(R51、−C(O)−V−Ar、−C(S)−V−N(R51、−C(S)−V−Ar、−C(O)O−V−N(R51、−C(O)O−V−Ar、−O−C(O)−V−N(R51、−O−C(O)−V−Ar、−C(O)N(R51)−V−N(R51、−C(O)N(R51)−V−Ar、−S(O)−V−N(R51、−S(O)−V−Ar、−SON(R51)−V−N(R51、−SON(R51)−V−Ar、−S(O)−V−N(R51、−S(O)−V−Ar、−S(O)−O−V−N(R51、−S(O)−O−V−Ar、−NR51SO−V−N(R51、−NR51SO−V−Ar、−O−[CHp’−O−、−S−[CHP’−S−、および−[CHq’−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換され、
各Vは、独立してC1−C10アルキレン基であり、
各Vは、独立してC2−C10アルキレン基であり、
各Arは、独立してアリール基またはヘテロアリール基であって、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、およびハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換され、
各R50は独立して、
i)水素、
ii)それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、およびハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアリール基またはヘテロアリール基、または
iii)ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、およびハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアルキル基であり、
各R51は独立してR50、−CO50、−SO50あるいは−C(O)R50であるか、または
−N(R51と併せて、ハロゲン、=O、=S、=N(C1−C6アルキル)、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6ハロアルコキシ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、およびC1−C6ジアルキルアミノから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される非芳香族複素環基であり、
各R52は独立して、
i)それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、およびハロアルキルから成る群より選択される1つまたは2つの置換基で随意に置換されるアリール基あるいはヘテロアリール基、または
ii)ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、およびハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアルキル基であり、
−N(R)で表される前記非芳香族複素環基は、ハロゲン、=O、=S、=N(C1−C6アルキル)、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、(C1−C6アルコキシ)カルボニル、(C1−C6アルキル)カルボニル、C1−C6ハロアルコキシ、アミノ、(C1−C6アルキル)アミノおよび(C1−C6ジアルキル)アミノから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換され、
各p’は1、2、3または4であり、
各q’は3、4、5または6である、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記化合物は、以下の構造式


により表されるか、またはその医薬的に許容される塩であり、式中、Rは随意に置換される脂肪族基である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、−OR30、−SR30、−N(R31、Ar、−V−OR30、−V−N(R31、−V−Ar、−O−V−Ar、−O−V−N(R31、−S−V−Ar、−S−V−N(R31、−N(R31)−V−Ar、−N(R31)−V−N(R31、−O−[CH−O−、−S−[CH−S−、および−[CH−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基であり、
Arは、ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基でそれぞれ随意に置換されるフェニル基であり、
各R30は独立して、
i)水素、
ii)ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基、または
iii)ハロゲン、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるC1−C10アルキル基であり、
各R31は独立してR30であるか、または−N(R31は、ハロゲン、=O、=S、=N(C1−C6アルキル)、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6ハロアルコキシ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、およびC1−C6ジアルキルアミノから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される非芳香族複素環基である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
−N(R)は、ピロリジニル、アゼチジニル、ピペリジニル、ピペラジニルであるか、または、ハロゲン、C1−C5アルキル、C1−C5ハロアルキル、ヒドロキシル、C1−C5アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C5アルコキシカルボニル、C1−C5アルキルカルボニル、またはC1−C5ハロアルコキシ、アミノ、C1−C5アルキルアミノ、およびC1−C5ジアルキルアミノから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるモルホリニル基である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
によって表される脂肪族基は、ハロゲン、C1−C10アルキル、C1−C10ハロアルキル、Ar、Ar−Ar、−OR50、−O(ハロアルキル)、−SR50、−NO、−CN、−N(R51、−NR51C(O)R50、−C(O)R50、−C(O)OR50、−OC(O)R50、−C(O)N(R51、−V−Ar、−V−OR50、−V−O(ハロアルキル)、−V−SR50、−V−NO、−V−CN、−V−N(R51、−V−NR51C(O)R50、−V−C(O)R50、−V−CO50、−V−OC(O)R50、−V−C(O)N(R51、−O−V−Ar、−O−V−N(R51、−S−V−Ar、−S−V−N(R51、−N(R51−V−Ar、−N(R51)−V−N(R51、−NR51C(O)−V−N(R51、−NR51C(O)−V−Ar、−C(O)−V−N(R51、−C(O)−V−Ar、−C(O)O−V−N(R51、−C(O)O−V−Ar、−O−C(O)−V−N(R51、−O−C(O)−V−Ar、−C(O)N(R51)−V−N(R51、−C(O)N(R51)−V−Ar、−O−[CHp’−O−および−[CHq’−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
Yは−Hである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
−N(R)は、非置換ピロリジニル、アゼチジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニル基である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
により表される前記フェニル基は、−OR30、アルキル、および−O−[CH−O−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
で表される前記脂肪族基は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−OR50、−Ar、−V−Ar、−V−OR50、−O(ハロアルキル)、−V−O(ハロアルキル)、−O−V−Ar、−O−[CH−O−および−[CH−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
Arは、ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基であり、
各R50は独立して、
i)水素、
ii)ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基、または
iii)ハロゲン、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるC1−C10アルキル基である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
は脂肪族基である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
−N(R)はN−ピロリジニルまたはN−モリホリニルである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
は4−ヒドロキシフェニルまたは3,4−エチレンジオキシ−1−フェニルである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
はC6−C18アルキル基である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
はC6−C8アルキル基である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
Xは−(CR−Q−であり、Qは−O−、−S−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−C(S)S−、−C(O)NR−、−NR−、−NRC(O)−、−NRC(O)NR−、−OC(O)−、−SO−、−SO−、−S(O)−、−SONR−、または−NRSO−であり、Rは−H、置換あるいは非置換脂肪族基、置換あるいは非置換アリール基、または置換あるいは非置換ヘテロアリール基であるか、または
Xは−O−、−S−または−NR−であり、Rは置換あるいは非置換脂肪族基、置換あるいは非置換アリール基、または置換あるいは非置換ヘテロアリール基であるか、または
Xは−(CR−であり、Rは置換あるいは非置換環状アルキル基、または置換あるいは非置換環状アルケニル基、置換あるいは非置換アリール基、または置換あるいは非置換ヘテロアリール基、−CN、−NCS、−NOまたはハロゲンであるか、または
Xは共有結合であり、Rは置換あるいは非置換アリール基、または置換あるいは非置換ヘテロアリール基であり、
nは1、2、3、4、5または6である、請求項7に記載の方法。
【請求項23】
前記化合物は、


から成る群より選択される構造式により表されるか、またはその医薬的に許容される塩であり、式中、Rは−HまたはC1−C6アルキルである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、−OR30、−SR30、−N(R31、Ar、−V−OR30、−V−N(R31、−V−Ar、−O−V−Ar、−O−V−N(R31、−S−V−Ar、−S−V−N(R31、−N(R31)−V−Ar、−N(R31)−V−N(R31、−O−[CH−O−、−S−[CH−S−、および−[CH−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基であり、
Arは、ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基でそれぞれ随意に置換されるフェニル基であり、
各R30は独立して、
i)水素、
ii)ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基、または
iii)ハロゲン、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるC1−C10アルキル基であり、
各R31は独立してR30であるか、または−N(R31は、ハロゲン、=O、=S、=N(C1−C6アルキル)、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6ハロアルコキシ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、およびC1−C6ジアルキルアミノから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、非芳香族複素環基である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
−N(R)は、ピロリジニル、アゼチジニル、ピペリジニルもしくはピペラジニルであるか、または、ハロゲン、C1−C5アルキル、C1−C5ハロアルキル、ヒドロキシル、C1−C5アルコキシ、ニトロ、シアノ、C1−C5アルコキシカルボニル、C1−C5アルキルカルボニル、もしくはC1−C5ハロアルコキシ、アミノ、C1−C5アルキルアミノ、およびC1−C5ジアルキルアミノから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるモルホリニル基である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
、RおよびRのそれぞれにより表される前記脂肪族基、前記アリール基、および前記ヘテロアリール基のそれぞれは独立して、ハロゲン、C1−C10アルキル、C1−C10ハロアルキル、Ar、Ar−Ar、−OR50、−O(ハロアルキル)、−SR50、−NO、−CN、−N(R51、−NR51C(O)R50、−C(O)R50、−C(O)OR50、−OC(O)R50、−C(O)N(R51、−V−Ar、−V−OR50、−V−O(ハロアルキル)、−V−SR50、−V−NO、−V−CN、−V−N(R51、−V−NR51C(O)R50、−V−C(O)R50、−V−CO50、−V−OC(O)R50、−V−C(O)N(R51−、−O−V−Ar、−O−V−N(R51、−S−V−Ar、−S−V−N(R51、−N(R51)−V−Ar、−N(R51)−V−N(R51、−NR51C(O)−V−N(R51、−NR51C(O)−V−Ar、−C(O)−V−N(R51、−C(O)−V−Ar、−C(O)O−V−N(R51、−C(O)O−V−Ar、−O−C(O)−V−N(R51、−O−C(O)−V−Ar、−C(O)N(R51)−V−N(R51、−C(O)N(R51)−V−Ar、−O−[CH'−O−、および−[CH'から成る基から選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記化合物は、以下の構造式


により表されるか、またはその医薬的に許容される塩であり、式中、Rは、随意に置換されるアリール基または随意に置換されるヘテロアリール基である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
−N(R)は、非置換ピロリジニル、アゼチジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニル基である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
により表される前記フェニル基は、−OR30、アルキル、および−O−[CH−O−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
は、アリール基またはヘテロアリール基であって、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−OR50、−Ar、−V−Ar、−V−OR50、−O(ハロアルキル)、−V−O(ハロアルキル)、−O−V−Ar、−O−[CHP’−O−、および−[CHq’−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
Arは、ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基であり、
それぞれR50は独立して、
i)水素、
ii)ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基、または
iii)ハロゲン、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるC1−C10アルキル基である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
−N(R)はN‐ピロリジニルまたはN−モルホリニルである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
mは1、2または3である、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
は、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、Ar、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、およびハロアルコキシから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるビアリール基である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記随意に置換されるビアリール基は、随意に置換されるビフェニル基である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
−(CH−R


であり、式中、フェニル環Aは、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、Ar、アルキル、ハロアルウキル、アルコキシ、ヒドロキシ、およびハロアルコキシから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
前記化合物は、


から成る群より選択される構造式により表されるか、またはその医薬的に許容される塩である、請求項26に記載の方法。
【請求項38】
−N(R)は、非置換ピロリジニル、アゼチジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニル基である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
で表される前記フェニル基は、−OR30、アルキル、および−O−[CH−O−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
は、
i)それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−OR50、−Ar、−V−Ar、−V−OR50、−O(ハロアルキル)、−V−(O(ハロアルキル)、−O−V−Ar、−O−[CH−O−および−[CHq’−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるアリール基またはヘテロアリール基であり、または
ii)ハロゲン、シアノ、ニトロ、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−OR50、−Ar、−V−Ar、−V−OR50、−O(ハロアルキル)、−V−O(ハロアルキル)、−O−V−Ar、−O−[CHp’−O−および−[CHq’−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される脂肪族基である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
Arは、ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基であり、
各R50は独立して、
i)水素、
ii)ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基、または
iii)ハロゲン、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるC1−C10アルキル基である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
−N(R)は、N−ピロリジニルまたはN−モルホリニルである、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
は、随意に置換されるアルキル基または随意に置換されるフェニル基である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
は、4−ヒドロキシフェニルまたは3,4−エチレンジオキシ−1−フェニルである、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
は、非置換アルキル基であるか、または−OH、−OCH、および−OCから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるフェニル基である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記化合物は、


から成る群より選択される構造式により表されるか、またはその医薬的に許容される塩である、請求項26に記載の方法。
【請求項47】
はアリール基、ヘテロアリール基、低アリールアルキル基、または低ヘテロアリールアルキル基であり、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、Ar、−OR50,−O(ハロアルキル)、−SR50、−NO、−CN、−N(R51、−NR51C(O)R50、−C(O)R50、−C(O)OR50、−OC(O)R50、−C(O)N(R51、−V−Ar、−V−OR50、−V−O(ハロアルキル)、−V−SR50、−V−NO、−V−CN、−V−N(R51、−V−NR51C(O)R50、−V−C(O)R50、−V−CO50、−V−OC(O)R50、−V−C(O)N(R51−、−O−V−Ar、−O−V−N(R51、−S−V−Ar、−S−V−N(R51、−N(R51)−V−Ar、−N(R51)−V−N(R51、−NR51C(O)−V−N(R51、−NR51C(O)−V−Ar、−C(O)−V−N(R51、−C(O)−V−Ar、−C(O)O−V−N(R51、−C(O)O−V−Ar、−O−C(O)−V−N(R51、−O−C(O)−V−Ar、−C(O)N(R51)−V−N(R51、−C(O)N(R51)−V−Ar、−O−[CHp’−O−、および−[CHq’−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
−N(R)は、非置換ピロリジニル、アゼチジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニル基である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
により表される前記フェニル基は、−OR30、アルキル、および−O−[CH−O−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
は、随意に置換されるアリールまたは随意に置換されるヘテロアリール基であり、それぞれハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−OR50、−Ar、−V−Ar、−V−OR50、−O(ハロアルキル)、−V−O(ハロアルキル)、−O−V−Ar、−O−[CHp’−O−、および−[CHq’−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記化合物は、


から成る群より選択される構造式により表されるか、またはその医薬的に許容される塩であり、式中、
kは1、2、3、4、5または6であり、
10
i)−H、または
ii)アリール基あるいはヘテロアリール基であり、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、およびハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換されるか、または
iii)C1−C6アルキル基であり、それぞれ随意に独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C10アルキル、C1−C10ハロアルキル、アミノ、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、C1−10アルコキシ、−O−[CHP’−O−、または−[CHq’−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で置換される、請求項26に記載の方法。
【請求項52】
−N(R)は、非置換ピロリジニル、アゼチジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニル基である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
で表される前記フェニル基は、−OR30、アルキル、および−O−[CH−O−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基で随意に置換される、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
10は、C1−C6アルキル基、随意に置換されるフェニル基、または随意に置換される単環または二環ヘテロアリール基である、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記化合物は、以下の構造式


により表されるか、またはその医薬的に許容される塩である、請求項26に記載の方法。
【請求項56】
−N(R)は非置換ピロリジニル、アゼチジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニル基である、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
で表される前記フェニル基は、−OR30、アルキル、および−O−[CHp’−O−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基と随意に置換される、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
で表される前記アリールおよび前記ヘテロアリール基はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−OR50、−Ar、−V−Ar、−V−OR50、−O(ハロアルキル)、−V−O(ハロアルキル)、−O−V−Ar、−O−[CHP’−O−および−[CHq’−から成る群より選択される1つまたは複数の置換基と随意に置換される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
Arは、ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基と随意に置換されるフェニル基であり、
各R50は独立して、
i)水素、
ii)ハロゲン、C1−C6アルキル、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基と随意に置換されるフェニル基、または
iii)ハロゲン、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C1−C6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、およびC1−C6ハロアルキルから成る群より選択される1つまたは複数の置換基と随意に置換されるC1−C10アルキル基である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
−N(R)は、N−ピロリジニルまたはN−モルホリニルである、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
は4−ヒドロキシフェニルまたは3,4−エチレンジオキシ−1−フェニルである、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記化合物は、






から成る群より選択されるか、またはその医薬的に許容される塩であり、式中、各環Aは独立して、ハロゲン、アルキル、およびアルコキシから成る群より選択される1つまたは複数の置換基と随意に置換される、
請求項1に記載の方法。
【請求項63】
前記多発性嚢胞腎疾患は、常染色体優性多発性嚢胞腎疾患である、請求項1に記載の方法。
【請求項64】
前記化合物は、以下の構造式


により表されるか、またはその医薬的に許容される塩である、請求項1に記載の方法。

【公表番号】特表2010−540638(P2010−540638A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−527996(P2010−527996)
【出願日】平成20年10月3日(2008.10.3)
【国際出願番号】PCT/US2008/011450
【国際公開番号】WO2009/045503
【国際公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(591042816)ジェンザイム コーポレーション (20)
【Fターム(参考)】