説明

セルフ読取装置

【課題】セルフ読取装置の利便性を向上させる。
【解決手段】実施形態のセルフ読取装置は、構造体と、第2の撮像部と、トレイと、を備える。前記構造体は、第1の撮像窓が正面部に設けられ前記第1の撮像窓の前方を撮像領域とする第1の撮像部を、有する。前記第2の撮像部は、可搬性を有し、撮像を行う。前記トレイは、前記構造体の側方に設けられ、前記第2の撮像部の載置および取り出しが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、セルフ読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スーパーマーケット等の小売店に設置され、客の操作を受けて、商品コードを撮像して読み取り、読み取った商品コードを用いて会計処理を行うセルフチェックアウト端末が知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このようなセルフチェックアウト端末は、利便性の向上が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
実施形態のセルフ読取装置は、構造体と、第2の撮像部と、トレイと、を備える。前記構造体は、第1の撮像窓が正面部に設けられ前記第1の撮像窓の前方を撮像領域とする第1の撮像部を、有する。前記第2の撮像部は、可搬性を有し、撮像を行う。前記トレイは、前記構造体の側方に設けられ、前記第2の撮像部の載置および取り出しが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】図1は、実施形態にかかるセルフチェックアウト端末を示す斜視図である。
【図2】図2は、実施形態にかかるセルフチェックアウト端末を示す正面図である。
【図3】図3は、実施形態にかかるセルフチェックアウト端末を示す平面図である。
【図4】図4は、実施形態にかかるセルフチェックアウト端末を示す側面図である。
【図5】図5は、実施形態にかかるセルフチェックアウト端末を示す側面図であって、籠載置部に籠が載置された状態を示す図である。
【図6】図6は、実施形態にかかる第2の撮像部がトレイへ載置された状態を示す斜視図である。
【図7】図7は、実施形態にかかるトレイを示す縦断側面図である。
【図8】図8は、実施形態にかかる袋保持部およびテープホルダを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。本実施形態は、セルフ読取装置をセルフチェックアウト端末101に適用した例である。なお、各図では、セルフチェックアウト端末101の前後方向の前方をX方向、セルフチェックアウト端末101の幅方向をY方向、セルフチェックアウト端末101の上下方向の上方をZ方向とする。
【0007】
図1ないし図4に示すように、本実施形態のセルフチェックアウト端末101は、基部としての決済端末201と、決済端末201の一側方に配置された籠載置装置301と、決済端末201の他側方に配置された秤装置401と、を備えている。
【0008】
決済端末201は、設置部としての床面に設置される台部202と、台部202の上面に立設された入出力部203と、を備えている。
【0009】
台部202は、第1の筐体210と、第1の筐体210に設けられた入出金装置211と、第1の筐体210に内蔵された情報処理装置(図示せず)と、を備えている。第1の筐体210は、概略直方体状に形成されている。第1の筐体210の正面部210aには、入出金装置211の硬貨入金口213、硬貨出金口214、紙幣入金口215、紙幣出金口216が設けられている。入出金装置211の機構部は、第1の筐体210に内蔵されている。入出金装置211は、硬貨入金口213から入金された硬貨および紙幣入金口215から入金された紙幣を、機構部の動作によって金種別に収納するとともに、情報処理装置からの指令を受けて硬貨出金口214や紙幣出金口216から釣り銭を機構部の動作によって払い出す。情報処理装置は、セルフチェックアウト端末101の各部を制御する制御部である。
【0010】
台部202の背面には、セルフチェックアウト端末101の現在の状態(正常状態やエラー発生状態等)を表示する表示ポール217が立設している。表示ポール217は、先端部に青色と赤色とに選択的に発光する発光部218を有する。
【0011】
入出力部203は、第2の筐体220と、第2の筐体220に設けられた第1の撮像部221と、第2の筐体220に設けられたレシートプリンタ222と、第2の筐体220の上端部に設けられた表示器223と、を有する。
【0012】
第2の筐体220は、第1の撮像部221およびレシートプリンタ222とともに、構造体224を構成している。構造体224は、第1の筐体210の上面210b(台部202の上面)に設けられている。構造体224は、第1の筐体210の上面210bの幅方向(Y方向)の中央部に配置されている。構造体224の正面部224a(第2の筐体220の正面壁)には、第1の撮像部221の第1の撮像窓221aと、レシートプリンタ222のレシート発行口222aとが上下方向に並んで設けられている。レシート発行口222aは、第1の撮像窓221aの下方に設けられている。このように、構造体224は、第1の筐体210の上面210bから上方に延出して設けられるとともに第1の撮像窓221aが設けられ、上端部に表示器223が設けられている。
【0013】
第1の撮像部221は、商品にバーコードの形態で付された商品コードを光学的に読み取る定置式(固定式)のスキャナである。第1の撮像部221は、第2の筐体220の一部(上部)を含んで構成されており、第1の撮像窓221aが構造体224の正面部224a(第2の筐体220の正面壁)に設けられている。即ち、構造体224の正面部224aは、第1の撮像部221の正面部を構成している。第1の撮像部221は、第2の筐体220に内蔵されたCCD(Charged Coupled Device)カメラ等のエリア撮像素子(図示せず)を有し、第1の撮像窓221aの前方を撮像領域Eとしている。第1の撮像部221は、商品に貼付されたバーコード等のコードシンボルの画像をエリア撮像素子によって撮像し、撮像した画像をデコードしてコードシンボルのコード情報(商品コード等)を取得する。第1の撮像部221は、取得したコード情報を情報処理装置に出力する。
【0014】
レシートプリンタ222は、第2の筐体220の一部(下部)を含んで構成されており、レシート発行口222aが構造体224の正面部224a(第2の筐体220の正面壁)に設けられている。レシートプリンタ222は、第2の筐体220に内蔵された印字機構(図示せず)を有している。レシートプリンタ222は、情報処理装置に制御されて、印字機構によって印字したレシートをレシート発行口222aから発行する。
【0015】
表示器223は、例えば液晶表示器であり、情報処理装置に制御されて各種の情報を表示する。また、表示器223の表示面223aには、情報を入力する入力部としてのタッチパネル229が取り付けられている。表示器223は、構造体224の側方に張り出した張出部223bを有している。
【0016】
構造体224の一側方には、可搬性を有する第2の撮像部225と、この第2の撮像部225用のトレイ226と、が設けられている。一方、構造体224の他側方には、ポイントカードやクレジットカード等の磁気カード(情報記録媒体)に対して情報を読み書きするカードリーダライタ227が設けられている。
【0017】
第2の撮像部225は、商品にバーコードの形態で付された商品コードを光学的に読み取る可動式のハンディスキャナである。第2の撮像部225は、一端部(先端部)225aに第2の撮像窓225cが設けられた第3の筐体225bを有している。第3の筐体225bは、屈曲形状を有している。第2の撮像部225の他端部(基端部)225dには、コード(電線)としてカールコード228が接続されている。第2の撮像部225は、第3の筐体225bに内蔵されたCCDカメラ等のエリア撮像素子(図示せず)を有し、第2の撮像窓225cの外側を撮像領域とする。第2の撮像部225は、商品に貼付されたバーコード等のコードシンボルの画像をエリア撮像素子によって撮像し、撮像した画像をデコードしてコードシンボルのコード情報(商品コード等)を取得する。第2の撮像部225は、取得したコード情報をカールコード228を介して情報処理装置に出力する。なお、図1ないし5では、カールコード228の一部は省略されている。
【0018】
トレイ226は、第2の撮像部225の載置および取り出しが可能である。トレイ226は、第2の撮像部225の他端部225dが一端部225aの前方に位置した状態の第2の撮像部225を支持する。
【0019】
図6に示すように、トレイ226は、構造体224の一側方に設けられている。詳細には、トレイ226は、表示器223の張出部223bと台部202の上面である第1の筐体210の上面210bとの間で第1の筐体210の上面210bに配置され、構造体224の幅方向(Y方向)で構造体224と対向している(図1参照)。このトレイ226に載置された状態の第2の撮像部225は、レシート発行口222aよりも下方の位置に位置する(図2参照)。このトレイ226に載置された状態の第2の撮像部225は、第1の撮像部221を有する構造体224の横に構造体224と並んで配置される(図2参照)。
【0020】
図7に示すように、トレイ226は、詳細には、台座226aと、台座226aの上部に固定されたトレイ本体226bと、を有する。台座226aは、第1の筐体210の上面210bに固定されている。台座226aは、下面開口の直方体状に形成されている。台座226aの前壁226cには、カールコード228が挿通された挿通孔226dが形成されている。ここで、第1の筐体210の上面210b(台部の上面)であってトレイ226の直下には、カールコード228が挿通された挿通孔210dが設けられている。第2の撮像部225の他端部225dから延出したカールコード228は、挿通孔226d,210dに挿通されて第1の筐体210内に導入され、情報処理装置に接続されている。カールコード228は、トレイ226の前部226fから前方へ延出している。トレイ本体226bは、上面に凹部226eが形成されており、この凹部226eに第2の撮像部225を収納する。凹部226eの底面は、第2の撮像部225の屈曲形状に沿って形成されている。トレイ本体226bの一部は、台座226aから前方へ張り出した張出部226gを有し、この張出部226gの下方にカールコード228の一部が配置される。
【0021】
また、第1の筐体210の上面210b(台部の上面)には、カールコード228が載置されるコード載置部210eが設けられている。
【0022】
籠載置装置301は、籠載置部302と、袋保持部303と、テープホルダ304と、を備えている。
【0023】
籠載置部302は、決済端末201の一側方に設けられ、第1の撮像部221による撮像前の商品を収納した籠305(図5)が載置される。籠載置部302は、板状に形成されており、その上面302aに籠305が載置される。上面302aの周縁部の一部には、柵部材306が設けられている。籠載置部302は、前後一対の連結部材307を介して、台部202における第1の筐体210の一側面210cに固定されている。連結部材307は、籠載置部302の下面に固定されるとともに、第1の筐体210の一側面210cに固定されている。
【0024】
袋保持部303は、袋308を保持可能なものである。袋308は、一例としてビニール袋であり、水物袋とも呼ばれる。袋保持部303は、詳細には、複数の袋308からなるロール体309を保持可能である。ロール体309は、複数の袋308が一列状に連接されて構成されたシートが巻回されたものであり、ポリロールタイプと呼ばれる。袋308同士の接続部には、ミシン目(切断予定部)が形成されており、袋308同士は、ミシン目で分離(切断)可能となっている。なお、袋308は、所謂ポリティッシュタイプの形態のものであってもよい。
【0025】
図8に示すように、袋保持部303は、一対の側板310と、これら一対の側板310間に掛け渡された支軸311と、を有する。支軸311は、ロール体309の中心部に設けられた挿通孔に挿通されて、ロール体309を回転可能に支持する。支軸311は、一対の側板310に着脱可能に連結されている。また、一対の側板310における支軸311の前方には、棒状部材312が掛け渡されている。この棒状部材312の中央部には、取出部としての切断部313が一体に設けられている。切断部313は、支軸311に支持されたロール体309の前方に位置している。切断部313は、第1の撮像窓221aの下端221bよりも上方の位置で袋保持部303に設けられている。切断部313は、棒状部材312の前縁部から前方に張り出している。切断部313は、棒状素材が折り曲げられて形成されている。切断部313は、上方に凸状であって逆V字に形成された凸部313aを有する。この凸部313aの頂部313bに、ロール体309から引き出された袋308同士の接続部のミシン目が当接した状態で、袋308が下方に引っ張られると、切断部313によって袋308同士がミシン目で切断(分離)される。このように、切断部313は、袋保持部303に保持された袋308を袋保持部303から一枚単位で取り出し(離脱)可能としており、袋保持部303からの袋308の取り出し位置を規定している。つまり、切断部313の頂部313bが袋保持部303からの袋308の取り出し位置(離脱位置)となっている。
【0026】
袋保持部303は、支持部320によって支持されている。支持部320は、図1や図2に示すように、床に載置される底板321と、この底板321の幅方向の両端部に立設された一対の柱部材322と、一対の柱部材322の上下方向の中間部同士を連結した連結板(連結部材)323と、を有している。一対の柱部材322は、袋保持部303の一対の側板310の後端部に連結されている。支持部320は、籠載置部302を介して決済端末201の台部202に固定されている。詳細には、連結板323が、連結部材324を介して籠載置部302の後端部に連結されている。連結部材324は、連結板323の前面と籠載置部302の底面とに固定されている。また、一対の柱部材322のうち台部202側の柱部材322の下部は、台部202の第1の筐体210の一側面210cに、連結部材325を介して固定されている。
【0027】
支持部320に支持された袋保持部303は、決済端末201の構造体224の側方且つ籠載置部302の上方に配置されている。切断部313は、第1の撮像窓221aよりも後方の位置に配置されている。また、切断部313は、籠載置部302の直上に配置されている。また、袋保持部303は、支持部320から前方に延出しており、当該袋保持部303の少なくとも一部が籠載置部302の直上に位置している。袋保持部303は、全体または一部が籠載置部302の直上に位置しているのが好適であるが、本実施形態では、一部が籠載置部302の直上に位置している。そして、袋保持部303と籠載置部302との間に、籠載置部302に載置された籠305を配置可能な空間S(図4、図5)が形成されている。袋保持部303は、籠載置部302に載置された籠305に比較的に高さが高い一升瓶が収納された場合でも、その一升瓶と干渉しない高さ位置に配置されている。本実施形態では、袋保持部303は、支持部320に固定されているが、これに限るものではなく、袋保持部303は、支持部320に上下方向の位置を可変に取り付けられていてもよい。また、本実施形態では、支持部320が、決済端末201に固定されている例を説明したが、これに限るものではなく、支持部320は、決済端末201に固定されない自立式のものであってもよい。
【0028】
テープホルダ304は、袋保持部303に設けられている。テープホルダ304は、ロール状に巻回された粘着テープ330を引き出し可能に保持するものである。テープホルダ304は、引き出された粘着テープ330を切断する刃331を有する。
【0029】
図1に示すように、秤装置401の秤筐体402の上部には、秤皿403が設けられている。秤皿403は、その上面に、袋保持具404および一時置き台406が設けられている。袋保持具404はレジ袋(第2の袋)を開口状態で支持するものである。一時置き台406は、第1の撮像部221または第2の撮像部225でバーコードが読み取られた後の商品を一時的に置く用途で用いられる台である。秤筐体402は、秤皿403に載置された商品の荷重を電気信号に変換する図示しないロードセルユニットを内蔵する。ロードセルユニットからの出力信号は、決済端末201の情報処理装置へ出力される。
【0030】
上記構成のセルフチェックアウト端末101の使用方法を説明する。客は、会計前の商品を入れた籠305を籠載置部302に置く。そして、客は、決済端末201の正面前方に立って、表示器223に表示されたスタートボタンをタッチ操作した後、籠305の中の商品を取り出し、取り出した商品を、第1の撮像部221の第1の撮像窓221aに近接させて、商品に付された商品コードを第1の撮像部221に読み取らせる(撮像操作、スキャン操作)。ここで、比較的に大きな商品や重い商品は、籠305ではなく、例えば買物カートに入れる場合がある。このような場合等には、第2の撮像部225をトレイ226から取り出して、第2の撮像部225の第2の撮像窓225cをその商品に近接させて、その商品に付された商品コードを第2の撮像部225に読み取らせてもよい(撮像操作、スキャン操作)。この際、情報処理装置は、読み取られた商品コードを用いて商品の登録(記憶)を行う商品登録処理を行う。
【0031】
次に、客は、商品コードの読み取りがなされた商品を、袋保持具404によって開口状態で支持されているレジ袋に詰める。この際、情報処理装置は、秤装置401によって計測された商品の重量を用いて周知の重量チェック処理を行う。
【0032】
客は、商品コードを第1の撮像部221に読み取らせる前等、所望に応じて袋308を袋保持部303から取り出して、商品を袋308に詰めることができる。例えば、客は、魚や果物等の水物商品を袋308に収納することができる。また、客は、商品を詰めた袋308の口を、切断した粘着テープ330によって止めることができる。また、客は、商品コードを読み取らせた後、例えばパン等のつぶれ易い商品を一時置き台406に載せることができる。
【0033】
客は、レジ袋への商品の詰め込みが終了したならば、表示器223に表示された終了ボタンをタッチ操作し、例えば現金を入出金装置211に入金して代金を支払う。その後、客は、レジ袋を袋保持具404から取り外す。
【0034】
以上説明したとおり、本実施形態では、セルフチェックアウト端末101が、第1の撮像部221と可搬性を有した第2の撮像部225とを備える。したがって、第2の撮像部225が設けられていない場合に比べて、セルフチェックアウト端末101の利便性を向上させることができる。
【0035】
また、本実施形態では、トレイ226は、表示器223の張出部223bと台部202の上面である第1の筐体210の上面210bとの間で第1の筐体210の上面210bに配置され、構造体224の幅方向(Y方向)で構造体224と対向している。したがって、セルフチェックアウト端末101を比較的に小型化することができる。また、トレイ226や第2の撮像部225が、第1の撮像部221に対する撮像操作(スキャン操作)の邪魔になるのを抑制することができる。
【0036】
また、本実施形態では、第2の撮像部225は、一端部225aに第2の撮像窓225cが設けられ他端部225dにカールコード228が接続されている。そして、トレイ226は、第2の撮像部225の他端部225dが一端部225aの前方に位置した状態の第2の撮像部225を支持する。したがって、カールコード228がトレイ226等に引っ掛かることを抑制することができる。
【0037】
また、本実施形態では、トレイ226の前部226fからカールコード228が前方へ延出している。したがって、客に第2の撮像部225の戻し場所(トレイ226)を直感的に認識させることができる。
【0038】
また、本実施形態では、第1の筐体210の上面210b(台部の上面)には、カールコード228が載置されるコード載置部210eが設けられている。したがって、カールコード228が第1の筐体210から垂れ下がるのを抑制することができる。
【0039】
また、本実施形態では、トレイ226に載置された状態の第2の撮像部225がレシート発行口222aよりも下方の位置に位置する。したがって、第2の撮像部225をトレイ226に戻す際に、レシート発行口222aから発行されたレシートに第2の撮像部225やカールコード228が干渉するのを抑制することができる。
【0040】
また、本実施形態では、トレイ226が、第2の撮像部225の湾曲形状に沿った形状をしている。したがって、客に、第2の撮像部225の戻し場所(トレイ226)を容易に認識させることができる。
【0041】
本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0042】
101…セルフチェックアウト端末(セルフ読取装置)
202…台部
210b…上面
210e…コード載置部
221…第1の撮像部
221a…第1の撮像窓(撮像窓)
222a…レシート発行口
223…表示器
223b…張出部
224…構造体
224a…正面壁(正面部)
225…第2の撮像部
225a…一端部
225c…第2の撮像窓
225d…他端部
226…トレイ
228…カールコード(コード)
E…撮像領域
【先行技術文献】
【特許文献】
【0043】
【特許文献1】特開2007−226498号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の撮像窓が正面部に設けられ前記第1の撮像窓の前方を撮像領域とする第1の撮像部を、有する構造体と、
可搬性を有し、撮像を行う第2の撮像部と、
前記構造体の側方に設けられ、前記第2の撮像部の載置および取り出しが可能なトレイと、
を備えるセルフ読取装置。
【請求項2】
前記構造体の上端部に設けられた表示器と、
前記構造体が上面に設けられた台部と、
を備え、
前記表示器は、前記構造体の側方に張り出した張出部を有し、
前記トレイは、前記張出部と前記台部の上面との間で前記台部の上面に配置され、前記構造体の幅方向で前記構造体と対向している請求項1に記載のセルフ読取装置。
【請求項3】
前記第2の撮像部は、一端部に第2の撮像窓が設けられ他端部にコードが接続され、
前記トレイは、前記第2の撮像部の前記他端部が前記一端部の前方に位置した状態の前記第2の撮像部を支持する請求項1または2に記載のセルフ読取装置。
【請求項4】
前記コードは、前記トレイの前部から前方へ延出している請求項3に記載のセルフ読取装置。
【請求項5】
前記構造体が上面に設けられた台部を備え、
前記トレイは、前記台部の上面に設けられ、
前記台部の上面には、前記コードが載置されるコード載置部が設けられている請求項3または4に記載のセルフ読取装置。
【請求項6】
前記構造体には、前記第1の撮像窓の下方にレシートを発行するレシート発行口が設けられ、
前記トレイに載置された状態の前記第2の撮像部が前記レシート発行口よりも下方の位置に位置する請求項1ないし5のいずれか一項に記載のセルフ読取装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−41543(P2013−41543A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−179786(P2011−179786)
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】