説明

セルライト超音波治療装置および方法

【課題】 主に処置域におけるセルライトおよび/または脂肪の減少に向けられる、体の周囲を減少させる処置システムと方法を提供する。
【解決手段】超音波と与圧が、好ましくは同時に処置域に適用される。与圧は手動または機械的マッサージ、および/または電気的筋肉刺激を含む。最適の超音波トランスジューサ頭部は、圧力とマッサージを適用するのに利用される。超音波の好ましい周波数と強度および刺激も提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示技術は、一般に、体の周囲、脂肪およびセルライト(大腿部の皮下脂肪)を減少させる方法および装置に関し、特に超音波を用いる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
セルライトは、太った、または痩せたに関係なく90%近くの青年期後の女性に生じ、男性には殆ど同程度には生じない状態である。セルライトは、皮膚にオレンジの皮に似た組織を残し、えくぼや隆線がまだらに存在する不円滑皮膚を特徴とする。広がりになることもある。セルライトは、主として、大腿、膝、しり、腹部および腕の部分に生ずる。この状態は、封じ込め脂肪の表在性ポケットに脂肪細胞の形成構造に帰し、包囲結合組織を変形させ、さらに血液の変化およびリンパ循環に帰せしめる。
【0003】
以下簡単に説明するように、現代のリサーチでは、セルライト脂肪の形成の理論を支持する。人体における皮膚構成および下層は図1に例示される(下記のウエブサイト:

皮膚の真皮および表皮の下に、2層の脂肪、上脂肪層および下脂肪層がある。上下皮または皮下の脂肪層として知られる、セルライトは、上脂肪層において発展する。この区域の脂肪は、筋膜のコラーゲン繊維、皮膚を筋肉にたいし定着する結合組織により所定位置に保持される、室または脂肪の突出部に組織される。これら室内の脂肪が増大すると、筋膜は張らず;そのため脂肪は室に蓄積し、えくぼセルライト効果が得られる。弱化筋膜は、通常良好に組織された室に含まれる脂肪体を真皮層内で上方に突出させる。
【0004】
皮膚の皮下の層の結合組織は脂肪セルにより包囲される。血液供給における栄養分と酸素の適切な供給は、脂肪組織を良好に栄養保持して、静脈とリンパ管による良好な排液システムは廃棄物を常に除去する。通常の脂肪組織は、円滑で栄養分があり、毒素や過剰な流体がない、しかし血液の供給や排液システムが破壊または制約されると、脂肪組織内に毒素や流体が徐々に形成され得る。その結果、体は集積脂肪を破壊してシステムから除去できない。この脂肪は、血液内に正しく吸収されないで過剰な流体により膨れて、セルライトのポケットを生じて、結合組織を伸張し皮膚に塊の外観を残す。セルライト状態が悪化するに伴い、垂直方向の結合組織が厚くなり硬化して、隆線を生じ、くぼんだ皮膚外観を強調する。年がたつに伴い、皮膚層が薄くなり、縮みセルライト効果を生ずる。
【0005】
全体として、セルライト形成工程は、いくつかの普及機構を含むものと信じられている。脂肪の突起は、さらに皮膚の毛細血管網を制約し、これが不良な血液およびリンパ循環となる。組織には酸素および栄養分が不足し、結合組織が厚くなり硬化し、セルライトが発展するに伴い、システムから廃棄物の除去が不十分となる。
【0006】
セルライトの発展に寄与する要因がいくつかある。これらは下記のものが含まれると思える:
・遺伝学―他のものよりもセルライトを得るべくより遺伝的に予期されている人がいる。
・不適当な食習慣―アルコール、カフェイン、香ばしい食物等の或る成分は、脂肪組織に入り込む多量の毒素を生じ;また、飽和脂肪は正しい廃物除去を妨げる動脈を詰まらせる。
・悪いダイエット―暴走ダイエット中、体はそれを飢えていてセルライトを援助することにより補償しようとしようと“思っている。”
・不十分な水の摂取―水は体から毒素を洗い流すことにより廃物システムを助ける。
・喫煙―喫煙は毛細血管を締め付け結合組織を損なうことにより皮膚を弱化する。
・緊張とストレス―ストレスは結合組織が組織を捉え閉塞することにより正しい廃物除去を妨げる。
・運動不足―運動は筋肉体調と血行を改善し、閉塞組織を破り、浄化を助ける。
・薬物治療―ダイエットピル、睡眠用ピル、利尿剤等薬物治療は、体における浄化系統や他の自然処理を妨害する。
・ホルモン性の問題―エストロゲンとプロゲステロン レベル間の不良平衡は、体に蓄積または開放された脂肪量に影響し;またエストロゲンは脂肪セルを拡大し、体が毒素を洗い流すのを禁止し、また垂直方向結合組織を弱化させて脂肪を構成室内に留めることができず、脂肪葉を移動させて真皮層に入れる。
一般に、セルライトの帰する原因は、重量問題、不良循環、血液流における廃棄要素の不十分な排液に関するものに分けられ得る。
セルライトは女性により一般的であり、これは部分的に多分、男性の皮下脂肪層における脂肪収容室が少量の脂肪を収容する小さくて対角単位に配置され、セルライト形成にあまり貢献しないためである。他の考えられる要因はホルモンであり、これは、何故セルライトが、思春期、妊娠、更年期、月経前シンドローム等ホルモン変化期間中及び産児調節ピルにおける最初の1ヶ月中に女性によく現れるかを説明している。ホルモンの特長は、何故、女性は脂肪を体の下半身に収容しようとし、不良循環や流体保持になりやすいかを説明している。
【0007】
セルライトは一義的に化粧問題を呈している。皮膚のえくぼ状外観は非魅力的で好ましくない。しかし、多くのセルライトを表す人は、体重超過であり、心臓病や糖尿病を含む、太りすぎに伴う健康状の危険に気付かねばならない。体の絶縁体として作用し筋肉、機関および神経を緩和する脂肪とは異なり、セルライトは実質的なパッドとはならず、現代生活における有益な目的を奪うと信じられている。
【0008】
セルライトの治療に対するいくつかのアプローチが存在する。これらは
下記事項を含む。
1.管が挿入され異質の脂肪が押し出される、小さい切開を作る外科手順。
2.トルナチル(tornatil)と称する薬を皮下の組織内に注入され、脂肪セル間の毛細管内の血流を改善する。
3.装置は、“吸収カップ”処理と同様に、皮膚とその皮下の層をマッサージし、もむ真空を発生する。吸収処理により、血流が改善され、皮膚と脂肪層間に結合組織を再構成し、体内のコラーゲン形成を誘発する。
4.超音波による皮膚の軟化
5.マニュアルまたは機械的手段による体のマッサージ、この目的は血流を改善し、浄化と廃物除去を向上することにある。
6.度合いを変えての吸収と圧縮に基づくマッサージ技術。吸収と圧縮工程により、血流を改善し、浄化と廃物除去を高める。
7.皮膚層をいわゆる貫通し、脂肪小球を溶解するクリームと軟膏。
8.浄化と廃物除去を高める口径摂取されるカプセル。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
これら処置の多くは、一時的効果があるだけである。ほとんどは、最小のセルライト減少をもたらすだけである。現在の超音波処置は、痛みがあり非効率的である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
従って、開示技術は、体の周囲を減少し、体からセルライトと脂肪を減少または除去する方法と装置を提供することにある。そこで、圧力が処置域に適用される、超音波装置を含む、処置域の体の周囲を減少させる処置装置が提供される。体の周囲の減少は、人間、哺乳動物、および動物における、セルライト減少または除去、または体の脂肪を減少することからなる。
【0011】
可能な処置域は、脚、股、膝、しり、腹、胃および腕を含む。装置は、また、伸長マーク、たるみ皮膚、及びセルライトによる皮膚を、減少または除去し、皮膚の外観を円滑に見え感じるようにさせ、または皮膚の外観をたるみ前のように見える滑らかな状態に戻すように利用される。
【0012】
超音波装置は、1−4MHz間の範囲の周波数で、1−3W/cm範囲の強度で操作され、セッション毎に40−45分間使用される。セルライトの減少または除去には、2.5−3.5MHz範囲が一義的に決められ、好ましくは、約3MHzある。体の脂肪の減少には0.9−1.6MHz範囲が一義的に決められ、好ましくは、約1MHzある。
【0013】
最小示唆強度は1.5W/cmである。開示技術の他の側面によれば、超音波波長は時間をこえて変化する。好ましくは、装置は、超音波装置を使用後30分まで超音波装置と同時に処置域に圧力を適用する圧力付与装置を含む。圧力付与装置は、上または下等、処置域を包囲する域に適用し得る。圧力付与装置は、超音波装置のトランスジューサーヘッドに特長を有し、これを用いて、処置区域にマッサージ作用を与える。
【0014】
マッサージ作用は、始終リストをずっと真っ直ぐに保ち、繰り返しリストを異なる方向に傾動若しくは移動させる小円運動のような方法でトランスジューサーヘッドを移動させることを含む。圧力付与装置は、素手により行われるマッサージほど弱い、機械的またはマニュアルマッサージ手段を含む。
【0015】
開示技術の他の特長によれば、圧力付与装置は、好ましくは5−90mA強度で、かつ5−150Hzの周波数で作動する、電気的刺激を処置区域を包囲する筋肉に付与できる電気的刺激装置を含む。
【0016】
電気的刺激技術は、干渉的、プレモジュレート(Premodulated)、バイオファシカ(Biophasica)、IFアイソプラナ(IF Isoplanar)(4ポール)、IFベクトリアル(IF Vectorial)(4ポール)、MFスチムレーション(MF Stimulation)、またはそれらの組み合わせを含む。
【0017】
刺激技術は、パターン変化が可変時間続き、さらにパターン変化が処置セッション中刺激技術を変える、パターン変化で使用される。電気的刺激装置の作動周波数は、他の周波数に切り替える前一定時間特定周波数を付与し、種々時間持続中一方の最端から他方に周波数を徐々に変え、間歇的に範囲内の最端周波数を用いるだけ等、周波数の範囲内で時間を越えて変化する。
【0018】
超音波装置の操作波長の変化の変わり率は、電気的刺激装置作動周波数の変化、電気的刺激の強度の変化、および電気的刺激のパターン変化の変わり率に反比例し得る。超音波装置は、処置区域に擦られるゲルと共に使用され得る。装置はまた、カメラ、プロセッサー、および圧力ゲージ付測定装置を含み得る。
【0019】
開示技術により、超音波を処置区域に付与し、処置区域に圧力を付与する手順を含む体周囲を減少させる処置方法も提供される。この方法は、セルライトの減少または除去に、人体、哺乳類及び動物、及び脚、股、膝、尻、胃、および腕の体脂肪の減少に用いられる。この方法は、妊娠後の伸びマーク、皮膚のたるみの減少または除去に、皮膚の大体の外観を円滑に見え感ずるように、皮膚の外観を、たるみ、伸びマークおよびセルライトに影響される前のように見える円滑状態に戻すのに使用される。
【0020】
補助測定方法も提供され、これは、患者の腕を下げ、患者を直立位置に立たせ、床からの処置域の高さを測定し記録することを含む。この方法は、さらに、圧力ゲージを固定した測定装置を用いて処置域を測定すること、および測定装置が床と平行に処置域の周囲に設置されるように水平状に処置域を測定することを含む。
【0021】
この方法は、さらに、圧力ゲージを固定した測定装置を用いて特定圧力を処置域に付与し測定を記録して処置域を測定すること、および、床から処置域の高さに圧力ゲージを固定した測定装置を用いて、特定圧力を処置域に付与し、処置域を測定しながら測定装置を床にたいし水平にして、その後処置域を測定することを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
下記は、体周囲を減少し、体からセルライトを減少または除去し、そして体から脂肪を減少するのに、いかに開示技術が効果があるかの原理をガイドする論議である。なお、開示技術は一義的に人間を処置するため開発されたが、セルライトまたは過多脂肪を負わされた哺乳類または他の動物にも適用できる。
【0023】
セルライトは、皮膚の真皮および表皮の下に位置している。コラーゲン繊維壁により包囲される、脂肪、流体、および毒素で満たされた膨らんだ脂肪性ロ小葉または球によって特徴づけられる。これら膨らんだ脂肪性球は、グレープ集落に似ているパターンを生じる、コラーゲン繊維により互いに分離されているいくつかの丸い突出部または区画に配置される。なお、これら球および区画はまた、カプセルまたは室として説明され、これらの語は相互交換的に使用される。
【0024】
セルライトの形成は、真皮および表皮における流体および毒素を捕捉する皮下の脂肪セルを徐々に厚くすることにより生じる。セルライトの不在状態では、血液は組織に酸素と栄養分を供給し、一方リンパ系は廃物及び過脂肪を除去する。しかし、セルライト状態では、凝集塊内の脂肪の厚みにより、図1の非健康組織に示すように動脈と毛細血管は充血する。
【0025】
この充血は血液の循環率を減少させる。これは、一方、組織が受ける酸素と栄養分が少ない状態となり、その結果廃物の除去と組織再生プロセスが急降下する状態に導く。この進行の結果、体は集積圧縮脂肪を破壊し取り除くことができない。
【0026】
そのため、本技術の目的は、コラーゲン繊維が包囲するセルライト脂肪を破壊溶解し、リンパ系により排出させることにある。また、処置域での血液循環率を促進させることによって、組織が酸素と栄養分の受け入れを増大して、組織の再生と過脂肪の排出を改善することが望ましい。開示技術は、これらの目的の促進に建設的に貢献する。
【0027】
開示技術は、セルライトの破壊と溶解を特定の仕方で超音波を適用することによって達成され得る機構を具体化すると、推測される。開示技術は、一般に体周囲の減少に係り、これは体の脂肪の減少と共に、セルライトの減少または除去に帰すると、理解される。しかし、開示技術はまた、皮膚等他の組織にも効果がある。
【0028】
さて、図2を参照すると、これは、開示技術の作動中に生ずる物理的プロセスの略図である。超音波202は、熱を発生し、かつ音波が通過する媒体の密度と圧力を変化させる、きわめて高い周波数の音波である。超音波202は、高圧域(“圧縮”)と低圧域(“レアファクション”)により構成される縦方向波である。波が物質を打つと、その物質の粒子は振動し始め、熱を徐々に発生する。そこで、エネルギーは超音波から衝撃物質の熱エネルギーに転移する。
【0029】
衝撃媒体への超音波付与の1つの効果はマイクロマッサージである。マイクロマッサージは、衝撃媒体の分子内のマッサージ状プロセスに関する。超音波202が脂肪カプセルまたは室204内を通過すると、超音波202は脂肪分子を振動させる。この振動は、脂肪を破壊し溶解し得る熱を発生し、これは、また、包囲カプセル204内の圧縮に耐える。
【0030】
超音波202は、空洞と呼ばれる付加現象を開始させることによって、水素泡205が、カプセル204の媒体内の溶解ガスの体積により形成される。超音波202が比較的高周波数で適用されると、水素泡205は不安定になり、すぐに破裂して、多量のエネルギーを放出する。健康的な体組織の損傷をおそれて、一般の技術では、このような高周波数の付与をしないことと、また空洞現象を回避することが薦められている。しかし、本新規な技術を適用することにより、開示技術の文脈において、空洞はいくつかのありうる関連結果を有することが判明した。コラーゲン繊維で囲まれた脂肪凝集塊は、空洞現象のため、加熱し同時に破壊し、また溶解し分散さえもしたことが判明した。コラーゲン繊維に包囲される脂肪凝集塊の溶解と分散は、空洞現象によるものである。破裂水素泡はコラーゲンカプセル204内に高圧室を作り、これがカプセル204のコラーゲン包囲体に亀裂と引裂を形成させることが、さらに推測される。矢印205で示すように、これら亀裂と引裂は、溶解脂肪分子をコラーゲン壁カプセル204から開放するのを許容すると思われる。その結果、溶解脂肪は、ついで、リンパ系により体から排出される。
【0031】
広範なリサーチにより、カプセル204からの脂肪分子の開放は、超音波202の或る周波数と強度で現れることが判明した。従来の処置は、10−15分の最大時間に対し、約1MHz1.5−2.1(W/cm)までの強度で作動する。この範囲で空洞現象により形成される泡は安定し、マイクロマッサージ効果が得られ、健康的な組織は害されないと推測される。
【0032】
開示技術は、約40−45分までの好ましい時間のために、1から4MHz周波数で、また1から3(W/cm)まで変化する強度で超音波を発する。セルライト脂肪の減少または除去のため勧められる周波数は3MHzあるが、その値は変化し得、治療される人により好ましくは2.5−3.5MHz間で変化し得る。
【0033】
周波数は最大4MHzりも高めるべきでなく、その地点付近では空洞現象により形成される泡は不安定になると信じられる。低周波数は、より深く侵入させるため特に脂肪器官のセルライトを治療するとき使用されるべきである。コラーゲン繊維に脂肪溶解と亀裂をもたらすのに必要な空洞現象を生成するには、1.5W/cm最低強度が必要である。
【0034】
非セルライト脂肪を減少させるには、3MHz下の周波数を使用すべきである。非セルライト脂肪の減少のため薦められる周波数は1MHzあるが、その値は変化し得、治療される人により0.9−1.6MHzが好ましい。もし患者が焼成感覚を経験すれば、強度が減少されるか、または超音波トランスジューサーは超音波への暴露時間を短縮するためより早く移動される。
【0035】
超音波202が発せられている間、処置域を強機械的圧力にすることによりプロセスは劇的に向上される。超音波の発生中または超音波の発生後(実質的な遅れなく)直ちに、機械的圧力は皮膚の上または処置域の上または下から付与される。この圧力は、たとえば、マッサージ作用により付与され、これはトランスジューサー210等、その頭部を処置域と接触させて、(オペレータまたは圧力を実行する機械的手段で)超音波装置自身の一部により心地よく付与され得る。
【0036】
もみ運動とトランスジューサー210の頭部により処置域に付与された圧力は、溶解脂肪を含んでいる、コラーゲンカプセルまたは室204を圧搾する。これら室204の内圧は(気球と同様に)外圧よりも大きくなる。
【0037】
脂肪内側の溶解中トランスジューサー210のマッサージにより生じた圧力は、室204を圧縮し、溶解脂肪を圧搾し、室204の壁の破裂と亀裂によりコラーゲンカプセル204から抽出する。なお、開示技術による、もみ作用または加圧実行は、超音波を付与する一般的手順を逸脱していることは注目される。一般的手順は、超音波トランスジューサーと皮膚の間の強い接触を思いとどまらせる。
【0038】
処置域に付与され得る他の手段によれば、この時は下から、電極を使用する電気的刺激は、筋肉層208の筋肉に収縮とリラックスを交互にさせるのに使用される。好ましいが、干渉、予変調その他の技術、さらに以下の強調と共に(これらに限定されない)、5−150Hz範囲の周波数で、また5から9mA度で電極により電流が印加される。急激な収縮―リラックスの動きは、圧力矢印209で示す溶解脂肪を収容する下からコラーゲン構造204を繰り返し押圧し、抽出動作でその溶解脂肪の外側を圧搾する。
【0039】
電気的刺激は超音波が発せられている間付与されることにより、脂肪抽出プロセスをさらに効果的にすると共に、処置域に下から強機械的圧力を付与する。加えて、超音波処置への暴露後の圧力の適用も、カプセルの亀裂と破裂が脂肪がなお溶解されている限りすでに存在するので、同様に抽出脂肪にとって効果的である。これは、超音波処置の直後で、かつしばらくの間開始する期間に適用する。強力な超音波処置後少なくとも半時間効果的であることが判明した。
【0040】
処置域に圧力を加えるさらなる手段は、マッサージ手段212並びに素手による等、上からの手または機械的外側マッサージによる。より実際的で簡単なマッサージ手段は、処置人の手による単なるマッサージである。しかし、他の機械的マッサージ手段が効果的に適用できる。マッサージは矢印214で示すように、溶解脂肪を収容するコラーゲン構造体204を下方に押圧することにより、構造体204の外側の溶解脂肪を圧搾する。プロセスのコース全体にわたり、マッサージ212は、また血流およびリンパ系の作動を改善する。筋肉の電気的刺激と供に、マッサージは超音波処置の間又はその後しばらく効果的に行われる。
【0041】
上記詳細に述べた4つの圧力増大手段(マイクロマッサージ、超音波トランスジューサーもみ、電気的刺激、および手/機械的マッサージ)のうち、1つまたは組み合わせを、上からおよび下から処置域に十分かつ適当な圧力を加えて効果的処置に貢献することができる。
【0042】
適用される手段が多ければ多いほど(好ましくは、すべて)、非セルライト脂肪の減少と体周囲の減少とともに、セルライトの実質的、反駁不能減少および終局の除去が生ずることが判明した。マイクロマッサージは超音波適用の結果である。任意の超音波トランスジューサーもみ、電気的刺激、および手/機械的マッサージは、超音波適用と同時に並びにその後しばらく適用できる。(超音波トランスジューサーもみ、および/または、および手/機械的マッサージ)による上から処置域に、及び(電気的刺激による)下から処置域に圧力の一緒の付加は、構造体204の溶解脂肪の圧搾においてもっとも効果的に助けとなることが推測される。
【0043】
加えて、 体の循環系の改善が、処置から生ずると予期される。脂肪の溶解により、前に抑制されていたセルライトカプセル間の血液における動脈と毛細血管は自由となる。そこで血液の循環は促進され、組織は多くの酸素と栄養分を受ける。一方これは体内の純化処理と組織の再生を改善する。その結果、血液系とリンパ系はその通常状態に戻る。この開発は、体からの余分の脂肪の除去を助けるとともに、皮膚を円滑にさせる。なお、開示技術の効果はセルライトと非セルライトに限定する必要はなく、皮膚、たぶん筋肉等他の組織の効果により体外形を減少し皮膚を円滑にするにも十分効果があり、得ることが理解される。
【0044】
開示技術の他の側面によれば、皮膚上を擦るゲルは、好ましくは、水ベースとして、超音波付与により必要とされる超音波導電媒体に適合させる。好ましいゲルは、ヒドロキシル酸、植物抽出物、小麦蛋白質、マカダミア油(macadamia oil)、カモミレ、鉛、サリチル酸、およびカフェイン等の成分を含む。ゲルはいくつかの目的を有する。第一に、超音波トランスジューサーと皮膚組織間で超音波を効果的に行う。
【0045】
加えて、特に、超音波トランスジューサーの頭部がもみ、または同様な運動で強く擦り処置域にマッサージをする環境では、ゲルは、皮膚を潤滑にし、摩擦を防ぎ、皮膚を擦る。また、ゲルに加えられると薬や活性成分は、超音波、加熱流体、組織材、及び処置組織に破壊や亀裂の出現のため、さらに効果的に表皮に吸収される。
【0046】
この吸収は、超音波トランスジューサー頭部によってゲルを皮膚に強くこすることによって、さらに高められる。吸収されるこれら薬や活性成分は、血流に触媒作用をし、セルライトに掛かった部分の不十分な血流と貧弱な浄化により欠けているミネラルや栄養分を、皮膚面及び多分その下に伝達する。栄養分の供給は、また、皮膚の外観をかなり改善する。プロセスの実行中にわたり、ゲルを皮膚中にこするマッサージ作用は、血流とリンパ系の作動を改善する。
【0047】
要約すると、溶解セルライトと非セルライト脂肪の効果的除去は、ファクターの組み合わせにより達成され得る。超音波は、マイクロマッサージと空洞現象をもたらす。これにより、脂肪構造体204の内圧と、セルライト脂肪層および(または)脂肪層の熱の増大と、水素泡の発達をもたらす。この圧力増大は、溶解脂肪をコラーゲン壁に押し付け、脂肪分子は、破裂水素泡から亀裂されたコラーゲン膜を介し分散される。異なる手段では脂肪抽出を増大させ得る。直ちに取りうる手段は、マイクロマッサージ、超音波トランスジューサーもみマッサージ、手動または機械的マッサージ作用、および電気的刺激を含む。
【0048】
つぎに、開示技術の実施例に従い構成作動する符号300で示すシステムの略図である、図3を参照する。システム300は、コンピュータまたはプロセッサー302、患者測定装置304、カメラ306、筋肉刺激装置308、手動機械的マッサージ装置310および超音波装置312を含む。
【0049】
プロセッサー302は、患者測定装置304、カメラ306、筋肉刺激装置308、手動機械的マッサージ装置310および超音波装置312と結合され、これらを制御する。患者測定装置304は、体重、体部の内外輪郭、体脂肪比等患者の物理的パラメータを測定する。これらの測定は処置の前、処置中、及び/または後で行われる。
【0050】
プロセッサー302は、これら測定を記録し、または、(図示しない)外部のメモリに提供する。カメラ306は、処置プロセスを記録し;記録は、プロセッサー302または外部メモリに貯蔵し、その後の証拠、付加または交互測定手段に提供して、さらなる処置改善を助ける。
【0051】
筋肉刺激装置308は、患者に取り付ける電極を含み、患者の筋肉に電気的刺激を与える。手動/機械的マッサージ装置310は、セルライトに掛かった処置部位または脂肪減少域で、患者をマッサージする。典型的に信号発生器ユニットとトランスジューサユニットからなる超音波装置312は、セルライトに掛かった部位または脂肪減少域に超音波を伝達する。好ましくは、超音波装置312は、患者の皮膚の刺激もみをさせるように構成される。なお、この実施例において、測定装置304、カメラ306、およびマッサージ装置310は任意であることが理解される。
【0052】
超音波装置312と筋肉刺激装置308が作動に要する関連パワー、強度および周波数を提供する必要な手段を含むかサポートされていれば、プロセッサー302は排除できる。マッサージ装置310は、手動マッサージが行われるときは排除できる。
【0053】
筋肉刺激装置308は、(装置310または超音波装置312のマッサージ頭部等)実質的加圧手段が、もしセルライト脂肪および/または非セルライト脂肪を抽出する十分な圧力が与えられないなら、好ましくは排除されない。
【0054】
つぎに、開示技術の実施例に従い構成作動する符号400で示すシステムの略図である、図4を参照する。プロセッサー402は、カメラ404、電極406、および超音波トランスジューサー410の活動を制御する。カメラ404は、処置プロセスを撮影して、測定のその後の証拠を提供し、将来の処置改善を助ける。電極406は、患者に取り付けて患者の筋肉への電気的刺激を付与する。
【0055】
ゲル408は、セルライトに掛かった処置部位または脂肪減少域で患者に付与される。処置域での患者のマッサージは、手412で行われ、マッサージ装置(図示しない)に代えまたはそれに助けられる。超音波トランスジューサー410は患者の皮膚を同時にもみ、処置域に超音波を伝達する。
【0056】
なお注意すべきは、超音波は、その地域に影響を与えるために進行するが、セルライト脂肪層414まで皮膚面を刺通することである。超音波は患者の体に深く刺通すると衰え、それらの強度と周波数は、痛んで多分これら健康な組織を害する、さらに下の筋肉組織416の層に達しないように選択される。
【0057】
効果的な超音波刺通の典型的断面図は、穴あき線418により表され、脂肪層420内への刺通は可能であるが、セルライト層414全体を覆うように表される。もし脂肪層420の中の脂肪の減少が求められれば、穴あき線418で表される刺通は伸ばして殆どすべての脂肪層420を覆うことができる。点線422で表されるように、効果的超音波刺通が筋肉層416に達すれば、筋肉に痛みを生じ、そこに損傷さえ生じる。図4で示す実施例の他の側面は、図3について記載された側面に類似するので、さらに述べない。
【0058】
つぎに、開示技術の実施例に従い作動するセルライト及び/または非セルライト脂肪を処置する方法の略図である、図5を参照する。手順500において、患者の最初の測定が行われ記録される。まず、患者は各セッション前に目方が計られ、その目方が記録される。
【0059】
患者は、処置の期間中ほぼ同じ目方を維持するよう求められ、または言い換えれば、体の器官の周囲の減少が単なる重量ロスよりもむしろ超音波処置からくることを証明するため、患者の体重を減少させるダイエットまたは他の手段をとらないように求められる。通常、患者のサイズや脂肪により、1−4キロは測定では指摘されない。患者の測定はつぎのように行われる。
【0060】
被処置域が一度決められると、たとえば、図4において皮膚上の穴あき線で示すことにより説明されているように、区域のボーダーは、取り消しできるマーカーにより示される。この区域は5cmで分離セクションに分割され、各セクションは番号が付されて水平線で区画される。
【0061】
これは処置を容易にするために行われ、処置を付与する人は、どの区域が今まで処置されたかを知る。繰り返し測定の一つ簡単で正確な方法は、患者が立って、そして、簡単な計量手段で各区域から地上までの距離を測定することである。たとえば、膝、脚、腕等処置器官の内側輪郭が各セクションで測定される。ついで、各セクションにおける体の周囲全体ができるだけ最良に測定される。たとえば、これは、ウエストの完全な輪郭、また両脚は一緒に圧せられる時には両膝の輪郭を測定することになる。
【0062】
つぎに、開示技術の実施例と一緒に使用される開示技術の超音波処置を受ける患者の処置域を正確かつ繰り返し測定する方法の略図である、図7を参照する。
【0063】
手順700において、患者は、患者の腕を下げて、直立状態で立っている。手順702においては、処置域の高さを床から測定し記録される。これは、人の高さが処置により変わらないので、同じ区域繰り返し測定が正確になされるように行われる。手順704においては、圧力ゲージを取り付けた測定装置が処置域を測定するのに使用される。
【0064】
手順706においては、処置域は水平様式で測定され、これは、測定装置が、それが床と平行になるように処置域の周囲に置かれることを意味する。手順708においては、処置域は特定圧力をかけて測定され、測定値は記録される。
【0065】
手順710においては、同じ特定圧力が、測定が処置域で行われるごとに処置域記録高さで使用される。これは、測定が正確で、処置域周囲の測定装置の圧力変化または被測定処置域の高さの変化に反映しないことを保証する。図3を参照すると、患者測定装置304は、処置の前、処置中、および後に患者の物理的パラメータを測定するのに利用される。結局、測定が行われ、患者はベッドに横たわるよう指示される。
【0066】
図5に戻ると、手順502において、患者の筋肉は電極を用いて刺激される。図4を参照すると、電極406は処置域で患者の体に取り付けられる。処置区域を横断する筋肉繊維の始めと終わりで、電極は、接着パッチ等取り付け手段により皮膚に取り付けられる。
【0067】
電流が5−150Hz範囲の周波数で電極を介し適用され筋肉の間欠収れんに刺激する。これら収れんは、セルライトおよび/または脂肪層に対し筋肉の強い層を作り出す。このような強い層は処置されるセルライト組織および/または脂肪組織を押圧する反壁を提供する。特に上からの外圧が区域にも機械的に加えられれば、筋肉のふるえ運動が、間欠的圧搾をセルライト組織および/または脂肪組織に付与する。
【0068】
特に強い処置を伴う力の環境において、交互リリーフ中断での圧力パルスの間欠的付与は、生存器官組織の継続性に対し一定圧力付与以上に好ましい、と信じられている。
【0069】
筋肉の電気的刺激は、好ましくは、電気的刺激の技術で知られているように、干渉、プレモジュレーテッド(Premodulated)、バイオファシカ(Biophasica)、IFアイソプラナ(IF Isoplanar)(4−極)、IFベクトリアル(IF Vectorial)(4−極)、MF刺激、等の技術によりなされる。
【0070】
電気的刺激は5から90mA範囲の強度で付与される。電気的刺激は、物理療法およびスポーツ分野で見られるように、筋肉造成分野で知られている。干渉技術は、各々僅かに異なるキャリヤ周波数を有する、異なるチャンネルで生ずる2つの交流を使用する。
【0071】
これら電流は、処置区域で合い、干渉(構成的または破壊的)を創生し、結果的にうなり周波数を生ずる。うなり周波数は、各対により得られる実際の周波数間で差がある。例えば、100Hzの周波数は、或る電極対では3,900Hz、また他の電極対では、4,000Hzにより生ずる。
【0072】
従って、得られる波動は、100Hzの包囲振幅周波数で変調される3,900−4,000Hzキャリヤ波である。主要なキャリヤ周波数は、電極の幾何学的位置に依存する。干渉刺激は、4つの独立パッドが所望の効果を達成するような仕方で置かれる、カッドー極技術で殆ど排他的に伝達される。
【0073】
典型的には、2対の電極が、各対を他方に対し垂直にして、処置区域の周囲に配置される。2極の電極配設もまた、干渉が組織内よりはむしろ発振器内に生ずる場合に使用されることによって、使用される1対の電極だけが必要となる。
【0074】
プレモジュレート技術は、効果的周波数を有する信号を、連続的に伝達されるキャリヤ波、たとえば、100Hzの包囲振幅周波数で変調される4000Hzのキャリヤ波に重ねる。変調は、単対の電極への適用前に生じ、他の対の電極を不要にする。処置中の筋肉の電気的刺激は、特別形式の電気的刺激技術により行う必要はない。
【0075】
多技術は、どの技術が使用されるか、どんな順序で使用されるか、また、他の技術が使用される前にどのくらいの期間使用されるか、によって種々の組合せで使用できる。たとえば、処置中の電気的刺激では、先ず、IFベクトリアル技術を10分間、つぎに干渉技術への切り替えを5分間、つぎにプレモジュレート技術をさらに5分間、つぎにブロへシカ技術をさらに10分間、つぎに再びこのプロセスによるサイクルバックを行う。
【0076】
他の例によれば、処置中の電気的刺激は、干渉技術を8分間使用、つぎにIFベクトリアル技術への切り替えを2−3分間、それからプレモジュレーテッド技術への切り替えを6分間、それからバイオファシカ技術へ7分間、つぎにMF刺激への切り替えを5−10分間、つぎに再びこのプロセスによるサイクルバックを行う。干渉、IFアイソプラナ、IFベクトリアル、およびプレモジュレート技術は、最良に作用し、IFベクトリアル技術は、セルライトおよび脂肪層において脂肪を圧搾する助けをして筋肉を刺激して引き締めることによって尤も効果的であることが、分かった。
【0077】
各技術が適用される間キャリヤ波周波数を少なくとも一回変え(ホップする)、刺激に対する生体の適合を回避し、(よって間欠収縮との反応をなくする)、および刺激強度を増大する必要性を省く。たとえば、各技術が適用され、キャリヤ波は4,000Hzキャリヤ波から2,400―2,500Hzキャリヤ波にホップされ得る。同様に、包囲またはうなり周波数(関連する場合)は徐々に変えられ、または選択周波数間でホップされ得る。
【0078】
最初の処置セッション中、高電流強度は激越となり、経験のない患者を驚かし得るので、低強度を使用し、3−5mAで開始するのが好ましい。より進んだ処置では、5−90mA範囲のさらに効果的で高い強度を適用できる。
【0079】
効果的周波数は5−150Hzある。なお、たとえば、干渉プレモジュレーテッド等、上述と異なる電気刺激技術の使用においては、筋肉は、250Hz上の周波数と(間欠収縮で)反応しない。より高い周波数で、振動は常習的となるので、筋肉は常に緊張した状態になり得る。より低い周波数で、振動は遅いが、かなり強い。筋肉は特定周波数に適合するので、そのため、処置期間中、特定刺激技術中でさえ、電気的刺激の周波数を変えることを薦める。
【0080】
特定周波数を使用すること、および/または手動または任意に周波数をかえることとは別に、周波数を変える4つの他のパターンが一般的である:(1)他の周波数に切り替える前に一定時間特定周波数を付与すること;(2)5から150Hzになり、(正弦波サイクル等で)戻る等除序な変化;(3)(2)と同様であるが、極端なレベルで(1秒等)長い間とどまる;(4)極端な周波数のみが間欠的に使用される。周波数を変える他のパターンもまた使用され得る。
【0081】
手順504において、ゲルが処置域に適用される。図4を参照すると、ゲル408が処置域の皮膚に適用される。図5に戻ると、ゲルは、超音波トランスジウーサと皮膚間の非摩滅接触を改善する。ゲルは、また、下方の組織への超音波の良好な伝導と円滑な刺通を提供するように構成される。ゲルは、皮膚面内に吸収される薬と活性成分を含み得る。これら薬と活性成分は、血液の循環を触媒し、また、不十分な血流とセルライトに掛かった区域での劣純化によるミネラルと栄養分欠如の皮膚に補充し得る。ゲル適用の他の効果は、図4について念入りに作った。
【0082】
手順506において、超音波装置は超音波を発し、好ましくは、また皮膚をマッサージする。図4を参照すると、超音波トランスジューサー410は、超音波を伝達するため、好ましくは処置域をもむために利用される。
【0083】
図5に戻ると、超音トランスジューサーは、仕切った部位の身体に適用される。超音波装置は1から3.5(または4)MHz周波数でかつ1から3W/cmに変化する強度で超音波を発する。コラーゲン繊維における脂肪溶解と亀裂の両方を引き出すのに必要な空洞現象を生ずるには、1.5W/cmの最低強度を要する。
【0084】
超音波装置の波長とともに周波数は処置コースにわたり変化し得る。波長変化は、患者の異なる深さに位置する脂肪の異なるタイプに対し減少および除去に目標をおくことを許容する。浅いセルライト脂肪層に達するには、短波長を使用する必要があり、一方深い脂肪層に達するには長波長を使用する必要がある。
【0085】
目標とされる脂肪のタイプについて波長を変える点から、処置は、最初の1タイプの脂肪の処置、およびそれから異なるタイプの脂肪への移動から成るべきである。言い換えれば、たとえば、先ず、セルライト脂肪を処置すべきで、ついで非セルライト脂肪を処置すべきで、またはその反対とする。
【0086】
処置コースにわたる周波数の変化は、セルライトと脂肪を減少除去するのに効果的で、また患者の痛みレベルに影響し得る。そのため、周波数は、もし患者が或る範囲において特別の周波数で痛みを経験すれば、所望範囲内で変えねばならない。
【0087】
つぎに、開示技術の実施例に関連して使用される時間の関数として超音波周波数の変化の例を描いたグラフである、図6Aと6Bを参照する。図6Aと6Bを参照すると、処置の時間コースにわたり発せられる超音波の周波数「を変える2つの可能な方法が示されている。
【0088】
たとえば、図6Aを参照すると、周波数は、処置のコースにわたり1Mzから3Mzに変えられ、サイクル的に1Mz再び戻り、これは5秒におよぶ200KHzの工程である。工程はまた、短いまたは長い期間、たとえば、3秒または10秒におよび、また工程サイズが大きいまたは小さい、たとえば、100KHzまたは500KHzとすることができる。
【0089】
図6Bを参照すると、周波数はまた、1MHzと3MHz間を工程状に鋭く変えられ、サイクル的に1MHz再び戻り、ここで一定の周波数が5分付与される。特別の周波数が付与される時間は、たとえば、3分、10分または20分の、短いまたは長い期間続く。周波数は4MHzより高く上げてはならず、このような高い周波数から得られる結果は最適ではないためである。
【0090】
図5に戻ると、手順504でゲルにより好ましくは汚される、皮膚の処置域は、カプセルから、および脂肪層からの脂肪の抽出を増大するために、電極刺激が手順502で筋肉繊維の間欠収縮をトリガーするのと同時に超音波処置を好ましくは受ける。しかし、手順502は手順506の後で行われ、または共に手順506中又は後に行われる。
【0091】
手順502が手順506の後で行われ、または共に手順506中に、および手順506後に行われるかどうかは、もし手順502の電気的刺激の周波数又は強度が早急に変えられれば、手順506の超音波発生の周波数または波長はゆっくり変えられることを示唆し;逆にもし手順502の電気的刺激の周波数又は強度がゆっくり変えられれば、手順506の超音波発生の周波数または波長は早急に変えられることを示唆する。
【0092】
言い換えれば、手順502(周波数及び強度)の電気的刺激に関係するパラメータの変化率は、手順506(周波数および波長)の超音波発生に関係するパラメータの変化率に反比例すべきであることを示唆する。しかし、所望ならば、両方(電気的刺激および超音波)のパラメータの変化率は比例し、同一でさえあり得る。
【0093】
超音波トランスジューサーは、やすみなく好ましくは、アームで小さな円形マッサージ運動を実行しながら、また、休みなく好ましくは、リストを真っ直ぐに保ちながら、区域の全長と幅を徐々に横切り、ゆっくり移動される。超音波トランスジューサーは、患者の体に力強く押し付けられてかなりの圧力を発生する。
【0094】
超音波装置は、好ましくは、押し付けマッサージ作用と体内への超音波の刺通との両方を行うように構成される。プレス間で周期的リリーフ中断をさせる、マッサージ作用の変化力は、強力な処置への器官組織を守ることに貢献すると信じられている。
【0095】
超音波トランスジューサーはまた、マッサージコース中全方向(左右前後)に傾くことができる。これは、リストを繰り返し、異なる方向に、たとえば、左右左、前後前、および左―前―右―後(アームを使用する円形運動と反対の、リストを使用する円形運動)傾動することにより達せられる。
【0096】
皮膚に接する頭部の表面積は傾きにより小さくなるので、この方法で、超音波は患者の体内深く刺通する。一般に、また特に超音波トランスジューサーによるマッサージ運動は、セルライト脂肪層および脂肪層からの脂肪を圧搾する助けになると信じられている。そのため、マッサージ運動は、1つの特定方法のみに制約される必要性はない。たとえば、小さい円形マッサージ運動は、マッサージ運動を左右左に傾かせ、または上記マッサージ技術の組み合わせ、またはいかなる他のマッサージ技術と、散在させることができる。
【0097】
手順508において、マッサージは、手動または機械的手段で行われる。好ましくは、マッサージは、電気的刺激(手順502)および超音波付与(手順506)と同時に処置区域に付与されるが、手順506での超音波処置後でもよい。マッサージの強度は、除去されるのが望まれているセルライト(または脂肪)量に依存する。
【0098】
より多くのセルライト(または脂肪)の存在は、より強いマッサージが必要であることを意味する。最適な効果を達成するため、超音波を受ける全く同じ区域にマッサージ作用を同時に付与するのがもっとも薦められると、判明した。
【0099】
超音波はセルライト(または脂肪)組織を軟化し、マッサージを行うことにより達せられる脂肪圧搾作用を許容すると信じられている。超音波伝達とマッサージまたは与圧の両機能のため構成されたトランスジューサー頭部を含む装置等、超音波装置は、この目標を達成するための優れたツールである。
【0100】
上述の処置の時間は、好ましくは、30から45分に変化する。満足できる結果を達成するために必要な処置がいくつかある。要約すると、処置は、いくつかの要素の組み合わせである:ゲルの適用、超音波の適用、超音波トランスジューサーによるもみ、筋肉の電気的刺激、および手動または機械的マッサージである。
【0101】
もし手順502または508が手順504の超音波処置の後に実施されるとすれば、それらは、手順502および/または手順508のいずれが、手順504の超音波処置中にすでに付与されたか、または付与されないかの事実に関係なく、同時に行うのが好ましい。後超音波マッサージ(手順508)または筋肉刺激(手順502)または後超音波ステージにおける好ましい組み合わせマッサージおよび筋肉の電気的刺激には、20−30分要する。
【0102】
さらに好ましくは、マッサージ(手順508)または筋肉刺激(手順502)は、手順506の超音波処置中および後の両方に行われる。もっとも好ましくは、マッサージ(手順508)および筋肉刺激(手順502)は、手順506の超音波処置中および後の両方に一緒に付与される。消費される時間について、後超音波ステージ(手順502と508)の20−30分は、組み合わせ超音波、マッサージおよび刺激(手順502、506、および508)に当てた最初の45分に続く。
【0103】
手順510において、患者の最後の測定が、上記測定技術のいずれかを使用して行われ記録される。最後の測定は、終了処置後に行われて、体の輪郭または器官周囲がどれくらい患者において減少されたかを判定する。
【0104】
図2から図6Bに記載し示される、上述のシステムと方法は、セルライト脂肪の減少若しくは除去、および脂肪層における脂肪の減少に効果的だけでなく、他の区域にも効果的であることが分かった。
【0105】
上述のシステムと方法は、患者の胃域のセルライトおよび非セルライト脂肪を減少するために作用することが分かった。胃域の処置のため、処置に使用される超音波は、胃域の脂肪の減少には1MHz、上述の胃区域のセルライト脂肪の減少には3MHzの最適の周波数であるべきである。胃域の処置について、上述のシステムと方法はまた、女性の胃および中部の後妊娠ストレッチマークの出現を減少や除去さえにも効果的であることも判明している。
【0106】
約半分のケースではストレッチマークは目に見えて減少し、あるケースでは完全に消失した。なお、同程度の妊娠から生ずる胃のストレッチマークを実質的に減少または除去する技術は他にないことは注目される。
【0107】
上述のシステムと方法は、また、さらに、通常年配の女性に見られる、上腕皮膚のたるみの減少および除去に効果的であると判明した。上腕皮膚のたるみは、ひじと、わきの下の間に位置する、上腕の下側に位置する皮膚を言う。上述のシステムと方法は、また、体の他の部分におけるたるみを減少および除去に効果的であり得る。なお、プラスチック手術の技術を使用する皮膚のたるみを減少する現代の方法は継ぎ目なしの結果を与えない。
よってたるみ皮膚に行われる技術の証拠はないことは注目される。さらにまた、上述のシステムと方法は、また、たるみ皮膚、ストレッチマークを有する皮膚、または、セルライトの変化度合いを示す皮膚であろうと、たるみ、ストレッチマークを有するまたはセルライトによって影響を受ける前のように見える円滑な状態に皮膚の外観を戻して円滑に見え感じるようにすると、皮膚の一般的外観にするのに効果的であると判明した。
【0108】
開示技術は、特に以上記載された事項に限定されないことが当業者により理解される。むしろ、開示技術の範囲は請求の範囲によってのみ定義される。
【0109】
開示技術は、図面についてと上記詳細な説明からより良く理解し評価される。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【図1】人体の皮膚構造および下層の略横断面図である。
【図2】開示技術の操作中に発生する物理的プロセスの略図である。
【図3】開示技術の実施例による構成され作動するシステムの略図である。
【図4】開示技術の他の実施例による構成され作動するシステムの略図である。
【図5】開示技術の他の実施例により作動する、セルライト及び(または)非セルライト脂肪を処置する方法の略図である。
【図6】(A)は、開示技術の実施例について使用される時間の関数として超音波周波数の変化の例を示すグラフであり、(B)は、開示技術の実施例について使用される時間の関数として超音波周波数の変化の例を示すグラフである。
【図7】開示技術の実施例について使用される開示技術の超音波処置を受ける患者の処置域を正確かつ繰り返し測定する方法の略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
処置域における体の周囲を減少させる処置システムにおいて、圧力付与が前記処置域に適用される、超音波装置を備える、処置システム。
【請求項2】
前記体の周囲の減少は、セルライトの減少または除去を含む、請求項1記載の処置システム。
【請求項3】
前記体の周囲の減少は、体の脂肪の減少よりなる、請求項1記載の処置システム。
【請求項4】
前記体の周囲の減少は、人間、哺乳動物、および動物の体の周囲の減少よりなる、請求項1記載の処置システム。
【請求項5】
前記処置域体の周囲の減少は、脚、膝、大腿、膝、しり、腹部、胃および腕からなる群から選択される、請求項1記載の処置システム。
【請求項6】
前記システムは、ストレッチマークの減少または除去よりなる、請求項1記載の処置システム。
【請求項7】
前記ストレッチマークは、胃および女性の中央部分に位置する、請求項6記載の処置システム。
【請求項8】
前記システムは、たるみ皮膚、ストレッチマークを有する皮膚およびセルライトに犯された皮膚よりなる群から選ばれる少なくとも1つを減少または除去するのに利用される、請求項1記載の処置システム。
【請求項9】
前記たるみ皮膚は、上腕皮膚よりなる、請求項8記載の処置システム。
【請求項10】
前記システムは、皮膚の一般的外観を円滑に見え感ずるように、または前記皮膚の外観をたるみ前のように見える円滑状態に戻すのに利用される、請求項9記載の処置システム。
【請求項11】
前記超音波装置は、1から4MHz間の周波数で作動される、請求項1記載の処置システム。
【請求項12】
前記超音波装置は、1から3W/cm間の範囲の強度で作動される、請求項1記載の処置システム。
【請求項13】
前記超音波装置は、セッション毎に40から45分間作動される、請求項1記載の処置システム。
【請求項14】
前記超音波装置は、主に、セルライトの減少または除去のため、2.5から3.5MHz範囲内で作動される、請求項1記載の処置システム。
【請求項15】
前記超音波装置は、主に、セルライトの減少または除去のため、実質的に3MHzの周波数で作動される、請求項1記載の処置システム。
【請求項16】
前記超音波装置は、主に体の脂肪の減少のため、0.9から1.6MHz範囲内で作動される、請求項1記載の処置システム。
【請求項17】
前記超音波装置は、主に体の脂肪の減少のため、実質的に1MHz囲の周波数で作動される、請求項1記載の処置システム。
【請求項18】
前記超音波装置は、1.5W/cmの最小強度で作動される、請求項1記載の処置システム。
【請求項19】
前記超音装置の作動の波長は、時間で変化する、請求項1記載の処置システム。
【請求項20】
さらに、前記超音波装置と同時に前記処置域への前記圧力付与を適用するための与圧装置を備える、請求項1記載の処置システム。
【請求項21】
さらに、前記超音波装置を使用後30分まで、前記処置域に前記圧力付与を適用するための与圧装置を備える、請求項1記載の処置システム。
【請求項22】
さらに、前記超音波装置と同時にまたは使用後30分までに、前記処置域に前記圧力付与を適用するための与圧装置を備える、請求項1記載の処置システム。
【請求項23】
さらに、前記処置域を包囲する包囲域に前記圧力を適用する与圧装置を備え、前記包囲域は、前記処置域の上、前記処置域の下、および前記処置域の上下からなる群から選択される区域からなる、請求項1記載の処置システム。
【請求項24】
さらに、前記圧力付与を適用する与圧装置を備え、前記与圧装置は、前記超音波装置のトランスジューサー頭部を備える、請求項1記載の処置
システム。
【請求項25】
前記トランスジューサー頭部は、マッサージ作用を前記処置域に与えるために使用される、請求項24記載の処置システム。
【請求項26】
前記マッサージ作用は、リストを真っ直ぐに維持している間中の小さい円運動およびリストを異なる方向に繰り返し傾き移動することからなる群から選択される方法で前記トランスジューサー頭部を移動させることからなる、請求項25記載の処置システム。
【請求項27】
さらに、前記与圧を適用する与圧装置を備え、前記与圧装置は機械的マッサージ手段を備える請求項23記載の処置システム。
【請求項28】
さらに、前記与圧を適用する与圧装置を備え、前記与圧装置は手動マッサージ手段を備える、請求項23記載の処置システム。
【請求項29】
前記与圧は、素手により付与されるマッサージである、請求項1記載の処置システム。
【請求項30】
さらに、前記与圧を適用する与圧装置を備え、前記与圧装置は、前記処置区域を包囲する筋肉に電気的刺激を与えることができる電気的刺激装置からなる、請求項23記載の処置システム。
【請求項31】
前記電気的刺激装置は、5から90mA間の強度範囲で作動される、請求項30記載の処置システム。
【請求項32】
前記電気的刺激装置は、5から150Hz間の周波数で作動される、請求項30記載の処置システム。
【請求項33】
前記電気的刺激装置は、干渉的、プレモジュレーテッド、バイオファシカ、IFアイソプラナ(4ポール)、IFベクトリアル(4ポール)、およびMF刺激からなる群から選択される刺激技術のため作動される、請求項30記載の処置システム。
【請求項34】
前記刺激技術は、パターン変化で使用され、前記パターン変化は変化回数続き、前記パターン変化は処置セッション中刺激技術を変えることからなる、請求項33記載の処置システム。
【請求項35】
前記電気的刺激装置の前記作動周波数は、前記周波数範囲内の時間変えられる、請求項32記載の処置システム。
【請求項36】
前記電気的刺激装置の前記作動周波数の時間変化は、他の周波数への切り替え前に一定時間量特定周波数を適用し、前記周波数を一方の極値から種々の時間に渡って他方に徐々に変える、および間欠的に前記周波数範囲内の極値周波数のみを使用すること、からなる群から選択される、請求項35記載の処置システム。
【請求項37】
前記超音波装置の作動波長のバリエーションの変化率は、前記電気的刺激装置の作動周波数のバリエーション、前記電気的刺激の強度のバリエーションおよび前記電気的刺激のパターン・バリエーションの変化率に反比例する、請求項30記載の処置システム。
【請求項38】
前記超音波装置は、処置区域にこすられるゲルと共に使用される、請求項1記載の処置システム。
【請求項39】
前記超音波装置は、さらに、カメラを備える、請求項1記載の処置システム。
【請求項40】
さらに、プロセッサーを備える、請求項1記載の処置システム。
【請求項41】
さらに、測定装置を備える、請求項1記載の処置システム。
【請求項42】
前記測定装置は、さらに圧力ゲージを備える、請求項41記載の処置システム。
【請求項43】
体の周囲を減少させる方法において、超音波を処置区域に適用する、そして前記処置区域に圧力を付与する手順からなる、体の周囲を減少させる方法。
【請求項44】
前記体の周囲の減少は、セルライトの減少または除去からなる、請求項43記載の方法。
【請求項45】
前記体の周囲の減少は、体の脂肪の減少からなる、請求項43記載の方法。
【請求項46】
前記体の周囲の減少は、人間、哺乳動物および動物の体に利用される、請求項43記載の方法。
【請求項47】
前記処置域は、脚、大腿、膝、しり、腹部、胃および腕からなる群から選択される体の区域からなる、請求項43記載の方法。
【請求項48】
前記処置方法は、女性の胃および中部の後妊娠ストレッチマークの減少または除去に利用される、請求項43記載の方法。
【請求項49】
前記処置方法は、たるみ皮膚を減少または除去するために利用される、請求項43記載の方法。
【請求項50】
前記たるみ皮膚は、たるみ上腕皮膚である、請求項49記載の方法。
【請求項51】
前記処置方法は、皮膚の一般的外観を円滑に見え感じるようにする、前記皮膚の外観をたるみ皮膚上にストレッチマークを有する、セルライトに影響される前のように見える前記円滑状態に戻す、からなる群の少なくとも1つのために利用される、請求項43記載の方法。
【請求項52】
前記超音波を適用する手順は、1から4MHz間の範囲の周波数で超音波を適用することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項53】
前記超音波を適用する手順は、1−3W/cm範囲の強度で超音波を適用することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項54】
前記超音波を適用する手順は、40から45分間適用される、請求項43記載の方法。
【請求項55】
前記超音波を適用する手順は、主にセルライトの減少と除去のため、2.5−3.5MHz囲内の超音波を適用することからなる、請求の項43記載の方法。
【請求項56】
前記超音波を適用する手順は、主にセルライトの減少と除去のため、実質的に3MHz周波数で超音波を適用することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項57】
前記超音波を適用する手順は、主に体の脂肪の減少のため、0.9−1.6MHz範囲内の超音波を適用することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項58】
前記超音波を適用する手順は、主に体の脂肪の減少のため、実質的に周波数1MHzで超音波を適用することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項59】
前記超音波を適用する手順は、好ましくは、1.5W/cmの最小強度でなされる、請求項43記載の方法。
【請求項60】
時間を超えて前記超音波の波長を変える手順を含む、請求項43記載の方法。
【請求項61】
前記圧力を付与する手順は、前記超音波を適用しながら同時に前記処置域に圧力を付与することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項62】
前記圧力を付与する手順は、前記超音波の適用後30分まで圧力を処置域に付与することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項63】
前記圧力を付与する手順は、前記超音波の適用と同時にまたは適用後30分までに圧力を前記処置域に付与することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項64】
前記圧力を付与する手順は、前記処置区域の上、前記処置区域の下、および前記処置区域の上下からなる群から選択される前記処置区域を包囲する域に圧力を付与することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項65】
前記圧力を付与する手順は、超音波装置のトランスジューサー頭部で圧力を付与することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項66】
トランスジューサー頭部による前記圧力を付与する手順は、マッサージ作用を前記トランスジューサー頭部により前記処置区域に供する、請求項65記載の方法。
【請求項67】
前記マッサージ作用は、リストを真っ直ぐに維持する間の小円運動、および繰り返しリストを異なる方向に傾き移動させる郡から選択される仕方で前記トランスジューサー頭部を移動することからなる、請求項66記載の方法。
【請求項68】
前記圧力を付与する手順は、機械的マッサージ手段を使用して圧力を付与することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項69】
前記圧力を付与する手順は、手動マッサージ手段を使用して圧力を付与することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項70】
前記手動マッサージ手段は、素手により与えられるマッサージである、請求項69記載の方法。
【請求項71】
前記圧力を付与する手順は、電気的刺激を前記処置区域を包囲する筋肉に付与できる電気的刺激装置使用して圧力を付与することからなる、請求項43記載の方法。
【請求項72】
前記電気的刺激を付与する手順は、5から90mA間範囲の強度で電気的刺激を付与することからなる、請求項71記載の方法。
【請求項73】
前記電気的刺激を付与する手順は、5から150Hz間範囲の周波数で電気的刺激を付与することからなる、請求項71記載の方法。
【請求項74】
前記電気的刺激を付与する手順は、干渉的、プレモジュレーテッド、バイオファシカ、IFアイソプラナ(4ポール)、IFベクトリアル(4ポール)、およびMF刺激からなる群から選択される技術を使用して電気的刺激を付与することからなる、請求項71記載の方法。
【請求項75】
前記各技術は、パターン・バリエーションにおける前記処置区域で使用され、前記パターン・バリエーションは時間を変えて続き、前記パターン・バリエーションは処置セッション中前記処置区域で使用される技術を変えることからなる、請求項71記載の方法。
【請求項76】
さらに、前記範囲内で時間を超えて前記電気的刺激の前記周波数を変える手順を備える、請求項73記載の方法。
【請求項77】
さらに、前記で時間を超えるバリエーションは、他の周波数に切り替える前の一定時間特定の周波数を適用し、種々の時間間隔にわたり一方の極値から他方に周波数を除々に変え、前記極値周波数を前記範囲内で間欠的に使用する、郡から選択される、請求項76記載の方法。
【請求項78】
さらに、前記超音波波長のバリエーションの変化率は、前記電気的刺激周波数のバリエーションの変化率、前記電気的刺激の強度のバリエーションおよび電気的刺激技術のパターン・バリエーションに反比例する、超音波を変える手順を備える、請求項71記載の方法。
【請求項79】
さらに、前記超音波と共に使用される前記処置区域に擦られるゲルを適用する手順を備える、請求項43記載の方法。
【請求項80】
前記圧力を付与する手順は、トランスジューサー頭部マッサージ作用、機械的マッサージ、手動マッサージ、および電気的刺激を付与することからなる群から選択される手順の少なくとも1つからなり、前記選択手順は前記処置区域に同時に一緒に使用される、請求項43記載の方法。
【請求項81】
さらに、付加または交互測定手段を提供し、将来の処置改善を助けるカメラを使用する測定手順を備える、請求項43記載の方法。
【請求項82】
さらに、前記電気的刺激、前記機械的測定手段、前記超音波、および測定用カメラを制御し、また患者の測定を記録するためのプロセッサーを備える、請求項80記載の方法。
【請求項83】
患者を、その腕を下げて真っ直ぐに立たせる;
床から処置域の高さを測定記録する:
圧力ゲージを取り付けた測定装置使用して前記処置域を測定する;
前記測定装置を床に平行に前記処置域の周囲に置かれるように、水平状に前記処置域を測定する;
前記圧力ゲージを取り付け前記処置域に付与される一定圧力で前記測定装置を使用して前記処置域を測定し、前記測定を記録する;および
前記圧力ゲージを床から前記処置域の前記高さに取り付け、前記特定圧力を前記処置域に付与し、前記処置域を測定しながら前記測定装置を床にたいし水平とした、前記測定装置を使用して前記処置域について後時間を測定する手順からなる、測定方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2006−520247(P2006−520247A)
【公表日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−507581(P2006−507581)
【出願日】平成16年3月11日(2004.3.11)
【国際出願番号】PCT/IL2004/000238
【国際公開番号】WO2004/080147
【国際公開日】平成16年9月23日(2004.9.23)
【出願人】(505339542)アルファテック メジカル システムズ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】