説明

センサライト

【課題】センサライトによる照明範囲を制限し、使用者が必要とする範囲内を照明する。
【解決手段】ランプ12の光によって一定の範囲に向けて照射して前記一定の範囲を照明する照明部3と、この照明部3が上部に首振り可能に支持され設置場所に取り付けられる本体部2と、この本体部2の下部に設けられ検知エリア内への侵入物の侵入を検知する検知センサ部4とを備える。照明部3にランプ12からの光の照射方向を規制するフード部材11を取り付ける。このフード部材は、上側部分が略半円筒状に形成され、、側面視で、それの上側部分の上縁11aが角度θ1(例えば10°程度)だけ前下がりに傾斜し、また、側面視で前記上側部分の前縁11bと、照明部3の前縁3a(フード部材11の基部11A)とがなすフード遮光角度θ2が46°〜70°の範囲となるように形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、侵入物の検知により光源を点灯又は点滅(フラッシング)する、主として防犯用に使用されるセンサライトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、センサライトは、光源を有し前記光源の光を一定の範囲に向けて照射して前記一定の範囲を照明する照明部と、検知エリア内への侵入物の侵入を検知する検知センサ部とを備え、前記検知センサ部による侵入物の検知により前記光源を点灯又は点滅する、主として防犯用に使用されるものである。そして、そのようなセンサライトにおいて、前記照明部による照射方向を変更あるいは調整できるように構成されたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10−144134号公報(段落0009〜0011および図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのようなセンサライトは、住宅街の戸建て住宅の玄関先、カーポートなどに設置され、検知センサ部による侵入物の検知により光源を点灯又は点滅する構成となっているので、センサライトの光源が点灯又は点滅した場合に、左右両隣や向かいの住居まで照明し、迷惑をかけるおそれがあり、いわゆる光害の問題を生ずる。
【0004】
一方、光量の少ない光源を使用すると、照明範囲を住居内に制限することは可能であるが、必要な照度が得られず、照明範囲が非常に暗くなり、十分な照明効果が得られない。
【0005】
この発明は、センサライトによる照明範囲を制限し、使用者が必要とする範囲内のみを照明できるセンサライトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、光源を有し前記光源の光を一定の範囲に向けて照射して前記一定の範囲を照明する照明部と、この照明部が上部に首振り可能に支持され設置場所に取り付けられる本体部と、この本体部あるいは本体部の下部に設けられ予め定められた検知エリア内への侵入物の侵入を検知する検知センサ部とを備え、前記検知センサ部による侵入物の侵入の検知により前記光源を点灯又は点滅するセンサライトであって、前記照明部に取り付けられ前記光の照射方向を規制するフード部を備え、前記フード部は、上側部分が略半円筒状に形成され、側面視で前記上側部分の前縁と、前記照明部の前縁とがなすフード遮光角度が46°〜70°の範囲となるように形成されていることを特徴とする。ここで、「照明部に設けられ・・・フード部」とは、照明部に対し着脱可能あるいは取り外し可能に設けられる場合、固定される場合(フード部を照明部にねじなどを用いて固定する場合や耐熱性接着剤を用いて固定する場合)、照明部のケーシングなどに対し一体成形により設けられる場合が含まれる。
【0007】
このようにすれば、前記フード部は、上側部分が略半円筒状に形成され、側面視で前記上側部分の前縁と、前記照明部の前縁とがなすフード遮光角度が46°〜70°の範囲となるように形成されているので、光源からの光の照射方向をフード部によって規制して照明範囲を制限し、使用者が必要とする照明範囲については十分な照明効果を得ることができる。よって、前記フード遮光角度が46°〜70°の範囲であるフード部を設けるという簡単な構成でもって、左右両隣や向かいの住居にまで照明するという光害を回避することができる。
【0008】
特に、前記フード部は、上側部分が略半円筒状に形成され、側面視で前記上側部分の前縁と、前記照明部の前縁とがなすフード遮光角度が46°〜70°の範囲となるように形成されているので、下方について比較的広い照明範囲を確保して、検知エリア外を通過する第三者の目線で照明部からの光が第三者の目に入りにくくすることができる(図6および表1参照)。
【0009】
また、検知センサ部を取り付ける本体部とは別の照明部にフード部を取り付けるので、検知センサ部の検知機能を損なうおそれもない。
【0010】
請求項2に記載のように、前記フード部は、側面視で前記上側部分の上縁が前下がりに傾斜していることが望ましい。
【0011】
このようにすれば、前記フード部は、側面視で前記上側部分の上縁が前下がりに傾斜しているので、照明部を本体部に対し少し傾けるだけで、フード部による、照射方向の規制効果が効果的に発揮される。
【0012】
請求項3に記載のように、前記フード部は、前記照明部の首振り可能な角度範囲において、前記フード部の上側部分の前縁が側面視で略水平方向に延びる状態になる角度を有する構成とすることができる。
【0013】
このようにすれば、前記フード部の上側部分の前縁が側面視で略水平方向に延びる状態で、検知エリア外を通過する第三者の目線で照明部からの光が第三者の目にほとんど入らないように簡単に設定することができる。よって、この状態を基準にして照明範囲を微調整できる。
【0014】
請求項4に記載のように、前記照明部は、前記光源を収納する照明本体部と、前記光源からの光が透過する透光部を有し前記照明本体部を保護する保護キャップ部とを備え、前記照明本体部に対し前記保護キャップ部が着脱可能に取り付けられるものであり、前記フード部は、前記照明部に取り付けられるフード基部と、前記フード基部に連接され前記照明部より突出して延びるフード本体部とを有する構成とすることができる。
【0015】
このようにすれば、フード部のフード基部を照明部に取り付けるだけで、フード本体部によって光源からの光の照射方向を規制して照明範囲を制限することができる。フード基部を照明部に取り付けるので、前記本体部の設置場所への取付方法に影響を与えるおそれがない。
【0016】
請求項5に記載のように、前記フードは、前記照明本体部と保護キャップ部との間に前記フード基部が挟持されることで前記照明部に取り付けられ、前記保護キャップ部が前記フード基部付近を覆っている構成とすることができる。
【0017】
このようにすれば、フード基部を、照明本体部と保護キャップ部との間に挟持することで、フード部を照明部に対し安定性よく取り付けることができる。また、保護キャップ部が前記フード基部付近を覆っているので、外観を損なうこともない。
【0018】
請求項6に記載のように、前記照明部と前記フード部材との間に設けられ前記照明部に対する前記フード部材の位置決めをする位置決め手段とを備え、前記位置決め手段は、前記照明部の照明本体部または保護キャップ部の少なくとも一方に形成される係合部と、前記フード部材の基部に形成され前記係合部に係脱可能に係合する被係合部とで構成されることが望ましい。
【0019】
このようにすれば、照明部の照明本体部または保護キャップ部の少なくとも一方に形成される係合部と、前記フード部材の基部に形成される被係合部とを係脱可能に係合することで、フード本体部によって光源からの光の照射方向を規制して、左右両隣や向かいの住居への照明が回避されるように取り付けることができる。しかもそのような係合部、被係合部であれば、前記本体部の設置場所への取付方法に影響を与えるおそれもない。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、上記のように、フード部の上側部分を略半円筒状に形成し、そのフード部を、側面視で前記上側部分の前縁と、前記照明部の前縁とがなすフード遮光角度がなすフード遮光角度が46°〜70°の範囲となるように形成しているので、光源からの光の照射方向をフード部によって規制して照明範囲を制限し、使用者が必要とする照明範囲については十分な照明効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0022】
図1はそれぞれ本発明に係るセンサライトの一実施の形態を示す斜視図、図2(a)(b)は同側面図および底面図、図3(a)(b)(c)はそれぞれフード部材を取り外した状態の側面図、正面図および平面図である。
【0023】
図1および図2(a)(b)に示すように、センサライト1は、基本構造は従来のものと同様で、設置場所に取付固定される本体部2と、この本体部2の上部に左右方向及び上下方向に首振り可能に取り付けられた照明部3と、この本体部2の下端部に左右方向及び上下方向に回転可能に取り付けられる検知センサ部4とにより構成され、主として防犯用に使用されるものである。よって、以下の実施の形態の説明においては、照明部3に着脱可能に取り付けられる、本発明の特徴点であるフード部材11及びこのフード部材11と照明部3との関係について説明し、本体部2及び検知センサ部4についての詳細な説明は省略する。
【0024】
センサライト1の照明部3は、光源としてのランプ12や反射板13を収納する照明本体部3A(図5参照)と、照明本体部3Aの前側に取り付けられランプ12や反射板13を保護する保護キャップ部3Bとを備える。そして、照明部3は、首振り可能な角度範囲が、左方向および右方向それぞれ60°ずつで左右方向に120°の範囲で、上方向10°、下方向50°で上下方向に60°の範囲とされ、検知センサ部4による侵入物の侵入の検知によりランプ12を点灯又は点滅するものである。
【0025】
また、照明部3には、前記ランプの光の一部の照射方向を規制するフード部を構成するフード部材11が着脱可能に取り付けられるようになっている。よって、センサライト1を設置する場所に応じて、フード部材11を照明部3に取り付けた状態で使用するか(図2(a)(b)参照)、フード部材11を照明部3から取り外した状態で使用するか(図3(a)〜(c)参照)を選択して使用することができる。
【0026】
一方、フード部材11は、図4(a)〜(d)に示すように、上側部分が略半円筒状に形成されるフード基部11Aと、そのフード基部11Aの前側に連接される断面半円弧状のフード本体部11Bとを有する。フード本体部11Bの内面は、表面処理を施さないそのままの面とするほか、前記ランプからの光を反射する反射率が高くなるように表面処理を施すことも可能である。
【0027】
また、フード部材11は、側面視で、それの上側部分の上縁11aが角度θ1(例えば10°程度)だけ前下がりに傾斜し、また、側面視で前記上側部分の前縁11bと、照明部3の前縁3a(フード部材11の基部11A)とがなすフード遮光角度θ2が46°〜70°の範囲となるように形成されている。よって、フード部材11は、照明部3の首振り可能な角度範囲のいずれかの角度において、フード部材11の上側部分の前縁11bが側面視で略水平方向に延びる状態にすることができる。よって、照明部3の首振り角度を、フード部材11の上側部分の前縁11bが側面視で略水平方向に延びる状態にある角度にすれば、後述するように、検知エリア外を通過する第三者の目線で照明部からの光が第三者の目に入りにくくすることができるので、この状態を基準として、使用者が照明範囲を微調整をすることで、光害を回避する照明範囲に簡単に調整することができる。なお、フード部材11の上側部分の後縁11cは、前縁11bを基部11Aに接続するために、フード遮光角度θ2よりも大きい角度θ3で傾斜している。
【0028】
照明部3のランプ12(光源)としては、通常、ハロゲンランプが用いられ、そのランプ12の発熱により、フード部材11の温度は100℃〜220℃程度まで上昇するので、この温度に耐えれる耐熱材料をフード部材11の材料として用いることが望ましい。また、センサライト1は、住宅街の戸建て住宅の玄関先、カーポートなどの屋外に設置されるので、耐候性のよい材料であることも望ましい。
【0029】
フード部材11を取り付ける場合には、図5に示すように、ランプ12および反射板13を備える照明本体部3Aの先端筒状部に対し、防水パッキン14、ランプ12からの光あるいは反射板13で反射された光が透過する透光部例えば耐熱ガラス15、およびフード部材11の基部11A、および保護キャップ部3Bの順に取り付けられる。このように、フード部材11の基部11Aは、照明本体部3Aと保護キャップ部3Bとの間に挟持されることで、取付固定される。
【0030】
その取付状態で、フード本体部11Bの先端部分は、保護キャップ部3Bの前端を超えてさらに前方に延びるが、このフード本体部11Bの、照明部3の前端から突出量は、下方に設けられるが検知センサ部4による検知エリアを制限しないように設定されている。
【0031】
保護キャップ部3Bは、照明本体部3Aの先端筒状部に、嵌合あるいはねじ止めなどにより取り付けられる。この保護キャップ部3Bは、照明本体部3Aを保護する機能も有する。
【0032】
以上説明したようなセンサライト1を、例えば図6に示すように、取付高さHでもって設置すれば、目線Aをもってセンサライト1を見ても、照明部3が下方に傾いており、フード部材11を設けていることから、ランプ12や反射板13が完全に見えず、光害を防止する上で有利となる。なお、目線Aが前縁11bと同じ高さであると見えないが、目線Aより角度α程度下方の破線A’よりも下方になると、ランプ12からの光が見える。
【0033】
つまり、フード部材11を照明部3に対し使用しなければ、図7(b)に示すように、左右両隣や向かいの住居まで照明が広がり、左右両隣や向かいの住居への光害の原因となるが、フード部材11を使用することで、図7(a)に示すように、照明部3に対しフード部材11(フード本体部11B)を設けた側において、光の照射方向を規制し、照明範囲を制限することができる。よって、左右両隣や向かいの住居までランプ12の光が照射されるエリアが広がるのを制限し、光害を回避することができる。
【0034】
ところで、フード部材11の地面に光が届く場所と遮光する場所との境界までの距離Lは、L(m)=取付高さH(m)・tan(180°ー(フード遮光角度θ2(°)+首振り角度β(°))となり、次の表1のようになる。
【0035】
ここで、(i)遮光距離(地面に光が届く境界)の数値が正の場合でのみ遮光がなされる。(ii)首振り角度βー(光源の照射角/2)≦0の場合、フード部材なしでは遮光することができない。
【0036】
【表1】

このように、フード遮光角度θ2の異なるフード部材11と、照明部3の首振り角度βとを組み合わせることで、遮光距離の調整が可能となる。
【0037】
その他の効果として、例えば、センサライトの取付高さHを、2.5mとし、フード遮光角度θ2を46°とし、首振り角度βを50°とした場合(図6参照)、正面側10m先に位置する人の目の位置(高さ1.5m)でまぶしくなくなる。従って、人の感覚的には、センサライト1の正面側10m先の通行人にまぶしさを感じさせず、迷惑とならない。
【0038】
また、隣近所に対する光害を考慮する必要がない場合など、図8に示すように、フード部材11を取り外した状態で使用する場合には、照明本体部3Aの先端筒状部に、防水パッキン14、耐熱ガラス15、ダミーリング21および保護キャップ部3Bの順に取り付けられる。このダミーリング21は、図9(a)(b)に示すように、フード部材11の基部11Aに対応した形状を有する。このダミーリング21によって、フード部材11を取り外した場合に、照明本体部3Aと保護キャップ部3Bとの間に形成される隙間が埋められる。
【0039】
このようにして、ダミーリング21は、照明本体部3Aと保護キャップ部3Bとの間に挟持されることで、取付固定される。
【0040】
また、フード部材11の基部11Aやダミーリング21には、係合凹部11Aa,21aが形成される一方、保護キャップ部3Bには、図10(a)(b)に示すように、係合凹部11Aa,21aに係脱可能に係合する係合凸部3Baが形成されている。なお、係合凸部3Ba(係合部)と係合凹部11Aa(被係合部)とによって、照明部3に対するフード部材11の位置決めをする位置決め手段が構成される。
【0041】
これにより、フード部材11を取り付ける場合には、係合凹部11Aaと係合凸部3Baとの係合関係でフード部材11を照明部3に取り付けることで、フード部材11は所定の照射方向を規制するように、照明部3の上側に取り付けられることになる。つまり、照明部3に対しフード本体部11Bが周方向において回転しない。また、ダミーリング21は、フード部材11の基部11Aに対応した形状で係合凹部21aが形成されているので、フード部材11を取り外した状態で使用する場合には、ダミーリング21が係合凹部21aと係合凸部3Baとの係合関係で所定の位置関係に取り付けられる。
【0042】
前記実施形態のほか、本発明は次のように変更して実施することも可能である。
【0043】
(i)前記実施の形態では、照明部3は、ハロゲンランプなどの光源を使用しているが、LEDなどの光源を使用することも可能である。
【0044】
(ii)前記実施の形態では、係合凸部3Baと係合凹部11Aaとはそれぞれ1つずつ設けているだけであるが、例えば複数の係合凹部11Aaを等角度間隔で設けて、係合凸部3Baと係合凹部11Aaとの係合関係を周方向に変化させることができるようにして、フード部材11の、照明部3の周方向における取付位置を変更あるいは調整できるようにすることも可能である。
【0045】
(iii)前記実施の形態では、照明部3が1つの1灯式のセンサライトについて説明したが、図11に示すように、照明部3が2つの2灯式のセンサライト1’についても適用することができる。この場合には、前記(ii)のように、係合凸部3Baと係合凹部11Aaとの係合関係を周方向において変化させることができるようにすれば、各照明部においてフード部材11を取り付ける取付位置を調整あるいは変更することができる。
【0046】
(iv)前記実施の形態では、フード部材11の基部11Aを保護キャップ部3Bと耐熱ガラス15との間に配置するようにしているが、防水パッキン14と照明本体部3Aとの間に配置することもでき、この場合には照明本体部3Aに係合部(係合凸部)が形成される。
【0047】
(v)フード本体部の少なくとも一部を、複数の開孔(例えば、円形状の孔や矩形状の孔)が形成されている構成(例えば、パンチングメタル)とすることで、照明範囲の光量を部分的に制限し、近隣住居への照明を低減することができる。つまり、複数の開孔を通過すると、光が減衰するので、開孔の数を変更することで、明るさを調整することができる。
【0048】
(vi)前記実施の形態では、検知センサ部4は本体部の下部に設けているが、本体部の前面部に検知センサ部4が取り付けられるものにも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の一実施の形態に係るセンサライトの斜視図である。
【図2】(a)(b)はそれぞれ同側面図および底面図である。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれフード部材を取り外した状態の側面図、正面図および平面図である。
【図4】(a)〜(d)はそれぞれフード部材の斜視図、正面図、側面図および平面図である。
【図5】フード部材の取り付ける場合の説明図である。
【図6】遮光効果の説明図である。
【図7】(a)(b)はそれぞれ遮光効果の説明図である。
【図8】フード部材に代えてダミーリングを取り付ける場合の説明図である。
【図9】(a)(b)はそれぞれダミーリングの正面図および側面図である。
【図10】(a)(b)はそれぞれ保護キャップ部の背面図および側面図である。
【図11】他の実施の形態についての図1と同様の図である。
【符号の説明】
【0050】
1,1’ センサライト
2 本体部
3 照明部
3A 照明本体部
3B 保護キャップ部
3Ba 係合凸部
4 検知センサ部
11 フード部材
11A フード基部(基部)
11Aa 係合凹部
11B フード本体部
12 ランプ
21 ダミーリング
21a 係合凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を有し前記光源の光を一定の範囲に向けて照射して前記一定の範囲を照明する照明部と、この照明部が上部に首振り可能に支持され設置場所に取り付けられる本体部と、この本体部あるいは本体部の下部に設けられ予め定められた検知エリア内への侵入物の侵入を検知する検知センサ部とを備え、前記検知センサ部による侵入物の侵入の検知により前記光源を点灯又は点滅するセンサライトであって、
前記照明部に取り付けられ前記光の照射方向を規制するフード部を備え、
前記フード部は、上側部分が略半円筒状に形成され、側面視で前記上側部分の前縁と、前記照明部の前縁とがなすフード遮光角度が46°〜70°の範囲となるように形成されていることを特徴とするセンサライト。
【請求項2】
前記フード部は、側面視で前記上側部分の上縁が前下がりに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のセンサライト。
【請求項3】
前記フード部は、前記照明部の首振り可能な角度範囲において、前記フード部の上側部分の前縁が側面視で略水平方向に延びる状態になる角度を有することを特徴とする請求項1または2に記載のセンサライト。
【請求項4】
前記照明部は、前記光源を収納する照明本体部と、前記光源からの光が透過する透光部を有し前記照明本体部を保護する保護キャップ部とを備え、前記照明本体部に対し前記保護キャップ部が着脱可能に取り付けられるものであり、
前記フード部は、前記照明部に取り付けられるフード基部と、前記フード基部に連接され前記照明部より突出して延びるフード本体部とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサライト。
【請求項5】
前記フード部は、前記照明本体部と保護キャップ部との間に前記フード基部が挟持されることで前記照明部に取り付けられ、前記保護キャップ部が前記フード基部付近を覆っていることを特徴とする請求項4に記載のセンサライト。
【請求項6】
前記照明部と前記フード部材との間に設けられ前記照明部に対する前記フード部材の位置決めをする位置決め手段とを備え、
前記位置決め手段は、前記照明部の照明本体部または保護キャップ部の少なくとも一方に形成される係合部と、前記フード部材の基部に形成され前記係合部に係脱可能に係合する被係合部とで構成されることを特徴とする請求項4または5に記載のセンサライト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−152155(P2009−152155A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−331204(P2007−331204)
【出願日】平成19年12月22日(2007.12.22)
【出願人】(000109668)DXアンテナ株式会社 (394)
【Fターム(参考)】