説明

センサ内蔵照明器具

【課題】
主光源とLEDからなる補助光源とを、明るさセンサと人感センサを用いて多機能で多様な照明を行えるようにした照明器具を提供する。
【解決手段】
センサ内蔵照明器具は、主光源1と、LEDからなる補助光源2と、明るさセンサ3aと、人感センサ3bと、明るさセンサおよび人感センサの検知動作に応じて主光源および補助光源の点灯状態を制御する点灯制御回路4と、明るさセンサに応じて主光源および補助光源の点灯を制御する第1の制御モード設定部5a、人感センサに応じて主光源の点灯を制御する第2の制御モード設定部5bおよび人感センサに応じて補助光源の点灯を制御する第3の制御モード設定部5cを備え、主光源および補助光源の点灯制御をセンサモードに設定するセンサモード設定部5とを具備している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主光源に加えて補助光源、明るさセンサおよび人感センサを備えたセンサ内蔵照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
照明負荷の点灯状態を制御する電源制御部と人体センサ部、照度センサ部を有する検知部と、点灯継続時間を設定する設定部を有する照明器具で、検知部の検知結果と設定部の設定条件に応じて、照明負荷を点灯制御する照明器具は既知である(特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載された照明器具は、通常モードとほんのりモードを切り換え可能にし、夜間人体検知時に通常点灯またはほんのり点灯するようにしている。
【0004】
また、主光源に加えて補助高原を備え、主光源および補助高原を切り換え可能にした照明器具は家庭用照明器具で古くから使用されている。
【0005】
【特許文献1】特開2004−171805号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記前者の先行技術は、単一の光源を用いるので、ほんのりモードするのに調光するので調光回路を必要とするばかりか、多機能で多様な照明を行うことができない。そのため、用途がトイレなどに限定されてしまうという問題がある。
【0007】
また、主光源および補助光源を切り換え可能にした照明器具は、光源をいずれかに切り換えれば、主照明と保安照明とを選択的に行えるが、それ以上の多機能な照明を行うことができない。
【0008】
本発明は、主光源とLEDからなる補助光源とを、明るさセンサと人センサを用いて多機能で多様な照明を行えるようにした照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のセンサ内蔵照明器具は、主光源と;LEDからなる補助光源と;明るさセンサと;人感センサと;明るさセンサおよび人感センサの検知動作に応じて主光源および補助光源の点灯状態を制御する点灯制御回路と;明るさセンサに応じて主光源および補助光源の点灯を制御する第1の制御モード設定部、人感センサに応じて主光源の点灯を制御する第2の制御モード設定部および人感センサに応じて補助光源の点灯を制御する第3の制御モード設定部を備え、主光源および補助光源の点灯制御をセンサモードに設定するセンサモード設定部と;を具備していることを特徴としている。
【0010】
本発明は、以下の態様を許容する。
【0011】
主光源は、センサ内蔵照明器具の主たる光束を発生する光源であれば発光原理に関係なく採用することができ、例えば蛍光ランプ、白熱電球および高圧放電ランプなどであり、専用の点灯回路、例えば安定器などを必要とする場合には、それらを含む概念である。なお、蛍光ランプは、電球形蛍光ランプ、コンパクト形蛍光ランプおよび一般照明用蛍光ランプ、例えば環状形蛍光ランプ直管形蛍光ランプなどのいずれであってもよい。また、白熱電球は、ハロゲン電球などを含む。高圧放電ランプは、メタルハライドランプ、水銀ランプおよび高圧ナトリウムランプなどを含む。
【0012】
補助光源は、発光部がLEDからなる。LEDを点灯するためにレギュレータなどの駆動回路を用いる場合にはそれを含む。
【0013】
また、補助光源は、連続点灯するだけでなく、スイッチングレギュレータなどの半導体デバイスを用いた駆動回路で点灯することにより、半導体デバイスを制御してそのLEDをフラッシュ点灯するように構成することができる。例えば、人センサが人の接近を感知した際に、LEDをフラッシュ点灯させることで防犯効果を高めることができる。
【0014】
さらに、補助光源は、なるべくコンパクトに構成されているのがよい。好ましくは小径の筒状ケースの内部に駆動回路と一緒に収納し、加えて所望により前面にレンズを装着して配光を整えるようにしたモジュールにすることができる。
【0015】
明るさセンサは、周囲の明るさを感知して主光源および補助光源を制御する。すなわち、周囲が明るいときには、主光源も補助光源も点灯させない。
【0016】
人感センサは、主光源および補助光源を個別に制御するように配設される。単一の人感センサを用いて主光源および補助光源を個別に制御するのもよいし、主光源および補助光源に対して1対1の関係にして2つの人感センサを配設することもできる。
【0017】
また、人感センサは、人の接近を感知できればどのような構成であってもよいが、焦電センサのような小形化できて、安価な焦電センサを用いることができる。
【0018】
明るさセンサおよび人感センサを共通で、かつ小径で遮光性の容器内に収納してモジュールにすることで照明器具の構造を簡単化することができるので、好ましい。
【0019】
点灯制御回路は、明るさセンサおよび人感センサの検知動作に応じて主光源および補助光源の点灯状態を所定に制御する手段であり、マイコンなどの演算および記憶機能を有するデバイスを主体として含むことができる。予め所定のプログラムおよび記憶されたデータにしたがい演算を行い所要の制御を行うように構成することができる。
【0020】
また、点灯制御回路は、所望により主光源または/および補助光源を連続点灯モードで点灯することができる。常時点灯モードに切り換えるには、例えば壁スイッチを利用して人為的に停電状態を作り出して、その停電時間を計時して制御を切り換えるように構成する。さらに詳述すれば、壁スイッチをオフにしてから第1の時間内にオンにしたときに、所定時間の間連続点灯モードに切り換える。なお、切り換えてから所定時間が経過すると、元に戻るように構成するのがよい。また、連続点灯モード中に壁スイッチを第2の時間の間オフにしてからオンにしたときには、連続点灯モードをリセットして再度連続点灯時間を開始するように構成することができる。
【0021】
センサモード設定部は、明るさセンサおよび人センサの検知動作に応じて主照明光源および補助照明光源の点灯状態を制御する手段であり、第1ないし第3の制御モード設定部を備えている。
【0022】
第1のモード設定部を設定すると、点灯制御回路が明るさセンサに応じて主光源および補助光源の点灯を制御する制御モードが設定される。
【0023】
第2の制御モード設定部を設定すると、点灯制御回路が人感センサに応じて主光源の点灯を制御する制御モードが設定される。
【0024】
第3の制御モード設定部を設定すると、点灯制御回路が人感センサに応じて補助光源の点灯を制御する制御モードが設定される。
【0025】
また、制御モード設定部は、スイッチの形態であることを許容し、この形態においては、スイッチが選択的に投入されると、主光源および補助光源の点灯制御を選択的にセンサモードに設定する。なお、第1ないし第3の制御モード設定部のいずれも設定しないときには、センサ内蔵照明器具はセンサモードで動作しないでセンサを備えていない照明器具と同様に動作するようになる。
【0026】
本発明のセンサ内蔵照明器具は、多様な照明器具の形態に適応する。例えば、ダウンライト、スポットライト、壁面取付形照明器具および天井取付形照明器具などであることを許容する。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、主光源とLEDからなる補助光源とを、明るさセンサと人感センサを用いて防犯モード、常夜灯モードおよび人感モードなどを含み、多様で、かつ多機能な照明を行えるようにしたセンサ内蔵照明器具を提供することができる。
【0028】
また、制御モード設定部を操作容易な位置に配置することで、使用者が所望に応じて容易に点灯モードをセンサモードおよび非センサモードを選択的に設定することができる。
【0029】
さらに、補助光源がLEDからなるので、小形のモジュールにするのが容易であるとともに、省エネルギーになる。併せて明るさセンサおよび人センサを小形のモジュールにすれば、主光源の配光を殆ど犠牲にすることなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
【0031】
図1ないし図3は、本発明のセンサ内蔵照明器具を実施するための一形態を示し、図1はブロック回路図、図2はセンサ内蔵照明器具の断面概略図、図3は同じく下面概略図である。
【0032】
本形態において、センサ内蔵照明器具は、主光源1、補助光源2、センサモジュール3、点灯制御回路4、センサモード設定部5および照明器具本体6を具備している。なお、符号7は交流電源である。
【0033】
主光源1は、例えば電球形蛍光ランプからなり、蛍光ランプ部1aおよび点灯回路部1bからなる。なお、点灯回路部1bは、高周波インバータ回路を主体として構成され、蛍光ランプ部1aと一体化されていて、後述する第1の切換回路部4aを介して交流電源7に接続する。
【0034】
補助光源2は、LED部2aおよび点灯回路部2bからなり、モジュール化されている。なお、点灯回路部2bは、例えばスイッチングレギュレータ回路などを主体として構成されている。また、モジュール化は、図2および図3に示すように、筒状のケース部2c内にLED部2aおよび点灯回路部2bを収納し、出光面にレンズ部2dが装着されて一体化されている。補助光源2は、後述する第2の切換回路部4bを介して交流電源7に接続する。
【0035】
センサモジュール3は、明るさセンサ3aおよび人感センサ3bを備え、図2および図3に示すように、筒状の遮光ケース部3c内に収納されて一体化されている。
【0036】
点灯制御回路4は、マイコンを主体として構成され、かつ第1および第2の切換回路部4a、4bを備え、明るさセンサ3aおよび人感センサ3bと、後述するセンサモード設定部5と協働して、主光源1および補助光源モジュール2を後述するように多様に制御する。第1の切換回路部4aは、点灯制御回路4からの制御により主光源1をオン、オフする。第2の切換回路部4a、4bは、点灯制御回路4からの制御により補助光源モジュール2の補助光源をオン、オフする。
【0037】
また、点灯制御回路4は、所望によりその内部に停電時間検知制御部4cを配設し、かつ壁スイッチ(図示しない。)と協働することによって第4の制御モードである常時点灯モード機能を備えることができる。すなわち、第4の制御モードは、壁スイッチの操作によって形成される人為的停電時間(すなわち壁スイッチをオフにし、所定時間後にオンにする間)を検知して主光源1を連続点灯常態に切り換える。この第4の制御モードの連続点灯は、夜間のトイレや巡回時に効果的である。
【0038】
第4の制御モードをさらに詳述すれば、停電時間検知制御部4cが第1の時間(例えば、約3秒間)の停電を検知したときにセンサモード設定部5の設定の如何にかかわらず主光源1を所定時間(例えば、8時間)の間連続点灯にする。このモードを第4の制御モードと称する。そして、第4の制御モード中に第1の時間より長い第2の時間(例えば、約5秒間)の停電を検知したときにはセンサモードに戻す。
【0039】
また、第4の制御モード中に壁スイッチを所定時間(例えば、約3秒間)オフにしてからオンにすると、第4の制御モードはリセットされて再び最初から連続点灯の第4の制御モードを開始する。
【0040】
センサモード設定部5は、第1ないし第3の制御モード設定部5a、5b、5cを備え、いずれも小形のスイッチにより構成されている。
【0041】
第1の制御モード設定部5aを操作してオンすなわち設定にしているときには、明るさセンサ3aに応じて主光源1および補助光源を周囲の明るさに応じて制御する。すなわち、周囲が明るいときには、第1および第2の切換回路部4a、4bをオフして、主光源1および補助光源が点灯しないようにする。周囲が暗くなると、主光源1および補助光源を人センサ3bによる制御を可能にする。
【0042】
第2の制御モード設定部5bを操作してオンすなわち設定にしているときには、人感センサ3bに応じて主光源1を周囲の明るさに応じて制御する。すなわち、周囲に人が接近すると、第1の切換回路部4aをオンにして主光源1を点灯させる。
【0043】
第3の制御モード設定部5cを操作してオンすなわち設定にしているときには、人感センサ3bに応じて補助光源2を周囲の明るさに応じて制御する。すなわち、第2の制御モード設定部5bが設定されないで、かつ第3の制御モード設定部5cが設定されている場合には、周囲に人が接近すると、第1の切換回路部4aを所定周期で間欠的にオンにして補助光源2をフラッシュ点灯させる。
【0044】
照明器具本体6は、図2および図3に示すように、埋込形ダウンライトの形態をなしている。そして、枠体6a、反射板6bおよびソケット6cを備えて構成されている。
【0045】
枠体6aは、天井(図示しない。)に形成した穴の内部にその大部分が埋め込まれた状態で取付けられる。そして、補助光源2、センサモジュール3および点灯制御回路4を所定の位置に支持している。
【0046】
反射板6bは、枠体6aに固定されて天井に形成した穴を覆い、センサモード設定部5がその開口部近傍に位置するようにセンサモード設定部5を配置している。
【0047】
ソケット6cは、枠体6aに取付けられていて、主光源1を装着する。
【0048】
次に、図4および図1を参照して本形態のセンサ内蔵照明器具の機能を説明する。
【0049】
図4は、本発明のセンサ内蔵照明器具を実施するための一形態における機能の説明図である。
【0050】
本形態のセンサ内蔵照明器具は、センサモード設定部5の設定の組み合わせによって防犯モード(1)、防犯モード(2)、常夜灯モード、人感モード(1)および人感モード(2)の機能モードを付与することが可能である。なお、図4において、各モードの上側の図形は軒下、屋側を示し、下側は病院、福祉施設またはマンションなどの廊下を示す。
【0051】
〔防犯モード(1)〕
防犯モード(1)は、センサモード設定部5の第1ないし第3の制御モード設定部5a、5b、5cを全てオンにしたときに設定される。
【0052】
周囲が暗くなると、照度センサすなわち明るさセンサ3aがこれを検知して、LEDすなわち補助光源2が自動的にオンすなわち点灯する。
【0053】
そうして、人感センサ3bの検知エリア内に人が近づくと、主照明すなわち主光源1がおよびオンすなわち点灯して人の接近を知らせ、周囲に注意を喚起する。なお、補助光源2は人の検知の有無にかかわらず連続して点灯し、常夜灯として機能する。人がいなくなると、主照明すなわち主光源1が消灯(オフ)する。
【0054】
周囲が明るくなると、人が近づいても主光源1および補助光源2は消灯する。
【0055】
〔防犯モード(2)〕
防犯モード(2)は、センサモード設定部5の第1の制御モード設定部5aおよび第3の制御モード設定部5cをオンにし、かつ第2の制御モード設定部5bをオフにしたときに設定される。
【0056】
周囲が暗くなると、照度センサすなわち明るさセンサ3aがこれを検知して、LEDすなわち補助光源2が自動的に点灯するが、主光源1は消灯している。
【0057】
そうして、人感センサ3bの検知エリア内に人が近づくと、補助光源2がフラッシュ点灯して人の接近を知らせ、周囲に注意を喚起する。人がいなくなると、補助光源2がフラッシュ点灯から連続点灯に戻り、常夜灯として機能する。
【0058】
周囲が明るくなると、人が近づいても補助光源2は消灯する。
【0059】
〔常夜灯モード〕
常夜灯モードは、センサモード設定部5の第1の制御モード設定部5aをオンにし、かつ第2および第3の制御モード設定部5b、5cをオフにしたときに設定される。
【0060】
周囲が暗くなると、照度センサすなわち明るさセンサ3aがこれを検知して、LEDすなわち補助光源2が自動的に点灯するが、主光源1は消灯している。
【0061】
そうして、人感センサ3bの検知エリア内に人の接近の有無にかかわらず、補助光源2のみが連続点灯して常夜灯として機能する。
【0062】
周囲が明るくなると、補助光源2は消灯する。
【0063】
〔人感モード(1)〕
人感モード(1)は、センサモード設定部5の第2の制御モード設定部5bをオンにし、かつ第1および第3の制御モード設定部5a、5cをオフにしたときに設定される。
【0064】
周囲が暗くなると、照度センサすなわち明るさセンサ3a検知しないので、主光源1およびLEDすなわち補助光源2はともに消灯している。
【0065】
そうして、人感センサ3bの検知エリア内に人が接近すると、主光源1および補助光源2が点灯する。人がいなくなると、再び主光源1および補助光源2がともに消灯する。
【0066】
人感モード(1)は、センサ内蔵照明器具を複数台設置時、前記常夜灯モードと併用すれば、夜間の省エネルギーを図りながら、トイレなどへの地明かりを確保することができる。
【0067】
〔人感モード(2)〕
人感モード(2)は、センサモード設定部5の第3の制御モード設定部5cをオンにし、かつ第1および第2の制御モード設定部5a、5bをオフにしたときに設定される。
【0068】
周囲が暗くなると、照度センサすなわち明るさセンサ3a検知しないので、主光源1およびLEDすなわち補助光源2はともに消灯している。
【0069】
そうして、人感センサ3bの検知エリア内に人が接近すると、補助光源2のみが点灯する。人がいなくなると、再び補助光源2が消灯する。
【0070】
人感モード(2)は、夜間のトイレや看護、介護などの巡回時に効果的である。
【0071】
次に、常時昭モードについて説明する。
【0072】
センサモード設定部5を全てオフにすれば、センサ機能のない通常の照明器具と同様になる。この場合、照明器具のオン、オフは壁スイッチなどにより行う。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明のセンサ内蔵照明器具を実施するための一形態を示すブロック回路図
【図2】同じくセンサ内蔵照明器具の断面概略図
【図3】同じく下面概略図
【図4】同じくセンサ内蔵照明器具の機能の説明図
【符号の説明】
【0074】
1…主光源、2…補助光源、2a…LED部、2b…駆動回路部、3…センサモジュール、3a…明るさセンサ、3b…人感センサ、4…点灯制御回路、4a…第1の切換回路部、4b…第2の切換回路部、5…センサモード設定部、5a…第1のセンサモード設定部、5b…第2のセンサモード設定部、5c…第3のセンサモード設定部、6…照明器具本体、7…交流電源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主光源と;
LEDからなる補助光源と;
明るさセンサと;
人感センサと;
明るさセンサおよび人感センサの検知動作に応じて主光源および補助光源の点灯状態を制御する点灯制御回路と;
明るさセンサに応じて主光源および補助光源の点灯を制御する第1の制御モード設定部、人感センサに応じて主光源の点灯を制御する第2の制御モード設定部および人感センサに応じて補助光源の点灯を制御する第3の制御モード設定部を備え、主光源および補助光源の点灯制御をセンサモードに設定するセンサモード設定部と;
を具備していることを特徴とするセンサ内蔵照明器具。
【請求項2】
点灯制御回路は、壁スイッチの繰り返し操作によって形成される停電時間を検知する停電時間検知制御部を備え、停電時間検知制御部が第1の時間の停電を検知したときにセンサモード設定部の設定の如何にかかわらず主照明光源を所定時間連続点灯にする第4の制御モードに切り換えるとともに、第4の制御モード中に第1の時間より長い第2の時間を検知したときにはセンサモードに戻すことを特徴とする請求項1記載のセンサ内蔵照明器具。
【請求項3】
点灯制御回路は、第4の制御モード中に停電時間検知制御部が第1の時間の停電を検知したときにはタイマ動作をリセットして再度第4の制御モードを開始することを特徴とする請求項2記載のセンサ内蔵照明器具。
【請求項4】
ダウンライト本体と;
ダウンライト本体に配設された主光源と;
ダウンライト本体の下面開口部の周縁部近傍に配設された補助光源と;
ダウンライト本体の下面開口部の周縁部近傍に配設された明るさセンサおよび人感センサと;
を具備していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のセンサ内蔵照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−235117(P2008−235117A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−75657(P2007−75657)
【出願日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】