説明

ソマチット成分と複合ミネラル成分の混合材

【課題】ソマチット成分と、ソマチットが活性化するために必要なマイナスイオンや水素イオン発生の起因源となる複数種類のミネラル成分が、別々に存在することで、効率的なソマチットの活性化ができなかった。
【解決手段】ソマチット活性化を効率的に実現するために、ソマチット成分と、ソマチットが活性化するために必要なマイナスイオンや水素イオン発生の起因源となる複数種類のミネラル成分を混合することで、課題を解決できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ソマチットは自然界の生物に共生するものなので、本発明は、生物を育てたり成長や生命維持に関与する、農業・林業・畜産業・養鶏業・水産業・医療・食品産業に属する。
【背景技術】
【0002】
これまでの技術では、ソマチット成分と、ソマチットを活性化するための起因物質である複数種類のミネラル成分とを別々に使用していた。例えば農業では、ソマチットを含有する石灰質類の、蛎殻肥料、蛎殻飼料、貝化石、と、複数種類のミネラル成分を有する炭や鉱物類である、炭粉、バミキュライト、パーライトという状態である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ソマチットは、地球上の全ての生物中に存在する超微少共生生命体であるが、全ての生物が健全で良好に生命維持する条件として、ソマチットが生物の中で活性化している必要性がある。しかしながらソマチット自体は、自分だけで活性化できない。活性化の条件として、ソマチットのエネルギー源となるマイナスイオン又は水素イオンが必要となる。マイナスイオンや水素イオンは、複数種類のミネラル成分が水分に関与して発生される。しかしながら従来の技術によれば、ソマチット成分と、複合ミネラル成分が別々に使われるため、ソマチット活性化の条件を整えることが難しかった。
そこで本発明では、ソマチット成分と、ソマチット活性化のエネルギー源となる複数種類のミネラル成分とを一緒に存在させることで、ソマチットの活性化を実現することを課題とした。
【非特許文献1】宗像久男福村一郎共著「ソマチットの謎」2004年冬青社
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、ソマチット成分を含有する石灰質類と、ソマチットを活性化させるためのマイナスイオン及び水素イオンを発生させる起因物質である複数種類のミネラル成分を含有する物質とを混合することで、これまでの課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0005】
近代農業の現場では、農作物が生育に必要な栄養素を土壌中から吸い上げているにもかかわらず、消失した成分を土壌中に戻しているのは、その多くが化学肥料による窒素・リン酸・カリと石灰類に含まれるカリウムやカルシウムに限られてきた。その結果、土壌中の様々なミネラル成分の不足により、それが吸収できなくなった作物中のソマチットの活性化を低下させていた。さらにミネラル成分が低下している上にソマチットの活性化が低下した作物を人間が食べても、同じように人間の体内のソマチットも活性化できない。しかし、本発明による混合物を施すことによって、ソマチットが活性化した健全な農作物の生育に貢献するだけでなく、それを食する人間の健康にも改善をもたらすことになり、ひいては国の医療費にまで貢献度は広がる。
【0006】
動物類が飼料として本発明の混合物を摂取することにより、体内でソマチットとその活動源であるミネラル成分が一緒に働きソマチットが活性化し、さらにミネラル成分が生物体内の酵素類にも働きかけ、動物の健康状態に多大に貢献することになる。また食物連鎖上こうした動物類を食事として摂る人間にも、質の良い食事を提供することになり、国民の健康的な生活や、国の医療費にまで、貢献することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
ソマチット成分を含有する貝殻類や化石類を砕いたものと、従来からある粒状の炭、もしくはバーミキュライト、もしくはパーライトを、攪拌混合する。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、袋詰めの上運搬、もしくはダンプに積載して運搬し、必要とする現場へ持ち込み、これまで使用していた肥料や土壌改良材、飼料と全く同じ状態で使用することが出来、特に新たな設備投資や余分な労力がかからずに、本発明による効果を具体的に実現できる。
【0008】
「他の実施形態」
複数種類のミネラル成分がイオン化され液状になっている製品が、流通している。この液体の中にソマチット成分を含有する貝殻類や化石類を溶解させることでも、本発明の効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0009】
本発明による混合物を、肥料もしくは土壌改良材として、田畑の農作物に用いた場合、農作物がミネラル成分とソマチット成分を一緒に吸収し、体内で効率的にマイナスイオンもしくは水素イオンを生成し、ソマチットの活性化に寄与し、結果として作物の健全な生育に貢献出来る。これらは同じ植物の生育のため、林業でも応用できる。
【0010】
畜産や養鶏では、同様に本技術による混合物を動物や鶏に飼料として与えることで、体内で効率的にマイナスイオンもしくは水素イオンを継続生成させ、ソマチットの活性化に寄与し、豚や牛や鶏や鶏の産む卵の品質を良くすることに大きく貢献できる。
【0011】
イオン化された液状の複数種類のミネラル成分とソマチット含有物を混合したものは、魚類の水槽や養殖池の水中に使用でき、水中で効率的にマイナスイオンもしくは水素イオンを発生させ、そこに飼育される魚類がその水分を体内に取り込むことで、ソマチットの活性化に寄与し、結果として飼育魚の品質維持に貢献出来る。
【0012】
人間の健康を維持する食品として、イオン化された複数種類のミネラル成分の混合物とソマチット含有物を混合したものを摂取することで、体内で効率的にマイナスイオンもしくは水素イオンを継続生成させ、ソマチットの活性化に寄与し、結果として人間の健康維持に貢献出来る。同時に二次的な効果として、農地で不足するため農作物中から減少するミネラル成分を補い、体内酵素の代謝にも寄与するので、本来の生命維持機能にも寄与するので、医療や健康食品として応用可能となり、さらに、犬や猫などのペットや、鶏や豚や牛などの養鶏・畜産など、動物の健康にも大きく貢献できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソマチッドもしくはソマチット(呼称が統一されていないが、本書では以下ソマチットと称する)以下を含む物質と、ソマチットが活性化するために必要なマイナスイオン又は水素イオンを発生させるための起因源となる、複数種類のミネラル成分を含有する物質を、混合すること。

【公開番号】特開2007−306829(P2007−306829A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−137679(P2006−137679)
【出願日】平成18年5月17日(2006.5.17)
【出願人】(503456186)
【Fターム(参考)】