説明

ソマトスタチン受容体サブタイプ1及び/又は4に選択的なペプチド模倣薬

本発明は、式(I){式中のA、D、E、J、Q、R1、R2、R3、p、及びjが、開示されるとおりに規定される。}によって表される、(ヘテロ)アリールスルホニルアミノをベースとしたペプチド模倣薬、あるいは医薬として許容されるその塩又はエステルに関する。式(I)によって表される化合物は、ソマトスタチン受容体サブタイプsst1及び/又はsst4に対して高い親和性と選択性を有するので、sst1及び/又はsst4のアゴニスト又はアンタゴニストが有用であることが示唆されている疾患又は症状の治療又は診断に使用できる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソマトスタチン受容体サブタイプ1及び/又は4のアゴニスト又はアンタゴニストが有用であることが示唆されている哺乳動物の疾患又は症状を治療するための医薬品の製造のための、以下の一般式(I):
【化1】

[式中、
Aが、NR6R6又はNR6-(C1-C3)アルキル-NR6R6であり、そして、上記(C1-C3)アルキルは、非置換であるか、若しくはRaから選択される1〜4個の基で置換されることができ;あるいは
Aが、0〜2個の窒素を含む飽和又は不飽和の5又は6員環であり、上記の環が、非置換であるか、又はR6及び-(CH2S-NR6R6から独立に選択される1〜3個の基で置換されるか;あるいは
A及びJが、それらが結合する炭素原子と一緒に、1〜2個の窒素を含む5〜6員環を形成し、上記の環が、非置換であるか、又はR6又は-(CH2S-NR6R6から独立に選択される1〜3個の基で置換されるか;あるいは
A及びJが、それらが結合する炭素原子と一緒に、窒素を含まない5又は6員環を形成し、上記の環が、(CH2S-NR6R6、及びR6から独立に選択される0〜2個の基で置換されるか;あるいは
A及びR2が、それらが結合する原子と一緒に、飽和の5又は6員環を形成し、上記の環が、(CH2S-NR6R6、及び(C1-C6)アルキルから独立に選択される0〜3個の基で置換され;
Dが、アリール、ヘテロアリール、又はアリール-(C1-C2)-アルキルであり、且つ、非置換であるか、又はRaから選択される1〜7個の基で置換されることができ;
Eが、O、S、NRb、又はCRbRbであり;
Jが、H又はメチルであるか;あるいは、Jが、Aと一緒に、スピロ環系の一部であり;
Qが、
1. アリール、
2. ヘテロアリール、又は
3. 以下の式の基:
【化2】

であり、ここで、アリール又はヘテロアリールが、非置換であるか、若しくはRaから選択される1〜4個の置換基で置換され;
R1が、独立に、Raから選択される基であるか;あるいは
R1及びR1が一緒に、=Oを形成し;
R2が、
1. H、
2. (C1-C6)アルキル、
3. (C2-C6)アルケニル、
4. (C3-C7)シクロアルキル、又は
5. ベンジル
であるか;あるいは
R2が、Aと一緒に、環系の一部であり;
R3が、独立に、
1. H、
2. (C1-C6)アルキル、又は
EがNRb若しくはCRbRbである場合に、R3とRbが、それらが結合する原子の間に二重結合を形成することができ;
R4が、
1. H、
2. (C1-C6)アルキル、
3. (C2-C6)アルケニル、
4. (C2-C6)アルキニル、
5. Cy、
6. Cy-(C1-C6)アルキル、又は
7. Cy-(C2-C6)アルケニルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、及びCyが、それぞれ必要に応じて、Raから選択される1〜2個の置換基で置換され;
R5が、
1. H、
2. (C1-C6)アルキル、
3. (C2-C6)アルケニル、
4. (C2-C6)アルキニル、
5. アリール、
6. アリール-(C1-C6)アルキル、
7. ヘテロアリール、
8. ヘテロアリール-(C1-C6)アルキル、
9. -ORb
10. -(CH2k-ORb、又は
11. -(CH2kC(O)NHRb
であり、ここで、アリール及びヘテロアリールは、それぞれ必要に応じて、Raから選択される1〜2個の置換基で置換されるか;あるいは
R4及びR5が、それらが結合する原子と一緒に、N、O、及びSから選択される0〜2個のヘテロ原子を含む3〜7員環を形成し、そして、ここで、上記の環が、Raから選択される1〜3個の置換基で置換されてもよく;又は上記の環が、Raから選択される1〜3個の置換基で置換され得るアリール又はヘテロアリールに縮合されてもよく;
R6が、独立に、
1. H、
2. (C1-C6)アルキル、
3. (C3-C7)シクロアルキル、
4. (C3-C7)シクロアルキル(C1-C6)アルキル、又は
5. -C(=NRb)NRbRb
であり、ここで、記号Rbが一緒に、不飽和又は飽和の5又は6員環を形成することができ;あるいは
R6及びR6がそれらが結合する原子と一緒に、N、O、及びSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5〜7員環を形成し、上記の環が非置換であるか、又は(C1-C6)アルキル若しくはハロゲンから独立に選択される1〜4個の基で置換され;
Raが、独立に、
1. H、
2. ハロゲン、
3. -ORb
4. (C1-C6)アルキル-ORb
5. (C1-C6)アルキル、
6. -CF3
7. -NO2
8. -SRb
9. -NRbRb
10. -CN、
11. -C(O)Rb
12. (C2-C6)アルケニル、
13. (C3-C7)シクロアルキル、
14. -NRbC(O)Rb、又は
15. -C(O)NRb
であり;
Rbが、独立に、
1. 水素、
2. (C1-C6)アルキル、
3. Cy、又は
4. Cy-(C1-C4)アルキル、
であり;
pが、0〜3の整数であり;
jが、0〜4の整数であり;
kが、0〜2の整数であり;
sが、0〜2の整数である;そして
Cyが、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
但し、Eが、CRbRb又はNRbである場合、R1及びR1は、一緒に、=Oを形成できない。]によって表される化合物、あるいは、医薬として許容されるその塩又はエステルの使用。
【請求項2】
前記化合物がアゴニストである、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記化合物がアンタゴニストである、請求項1に記載の使用。
【請求項4】
前記化合物がsst1選択性のものである、請求項1に記載の使用。
【請求項5】
前記化合物がsst4選択性のものである、請求項1に記載の使用。
【請求項6】
前記式(I)によって表される化合物が、以下の式(II):
【化3】

{式中、
A、E、Q、R1、Ra、Rb、p、及びjが、請求項1に規定されるとおりのものであり;
R2が、H又はCH3であり;
R7が、独立に、
1)H、
2)ハロゲン、
3)-NO2
4)-NRbRb
5)-CN、
6)-ORb
7)-SRb
8)-C(O)Rb
9)(C1-C6)アルキル、
10)(C2-C6)アルケニル、
11)(C3-C7)シクロアルキル、又は
12)-CF3
であり;
Lが、C(R7)、S、又はNであり;
Xが、結合であるか、又はC(R7)であり;そして
tが、0〜7の整数である。}によって表される化合物、あるいは、医薬として許容されるその塩又はエステルである、請求項1に記載の使用。
【請求項7】
Lが、CR7であり;
Xが、CHであり;
R7が、H、(C1-C4)アルキル、又はハロゲンから選択され;そして
t=1である、請求項6に記載の使用
【請求項8】
Eが、O又はNRbであり;
R3が、Hであり;そして
pが、1又は2である、請求項1に記載の使用。
【請求項9】
R1が、Hであり;
pが、1又は2であり;
jが、2又は3であり、そして
Aが、R6がH、(C1-C3)アルキル若しくは-C(=NH)NH2から選択されるところのNR6R6である、請求項1に記載の使用。
【請求項10】
R1が、Hであり;
pが、1又は2であり;
jが、2又は3であり;
Aが、R6がH、(C1-C3)アルキル、又は-C(=NH)NH2から選択されるところのNR6R6であり;
R7が、H、ハロゲン、又は-(C1-C3)アルキルであり;そして
tが、0又は1である、請求項6に記載の使用。
【請求項11】
R1が、Hであり;
jが、0又は1であり;
Aが、星印が結合点を意味するところの、
【化4】

又は
【化5】

又は
【化6】

であり;そして
R6が、H、(C1-C3)アルキル、又は-C(=NH)NH2である、請求項1に記載の使用。
【請求項12】
jが、1であり;
Aが、NR6-(C1-C3)アルキル-NR6R6であり、且つ、R6が、独立に、H、(C1-C4)アルキル、シクロプロピル、又は-C(=NH)NH2から選択される、請求項1に記載の使用。
【請求項13】
R3が、Hであり;そして
pが、1である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の使用。
【請求項14】
前記化合物が、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(1-ベンジルオキシメチル-3-グアニジニル-プロピル)アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(4-アミノ-1-フェノキシ-メチルブチル)アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(4-アミノ-1-ベンジルオキシメチルブチル)アミド、4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(2-ベンジルアミノ-1-ピペリジン-4-イルエチル)アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(4-イソプロピルアミノ-1-フェノキシメチルブチル)アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(4-アミノ-1-ベンジルスルファニルメチルブチル)アミド、(R)-4-メチル-ナフタレン-1-スルホン酸[1-(2-アミノエチルカルバモイル)-2-ベンジルオキシエチル]アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[1-(2-アミノエチルカルバモイル)-2-ベンジルスルファニルエチル]アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸{2-ベンジルオキシ-1-[(2-ジメチルアミノエチルアミノ)メチル]エチル}アミド、(S)-N-(1-ベンジルオキシメチル-3-グアニジニルプロピル)-2,3,4,5,6-ペンタメチルベンゼンスルホンアミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸{4-イソプロピルアミノ-1-[(1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イルアミノ)メチル]ブチル}アミド、(R)-[4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[1-(2-アミノエチル)-3-フェニルプロピル]アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[1-(ベンジルアミノ-メチル)-2-(1H-イミダゾール-4-イル)エチル]アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[2-(1H-イミダゾール-4-イル)-1-フェノキシメチル-エチル]アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[1-ベンジルオキシメチル-3-(4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-2-イルアミノ)プロピル]アミド、又は(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[2-(1H-イミダゾール-4-イル)-1-フェニルアミノメチルエチル]アミドである、請求項1〜13のいずれか1項に記載の使用。
【請求項15】
前記疾患又は症状が、鬱病、不安症、双極性障害、ADHD、血管新生、再狭窄、新生血管発芽、動脈硬化、糖尿病性血管症、糖尿病性網膜症、癌性腫瘍及び腫瘍転移、高い眼内圧、加齢性黄斑変性症、創傷治癒、急性型の神経原性及び非神経原性炎症、及び疼痛、並びに慢性炎症及び神経因性疼痛である、請求項1に記載の使用。
【請求項16】
sst1及び/又はsst4受容体を有する、健康な又は疾患の組織及び/又は臓器、例えば、脳、血管、又は腫瘍などの造影のための、請求項1に記載の式(I)によって表される化合物の使用。
【請求項17】
以下の一般式(I):
【化7】

[式中、
Aが、NR6R6又はNR6-(C1-C3)アルキル-NR6R6であり、そして、上記(C1-C3)アルキルは、非置換であるか、若しくはRaから選択される1〜4個の基で置換されることができ;あるいは
Aが、0〜2個の窒素を含む飽和又は不飽和の5又は6員環であり、上記の環が、非置換であるか、又はR6及び-(CH2S-NR6R6から独立に選択される1〜3個の基で置換されるか;あるいは
A及びJが、それらが結合する炭素原子と一緒に、1〜2個の窒素を含む5〜6員環を形成し、上記の環が、非置換であるか、又はR6又は-(CH2S-NR6R6から独立に選択される1〜3個の基で置換されるか;あるいは
A及びJが、それらが結合する炭素原子と一緒に、窒素を含まない5又は6員環を形成し、上記の環が、(CH2S-NR6R6、及びR6から独立に選択される0〜2個の基で置換されるか;あるいは
A及びR2が、それらが結合する原子と一緒に、飽和の5又は6員環を形成し、上記の環が、(CH2S-NR6R6、及び(C1-C6)アルキルから独立に選択される0〜3個の基で置換され;
Dが、アリール、ヘテロアリール、又はアリール-(C1-C2)-アルキルであり、且つ、非置換であるか、又はRaから選択される1〜7個の基で置換されることができ;
Eが、O、S、又はNRbであり;
Jが、H又はメチルであるか;あるいは、Jが、Aと一緒に、スピロ環系の一部であり;
Qが、
1. フェニル、
2. ベンジル、又は
3. 以下の式の基:
【化8】

であり、ここで、上記フェニル又はベンジルが、非置換であるか、若しくはRaから選択される1〜4個の置換基で置換され;
R1が、独立に、Raから選択される基であり;
R2が、
1. H、
2. (C1-C6)アルキル、
3. (C2-C6)アルケニル、
4. (C3-C7)シクロアルキル、又は
5. ベンジル
であるか;あるいは
R2が、Aと一緒に、環系の一部であり;
R3が、独立に、
1)H、
2)(C1-C6)アルキル、又は
EがNRbである場合に、R3とRbが、それらが結合する原子の間に二重結合を形成することができ;
R4が、
1. H、
2. (C1-C6)アルキル、
3. (C2-C6)アルケニル、
4. (C2-C6)アルキニル、
5. Cy、
6. Cy-(C1-C6)アルキル、又は
7. Cy-(C2-C6)アルケニルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、及びCyが、それぞれ必要に応じて、Raから選択される1〜2個の置換基で置換され;
R5が、
1. H、
2. (C1-C6)アルキル、
3. (C2-C6)アルケニル、
4. (C2-C6)アルキニル、
5. アリール、
6. アリール-(C1-C6)アルキル、
7. ヘテロアリール、
8. ヘテロアリール-(C1-C6)アルキル、
9. -ORb
10. -(CH2k-ORb、又は
11. -(CH2kC(O)NHRb
であり、ここで、アリール及びヘテロアリールは、それぞれ必要に応じて、Raから選択される1〜2個の置換基で置換されるか;あるいは
R4及びR5が、それらが結合する原子と一緒に、N、O、及びSから選択される0〜2個のヘテロ原子を含む3〜7員環を形成し、そして、ここで、上記の環が、Raから選択される1〜3個の置換基で置換されてもよく;又は上記の環が、Raから選択される1〜3個の置換基で置換される得るアリール又はヘテロアリールに縮合されてもよく;
R6が、独立に、
1. H、
2. (C1-C6)アルキル、
3. (C3-C7)シクロアルキル、
4. (C3-C7)シクロアルキル(C1-C6)アルキル、又は
5. -C(=NRb)NRbRb
であり、ここで、記号Rbが一緒に、不飽和又は飽和の5又は6員環を形成することができ;あるいは
R6及びR6がそれらが結合する原子と一緒に、N、O、及びSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5〜7員環を形成し、上記の環が非置換であるか、又は(C1-C6)アルキル若しくはハロゲンから独立に選択される1〜4個の基で置換され;
Raが、独立に、
1. H、
2. ハロゲン、
3. -ORb
4. (C1-C6)アルキル-ORb
5. (C1-C6)アルキル、
6. -CF3
7. -NO2
8. -SRb
9. -NRbRb
10. -CN、
11. -C(O)Rb
12. (C2-C6)アルケニル、
13. (C3-C7)シクロアルキル、
14. -NRbC(O)Rb、又は
15. -C(O)NRb
であり;
Rbが、独立に、
1. 水素、
2. (C1-C6)アルキル、
3. Cy、又は
4. Cy-(C1-C4)アルキル、
であり;
pが、0〜3の整数であり;
jが、0〜4の整数であり;
kが、0〜2の整数であり;
sが、0〜2の整数である;そして
Cyが、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、又はヘテロアリールであり、
但し、
a)Aが芳香族系を含む時、EがCRbRbであることはできず、
b)EがNRbであり、且つ、AがNR6R6である場合、p及びjが同時に1であることはできず、
c)Aがピロール又はピラゾールである場合、上記の環上の1〜3個の置換基の1つが-C(=NRb)NRbRb、-(CH2)s-NR6-C(=NRb)NRbRb、又は-(CH2S-NR6R6から選択されなければならず、
d)Aが不飽和の6員環である場合、上記の環上の1〜3個の置換基の1つが-C(=NRb)NRbRb、-(CH2)s-NR6-C(=NRb)NRbRb、又は-(CH2)s-NR6R6から選択されなければならず、
e)Aが窒素原子を含まない飽和環である場合、環A上の1〜3個の置換基の少なくとも1つが-C(=NRb)NRbRb、-(CH2)s-NR6-C(=NRb)NRbRb、又は-(CH2S-NR6R6から選択されなければならない。]によって表される化合物、あるいは、医薬として許容されるその塩又はエステル。
【請求項18】
以下の式(II):
【化9】

{式中、
A、E、Q、R1、及びjが、請求項17に規定されるとおりのものであり;
R2が、H又はCH3であり;
R7が、独立に、
1)H、
2)ハロゲン、
3)-NO2
4)-NRbRb
5)-CN、
6)-ORb
7)-SRb
8)-C(O)Rb
9)(C1-C6)アルキル、
10)(C2-C6)アルケニル、
11)(C3-C7))シクロアルキル、又は
12)CF3
であり;
Rbが、請求項1に規定されるとおりのものであり;
Lが、C(R7)、S、又はNであり;
Xが、結合であるか又はC(R7)であり;
pが、1又は2であり;
tが、0〜7の整数である。}によって表される化合物である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
Eが、O又はNRbである、請求項17に記載の化合物。
【請求項20】
Aが、R6がH、(C1-C4)アルキル、シクロプロピル、又は-C(=NH)NH2から独立に選択されるところのNR6R6であり;そして
jが、2又は3である、請求項17に記載の化合物。
【請求項21】
R1が、Hであり;
jが、0又は1であり:そして
Aが、星印が結合点を意味するところの、
【化10】

又は
【化11】

又は
【化12】

であり、そして、R6が、H、(C1-C3)アルキル、又は-C(=NH)NH2である、請求項17に記載の化合物。
【請求項22】
Qが、非置換の又はRaから選択される1〜4個の置換基で置換されるフェニルあるいはベンジルであり、そして、Raが請求項17に規定されるとおりのものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項23】
Lが、C(R7)であり、tが、0又は1であり、Xが、CHであり、そして、R7が、H、(C1-C3)アルキル、又はハロゲンから選択される、請求項18に記載の化合物。
【請求項24】
Eが、O又はNRbである、請求項18に記載の化合物。
【請求項25】
Aが、NR6R6であり、そして、R6が、H、(C1-C4)アルキル、シクロプロピル、又は-C(=NH)NH2から独立に選択され;そして
jが、2又は3である、請求項18に記載の化合物。
【請求項26】
Aが、NR6-(C1-C3)アルキル-NR6R6であり、そして、R6が、H、(C1-C4)アルキル、シクロプロピル、又は-C(=NH)NH2から独立に選択され;そして
jが、1である、請求項18に記載の化合物。
【請求項27】
R1が、Hであり;
jが、0又は1であり;そして
Aが、星印が結合点を意味するところの、
【化13】

又は
【化14】

又は
【化15】

であり、そして、R6が、H、(C1-C3)アルキル、又は-C(=NH)NH2である、請求項18に記載の化合物。
【請求項28】
Qが、非置換の又はRaから選択される1〜4個の置換基で置換されるフェニルあるいはベンジルであり、そして、ここで、Raが請求項17に規定されるとおりのものである、請求項18に記載の化合物。
【請求項29】
Lが、C(R7)であり、tが、0又は1であり、Xが、CHであり、そして、R7が、H、(C1-C3)アルキル、又はハロゲンから選択される、請求項25に記載の化合物。
【請求項30】
Eが、O又はNRbである、請求項25に記載の化合物。
【請求項31】
Qが、非置換の又はRaから選択される1〜4個の置換基で置換されるフェニルあるいはベンジルであり、そして、ここで、Raが請求項17で規定されるとおりのものである、請求項25に記載の化合物。
【請求項32】
前記化合物が、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(1-ベンジルオキシメチル-3-グアニジニル-プロピル)アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(4-アミノ-1-フェノキシ-メチルブチル)アミド、(S)-4-メチル-ナフタレン-1-スルホン酸(4-アミノ-1-ベンジルオキシメチルブチル)アミド[J-2607]、4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(2-ベンジルアミノ-1-ピペリジン-4-イルエチル)アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(4-イソプロピルアミノ-1-フェノキシメチルブチル)アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸(4-アミノ-1-ベンジルスルファニルメチルブチル)アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸{2-ベンジルオキシ-1-[(2-ジメチルアミノエチルアミノ)メチル]エチル}アミド、(S)-N-(1-ベンジルオキシメチル-3-グアニジニルプロピル)-2,3,4,5,6-ペンタメチルベンゼンスルホンアミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸{4-イソプロピルアミノ-1-[(1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-イルアミノ)メチル]ブチル}アミド、(R)-[4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[1-(2-アミノエチル)-3-フェニルプロピル]アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[1-(ベンジルアミノ-メチル)-2-(1H-イミダゾール-4-イル)エチル]アミド、(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[1-ベンジルオキシメチル-3-(4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-2-イルアミノ)プロピル]アミド、又は(S)-4-メチルナフタレン-1-スルホン酸[2-(1H-イミダゾール-4-イル)-1-フェニルアミノメチルエチル]アミドである、請求項17〜31のいずれか1項に記載の式(I)によって表される化合物。
【請求項33】
以下の式(III):
【化16】

{式中、
A、E、J、Q、R1、R3、p、及びjが、請求項17〜32のいずれか1項に規定されるとおりのものであり;そして
R2が、H、アルキル、シクロアルキル、又は保護基である。}によって表されるアミド化したアミノ酸を、以下の式(IV):
【化17】

{式中、Wが、OH、又はハロゲン、特に、Cl若しくはBrである。}によって表されるスルホニル酸誘導体と反応させるステップであって、式(III)及び(IV)によって表される化合物が必要に応じて保護される前記ステップを含む、請求項17〜32のいずれか1項に記載の化合物の製造方法。
【請求項34】
医薬として許容される希釈剤、担体及び/又は賦形剤と一緒に、有効成分として請求項17に記載の式(II)によって表される化合物を含む医薬組成物。

【公表番号】特表2008−540618(P2008−540618A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−511739(P2008−511739)
【出願日】平成18年5月16日(2006.5.16)
【国際出願番号】PCT/FI2006/050197
【国際公開番号】WO2006/123020
【国際公開日】平成18年11月23日(2006.11.23)
【出願人】(507379430)
【Fターム(参考)】