説明

タオル、カーテン、マフラー等のホルダー。

【課題】タオル、フキン、手ぬぐい、ハンカチ、などをタオル掛けに掛けたとき動いたり、落ちたりするのを防ぐ事を特徴としたホルダーを提供する。
【解決手段】豚の顔等の任意の形状に切り込み部を設け、裏に掛け部を設け、鼻の部分を脱着式にし、タオル等を掛けたり、カーテンを留めたりしたときにずれたり、落ちたりしない事を特徴とした、タオルだけでなくカーテンやマフラー、スカーフ等にも使用可能なホルダー。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタオル等がタオル掛けなどから、ずれたり、落ちたりしない事を特徴とした、カーテンやマフラー、スカーフ等にも使用可能なホルダーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、子供用のタオル掛けはあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
子供用の背の高さに合わせた、タオル掛けや洗面台は、幼稚園や保育所、児童館等でしか見かけず、一般家庭や他の場所では、子供は台の上に登って手を洗うか、大人が持ち上げて手洗いの補助をし、用意したタオルで手を拭くということが多い。
子供が、背伸びをして、タオル掛けに掛けたタオルで、手を拭こうとして引っぱると落ちてしまうことが多い。
【課題を解決するための手段】
【0004】
豚の顔等の任意の形状に切り込み部を設け、裏に掛け部を設け、鼻の部分を脱着式にし、タオル等を掛けたり、カーテンを留めたりしたときにずれたり、落ちたりしない事を特徴とした、タオルだけでなくカーテンやマフラー、スカーフ等にも使用可能なホルダー。
【発明の効果】
【0005】
任意の形状の切り込み部と後ろの掛け部にタオル等の布地を通して、締め付けることにより、タオル掛けや取っ手に掛けたタオルを引っぱっても、落ちずに固定することができる。
本発明とタオル等は、取り外しができるので、汚れた場合は洗濯が容易にできる。
シンクの扉の取っ手に取り付けた場合は、子供の目線が同じ位の高さになるため、子供に喜ばれ、子供の手を拭く習慣が自然と身につくようになる。
タオル等やぬいぐるみの形状を子供の気を引くように工夫すれば、タオルにぶら下がるような幼少時からでも安全に手を拭く習慣が身につき、引っぱっても、落ちないので、そのたびに掛け直す煩わしさがなくなる。
本発明は、タオルをピンチやクリップ、ピンなどを使う事なく固定できるので、それらを子供が誤って口に入れたり、挟んだりする事故から防ぐ事ができる。
なかには、団地のように、カーテンホルダーが備えつけられていない部屋もあるが、本発明はカーテンホルダーが無くても使用可能である。豚の鼻が脱着式になっている為、カーテンを鼻と顔本体で挟んで押さえるとカーテンに付いている状態になるので、置き場所に困ったり紛失する心配もなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)任意の形状の本体おもて(1)に切り込み部(3)を設ける。
(ロ)任意の形状の本体おもて(1)に片側が空いた切り込み部(4)を設ける。
(ハ)任意の形状の本体おもて(1)に開閉可能な切り込み部(5)を設ける。切り込み部(5)に面テープ、スナップ等(9)の留め具を設ける。
(ニ)任意の形状の本体後ろ(2)に掛け部(6)を設ける。
(ホ)任意の形状の本体後ろ(2)に片側が離れている掛け部(7)を設ける。
(ニ)任意の形状の本体後ろ(2)に開閉可能な掛け部(8)を設ける。掛け部(8)には、面テープ、スナップ等(9)の留め具を設ける。
カーテンの場合、任意の形状の本体おもて(1)にとりはずし可能な鼻(10)を設ける。
本発明は以上のような構成で、これを使用するときは、タオル等を縦長に二つに折り、本発明の掛け部(6)に、二つ折りにした手前のタオル(11)を通し、取っ手又はタオル掛け(13)に後ろのタオル(12)を掛けて通す。両方のタオル(11)、(12)を一緒に切り込み部(3)に通してひっぱって絞るようにする。
カーテンホルダーとして使用するときは、カーテン(14)はタオルと違い布の厚みがあるので、後ろの掛け部(7)に束ねたカーテン(14)を掛け、切り込み部(4)に掛けておもてに出して使用する。掛け部(7)と切り込み部(4)が本体(1)と片側が離れているのは、カーテン(14)などの厚手の布は通しにくいので、ひっかけるためである。
カーテンホルダーとして使用しない時は、豚の鼻(10)がはずれるようになっているので、カーテン(14)の布地をはさんで、豚の鼻(10)と本体(1)でサンドイッチ状にして押さえると、カーテン(14)にくっついた状態になり、置き忘れる事もない。
団地には、カーテンホルダーが備え付けられていないので、紐で「ギュッ」と縛っていたが、次回使用時に紐の置場が分からなくなり、探すということが多くあった。ホルダーがカーテンに付いている事で紛失する心配もなくなる。
マフラー・スカーフ等の留め具として使用する場合は、首に掛けたマフラー(15)を掛け部(8)に通し、切り込み部(5)を通して使用する。
最近、エスカレーターで転倒した婦人が機械にスカーフを挟み、首を締め付けられて死亡するという事故があったが、そのような最悪の事態を回避するために、切り込み部(5)と掛け部(8)は、着脱が容易にできるよう面テープ、スナップ等(9)の留め具で、容易に取りはずしができるようになっている。
本発明には、動物やフルーツ、キャラクター、その他の形のぬいぐるみを設ける事もできる。シンクの扉の取っ手(13)に取り付けた場合は、ぬいぐるみが、だいたい子供の目線にあるため、子供に喜ばれ、楽しみながら手を拭く習慣が身につきやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明のタオル掛けとして使用した場合のおもて斜視図
【図2】本発明のタオル掛けとして使用した場合の裏斜視図
【図3】本発明のカーテン用のおもて斜視図
【図4】本発明のカーテン用の裏斜視図
【図5】本発明のマフラー用のおもて斜視図
【図6】本発明のマフラー用の裏斜視図
【図7】本発明をシンクの取っ手に取り付ける過程図
【図8】本発明をンクの取っ手に取り付けた状態図
【図9】本発明をマフラーに取り付けた状態図
【図10】本発明をカーテンに取り付ける場合の斜視図
【符号の説明】
【0008】
1 本発明の本体おもて
2 本発明の本体裏
3 タオルを使用した場合の切込み部
4 カーテンの場合の切込み部
5 マフラー・スカーフの場合の切り込み部
6 タオルを使用した場合の掛け部
7 カーテンの場合の掛け部
8 マフラーの場合の掛け部
9 面テープ
10鼻
11手前のタオル
12後ろのタオル
13取っ手
14カーテン
15マフラー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
豚の顔等の任意の形状に切り込み部を設け、裏に掛け部を設け、鼻の部分を脱着式にし、タオル等を掛けたり、カーテンを留めたりしたときにずれたり、落ちたりしない事を特徴とした、タオルだけでなくカーテンやマフラー、スカーフ等にも使用可能なホルダー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−246867(P2010−246867A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−113049(P2009−113049)
【出願日】平成21年4月12日(2009.4.12)
【出願人】(507030003)