説明

タオル製品

【課題】パイル地からなる端縁部を処理するために、従来技術のようなヘム部を予め一体に織成することなく、また提案技術のような添糸等の他物を使用することなく、パイル地自体で端部処理したタオル製品を提供する。
【解決手段】パイル地20からなる端縁部21をパイル地本体側へ折曲げて折重ね部30を形成し、折重ね部30の上部から複数本の糸を扁平に縫着して端部25に扁平縫着部40を形成し、パイル地の端縁部21をパイル地原反から切り出された切断部22とすることができ、パイル地の端縁部21を扁平縫着部40の内側に位置するように折重ね、また扁平縫着部40の外側に折重ね部30からなる折曲縁部32を形成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、タオル製品に関し、特には、タオルケット、バスタオル、スポーツタオル、フェイスタオル、ウオッシュタオル、タオルマット、タオルハンカチ、タオルマフラー等の各種タオル類、あるいはバスローブを含むタオル衣料品等のパイル地を有するタオル製品の改良構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種タオルの一般的な構造は、タオル本体を構成するパイル地部分とタオルの端部(タテ耳部及びヨコ耳部)となる平織り組織(ヘム部)を一体に予め織成した後、前記平織り組織(ヘム部)で切断し、折曲げて三つ巻き縫いあるいは二つ折り縫い(袋縫い)による解れ止め端部処理を行って製品としていた。
【0003】
上のように、従来は、パイル地の原反にタオル完成時にタオルの端部となる平織り組織(ヘム部)を予め織成する必要があり、事前にタオルのサイズと形状を決定しなければならないとともに、サイズや形状の変更に際しては織機の段取りをそのたびに変更しなけれなならず、製造上の大きな制約があった。
【0004】
このような制約を解消することを目的として、下記の特許文献では、パイル組織のみ織成された原反から製品分の大きさのタオル本体を切り取り、該タオル本体の端部に沿って添糸を載置して、オーバーロックミシンを用いて前記タオル本体と前記添糸との全外周を覆うようにかがり縫いを行う技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−115420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の発明は、パイル地からなる端縁部を処理するために、従来技術のようなヘム部を予め一体に織成することなく、また前記提案技術のような添糸等の他物を使用することなく、パイル地自体で端部処理したタオル製品を提供することを目的とする。この発明は、簡便な構造であるともに、タオル製品の種類や目的に応じて独特な風合いの端部を有するタオル製品を提供することを目的とする。さらに、この発明は、タオル製品の製造を飛躍的に簡便化かつ効率化させ、同時にタオル製品のサイズや形状はもちろんのこと、端部の特殊な構成を備えた変化に富んだ多種多様なタオル製品を、大量でも少量でも量に拘わらず、不利なく製造することができる技術を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、請求項1の発明は、パイル地からなる端縁部をパイル地本体側へ折曲げて折重ね部を形成し、前記折重ね部の上部から複数本の糸を扁平に縫着して端部に扁平縫着部を形成したことを特徴とするタオル製品に係る。
【0008】
請求項2の発明は、前記パイル地の端縁部がパイル地原反から切り出された切断部である請求項1に記載のタオル製品に係る。
【0009】
請求項3の発明は、前記パイル地の端縁部が前記扁平縫着部の内側に位置するように折重ねられている請求項1又は2に記載のタオル製品に係る。
【0010】
請求項4の発明は、前記扁平縫着部の外側に前記折重ね部からなる折曲縁部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタオル製品に係る。
【0011】
請求項5の発明は、前記折曲縁部の幅が5mm以上形成されている請求項5に記載のタオル製品に係る。
【0012】
請求項6の発明は、前記扁平縫着部の幅が5ないし15mmである請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタオル製品に係る。
【0013】
請求項7の発明は、前記折重ね部に1本糸の縫着による仮止め部が形成された後に、前記仮止め部を含む折重ね部の上部から複数本の糸を扁平に縫着して扁平縫着部が形成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタオル製品に係る。
【0014】
請求項8の発明は、前記扁平縫着部が3本のミシン針糸によって形成されており、かつ3本の内の中央部の針糸が前記仮止め部の仮止め糸に重ねて縫着されている請求項7に記載のタオル製品に係る。
【0015】
請求項9の発明は、前記扁平縫着部が複数本針のかがりミシンによって形成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタオル製品に係る。
【0016】
請求項10の発明は、前記扁平縫着部が複数本針のかがりミシンの複数回の縫製によって形成されている請求項1ないし9のいずれか1項に記載のタオル製品に係る。
【0017】
請求項11の発明は、前記扁平縫着部に装飾用布帛が一体に縫着されている請求項1ないし10のいずれか1項に記載のタオル製品に係る。
【0018】
請求項12の発明は、前記タオル製品が、タオルケット、バスタオル、スポーツタオル、フェイスタオル、ウオッシュタオル、タオルマット、タオルハンカチ、タオルマフラーのいずれかである請求項1ないし11のいずれか1項に記載のタオル製品に係る。
【0019】
請求項13の発明は、前記タオル製品が、バスローブ、乳幼児用肌着を含むタオル衣料品のいずれかである請求項1ないし11のいずれか1項に記載のタオル製品に係る。
【発明の効果】
【0020】
請求項1の発明によれば、パイル地からなる端縁部をパイル地本体側へ折曲げて折重ね部を形成し、前記折重ね部の上部から複数本の糸を扁平に縫着して端部に扁平縫着部を形成したことを特徴とするタオル製品に係るものであるから、パイル地からなる端縁部を処理するために、従来技術のようなヘム部を予め一体に織成する必要もなく、また近年提案されているような添糸等の他物を使用することなく、パイル地自体で端部処理したタオル製品を提供することができる。これによって、この発明は、簡便な構造であるともに、以下に述べる扁平縫着部のバリエーションによって、タオル製品の種類や目的に応じて独特な風合いの端部を有するタオル製品を提供することができる。この発明は、タオル製品の製造を飛躍的に簡便化かつ効率化させ、同時にタオル製品のサイズや形状はもちろんのこと、端部の特殊な構成を備えた変化に富んだ多種多様なタオル製品を、大量でも少量でも量に拘わらず、不利なく製造することができる。
【0021】
請求項2の発明によれば、前記パイル地の端縁部がパイル地原反から切り出された切断部である請求項1に記載のタオル製品に係るものであるから、連続的に製造された汎用性のあるパイル地原反を使用することができ、製造上及び経済的に大きな有利性を有する。
【0022】
請求項3の発明は、前記パイル地の端縁部が前記扁平縫着部の内側に位置するように折重ねられている請求項1又は2に記載のタオル製品に係るものであるから、解れやすいパイル地端縁部が前記扁平縫着部によって押え付けられているので解れることがなく、耐久性、外観性に優れる。
【0023】
請求項4の発明は、前記扁平縫着部の外側に前記折重ね部からなる折曲縁部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタオル製品に係るものであるから、タオル製品の端部には前記折重ね部からなる2重に折曲げられふんわりとした折曲縁部が現出され、従来の硬い周縁部とは違った風合いを提供できる。
【0024】
請求項5の発明は、前記折曲縁部の幅が5mm以上形成されている請求項4に記載のタオル製品に係るものであるから、タオル製品の種類や大きさによって、ふんわりとした折曲縁部の大きさを変化させることができる。一般的なタオル製品では5〜10mm、バスタオルやタオルケットの襟部などの柔らかい縁部が望まれるものにあっては、15〜20mm、あるいはそれ以上でもよい。
【0025】
請求項6の発明は、前記扁平縫着部の幅が5ないし15mmである請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタオル製品に係るものであるから、タオル製品の種類や大きさによって、扁平縫着部の幅を変えて確実な端部処理を行なうことができる。
【0026】
請求項7の発明は、前記折重ね部が1本糸によって仮止めされた後に、前記仮止め部を含む折重ね部の上部から複数本の糸を扁平に縫着して扁平縫着部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタオル製品に係るものであるから、仮止めによって、その後の扁平縫着部の形成が確実かつ容易になされることができ、端部処理の品質及び効率が向上する。
【0027】
請求項8の発明は、前記扁平縫着部が3本のミシン針糸によって形成されており、かつ3本の内の中央部の針糸が前記仮止め部の仮止め糸に重ねて縫着されている請求項7に記載のタオル製品に係るものであるから、仮止め糸が案内となって3本のミシン針糸の扁平縫着部が確実に形成されるとともに美麗な端部処理を行なうことができる。
【0028】
請求項9の発明は、前記扁平縫着部が複数本針のかがりミシンによって形成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタオル製品に係るものであるから、従来公知のミシンによって簡便かつ経済的に製作することができる。
【0029】
請求項10の発明は、前記扁平縫着部が複数本針のかがりミシンの複数回の縫製によって形成されている請求項1ないし9のいずれか1項に記載のタオル製品に係るものであるから、、タオル製品の種類や大きさによって、扁平縫着部の幅がを大きく変えることも、簡単かつ容易に確実に行なうことができる。
【0030】
請求項11の発明は、前記扁平縫着部に装飾用布帛が一体に縫着されている請求項1ないし10のいずれか1項に記載のタオル製品に係るものであるから、例えば、レース地なども簡単かつ容易に付属することができる。
【0031】
請求項12の発明は、前記タオル製品が、タオルケット、バスタオル、スポーツタオル、フェイスタオル、ウオッシュタオル、タオルマット、タオルハンカチ、タオルマフラーのいずれかである請求項1ないし11のいずれか1項に記載のタオル製品に係るものであるから、従来とは全く異なり、簡単かつ容易に各種の製品を製作できる。
【0032】
請求項13の発明は、前記タオル製品が、バスローブ、乳幼児用肌着を含むタオル衣料品のいずれかである請求項1ないし11のいずれか1項に記載のタオル製品に係るものであるから、従来とは全く異なり、簡単かつ容易に各種のタオル衣料製品を製作できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】この発明のタオル製品の実施例の構造の概略を図示したタオル端部の部分斜視図である。
【図2】図1のタオル端部を説明的に図示した平面図である。
【図3】パイル地の端縁部の折重ね状態を示す斜視図である。
【図4】パイル地の折重ね部に仮止め部を形成する状態を示す斜視図である。
【図5】パイル地の折重ね部に扁平縫着部を形成する状態を示す斜視図である。
【図6】タオル製品の端部処理の例を示した概略平面図である。
【図7】同じくタオル製品の具体例を示した概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
図1に図示したように、この発明は、タオル10等のタオル製品に関し、パイル地20からなる端縁部21をパイル地本体側へ折曲げて折重ね部30を形成し、前記折重ね部30の上部から複数本の糸を扁平に縫着して製品端部11に扁平縫着部40を形成したことを特徴とするとするものである。この発明は、タオル10の製品端部11に、図示のような、扁平縫着部40を形成したものであるから、タオル地であるパイル地自体で端部処理をすることができるばかりでなく、それによって、従来にない独特の風合いのタオル製品10を得ることができる。なお、この発明の扁平縫着部40による端部処理は、タオル製品の全ての端部に対して行ってもよいが、後述する製品例のように、一部の端部のみに扁平縫着部40を形成し他の端部には別の端部処理を行ってもよいことはいうまでもない。
【0035】
請求項2の発明として規定したように、前記パイル地20の端縁部21はパイル地原反から切り出された切断部22とすることができる。この発明では、連続的に製造された汎用性のあるパイル地原反を所望の大きさサイズに切断して使用することができ、製造上及び経済的に大きな有利性を有する。
【0036】
折重ね部30は、図示しかつ請求項3の発明として規定したように、前記パイル地20の端縁部21が前記扁平縫着部40の内側、つまりパイル地本体側に位置するように折重ねられていることが好ましい。図2のように、パイル地20の端縁部21が前記扁平縫着部40の糸Sによって押さえ付けられることによって、解れやすいパイル地20の端縁部21が解れることがなくなり、耐久性、外観性に優れる。
【0037】
また、折重ね部30に形成される扁平縫着部40は、図示しかつ請求項4の発明として規定したように、折曲縁部32の内側に形成されることが好ましい。すなわち、扁平縫着部40の外側に折重ね部30自体による折曲縁部32が配置されることによって、タオル10の端部11に、当該折曲縁部32によるパイル地20が2重に折曲げられふんわりとした端部部分が現出され、従来の硬い周縁部とは違った風合いを提供できる。
【0038】
請求項5の発明としても規定しかつ図2の平面図に図示したように、前記折曲縁部32の幅w1を5mm以上形成することにより、タオル製品の種類や大きさによって、ふんわりとした折曲縁部32の大きさを変化させることができる。一般的なタオル製品では前記折曲縁部32の幅w1が5〜10mm、バスタオルやタオルケットの襟部などの柔らかい縁部が望まれるものにあっては、前記折曲縁部32の幅w1が15〜20mm、あるいはそれ以上でもよい。
【0039】
また、請求項6の発明として規定し図2に図示したように、前記扁平縫着部40の幅w2は5ないし15mmとすることが好ましい。タオル製品の種類や大きさによって、確実な端部処理を行なうために扁平縫着部の幅w2を変えることができる。
【0040】
図3ないし図5は、図1の実施例のタオル10に扁平縫着部40を形成する状態を順に表すものであって、まず、図3のように、パイル地20の端縁部21を所定幅でパイル地20本体側へ折曲げて折重ね部30が形成される。
【0041】
図4は図3の折重ね部30に1本糸の縫着による仮止め部45を形成する状態を示す斜視図である。請求項7の発明としても規定したように、前記折重ね部30に1本糸Sの縫着による仮止め部45が形成された後に、前記仮止め部45を含む折重ね部30の上部から複数本の糸を扁平に縫着して扁平縫着部40が形成すると、仮止め部45によって、その後の扁平縫着部40の形成が確実かつ容易に行なうことができ、端部処理の品質及び効率が向上する。図4の符号46は一本針ミシンの針である。
【0042】
また、図5は折重ね部30に扁平縫着部40を形成する状態を示す斜視図である。
図5の状態は、請求項8の発明として規定したように、扁平縫着部40が3本のミシン針糸S1,S2,S3によって形成されており、かつ3本の内の中央部の針糸S2が前記仮止め部45の仮止め糸Sに重ねて縫着されているものである。前記仮止め部45の仮止め糸Sが案内となって3本のミシン針糸S1,S2,S3による扁平縫着部40が確実に形成されるとともに美麗な端部処理を行なうことができる。図5の符号41は三本針ミシンの針である。
【0043】
図示し請求項9の発明としても規定したように、扁平縫着部40の形成は、複数本針のかがりミシンによって形成することができるから、従来公知のミシンによって簡便かつ経済的に製作することができる。なお、ミシン操作によって扁平縫着部40の縫い目の硬さを必要によりタイト又はソフトに変えることができる。
【0044】
また、扁平縫着部40は、請求項10の発明として規定したように、複数本針のかがりミシンの複数回の縫製によって形成することもできる。図示しないが、例えば4本糸の扁平縫着部40を形成する場合には、2本針のかがりミシンを使用して2回縫製する。あるいは、大判のタオルケットなどの場合には、扁平縫着部40は6本糸や8本糸となることもあり、このような場合には2本、3本あるいは4本の複数本針のかがりミシンの複数回の縫製によって形成すればよい。タオル製品の種類や大きさによって、扁平縫着部40の幅を大きく変えることも簡単かつ容易に確実に行なうことができる。
【0045】
図6は、タオル製品の端部処理の例を示した概略平面図である。前記したように、この発明の扁平縫着部40による端部処理は、タオル製品の全ての端部に対して行ってもよいが、製品によっては一部の端部のみに扁平縫着部40を形成し他の端部には別の端部処理を行ってもよい。図6のタオル10Aは縦横の全周に亘ってこの発明の扁平縫着部40による端部処理がなされている。同図のタオル10Bは、縦方向の両側に扁平縫着部40による端部処理がなされており、横方向の端部には別の端部処理、例えば従来の平織り組織(ヘム部)50の織成なされている。
【0046】
図6のタオル10Cは、請求項11の発明としても規定したようには、扁平縫着部40に例えばレース布地60のような装飾用布帛が一体に縫着されてたものである。このようなレース布地60は扁平縫着部40の縫着の最に簡単かつ容易に付属することができる。
【0047】
図7はタオル製品の具体例を示した概略平面図である。図示し請求項12の発明として規定したように、この発明に係るタオル製品は、タオルケット10D、バスタオル10E、スポーツタオル10F、フェイスタオル10G、ウオッシュタオル10H、タオルハンカチ(図示せず)、タオルマフラー(図示せず)のいずれかとすることができる。図中符号40は扁平縫着部を表す。この発明によれば、同一のパイル地原反から、この図のように、いろんな種類やサイズのタオル製品を簡単かつ容易に製作でき、シリーズ化などの製品ラインアップも容易に可能である。なお、タオルケット10Dにあっては、前記したように、襟側に幅の大きい折曲縁部32が形成されている。
【0048】
さらに、この発明のタオル製品にあっては、請求項13の発明として規定したように、図示しないが、バスローブ、乳幼児用肌着を含むタオル衣料品のパイル地の端部処理にも利用することもできる。
【符号の説明】
【0049】
10 タオル
10A〜10H タオル製品
20 パイル地
21 パイル地端縁部
25 パイル地端部
30 折重ね部
32 折曲縁部
40 扁平縫着部
45 仮止め部
S 仮止め部の糸
S1,S2,S3 扁平縫着部の糸
w1 折曲縁部の幅
w2 扁平縫着部の幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイル地からなる端縁部をパイル地本体側へ折曲げて折重ね部を形成し、前記折重ね部の上部から複数本の糸を扁平に縫着して端部に扁平縫着部を形成したことを特徴とするタオル製品。
【請求項2】
前記パイル地の端縁部がパイル地原反から切り出された切断部である請求項1に記載のタオル製品。
【請求項3】
前記パイル地の端縁部が前記扁平縫着部の内側に位置するように折重ねられている請求項1又は2に記載のタオル製品。
【請求項4】
前記扁平縫着部の外側に前記折重ね部からなる折曲縁部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタオル製品。
【請求項5】
前記折曲縁部の幅が5mm以上形成されている請求項4に記載のタオル製品。
【請求項6】
前記扁平縫着部の幅が5ないし15mmである請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタオル製品。
【請求項7】
前記折重ね部に1本糸の縫着による仮止め部が形成された後に、前記仮止め部を含む折重ね部の上部から複数本の糸を扁平に縫着して扁平縫着部が形成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタオル製品。
【請求項8】
前記扁平縫着部が3本のミシン針糸によって形成されており、かつ3本の内の中央部の針糸が前記仮止め部の仮止め糸に重ねて縫着されている請求項7に記載のタオル製品。
【請求項9】
前記扁平縫着部が複数本針のかがりミシンによって形成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタオル製品。
【請求項10】
前記扁平縫着部が複数本針のかがりミシンの複数回の縫製によって形成されている請求項1ないし9のいずれか1項に記載のタオル製品。
【請求項11】
前記扁平縫着部に装飾用布帛が一体に縫着されている請求項1ないし10のいずれか1項に記載のタオル製品。
【請求項12】
前記タオル製品が、タオルケット、バスタオル、スポーツタオル、フェイスタオル、ウオッシュタオル、タオルマット、タオルハンカチ、タオルマフラーのいずれかである請求項1ないし11のいずれか1項に記載のタオル製品。
【請求項13】
前記タオル製品が、バスローブ、乳幼児用肌着を含むタオル衣料品のいずれかである請求項1ないし11のいずれか1項に記載のタオル製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−16436(P2012−16436A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−154803(P2010−154803)
【出願日】平成22年7月7日(2010.7.7)
【出願人】(510188492)株式会社ナノ (1)
【Fターム(参考)】