説明

タキキニン拮抗薬としてのテトラヒドロピラン化合物

本発明は、式(I)の化合物[式中、R、R、R、R、R、R、R、R、RおよびWは明細書で定義の通りである]およびそれの製薬上許容される塩に関するものである。その化合物は、抑鬱、不安、疼痛、炎症、片頭痛、嘔吐または帯状疱疹後神経痛の治療または予防において特に有用である。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)の化合物あるいは該化合物の製薬上許容される塩。
【化1】

[式中、
Wは、
【化2】

を表し;
は、水素、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フルオロC1−6アルキル、フルオロC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、NO、CN、SR、SOR、SO、CO、CONR、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルまたは(C1−4アルコキシによって置換された)C1−4アルキルであり;RおよびRはそれぞれ独立に、水素またはC1−4アルキルを表し;
は、水素、ハロゲン、C1−6アルキル、フルオロC1−6アルキルまたはC1−4アルコキシによって置換されたC1−6アルコキシであり;
は、水素、ハロゲンまたはフルオロC1−6アルキルであり;
は、水素、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フルオロC1−6アルキル、フルオロC1−6アルコキシ、ヒドロキシ、NO、CN、SR、SOR、SO、CO、CONR、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルまたは(C1−4アルコキシによって置換された)C1−4アルキルであり;RおよびRは上記で定義の通りであり;
は、水素、ハロゲン、C1−6アルキル、フルオロC1−6アルキルまたは(C1−4アルコキシによって置換された)C1−6アルコキシであり;
は、水素または(ヒドロキシ基によって置換されていても良い)C1−4アルキル基を表し;
は、水素、C1−6アルキル、フルオロC1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシまたはヒドロキシC1−6アルキルを表し;
およびRはそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、C1−6アルキル、CHOR、オキソ、COまたはCONRを表し;RおよびRは上記で定義の通りであり;Rは、水素、C1−6アルキルまたはフェニルを表し;
Wが
【化3】

である場合、
Aは、酸素原子またはCH基を表し;
Bは、酸素原子またはCH基を表し;ただし、Aが酸素原子である場合はBはCH基であり、AがCH基である場合はBは酸素原子であり;
nは1または2であり;
mは1、2または3であり;ただし、m+nの合計は2、3または4であり;
10は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニルであり;
11は、水素、ハロゲン、ヒドロキシまたはC1−4アルキルであり;
あるいはR10およびR11が一体となって、オキソ(=O)基を表していても良く;ただし、前記オキソ基はAまたはBによって表される酸素原子に隣接してはおらず;
10およびR11の一方または両方が、AまたはBによって表される前記CH基での一方または両方の水素原子に代わるものであっても良く;
Wが
【化4】

である場合、
10は、水素、C1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、(C1−4アルコキシもしくはヒドロキシル基によって置換された)C2−4アルキルであり;
11は、水素あるいはC1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキルまたは(C1−4アルコキシ、ヒドロキシルもしくはフェニルによって置換された)C1−4アルキルであり;前記フェニル基は、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲンおよびトリフルオロメチルから選択される1個、2個または3個の置換基によって置換されていても良く;
あるいはR10、R11およびそれらが結合している窒素原子が、ヒドロキシ、COR、CO、(C1−4アルコキシもしくはヒドロキシル基によって置換されていても良い)C1−4アルキルまたは(C1−4アルコキシもしくはヒドロキシル基によって置換されていても良い)C1−4アルコキシから選択される1個または2個の基によって置換されていても良い4〜7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成しており;このヘテロ脂肪族環は、酸素もしくは硫黄環原子、S(O)もしくはS(O)の基またはNHもしくはNR部分の一部である第二の窒素原子を有していても良く;Rは、ヒドロキシもしくはC1−4アルコキシによって置換されていても良いC1−4アルキルであり;Rは、水素、C1−4アルキルまたはベンジルであり;
12は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルコキシまたはフルオロC1−4アルコキシを表し;あるいはpが2である場合、2個のR基が一体となって、オキソ(=O)基を表していても良く;
mは0、1または2であり;
nは1、2または3であり;ただし、m+nの合計は2または3であり;
pは0、1または2であり;
Wが
【化5】

である場合、
Aは、NR12またはS(O)を表し;
Bは、NR12またはS(O)を表し;ただし、AがS(O)である場合はBはNR12であり、AがNR12である場合はBはS(O)であり;
10およびR11はそれぞれ独立に、水素、フッ素、COR、CO、(C1−4アルコキシもしくはヒドロキシル基によって置換されていても良い)C1−4アルキルまたは(C1−4アルコキシもしくはヒドロキシル基によって置換されていても良い)C1−4アルコキシを表し;Rは水素、メチルエチルまたはベンジルであり;
あるいは同一炭素原子に結合している場合、R10とR11が一体となって、=O、=CHCO、−O(CHO−、−CHO(CH−、−CHOCHC(O)−、−CHOCHCH(OH)−、−CHOCHC(CH−、−CHOC(CHCH−、−C(CHOCHCH−、−CHC(O)OCH−、−OC(O)CHCH−、−C(O)OCHCH−、−C(O)OC(CHCH−、−C(O)OCHC(CH−、−OCH(CH−、−OC(CHCHCH−、−OCHC(CHCH−、−OCHCHC(CH−、−OCHCH=CHCH−、−OCHCH(OH)CHCH−、−OCHCHCH(OH)CH−、−OCHC(O)CHCH−、−OCHCHC(O)CH−または下記式の基:
【化6】

を表していても良く、Rは上記で定義の通りであり;
隣接する炭素原子に結合している場合には、R10とR11が一体となって、−OCHCH−または−OCHCH(OH)−を表すことができるか;
あるいはR10とR11が一体となって、縮合ベンゼン環を形成していても良く;
あるいはR10とR11が一体となって、それが結合しているピロリジン、ピペリジン、モルホリンまたはピペラジン環を横切るC1−2アルキレン架橋を形成していても良く;
12は、水素、ベンジル、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、COC1−6アルキル、CO1−6アルキルまたは(C1−4アルコキシもしくはヒドロキシル基によって置換された)C2−4アルキルを表し;
13は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキルまたはフルオロC1−4アルキルを表し;
mは1または2であり;
pは1、2または3であり;
qは0、1または2であり;
Wが
【化7】

である場合、
10は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルコキシまたはフルオロC1−4アルコキシを表し;あるいはpが2である場合は、2個のR10基が一体となって、オキソ(=O)基を表しても良く;
11は、水素、ベンジル、C1−4アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキルまたは(C1−4アルコキシもしくはヒドロキシル基によって置換された)C2−4アルキルを表し;
mは0、1または2であり;
nは0または1であり;ただし、m+nの合計は1、2または3であり、さらにはmが2である場合はnは1であり;
pは0、1または2であり;
Wが
【化8】

である場合、
Xは、−CHF−、−CF−、−CH(OH)−または−CH(OC1−4アルキル)−を表し;
Yは、−NR1314または
【化9】

から選択される基を表し;
Zは、O、S、SO、SOまたはNR12を表し;
10は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルコキシまたはフルオロC1−4アルコキシを表し;
11は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルコキシまたはフルオロC1−4アルコキシを表し;
あるいはR10およびR11が一体となって、オキソ(=O)基を表し;
12は、C1−6アルキル、COC1−6アルキル、CO1−6アルキルを表し;
13およびR14はそれぞれ独立に、水素、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキルまたはフルオロC1−6アルキルを表し;前記アルキルまたはシクロアルキル基はヒドロキシ、C1−4アルコキシ、−NHCOC1−4アルキルまたは−NHCO1−4アルキルから選択される基で置換されていても良く;
mは1または2であり;
nは1または2であり;
pは1または2であり;
Wが
【化10】

である場合、
Xは、−CHR13−、−CF−または−C(=O)−を表し;
10は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルコキシまたはフルオロC1−4アルコキシを表し;あるいはpが2である場合、2個のR10基が一体となってオキソ(=O)基を表しても良く;
11は、水素、ベンジル、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルキルC1−4アルキル、COC1−6アルキル、CO1−6アルキルまたは(C1−4アルコキシもしくはヒドロキシル基によって置換された)C2−4アルキルを表し;
12は、水素、フッ素、ヒドロキシ、C1−4アルコキシを表し;あるいはR12がR11と連結されて環が形成されており、その連結基−R12−R11−が
(a)−OC(O)−、
(b)−OS(O)−、
(c)−ZCHCH−、
(d)−ZCHCHCH−、
(e)−ZCHC(O)−、
(f)−ZCHCHC(O)−、
(g)−ZC(O)CH−、
(h)−ZC(O)CHCH−および
(i)−ZCHC(O)CH
から選択され;
Zは、O、NHまたはN(C1−6アルキル)を表し;
mは1または2であり;
pは0、1または2である。]
【請求項2】
下記式(Ia)の請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化11】

[式中、A、B、R10、R11、mおよびnは、Wが
【化12】

である場合に関して前記にて定義の通りである。]
【請求項3】
下記式(Iaa)の請求項2に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化13】

[式中、
はフッ素またはCFであり;
はフッ素またはCFであり;
は水素またはフッ素であり;
は水素、フッ素または臭素であり;
はメチルまたはヒドロキシメチルであり;
A、B、R10およびR11は請求項2で定義の通りである。]
【請求項4】
下記式(Iab)の請求項2に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化14】

[式中、
Xは、CHOHまたはC=Oを表し;
は、フッ素またはトリフルオロメチルであり;
は、フッ素またはトリフルオロメチルであり;
は、メチルまたはヒドロキシメチルであり;
は、水素またはフッ素であり;
は、水素またはフッ素である。]
【請求項5】
下記式(Iaba)の請求項4に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【化15】

[式中、
は、水素またはフッ素であり;
は、水素またはフッ素である。]
【請求項6】
(4RS)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニル−テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン−4−オール;
(4S)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン−4−オール;
(4R)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン−4−オール;
(4RS)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(3,4−ジフルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン−4−オール;
8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン;
8−[(2R,3S,4S)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニル(テトラヒドロピラン−4−イル)]メチル−1,1−ジメチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン;
8−[(2R,3S,4S)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニル(テトラヒドロピラン−4−イル)]メチル−2,2−ジメチル−1−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン;
8−[(2R,3S,4S)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニル−テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−1−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン;
8−[(2R,3S,4S)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニル−テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン;
8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニル−テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン;
8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニル−テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2,2−ジメチル−1−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン;
8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニル−テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−1−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン;
8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニル−テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−1,1−ジメチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン;
8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン−4−オン;
(4RS)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−4−メチル−8−アザ−スピロ[4.5]デカン−4−オール;
(4R)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン−4−オール;
(4RS)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−2−オキサ−4−エチニル−8−アザ−スピロ[4.5]デカン−4−オール;
(8S)−2−[((2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ]−3−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−6−オキサ−2−アザスピロ[3.4]オクタン−8−オール;
(8R)−2−[((2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ]−3−フェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−6−オキサ−2−アザスピロ[3.4]オクタン−8−オール;
(4RS)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−フェニルテトラヒドロピラン−4−イル]メチル−1−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン−4−オール;
(4RS)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−3,3−ジメチル−2−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン−4−オール;
(4R)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−1−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン−4−オール;
(4S)−8−[(2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)エトキシ]−3−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロピラン−4−イル]メチル−1−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン−4−オール;
(4R)−8−[((2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−3−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−4−メトキシ−2−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン;
(4R)−8−[((2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−3−(4−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−4−メトキシ−2−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン;
8−[((2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−3−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン−3−オール;
8−[((2R,3R,4R)−2−[(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−3−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン−3−オン;
(2RまたはS,5RまたはS)−5−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)テトラヒドロ−N−(フェニルメチル)−2−フランメタンアミン;
(2SまたはR,5RまたはS)−5−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)テトラヒドロ−N−(フェニルメチル)−2−フランメタンアミン;
(2RまたはS,5RまたはS)−5−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)テトラヒドロ−2−フランメタンアミン;
(2SまたはR,5RまたはS)−5−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}−テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)−N,N−ジエチルテトラヒドロ−2−フランメタンアミン;
(3RまたはS)−3−((2R,3R,4R)−{(1R)−2−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)チオモルホリン;
(3SまたはR)−3−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)チオモルホリン;
(2S)−2−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)−1−メチルアゼチジン;
(2R)−2−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)−1−メチルアゼチジン;
4−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−4−オール;
4−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)−1−シクロプロピルピペリジン−4−オール;
4−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)−1−(1−メチルエチル)ピペリジン−4−オール;
(αRまたはS)−α−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)−1−ピペリジンエタノール;
(αSまたはR)−α−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)−1−ピペリジンエタノール;
(αRまたはS,2R,3R,4R)−2−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−α−[(ジメチルアミノ)メチル]−3−フェニル−2H−ピラン−4−メタノール;
(2RまたはS)−2−[(RまたはS)−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)ヒドロキシメチル]−1−ピロリジンカルボン酸1,1−ジメチルエチル;
(1RまたはS,7aRまたはS)−1−((2R,3R,4R)−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル−エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−イル)テトラヒドロ−1H,3H−ピロロ[1,2−c]オキサゾール−3−オン;および
(2R,3R,4R,αRまたはS)−α−[(2RまたはS)−2−ピロリジニル]−2−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}テトラヒドロ−3−フェニル−2H−ピラン−4−メタノール
から選択される請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩。
【請求項8】
治療で使用される請求項1から7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
少なくとも1種類の製薬上許容される担体または賦形剤とともに請求項1から7のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項10】
過剰のタキキニン類に関連する生理的障害の治療または予防方法であって、それを必要とする患者に対して、タキキニンを減少させる量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項11】
疼痛もしくは炎症、片頭痛、嘔吐、帯状疱疹後神経痛、抑鬱または不安の治療または予防方法であって、それを必要とする患者に対して、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項12】
過剰のタキキニンに関連する生理的障害の治療または予防のための医薬の製造における請求項1から7のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項13】
疼痛もしくは炎症、片頭痛、嘔吐、帯状疱疹後神経痛、抑鬱または不安の治療または予防のための医薬の製造における請求項1から7のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項14】
請求項1から7のいずれかに記載の化合物の製造方法。

【公表番号】特表2006−519822(P2006−519822A)
【公表日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−505915(P2006−505915)
【出願日】平成16年3月4日(2004.3.4)
【国際出願番号】PCT/GB2004/000918
【国際公開番号】WO2004/078750
【国際公開日】平成16年9月16日(2004.9.16)
【出願人】(390035482)メルク シャープ エンド ドーム リミテッド (81)
【Fターム(参考)】