タッチスクリーン付きナビゲーション装置。

ナビゲーション装置は、コア機能のセットに属する任意の機能と、指を使用して確実に起動できるのに十分に大きい非重複タッチ入力ゾーンとを関連付けることが可能となるようにプログラムされている。ここで、本発明は、コア機能のセットを識別することが可能となり、かつ確実な起動のために十分に大きいタッチ入力ゾーンに指でタッチすることによって確実に、それらのすべてを選択/起動することができることを可能にすることについてを説明している。これは、特に、車載ナビゲーション装置に有効であり、ここでは、コア機能は、運転中に、運転者によって起動され得る機能のことである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
1.本発明の分野
本発明は、ナビゲーションデータを表示することができる、タッチスクリーンで制御されるナビゲーション装置に関するものである。このナビゲーション装置は、特に、車載用ナビゲーションシステムとしての用途に見い出せる。
【0002】
2.従来技術の説明
GPSベースの装置が良く知られており、これは、車載用ナビゲーションシステムとして広く使用されている。本願の譲受人であるトムトム ビー.ヴィー.(TomTom B.V.)によるナビゲータシリーズのソフトウェアで参照することもできる。これは、外部GPS受信機に接続されているPDA(例えば、コンパックのiPaq)で動作している場合に、そのPDAに出発地と目的地をユーザに入力させることを可能にするソフトウェアである。このソフトウェアは、この2地点間の最適ルートを計算し、その最適ルートの案内(ナビゲート)方法についての指示を表示する。GPS受信機から導出される位置情報を使用することによって、ソフトウェアは、定期な間隔でPDA(これは、典型的には、車両のダッシュボード上に取付けられる)の位置を判定することができ、かつ、地図上に車両の現在位置を表示することができ、更には、適切なナビゲーション指示(例えば、「100m先を左折」)を表示(及び音声を出力)することができる。目的とする動作を示すグラフィック(映像)(例えば、この先を左折することを示す左矢印)をステータスバー上に表示することができ、また、このグラフィックは、地図上に示される道路上で利用可能なジャンクション/曲がり角等の上に重ねることもできる。地図データベースがプログラムされたコンピュータ機器にGPS受信機を組み込み、かつナビゲーション指示をディスプレイ上に生成することができる装置についても言及することができる。「ナビゲーション装置」という用語は、所定の目的地にユーザを案内することを可能にする装置を意味している。この装置は、例えば、GPS受信機のような、位置データを受信するための内蔵システムを持っていても良く、あるいは、位置データを受信することができる受信機に単に接続可能であっても良い。
【0003】
PDAは、メニューオプションを選択したり、仮想キーボードを使用して文字/数字を入力することをユーザに可能にするタッチスクリーンを通常採用している。一般的には、タッチ入力は、細いスタイラスを使用して発生するように構成されている、これは、個々の仮想キーや他の選択可能な要素のサイズが相対的に小さいからである。アプリケーション内のある機能あるいはあるタイプの機能のスクリーンから、別の機能あるいは別のタイプの機能を案内する場合は、仮想キー、コントロールパネル、チェックボックス等に対するスタイラスによる選択が行われると推定される、これは、関連するタッチ制御ゾーンが相対的に小さいからである。
【0004】
しかしながら、いくつかの単一のアプリケーションを用いる場合、例えば、計算機アプリケーションを用いる場合、スタイラスとは対照的に、各数字キーは、指を使って選択可能にするために十分に大きくなっている。しかしながら、多数のキーを同時に表示する必要がある場合には(例えば、すべてのアルファベットを備える、QWERTYあるいは他の構成の仮想キーボードについては)、より小さい仮想キーボードを使用しなればならず、また、個々のキーはスタイラスで選択しなれければならない。ここで、従来の装置は、1つのスクリーン上に利用可能な大きめの数字キーと、別のスクリーン上により小さなキーとを組合わせている、これは、これらのキーの重要性が等しいとしてもである。効果的でかつ確実な指による操作に対して、コア機能が均一でかつ一貫して設計されているものであるとは言うことはできない、これは、多くの場合、ユーザは、スタイラスで操作すると想定しているからである。
【0005】
要約
第1の構成では、地図データベースと、ユーザ定義地点間の経路計画を可能にするソフトウェアとがプログラムされているナビゲーション装置が提供される、この装置は、更に、コア機能のセットに属する任意の機能と、指を使用して確実に起動できるのに十分に大きい非重複タッチ入力ゾーンとを関連付けることが可能となるようにプログラムされている。
【0006】
ここで、本発明は、コア機能のセットを識別することが可能となり、かつ確実な起動のために十分に大きいタッチ入力ゾーンに指でタッチすることによって確実に、それらのすべてを選択/起動することができることを可能にすることについてを説明している。これは、特に、車載ナビゲーション装置に有効であり、ここでは、コア機能は、ナビゲーション装置がダッシュボード上に搭載され、かつ運転者が実際の運転中に前に手を伸ばしながら、運転者によって起動され得る機能のことである(例えば、停止あるいは実際の移動中、道路状態が十分に安全である場合に可能である)。好ましくは、コア機能は、同一のスクリーンから選択あるいは起動することができない機能を含んでいる(即ち、これらは、ディスプレイ上に同時に表示されるキーに限定されるものではない)。ここで、コア機能は、いくつかの別スクリーンに跨がって存在しなければならない。
【0007】
このユーザ対話アプローチは、従来技術のアプローチよりも、より簡単で、より柔軟で、かつより直感的なものとなる。
【0008】
詳細説明
システム概要
本発明は、トムトム ビー.ヴィー.と呼ばれるナビゲータのソフトウェアで実現される。ナビゲータソフトウェアは、タッチスクリーンを備える、ポケットPCを搭載するPDS装置上で動作する、これには、例えば、コンパックのiPaqがある。これは、PDAがGPS受信機と接続されている場合に、GPSベースのナビゲーションシステムを提供する。PDAとGPS受信機を組合わせたシステムは、車載ナビゲーションシステムとして使用されるように設計されている。本発明は、他のナビゲーション装置でも実現することもでき、これには、統合GPS受信機/コンピュータ/ディスプレイ、あるいは車両以外で使用するよう設計されている装置(例えば、歩行者用)、あるいは車以外の車両用に設計されている装置(例えば、航空機)がある。ナビゲーション装置は、位置検知技術の類を実現することができ、これは、GPSに限定されるものではなく、ここでは、欧州ガリレオシステムのようなGNSS(グローバルナビゲーションサテライトシステム)の類を使用して実現することもできる。同様に、サテライトベースの位置/速度システムに限定されるものでもなく、地上のビーコン、あるいは装置に自身の地理的位置を判定することを可能にするシステムを使用して、同様に、展開することもできる。
【0009】
PDA上で動作する場合に、ナビゲータソフトウェアは、図1で示される通常ナビゲーションモードスクリーンを生成するナビゲーション装置となる。ここでの表示は、文字、シンボル、音声ガイダンス及び移動地図を使用して、運転指示を提供している。キーユーザインタフェース要素は、次のようなものがある:2次元地図1がスクリーン上のほとんどの部分を占める。この地図は、ユーザの車両とその時点での周辺位置を示していて、これは、車両の移動する方向が常に「上」になるように回転する。スクリーンの下から4分の1部分は、ステータスバー2である。汎用のGPS位置検出及びその方向(自身の進行方向から推測される)を使用して装置自身が判定する、装置の現在位置は矢印3で示される。装置によって計算された経路(装置のメモリ内の地図データベースに記憶される地図データが適用される、装置に記憶されている経路計算アルゴリズムを使用して)は、進行方向を与える矢印に重ねられる、暗色の経路4として示される。暗色の経路4において、すべての主要動作(例えば、角、交差点、迂回路等を通る)が、経路4上に置かれる矢印5によって示されている。ステータスバー2は、次の動作(ここでは、右折)を示す図式6を、自身の左側の位置に備えている。また、ステータスバー2は、次の動作(即ち、右折、ここでは、その距離は220メータである)までの距離を表示する、これは装置によって計算される全経路のデータベースから抽出される(即ち、取り得る経路を定義するすべての道路及びそれに関連する動作のリスト)。また、ステータスバー2は、現在の道路8、到着推定時刻9(ここでは、2分40秒)、実際の推定到着時刻(11.36am)及び目的地11までの距離(1.4Km)を表示する。GPS信号強度は、移動電話形式の信号強度インジケータ12で表示される。
【0010】
ユーザがスクリーン13の中央をタッチすると、ナビゲーションスクリーンメニューが表示され、このメニューから、ナビゲータアプリケーション内の他の主要なナビゲーション機能を開始することができる、あるいは制御することができる。メニュースクリーンから選択される、主要なナビゲーション機能は、それ自身をかなり容易に呼び出すことができ(例えば、地図表示からメニュースクリーンへ1回で戻る)、このことは、ユーザとの対話をかなり単純化し、かつ、その対話をより高速かつより容易にすることが可能である。
【0011】
ユーザによってタッチされる必要があるタッチゾーンのエリアは、タッチスクリーンシステムに基づく多くのスタイラスにおけるエリアよりもかなり大きい。これは、特別な精度を必要とすることなく、1つの指によって確実に選択するのに十分に大きくなるように設計されている、即ち、車両を運転中の運転者に対する実際の状況を模倣するように設計されている、つまり、運転者が、小さめの制御アイコンを備えるより高精細スクリーンを見るのはわずかな時間であり、これらの小さめの制御アイコンの1つを正確に押下するのもわずかな時間しかない。ここで、与えられるソフトキー(あるいは、スクリーン13の中央に隠されているソフトキー)に関連付けられている、より大きなタッチスクリーンエリアを使用することは、この実行環境で考慮された設計構成である。他のスタイラスベースのアプリケーションとは違って、この設計構成は、コア機能を選択するためにナビゲータに渡って一貫して展開されているものであり、このコア機能とは、実際の運転中に運転者によって必要とされるものである。ここで、ユーザがスクリーン上のアイコン(例えば、制御アイコン、あるいは、目的地を入力するための仮想キーボードのキー)を選択することを行うときはいつでも、これらのアイコン/キーの設計は単純に維持され、かつ関連するタッチスクリーンゾーンは、各アイコン/キーが選択を確実に行うことができるサイズに拡大される。実際には、関連するタッチスクリーンゾーンは、少なくとも0.7cm2の位であり、典型的には四角いゾーンである。通常のナビゲーションモードでは、装置は地図を表示する。スクリーン中央付近(あるいは別の構成では、スクリーンの任意の部分)で、地図(即ち、タッチ検知ディスプレイ)を1回(あるいは別の構成では2回)タッチすると、ナビゲーションメニューが呼び出される(図3参照)、このナビゲーションメニューには、様々なナビゲーション機能に対応する大きめのアイコンが表示される、このナビゲーション機能には、別経路を計算するためのオプション、次の区域の道路を回避するための経路を再計算するためのオプション(通行止、あるいは大渋滞に直面した場合に有用である)、あるいは特定のリストされた道路を回避するための経路を再計算するためのオプションがある。
【0012】
装置自身の実際の物理的な構造は、統合GPS受信機あるいは外部GPS受信機から供給されるGPSデータ以外は、汎用の携帯型のコンピュータと基本的には変わらない。ここで、メモリは、経路計算アルゴリズム、地図データベース及びユーザインタフェースソフトウェアを記憶し、マイクロプロセッサはユーザ入力(例えば、出発地と目的地を入力するために、またそれ以外のあらゆる制御の入力を行うために、装置のタッチスクリーンを使用して)を解釈して処理し、最適な経路を計算するための経路計算アルゴリズムを展開する。「最適」は、最短時間あるいは最短距離、あるいはそれ以外のユーザ関連要素の類の条件を意味するものである。
【0013】
より詳しくは、ユーザは、自身の出発地と必要とする目的地を、仮想キーボードを使用して、PDA上で動作するナビゲータソフトウェアに通常の方法で入力する。次に、ユーザは、行程経路が計算される方法を選択する:これには、様々なモードが提供される、これには、例えば、最短の距離ではないかもしれないが、より速い経路を計算する「高速」モード、計算はより長くかかるが、取り得る経路をすべて検索し、かつ最短距離を決める「フル」モード等がある。他のオプションも可能である、これには、景色の良い経路を定義するユーザによるものであり、例えば、景観がすばらしい地点として登録されている最高POI(関心地点)を通過したり、あるいは、子供達が興味を持つことができる最高POIを通過したり、あるいは、最少のジャンクションを使用したりする等のオプションも可能である。
【0014】
道路自身は、地図データベース上で示され、この地図データベースは、PDA上で動作するナビゲータ(あるいは、それによってアクセスされるものであり)の一部とする線であり、即ち、ベクトルである(例えば、出発地点、終点、道路に対する方向、この道路は、数百の区域を構成する全道路を含み、これらはそれぞれ、スタート地点/終点方向パラメータによって固有に定義される)。地図は、このような道路ベクトルと、関心地点(POI)、道路名、公園の境界、河川の境界のような他の地理的特徴等からのセットであり、それらはすべてベクトルで定義される。すべての地図の特徴(例えば、道路ベクトル、POI等)は、GPS座標システムに対応するあるいは関連する座標システムで定義され、これは、GPSシステムを介して判定される装置の位置を、地図上で示される関連する道路に配置することを可能にする。
【0015】
経路計算は複雑なアルゴリズムを使用し、これは、ナビゲータソフトウェアの一部である。このアルゴリズムは、多数の潜在的な様々な経路を獲得するために適用される。次に、ナビゲータソフトウェアは、ユーザ定義条件(あるいは、装置デフォルト)に対してそれらを評価する、このユーザ定義条件には、例えば、フルモードスキャンがあり、これは、景観経路で、博物館を通過し、スピードカメラがない経路を備える。定義条件に最適に合致する経路が、PDA内のプロセッサによって計算され、それが、ベクトル、道路名及びベクトル終点で完了すべき動作のシーケンスとして(例えば、経路の各道路に従う所定距離に対応し、例えば、100メートル先、道路xを左折がある)、RAM内のデータベースに記憶される。
【0016】
フィンガー(指)UI設計アプローチ
本発明は、コア機能のセットのそれぞれに対するタッチ起動ゾーンに関するものであり、このゾーンは、特別な精度を必要とすることなく、1つの指によって確実に選択するのに十分に大きくなっている。これは、車両を運転している場合の運転者に対する実際の状況を模倣している、運転者は、小さめの制御アイコンを備えるより高精細スクリーンを見るのはわずかな時間であり、これらの小さめの制御アイコンの1つを正確に押下するのもわずかな時間しかない。
【0017】
このUI設計構成は、定義されているコア機能のすべてに関して、ナビゲータ2.0を通して一貫して展開されていて、これは、アドホック方法ではない、ここで、このアドホック方法は、スクリーン設計が、表示対象に、大きめの制御アイコンを許容することが発生するものである、ここで、ユーザが、コア機能に関連するスクリーン上のあるオプション(例えば、制御アイコン、あるいは、目的地を入力するための仮想キーボードのキー)を選択することを行うときはいつでも、これらのアイコン/キーの設計は単純に維持され、かつ関連するタッチスクリーンゾーンは、各アイコン/キーを指で確実に選択することができるサイズに拡大される。また、スクリーンが選択可能なグラフィカルオプション(アイコン、名前、チェックボックス等)を含んでいるときはいつでも、これらのオプションのそれぞれは、非重複タッチ入力ゾーンにリンクされている、この非重複(non-overlapping)タッチ入力ゾーンは、指を使用して確実に起動できるのに十分な大きさで表示される。
【0018】
ここで、装置は、コア機能に関連して、選択可能なグラフィカルオプションの組合わせを、異なる時間でユーザに提示することはない、ここで、このグラフィカルオプションのいくつかは、指を用いて確実に起動するのに十分に大きく、かつ、それらのいくつかは、スタイラスを必要とするサイズに対しては十分に小さい。通常の大きさでないタッチスクリーン起動エリアにリンクされているオプション(例えば、大きめのグラフィカルアイコン)を選択することによって、これらを起動することができることを実現し、かつ補償しながら、要は、ユーザ対話設計が、どのコア機能がドライバによって起動されることを必要としているかの解析に基づいていることである。従来技術のUI設計に対するアプローチは、コア機能を一貫して識別して、このような方法でそれらを取り扱うことはしていない。
【0019】
実際には、関連するタッチスクリーンゾーンは、最低でも0.7cm2(通常のタッチスクリーン起動ゾーンよりもかなり大きい)であり、かつ典型的には四角形である。
【0020】
このアプローチで一貫して採用するコア機能の例は:
(i) メニュー階層内の最上位レベルと次の下位レベル間の移動
(ii) 通常のナビゲーションモードスクリーンからの切替
(iii) 経路再計算機能を開始するオプションの選択
(iv) 現在の位置を地図上に登録する位置として設定
このアプローチは、いくつかの状況で説明することができる。まず、メニュースクリーン上のこれらの機能(あるいは、リスト、チェックボックス等の機能の選択を可能にする、他の種類の方法あるいはオプション)に対しグラフィカルアイコンのメニューを配置することによって、計算対象の別経路を計算することを可能にする機能へのアクセスを容易にすることは、メインナビゲーションスクリーンからのアクセスが容易になることである、即ち、メニュースクリーンは、実際のあるいはシミュレート化/プレビューナビゲーション中に表示される(図1あるいは図2)。上述のように、通常のナビゲーションモードでは、装置は、行程の進行に従って、ナビゲーション装置の位置を示すアニメ化地図を表示する。スクリーン中央付近(あるいは、別の構成では、スクリーンの任意の部分)で、地図(即ち、タッチパネルディスプレイ)を1回(あるいは、別の構成では2回)タッチすると、様々な経路再計算メニューに対応する大きめのアイコンを有する再計算メニュー(図3参照)が呼び出される、これは、別経路を計算するオプション、次の区域の道路を回避するための経路の再計算(通行止、あるいは大渋滞に直面した場合に有用である)、及び特定のリストされた道路を回避するための経路を再計算するためのオプションがある。これらの別経路機能は、再計算メニュースクリーン内で適切なアイコンをタッチすることによっても開始される(これは、1つのユーザ対話であり、例えば、スクリーンタッチによって、通常モードナビゲーションスクリーンから切り替えられる)。他の経路再計算機能は、メニュー構造内のより深いレベルで実現されても良い。しかしながら、このようなグラフィカルアイコン、リスト、チェックボックスのようなオプションを選択することによってあらゆることを実現することができ、これらのオプションは、タッチスクリーンエリアに明確に関連付けられており、このタッチスクリーンエリアは、ユーザに、指先でそれらを選択することを可能にするのに十分に大きく、かつそのエリアは、確実に動作する、典型的には少なくとも0.7cm2である。
【0021】
仮想キーボード
上述のように、キーの特徴は、各グラフィカルアイコンに対して大きめのタッチスクリーンエリアを使用することであり、このグラフィカルアイコンは、動作中に、ドライバが展開される必要があるコア機能を開始する。このアプローチは、仮想キーボードのキーに対しても同様に使用される(例えば、図4に示されるABCD、QWERTY等のフォーマット)。この装置は、PDA上の従来のスクリーンベースのキーボードよりもかなり大きい、大きめのアルファベットキーボードを表示することができるので、これは、クレードルから装置を外すことなく、あるいはダッシュボートから取り外すことなく、スタイラスではなく自身の指を用いて、ユーザに文字をより容易に入力させることを可能にする。
【0022】
iPaq(240×320画素、あるいは1インチ当たり106画素、1センチあたり48画素)において最適なサイズは:
QWERTY/AZERTYキーボード画像:
水平間隔:中心位置(ボタン)間が25画素
垂直間隔:中心位置(ボタン)間が32画素
ABCキーボード画像:
水平間隔:中心位置間が40画素
垂直間隔:中心位置間が32画素
注:数字キーボード画像が構成される(小及び大キーの両方を持っている)。また、いくつかのキーは、他のキーの幅よりも1画素分小さくても良い(美観に対して)、それゆえ、中止位置間は、キー毎に違っていても良い。
【0023】
画素における、個々のキーサイズは、(幅、高さ):
36×28 (ABCキーボード画像)
21×28 (QWERTY/ASERTYキーボード画像)
46×28 (QWERTY/AZERTYキーボード画像上の矢印キー)
70×28 (QWERTY/AZERTYキーボード画像上のスペース/バックキー)
注)いくつかのキーは、他のキーの幅よりも1画素分小さくても良い(美観に対して)。
【0024】
様々なキーボード(幅、高さ)に対するトータル画像サイズは、次のようになる:
240×155 (ABCキーボード画像)
240×155 (QWERTYキーボード画像)
240×155 (AZERTYキーボード画像)
240×62 (2ラインNUM/矢印キー画像)
240×31 (1ライン矢印キー画像)
注)これは、1から3画素の範囲内での空白辺(white-space edges)を含んでいる。
【0025】
上述のサイズは、運転している車両のダッシュボードクレードルに装置を搭載する場合に、運転から著しく注意をそらさずに、ユーザが1つの指で容易に操作することができるソフトキーボードを表示することを可能にする。
【0026】
上述のサイズに対する許容範囲は、約25%(プラスあるいはマイナス)である。
【0027】
中間地点(Waypoints)
経路(例えば、運転しながら)上の関心位置を運転者が通過する場合、運転者は、その位置を、とても簡単な動作で記憶することができる、これは、例えば、スクリーン上の所定のゾーンを素早く2回タップすることであり、この所定のゾーンは、装置によって(あるいは音声コマンドを発行することによって)表示される現在の車両位置の上の中央に配置される0.7cm2のゾーンである。これは、中間地点のマーカをデータベースに記憶する、実際には、関心位置の座標を記憶する。これは、コア機能(中間地点として現在位置にラベルを付加している)の別の例であり、これは、ユーザが運転しながらでさえも、指による確実な選択を可能にするのに十分なタッチスクリーンエリアを使用して起動される。中間地点は、POI(関心地点)アイコンを用いて、地図上にマークすることができる。その後、ユーザは、そのマークを検索して使用することができる(あるいは、注釈(アノテーション)を付けて、記憶することもできる)。例えば、地図上のPOIとしてマークされると、ユーザは、マップ上のPOIを選択することができ、これによって、アノテーションウインドウが開かれ、ユーザは文字を入力することができる(例えば、「ここは、素敵な書店」)。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明を実現するナビゲーション装置のスクリーンショットであり、このスクリーンショットは、計画地図画面と、ディスプレイの下部に沿って動作するステータスバーを示している図である。
【図2】3次元表示を実現するナビゲーション装置のスクリーンショットを示す図である。
【図3】様々な経路計画機能を示すナビゲーション装置のスクリーンショットであり、この経路計画機能は、ユーザが目的地への新規の経路を描画することをナビゲーション装置に要求することを可能にし、この経路計画機能は、(i)別ルート、(ii)前方の障害の回避、(iii)所定の道路の緊急回避、あるいは(iv)オリジナルのルートへ復帰があることを示す図である。
【図4】仮想ABCDフォーマットのキーボードを示すナビゲーション装置のスクリーンショットを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図データベースと、ユーザ定義地点間の経路計画を可能にするソフトウェアとがプログラムされているナビゲーション装置であって、この装置は、更に、コア機能のセットに属する任意の機能と、指を使用して確実に起動できるのに十分に大きい非重複タッチ入力ゾーンとを関連付けることが可能となるようにプログラムされていることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
各機能は、グラフィカルオプションを選択することによって開始され、スクリーンがグラフィカルオプションを含むときはいつでも、それらのオプションのそれぞれは、指を使用して確実に起動するのに十分に大きい非重複タッチ入力ゾーンにリンクされていて、かつ表示される
ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
当該ナビゲーション装置は、車両のダッシュボードに搭載され、前記コア機能は、運転中のドライバによって起動され得る機能である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記コア機能のセットは、同一スクリーンから選択あるいは起動できない機能を含んでいる
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記コア機能のセットは、次の
(i) メニュー階層内の最上位レベルと次の下位レベル間の移動
(ii) 通常のナビゲーションモードスクリーンからの切替
(iii) 経路再計算機能を開始するオプションの選択
(iv) 地図上に登録される位置として、現在の位置を設定
1つ以上のものを含んでいる
ことを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記選択可能なオプションは、次の
(a)別ルートの計算
(b)所定範囲の前方の道路を含まない別ルートの計算
(c)所定道路を含まない別ルートの計算
(d)オリジナルルートへ復帰
の1つ以上の機能に関連している
ことを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記オプションは、グラフィカルアイコンである
ことを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
前記タッチ入力ゾーンは、少なくとも0.7cm2の大きさである
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
前記タッチ入力ゾーンは、1回あるいは2回のタッチによって起動される
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
当該ナビゲーション装置は、更に、仮想キーボードのキーに属する任意のキーと、指を使用して確実に起動するのに十分に大きい非重複タッチ入力ゾーンとを関連付けることが可能となるようにプログラムされている
ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項11】
地図データベースと、ユーザ定義地点間の経路計画を可能にするソフトウェアとがプログラムされているナビゲーション装置で展開されるナビゲーション情報を表示する方法あって、前記ナビゲーション装置が、更に、コア機能のセットに属する任意の機能と、指を使用して確実に起動できるのに十分に大きい非重複タッチ入力ゾーンとを関連付けることが可能となるようにプログラムされている、ことを特徴とする方法。
【請求項12】
地図データベースと、ユーザ定義地点間の経路計画を可能にするソフトウェアとがプログラムされ、かつタッチスクリーンディスプレイ上でナビゲーション地図が表示されるナビゲーション装置を実現するように適合されているコンピュータソフトウェアであって、前記ナビゲーション地図は、当該ナビゲーション装置の位置を更新し、前記ソフトウェアは、コア機能のセットに属する任意の機能と、指を使用して確実に起動できるのに十分に大きい非重複タッチ入力ゾーンとを関連付ける、ことを特徴とするコンピュータソフトウェア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2006−522317(P2006−522317A)
【公表日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−502333(P2006−502333)
【出願日】平成16年2月26日(2004.2.26)
【国際出願番号】PCT/GB2004/000803
【国際公開番号】WO2004/076979
【国際公開日】平成16年9月10日(2004.9.10)
【出願人】(505300999)トム トム べスローテン フエンノートシャップ (1)
【氏名又は名称原語表記】Tom Tom B. V.
【住所又は居所原語表記】Spuistraat 112−114, NL−1012 VA Amsterdam, Netherland
【Fターム(参考)】