説明

タッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板及びその製造方法

【課題】画像表示装置の薄型化を実現することができ、製造工程が簡素化されるだけでなく、不要な構成要素の消耗を最小化し、製造コストを低減することができるとともに、モアレ現象を改善することができるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板1は、透明基板10と、透明基板10上に形成された金属メッシュ電極11と、金属メッシュ電極11上に金属メッシュ電極11の形状と対応するように形成され、少なくとも一つ以上の開口領域が形成されたブラックマトリックス層14と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル技術を用いるコンピュータが発達するにつれて、コンピュータの補助装置もともに開発されており、パソコン、ポータブル伝送装置、その他の個人用の情報処理装置などは、キーボード、マウスのような様々な入力装置(Input Device)を利用してテキスト及びグラフィック処理を行う。
【0003】
しかし、情報化社会の急速な進行により、コンピュータの用途が益々拡大する傾向にあるため、現在入力装置の機能を担当しているキーボード及びマウスだけでは、効率的な製品の駆動が困難であるという問題点がある。
【0004】
従って、簡単で誤操作が少なく、誰でも簡単に情報入力が可能な機器の必要性が高まっている。また、入力装置に関する技術は、一般的な機能を満たす水準を超えて、高信頼性、耐久性、革新性、設計及び加工に関する技術などが注目されており、このような目的を達成するために、テキスト、グラフィックなどの情報入力が可能な入力装置としてタッチパネル(Touch Panel)が開発された。
【0005】
このようなタッチパネルは、電子手帳、液晶表示装置(Liquid Crystal Display Device;LCD)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)などの平板ディスプレイ装置及びCRT(Cathode Ray Tube)のような画像表示装置の表示面に設けられ、ユーザが映像表示装置を見ながら所望の情報を選択するようにするために利用される機器である。
【0006】
図1は、従来技術によるタッチパネル100の断面図である。
【0007】
前記タッチパネル100は、ガラス基板111、112に形成された透明電極121、122と、電極配線131、132と、を含んで構成され、前記透明電極121、122としては、今までITO(Indium Thin Oxide)が主に用いられてきた。透明電極121、122としてのITOの優れた特性及び係る応用製品の需要拡大の傾向から見て、今後これらの材料の消費量は、益々増えると予想される。
【0008】
しかし、ITOを構成するインジウム(Indium)は、代表的な希少、枯渇資源の一つであり、その供給量が大きく減少している。専門家によると、インジウムは短くは10年、長くても25年程度で全部枯渇するそうである。
【0009】
これは、インジウムが亜鉛鉱の副産物として精製され、その希少性が高いためである。枯渇前であるとしても、インジウムの価格の急激な上昇は、係る応用製品の製造コストの上昇を齎しており、インジウムを含まない新しい透明伝導膜の開発が急務である。
【0010】
一方、図2は、従来技術による画像表示装置300の断面図である。
【0011】
図2の画像表示装置300は、図1によるタッチパネル100がカラーフィルタ基板200と結合されて構成される。前記カラーフィルタ基板200は、支持基板210にブラックマトリックス層220が形成され、ブラックマトリックス層220の開口領域にレッド、グリーン、ブルーのカラーフィルタ230が塗布されて構成される。また、前記タッチパネル100と前記カラーフィルタ基板200とは、接着層250により結合される。
【0012】
しかし、このような構造を有する画像表示装置300は、タッチパネル100の製造工程と、カラーフィルタ基板200の製造工程とを別に行った後、これらを合着する工程を順に行って形成されるため、製造工程が複雑であり、製造時間が長いという問題点があった。
【0013】
また、画像表示装置300の全体厚さが厚くなり、特に、両構成を別に製作したため、支持基板210または接着層250などの不要な構成要素が非効率的に用いられ、製造コストが無駄になるという問題点が存在した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、上記のような問題点を解決するために導き出されたものであり、本発明の目的は、カラーフィルタ基板にタッチセンサを内蔵することにより、画像表示装置の薄型化を実現し、カラーフィルタ基板とタッチセンサとを一体に形成することにより、製造工程を簡素化し、製造コストを低減するだけでなく、金属メッシュ電極をブラックマトリックスに整合するように重ね合わせて形成することにより、モアレ現象を改善することができるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板は、透明基板と、前記透明基板上に形成された金属メッシュ電極と、前記金属メッシュ電極上に前記金属メッシュ電極の形状と対応するように形成され、少なくとも一つ以上の開口領域が形成されたブラックマトリックス層と、を含む。
【0016】
ここで、前記ブラックマトリックス層の開口領域に対応し、前記ブラックマトリックス層と部分的に重なり合うようにカラーフィルタが形成されることを特徴とする。
【0017】
また、前記金属メッシュ電極は、前記透明基板上に形成された第1の金属メッシュ電極と、前記第1の金属メッシュ電極上に形成された絶縁層と、前記絶縁層上に形成された第2の金属メッシュ電極と、を含むことを特徴とする。
【0018】
また、前記第2の金属メッシュ電極の形状は、前記第1の金属メッシュ電極の形状と同一であり、第1の金属メッシュ電極と第2の金属メッシュ電極とが整合するように重なり合うことを特徴とする。
【0019】
また、前記絶縁層は、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極の形状と対応する形状を有することを特徴とする。
【0020】
また、前記ブラックマトリックスの形状は、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極の形状と対応するように形成され、前記ブラックマトリックスは、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極と整合するように重なり合うことを特徴とする。
【0021】
また、前記第2の金属メッシュ電極と前記ブラックマトリックス層とは、接着層によって接着されることを特徴とする。
【0022】
本発明によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法は、透明基板を備え、前記透明基板上に金属メッシュ電極を形成する段階と、前記金属メッシュ電極上に少なくとも一つ以上の開口領域を有するブラックマトリックス層を形成する段階と、前記ブラックマトリックス層の開口領域に対応し、前記ブラックマトリックス層と部分的に重なり合うようにカラーフィルタを形成する段階と、を含む。
【0023】
ここで、前記金属メッシュ電極と前記ブラックマトリックス層とは、互いに対応する形状に積層されることを特徴とする。
【0024】
本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法は、透明基板を備え、前記透明基板の表面に第1の金属メッシュ電極を形成する段階と、前記第1の金属メッシュ電極に対応するように、前記第1の金属メッシュ電極上に絶縁層を形成する段階と、前記絶縁層に対応するように、前記絶縁層上に第2の金属メッシュ電極を形成する段階と、前記第2の金属メッシュ電極に所定の開口領域を有するブラックマトリックス層を形成する段階と、を含む。
【0025】
ここで、前記第2の金属メッシュ電極及び前記第1の金属メッシュ電極の形状は、互いに対応するように形成され、前記第2の金属メッシュ電極を前記第1の金属メッシュ電極と整合するように重ね合わせて形成することを特徴とする。
【0026】
また、前記ブラックマトリックス層は、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極の形状と対応するように形成され、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極と整合するように重ね合わせて形成することを特徴とする。
【0027】
また、前記第2の金属メッシュ電極に所定の開口領域を有するブラックマトリックス層を形成する段階は、前記第2の金属メッシュ電極に接着層を形成する段階と、前記接着層上に前記ブラックマトリックス層を形成する段階と、を含むことを特徴とする。
【0028】
本発明の特徴及び利点は、添付図面に基づいた以下の詳細な説明によってさらに明らかになるであろう。
【0029】
本発明の詳細な説明に先立ち、本明細書及び特許請求の範囲に用いられた用語や単語は、通常的かつ辞書的な意味に解釈されてはならず、発明者が自らの発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則にしたがって本発明の技術的思想にかなう意味と概念に解釈されるべきである。
【発明の効果】
【0030】
本発明によると、カラーフィルタ基板にタッチセンサを内蔵することにより、画像表示装置の薄型化を実現する効果がある。
【0031】
また、本発明によると、カラーフィルタ基板とタッチセンサとを一体に形成することにより、製造工程が簡素化されるだけでなく、不要な構成要素の消耗を最小化し、製造コストを低減する効果がある。
【0032】
また、金属メッシュ電極とブラックマトリックスとが整合するように重ね合わせて形成することにより、モアレ現象を改善することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】従来技術によるタッチパネルの断面図である。
【図2】従来技術による画像表示装置の断面図である。
【図3】本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の断面図である。
【図4】本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の断面図である。
【図5】図4によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の平面図である。
【図6A】図4によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の底面図(1)である。
【図6B】図4によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の底面図(2)である。
【図7】本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【図8】本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【図9】本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【図10】本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【図11】本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【図12】本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【図13】本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【図14】本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【図15】本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【図16】本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は、添付図面に係る以下の詳細な説明及び好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するにあたり、係わる公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
【0035】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0036】
図3は、本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の断面図であり、図4は、本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の断面図であり、図5は、図4による内蔵型カラーフィルタ基板の平面図であり、図6A及び図6Bは、図4によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の底面図である。
【0037】
本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板は、透明基板10と、前記透明基板10上に形成された金属メッシュ電極11と、前記金属メッシュ電極11上に前記金属メッシュ電極11の形状と対応するように形成され、少なくとも一つ以上の開口領域が形成されたブラックマトリックス層14と、を含む。
【0038】
透明基板10は、基本的に、金属メッシュ電極11及び電極配線12が形成される領域を提供するものであり、本発明の透明基板10は、特に、ブラックマトリックス層14及びカラーフィルタ15が形成される領域を提供する機能をする。
【0039】
ここで、透明基板10は、アクティブ領域とベゼル領域とに分けられる。アクティブ領域は、入力手段のタッチを認識できるように金属メッシュ電極11が形成される部分で、透明基板10の中央に備えられ、ベゼル領域は、金属メッシュ電極11と通電する電極配線12が形成される部分で、アクティブ領域の縁に備えられる。
【0040】
この際、透明基板10は、金属メッシュ電極11及び電極配線12を支持する支持力と、画像表示装置から提供される画像をユーザが認識できるように、透明性とを有しなければならない。
【0041】
上述の支持力と透明性を考慮して、透明基板10の材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルフォン(PES)、環状オレフィンコポリマー(COC)、トリアセチルセルロース(Triacetylcellulose;TAC)フィルム、ポリビニルアルコール(Polyvinyl alcohol;PVA)フィルム、ポリイミド(Polyimide;PI)フィルム、ポリスチレン(Polystyrene;PS)、二軸延伸ポリスチレン(K樹脂含有biaxially oriented PS;BOPS)、ガラスまたは強化ガラスなどで形成することが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0042】
金属メッシュ電極11は、入力手段のタッチ時に信号を発生させ、コントローラでタッチ座標を認識できるようにする機能を遂行するものであり、透明基板10のアクティブ領域に形成される。金属メッシュ電極11のパターン形状は、微細な幅を有する複数の単位電極線が横方向及び縦方向に平行に配列され、互いに垂直交差して網状をなす。
【0043】
このような金属メッシュ電極11の形状の特徴は、ITOなどで形成された透明電極の代わりに金属性材質の不透明電極を用いることにより発生する、ユーザによる視認性の問題を解決するためである。
【0044】
金属メッシュ電極11の縁には、金属メッシュ電極11から電気的信号を受信する電極配線12が印刷される。この際、電極配線12は、スクリーン印刷法(Screen Printing)、グラビア印刷法(Gravure Printing)、またはインクジェット印刷法(Inkjet Printing)などを利用して印刷することができる。また、電極配線12の材料としては、電気伝導度に優れた銀ペースト(Ag paste)または有機銀で組成された物質を用いることが好ましいが、これに限定されず、伝導性高分子、カーボンブラック(CNTを含む)、ITOのような金属酸化物や金属類などの低抵抗金属を用いることができる。
【0045】
ブラックマトリックス層14は、前記金属メッシュ電極11に形成され、ブラックマトリックス層14に形成された開口領域により露出された透明基板10には、カラーフィルタ15が塗布される。
【0046】
一般的に、カラーフィルタ15基板には、規則的に形成された開口領域を有するブラックマトリックス層14と、ブラックマトリックス層14の開口領域に形成されるカラーフィルタ15と、が備えられる。
【0047】
ブラックマトリックス層14は、透明基板10をカラーフィルタ15が形成される複数の開口領域に分けて、隣接した開口領域の間の光の干渉を防止し、外部光を遮断する機能をする。また、必要に応じて、カラーフィルタ15の表面が平らになるように、オーバーコート層(不図示)がさらに塗布することができる。
【0048】
金属メッシュ電極11とブラックマトリックス層14とは、接着層13によって接着することができ、その接着方法は、特に制限されない。
【0049】
図4は、本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の断面図である。
【0050】
本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板は、上述の一実施例による金属メッシュ電極を、第1の金属メッシュ電極21と第2の金属メッシュ電極23とで形成する場合である。
【0051】
以下、上記の本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の説明と重複する構成についての詳細な説明は省略する。
【0052】
金属メッシュ電極21、23は、入力手段のタッチ時に信号を発生させ、コントローラでタッチ座標を認識できるようにする機能を遂行するものであり、透明基板20のアクティブ領域に形成される。
【0053】
即ち、透明基板20の表面に第1の金属メッシュ電極21が形成され、第1の金属メッシュ電極上に第2の金属メッシュ電極23が重ね合わせて形成されて、第1の金属メッシュ電極21と第2の金属メッシュ電極23との間には、絶縁層22が介在され、二つの金属メッシュ電極を電気的に絶縁させる。
【0054】
第1の金属メッシュ電極21のパターン形状は、微細な幅を有する複数の単位電極線が横方向及び縦方向に平行に配列され、互いに垂直交差して網状をなす。第2の金属メッシュ電極23のパターン形状も同様に、微細な幅を有する複数の単位電極線が横方向及び縦方向に平行に配列され、互いに垂直交差して網状をなす。
【0055】
この際、第2の金属メッシュ電極23のパターン形状は、第1の金属メッシュ電極21のパターン形状と同一に形成され、さらには、第1の金属メッシュ電極21と整合をなして重なり合うように形成されることが好ましい。
【0056】
これは、ITOなどで形成された透明電極の代わりに金属性材質の不透明電極を適用する場合、上記の金属性の不透明電極により、ユーザの視野に投影されるイメージが妨害または歪んでしまう可能性があり、特に、繰り返して配列される隣接単位電極線と線が重なって干渉縞(モアレ;moire)が発生する可能性が存在するためである。
【0057】
従って、第1の金属メッシュ電極21と第2の金属メッシュ電極23との形状を一致させ、前記二つの層の金属メッシュ電極が互いに整合をなして重なり合うように設計することにより、イメージの歪み及びモアレ現象を最小化する。
【0058】
電極配線21a、23aは、第1の金属メッシュ電極21から延長されて透明基板20の表面に形成される第1の電極配線21aと、第2の金属メッシュ電極23から延長されて透明基板20の表面に形成される第2の電極配線23aと、を含む。
【0059】
この際、第2の金属メッシュ電極23は、透明基板20の表面に直接形成されるのでなく、第1の金属メッシュ電極21に積層された絶縁層22上に形成されるため、第1の金属メッシュ電極21と絶縁される必要がある。
【0060】
従って、第1の金属メッシュ電極21の側部に絶縁物質23b(図13参照)を形成した後、前記絶縁物質23b上に第2の電極配線23aを形成して透明基板20の表面に延長形成する。
【0061】
ブラックマトリックス層25は、前記第2の金属メッシュ電極23に形成され、ブラックマトリックス層25に形成された開口領域により露出された透明基板20には、カラーフィルタ26が塗布される。
【0062】
一般的に、カラーフィルタ26基板には、規則的に形成された開口領域を有するブラックマトリックス層25と、ブラックマトリックス層25の開口領域に形成されるカラーフィルタ26と、が備えられる。ブラックマトリックス層25は、透明基板20をカラーフィルタ26が形成される複数の開口領域に分け、隣接した開口領域の間の光の干渉を防止し、外部光を遮断する機能をする。また、必要に応じて、カラーフィルタ26の表面が平らになるように、オーバーコート層(不図示)がさらに塗布することができる。
【0063】
上述したモアレ現象は、金属メッシュ電極の間で発生するだけでなく、金属メッシュ電極と前記ブラックマトリックス層25との間でも問題となる。図5に図示したように、ブラックマトリックス層25には、一定の間隔で開口領域が形成されており、開口領域内に塗布されるR、G、Bのカラーフィルタ26を区分する。
【0064】
ブラックマトリックス層25のパターンも、カラーフィルタ26を縦方向に区分するブラックラインと横方向に区分するブラックラインとが垂直交差するマトリックス形状を有する。
【0065】
金属メッシュ電極の網状のパターンとブラックマトリックス層25のマトリックス形状のパターンとを重ね合わせる際、ブラックマトリックス層25の形状を、第1の金属メッシュ電極21及び第2の金属メッシュ電極23の形状と一致するように形成し、ブラックマトリックス層25が前記二つの層の金属メッシュ電極21、23と整合をなして重なり合うように設計することにより、イメージの歪み及びモアレ現象を最小化することができる。
【0066】
前記ブラックマトリックス層25と前記第2の金属メッシュ電極23との間には、接着層24を介在して、両構成を結合する。
【0067】
但し、図6Aに図示したように、金属メッシュ電極21、23のパターン形状(線幅及び隣接単位電極線間の幅を含む)と、ブラックマトリックス層25のパターン形状とを全く同一に形成して重ね合わせることも可能であるが、ブラックマトリックス層25を構成する縦方向のブラックライン及び横方向のブラックラインが、金属メッシュ電極の縦方向の単位電極線及び横方向の単位電極線と全部一致しなければならないわけではない。
【0068】
即ち、図6Bに図示したように、金属メッシュ電極がブラックマトリックス層25の一部と重なり合うように形成することも可能である。
【0069】
図7から図10は、本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【0070】
本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法は、透明基板10を備え、前記透明基板10上に金属メッシュ電極11を形成する段階と、前記金属メッシュ電極11上に少なくとも一つ以上の開口領域を有するブラックマトリックス層14を形成する段階と、前記ブラックマトリックス層14の開口領域に対応し、前記ブラックマトリックス層14と部分的に重なり合うようにカラーフィルタ15を形成する段階と、を含む。
【0071】
図7は、透明基板10上に金属メッシュ電極11を形成する段階を示す図面である。
【0072】
金属メッシュ電極11は、微細な幅を有する複数の単位電極線が横方向及び縦方向に夫々平行に配列され、透明基板10上で垂直交差する網状を有する。
【0073】
金属メッシュ電極11は、スパッタリング(Sputtering)、蒸着(Evaporation)などの乾式工程、ディップコーティング(Dip coating)、スピンコーティング(Spin coating)、ロールコーティング(Roll coating)、スプレーコーティング(Spray coating)などの湿式工程により形成された金属薄膜を選択的にエッチングして形成してもよく、またはスクリーン印刷法(Screen Printing)、グラビア印刷法(Gravure Printing)、インクジェット印刷法(Inkjet Printing)などのダイレクト(direct)パターニング工程を利用して形成してもよい。
【0074】
図8は、金属メッシュ電極11に電極配線12を形成することを図示した図面である。
【0075】
金属メッシュ電極11の一側から延長されるように電極配線12を形成する。
【0076】
電極配線12の材料としては、電気伝導度に優れた銀ペースト(Ag paste)または有機銀で組成された物質を用いることが好ましいが、これに限定されず、伝導性高分子、カーボンブラック(CNTを含む)のような金属酸化物や金属類などの低抵抗金属を用いることができる。
【0077】
一方、金属メッシュ電極11と同一の金属で電極配線12を形成する場合には、金属メッシュ電極11と電極配線12とを透明基板10に同時に形成することが可能である。
【0078】
図9は、金属メッシュ電極11に接着層13を形成し、ブラックマトリックス層14を形成する段階を示す図面である。
【0079】
接着層13は、金属メッシュ電極11とブラックマトリックス層14との間の接着性を向上させるための構成であり、接着層13の材質としては、特に制限されないが、光学透明接着剤(Optical Clear Adhesive;OCA)または両面接着テープ(Double Adhesive Tape;DAT)を利用することが好ましい。
【0080】
接着層13に形成されるブラックマトリックス層14は、縦方向のブラックラインと横方向のブラックラインとが垂直交差するマトリックス形状に構成され、前記縦方向のブラックライン及び横方向のブラックラインの交差によって形成される領域(開口領域)には、後述するカラーフィルタ15が塗布される。
【0081】
上述のように、金属メッシュ電極11のパターン形状(線幅及び隣接単位電極線間の幅を含む)とブラックマトリックス層14のパターン形状とを全く同一に形成して重ね合わせることも可能であるが(図6A参照)、ブラックマトリックス層14を構成する縦方向のブラックライン及び横方向のブラックラインが、金属メッシュ電極11の縦方向の単位電極線及び横方向の単位電極線と全部一致しなければならないわけではない。
【0082】
即ち、金属メッシュ電極11がブラックマトリックス層14の一部と重なり合うように形成することも可能である(図6B参照)。
【0083】
前記ブラックマトリックス層14は、Cr、Cr/CrOx二層膜、樹脂及び黒鉛(Graphite)で形成することができる。一方、ブラックマトリックス層14を接着層13に形成する方法として、スクリーン印刷法を利用することができる。
【0084】
即ち、前記透明基板10に所定の開口部が形成された印刷用マスク(不図示)を配置し、スキージなどの加圧器具(不図示)を利用して黒色の分散樹脂を印刷した後、印刷用マスクを分離することにより、ブラックマトリックス層14を形成することができる。
【0085】
図10に図示したように、前記ブラックマトリックス層14の開口領域にカラーフィルタ15を形成する。
【0086】
カラーフィルタ15は、レッド、グリーン、ブルーの三種類のセルを有するため、各セル毎に別のパターン工程を行わなければならない。
【0087】
即ち、ブラックマトリックス層14に形成された開口領域を含んで前記透明基板10にレッドカラーを有する感光性レジストを塗布、選択的露光及び現像工程によりレッドカラーフィルタ15を形成し、次に、開口領域を含んで前記透明基板10にグリーンカラーを有する感光性レジストを塗布、選択的露光及び現像工程によりグリーンカラーフィルタ15を形成し、次に、開口領域を含んで前記透明基板10にブルーカラーを有する感光性レジストを塗布、選択的露光及び現像工程によりブルーカラーフィルタ15を形成する。
【0088】
一方、必要に応じて、カラーフィルタ15の表面が平らになるように、オーバーコート層がさらに塗布することができる。
【0089】
図11から図16は、本発明の他の実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を工程順に図示した図面である。
【0090】
本発明の他の実施例にタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法は、金属メッシュ電極21、23を、第1の金属メッシュ電極21と第2の金属メッシュ電極23との二層(two layer)に形成して製作することができる。
【0091】
以下、金属メッシュ電極21、23を、第1の金属メッシュ電極21と第2の金属メッシュ電極23とに形成するタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法を説明する。上記の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法と重複する部分についての詳細な説明は省略する。
【0092】
まず、図11に図示したように、透明基板20を備え、前記透明基板20の表面に第1の金属メッシュ電極21を形成する。
【0093】
第1の金属メッシュ電極21は、微細な幅を有する複数の単位電極線が横方向及び縦方向に夫々平行に配列され、透明基板20上で垂直交差する網状を有する。第1の金属メッシュ電極21の形成方法は、上述した説明と重複するため、ここでは省略する。
【0094】
次に、図12に図示したように、前記第1の金属メッシュ電極21に対応するように、前記第1の金属メッシュ電極21に絶縁層22を形成する。
【0095】
絶縁層22は、第1の金属メッシュ電極21と、後述する第2の金属メッシュ電極23とを電気的に絶縁する機能をし、前記絶縁層22は、第1の金属メッシュ電極21の形状と同一に形成され、第1の金属メッシュ電極21に重ねられる。
【0096】
絶縁層22を形成する方法としては、PECVD(Plasma Enhanceed Chemical Vapor Deposition)方式を適用することができる。この際、第1の金属メッシュ電極21の一側から延長されるように第1の電極配線21aを形成する。
【0097】
第1の電極配線21aの材料としては、電気伝導度に優れた銀ペースト(Ag paste)または有機銀で組成された物質を用いることが好ましいが、これに限定されず、伝導性高分子、カーボンブラック(CNTを含む)のような金属酸化物や金属類などの低抵抗金属を用いることができる。
【0098】
一方、第1の金属メッシュ電極21と同一の金属で第1の電極配線21aを形成する場合には、第1の金属メッシュ電極21と第1の電極配線21aを透明基板20に同時に形成することが可能である。
【0099】
次に、図13に図示したように、前記絶縁層22に対応するように、前記絶縁層22に第2の金属メッシュ電極23を形成する(参考に、図13は、第2の金属メッシュ電極23及び第2の電極配線23aの形状をより明確に説明するために、図6AのB−B'の断面図を示したものである)。
【0100】
第2の金属メッシュ電極23は、微細な幅を有する複数の単位電極線が横方向及び縦方向に夫々平行に配列され、垂直交差する網状を有し、第1の金属メッシュ電極21の形状と同一に形成される。さらには、上述のモアレ現象を最小化するために、第2の金属メッシュ電極23が第1の金属メッシュ電極21と整合をなして重なり合うようにする。
【0101】
第2の金属メッシュ電極23の形成方法は、第1の金属メッシュ電極21の形成方法と同様であるため、重複説明は省略する。
【0102】
一方、第2の金属メッシュ電極23の一側から延長されるように、第2の電極配線23aを形成する。この際、第2の金属メッシュ電極23は、構造的にみて、透明基板20の表面に直接形成されるのでなく、第1の金属メッシュ電極21に形成された絶縁層22上に形成されるため、第1の金属メッシュ電極21と電気的に絶縁されるように、絶縁物質23bを先に形成しなければならない。
【0103】
その後、第2の電極配線23aが、前記絶縁物質23bの表面を経て透明基板20に延長されるように形成する。
【0104】
第2の電極配線23aの材料としては、電気伝導度に優れた銀ペースト(Ag paste)または有機銀で組成された物質を用いることが好ましいが、これに限定されず、伝導性高分子、カーボンブラック(CNTを含む)のような金属酸化物や金属類などの低抵抗金属を用いることができる。
【0105】
また、第2の金属メッシュ電極23と同一の金属で第2の電極配線23aを形成する場合には、第2の金属メッシュ電極23と第2の電極配線23aとを同時に形成することが可能である。
【0106】
次に、図14に図示したように、前記第2の金属メッシュ電極23に接着層24を形成し、図15に図示したように、接着層24にブラックマトリックス層25を形成する。
【0107】
前記接着層24は、第2の金属メッシュ電極23とブラックマトリックス層25との間の接着性を向上させるための構成であり、接着層24の材質は、特に制限されないが、光学透明接着剤(Optical Clear Adhesive;OCA)または両面接着テープ(Double Adhesive Tape;DAT)を利用することが好ましい。
【0108】
一方、前記接着層24に形成されるブラックマトリックス層25は、縦方向のブラックラインと横方向のブラックラインとが垂直交差するマトリックス形状に構成され、前記縦方向のブラックライン及び横方向のブラックラインの交差によって形成される領域(開口領域)には、後述するカラーフィルタ26が塗布される。
【0109】
上述のように、金属メッシュ電極のパターン形状(線幅及び隣接単位電極線間の幅を含む)とブラックマトリックス層25のパターン形状とを全く同一に形成して重ね合わせることも可能であるが(図6A参照)、ブラックマトリックス層25を構成する縦方向のブラックライン及び横方向のブラックラインが、金属メッシュ電極21、23の縦方向の単位電極線及び横方向の単位電極線と全部一致しなければならないわけではない。
【0110】
即ち、金属メッシュ電極21、23が、ブラックマトリックス層25の一部と重なり合うように形成することも可能である(図6B参照)。
【0111】
前記ブラックマトリックス層25は、Cr、Cr/CrOx二層膜、樹脂及び黒鉛(Graphite)で形成することができる。
【0112】
一方、ブラックマトリックス層25を接着層24に形成する方法としては、スクリーン印刷法を利用することができる。
【0113】
即ち、前記透明基板20に所定の開口部が形成された印刷用マスク(不図示)を配置し、スキージなどの加圧器具(不図示)を利用して黒色の分散樹脂を印刷した後、印刷用マスクを分離することにより、ブラックマトリックス層25を形成することができる。
【0114】
次に、図16に図示したように、前記ブラックマトリックス層25の開口領域にカラーフィルタ26を形成する。
【0115】
これについての詳細な説明は、上記の本発明の一実施例によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法と重複するため省略する。
【0116】
本発明の技術的特徴は、カラーフィルタ基板を構成する透明基板20とブラックマトリックス層25との間にタッチセンサを介在することにより、タッチセンサとカラーフィルタ基板とを一体化することにある。
【0117】
画像表示装置を構成するカラーフィルタ基板とタッチセンサとを一体に具現することにより、画像表示装置の全体厚さを薄型化することができる長所がある。これにより、製造工程が簡素化され、不要な構成要素の消耗を最小化して、製造コストが低減する効果がある。
【0118】
以上、本発明を好ましい実施例に基づいて詳細に説明したが、これは、本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明によるタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板及びその製造方法は、これに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
【0119】
本発明の単純な変形乃至変更は、いずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は、添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。
【産業上の利用可能性】
【0120】
本発明は、タッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板及びその製造方法に適用可能である。
【符号の説明】
【0121】
1、2 タッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板
10 透明基板
11 金属メッシュ電極
12 電極配線
13 接着層
14 ブラックマトリックス層
15 カラーフィルタ
20 透明基板
21 第1の金属メッシュ電極
21a 第1の電極配線
22 絶縁層
23 第2の金属メッシュ電極
23a 第2の電極配線
23b 絶縁物質
24 接着層
25 ブラックマトリックス層
26 カラーフィルタ
100 タッチパネル
111、112 ガラス基板
121、122 透明電極
131、132 電極配線
200 カラーフィルタ基板
210 支持基板
220 ブラックマトリックス層
230 カラーフィルタ
250 接着層
300 画像表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明基板と、
前記透明基板上に形成された金属メッシュ電極と、
前記金属メッシュ電極上に前記金属メッシュ電極の形状と対応するように形成され、少なくとも一つ以上の開口領域が形成されたブラックマトリックス層と、を含むタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板。
【請求項2】
前記ブラックマトリックス層の開口領域に対応し、前記ブラックマトリックス層と部分的に重なり合うように形成されるカラーフィルタをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板。
【請求項3】
前記金属メッシュ電極は、
前記透明基板上に形成された第1の金属メッシュ電極と、
前記第1の金属メッシュ電極上に形成された絶縁層と、
前記絶縁層上に形成された第2の金属メッシュ電極と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板。
【請求項4】
前記第2の金属メッシュ電極の形状は前記第1の金属メッシュ電極の形状と対応し、前記第1の金属メッシュ電極と前記第2の金属メッシュ電極とが整合するように重なり合うことを特徴とする請求項3に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板。
【請求項5】
前記絶縁層は、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極の形状と対応するように積層されることを特徴とする請求項3に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板。
【請求項6】
前記ブラックマトリックスの形状は、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極の形状と対応するように形成され、前記ブラックマトリックスは、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極と整合するように重なり合うことを特徴とする請求項3に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板。
【請求項7】
前記第2の金属メッシュ電極と前記ブラックマトリックス層とは、接着層によって接着されることを特徴とする請求項3に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板。
【請求項8】
透明基板を備え、前記透明基板上に金属メッシュ電極を形成する段階と、
前記金属メッシュ電極上に少なくとも一つ以上の開口領域を有するブラックマトリックス層を形成する段階と、
前記ブラックマトリックス層の開口領域に対応し、前記ブラックマトリックス層と部分的に重なり合うようにカラーフィルタを形成する段階と、を含むタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法。
【請求項9】
前記金属メッシュ電極と前記ブラックマトリックス層とは、互いに対応する形状に形成されることを特徴とする請求項8に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法。
【請求項10】
透明基板を備え、前記透明基板の表面に第1の金属メッシュ電極を形成する段階と、
前記第1の金属メッシュ電極に対応するように、前記第1の金属メッシュ電極上に絶縁層を形成する段階と、
前記絶縁層に対応するように、前記絶縁層上に第2の金属メッシュ電極を形成する段階と、
前記第2の金属メッシュ電極に所定の開口領域を有するブラックマトリックス層を形成する段階と、
を含むことを特徴とするタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法。
【請求項11】
前記第2の金属メッシュ電極及び前記第1の金属メッシュ電極の形状は互いに対応するように形成され、前記第2の金属メッシュ電極を前記第1の金属メッシュ電極と整合するように重ね合わせて形成することを特徴とする請求項10に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法。
【請求項12】
前記ブラックマトリックス層は、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極の形状と対応するように形成され、前記第1の金属メッシュ電極及び前記第2の金属メッシュ電極と整合するように重ね合わせて形成することを特徴とする請求項10に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法。
【請求項13】
前記第2の金属メッシュ電極に所定の開口領域を有するブラックマトリックス層を形成する段階は、
前記第2の金属メッシュ電極に接着層を形成する段階と、
前記接着層上に前記ブラックマトリックス層を積層する段階と、を含むことを特徴とする請求項10に記載のタッチセンサ内蔵型カラーフィルタ基板の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−45100(P2013−45100A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−252636(P2011−252636)
【出願日】平成23年11月18日(2011.11.18)
【出願人】(594023722)サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. (1,585)
【Fターム(参考)】