説明

タッチパネル式の操作表示装置

【課題】容易にセキュリティモードを解除することができないタッチパネル式の操作表示装置を提供する。
【解決手段】各種情報を表示する表示部9の表面が、複数の箇所を同時に押圧した際に押圧箇所の中心点を検知して操作を行わせるタッチパネル7で構成されたタッチパネル式の操作表示装置11において、前記表示部9の近傍に前記タッチパネル7の一部を押圧可能な押圧機構35が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネル式の操作表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機等において各種操作が可能なタッチパネルを備えたタッチパネル式の操作表示装置がある。このような複写機等においてFAXの送受信記録などの過去の履歴を他人に見られることを防止するために、パスワードにより使用者の操作を制限し、セキュリティ性を向上するものが知られている。また、定期点検や故障時等にメーカ担当者がパスワードを入力して使用するメンテナンスモードへ不正にアクセスして、不正コピーを行うことを防止するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−14548号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、パスワード入力により複写機等のセキュリティ性を向上させるものでは、パスワードを管理する者以外の者がパスワードを知ってしまうと簡単にセキュリティを解除することができる虞がある。
【0004】
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、容易にセキュリティモードを解除することができないタッチパネル式の操作表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、各種情報を表示する表示部の表面が、複数の箇所を同時に押圧した際に押圧箇所の中心点を検知して操作を行わせるタッチパネルで構成されたタッチパネル式の操作表示装置において、前記表示部近傍に前記タッチパネルの一部を押圧可能な押圧機構が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、押圧機構でタッチパネルの一部が押圧されていることにより、タッチパネルの機能キーを押してもその機能キーが反応しない。
【0006】
請求項2に記載した発明は、前記タッチパネルの周囲がカバーで覆われており、該カバーの内側に前記押圧機構が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、押圧機構の存在に気が付きにくくすることができる。
【0007】
請求項3に記載した発明は、前記押圧機構が、ソレノイドを用いて前記タッチパネルに押圧力を作用させることを特徴とする。
このように構成することで、簡便な機構で押圧機構を実現することができる。
【0008】
請求項4に記載した発明は、前記タッチパネルの特定位置を一箇所又は複数箇所押圧することで、前記押圧機構により押圧された状態が解除されることを特徴とする。
このように構成することで、セキュリティモードの解除が暗証番号のみによる場合よりも困難にすることができる。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載した発明によれば、押圧機構でタッチパネルの一部が押圧されていることにより、タッチパネルの機能キーを押してもその機能キーが反応しないため、セキュリティモードを解除させない限り目的の機能を実行することができない効果がある。
【0010】
請求項2に記載した発明によれば、押圧機構の存在に気が付きにくくすることができるため、タッチパネルの機能キーを押してもその機能キーが反応しない原因が分からず、セキュリティ性を向上させることができる効果がある。また、押圧機構がカバーの内側に隠蔽されることで、破壊される危険性を少なくすることができる効果がある。
【0011】
請求項3に記載した発明によれば、簡便な機構で押圧機構を実現することができるため、製造ラインを複雑化させることなく実現できる効果がある。
【0012】
請求項4に記載した発明によれば、セキュリティモードの解除が暗証番号のみによる場合よりも困難にすることができるため、容易にセキュリティモードを解除することができない効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、本発明の実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。
本実施形態では、タッチパネル式の操作表示装置が複写機に搭載された場合について説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態を図1〜図8を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、複写機1は、図示しない画像記憶部、画像処理部、印刷部及び制御部等を備えた複写機本体3が下部に形成されている。複写機本体3の上部手前側に複写機1の各種操作を実行するための操作部5と、タッチパネル7が表面に配置された表示部9とを備え、操作部5と表示部9以外にはカバー17が載置された操作表示装置11が構成され、複写機本体3の上部で操作表示装置11以外の部分には、原稿画像を自動的に給紙するための自動原稿送り装置(ADF)13aと、原稿画像を読み取るためのスキャナ部13bとを備えた画像読取部13が構成されている。
【0014】
図3に示すように、操作表示装置11は、操作部5と表示部9とから構成されている。操作部5は、使用者による各種の操作指示を受け付け、当該操作指示内容を制御部27に出力する複数のボタン15で構成されたものである。ボタン15は、複写動作を起動するスタートキー15a、コピー枚数等を設定するテンキー15b、初期設定画面を起動等する複数のファンクションキー15c等から構成されている。
【0015】
表示部9には、透明電極で構成されているタッチパネル7が表面に配置されている。表示部9は、カラー又はモノクロ液晶ディスプレイ(LCD)で構成されており、制御部27から入力された表示指示に基づいて各種画像、文字、図形等で各種情報を表示するとともに、使用者が表示部9に表示された機能キー29に触れることによってタッチパネル7が機能し、入力された操作指示を制御部27に出力する。
操作部5及び表示部9以外の部分を覆うようにカバー17が設けられている。カバー17は樹脂からなり、表示部9を視認可能な第1の開口部31と、操作部5の各種ボタン15の大きさに合わせた複数の第2の開口部33とが形成されている。
【0016】
また、図3及び図4に示すように、本実施形態では、表示部9の側部に押圧装置35が設けられている。押圧装置35は、カバー17の上面に支柱37が設けられ、支柱37にはアーム部39が設けられており、アーム部39の端部にはロック部41が形成されている。支柱37は回転可能にカバー17に接続されており、ロック部41も支柱37に合わせて回転可能に構成されている。ロック部41は、ソレノイドの構造を有しており、ロック部41の下部に内蔵された押圧棒43が、押圧棒43の周縁に設けられた図示しないコイルに電流を流すことで上下に移動可能で、下方に移動した際には表示部9の表面のタッチパネル7を押圧可能に構成されている。
【0017】
次に、画像読取部13は、自動原稿送り装置(ADF)13aとスキャナ部13bとを備えている。このような画像読取部13は、制御部27による制御の下に、自動原稿送り装置13aから供給された原稿がガラス面上に送られ、複写機本体3に内蔵されたスキャナ部13bにて原稿の画像を順次読み取り、原稿画像の色彩を示すカラー画像データを画像記憶部21に出力する。
【0018】
画像記憶部21は、ハードディスク等の外部記憶装置或いは/及び半導体メモリから構成されており、画像読取部13から入力された原稿画像のカラー画像データを記憶する。この画像記憶部21は、制御部27による制御の下に、読み取られた原稿画像のカラー画像データの書き込みを行うと共に、当該カラー画像データを読み出して画像処理部23に出力する。
【0019】
画像処理部23は、制御部27による制御の下に、画像記憶部21から入力されたカラー画像データを印刷用のデータに画像変換して印刷部25に出力する。
【0020】
印刷部25は、制御部27による制御の下に、印刷紙を搬送しつつ当該印刷紙にトナーを付着させることにより、上記カラー画像データに基づいて原稿画像を印刷紙上に出力する印刷手段である。
【0021】
制御部27は、操作部5或いは表示部9のタッチパネル7から入力される操作指示、内部メモリに記憶された制御プログラム及び各種制御用データ等に基づいて、複写機1の全体動作を制御するものである。即ち、制御部27は、上記操作指示、制御プログラム及び各種制御用データ等に基づいて制御演算を行うCPU(Central Processing Unit)及び他の各部(つまり操作部5、表示部9、画像読取部13、画像記憶部21、画像処理部23、及び印刷部25)とのデータ授受を行う各種入出力インタフェース回線等から構成されており、上記他の各部を統括的に制御することによって、画像読取部13が読み取った原稿画像を印刷部25より印刷することが可能となる。
【0022】
次に、操作表示装置11と制御部27との間の構成について説明する。
図5に示すように、制御部27には、所定のプログラムに基づいて表示部9の表示方法を制御する表示制御CPU45と、所定のプログラムが格納されるROM47と、各種データなどが一時的に保管されワーキングエリアとして機能するRAM49が備えられている。
表示制御CPU45、ROM47、及びRAM49から得られたデータや操作信号は、液晶表示画面を構成する表示部9への表示データを展開するVRAM51、及び入出力ポート63と通信可能に構成されている。
【0023】
また、VRAM51には、表示データに基づいて表示部9を駆動する液晶ドライバ53が通信可能に構成され、液晶ドライバ53により操作表示装置11の表示部9に必要な画像が表示されるように構成されている。
更に、タッチパネル7は、使用者が押圧したタッチパネル7の位置を検出する位置検出部55と通信可能に構成されている。また、スタートキー15a、テンキー15b又はファンクションキー15c等の各種ボタン15の背面に配置されたバックライトやLED等で構成される個別表示素子57に対して出力可能に構成されたドライバ回路59と、スタートキー15a、テンキー15b又はファンクションキー15c等の各種ボタン15からの操作信号が入力されるバッファ回路61とが構成されている。
【0024】
入出力ポート63は、位置検出部55及びバッファ回路61からの信号を入力可能に構成され、ドライバ回路59へ信号を出力可能に構成されており、更に、表示制御CPU45と入出力可能に構成されている。
【0025】
表示画面は、表示部9とタッチパネル7とを備えて構成される。タッチパネル7が押圧されると、位置検出部55で検出された位置情報が入出力ポート63を介して表示制御CPU45に入力され、表示制御CPU45によりVRAM51に展開されている表示データに基づいてどの機能キー29が選択されたかが判断される。液晶ドライバ53はVRAM51に展開された表示データに基づいて表示部9を駆動する。これらの動作により、表示画面に機能キー29の入力があるとプログラムに基づいて表示画面の表示が更新制御されるように構成されている。
【0026】
次に、作用について説明する。
複写機1は、電源がONされており、スタンバイ状態である。この状態でコピーをするときは、コピーをする原稿を自動原稿送り装置13aにセットし、表示部9のタッチパネル7や操作部5のテンキー15bなどで用紙サイズ、コピー枚数、濃度、倍率等を設定し、スタートボタン15aを押すことでコピーが開始される。
コピーが開始されると、原稿は自動原稿送り装置13aからスキャナ部13bへと搬送され、スキャナ部13bにおいて原稿が読み取られる。読み取られた原稿の画像データは複写機本体3の内部に設けられた画像記憶部21から画像処理部23へと送られた後、印刷部25へデータが送られると、複写機本体3に内蔵されたトナーにより印刷紙へ印字され、印刷物として排出される。
【0027】
上述の各種設定及び操作を行った後に、部外者に履歴を見られたくない場合には、セキュリティモードに設定する。その手順は、まず押圧装置35のロック部41がタッチパネル7の上部にくるように押圧装置35の支柱37を軸に回転させてセットする。次に、暗証番号等をテンキー15b又はタッチパネル7より入力する。暗証番号が正しければ、ロック部41に内蔵されたコイルに電流が流れ、押圧棒43が下方に移動し、タッチパネル7の上面を押圧する。
このように押圧棒43がタッチパネル7の上面を押圧すると、その後、タッチパネル7の目的の機能キー29を押した場合、目的の機能キー29を押したと判断されず、押圧した機能キー29と、押圧棒43により押圧されている位置との中間点を押したと判断される。したがって、セキュリティモードの解除がされない限り、それを知らない使用者はタッチパネル7を押しても目的の操作を行うことができない。
【0028】
次に、図6〜図8を用いて、押圧装置35が作動している場合の表示部9への表示方法及び押圧装置35が解除されるまでのフローを説明する。
ステップ1(S1)では、押圧装置35が作動中か否かを判別し、作動中であればステップ2(S2)へ移行し、作動中でなければステップ5(S5)へ移行する。
ステップ2(S2)では、押圧棒43がタッチパネル7に押圧されている場合は、その位置を位置検出部55で検出し、入出力ポート63を介して表示制御CPU45に入力し、その情報がVRAM51、液晶ドライバ53に送られ、表示部9に「現在セキュリティモードです。」などと表示され、使用者に知らせることができる。次に、ステップ3(S3)へ移行する。
【0029】
ステップ3(S3)では、セキュリティモード状態でタッチパネル7を押した位置がロック解除用の特定位置かどうかを判別し、特定位置と合致すればステップ4(S4)へ移行し、特定位置でなければステップ6(S6)へ移行する。
ここで、セキュリティモードを解除するには、タッチパネル7上の設定された特定位置を押す。特定位置は、一箇所又は複数箇所押圧することでセキュリティモードを解除することができるように設定可能であるが、偶然に押して解除されることを防ぐために、複数の特定位置を同時に押すことや、複数の特定位置を暗証番号のように順番に押すことで解除されるように構成されることが望ましい。
表示部9に表示されているある機能キー29を押しても、その機能キー29を押したとは判断されずに、押した箇所と押圧棒43にて押されている箇所との中間点を押したと判断される。従って、複数の特定位置を押してセキュリティモードを解除することは、その特定位置を知っている者しか解除することができない。つまり、暗証番号のみで管理している場合よりも解除方法を想像することが困難になる。ここで、テンキー15bにて暗証番号を入力する方法を組み合わせても良い。
ステップ4(S4)では、ロックが解除され、ステップ5(S5)へ移行する。
【0030】
ステップ5(S5)では、セキュリティモードから通常モードへ変更され、コピーなどが通常通り実施できるようになる。
一方、ステップ6(S6)では、セキュリティモードで特定位置と異なるタッチパネル7の機能キー29が押された場合に、表示部9に「このキー操作は無効です。」などの警報表示をして、使用者に知らせ、ステップ3(S3)へ移行する。特定位置が押されるまではこのステップを繰り返す。ここで、連続的に表示部9に「このキー操作は無効です。」の表示がされるような行為を繰り返した場合は、更なる警報をするなどして複写機1の電源を強制OFFにしたり、その後一切の操作信号を受け付けないようにするなどしてもよい。
【0031】
また、複写機1の電源を一旦OFFにして、次に誰が複写機1の電源をONにするか分からないために、複写機1の電源立ち上げ時はデフォルトでタッチパネルに押圧装置35が作動しているように設定する。
【0032】
本実施形態によれば、タッチパネル7のある一部を押圧可能な押圧装置35を設けることにより、セキュリティモード状態を解除するには、タッチパネル7上のある特定位置を暗証番号のように押圧しなければならない。これにより、テンキー15bで暗証番号を入力することでセキュリティモード状態を設定/解除するものより解除方法を想像することが困難になる。結果として、押圧装置35の解除方法を知らないような日頃当該複写機1を使用しない第三者がセキュリティモードを解除することができず、装置内の情報を盗まれることがなくなる効果がある。
【0033】
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態について、図9を用いて説明する。
本実施形態は、押圧装置35の配置された箇所が異なる以外は第一実施形態と構成が同じであるため、同一部分に同一符号を付し、説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態では、表示部9の側部でカバー17の内部に押圧装置35が設けられている。カバー17の押圧棒43が突出する位置には、開口71が形成されている。押圧装置35は、ロック部41と押圧棒43とで構成されている。ロック部41は、ソレノイドの構造を有しており、ロック部41の側部に内蔵された押圧棒43が、押圧棒43の周縁に設けられた図示しないコイルに電流を流すことで水平方向に移動可能で、水平にロック部41から突出する方向に移動した際には、押圧棒43が開口71より突出し、表示部9の表面のタッチパネル7に接触し、押圧可能に構成されている。
【0034】
作用については、セキュリティモードに設定する際に、ロック部41に内蔵されたコイルに電流が流れ、押圧棒43が水平にロック部41から突出する方向に移動し、押圧棒43の先端がカバー17の開口71から突き出て、タッチパネル7の上面に接触し、押圧する。上記以外の作用については、第一実施形態と同様のため、説明を省略する。
【0035】
本実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果があることと、更に、押圧装置35がカバー17の内側に設けられているため、第三者が押圧装置35の存在に気が付きにくくすることができる。したがって、第三者が操作しようとしてタッチパネル7の機能キー29を押してもその機能キー29が反応しない原因が分からず、セキュリティモードの解除方法ももちろん分からないため、更にセキュリティ性を向上することができる効果がある。
また、押圧装置35がカバー17の内側に隠蔽されているため、第三者により押圧装置35を破壊される危険性を少なくすることができる効果もある。
【0036】
尚、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、例えば以下のような態様も採用可能である。
本実施形態では、タッチパネル式の操作表示装置を複写機に搭載された場合の説明をしたが、複写機に限らずATM等のように同様の構成を有するタッチパネル式の操作表示装置に採用してもよい。
第一実施形態では、押圧装置の支柱を回転可能に設けた説明をしたが、表示部を視認する際に特に障害でなければ、支柱は回転できなくてもよい。
第一実施形態では、押圧棒が上下する構成の説明をしたが、押圧装置本体が上下する構成でもよい。
第二実施形態では、押圧装置を水平に配し、押圧棒が水平方向に移動する説明をしたが、若干斜めに配し、タッチパネルを押圧しやすいように構成しても良い。
本実施形態では、押圧装置を一つ設けた説明をしたが、更にセキュリティ性を向上させるために、押圧装置を複数設けてもよい。
本実施形態では、押圧装置の解除方法として、タッチパネルとテンキーによる入力での解除方法を説明したが、タッチパネルと鍵とを併用して解除する方法を使用してもよい。
本実施形態では、押圧装置がソレノイドで構成された説明をしたが、それに限らずモータ駆動など機能を果たすものであれば構造は拘らない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第一実施形態における複写機の斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態における複写機のブロック図である。
【図3】本発明の第一実施形態における操作表示装置の斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態における押圧装置の斜視図である。
【図5】本発明の第一実施形態における操作表示装置のブロック図である。
【図6】本発明の第一実施形態における押圧装置の解除方法のフロー図である。
【図7】本発明の第一実施形態における表示部の平面図である。
【図8】本発明の第一実施形態における表示部の平面図である。
【図9】本発明の第二実施形態における操作表示装置の斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
7…タッチパネル 9…表示部 11…操作表示装置(タッチパネル式の操作表示装置) 17…カバー 35…押圧装置(押圧機構)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種情報を表示する表示部の表面が、複数の箇所を同時に押圧した際に押圧箇所の中心点を検知して操作を行わせるタッチパネルで構成されたタッチパネル式の操作表示装置において、
前記表示部近傍に前記タッチパネルの一部を押圧可能な押圧機構が設けられていることを特徴とするタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項2】
前記タッチパネルの周囲がカバーで覆われており、該カバーの内側に前記押圧機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項3】
前記押圧機構が、ソレノイドを用いて前記タッチパネルに押圧力を作用させることを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチパネル式の操作表示装置。
【請求項4】
前記タッチパネルの特定位置を一箇所又は複数箇所押圧することで、前記押圧機構により押圧された状態が解除されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタッチパネル式の操作表示装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−3758(P2008−3758A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−171102(P2006−171102)
【出願日】平成18年6月21日(2006.6.21)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】