説明

タッチパネル装置及び情報表示方法

【課題】タッチパネルに表示された情報の閲覧性を高めること。
【解決手段】タッチパネル装置1は、データを表示する表示領域11aを有するタッチパネル11と、表示領域11aに対する物理的な接触の位置を検知する検知部12と、接触の継続時間を計測する計測部13と、その継続時間が所定の閾値以上である場合に、検知された接触位置を含む所定の範囲を拡大対象領域として決定する決定部14と、拡大対象領域内の画像を拡大して表示し且つ表示領域11aよりも小さい拡大表示領域を、表示領域11aに表示されている元画像を変更することなく該元画像に重ねて描画する拡大表示部15と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、拡大表示機能を有するタッチパネル装置及び情報表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、タッチパネル上に表示された文字や図形などを拡大表示する技術が知られている。例えば下記特許文献1には、タッチパネルに触れた2本の指に対応する二つの接触点が放れたことを検出すると、その被接触範囲の画像を拡大表示する情報処理装置が記載されている。また下記特許文献2には、指などがタッチパネルに所定の時間以上接触している場合に、その接触位置を中心とする一定範囲の画像を拡大表示する携帯端末装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−311820号公報
【特許文献2】特開2005−182367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
表示される情報の内容によっては、元画像(拡大前の画像)を見ながらその一部を拡大して確認したい場合もある。例えば、長文テキストの一部を拡大して見るような場合である。しかしながら、上記特許文献1,2のいずれも、接触位置周辺の画像をタッチパネル全体に拡大表示する手法を採っているので、そのような要請に応えることはできない。したがって、ユーザは拡大表示を一旦解除してから別の部分に触れて再度拡大表示させると言ったような煩雑な操作をする必要がある。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、タッチパネルに表示された情報の閲覧性を高めることが可能なタッチパネル装置及び情報表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のタッチパネル装置は、データを表示する表示領域を有するタッチパネルと、表示領域に対する物理的な接触の位置を検知する検知手段と、接触の継続時間を計測する計測手段と、計測手段により計測された継続時間が所定の閾値以上である場合に、検知手段により検知された接触位置を含む所定の範囲を拡大対象領域として決定する決定手段と、拡大対象領域内の画像を拡大して表示し且つ表示領域よりも小さい拡大表示領域を、表示領域に表示されている元画像を変更することなく該元画像に重ねて描画する拡大表示手段と、を備える。
【0007】
また、本発明の情報表示方法は、データを表示する表示領域を有するタッチパネルを備えるタッチパネル装置により実行される情報表示方法であって、表示領域に対する物理的な接触の位置を検知する検知ステップと、接触の継続時間を計測する計測ステップと、計測ステップにおいて計測された継続時間が所定の閾値以上である場合に、検知ステップにおいて検知された接触位置を含む所定の範囲を拡大対象領域として決定する決定ステップと、拡大対象領域内の画像を拡大して表示し且つ表示領域よりも小さい拡大表示領域を、表示領域に表示されている元画像を変更することなく該元画像に重ねて描画する拡大表示ステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】
このようなタッチパネル装置及び情報表示方法によれば、タッチパネルの表示領域に対して一定時間以上の接触があった場合に、その接触部分を含む所定の範囲の画像が、表示領域よりも小さい拡大表示領域に拡大表示される。このとき、表示領域内の元画像はそのまま維持され、拡大表示領域は元画像に重なるかたちで描画される。これにより、ユーザは元画像とその一部の拡大画像とを同時に視認できるので、タッチパネルに表示された情報の閲覧性が高まる。
【0009】
本発明のタッチパネル装置では、検知手段が、拡大表示手段により拡大表示領域が表示された後の接触位置の移動を検知し、決定手段が、検知手段により検知された移動後の接触位置を含む拡大対象領域を決定し、拡大表示手段が、移動後の接触位置に対応する拡大対象領域の画像を拡大表示領域に描画することが好ましい。
【0010】
この場合、接触位置の移動に応じて拡大画像が描画されるので、ユーザは簡易な操作で拡大表示部分を変更できる。
【0011】
本発明のタッチパネル装置では、継続時間が所定の閾値以上であることに応じて拡大表示領域が表示されてから物理的な接触がなくなるまでの間に該拡大表示領域に表示された情報を記憶する記憶手段を更に備えることが好ましい。
【0012】
この場合、拡大表示された情報が記憶されるので、ユーザは必要に応じてその情報を利用することができる。
【0013】
本発明のタッチパネル装置では、拡大表示手段が、接触位置周辺に表示されている情報の種類を判定し、判定した情報の種類に基づいて拡大対象領域内の画像の拡大率を決定することが好ましい。
【0014】
この場合、接触位置周辺の情報の種類に応じて画像の拡大率が決定されるので、ユーザにとって見易い拡大画像を提供することができる。
【発明の効果】
【0015】
このようなタッチパネル装置及び情報表示方法によれば、表示中の元画像は維持したまま、被接触部分の拡大画像がその元画像に重ねて描画されるので、タッチパネルに表示された情報の閲覧性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施形態に係るタッチパネル装置の機能構成を示す図である。
【図2】拡大対象領域の決定方法を示す図であり、(a)はユーザの指がタッチパネルに触れた様子を示し、(b)はその接触状態に基づいて決定された拡大対象領域を示している。
【図3】拡大表示領域の描画の例を示す図である。
【図4】拡大表示領域の再描画の例を示す図であり、(a)は接触位置の移動を示し、(b)はその移動に対応した拡大表示領域を示している。
【図5】図1に示すタッチパネル装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0018】
まず、図1を用いて、実施形態に係るタッチパネル装置1の機能及び構成を説明する。タッチパネル装置1は、文字や図形などから構成される情報を画面上に表示することでユーザに提供する装置である。タッチパネル装置1はそれ単体のものでもよいし、移動端末や固定端末の表示手段であってもよい。
【0019】
タッチパネル装置1は機能的構成要素としてタッチパネル11、検知部(検知手段)12、計測部(計測手段)13、決定部(決定手段)14、拡大表示部(拡大表示手段)15及び記憶部(記憶手段)16を備えている。
【0020】
タッチパネル装置1は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどを実行するCPUと、ROM及びRAMで構成される主記憶部と、メモリなどで構成される補助記憶部と、タッチパネル画面とを少なくとも含んで構成されている。タッチパネル装置1は、他の装置と通信するための通信インタフェースを備えていてもよい。図1に示す各機能は、CPU及び主記憶部の上に所定のソフトウェアを読み込ませ、CPUの制御の下で、主記憶部や補助記憶部に対するデータの読み書きやディスプレイ画面に対するデータの入出力を行うことで実現される。
【0021】
タッチパネル11は、データの表示と、ユーザの指やタッチペンなどの接触による入力の受付とを実行する部分であり、表示領域11aを備えている。タッチパネル11は、ユーザの指示などにより読み出されたデータを自機内又は他の装置のメモリ(図示せず)から読み出して表示領域11aに表示する。
【0022】
検知部12は、タッチパネル11の表示領域11aに対する物理的な接触の位置を検知する部分である。位置を検知する方式は限定されないが、例えば抵抗皮膜方式、表面弾性波方式、静電容量方式などの周知技術を用いることが考えられる。ユーザの指やタッチペンなどが表示領域11aに触れている間、検知部12は接触位置を示す接触位置データを生成して計測部13及び決定部14に逐次出力する。なお、接触位置データは押圧された点又は面を示すデータである。
【0023】
計測部13は、表示領域11aへの接触の継続時間を計測する部分である。計測部13は同じ接触位置データが入力され続けている時間に基づいて接触継続時間を計測する。そして、計測部13は接触位置及び接触継続時間のデータを逐次決定部14に出力する。
【0024】
決定部14は、計測部13により計測された継続時間が所定の閾値以上である場合に、検知部12により検知された接触位置を含む所定の範囲を拡大対象領域として決定する部分である。決定部14は時間判定用の閾値Tを予め記憶しており、入力された接触継続時間が閾値T以上であるか否かを判定する。そして、接触継続時間が閾値T以上であれば、決定部14は接触位置を中心とする拡大対象領域の範囲を算出し、算出結果を拡大表示部15に出力する。
【0025】
例えば、決定部14は接触位置データで示される領域の中心からXcm四方の範囲を拡大対象領域として設定するが、拡大対象領域の形は任意に決定してよい。拡大対象領域の設定例を図2に示す。表示領域11aに文字列「ABCDEFG…」が表示されているとして、ユーザが図2(a)に示すように表示領域11aに一定時間以上触れた場合には、決定部14は図2(b)に示すように拡大対象領域Aを決定する。
【0026】
また、決定部14は、後述する拡大表示領域がタッチパネル11に表示された後に検知部12から入力された接触位置データに基づいて拡大対象領域の範囲を再計算し、その結果を拡大表示部15に出力する。
【0027】
拡大表示部15は、拡大対象領域内の画像を拡大して表示し且つ表示領域11aよりも小さい拡大表示領域を、表示領域11aに表示されている元画像を変更することなくその元画像に重ねて描画する部分である。
【0028】
拡大表示部15はまず、入力された拡大対象領域の算出結果に基づいて、その領域の中心付近(例えば接触位置の中心から1cm四方の範囲)に表示されている情報がテキスト情報、図形情報、及びこれらの情報の組合せのいずれかであるかを判定する。
【0029】
続いて、拡大表示部15は拡大対象領域の中心付近に表示されている情報の種類に基づいて拡大率を決定する。具体的には、その中心付近にテキスト情報のみが表示されているならば、拡大表示部15はそのテキストの長さに基づいて三段階のフォントサイズ(大・中・小)のうちのいずれかを選択することでテキストの拡大率を決定する。一方、上記中心付近に図形情報のみが表示されているならば、拡大表示部15は予め記憶している所定の拡大率を採用する。また、上記中心付近にテキスト情報と図形情報の双方が表示されているならば、拡大表示部15は、テキスト情報の見易さを優先するためにテキストの拡大率に合わせて拡大対象領域内の画像を拡大すると決定する。なお、拡大率の決定方法は上記のものに限定されず、他の手法を用いてもよい。
【0030】
続いて、拡大表示部15は、表示領域11aの画像(元画像)をそのまま表示しつつ、その元画像の上に重ねて拡大表示領域を表示し、拡大対象領域内の画像を決定した拡大率でその拡大表示領域内に描画する。加えて、拡大表示部15は、拡大対象領域内の情報を記憶部16に出力する。例えば、拡大表示部15は、図3に示すように接触位置の上方に拡大表示領域Dを表示すると共にテキストデータ「ABC」を記憶部16に出力する。拡大表示領域の表示箇所及び大きさはこれに限定されないが、元画像が見えるように拡大表示領域の大きさは表示領域11aよりも小さくする必要がある。例えば、図3に示した例以外に、表示領域11aを縦横に3×3分割した場合の一区画分の範囲を拡大表示領域としてもよい。
【0031】
拡大表示領域の表示後に拡大対象領域の再計算結果が入力された場合には、拡大表示部15は上記処理を再度実行することで、移動後の接触位置に対応する拡大画像を拡大表示領域に描画し、移動後の拡大対象領域内の情報を記憶部16に出力する。例えば、図3のように拡大表示領域Dが表示された後に図4(a)に示すようにユーザがタッチパネル11(表示領域11a)上で指を右に動かした場合には、拡大表示部15は図4(b)のように拡大表示領域Dを変化させ、テキストデータ「DEF」を記憶部16に出力する。図4(b)では、拡大表示領域Dの位置を指の移動に合わせて変えているが、位置を変えることなく拡大表示の内容のみを変更してもよい。
【0032】
記憶部16は、接触継続時間が所定の閾値T以上であることに応じて拡大表示領域が表示されてから物理的な接触がなくなるまでの間に拡大表示領域に表示された情報を記憶する部分である。記憶部16は入力された一又は複数の拡大対象領域内の情報を連結し保持する。そして、タッチパネル11(表示領域11a)への接触がなくなったことを検知した場合に、保持している情報を所定のメモリ(クリップボード)に記憶する。例えば、図4(b)の時点でユーザがタッチパネル11から指を放した場合には、記憶部16はテキストデータ「ABC」及び「DEF」が連結して成るテキストデータ「ABCDEF」を記憶する。
【0033】
なお、記憶部16は接触がなくなった場合にまずコピー機能を実行するか否かを問い合わせるためのメニュー画面を表示してユーザに問い合わせ、それに対するユーザの指示の入力を受け付けて初めて上記記憶処理を実行してもよい。
【0034】
次に、図5を用いて、図1に示すタッチパネル装置1の動作を説明するとともに本実施形態に係る情報表示方法について説明する。
【0035】
ユーザがタッチパネル11に指を触れると、まず、検知部12が表示領域11aへの物理的な接触を検知し(ステップS11、検知ステップ)、計測部13が接触継続時間を計測する(ステップS12、計測ステップ)。続いて、決定部14が接触継続時間が閾値T以上であるか否かを判定し、その条件を満たした場合には(ステップS13;YES)、決定部14が拡大対象領域を決定する(ステップS14、決定ステップ)。一方、接触継続時間が閾値T未満である場合、すなわち通常のタップ操作の場合には(ステップS13;NO)、処理は上記ステップS11に戻る。
【0036】
拡大対象領域が決定されると、拡大表示部15が接触位置周辺の情報の種類を判定し(ステップS15)、その判定結果に基づいて拡大率を決定し(ステップS16)、拡大表示領域(拡大画像)を表示領域11a内の元画像の上に重ねて描画する(ステップS17、拡大表示ステップ)。これにより、ユーザは指で触れた部分の内容を容易に確認することができる
【0037】
その後、接触位置が移動した場合には(ステップS18;YES)、検知部12で検知された新たな接触位置データに基づいて決定部14及び拡大表示部15が上記ステップS14〜S17と同様の処理を実行する。これにより、移動後の位置に対応する拡大画像が拡大表示領域に描画される(ステップS19)。
【0038】
その後、ユーザがタッチパネル11から指を放すと(ステップS20;YES)、記憶部16がその動作を検知して、それまでに拡大表示された情報をメモリに記憶する(ステップS21)。これにより、ユーザは記憶された情報を所定の入力エリアに貼り付けることができる。
【0039】
以上説明したように、本実施形態によれば、タッチパネル11の表示領域11aに対して一定時間(閾値T)以上の接触があった場合に、その接触部分を含む所定の範囲の画像が、表示領域よりも小さい拡大表示領域に拡大表示される。このとき、表示領域内の元画像はそのまま維持され、拡大表示領域は元画像に重なるかたちで描画される。これにより、ユーザは元画像とその一部の拡大画像とを同時に視認できるので、タッチパネル11に表示された情報の閲覧性が高まる。
【0040】
また本実施形態によれば、接触位置の移動に応じて拡大画像が描画されるので、ユーザは簡易な操作で拡大表示部分を変更できる。
【0041】
また本実施形態によれば、拡大表示された情報が記憶されるので、ユーザは必要に応じてその情報を利用すること(例えば貼付操作)ができる。
【0042】
また本実施形態によれば、接触位置周辺の情報の種類(例えばテキスト情報や図形情報など)に応じて画像の拡大率が決定されるので、ユーザにとって見易い拡大画像を提供することができる。
【0043】
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
【0044】
上記実施形態では拡大表示部15が接触位置周辺の情報の種類に応じて拡大率を決定したが、その情報の種類に関係なく固定の拡大率を用いてもよい。
【0045】
上記実施形態では、接触位置の移動に合わせて拡大画像を再描画したが、このような処理を省略してもよい。
【0046】
上記実施形態では、接触がなくなったことを契機に記憶部16が拡大表示された情報をメモリに記憶したが、このような処理を省略してもよい。この場合には記憶手段は不要となる。
【符号の説明】
【0047】
1…タッチパネル装置、11…タッチパネル、11a…表示領域、12…検知部(検知手段)、13…計測部(計測手段)、14…決定部(決定手段)、15…拡大表示部(拡大表示手段)、16…記憶部(記憶手段)、A…拡大対象領域、D…拡大表示領域。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを表示する表示領域を有するタッチパネルと、
前記表示領域に対する物理的な接触の位置を検知する検知手段と、
前記接触の継続時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測された継続時間が所定の閾値以上である場合に、前記検知手段により検知された接触位置を含む所定の範囲を拡大対象領域として決定する決定手段と、
前記拡大対象領域内の画像を拡大して表示し且つ前記表示領域よりも小さい拡大表示領域を、前記表示領域に表示されている元画像を変更することなく該元画像に重ねて描画する拡大表示手段と、
を備えるタッチパネル装置。
【請求項2】
前記検知手段が、前記拡大表示手段により前記拡大表示領域が表示された後の前記接触位置の移動を検知し、
前記決定手段が、前記検知手段により検知された移動後の接触位置を含む前記拡大対象領域を決定し、
前記拡大表示手段が、前記移動後の接触位置に対応する拡大対象領域の画像を前記拡大表示領域に描画する、
請求項1に記載のタッチパネル装置。
【請求項3】
前記継続時間が前記所定の閾値以上であることに応じて前記拡大表示領域が表示されてから前記物理的な接触がなくなるまでの間に該拡大表示領域に表示された情報を記憶する記憶手段を更に備える請求項1又は2に記載のタッチパネル装置。
【請求項4】
前記拡大表示手段が、前記接触位置周辺に表示されている情報の種類を判定し、判定した情報の種類に基づいて前記拡大対象領域内の画像の拡大率を決定する、
請求項1〜3のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
【請求項5】
データを表示する表示領域を有するタッチパネルを備えるタッチパネル装置により実行される情報表示方法であって、
前記表示領域に対する物理的な接触の位置を検知する検知ステップと、
前記接触の継続時間を計測する計測ステップと、
前記計測ステップにおいて計測された継続時間が所定の閾値以上である場合に、前記検知ステップにおいて検知された接触位置を含む所定の範囲を拡大対象領域として決定する決定ステップと、
前記拡大対象領域内の画像を拡大して表示し且つ前記表示領域よりも小さい拡大表示領域を、前記表示領域に表示されている元画像を変更することなく該元画像に重ねて描画する拡大表示ステップと、
を含むことを特徴とする情報表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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