説明

チェーン

【課題】ブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができるとともに、内リンクプレートのブシュ圧入孔にブシュを圧入嵌着した際の固着力が低下することなく、かつ、ブシュの取付方向に制限がなく組立の容易なチェーンを提供すること。
【解決手段】内リンクプレート110と外リンクプレート120とが交互に多数連結されているチェーン100において、ブシュ112が、内リンクプレート111のピン圧入孔113の直近であって該ピン圧入孔113に埋没しない位置に内周面から外周面に貫通する油導入孔115を有していること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車、産業用機械等の動力伝達機構あるいは搬送機構などに用いられるチェーンに関するものであって、特に、内リンクプレートと外リンクプレートとがブシュとピンにより交互に多数連結されているチェーンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、前後一対のブシュ圧入孔をそれぞれ有する左右一対の内リンクプレートと、両端部がブシュ圧入孔に圧入嵌着された円筒状のブシュと、内リンクプレートの両外側に配置され前後一対のピン圧入孔をそれぞれ有する左右一対の外リンクプレートと、ブシュに回転自在に嵌挿されて両端部がピン圧入孔に圧入嵌着されたピンとで構成され、内リンクプレートと外リンクプレートとが交互に多数連結されているチェーンは周知である。
【0003】
また、ブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を導入してチェーンの屈曲を円滑にするものも周知であり、潤滑油をより有効に導入するためにブシュに油導入孔を設けたチェーンが公知である。
【0004】
この公知のチェーンのブシュ512は、図7に示すように、ブシュ512の中央部に内周面から外周面に貫通する油導入孔515を有している(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、他の公知のチェーンのブシュ612は、図8に示すように、ブシュ612の両端部に端面方向から切欠き部616が設けられ、ブシュ612が内リンクプレート611のブシュ圧入孔613に圧入嵌着されて油導入孔615を形成している(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平10−238598号公報(第3頁、第4頁、図5、図6)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記公知のチェーンのブシュ512は、油導入孔515が中央部に設けられているため、ブシュ外周にローラが遊嵌されるローラチェーンの場合、油導入孔515がローラに覆われてしまい、油導入孔515に十分に油を導入することが出来ないという問題があった。
【0007】
さらに、ローラを有さないブシュチェーンの場合は、油導入孔515が中央部に設けられているため、ブシュ515の内リンクプレートへの圧入時に油導入孔515の方向によってはスプロケットとの接触部に位置して騒音や振動の発生原因となるため、ブシュ515の方向を揃えなければならず組立工程が複雑になるという問題があった。
【0008】
また、前記別の公知のチェーンのブシュ612は、ブシュ612の両端部に端面方向から設けられた切欠き部616によって、内リンクプレート611のブシュ圧入孔613にブシュ612を圧入嵌着した際の固着力が低下してしまうという問題があった。
【0009】
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ブシュ外周にローラが遊嵌されるローラチェーンでもブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができるとともに、内リンクプレートのブシュ圧入孔にブシュを圧入嵌着した際の固着力が低下することなく、かつ、ブシュの取付方向に制限がなく組立の容易なチェーンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本請求項1に係る発明は、前後一対のブシュ圧入孔をそれぞれ有する左右一対の内リンクプレートと、両端部が前記ブシュ圧入孔に圧入嵌着された円筒状のブシュと、前記内リンクプレートの両外側に配置され前後一対のピン圧入孔をそれぞれ有する左右一対の外リンクプレートと、前記ブシュに回転自在に嵌挿されて両端部が前記ピン圧入孔に圧入嵌着されたピンとで構成され、前記内リンクプレートと前記外リンクプレートとが交互に多数連結されているチェーンにおいて、前記ブシュが、前記内リンクプレートのピン圧入孔の直近であって該ピン圧入孔に埋没しない位置に内周面から外周面に貫通する油導入孔を有していることにより、前記課題を解決するものである。
【0011】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたチェーンの構成に加えて、前記油導入孔が、前記左右一対の内リンクプレートの直近にそれぞれ設けられるとともに、前記ブシュの外周に遊嵌されるローラと前記内リンクプレートの間隙に少なくとも一部が開口する位置に設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【0012】
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたチェーンの構成に加えて、前記ブシュが、板状部材を円筒状に巻き加工して形成されており、前記油導入孔が、巻き加工前の板状部材の両端部に設けられた半円状溝を付き合わされて形成されたものを含むことにより、前記課題をさらに解決するものである。
【0013】
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたチェーンの構成に加えて、前記油導入孔が、その外周側端部にロート状に拡径したロート状部を有することにより、前記課題をさらに解決するものである。
【0014】
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたチェーンの構成に加えて、前記油導入孔が、外周側端部が前記ブシュの円筒端部に近く内周側端部が前記ブシュの円筒端部から遠くなるように傾斜して設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【発明の効果】
【0015】
本請求項1に係る発明は、前後一対のブシュ圧入孔をそれぞれ有する左右一対の内リンクプレートと、両端部がブシュ圧入孔に圧入嵌着された円筒状のブシュと、内リンクプレートの両外側に配置され前後一対のピン圧入孔をそれぞれ有する左右一対の外リンクプレートと、ブシュに回転自在に嵌挿されて両端部がピン圧入孔に圧入嵌着されたピンとで構成され、内リンクプレートと外リンクプレートとが交互に多数連結されているチェーンにおいて、ブシュが、内リンクプレートのピン圧入孔の直近であって該ピン圧入孔に埋没しない位置に内周面から外周面に貫通する油導入孔を有していることにより、ブシュ外周にローラが遊嵌されるローラチェーンの場合でもブシュの外周に遊嵌されるローラと内リンクプレートの間隙に油導入孔を望ませることができ、ブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができるとともに、ローラを有さないブシュチェーンの場合でも油導入孔がスプロケットと接触しない位置にあるためブシュの取付方向に制限がなく組立が容易であり、さらに、内リンクプレートのブシュ圧入孔にブシュを圧入嵌着した際に圧入部に油導入孔は存在しないため固着力が低下することがないチェーンを提供することができる。
【0016】
また、本請求項2に係る発明のチェーンは、請求項1に係るチェーンが奏する効果に加えて、油導入孔が、左右一対の内リンクプレートの直近にそれぞれ設けられるとともに、ブシュの外周に遊嵌されるローラと内リンクプレートの間隙に少なくとも一部が開口する位置に設けられていることにより、ブシュ外周にローラが遊嵌されるローラチェーンの場合で、ローラが左右一対の内リンクプレートの一方に偏り間隙が小さくなっても、他方の間隙が大きくなることで常にローラと内リンクプレートの間隙に油導入孔を望ませることができ、ブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができることができる。
【0017】
本請求項3に係る発明のチェーンは、請求項1または請求項2に係るチェーンが奏する効果に加えて、ブシュが、板状部材を円筒状に巻き加工して形成されており、油導入孔が、巻き加工前の板状部材の両端部に設けられた半円状溝を付き合わされて形成されたものを含むことにより、ブシュを容易に精度よく形成することができるため、さらに油導入孔を通じてブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができる。
【0018】
本請求項4に係る発明のチェーンは、請求項1乃至請求項3のいずれかに係るチェーンが奏する効果に加えて、油導入孔が、その外周側端部にロート状に拡径したロート状部を有することにより、さらに、ブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができる。
【0019】
本請求項5に係る発明のチェーンは、請求項1乃至請求項4のいずれかに係るチェーンが奏する効果に加えて、油導入孔が、外周側端部がブシュの円筒端部に近く内周側端部がブシュの円筒端部から遠くなるように傾斜して設けられていることにより、さらに、ブシュとピンの遊嵌部分の中央部分に潤滑油を十分に導入することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明は、前後一対のブシュ圧入孔をそれぞれ有する左右一対の内リンクプレートと、両端部がブシュ圧入孔に圧入嵌着された円筒状のブシュと、内リンクプレートの両外側に配置され前後一対のピン圧入孔をそれぞれ有する左右一対の外リンクプレートと、ブシュに回転自在に嵌挿されて両端部がピン圧入孔に圧入嵌着されたピンとで構成され、内リンクプレートと外リンクプレートとが交互に多数連結されているチェーンにおいて、ブシュが、内リンクプレートのピン圧入孔の直近であって該ピン圧入孔に埋没しない位置に内周面から外周面に貫通する油導入孔を有し、ブシュ外周にローラが遊嵌されるローラチェーンでもブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができるとともに、内リンクプレートのブシュ圧入孔にブシュを圧入嵌着した際の固着力が低下することなく、かつ、ブシュの取付方向に制限がなく組立の容易なチェーンを提供することができるという効果を奏するものであれば、その具体的な実施態様は如何なるものであっても何ら構わない。
【0021】
すなわち、本発明のチェーンは、エンジンの動弁系やオイルポンプなどの補機等の従動軸を駆動するものであっても、他の動力伝達機構や搬送機構において使用されるものであっても良く、いかなる機構で使用されるものであっても良い。
また、本発明のチェーンは、ローラチェーンであっても良く、ブシュチェーンであっても良い。
【実施例】
【0022】
以下に、本発明の実施例であるチェーンについて、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例であるチェーンの斜視図であり、図2は、本発明の一実施例であるチェーンの断面図であり、図3は、本発明の一実施例であるチェーンの走行方向から見た正面図であり、図4は、本発明の一実施例であるチェーンのブシュの製造工程説明図であり、図5は、本発明の別の実施例であるチェーンの断面図であり、図6は、本発明のさらに他の実施例であるチェーンの断面図である。
【0023】
本発明の実施例であるチェーン100は、図1、図2に示すように、内リンク110と外リンク120が交互に多数連結されて構成されており、内リンク110は、それぞれ前後一対のブシュ圧入孔113を有する左右一対の内リンクプレート111と、該一対の内リンクプレート111のブシュ圧入孔113に両端部がそれぞれ嵌着固定された2本の円筒状のブシュ112と、両ブシュ112に回転自在に外嵌されたローラ114で構成される。
【0024】
外リンク120は、それぞれ前後一対のピン圧入孔123を有する左右一対の外リンクプレート121と、該一対の外リンクプレート121のピン圧入孔123に両端部がそれぞれ嵌着固定された2本のピン122で構成される。
内リンク110と外リンク120が、円筒状のブシュ112内にピン122が回転自在に遊嵌されることで交互に多数連結され、チェーン120が構成されている。
【0025】
次に、本発明の一実施例であるチェーンのブシュ112について説明する。
ブシュ112は、図2及び図3に示すように、左右一対の内リンクプレート111のピン圧入孔113の直近であって該ピン圧入孔113に埋没しない位置にそれぞれ内周面から外周面に貫通する油導入孔115を有している。
【0026】
そして、ブシュ112の外周にはローラ114が左右一対の内リンクプレート111との間にそれぞれ間隙を有して遊嵌されており、油導入孔115はそれぞれの間隙に少なくとも一部が開口する位置に設けられている。
【0027】
このことにより、内リンクプレート111のブシュ圧入孔113にブシュ112を圧入嵌着した際に圧入部に油導入孔115は存在しないため固着力が低下することがなく、ローラ114が左右一対の内リンクプレート111の一方(図面上、あるいは下方向)に偏って間隙が小さくなっても、他方の間隙が大きくなることで常にローラ114と内リンクプレート111の間隙に油導入孔115を望ませることができ、ブシュ112とピン122の遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができることができる。
【0028】
また、ローラ114を有さないブシュチェーンの場合でも、油導入孔115が左右一対の内リンクプレート111の近傍にあってスプロケットと接触する中央部には存在せず、油導入孔115がいずれの方向に向いていてもスプロケットと接触することがないため、ブシュ112の取付方向に制限はない。
【0029】
次に、本発明の一実施例であるチェーンのブシュ112の製造工程について、図4に基づき説明する。
まず、板状部材(図4(a))に、所定の間隔でドリル加工やプレス加工により孔加工を施し(図4(b))、該孔加工された板状部材を孔の中心線の位置で切断して、両端が半円状の溝を有する短冊板状部材を得る(図4(c))。
そして、該短冊板状部材の両端の半円状の溝を合致させるように、円筒状に巻き加工し円筒状のブシュ112を得る(図4(d))。
このように、先に孔加工を平板に施した後に巻き加工によって円筒を得ることにより、任意の個数の孔加工を容易に行うことができるとともに、円筒形状のブシュの真円度が孔加工によって低下すること防止することができる。
【0030】
次に、本発明の別の実施例であるチェーンのブシュ212について説明する。
ブシュ212は、図5に示すように、左右一対の内リンクプレート211のピン圧入孔213の直近であって該ピン圧入孔213に埋没しない位置にそれぞれ内周面から外周面に貫通する油導入孔215を有している。
【0031】
そして、ブシュ212の外周にはローラ214が左右一対の内リンクプレート211との間にそれぞれ間隙を有して遊嵌されており、油導入孔215はそれぞれの間隙に少なくとも一部が開口する位置に設けられているとともに、その外周側端部にロート状に拡径したロート状部216を有している。
このことにより、さらに、ブシュ212とピンの遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができる。
【0032】
次に、本発明のさらに他の実施例であるチェーンのブシュ312について説明する。
ブシュ312は、図6に示すように、左右一対の内リンクプレート311のピン圧入孔313の直近であって該ピン圧入孔313に埋没しない位置にそれぞれ内周面から外周面に貫通する油導入孔315を有している。
【0033】
そして、ブシュ312の外周にはローラ314が左右一対の内リンクプレート311との間にそれぞれ間隙を有して遊嵌されており、油導入孔315はそれぞれの間隙に少なくとも一部が開口する位置に設けられているとともに、外周側端部がブシュ312の円筒端部に近く内周側端部がブシュ312の円筒端部から遠くなるように傾斜して設けられている。
このことにより、ブシュ312とピンの遊嵌部分の最も潤滑油が導入しにくい中央部により近い位置に潤滑油を十分に導入することができる。
【0034】
以上説明したように、本発明によれば、ブシュ外周にローラが遊嵌されるローラチェーンでもブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を十分に導入することができるとともに、内リンクプレートのブシュ圧入孔にブシュを圧入嵌着した際の固着力が低下することなく、かつ、ブシュの取付方向に制限がなく組立の容易なチェーンを提供することができるなど、その効果は甚大である。
【0035】
なお、本発明のチェーンのブシュの油導入孔は上記実施例では左右一対の内リンクプレート近辺にそれぞれ2個所ずつ設けているが、それぞれ1個所でも良く、3個所以上設けても良い。また、油導入溝の直径も如何なる直径でも良い。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施例であるチェーンの斜視図。
【図2】本発明の一実施例であるチェーンの断面図。
【図3】本発明の一実施例であるチェーンの走行方向から見た正面図。
【図4】本発明の一実施例であるチェーンのブシュの製造工程説明図。
【図5】本発明の別の実施例であるチェーンの断面図。
【図6】本発明のさらに他の実施例であるチェーンの断面図。
【図7】従来のチェーンのブシュの斜視図。
【図8】従来の他のチェーンのブシュの斜視図。
【符号の説明】
【0037】
100 ・・・チェーン
110, ・・・内リンク
111,211,311, 611 ・・・内リンクプレート
112,212,312,512,612 ・・・ブシュ
113,213,313, 613 ・・・ブシュ圧入孔
114,214,314 ・・・ローラ
115,215,315,515,615 ・・・油導入孔
216 ・・・ロート状部
120, ・・・外リンク
121, ・・・外リンクプレート
122, ・・・ピン
123, ・・・ピン圧入孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後一対のブシュ圧入孔をそれぞれ有する左右一対の内リンクプレートと、両端部が前記ブシュ圧入孔に圧入嵌着された円筒状のブシュと、前記内リンクプレートの両外側に配置され前後一対のピン圧入孔をそれぞれ有する左右一対の外リンクプレートと、前記ブシュに回転自在に嵌挿されて両端部が前記ピン圧入孔に圧入嵌着されたピンとで構成され、前記内リンクプレートと前記外リンクプレートとが交互に多数連結されているチェーンにおいて、
前記ブシュが、前記内リンクプレートのピン圧入孔の直近であって該ピン圧入孔に埋没しない位置に内周面から外周面に貫通する油導入孔を有していることを特徴とするチェーン。
【請求項2】
前記油導入孔が、前記左右一対の内リンクプレートの直近にそれぞれ設けられるとともに、前記ブシュの外周に遊嵌されるローラと前記内リンクプレートの間隙に少なくとも一部が開口する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のチェーン。
【請求項3】
前記ブシュが、板状部材を円筒状に巻き加工して形成されており、
前記油導入孔が、巻き加工前の板状部材の両端部に設けられた半円状溝を付き合わされて形成されたものを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチェーン。
【請求項4】
前記油導入孔が、その外周側端部にロート状に拡径したロート状部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のチェーン。
【請求項5】
前記油導入孔が、外周側端部が前記ブシュの円筒端部に近く内周側端部が前記ブシュの円筒端部から遠くなるように傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のチェーン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−275866(P2009−275866A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−129561(P2008−129561)
【出願日】平成20年5月16日(2008.5.16)
【出願人】(000003355)株式会社椿本チエイン (861)
【Fターム(参考)】