説明

チケット発行システム及びチケット発行方法

【課題】サービス提供者が特段の機器を必要とすることなる簡易にチケット利用者の正当性を確認することのできるチケット発行システムを提供する。
【解決手段】チケット発行システム1は、ユーザ端末2から正当な利用者の外見分類情報を含む入力情報100を受け取ると、その利用者の外見上の分類を視覚的に暗示する象徴画像30をチケット画像データ200に埋め込み、ユーザ端末2に印刷させる。タクシー5の運転手は、チケット3に印刷された象徴画像30が暗示する正当な利用者の人物像と利用者4の外見とを目視により比較し、合致していれば正当な利用者であると確認できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを介してユーザにチケットを発行するチケット発行システム及びチケット発行方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のタクシーチケットの流通態様は、次の通りである。すなわち、タクシーチケットは、利用団体が電話、FAX、メール、インターネット等で利用地域や利用可能なタクシー会社を確認した上で、利用枚数を指定されて注文され、各地域のタクシー会社やクレジットカード会社等の発行団体によって発行される。発行されたタクシーチケットは、利用団体に対して郵便等により届けられる。
【0003】
そして、利用団体からタクシーチケットを渡された利用者は、現金の代替として当該タクシーチケットを支払うことで、タクシーを利用する。タクシー会社は、受け取ったチケット毎に集計を行い、発行団体や利用団体に対して料金を請求している。
【0004】
このようなタクシーチケットの流通態様は、使用可能地域を限定的にし、日本全域を利用範囲とできるような流通態様は、近年まで提案されてこなかった。
【0005】
しかしながら、近年のインターネット技術の爆発的な普及により、タクシーチケットの申し込みから、チケットを利用しての乗車、タクシー会社からの請求業務までを一貫して行うシステムが実現しつつある(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
このシステムは、発券サーバに通信接続し、希望するチケットの情報を指定又は入力し、発券サーバから受信した発券データに基づきチケットをプリンタによって印刷するものである。ネットワーク上には、発券サーバの他に、決済機関のコンピュータも接続され、決済を担当している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−352278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、ネットワークを通じて発券が可能となると、チケットの印刷を利用者に委ねることになるため、チケットが偽造されるおそれや、利用者が限定されたチケットを使用権限のない利用者が使用するおそれが生じる。特に、利用者の正当性についての確認は、タクシーの運転手に委ねられるものであるが、利用者に対する遠慮から満足のいく確認作業はなかなか行うことができない。
【0009】
例えば、チケットに正当な利用者についての情報を記号化して印刷しておき、運転手がこの記号を読み取って情報を復元する機器を所有することで、利用者の正当性を確認することが考えられる。しかしながら、そのような機器を各運転手が所有するには、コストがかかりすぎるし、情報の記号化が標準化しない場合には、各種の記号化に対応したそれぞれの復元用機器を所有するか、全ての記号化に対応可能な高性能な復元用機器を必要とするため、更なるコスト高となってしまう。そのため、この手法も現実的とは言えない。
【0010】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、サービス提供者が特段の機器を必要とすることなく簡易にチケット利用者の正当性を確認することのできるチケット発行システム及びチケット発行方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の態様は、ユーザ端末で入力された各種の入力情報をネットワークを介して受信し、受信した入力情報に基づきチケットを発行するチケット発行システムであって、前記入力情報に含まれ、前記チケットの利用者が有する外見分類情報を受信する受信手段と、人物の外見上の分類を視覚的に暗示する象徴画像を記憶する画像データベースと、前記受信手段が受信した前記外見分類情報に対応する前記象徴画像を前記データベースから検索する検索手段と、前記検索手段で検索された前記象徴画像をレイアウトしたチケット画像データを生成するチケット生成手段と、前記チケット画像データを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を備えること、を特徴とする。
【0012】
前記外見分類情報は、前記利用者の性別、年齢層、又は体型を示す情報であるようにしてもよい。
【0013】
文字列を暗号に変換する暗号表を記憶する暗号表データベースと、前記暗号表を参照して、入力された文字列を前記暗号に変換する暗号生成手段と、を更に備え、前記受信手段は、前記入力情報に含まれた前記利用者の氏名情報を受信し、前記暗号生成手段は、前記氏名情報を前記暗号に変換し、前記チケット生成手段は、前記暗号生成手段が変換した前記暗号を更にレイアウトした前記チケット画像データを生成するようにしてもよい。
【0014】
前記入力情報をスキャナで読み取り可能な図形に変換する図形生成手段を更に備え、前記チケット生成手段は、前記図形生成手段が変換した前記図形を更にレイアウトした前記チケット画像データを生成するようにしてもよい。
【0015】
このチケット発行システムは、前記チケットと交換にサービスを提供するサービス提供者が有する提供者端末と、前記チケットの発行会社が有する発行会社端末とにネットワークを介して接続され、前記提供者端末から送信された発行者への請求書データを受信すると、前記発行者への請求書データを前記発行会社端末に送信し、前記発行会社端末から送信されたユーザへの請求書データを受信すると、前記ユーザ端末へ前記ユーザへの請求書データを送信するようにしてもよい。
【0016】
また、本発明の第2の態様は、端末を用いて入力された各種の入力情報に基づきチケットを発行するチケット発行方法であって、データベースに人物の外見上の分類を視覚的に暗示する象徴画像を予め記憶させておき、前記入力情報に含まれ、前記チケットの利用者が有する外見分類情報に対応する前記象徴画像を前記データベースから検索し、前記検索された前記象徴画像をレイアウトしたチケット画像データを生成し、前記チケット画像データを紙媒体に出力すること、を特徴とする。
【0017】
前記外見分類情報は、前記利用者の性別、年齢層、又は体型を示す情報であってもよい。
【0018】
データベースに文字列を暗号列に変換する暗号表を予め記憶させておき、前記入力情報に含まれる前記利用者の氏名情報を前記暗号表を参照して前記暗号列に変換し、生成された前記暗号列を更にレイアウトした前記チケット画像データを生成し、前記チケット画像データを紙媒体に出力するようにしてもよい。
【0019】
前記入力情報をスキャナで読み取り可能な図形に変換し、生成された前記図形を更にレイアウトした前記チケット画像データを生成し、前記チケット画像データを紙媒体に出力するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、チケットに表示されている象徴画像が暗示する外見上の分類と利用者とが合致しているか目視にて確認することができ、特段の機器を必要とすることなく、利用者の正当性を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第1の実施形態に係るチケット発行システムを含むネットワークを示す模式図である。
【図2】第1の実施形態に係るチケット発行システムの構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ端末に表示される入力情報の入力のための画面を示す模式図である。
【図4】性別情報に対する画像データベースを示す模式図である。
【図5】年齢層情報に対する画像データベースを示す模式図である。
【図6】体型情報に対する画像データベースを示す模式図である。
【図7】暗号表データベースを示す模式図である。
【図8】チケット画像データを示す模式図である。
【図9】チケット発行システムの動作及びチケットの使用方法を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施形態に係るチケット発行システムを含んだネットワーク構成を示す模式図である。
【図11】第2の実施形態に係るチケット発行システムの構成を示すブロック図である。
【図12】第2の実施形態に係るチケットを示す模式図である。
【図13】第2の実施形態に係るチケット発行システムの動作及びチケットの正当性の確認動作を示すフローチャートである。
【図14】第3の実施形態に係るチケット発行システムのネットワーク構成を示す模式図である。
【図15】第3の実施形態に係るチケット発行システムの構成を示すブロック図である。
【図16】第3の実施形態に係るチケット発行システムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明に係るチケット発行システム及びチケット発行方法の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0023】
(第1の実施形態)
まず、図1乃至8を参照して、第1の実施形態に係るチケット発行システムの構成及びそのチケット発行方法を説明する。尚、本実施形態においては、タクシーチケットを発行する場合を例に採り説明するが、これに限らず、公演の入場チケットや、招待状、商品券、サービス券、直売所やガレッジセール等の一時的に設置される店舗に対する商品券等の各種チケットの発行に対して適用が可能である。
【0024】
図1は、チケット発行システムを含むネットワークを示す模式図である。図1に示すように、チケット発行システム1は、ネットワークNを介してユーザ端末2と接続されている。チケット発行システム1及びユーザ端末2は、所謂コンピュータであり、演算制御装置(CPU)、主記憶装置(RAM)、HDDやSSD等の補助記憶装置、LANアダプタやモデム等の通信IFを有する。更に、ユーザ端末2は、マウスやキーボード等の入力装置と、液晶ディスプレイ等の表示装置と、紙媒体への画像出力が可能なプリンタを有する。
【0025】
チケット発行システム1の補助記憶装置には、少なくともOS及びチケット発行プログラムが記憶されている。ユーザ端末2の補助記憶装置には、情報の入力が入力可能で、入力した情報の送信が可能なプログラムが記憶されている。このユーザ端末2のプログラムは、例えばウェブブラウザや専用の入力画面である。
【0026】
ネットワークNは、IEEE802.3等の有線通信プロトコルや、IEEE802.11で規定される無線通信プロトコルや、その他のプロトコルに準拠したネットワークであり、インターネット網、LAN、又は専用回線等の通信回線網である。
【0027】
このチケット発行システム1は、ユーザ端末2から送信された入力情報100に基づきチケット画像データ200を生成し、このチケット画像データ200をユーザ端末2へ送信する。入力情報100は、ユーザ端末2の入力装置を用いてウェブブラウザに入力された情報である。チケット画像データ200は、チケット3のラスタデータ又はベクタデータである。
【0028】
ユーザ端末2は、受信したチケット画像データ200をプリンタに出力することで、紙媒体にチケット画像データ200を出力させる。チケット画像データ200が出力された紙媒体がチケット3となる。紙媒体に特に制限はないが、内容の改変やコピーされたことの確認が容易な不正防止用紙が望ましい。
【0029】
このチケット3は、正当な利用者4によって使用される。正当な利用者4とは、チケット3の利用者としてチケット発行システム1に通知された者である。正当な利用者4の情報は、利用者情報として入力情報100に含まれる。
【0030】
チケット3がタクシーチケットである場合、このチケット3は、タクシー5の運転手によって確認される。タクシー5の運転手による確認項目は、チケット3の利用者4が正当な者であるか否かである。タクシー5の運転手は、チケット3を目視することによって、正当な利用者4を確認する。
【0031】
すなわち、チケット発行システム1は、正当な利用者4の外見上の分類を視覚的に暗示する象徴画像30をチケット画像データ200に埋め込んでおく。外見上の分類は、例えば、外見によって推測が可能な性別、年齢層、又は体型であり、性別であれば男女、年齢層であれば、10代、20代、又は30代等、体型であれば、ふくよか又はスマート等である。その分類を視覚的に暗示する象徴画像30とは、その画像に表れる事物が直接的に外見上の分類を表しているのではなく、その画像に表れる事物から正当な利用者4がどの分類に属するかを比喩した絵や写真等の画像であり、例えば30代の年齢層を表す場合に三重塔が描画されている。
【0032】
タクシー5の運転手は、このチケット3に印刷された象徴画像30が示す正当な利用者像と利用者4とを比較することで、チケット3が正当な利用者4によって使用されているか否かを確認できる。
【0033】
このチケット発行システム1の詳細な構成について図2を参照しつつ説明する。図2は、チケット発行システム1の構成を示すブロック図である。尚、図2に示す各構成は、コンピュータ内でチケット発行プログラムを動作させることで実現可能であるが、その他、専用の電子回路等を用いて実現するようにしても良い。
【0034】
図2に示すように、このチケット発行システム1は、受信部11、画像データベース12、暗号表データベース13、検索部14、暗号生成部15、チケット生成部16、及び送信部17を備える。
【0035】
受信部11は、通信IFを含み構成され、ネットワークNを介してユーザ端末2から入力情報100を受信する。受信部11とユーザ端末2との通信は、TCP等の通信プロトコルに従って行う。ユーザ端末2では、チケット発行システム1との通信に先立って図3に示す専用の入力画面を表示し、ユーザに入力情報100を入力させる。
【0036】
図3に入力画面の一例を示す。入力画面は、例えば専用ソフトウェアの表示ウィンドウ内やウェブブラウザ内に表示される。この入力画面には、ユーザID情報101、パスワード情報102、利用者氏名情報103、利用者の所属情報104、利用者の外見分類情報、利用理由情報108、利用限度額情報109、申請者氏名情報110、申請者ID情報111、イベント名情報112、イベント開催日情報113、乗車予定日情報114、及び乗車区間情報115が入力される各フィールドが配置されている。
【0037】
外見分類情報は、外見から推測できる利用者の分類を示した情報であり、例えば、利用者の性別情報105、年齢層情報106、体型情報107、その他が挙げられる。
【0038】
ユーザは、ユーザ端末2の入力装置を用いて各フィールドに対応する情報を入力し、送信ボタン116を押下する。ユーザ端末2は、送信ボタン116の押下を契機に、各フィールドに入力された各種の入力情報100をチケット発行システム1へ送信し、受信部11によって当該入力情報100が受信される。
【0039】
検索部14は、CPUを含み構成され、入力情報100に含まれる外見分類情報に対応する象徴画像30を画像データベース12から検索する。画像データベース12は、補助記憶装置を含み構成され、象徴画像30を外見分類情報と関連づけて予め記憶するリレーショナルデータベースである。この画像データベース12では、象徴画像30と、その象徴画像30が暗示する外見上の分類と合致する外見分類情報とが関連づけられている。
【0040】
図4は、性別情報105に対する画像データベース121を示す模式図である。この画像データベース121には、各種の性別を象徴する性別象徴画像31が、対応の性別情報105に関連づけられて記憶されている。性別象徴画像31は、男女別に記憶されており、それぞれ男性と女性が描画されている。
【0041】
図5は、年齢層情報106に対する画像データベース122を示す模式図である。この画像データベース122には、各種の年齢層を象徴する年齢層象徴画像32が、対応の年齢層情報106に関連づけられて記憶されている。年齢層象徴画像32は、年齢層別に記憶されており、対応する年齢層と同数の階数を有する建物が描画されている。例えば、30歳代を示す年齢層情報106に対しては、三重塔が描画された年齢層象徴画像32が関連づけられて記憶されている。
【0042】
図6は、体型情報107に対する画像データベース123を示す模式図である。この画像データベース123には、各種の体型を象徴する体型象徴画像33が、対応の体型情報107に関連づけられて記憶されている。体型象徴画像33は、体型別に記憶されており、例えばスマートな体型を示す体型情報107に対しては、スマートを想起させ易い運動中の人物が描画されている。
【0043】
暗号生成部15は、CPUを含み構成され、入力情報100に含まれる利用者氏名情報103を暗号表データベース13を使って暗号化する。
【0044】
図7は、暗号表データベース13を示す模式図である。暗号表データベース13は、補助記憶装置を含み構成され、50音のそれぞれに対応した暗号を記憶したリレーショナルデータベースである。暗号は、例えば音が示す行番号と段番号を組み合わせた二桁の数値である。暗号生成部15は、利用者氏名情報24の文字列を各文字に分解し、各文字に対応する暗号を暗号表データベース13から検索し、検索された各暗号を対応する文字の並び順に倣って並べた暗号列を生成する。
【0045】
チケット生成部16は、CPU及び補助記憶装置を含み構成され、チケット画像データ200を生成する。
【0046】
図8は、チケット画像データ200を示す模式図である。図8に示すように、チケット生成部16は、シリアルナンバー201、乗車予定日情報114、利用者氏名情報103の暗号列205、氏名記載欄202、乗車日記載欄203、金額記載欄204、及び各象徴画像30をチケット画像データ200内に配置する。
【0047】
チケット画像データ200の生成について一例を挙げると、チケット生成部16は、予めチケット画像データ200のテンプレートデータを記憶しており、このテンプレートデータに各種データを埋め込んでいく。
【0048】
テンプレートデータは、例えばポストスクリプト等により記述され、チケット3の大きさ、シリアルナンバー201等の各データの挿入範囲、氏名記載欄202等の矩形の描画範囲等の情報が含まれている。チケット生成部16は、このテンプレートデータに従って、各種データをテンプレートデータに埋め込み、チケット画像データ200を生成する。
【0049】
シリアルナンバー201、乗車予定日情報114、暗号化された利用者氏名情報205、氏名記載欄202、乗車日記載欄203、及び金額記載欄204に関しては、チケット生成部16は、受信部11が受信した入力情報100から抽出する。各象徴画像30については、検索部14が検索したものを受け取る。
【0050】
送信部17は、通信IFを含み構成され、ネットワークNを介してユーザ端末2へチケット画像データ200を送信する。送信部17は、例えばTCP等の通信プロトコルに従い、入力情報100の受信時に受信部11との間で確立したコネクションの最中にチケット画像データ200を送信する。
【0051】
このようなチケット発行システム1の動作及びチケット3の使用方法について、図3乃至9に基づき詳細に説明する。図9は、チケット発行システム1の動作及びチケット3の使用方法を示すフローチャートである。
【0052】
まず、チケット発行システム1は、ユーザ端末2のログインを許可する(ステップS01)。このステップS01において、ユーザ端末2は、入力されたユーザID情報101とパスワード情報102をチケット発行システム1に送信する。チケット発行システム1は、ユーザID情報101とパスワード情報102を予め格納した申請者マスタを有しており、受信部11で受信したユーザID情報101とパスワード情報102を申請者マスタの参照により照合する。受信したユーザID情報101とパスワード情報102が申請者マスタに格納されていれば、チケット発行システム1は、ユーザ端末2のログインを許可する。
【0053】
ユーザ端末2のログインが許可されると、ユーザは、ユーザ端末2に入力情報100を入力する(ステップS02)。このステップS02において、入力情報100は、入力画面の各フィールドに入力される。
【0054】
ユーザ端末2は、入力情報100をネットワークNを介してチケット発行システム1に送信し(ステップS03)、受信部11は、この入力情報100を受信する(ステップS04)。受信した入力情報100には、ユーザID情報101、パスワード情報102、利用者氏名情報103、所属情報104、外見分類情報、利用理由情報108、利用限度額情報109、申請者氏名情報110、申請者ID情報111、イベント名情報112、イベント開催日情報113、乗車予定日情報114、及び乗車区間情報115が含まれる。外見分類情報は、性別情報105、年齢層情報106、及び体型情報107が含まれる。
【0055】
入力情報100を受信すると、検索部14は、受信した外見分類情報に関連づけられた象徴画像30を画像データベース12から検索する(ステップS05)。
【0056】
ステップS05において、ユーザ端末2からは、チケット3の利用者4の外見分類情報として、女性を示す性別情報105、30代を示す年齢層情報106、及びスマート体型を示す体型情報107が送信されているものとする。
【0057】
このとき、検索部14は、図4に示す画像データベース121を参照することで、女性を示す性別情報105に関連づけられ、女性が描画された性別象徴画像31を取得する。また、検索部14は、図5に示す画像データベース122を参照することで、30代を示す年齢層情報106に関連づけられ、30代を想起させやすい三重塔が描画された年齢層象徴画像32を取得する。さらに、検索部14は、図6に示す画像データベース123を参照することで、スマート体型を示す体型情報107に関連づけられ、スマート体型を想起させやすい運動中の人物が描画された体型象徴画像33を取得する。
【0058】
更に、入力情報100を受信すると、暗号生成部15は、受信した利用者氏名情報103を暗号表データベース13を参照して暗号列に変換する(ステップS06)。
【0059】
ステップS06において、例えば、利用者氏名情報24が「たなか」を示しているものとする。図7に示す暗号表データベース13を参照すると、「た」は、第4行第1段に相当するため「41」に変換でき、「な」は、第5行第1段に相当するため「51」に変換でき、「か」は、第2行第1段に相当するため「21」に変換でき、「たなか」の順に暗号列を並べると、「たなか」は「41 51 21」という暗号列に変換される。
【0060】
象徴画像30の取得及び暗号列205の生成が終了すると、チケット生成部16は、チケット画像データ200に象徴画像30と暗号列205とを埋め込み(ステップS07)、その他の入力情報100を埋め込むことで(ステップS08)、チケット画像データ200を生成する。
【0061】
ステップS07及びS08において、チケット生成部16は、チケット画像データ200のテンプレートデータを呼び出し、図8に示すように、象徴画像30と暗号列のデータをテンプレートデータの規定箇所に埋め込み、その他の入力情報100も規定箇所に埋め込んでいく。
【0062】
具体的には、チケット生成部16は、ユニークな数値であるシリアルナンバー201を発行して、このシリアルナンバー201と、チケット3の右上を示す描画範囲情報とをチケット画像データ200に含める。また、入力情報100から「2011.10.10」等の乗車予定日情報114を読み出し、この乗車予定日情報114と、チケット3の中段を示す描画範囲情報とをチケット画像データ200に含める。
【0063】
また、チケット生成部16は、「41 51 21」なる暗号列205と、乗車予定日情報114の直下を示す描画範囲情報をチケット画像データ200に含める。
【0064】
また、チケット生成部16は、女性が描画された性別象徴画像31を検索部14から受け取り、この性別象徴画像31と、チケット3の左下を示す描画範囲情報とをチケット画像データ200に含める。三重塔が描画された年齢層象徴画像32を検索部14から受け取り、この年齢層象徴画像32と、チケット3の下部中央を示す行が範囲情報とをチケット画像データ200に含める。そして、運動中の人物が描画された体型象徴画像33を検索部14から受け取り、この体型象徴画像33と、チケット3の右下を示す描画範囲情報とをチケット画像データ200に含める。
【0065】
チケット画像データ200が生成されると、送信部17は、ネットワークNを介してチケット画像データ200をユーザ端末2へ送信する(ステップS09)。ユーザ端末2では、チケット画像データ200が表示装置へ表示され、プリンタによりチケット3が印刷される(ステップS10)。
【0066】
印刷されたチケット3は、タクシー5の使用時に利用者4から運転手に渡される(ステップS11)。運転手は、「41 51 21」なる暗号列205を解読して、氏名記載欄202に記入された氏名と比較し(ステップS12)、利用者4の外見から推測される性別と性別象徴画像31とを比較し(ステップS13)、利用者4の外見から推測される年齢層と年齢層象徴画像31とを比較し(ステップS14)、利用者4の外見から推測される体型と体型象徴画像33とを比較する(ステップS15)。
【0067】
ステップS12〜S15の全てが一致すれば、運転手は、正当な利用者4がチケット3を使用していることを確認でき、サービスを提供できる(ステップS16)。
【0068】
以上のように、本実施形態に係るチケット発行システム1は、人物の外見上の分類を視覚的に暗示する象徴画像30を記憶する画像データベース12を備え、チケット3の利用者が有する外見分類情報をユーザ端末2から受け取ると、この外見分類情報に対応する象徴画像30を画像データベース12から検索し、該当の象徴画像30をレイアウトしたチケット画像データ200を生成し、そのチケット画像データ200をユーザ端末2に送信するようにした。外見分類情報としては、例えば、利用者の性別、年齢層、又は体型を示す情報である。
【0069】
これにより、このチケット画像データ200を印刷したチケット3に表示されている象徴画像30が暗示する外見上の分類と利用者4とが合致しているか目視にて確認することができ、特段の機器を必要とすることなく、利用者4の正当性を確認することができる。
【0070】
利用者の氏名等のように、象徴画像30から直感的に意味内容を把握しづらい情報に関しては、文字列を暗号に変換する暗号表を記憶する暗号表データベース13を更に備えておき、氏名情報を暗号に変換し、この暗号を更にレイアウトしたチケット画像データ200を生成するようにしてもよい。これにより、利用者の氏名等のように象徴画像30で表現しにくい情報であっても、特段の機器を必要とすることなく、確認が可能となる。尚、暗号表は、定期的に変更されてもよいし、利用者4の正当性を確認する者がその暗号表を予め保持しておくようにしてもよい。
【0071】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るチケット発行システム1について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、第1の実施形態と同一構成については同一符号を付し、詳細な説明を省略する。第1の実施形態では、ネットワークNより切り離されたタクシー5の運転手が利用者4の正当性を確認する手法を提供した。第2の実施形態では、更に、チケット3の正当性、すなわち偽造の有無を確認する手法を提供する。
【0072】
図10は、第2の実施形態に係るチケット発行システム1を含んだネットワーク構成を示す模式図である。図10に示すように、チケット発行システム1には、タクシー会社、すなわちサービス提供者の提供者端末6がネットワークNを介して接続されている。提供者端末6も所謂コンピュータである。この提供者端末6は、スキャナ61を備えている。
【0073】
図11は、このチケット発行システム1の構成を示すブロック図である。図11に示すように、このチケット発行システム1は、図形生成部18と照合部19と入力情報マスタ19aを更に備えている。尚、図面上では、画像データベース12と暗号表データベース13とは省略されている。
【0074】
図形生成部18は、入力情報100をスキャナ61で読み取り可能な図形34(図12参照)に変換する。この図形34は、例えば、図12に示すように、情報を模様によって表したものであり、2次元バーコード等が挙げられる。図形生成部18は、入力情報100に含まれている申請者氏名情報110、申請者ID情報111、利用者氏名情報103、イベント名情報112、乗車予定日情報114、及び利用限度額情報109等から図形34を生成する。チケット生成部16は、図形生成部18が生成した図形34をチケット画像データ200に埋め込む。
【0075】
照合部19は、提供者端末6から送信されてきた入力情報100と、ユーザ端末2から送信されてきた入力情報100とを比較し、一致又は不一致を判断する。ユーザ端末2から送信されてきた入力情報100は、チケット生成部16が発行したシリアルナンバー201と関連づけて入力情報マスタ19aに記憶されている。提供者端末6から送信されてきた入力情報100は、スキャナ61で図形34を読み取ることで得られた情報であり、少なくともシリアルナンバー201が含まれる。照合部19は、シリアルナンバー201を検索キーとして、ユーザ端末2から送信されてきた入力情報100を特定し、両者を比較する。
【0076】
このようなチケット発行システム1の動作及びチケット3の正当性の確認動作を説明する。図13は、チケット発行システム1の動作及びチケット3の正当性の確認動作を示すフローチャートである。
【0077】
図13に示すように、ステップS01〜S06の処理の後、図形生成部18は、受信部11が受信した入力情報100の少なくとも一部を図形34に変換する(ステップS21)。
【0078】
象徴画像30の取得、暗号列205の生成、及び図形34の生成が終了すると、チケット生成部16は、チケット画像データ200に象徴画像30と暗号列205と図形34とその他の入力情報100をチケット画像データ200に埋め込むことで(ステップS22)、チケット画像データ200を生成する。
【0079】
そして、チケット画像データ200がユーザ端末2へ送信され、印刷の後、利用者4によって使用されると(ステップS08〜S16)、チケット発行システム1は、チケット3の正当性を確認する。
【0080】
すなわち、まず、チケット発行システム1は、提供者端末6のログインを許可する(ステップS23)。
【0081】
ステップS23において、提供者端末6では、提供者ID情報とパスワード情報が入力され、これら情報はチケット発行システム1に送信される。チケット発行システム1は、提供者ID情報とパスワード情報を予め格納した提供者マスタを有しており、受信部11で受信した提供者ID情報とパスワード情報を提供者マスタの参照により照合する。受信した提供者ID情報とパスワード情報が提供者マスタに格納されていれば、チケット発行システム1は、提供者端末6のログインを許可する。
【0082】
ログインが許可されると、提供者端末6側では、スキャナ61を用いてチケット3に表示されている図形34を光学的に読み取り(ステップS24)、図形34から入力情報100を抽出する(ステップS25)。入力情報100を抽出すると、提供者端末6は、抽出した入力情報100をチケット発行システム1に送信する(ステップS26)。この送信された入力情報100には、少なくともシリアルナンバー201が含まれる。
【0083】
提供者端末6から入力情報100を受け取ると、照合部19は、この入力情報100に含まれるシリアルナンバー201を検索キーとして、入力情報マスタ19aを検索する(ステップS27)。
【0084】
該当の入力情報100が検索されると、照合部19は、提供者端末6から受け取った入力情報100と、検索された入力情報100とを比較する(ステップS28)。そして、比較が終了すると、送信部17は、比較結果を提供者端末6へ送信する(ステップS29)。具体的には、比較の結果、両者が一致すると、送信部17は、一致を示す情報を提供者端末6へ送信する。一方、比較の結果、両者が不一致であると、送信部17は、不一致を示す情報を提供者端末6へ送信する。
【0085】
提供者端末6では、チケット発行システム1から受信した比較結果を表示装置に表示させる(ステップS30)。提供者端末6を操作している担当者は、表示装置に一致を示す情報が表示されると、チケット3が正当だと確認できる。一方、提供者端末6を操作している担当者は、表示装置に不一致を示す情報が表示されると、チケット3の偽造を確認できる。
【0086】
このように、第2の実施形態に係るチケット発行システム1では、入力情報100をスキャナ61で読み取り可能な図形34に変換し、この図形34を更にレイアウトしたチケット画像データ200を生成するようにした。これにより、図形34を読み取り可能なスキャナ61を有する提供者端末6では、チケット発行システム1に蓄積されている入力情報100と、図形34が示す入力情報100との比較によるチケット3の正当性を確認することができる。
【0087】
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るチケット発行システム1について図面を参照して詳細に説明する。このチケット発行システム1は、決済機能を更に備えたものである。
【0088】
図14は、このチケット発行システム1のネットワーク構成を示す模式図である。図14に示すように、チケット発行システム1、ユーザ端末2、提供者端末6の他に、発行会社端末7が接続されている。
【0089】
発行会社端末7は、チケット3の発行元となる会社のコンピュータである。このチケット発行システム1のネットワークNでは、提供者端末6が発行会社へ請求書を発行すると、チケット発行システム1が当該請求書を発行会社端末7に中継し、発行会社端末7がユーザ端末2に対して請求書を発行すると、チケット発行システム1は、この発行会社端末7からの請求書をユーザ端末2へ中継する。
【0090】
図15は、このようなチケット発行システム1の構成を示すブロック図である。尚、このチケット発行システム1は、第1及び第2の実施形態において説明した各構成を備えているが、図15においては図示を省略している。
【0091】
図15に示すように、チケット発行システム1は、提供者端末6からの請求書データを発行会社端末7へ中継する請求書中継部10aと、発行会社端末7からの請求書データをユーザ端末2へ中継する請求書中継部10bとを更に備えている。
【0092】
この請求書中継部10aは、CPU及び通信IFを含み構成され、提供者端末6からの請求書データを受信し、提供者端末6へ受領書データを送信した上で、受信した請求書データを発行会社端末7へ送信する。
【0093】
請求書中継部10bは、CPU及び通信IFを含み構成され、発行会社端末7からの請求書データを受信し、受信した請求書データをユーザ端末2へ送信する。ユーザ端末2では、受領書データが生成されてチケット発行システム1へ送信される。請求書中継部10bは、ユーザ端末2から送信された受領書データを発行会社端末7へ送信する。
【0094】
このチケット発行システム1の動作について図16を参照して説明する。図16は、第3の実施形態に係るチケット発行システム1の動作を示すフローチャートである。
【0095】
図16に示すように、チケット発行システム1では、提供者端末6から請求書データが送信されると、請求書中継部10aがこの請求書データを受信し(ステップS41)、受領書データを提供者端末6へ送信する(ステップS42)。尚、提供者端末6では、スキャナ61により図形34を読み取り、チケット発行システム1から一致を示す情報を受け取ると、請求書データをワープロソフト等により作成し、チケット発行システム1に送信する。
【0096】
次に、請求書中継部10aは、提供者端末6から受信した請求書データを発行会社端末7へ送信する(ステップS43)。そして、発行会社端末7から請求書データが送信されると、請求書中継部10bは、この請求書データを受信し(ステップS44)、受信した請求書データをユーザ端末2へ送信する(ステップS45)。発行会社端末7では、送信された請求書データを確認し、ワープロソフト等によりユーザ端末2に対する請求書データを作成し、チケット発行システム1に送信している。
【0097】
最後に、請求書中継部10bは、ユーザ端末2から受領書データを受信すると(ステップS46)、この受領書データを発行会社端末7へ送信する(ステップS47)。この受領書データは、ユーザ端末2のワープロソフト等により作成され、チケット発行システム1へ送信される。
【0098】
このように、第3の実施形態に係るチケット発行システム1では、ユーザ端末2や、チケット3と交換にサービスを提供するサービス提供者が有する提供者端末6の他に、チケット3の発行会社が有する発行会社端末7とにネットワークNを介して接続される。そして、提供者端末6から送信された発行会社への請求書データを受信すると、発行会社端末7への請求書データを送信し、発行会社端末7から送信されたユーザへの請求書データを受信すると、ユーザ端末2へこの請求書データを送信するようにした。これにより、請求書の発行もネットワークNを介して行うことができ、チケット発行システム1の利便性が向上する。
【0099】
以上のように、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものである。すなわち、これら実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことで、様々な形態で実施されることが可能である。そして、これら実施形態やその変形は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0100】
1 チケット発行システム
10a 請求書中継部
10b 請求書中継部
11 受信部
12 画像データベース
121 画像データベース
122 画像データベース
123 画像データベース
13 暗号表データベース
14 検索部
15 暗号生成部
16 チケット生成部
17 送信部
18 図形生成部
19 照合部
2 ユーザ端末
3 チケット
30 象徴画像
31 性別象徴画像
32 年齢層象徴画像
33 体型象徴画像
34 図形
4 利用者
5 タクシー
6 提供者端末
7 発行会社端末
100 入力情報
101 ユーザID情報
102 パスワード情報
103 利用者氏名情報
104 所属情報
105 性別情報
106 年齢層情報
107 体型情報
108 利用理由情報
109 利用限度額情報
110 申請者氏名情報
111 申請者ID情報
112 イベント名情報
113 イベント開催日情報
114 乗車予定日情報
115 乗車区間情報
116 送信ボタン
200 チケット画像データ
201 シリアルナンバー
202 氏名記載欄
203 乗車日記載欄
204 金額記載欄
205 暗号列

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末で入力された各種の入力情報をネットワークを介して受信し、受信した入力情報に基づきチケットを発行するチケット発行システムであって、
前記入力情報に含まれ、前記チケットの利用者が有する外見分類情報を受信する受信手段と、
人物の外見上の分類を視覚的に暗示する象徴画像を記憶する画像データベースと、
前記受信手段が受信した前記外見分類情報に対応する前記象徴画像を前記データベースから検索する検索手段と、
前記検索手段で検索された前記象徴画像をレイアウトしたチケット画像データを生成するチケット生成手段と、
前記チケット画像データを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、
を備えること、
を特徴とするチケット発行システム。
【請求項2】
前記外見分類情報は、
前記利用者の性別、年齢層、又は体型を示す情報であること、
を特徴とする請求項1記載のチケット発行システム。
【請求項3】
文字列を暗号列に変換する暗号表を記憶する暗号表データベースと、
前記暗号表を参照して、入力された文字列を前記暗号列に変換する暗号生成手段と、
を更に備え、
前記受信手段は、
前記入力情報に含まれた前記利用者の氏名情報を受信し、
前記暗号生成手段は、
前記氏名情報を前記暗号列に変換し、
前記チケット生成手段は、
前記暗号生成手段が生成した前記暗号列を更にレイアウトした前記チケット画像データを生成すること、
を特徴とする請求項1又は2記載のチケット発行システム。
【請求項4】
前記入力情報をスキャナで読み取り可能な図形に変換する図形生成手段を更に備え、
前記チケット生成手段は、
前記図形生成手段が変換した前記図形を更にレイアウトした前記チケット画像データを生成すること、
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のチケット発行システム。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかに記載のチケット発行システムは、
前記チケットと交換にサービスを提供するサービス提供者が有する提供者端末と、前記チケットの発行会社が有する発行会社端末とにネットワークを介して接続され、
前記提供者端末から送信された発行者への請求書データを受信すると、前記発行者への請求書データを前記発行会社端末に送信し、
前記発行会社端末から送信されたユーザへの請求書データを受信すると、前記ユーザ端末へ前記ユーザへの請求書データを送信すること、
を特徴とするチケット発行システム。
【請求項6】
端末を用いて入力された各種の入力情報に基づきチケットを発行するチケット発行方法であって、
データベースに人物の外見上の分類を視覚的に暗示する象徴画像を予め記憶させておき、
前記入力情報に含まれ、前記チケットの利用者が有する外見分類情報に対応する前記象徴画像を前記データベースから検索し、
前記検索された前記象徴画像をレイアウトしたチケット画像データを生成し、
前記チケット画像データを紙媒体に出力すること、
を特徴とするチケット発行方法。
【請求項7】
前記外見分類情報は、
前記利用者の性別、年齢層、又は体型を示す情報であること、
を特徴とする請求項6記載のチケット発行方法。
【請求項8】
データベースに文字列を暗号列に変換する暗号表を予め記憶させておき、
前記入力情報に含まれる前記利用者の氏名情報を前記暗号表を参照して前記暗号列に変換し、
生成された前記暗号列を更にレイアウトした前記チケット画像データを生成し、
前記チケット画像データを紙媒体に出力すること、
を特徴とする請求項6又は7記載のチケット発行方法。
【請求項9】
前記入力情報をスキャナで読み取り可能な図形に変換し、
生成された前記図形を更にレイアウトした前記チケット画像データを生成し、
前記チケット画像データを紙媒体に出力すること、
を特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載のチケット発行方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−97486(P2013−97486A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−238297(P2011−238297)
【出願日】平成23年10月31日(2011.10.31)
【出願人】(507227418)株式会社久保田情報技研 (2)