説明

チモシンβ4とデルタ睡眠誘発ペプチドとのペプチドの組合せの、治療剤としての使用

本発明は、癌、心臓および脈管の疾患、感染症、線維性疾患、炎症性疾患、神経変性疾患または自己免疫疾患を予防および/または治療するための治療用の組合せとしての、Ac-Ser-Asp-Lys-Pro-Asp-Met-Ala-Glu-Ile-Glu-Lys-Phe-Asp-Lys-Ser-Lys-Leu-Lys-Lys-Thr-Glu-Thr-Gln-Glu-Lys-Asn-Pro-Leu-Pro-Ser-Lys-Glu-Thr-Ile-Glu-Gln-Glu-Lys-Gln-Ala-Gly-Glu-Ser-OHのペプチド化合物、およびTrp-Ala-Gly-Gly-Asp-Ala-Ser-Gly-Glu-OHのペプチド化合物の組合せの使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Ac-Ser-Asp-Lys-Pro-Asp-Met-Ala-Glu-Ile-Glu-Lys-Phe-Asp-Lys-Ser-Lys-Leu-Lys-Lys-Thr-Glu-Thr-Gln-Glu-Lys-Asn-Pro-Leu-Pro-Ser-Lys-Glu-Thr-Ile-Glu-Gln-Glu-Lys-Gln-Ala-Gly-Glu-Ser-OH(チモシンβ4)のペプチドまたはその塩もしくは水和物と、Trp-Ala-Gly-Gly-Asp-Ala-Ser-Gly-Glu-OHのペプチドまたはその塩もしくは水和物との、組合せ。
【請求項2】
上記ペプチドが、上記組合せ中に30重量%:70重量%〜70重量%:30重量%の量で含まれている、請求項1に記載の組合せ。
【請求項3】
医薬に使用するための、請求項1または2に記載の組合せ。
【請求項4】
癌、自己免疫疾患、線維性疾患、炎症性疾患、神経変性疾患、感染症、肺疾患、心臓および脈管の疾患ならびに代謝性疾患を予防および/または治療するための薬学的組成物を製造するための、請求項1または2に記載の組合せの、使用。
【請求項5】
上記癌、上記自己免疫疾患、上記線維性疾患、上記炎症性疾患、上記神経変性疾患、上記感染症、上記肺疾患、上記心臓および脈管の疾患または上記代謝性疾患が、クローン病、ヘリコバクターピロリ誘発性消化性潰瘍、急性腎性同種移植拒絶、原因不明の反復流産、結核、多発性硬化症、強皮症、1型糖尿病、関節リウマチ、サルコイドーシス、自己免疫性甲状腺炎、および/またはブドウ膜炎から選択される、請求項4に記載の使用。
【請求項6】
新生児、幼児および/または乳児へ経口投与するための製剤を調製するための、請求項1または2に記載の組合せの、使用。
【請求項7】
凍結乾燥された製剤または緩衝化された液剤を調製するための、請求項1または2に記載の組合せの、使用。
【請求項8】
請求項1または2に記載の組合せを、少なくとも1つの、薬学的に受容可能なキャリア、賦形剤および/または希釈剤とともに含んでいる、薬学的組成物。
【請求項9】
少なくとも1つの、凍結保護剤または分散保護剤をさらに含んでいる、請求項8に記載の薬学的組成物。
【請求項10】
静脈内投与、経口投与または吸入による投与に適している、請求項8または9に記載の薬学的組成物。
【請求項11】
凍結乾燥物または緩衝液の形態である、請求項8、9または10に記載の薬学的組成物。
【請求項12】
新生児、幼児および乳児に対する経口送達に適した人工母乳製剤の形態または母乳代替物の形態である、請求項8、9、10または11に記載の薬学的組成物。
【請求項13】
癌、自己免疫疾患、線維性疾患、炎症性疾患、神経変性疾患、感染症、肺疾患、心臓および脈管の疾患あるいは代謝性疾患の予防および/または治療に適している、請求項8、9、10、11または12に記載の薬学的組成物。
【請求項14】
ヒトを包含する哺乳動物の癌、自己免疫疾患、線維性疾患、炎症性疾患、神経変性疾患、感染症、肺疾患、心臓および脈管の疾患または代謝性疾患を治療するための方法であって、
該癌、該自己免疫疾患、該線維性疾患、該炎症性疾患、該神経変性疾患、該感染症、該肺疾患、該心臓および脈管の疾患または該代謝性疾患を治療するために効果的なAc-Ser-Asp-Lys-Pro-Asp-Met-Ala-Glu-Ile-Glu-Lys-Phe-Asp-Lys-Ser-Lys-Leu-Lys-Lys-Thr-Glu-Thr-Gln-Glu-Lys-Asn-Pro-Leu-Pro-Ser-Lys-Glu-Thr-Ile-Glu-Gln-Glu-Lys-Gln-Ala-Gly-Glu-Ser-OHのペプチドまたはその塩もしくは水和物、およびTrp-Ala-Gly-Gly-Asp-Ala-Ser-Gly-Glu-OHのペプチドまたはその塩もしくは水和物を、薬学的に効果的な量で該哺乳動物に投与する工程を含んでいる、方法。

【公表番号】特表2010−539071(P2010−539071A)
【公表日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−523444(P2010−523444)
【出願日】平成20年9月9日(2008.9.9)
【国際出願番号】PCT/EP2008/008162
【国際公開番号】WO2009/033814
【国際公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(310003186)モンドバイオテック ラボラトリーズ アクチエンゲゼルシャフト (98)
【Fターム(参考)】