説明

チューブ固定具およびバッグ

【課題】チューブ固定具によりチューブが固定されているバッグの製造時間を短縮すると共にバッグ全体の価格を抑える。
【解決手段】チューブ固定具(10)が、チューブ(6)をバッグ(1)に固定する固定手段(10a)と、該固定手段によって固定された前記チューブを折曲げた状態で把持する把持手段(12)とを含んでいる。把持手段は、樹脂材料または金属材料から形成されるのが好ましい。把持手段はフック状に構成してもよく、また把持手段が一対のアーム(12a、12b)であるようにしてもよい。さらに、チューブ固定具の軸線と把持手段の軸線とが鋭角で交わるように把持手段を設けるのが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シロップなどの液体を収容するバッグに取付けられたチューブを固定するチューブ固定具およびそのようなチューブ固定具を含むバッグに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、ジュース用シロップ等の液体を販売直前に希釈水または炭酸水と混合して飲料として供給する飲料ディスペンサが広く使用されている。シロップ等の液体は非通気性のフィルム状シート材から形成されたバッグ本体に収容されており、バッグ本体はボックス内に配置された所謂バッグインボックスの構成をなしている。バッグのスパウトには、弾性チューブの基端がチューブ固定具により固定されており、この弾性チューブの他端は、密着状態に潰して閉塞されている。バッグ内の液体を注出する場合には、弾性チューブの閉塞された先端を切断して、飲料ディスペンサのノズルに接続する。例えば特許文献1においては、チューブ固定具として固定用リングを用いて、弾性チューブをバッグのスパウトに固定している。
【0003】
ところで、一般的なバッグにおける弾性チューブはその使用性を考慮して合成ゴムで構成されており、この合成ゴムは一般的に外気を通す通気性材料である。このため、液体が収容されたバッグを搬送または保管する場合には、バッグ内の液体が弾性チューブ内に流入した状態で搬送または保管される結果、空気が弾性チューブの壁部を通って進入し、弾性チューブ内の液体を褐変させる可能性がある。
【0004】
このような液体の褐変は液体の外観を損ね、液体自体の商品価値を低下させるので、液体が収容されたバッグを搬送または保管する場合には、スパウトに固定される弾性チューブの固定部付近の場所をテープまたはクリップ等で締付ける必要がある。こうすれば、バッグ内の液体は弾性チューブ内には流入せず、従って、液体の褐変も生じない。
【0005】
さらに、弾性チューブの基端がチューブ固定具により固定されていても弾性チューブの先端が固定されていない場合には、弾性チューブの基端を支点として、弾性チューブの先端が揺動するために液体が収容されたバッグを搬送または保管する場合には、別のテープによって弾性チューブの先端ないし胴部をバッグの表面に仮留めし、弾性チューブ先端の揺動を防止している。
【特許文献1】実用新案登録第2564143号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、テープまたはクリップを用いた弾性チューブの固定部付近の場所の締付作業および他のテープを用いた弾性チューブ先端ないし胴部の仮留め作業の両方を個々のバッグに対して行うのは煩雑であると共に、バッグの製造時間の遅延にもつながる。さらに、このようなテープまたはクリップの使用は、バッグ全体の価格を上昇させる原因にもなりかねない。
【0007】
本発明者は、従来技術においてバッグの製造時間の遅延およびバッグ全体の価格上昇の原因を検討したところ、従来技術では、弾性チューブの固定部付近の場所の締付作業および弾性チューブ先端ないし胴部の仮留め作業の両方を行うことに起因してバッグの製造時間の遅延およびバッグ全体の価格上昇につながるのであろうという考えの下に鋭意研究を重ねた結果、弾性チューブにおける、弾性チューブの固定部付近の場所を画定する、チューブ固定具そのものに把持手段を設けることにより上記課題を解決できるとの知見を得て、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、バッグの製造時間を短縮すると共にバッグ全体の価格を抑えることのできるチューブ固定具およびそのようなチューブ固定具を含むバッグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、チューブを折曲げた状態で把持する把持手段を備えたチューブ固定具が提供される。
2番目の発明によれば、チューブをバッグに固定する固定手段と、該固定手段により固定された前記チューブを折曲げた状態で把持する把持手段とを具備するチューブ固定具が提供される。
【0009】
すなわち1番目および2番目の発明においては、チューブ固定具によって固定されたチューブを折曲げた状態で把持するので、液体はチューブの折曲がり箇所で停止し、チューブの先端側には液体は流入しない。このため、液体はチューブ内にほとんど流入せず、従って、液体の褐変は生じない。このようにチューブを折曲げて把持手段により把持した場合には、チューブの折曲げが締付作業に相当すると共にチューブの把持が仮留め作業に相当するので、単一のチューブ固定具によって締付作業と仮留め作業との両方を一度に行うことができる。従って、単にチューブを折曲げて把持することにより、バッグの製造時間を短縮でき、またテープまたはクリップが不要となるので、バッグ全体の製造価格を抑えることも可能となる。
【0010】
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記把持手段が樹脂材料から形成される。
すなわち3番目の発明においては、把持手段に弾性作用を与えることが可能となる。なお、把持手段はチューブ固定具と一体的に成形するのが好ましく、この場合には、チューブ固定具を比較的安価に形成できる。
【0011】
4番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記把持手段が金属材料から形成される。
すなわち4番目の発明においては、把持手段に弾性作用を与えることが可能であることに加えて、堅固な把持手段を形成することができる。
【0012】
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記把持手段が一対のアームである。
すなわち5番目の発明においては、チューブを折曲げながら一対のアームの間に進入させれば、チューブを把持することができるので、チューブの把持を簡易に行うことができる。
【0013】
6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記チューブ固定具の軸線と前記把持手段の軸線とが鋭角で交わるように前記把持手段が設けられている。
すなわち6番目の発明においては、チューブの把持位置に掛かる負荷を少なくすることができる。
【0014】
7番目の発明によれば、1番目から6番目のいずれかの発明におけるチューブ固定具によりチューブが固定されているバッグが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明の第一の実施形態に基づくチューブ固定具が取付けられたバッグの部分断面図であり、図2は図1に示されるバッグの底面図である。これら図面に示されるバッグ1は、非通気性の二つのフィルム状のシート材料、例えばポリエチレンから形成されたバッグ本体2を含んでいる。
【0016】
図1から分かるように、バッグ本体2の取付孔2aには内容物注出用スパウト9が取付けられている。なお、図示しない他の取付孔2bは内容物、例えば液体をバッグ本体2に注入するのに用いられ、この取付孔2bはシール7により閉鎖されている(図2を参照されたい)。
【0017】
バッグ本体2に注入される液体としては、ウーロン茶、緑茶、紅茶などの茶飲料の他、ブドウ、リンゴ等の果汁飲料やそのシロップが挙げられる。茶に含まれるカテキン類が発酵し、あるいはブドウ等に含まれるポリフェノール類が酸化すると色合い、香りを悪くし、食品の品質を低下させる。この現象が褐変である。褐変を起こすと、特にブドウ、リンゴ等の果汁飲料や、そのシロップ、緑茶飲料の商品価値を著しく低下させる。
【0018】
スパウト9はその基端側にフランジ9aを含んでおり、このフランジ9aの上縁部がバッグ本体2の取付孔2aに溶着されている。図示されるように、スパウト9の先端側には、半径方向外側に突出する突部8aを中間付近に含んだ筒部8が形成されている。
【0019】
スパウト9に取付けられるべき弾性チューブ6はバッグ本体2に溶着するのが困難な材料から形成されており、一般的には弾性チューブ6はその使用性を考慮して合成ゴムで構成されており、この合成ゴムは、一般的に、外気を通す通気性材料である。なお、弾性チューブ6がバッグ本体2に溶着可能な他の材料から形成されていてもよい。なお、図示されるように、弾性チューブ6の先端6bは密着状態に潰して閉塞封止されている。
【0020】
図3は、図1に示されるチューブ固定具の斜視図である。図3に示されるように、チューブ固定具10はスリーブ10aとフランジ10bとから主に構成されている。再び図1を参照すると、チューブ6の基端6aをスパウト9の筒部8に突部8aを越えるまで嵌込んだ後で、チューブ固定具10によってチューブ6の基端6aを筒部8に固定する。このようにチューブ6を筒部8に固定する目的で、チューブ6を通るスリーブ10aの孔の内径は突部8aの外径よりわずかながら大きく、スパウト9側のスリーブ10aの前記孔には面取りが設けられている。
【0021】
さらに、図3に示されるように、本発明においては、フック状の把持部材12がフランジ10bの外周面に設けられている。把持部材12の主要部分は、スリーブ10aの内径にほぼ等しい直径を有するフランジ10bの外接円(図示しない)の円弧に沿って延びている。また、把持部材12の先端14は外接円から離れる方向に湾曲している。先端14の直前に位置する外接円上の部分15と、フランジ10bとの間の最短距離はチューブ6の外径よりも小さい。なお、把持部材12はフランジ10bと同一平面に延びていてもよく、また把持部材12がスリーブ10aに向かって上方に傾斜していてもよい。
【0022】
図3に示される実施形態においては、チューブ固定具10と把持部材12とは一体的に成形されており、弾性材料から形成されている。なお、他の実施形態においては別途形成された把持部材12をチューブ固定具10のフランジ10bに取付けるようにしてもよい。
【0023】
図4はチューブ固定具の使用状態を説明するための図である。図4においては図示を簡単にする目的で筒部8の突部8aは存在しないものとして示されている。チューブ固定具10によってチューブ6を固定した後で、把持部材12の先端14を外側に引張る。これにより、フランジ10bと部分15(図3を参照されたい)との間の距離が通常の場合よりも長くなる。
【0024】
次いで、チューブ6をその基端6a側、厳密に言えばスリーブ10aの頂部付近の場所6cから折曲げ、チューブ6を押しつぶしつつ、折曲部6dを形成し、フランジ10bの周面に沿って移動させる。そして、押しつぶされたチューブ6をフランジ10bと部分15との間の隙間に通して把持部材12内部に進入させる。その後、把持部材12の先端14を解放すれば、把持部材12は弾性作用により元位置まで戻り、それにより、チューブ6が把持部材12に把持されるようになる。
【0025】
さらに、スパウト9のフランジ9aがバッグ本体2の取付孔2aに溶着されているので、チューブ6は折曲部6dよりも先端側の場所6eでさらに折曲がる。従って、チューブ6は、その先端6bがバッグ本体2に沿って位置した状態で仮留めされることになる。
【0026】
折曲部6dにおいてチューブ6を折曲げてチューブ6を閉塞しているので、バッグ本体2に充填される液体は折曲部6dまでしか流れず、従って、液体はチューブ6の先端6b側には流入しない。このため、バッグ1をこのような状態で保管または搬送しても、液体がチューブ内に流入するのを防止でき、従って、チューブ内の液体が褐変するのを回避できる。
【0027】
なお、スリーブ10aの外周面とフランジ10bの外周面との間の距離は比較的短いのが好ましい。このような場合には、より急角度の折曲部6dが形成されるので、液体のチューブ先端への流入をさらに抑えることができる。この目的のために、フランジ10bを排除して、スリーブ10aの外周面に把持部材12を直接的に設けるようにしてもよい。
【0028】
さらに、本発明においては、チューブ6を折曲げて把持部材12により把持する一連の動作によって、従来技術におけるチューブ基端の締付作業とチューブ先端の仮留め作業との両方を行うことが可能である。このため、本発明においては、テープまたはクリップでの操作が必要とされる従来技術の場合よりも短時間で、チューブ基端の締付作業とチューブ先端の仮留め作業とを行うことができ、その結果、バッグの製造時間を短縮できる。さらに、本発明においては、締付作業および仮留め作業において必要とされるテープおよびクリップが不要となるので、バッグの製造価格を抑えることも可能である。
【0029】
なお、バッグ1を保管または搬送した後でバッグ1を使用する際には、チューブ6の先端6bの封止部分をハサミなどで切断し、チューブ6の残りの基端6a側部分を飲料ディスペンサのノズル(図示しない)に接続する。この点については公知であるので、説明を省略する。
【0030】
図5(a)は本発明の第二の実施形態に基づくチューブ固定具の頂面図である。第二の実施形態においては、把持部材12は一対の略V字形状のアーム12a、12bとして構成されている。これらアーム12a、12bはチューブ固定具10と一体的に成形されている。図5(a)に示される第二の実施形態においては、アーム12a、12bは弾性材料から形成される。
【0031】
図示されるように、これらアーム12a、12bはフランジ10bの外周面から互いに線対称に延びている。具体的には、アーム12a、12bのそれぞれはフランジ10bの周面から中間部分15a、15bまで互いに接近するように、かつ中間部分15a、15bから先端14a、14bに向かって互いに離隔するように延びている。なお、線対称の線はフランジ10bの半径方向に延びている。
【0032】
中間部分15a、15bとフランジ10bとの間においてはアーム12a、12bの間の距離はチューブ6を把持するのに適した長さである。また、中間部分15a、15bの間の距離はチューブ6の外径よりも小さい。
【0033】
第二の実施形態においては、チューブ固定具10により固定されたチューブ6を折曲げ、チューブ6の先端6b側を先端14a、14bの間に位置決めする。次いで、チューブ6をフランジ10bに向かって押込めば、アーム12a、12bの弾性作用により、アーム12a、12bは外側に湾曲して中間部分15a、15bの間の隙間が拡張する。その後、チューブを中間部分15a、15bの間の隙間に通過させて、アーム12a、12bによって把持する。
【0034】
これら一連の動作は、チューブ6を折曲げてフランジ10bに向かって単に押付けることにより達成される。このため、第一の実施形態において説明したフランジ10bの外周面に沿ってチューブ6を移動させる動作が不要となり、第二の実施形態においてはチューブ6の把持を簡易かつ迅速に行うことが可能となる。
【0035】
なお、図5(b)は他の実施形態に基づくチューブ固定具の頂面図である。図5(b)に示される他の実施形態においては、把持部材12’は略U字形状に湾曲した金属部材である。図示されるように、把持部材12’の中心部分16はスリーブ10aを取囲むように配置されており、把持部材12’の両端部が一対のアーム12a’、12b’としての役目を果たす。この把持部材12’を樹脂製のフランジ10bに埋込むことにより、チューブ固定具10が形成される。この場合には、一対のアーム12a’、12b’が金属製であるので、チューブ6をさらに強力に把持でき、また把持部材12’自体をさらに堅固にできることが分かるであろう。
【0036】
図6(a)および図6(b)は本発明の第三の実施形態に基づくチューブ固定具の頂面図および側面図である。これら図面に示されるチューブ固定具20はその全体が金属から一体的に形成されていて、全体的に弾性作用を有している。第三の実施形態におけるチューブ固定具20は連結部25において互いに連結された二つの略円筒状部分21、22から構成される。これら略円筒状部分21、22には切欠部23、24が形成されており、従って、これら略円筒状部分21、22は完全な円筒形状ではない。このため、第三の実施形態におけるチューブ固定具20は単一の金属板を略S字形状に曲げることにより極めて簡易に形成できる。
【0037】
略円筒状部分21、22の内径は突部8aの外径よりわずかながら大きく、チューブ6を固定または把持するのに適している。一方の略円筒状部分21はチューブ6を筒部8に固定する役目を果たし、他方の略円筒状部分22は折曲げられたチューブ6を把持する役目を果たす。
【0038】
図6(b)から分かるように、他方の略円筒状部分22は一方の略円筒状部分21に対してわずかながら傾斜するように形成されている。言い換えれば、略円筒状部分21の軸線と略円筒状部分22の軸線とは鋭角で交わる。
【0039】
チューブ固定具20の使用時には略円筒状部分21を用いてチューブ6をスパウト9の筒部8に固定する。次いで、折曲げたチューブ6の先端6b側を押しつぶしつつ連結部25に沿って移動させ、切欠24を通じて略円筒状部分22内に進入させる。これにより、チューブ6は略円筒状部分22に把持されるようになる。あるいは、略円筒状部分22を切欠24から外側に押開き、チューブ6を略円筒状部分22に進入させた後で、略円筒状部分22の弾性作用により略円筒状部分22をその元位置まで戻すようにしてもよい。
【0040】
本実施形態においては、略円筒状部分22が略円筒状部分21に対して傾斜しているので、チューブ6の折曲部6dは略円筒状部分21、22の間の傾斜角度に従うようになる。つまり、略円筒状部分21、22の間の傾斜角度は折曲部6dにおける折曲角度に概ね等しくなる。傾斜角度は、液体を停止させられる折曲部6dを形成するのに十分に小さくなるよう選択される。このため、折曲げられたチューブ6は略円筒状部分22の内周部により受容されるようになり、その結果、略円筒状部分22におけるチューブ6の把持位置に掛かる負荷を少なくできる。このため、第三の実施形態におけるチューブ固定具20は長期間にわたってバッグ本体2を保管等行う場合に特に有利であり、そのような場合であっても、チューブ6が損傷することはない。
【0041】
前述した実施形態のうちのいくつかを適宜組合わせることは本発明の範囲に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の第一の実施形態に基づくチューブ固定具が取付けられたバッグの部分断面図である。
【図2】図1に示されるバッグの底面図であり、弾性チューブは折曲げられて把持部材に把持されている。
【図3】図1に示されるチューブ固定具の斜視図である。
【図4】図3に示されるチューブ固定具の使用状態を説明するための斜視図である。
【図5】(a)本発明の第二の実施形態に基づくチューブ固定具の頂面図である。(b)他の実施形態に基づくチューブ固定具の頂面図である。
【図6】(a)本発明の第三の実施形態に基づくチューブ固定具の頂面図である。(b)図6(a)に示されるチューブ固定具の側面図である。
【符号の説明】
【0043】
1 バッグ
2 バッグ本体
2a、2b 取付孔
6 弾性チューブ
6a 基端
6b 先端
6d 折曲部
6e 折曲部
7 シール
8 筒部
8a 突部
9 スパウト
9a フランジ
10、20 チューブ固定具
10a スリーブ
10b フランジ
12、12’ 把持部材
12a、12b アーム
12a’、12b’ アーム
14a、14b 先端
15a、15b 中間部分
16 中心部分
21、22 略円筒状部分
23、24 切欠部
25 連結部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
チューブを折曲げた状態で把持する把持手段を備えたチューブ固定具。
【請求項2】
チューブをバッグに固定する固定手段と、
該固定手段により固定された前記チューブを折曲げた状態で把持する把持手段とを具備するチューブ固定具。
【請求項3】
前記把持手段が樹脂材料から形成される請求項1または2に記載のチューブ固定具。
【請求項4】
前記把持手段が金属材料から形成される請求項1または2に記載のチューブ固定具。
【請求項5】
前記把持手段が一対のアームである請求項1から4のいずれか一項に記載のチューブ固定具。
【請求項6】
前記チューブ固定具の軸線と前記把持手段の軸線とが鋭角で交わるように前記把持手段が設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載のチューブ固定具。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載のチューブ固定具によりチューブが固定されているバッグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−276842(P2007−276842A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−107263(P2006−107263)
【出願日】平成18年4月10日(2006.4.10)
【出願人】(000001904)サントリー株式会社 (319)
【Fターム(参考)】