説明

チロシンキナーゼ阻害薬

【課題】哺乳動物における血管新生、癌、腫瘍成長、アテローム性動脈硬化、加齢性黄斑変性、糖尿病性網膜症、炎症疾患などのチロシンキナーゼ依存性の疾患および状態を治療する方法の提供。
【解決手段】チロシンキナーゼ信号伝達を阻害、調節および/または調整する化合物、その化合物を含む組成物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式Iの化合物あるいは該化合物の医薬的に許容される塩または立体異性体。
【化1】

[式中、
X−WはC−C、N−CまたはC−Nであり;
YはO、SまたはN−Rであり;
ZはNまたはC−Rであり;
QはOまたは非存在であり;
およびRは独立に、
1)H、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)OH、
4)CN、
5)ハロゲン、
6)(C=O)(C〜C10)アルキル、
7)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
8)(C=O)(C〜C10)アルケニル、
9)(C=O)(C〜C10)アルキニル、
10)(C=O)アリール、
11)(C=O)複素環または、
12)NR
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよび複素環はRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は、H、アリールまたは(C〜C)アルキルであり;
は、
1)H、
2)SO
3)(C=O)(rは0または1である)または
4)CO
であり;
は、
1)アリール、
2)CN、
3)(C=O)NR
4)(C〜C)シクロアルキル、
5)(C〜C10)アルキル、
6)(C〜C)アルケニル、
7)(C〜C)アルキニルおよび
8)複素環
であり;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、シクロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニルおよび複素環はRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は、
1)O(C=O)NR
2)(C=O)アリール、
3)(C=O)−複素環、
4)ハロゲン、
5)OH、
6)オキソ、
7)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
8)(C〜C)パーフルオロアルキル、
9)(C=O)(C〜C10)アルキル、
10)CHO、
11)COH、
12)CNまたは
13)(C〜C)シクロアルキル
であり;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、複素環およびシクロアルキルはRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは独立に、
1)H、
2)(C=O)(C〜C10)アルキル、
3)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
4)S(O)
5)(C=O)複素環、
6)(C=O)アリールまたは
7)CO
であり;この場合にrは0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、複素環およびアリールはRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;あるいは
とRが、それらが結合している窒素原子と一体となって、各環が5〜7員環であり、前記窒素以外にN、OおよびSから選択される1個もしくは2個の別のヘテロ原子を有していても良い単環式または二環式の複素環を形成しており;その単環式または二環式の複素環は、Rから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリールまたは複素環であり;
は、
1)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C=O)(C〜C10)アルキル(rおよびsは独立に0または1である)、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)(C〜C)アルキレン−S(O)(mは0、1または2である)、
4)オキソ、
5)OH、
6)ハロゲン、
7)CN、
8)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)シクロアルキル、
9)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−アリール、
10)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−複素環、
11)(C〜C)アルキレン−N(R
12)C(O)R
13)CO
14)C(O)Hおよび
15)CO
から選択され;
は、H、(C〜C)アルキル、アリール、複素環、(C〜C)シクロアルキルまたはS(O)である。]
【請求項2】
下記式Iの化合物あるいは該化合物の医薬的に許容される塩または立体異性体。
【化2】

[式中、
X−WはC−C、N−CまたはC−Nであり;
YはO、SまたはN−Rであり;
ZはNまたはC−Rであり;
QはOまたは非存在であり;

1)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
2)OH、
3)CN、
4)ハロゲン、
5)(C=O)(C〜C10)アルキル、
6)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
7)(C=O)(C〜C10)アルケニル、
8)(C=O)(C〜C10)アルキニル、
9)(C=O)アリール、
10)(C=O)複素環または、
11)NR
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよび複素環はRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
はRまたはHであり;
は、H、アリールまたは(C〜C)アルキルであり;
は、
1)H、
2)SO
3)(C=O)(rは0または1である)または
4)CO
であり;
はCNまたは(C=O)NRであり;
は、
1)O(C=O)NR
2)(C=O)アリール、
3)(C=O)−複素環、
4)ハロゲン、
5)OH、
6)オキソ、
7)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
8)(C〜C)パーフルオロアルキル、
9)(C=O)(C〜C10)アルキル、
10)CHO、
11)COH、
12)CNまたは
13)(C〜C)シクロアルキル
であり;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、複素環およびシクロアルキルはRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは独立に、
1)H、
2)(C=O)(C〜C10)アルキル、
3)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
4)S(O)
5)(C=O)複素環、
6)(C=O)アリールまたは
7)CO
であり;この場合にrは0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、複素環およびアリールはRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;あるいは
とRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、各環が5〜7員環であり、前記窒素以外にN、OおよびSから選択される1個もしくは2個の別のヘテロ原子を有していても良い単環式または二環式の複素環を形成しており;その単環式または二環式の複素環は、Rから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリールまたは複素環であり;
は、
1)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C=O)(C〜C10)アルキル(rおよびsは独立に0または1である)、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)(C〜C)アルキレン−S(O)(mは0、1または2である)、
4)オキソ、
5)OH、
6)ハロゲン、
7)CN、
8)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)シクロアルキル、
9)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−アリール、
10)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−複素環、
11)(C〜C)アルキレン−N(R
12)C(O)R
13)CO
14)C(O)Hおよび
15)CO
から選択され;
は、H、(C〜C)アルキル、アリール、複素環、(C〜C)シクロアルキルまたはS(O)である。]
【請求項3】
下記式Iの化合物あるいは該化合物の医薬的に許容される塩または立体異性体。
【化3】

[式中、
X−WはC−C、N−CまたはC−Nであり;
YはO、SまたはN−Rであり;
ZはNまたはC−Rであり;
QはOまたは非存在であり;
は、O(C=O)NR(rおよびsは独立に0または1である)で置換されており、Rから選択される1以上の置換基で置換されていても良い(C〜C10)アルキルであり;
は、
1)H、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)OH、
4)CN、
5)ハロゲン、
6)(C=O)(C〜C10)アルキル、
7)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
8)(C=O)(C〜C10)アルケニル、
9)(C=O)(C〜C10)アルキニル、
10)(C=O)アリール、
11)(C=O)複素環および、
12)NR
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよび複素環はRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は、H、アリールまたは(C〜C)アルキルであり;
は、
1)H、
2)SO
3)(C=O)(rは0または1である)および
4)CO
から選択され;
は、
1)アリール、
2)(C〜C)シクロアルキル、
3)(C〜C10)アルキル、
4)(C〜C)アルケニル、
5)(C〜C)アルキニルおよび
6)複素環
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、シクロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニルおよび複素環はRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は、
1)O(C=O)NR
2)(C=O)アリール、
3)(C=O)−複素環、
4)ハロゲン、
5)OH、
6)オキソ、
7)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
8)(C〜C)パーフルオロアルキルおよび
9)(C=O)(C〜C10)アルキル、
10)CHO、
11)COH、
12)CN、
13)(C〜C)シクロアルキル
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、複素環およびシクロアルキルはRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは独立に、
1)H、
2)(C=O)(C〜C10)アルキル、
3)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
4)S(O)
5)(C=O)複素環、
6)(C=O)アリールおよび
7)CO
から選択され;この場合にrは0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、複素環およびアリールはRから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;あるいは
とRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、各環が5〜7員環であり、前記窒素以外にN、OおよびSから選択される1個もしくは2個の別のヘテロ原子を有していても良い単環式または二環式の複素環を形成しており;その単環式または二環式の複素環は、Rから選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリールまたは複素環であり;
は、
1)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C=O)(C〜C10)アルキル(rおよびsは独立に0または1である)、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)(C〜C)アルキレン−S(O)(mは0、1または2である)、
4)オキソ、
5)OH、
6)ハロゲン、
7)CN、
8)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)シクロアルキル、
9)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−アリール、
10)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−複素環、
11)(C〜C)アルキレン−N(R
12)C(O)R
13)CO
14)C(O)Hおよび
15)CO
から選択され;
は、H、(C〜C)アルキル、アリール、複素環、(C〜C)シクロアルキルまたはS(O)である。]
【請求項4】
ZがC−Rであり;YがSであり;X−WがC−Cであり;Qが非存在である請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
ZがC−Rであり;YがSであり;X−WがC−Cであり;Qが非存在である請求項3に記載の化合物。
【請求項6】

1)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
2)OH、
3)CN、
4)ハロゲン、
5)(C=O)(C〜C)アルキル、
6)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
7)(C=O)(C〜C)アルケニル、
8)(C=O)(C〜C)アルキニル、
9)(C=O)アリール、
10)(C=O)複素環または、
11)NR
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよび複素環はRから選択される1、2または3個の置換基で置換されていても良く;
がRまたはHであり;
が、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
が、
1)H、
2)SO
3)(C=O)(rは0または1である)または
4)CO
であり;
がCNであり;
が、
1)O(C=O)NR
2)(C=O)アリール、
3)(C=O)−複素環、
4)ハロゲン、
5)OH、
6)オキソ、
7)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
8)(C〜C)パーフルオロアルキル、
9)(C=O)(C〜C)アルキル、
10)CHO、
11)COH、
12)CNまたは
13)(C〜C)シクロアルキル
であり;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、複素環およびシクロアルキルはRから選択される1、2または3個の置換基で置換されていても良く;
およびRが独立に、
1)H、
2)(C=O)(C〜C)アルキル、
3)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
4)S(O)
5)(C=O)複素環、
6)(C=O)アリールまたは
7)CO
であり;この場合にrは0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、複素環およびアリールはRから選択される1、2または3個の置換基で置換されていても良く;あるいは
とRが、それらが結合している窒素原子と一体となって、各環が5〜7員環であり、前記窒素以外にN、OおよびSから選択される1個もしくは2個の別のヘテロ原子を有していても良い単環式または二環式の複素環を形成しており;その単環式または二環式の複素環は、Rから選択される1、2または3個の置換基で置換されていても良く;
が(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルまたはアリールであり;
が、
1)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C=O)(C〜C)アルキル(rおよびsは独立に0または1である)、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)(C〜C)アルキレン−S(O)(mは0、1または2である)、
4)オキソ、
5)OH、
6)ハロゲン、
7)CN、
8)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)シクロアルキル、
9)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−アリール、
10)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−複素環、
11)(C〜C)アルキレン−N(R
12)C(O)R
13)CO
14)C(O)Hおよび
15)CO
から選択され;
が、H、(C〜C)アルキル、アリール、複素環、(C〜C)シクロアルキルまたはS(O)である請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
が、Rから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良い(C〜C10)アルキレン−NRであり;
が、
1)H、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)OH、
4)CN、
5)ハロゲン、
6)(C=O)(C〜C)アルキル、
7)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
8)(C=O)(C〜C)アルケニル、
9)(C=O)(C〜C)アルキニル、
10)(C=O)アリールおよび
11)NR
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニルおよびアリールはRから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良く;
が、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
が、
1)H、
2)SO
3)(C=O)(rは0または1である)および
4)CO
から選択され;
が、
1)フェニルまたはナフチルと定義されるアリール、
2)(C〜C)シクロアルキル、
3)(C〜C)アルキル、
4)(C〜C)アルケニル、
5)(C〜C)アルキニルおよび
6)複素環
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、シクロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニルおよび複素環はRから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良く;
が、
1)O(C=O)NR
2)(C=O)アリール、
3)(C=O)−複素環、
4)ハロゲン、
5)OH、
6)オキソ、
7)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
8)(C〜C)パーフルオロアルキルおよび
9)(C=O)(C〜C)アルキル、
10)CHO、
11)COH、
12)CN、
13)(C〜C)シクロアルキル
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、複素環およびシクロアルキルはRから選択される1、2または3個の置換基で置換されていても良く;
およびRが独立に、
1)H、
2)(C=O)(C〜C)アルキル、
3)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
4)S(O)
5)(C=O)複素環、
6)(C=O)アリールおよび
7)CO
から選択され;この場合にrは0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、複素環およびアリールはRから選択される1〜3個の置換基で置換されていても良く;あるいは
とRが、それらが結合している窒素原子と一体となって、各環が5〜7員環であり、前記窒素以外にN、OおよびSから選択される1個もしくは2個の別のヘテロ原子を有していても良い単環式または二環式の複素環を形成しており;その単環式または二環式の複素環は、Rから選択される1〜3個の置換基で置換されていても良く;
が(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルまたはアリールであり;
が、
1)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C=O)(C〜C)アルキル(rおよびsは独立に0または1である)、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)(C〜C)アルキレン−S(O)(mは0、1または2である)、
4)オキソ、
5)OH、
6)ハロゲン、
7)CN、
8)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)シクロアルキル、
9)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−アリール、
10)Rから選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−複素環、
11)(C〜C)アルキレン−N(R
12)C(O)R
13)CO
14)C(O)Hおよび
15)CO
から選択され;
が、H、(C〜C)アルキル、アリール、複素環、(C〜C)シクロアルキルまたはS(O)である請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
が、Rから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良い(C〜C10)アルキレン−NRであり;
が、H、CN、ハロゲン、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルコキシであり;
が、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
が、H、(C〜C)アルキル、CO(C〜C)アルキルまたはCO(C〜C)アルキルであり;
がCNであり;
が、
1)O(C=O)NR
2)(C=O)アリール、
3)(C=O)−複素環、
4)ハロゲン、
5)OH、
6)オキソ、
7)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
8)(C〜C)パーフルオロアルキル、
9)(C=O)(C〜C)アルキル、
10)CHO、
11)COH、
12)CN、
13)(C〜C)シクロアルキル
であり;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、複素環およびシクロアルキルはRから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良く;
およびRが独立に、
1)H、
2)(C=O)(C〜C)アルキル、
3)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
4)S(O)
5)(C=O)複素環、
6)(C=O)アリールおよび
7)CO
から選択され;この場合にrは0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、複素環およびアリールはRから選択される1〜3個の置換基で置換されていても良く;あるいは
とRが、それらが結合している窒素原子と一体となって、各環が5〜7員環であり、前記窒素以外にN、OおよびSから選択される1個の別のヘテロ原子を有していても良い単環式または二環式の複素環を形成しており;その単環式または二環式の複素環は、Rから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良く;
が(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルまたはアリールであり;
が、
1)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C=O)(C〜C)アルキル(rおよびsは独立に0または1である)、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)(C〜C)アルキレン−S(O)(mは0、1または2である)、
4)オキソ、
5)OH、
6)ハロゲン、
7)CN、
8)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)シクロアルキル、
9)Rから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−アリール、
10)Rから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−複素環、
11)(C〜C)アルキレン−N(R
12)C(O)R
13)CO
14)C(O)Hおよび
15)CO
から選択され;
が、H、(C〜C)アルキル、アリール、複素環、(C〜C)シクロアルキルまたはS(O)である請求項4に記載の化合物。
【請求項9】
が、Rから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良い(C〜C10)アルキレン−NRであり;
が、H、CN、ハロゲン、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルコキシであり;
が、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
が、H、(C〜C)アルキル、CO(C〜C)アルキルまたはCO(C〜C)アルキルであり;
が、CN、ハロゲン、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルコキシ、CF、OH、OCFおよびNRから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良いフェニル、(C〜C)アルキル、チエニル、ナフチル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニルまたはピリジルであり;
が、
1)O(C=O)NR
2)(C=O)アリール、
3)(C=O)−複素環、
4)ハロゲン、
5)OH、
6)オキソ、
7)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
8)(C〜C)パーフルオロアルキルおよび
9)(C=O)(C〜C)アルキル、
10)CHO、
11)COH、
12)CN、
13)(C〜C)シクロアルキル
から選択され;この場合にrおよびsは独立に0または1であり;前記アリール、複素環およびシクロアルキルはRから選択される1または2個の置換基で置換されていても良く;
およびRが独立に、
1)H、
2)(C=O)(C〜C)アルキル、
3)(C=O)(C〜C)シクロアルキル、
4)S(O)
5)(C=O)複素環、
6)(C=O)アリールおよび
7)CO
から選択され;この場合にrは0または1であり;前記アルキル、シクロアルキル、複素環およびアリールはRから選択される1〜3個の置換基で置換されていても良く;あるいは
とRが、それらが結合している窒素原子と一体となって、各環が5〜7員環であり、前記窒素以外にN、OおよびSから選択される1個の別のヘテロ原子を有していても良い単環式または二環式の複素環を形成しており;その単環式または二環式の複素環は、Rから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良く;
が(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルまたはアリールであり;
が、
1)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C=O)(C〜C)アルキル(rおよびsは独立に0または1である)、
2)O(C〜C)パーフルオロアルキル、
3)(C〜C)アルキレン−S(O)(mは0、1または2である)、
4)オキソ、
5)OH、
6)ハロゲン、
7)CN、
8)OH、(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3個以下の置換基で置換されていても良い(C〜C)シクロアルキル、
9)Rから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−アリール、
10)Rから選択される1個または2個の置換基で置換されていても良い(C〜C)アルキレン−複素環、
11)(C〜C)アルキレン−N(R
12)C(O)R
13)CO
14)C(O)Hおよび
15)CO
から選択され;
が、H、(C〜C)アルキル、アリール、複素環、(C〜C)シクロアルキルまたはS(O)である請求項5に記載の化合物。
【請求項10】
2−[4−(4−メチル−5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル)−ピリジン−2−イルアミノ]−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−[4−(4−アセチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−2−イルアミノ]−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−[4−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−2−イルアミノ]−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−[4−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イルメチル)−ピリジン−2−イルアミノ]−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{4−[4−(2−ヒドロキシ−エタノイル)−ピペラジン−1−イルメチル]−ピリジン−2−イルアミノ}−チアゾール−5−カルボニトリル;
N−{1−[2−(5−シアノ−チアゾール−2−イルアミノ)−ピリジン−4−イルメチル]−ピロリジン−3−イル}−メタンスルホンアミド;
4−({2−[(5−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]−4−ピリジニル}メチル)−N,N−ジメチル−1−ピペラジンカルボキサミド;
2−[(4−{[(5−オキソ−3−ピロリジニル)アミノ]メチル}−2−ピリジニル)アミノ]−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
4−({2−[(5−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]−4−ピリジニル}メチル)−1−ピペラジンカルボキサミド;
2−[(4−{[3−(メチルスルホニル)−1−ピロリジニル]メチル}−2−ピリジニル)アミノ]−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−[4−(4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−2−イルアミノ]−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−(4−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−2−イルアミノ)−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−(4−{[(ピペリジン−4−イルメチル)−アミノ]−メチル}−ピリジン−2−イルアミノ)−チアゾール−5−カルボニトリル;および
2−(4−ピペラジン−1−イルメチル−ピリジン−2−イルアミノ)−チアゾール−5−カルボニトリル
から選択される化合物あるいは該化合物の医薬的に許容される塩またはN−オキサイド。
【請求項11】
[4−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−2−イル]−(5−フェニル−チアゾール−2−イル)−アミン;
1−メチル−4−[2−(5−フェニル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピリジン−4−イルメチル]−ピペラジン−2−オン;
1−{4−[2−(5−フェニル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピリジン−4−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン;
1−エチル−4−[2−(5−フェニル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピリジン−4−イルメチル]−ピペラジン−2,3−ジオン;
(5−フェニル−チアゾール−2−イル)−(4−ピロリジン−1−イルメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
(5−フェニル−チアゾール−2−イル)−[5−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピリジン−2−イル]−アミン;
1−[2−(5−フェニル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピリジン−4−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸;
1−[2−(5−フェニル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピリジン−4−イルメチル]−ピペリジン−3−カルボン酸;および
1−[2−(5−フェニル−チアゾール−2−イルアミノ)−ピリジン−4−イルメチル]−ピペリジン−2−カルボン酸
から選択される化合物あるいは該化合物の医薬的に許容される塩またはN−オキサイド。
【請求項12】
請求項1に記載の化合物および医薬的に許容される担体からなる医薬組成物。
【請求項13】
処置を必要とする哺乳動物における癌の治療または予防方法であって、前記哺乳動物に治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項14】
前記癌が、脳、泌尿生殖路、リンパ系、胃、喉頭および肺の癌から選択される請求項13に記載の癌治療または癌予防方法。
【請求項15】
前記癌が、組織球性リンパ腫、肺腺癌、小細胞肺癌、膵臓癌、神経膠芽細胞腫および乳癌から選択される請求項13に記載の癌の治療または予防方法。
【請求項16】
血管新生が示唆される疾患の治療または予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項17】
前記疾患が眼球疾患である請求項19に記載の方法。
【請求項18】
網膜血管形成の治療または予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項19】
糖尿病性網膜症の治療または予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項20】
加齢性黄斑変性の治療または予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項21】
炎症疾患の治療または予防方法であって、そのような処置を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項22】
前記炎症疾患が、慢性関節リウマチ、乾癬、接触皮膚炎および遅発性超過敏反応から選択される請求項21に記載の方法。
【請求項23】
チロシンキナーゼ依存性の疾患または状態の治療または予防方法であって、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項24】
請求項1に記載の化合物と医薬的に許容される担体とを組み合わせることで製造される医薬組成物。
【請求項25】
請求項1に記載の化合物と医薬的に許容される担体とを組み合わせる段階を有する医薬組成物の製造方法。
【請求項26】
骨肉腫、骨関節炎およびくる病から選択される骨関連の病気の治療または予防の方法であって、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項27】
1)エストロゲン受容体調節剤;
2)アンドロゲン受容体調節剤;
3)レチノイド受容体調節剤;
4)細胞毒剤;
5)抗増殖剤;
6)プレニル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬;
7)HMG−CoAレダクターゼ阻害薬;
8)HIVプロテアーゼ阻害薬;
9)逆転写酵素阻害薬;および
10)別の血管新生阻害薬
から選択される第2の化合物をさらに含む請求項12に記載の組成物。
【請求項28】
前記第2の化合物が、チロシンキナーゼ阻害薬、表皮由来成長因子阻害薬、線維芽細胞由来成長因子阻害薬、血小板由来成長因子阻害薬、MMP阻害薬、インテグリン遮断薬、インターフェロン−α、インターロイキン−12、ペントサンポリ硫酸、シクロオキシゲナーゼ阻害薬、カルボキシアミドトリアゾール、コンブレタスタチンA−4、スクアラミン、6−O−クロロアセチルカルボニル)−フマギロール、サリドマイド、アンギオスタチン、トロポニン−1およびVEGFに対する抗体からなる群から選択される別の血管新生阻害薬である請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
前記第2の化合物が、タモキシフェンおよびラロキシフェンから選択されるエストロゲン受容体調節剤である請求項27に記載の組成物。
【請求項30】
癌の治療方法であって、放射線療法との併用で、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項31】
癌の治療または予防方法であって、
1)エストロゲン受容体調節剤;
2)アンドロゲン受容体調節剤;
3)レチノイド受容体調節剤;
4)細胞毒剤;
5)抗増殖剤;
6)プレニル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬;
7)HMG−CoAレダクターゼ阻害薬;
8)HIVプロテアーゼ阻害薬;
9)逆転写酵素阻害薬;および
10)別の血管新生阻害薬
から選択される化合物との併用で、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項32】
癌の治療方法であって、放射線療法および
1)エストロゲン受容体調節剤;
2)アンドロゲン受容体調節剤;
3)レチノイド受容体調節剤;
4)細胞毒剤;
5)抗増殖剤;
6)プレニル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬;
7)HMG−CoAレダクターゼ阻害薬;
8)HIVプロテアーゼ阻害薬;
9)逆転写酵素阻害薬;および
10)別の血管新生阻害薬
から選択される化合物との併用で、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。
【請求項33】
癌の治療または予防方法であって、治療上有効量の請求項1に記載の化合物およびパクリタキセルまたはトラスツズマブを投与する段階を有する方法。
【請求項34】
癌の治療または予防方法であって、治療上有効量の請求項1に記載の化合物およびGPIIb/IIIa拮抗薬を投与する段階を有する方法。
【請求項35】
前記GPIIb/IIIa拮抗薬がチロフィバンである請求項34に記載の方法。
【請求項36】
脳虚血事象後の組織損傷を低減または予防する方法であって、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有する方法。

【公開番号】特開2007−45835(P2007−45835A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−262211(P2006−262211)
【出願日】平成18年9月27日(2006.9.27)
【分割の表示】特願2001−522218(P2001−522218)の分割
【原出願日】平成12年9月6日(2000.9.6)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】