説明

ツインバッテリーの持ち運べるAC,DC電源

【課題】 本発明は、貴重なエネルギー源の充電されたもう1つのバッテリーを得ることで、自動車等から遠く離れた場所でAC,DC電源を提供可能とする。
【解決手段】 もう1つのバッテリーは、主バッテリーが規定電圧よりオーバーしかねないように電圧の変動を検知することでリレー、抵抗器等、或いはIC化された検知回路を通じて発電機により充電され、バッテリーの+とーの2つのポールが蓋に付いてある電気的な2点の接触部に配線しているインバータと付属のコンセント(AC電源取り出し口)、シガーライターソケット(DC電源取り出し口)が装備してある容器に装入することで、箱に蓋をして完全に接続されると同時にAC,DC電源が使用可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発電機のエネルギーに関し、特に電力の損失をもう1つのバッテリーを充電することで省エネルギー化に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、バッテリーを充電する発電機の1つである整流器付き交流発電機であるオルタネーターには、車両の電力不足の時には増やし、エンジンが高回転の時に規定電圧よりオーバーしかねない時には減らす発電能力を調整するレギュレーターが付いている装置が提案されている。
【先行技術文献】
【0003】
【非特許文献】
【非特許文献】 フリー百科事典ウィキペディア(オルタネーター)
【発明の概要】

【発明が解決するような課題】
【0004】
しかし、この度は主バッテリーの規定電圧よりオーバーしかねない時にもう1つのバッテリーに充電することをしなければ、貴重なエネルギー源の1つのバッテリーを得ることは出来ない。
【0005】
したがって、本発明の目的は、もう1つのバッテリーの充電をすることにより、自動車等から遠く離れた場所まで持ち運べるAC,DC電源を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るもう1つのバッテリーは、主バッテリーと共にツインバッテリーとして車両にそれぞれ別々に固定され、バッテリー本体部を着脱可能な状態で保持する保持部とを備える。主バッテリーは、従来通りに使用されているものである。主バッテリーが規定電圧よりオーバーしかねないように電圧の変動を検知することでリレー、抵抗器等、或いはIC化された検知回路を通じて発電機により、もう1つのバッテリーに充電が開始され、終結する。
【0007】
本発明に係るもう1つのバッテリーは簡単に外された後、インバータと付属のコンセント(AC電源取り出し口)、シガーライターソケット(DC電源取り出し口)が装備してある容器に装入する。容器は、箱と蓋に分かれているが、箱に蓋をすることで、バッテリーの+と−の2つのポール等が蓋に付いてある電気的な2点のポールとの接触部(接続キャップ)と完全に接続される。蓋をすると、蓋には2点の接続キャップの各+,−はそれぞれインバータ及びシガーライターソケットに配線されているので、同時にAC,DC電源が使用可能となる。容器は、強度と柔軟性に富み、絶縁体で放熱性に優れたものを用いる。また、箱のインバータ部にはインバータ回路の温度冷却ファンのために、穴があけられている。
【0008】
好ましくは、もう1つのバッテリーは、密閉式バッテリーを選択することを有する。
【0009】
好ましくは、蓋にある接触部の+とインバータ及びシガーライターソケットの配線の間にヒューズを入れることを有する。
【0010】
好ましくは、容器を持ち運ぶには、箱にハンドル等、或いはショールダーベルトを付けることを有する。
【0011】
本発明に係るもう1つのバッテリーは、主バッテリーと共にツインバッテリーとして車両に固定されるが、特にもう1つのバッテリーは、自動車等の停止時に簡単に外せるようになっていることを有する。
【発明の効果】
【0012】
以上のように本発明によれば、もう1つのバッテリーを充電し、容器に装入するので、遠く離れた場所まで持ち運べるAC,DC電源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】充電したもう1つのバッテリーとインバータ並びにAC,DC電源の出力部を容器に装入している内部構成がわかる斜視図である。(蓋にある2点の接続キャップの各+,−とインバータ並びにシガーライターソケットへの配線は、省略する。)(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0014】
容器に装入したもう1つのバッテリーからのインバータによるAC電源、DC電源を得られる簡単な構成を実現した。
【実施例】
【0015】
本発明に係る図1は、実施例である容器の内部構成がわかる斜視図であり、もう一つの3:バッテリー(密閉式:12V−108Ah)、交流電圧100Vの6:AC電源コンセント付き5:インバータ(正弦波DC−ACインバータ:12V−1000W)、並びに直流電圧12Vの7:DC電源シガーライターソケットである。
【0016】
本発明に係る実施例である1:容器の箱に、装入したもう一つの3は、主バッテリーと共にツインバッテリーとして車両にそれぞれ別々に固定しているが、またバッテリー本体部を着脱可能な状態で保持する保持部とを備えてあり、固定はしっかりとしているが、もう1つの3は取り外しが容易にしてあり、取り外した後は図1の1の内部で4:仕切り板の左側部に固定する。もう一つの3の部位である3a:ポール−、3b:ポール+は、充電時は入力口であるが、この場合放電時であるから3の電源の出力口となる。規格は、密閉式で、出力電圧:12V、24時間率容量:108Ahである。尚、もう1つの3は、主バッテリーが規定電圧よりオーバーしかねないように電圧の変動を検知することでリレー、抵抗器等、或いはIC化された検知回路を通じて発電機により、充電が完了している。充電までの回路構成は、容易に理解できるので省略する。
【0017】
本発明に係る実施例である容器には、100Vの6付き5が、図1の1の内部で4の右側部に固定している。1の右側面には1a:インバータ回路の温度冷却ファンの穴を、インバータ回路の放熱のために設ける。規格は、出力電圧:100V、連続出力:1000Wである。12Vの7は、図1の容器の箱で4の右側部のインバータの空いた位置に固定している。密閉式バッテリーと直通であるから、同様に規格は、出力電圧:12V、24時間率容量:108Ahである。
【0018】
本発明に係る実施例である2:容器の蓋には、2a:ポールとの接触部(接続キャップ)−、2b:ポールとの接触部(接続キャップ)+が、設置してある。もう一つの3の3a、3bの位置に、2を1の上に置いたときに、それぞれ合致するように配置する。尚、6、並びに7は、2を1の上に置いたときに容器の表面に現れる。配線は、2a,2bから、5と7にそれぞれ接続している。配線図は省略する。
【0019】
本発明に係る実施例のAC電源は、図1の1に2を置くことで、容器を形成し、もう1つの3の3aが2aに、3bが2bにそれぞれ接続し、2a,2bから5に配線しているので、6に出力交流電圧100Vを得ることができる。DC電源は、同様に図1の1に2を置くことでそれぞれ接続し、2a,2bから7に配線しているので、7に出力直流電圧12Vを得ることができる。
【0020】
本発明に係る実施例のAC電源は、天災等の停電の時には、家庭用電化製品を利用できる。特に冬は、暖をとるために石油給湯器、石油ファンヒータ等を使用するが、電源の必要であることはよく忘れることであり、使用するに当たり容量に依存するが短時間は利用できると考える。また、DC電源は、シガーライターソケット用の充電変換コネクターを使用することにより、携帯電話、ゲーム機等を十分に充電できる。これらの有効利用の例は、災害時において身体的、精神的に少なからず余力を、与えてくれることを願う。
【符号の説明】
【0021】
1 容器の箱
1a インバータ回路の温度冷却ファンの穴
2 容器の蓋
2a ポールとの接触部(接続キャップ)−
2b ポールとの接触部(接続キャップ)+
3 バッテリー
3a ポール−
3b ポール+
4 仕切り板
5 インバータ
6 AC電源コンセント
7 DC電源シガーライターソケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ツインバッテリーとして、自動車等の発電機で主バッテリーが十分に充電された後、更なる発電によるエネルギーの無駄な放散を避けるために、もう1つのバッテリーを充電することである。
【請求項2】
バッテリーを簡単に持ち運べるインバータを装備した容器等に入れるだけで、電源が無い屋外等の場所、或いは停電時等に電源とするために、AC,DC電源を提供できることである。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2013−69651(P2013−69651A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−225336(P2011−225336)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(511246692)
【Fターム(参考)】