テレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビ及びその実現方法
【課題】テレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビ及びその実現方法を提供する。
【解決手段】本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、ストレージ、スクリーン、センサ及びプロセッサを含む。スクリーンがテレビ番組を放映する。センサは、人がスクリーン前方に位置するかを検出し、検出信号を対応出力する。プロセッサが検出信号を受信し、人がスクリーン前方を途中で離れたかを確認し、離れていれば、プロセッサがテレビ番組及び相応するチャンネル信号をストレージ中に記録する。プロセッサが検出信号を再受信し、人がスクリーン前方に戻っていれば、プロセッサがスクリーン上にリストを表示する。リストの第１オプションが選択される時、プロセッサがストレージ中のチャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、リストの第２オプションが選択される時、プロセッサがストレージ中のテレビ番組を読み取り、スクリーン上にテレビ番組を放映する。
【解決手段】本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、ストレージ、スクリーン、センサ及びプロセッサを含む。スクリーンがテレビ番組を放映する。センサは、人がスクリーン前方に位置するかを検出し、検出信号を対応出力する。プロセッサが検出信号を受信し、人がスクリーン前方を途中で離れたかを確認し、離れていれば、プロセッサがテレビ番組及び相応するチャンネル信号をストレージ中に記録する。プロセッサが検出信号を再受信し、人がスクリーン前方に戻っていれば、プロセッサがスクリーン上にリストを表示する。リストの第１オプションが選択される時、プロセッサがストレージ中のチャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、リストの第２オプションが選択される時、プロセッサがストレージ中のテレビ番組を読み取り、スクリーン上にテレビ番組を放映する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、テレビに関し、特に、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を自動で記録し、人が一度離れてスクリーン前方に戻った時、それを観覧させるテレビに関する。
【背景技術】
【０００２】
デジタル技術の日々の成熟に伴い、デジタルテレビは、ビデオ方面の品質に大幅の向上があるだけでなく、その機能拡張部分も従来のアナログテレビに比較して非常に豊富であり、例えば、ネットワークインターフェイスカードの追加により、デジタルテレビを利用し、インターネットブラウジング及びゲーム等の機能を実現し、デジタルテレビ上に設置した各種接続インターフェイスを異なる外部機器と接続することができ、テレビをファミリーメディアセンター又はスマート加点の制御センターに発展させ、テレビの応用範囲を極めて大きく拡張している。
【０００３】
現代人の生活ペースは、緊張しており、しばしば各種複雑な事情により暫定的にテレビのスクリーン前方から離れる必要があり、自身の好むテレビ番組を見ることができなくなり、記録機を利用し、テレビ番組を記録することは、テレビ番組を見逃すことを補うために採用する最もよく見られる方法であるが、往々にして緊急の事件により記録機でテレビ番組の記録準備が間に合わなくなることがある。
【０００４】
これに鑑みて、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を自動記録でき、人が離れてからスクリーン前方に戻った時、それを見せることができるテレビを提供することが望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の目的は、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を自動記録し、人がスクリーン前方を離れてから戻った時に、それを見せることができるテレビを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の目的を達成する為、本発明が提供するテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、ストレージと、スクリーンと、センサと、プロセッサと、を含む。該スクリーンは、テレビ番組を放映する。該センサは、人が該スクリーン前方に位置しているかを検出し、検出信号を対応して出力する。該プロセッサは、該検出信号を受信し、該人が該スクリーン前方を離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサが該テレビ番組及び相応するチャンネル信号をストレージ中に記録する。該プロセッサは、該検出信号を再受信し、該人が該スクリーン前方に戻ったかを確認し、戻っていれば、該プロセッサが該スクリーン上に一覧を表示する。該リストの第１オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該チャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、該リストの第２オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン上で該テレビ番組を放映する。
【０００７】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該ストレージがＵＳＢ(Universal Serial Bus)ディスクドライブである。
【０００８】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該センサが赤外線センサであり、該赤外線センサは、人体が輻射する赤外線を検出し、該人が該スクリーン前方に位置するかを判断する。
【０００９】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該センサが該スクリーンの上部中央に位置する。
【００１０】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該プロセッサがスクリーン上に表示する(On-Screen Display,OSD)方式で該スクリーン上に該リストを表示する。
【００１１】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該プロセッサが該検出信号を受信し、該人が途中で該スクリーン前方から離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサは、該テレビのバックライト電源をオフにする。
【００１２】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該プロセッサが該検出信号を受信し、該人が途中で該スクリーン前方を離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサが該テレビのオーディオ回路をオフとし、該テレビをミュート状態に入らせる。
【００１３】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該リストの該第１オプションが選択される時、該プロセッサが該テレビ番組を該ストレージ中に記録することを停止する。
【００１４】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該リストの該第２オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該テレビ番組を読み出し、該スクリーン上に該テレビ番組を放映し、且つ該テレビ番組の放映完了後に該ストレージ中に保存した該テレビ番組を削除する。
【発明の効果】
【００１５】
上記のように、本発明が提供するテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、人が途中でスクリーン前方から離れる時、自動でスクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を記録し、人がスクリーン前方に戻った時、それを見せることができ、テレビは、更に人がスクリーン前方から離れる時、テレビのバックライト電源及びオーディオ回路のオーディオ信号を自動でオフにし、使用電力を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１６】
【図１】本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの機能ブロック図である。
【図２】本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの実現方法のステップフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【００１７】
本発明の上記及びその他の目的、特徴及び利点を分かり易くするため、下記に好適実施例を挙げ、図面に合わせて詳細に説明を行う。
【００１８】
本発明は、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を記録でき、人がスクリーン前方から離れ、戻った時、それを見せることができるテレビを提供する。
【００１９】
図１は、本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの機能ブロック図である。図１を参照し、該テレビ１０は、スクリーン１１と、ストレージ１２と、センサ１３と、プロセッサ１４と、スターター１５と、を含む。本実施例において、該スクリーン１１と、該ストレージ１２と、該センサ１３と、該スターター１５と、が該プロセッサ１４に電気接続する。該テレビ１０は、液晶テレビ、平面テレビ、プラズマテレビ又はプロジェクションテレビである。該スターター１５は、スタート信号を該プロセッサ１４に提供し、該プロセッサ１４が制御信号を出力し、該センサ１３を起動する。該スターター１５は、該テレビ１０の適切な位置上に設けられるか(例えば、該テレビ１０下方又は該テレビ１０側辺)、該テレビ１０の相応するリモートコントローラ(図示せず)上に設けられ、該スターター１５は、プッシュボタンであることができる。
【００２０】
該ストレージ１２は、内蔵式ストレージ又は外付け式ストレージであり、内蔵式ストレージであれば、固定接続式ディスクドライブ及びメモリからなるグループから選択される。外接式ストレージであれば、外付け式ディスクドライブ、携帯式ディスクドライブ及びメモリーカードからなるグループから選択され、該外付け式ディスクドライブは、ＵＳＢ(Universal Serial Bus)ディスクドライブである。
【００２１】
該センサ１３は、赤外線センサであり、該センサ１３は、該スクリーン１１の上部中央に位置し、該センサ１３は、人体が輻射する赤外線を検出し、該人が該スクリーン１１前方に位置するかを判断することに用いる。赤外線センサは、トリグリシン硫酸塩（triglycine sulphate (=sulfate) (TGS)）又はチタン酸ジルコン酸鉛(lead zirconate titanates,PZT)等の媒質で形成される光センサであることができ、全ての物体（人体を含む）が輻射する赤外線を受けることができる。これは、自然界において、温度が絶対温度（-273℃）より高い一切の物体は、何れも絶えず赤外線を輻射し、この種の現象は、熱輻射と称されている。その差は、温度及び物体の違いにより、異なる赤外線を放射することにある。我々の身体の体温は、36〜37℃であり、9000〜10000nmの遠赤外線を放射するが、一般の物体は、400〜7000℃に加熱する時、3000〜5000nmの赤外線を放射する。赤外線センサは、該スクリーン１１前方の赤外線輻射エネルギー量の変化を検出し、且つ赤外線輻射エネルギーの変化を電気信号に変換、即ち、熱電変換する。従って、該スクリーン１１前方は、人体が存在しない時、赤外線センサが検出するのは、ただ背景温度のみであり、人体が存在する時、赤外線センサが検出するのは、人体温度及び背景温度の差異であり、赤外線センサは、ソフトウェアにより比較照合し、該人が該該スクリーン１１前方に位置しているかを判断し、検出信号を対応して出力することができる。
【００２２】
該プロセッサ１４は、ソフトウェアの方式で該スクリーン１０に放映するテレビ番組及び相応するチャンネル信号を該ストレージ１２中に記録し、ソフトウェアは、イメージ取得ソフトウェア及び音声取得ソフトウェア等のソフトウェアである。
【００２３】
図２は、本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの実現方法のステップフロー図である。図１及び図２を参照し、該方法は、以下のステップを含む。
【００２４】
スターター１５を介し、起動信号を提供し、プロセッサ１４に通知し、制御信号を出力し、センサ１３を起動する（Ｓ３１）。
【００２５】
スクリーン１１を介し、テレビ番組を放映する（Ｓ３２）。
【００２６】
該センサ１３を介し、人が該スクリーン１１前方に位置しているかを検出し、該センサ１３が人体の輻射する赤外線を検出し、該人が該スクリーン１１前方に位置しているかを判断し、対応して検出信号を出力する（Ｓ３３）。
【００２７】
該プロセッサ１４は、該検出信号を受信し、人が該スクリーン１１前方から途中で離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサ１４は、該テレビ番組及び相応するチャンネル信号をストレージ１２中に記録し、このように、該人が該スクリーン１１前方に戻る時、該プロセッサ１４は、該テレビ番組及び該チャンネル信号を利用し、該人に前のチャンネルを継続して見るか記録した該テレビ番組を見るかを選択させる。同時に、該プロセッサ１４は、該テレビ１０のバックライト電源をオフにし、使用電力を節減し、該テレビのオーディオ信号をオフにし、ミュート状態に入らせる（Ｓ３４）。
【００２８】
該プロセッサ１４を介し、該検出信号を再受信し、該人が該スクリーン１１前方に戻ったかを確認し、戻っていれば、該プロセッサ１４は、スクリーン上に表示する(On-Screen Display,OSD)方式で該スクリーン１１上にリストを表示し、該リストは、第１オプション及び第２オプションを含む(Ｓ３５)。
【００２９】
該リストの該第１オプションが選択される時、該プロセッサ１４が該ストレージ１２中の該チャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、該人に前のチャンネルを継続して見せ、同時に該プロセッサ１４は、該テレビ番組を該ストレージ１２中に記録することを停止する(Ｓ３６)。
【００３０】
該リストの該第２オプションが選択される時、該プロセッサ１４が該ストレージ１２中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン１１上に該テレビ番組を放映し、該人に記録した該テレビ番組を見せ、同時に、該テレビ番組の放映が完了後、該ストレージ１２中に保存した該テレビ番組を削除する(Ｓ３７)。
【００３１】
上記のように、本発明が提供するテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、人がスクリーン前方を途中で離れる時、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を自動的に記録し、人がスクリーン前方に戻った時、それを見せることができ、テレビは、更に人が途中でスクリーン前方から離れる時、テレビのバックライト電源及びオーディオ信号をオフにし、使用電力を節減することができる。
【００３２】
なお、本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。
【符号の説明】
【００３３】
１０ テレビ
１１ スクリーン
１２ ストレージ
１３ センサ
１４ プロセッサ
１５ スターター
Ｓ３１ スターターを介し、スタート信号をプロセッサに通知し、センサを起動する
Ｓ３２ スクリーンを介し、テレビ番組を放映する
Ｓ３３ センサを介し、人がスクリーン前方に位置しているかを検出し、対応して検出信号を出力する
Ｓ３４ プロセッサを介し、検出信号を受信し、人がスクリーン前方を途中で離れたかを確認し、離れていれば、プロセッサがテレビ番組及び相応するチャンネル信号をストレージ中に記録する
Ｓ３５ プロセッサを介し、検出信号を再受信し、人がスクリーン前に戻ったかを確認し、戻っていれば、プロセッサがスクリーン上にリストを表示する
Ｓ３６ リストの第１オプションが選択される時、プロセッサがストレージ中のチャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替える
Ｓ３７ リストの第２オプションが選択される時、プロセッサがストレージ中のテレビ番組を読み出し、スクリーン上にテレビ番組を放映する
【技術分野】
【０００１】
本発明は、テレビに関し、特に、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を自動で記録し、人が一度離れてスクリーン前方に戻った時、それを観覧させるテレビに関する。
【背景技術】
【０００２】
デジタル技術の日々の成熟に伴い、デジタルテレビは、ビデオ方面の品質に大幅の向上があるだけでなく、その機能拡張部分も従来のアナログテレビに比較して非常に豊富であり、例えば、ネットワークインターフェイスカードの追加により、デジタルテレビを利用し、インターネットブラウジング及びゲーム等の機能を実現し、デジタルテレビ上に設置した各種接続インターフェイスを異なる外部機器と接続することができ、テレビをファミリーメディアセンター又はスマート加点の制御センターに発展させ、テレビの応用範囲を極めて大きく拡張している。
【０００３】
現代人の生活ペースは、緊張しており、しばしば各種複雑な事情により暫定的にテレビのスクリーン前方から離れる必要があり、自身の好むテレビ番組を見ることができなくなり、記録機を利用し、テレビ番組を記録することは、テレビ番組を見逃すことを補うために採用する最もよく見られる方法であるが、往々にして緊急の事件により記録機でテレビ番組の記録準備が間に合わなくなることがある。
【０００４】
これに鑑みて、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を自動記録でき、人が離れてからスクリーン前方に戻った時、それを見せることができるテレビを提供することが望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の目的は、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を自動記録し、人がスクリーン前方を離れてから戻った時に、それを見せることができるテレビを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の目的を達成する為、本発明が提供するテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、ストレージと、スクリーンと、センサと、プロセッサと、を含む。該スクリーンは、テレビ番組を放映する。該センサは、人が該スクリーン前方に位置しているかを検出し、検出信号を対応して出力する。該プロセッサは、該検出信号を受信し、該人が該スクリーン前方を離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサが該テレビ番組及び相応するチャンネル信号をストレージ中に記録する。該プロセッサは、該検出信号を再受信し、該人が該スクリーン前方に戻ったかを確認し、戻っていれば、該プロセッサが該スクリーン上に一覧を表示する。該リストの第１オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該チャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、該リストの第２オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン上で該テレビ番組を放映する。
【０００７】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該ストレージがＵＳＢ(Universal Serial Bus)ディスクドライブである。
【０００８】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該センサが赤外線センサであり、該赤外線センサは、人体が輻射する赤外線を検出し、該人が該スクリーン前方に位置するかを判断する。
【０００９】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該センサが該スクリーンの上部中央に位置する。
【００１０】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該プロセッサがスクリーン上に表示する(On-Screen Display,OSD)方式で該スクリーン上に該リストを表示する。
【００１１】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該プロセッサが該検出信号を受信し、該人が途中で該スクリーン前方から離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサは、該テレビのバックライト電源をオフにする。
【００１２】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該プロセッサが該検出信号を受信し、該人が途中で該スクリーン前方を離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサが該テレビのオーディオ回路をオフとし、該テレビをミュート状態に入らせる。
【００１３】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該リストの該第１オプションが選択される時、該プロセッサが該テレビ番組を該ストレージ中に記録することを停止する。
【００１４】
上記のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、そのうち、該リストの該第２オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該テレビ番組を読み出し、該スクリーン上に該テレビ番組を放映し、且つ該テレビ番組の放映完了後に該ストレージ中に保存した該テレビ番組を削除する。
【発明の効果】
【００１５】
上記のように、本発明が提供するテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、人が途中でスクリーン前方から離れる時、自動でスクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を記録し、人がスクリーン前方に戻った時、それを見せることができ、テレビは、更に人がスクリーン前方から離れる時、テレビのバックライト電源及びオーディオ回路のオーディオ信号を自動でオフにし、使用電力を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１６】
【図１】本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの機能ブロック図である。
【図２】本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの実現方法のステップフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【００１７】
本発明の上記及びその他の目的、特徴及び利点を分かり易くするため、下記に好適実施例を挙げ、図面に合わせて詳細に説明を行う。
【００１８】
本発明は、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を記録でき、人がスクリーン前方から離れ、戻った時、それを見せることができるテレビを提供する。
【００１９】
図１は、本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの機能ブロック図である。図１を参照し、該テレビ１０は、スクリーン１１と、ストレージ１２と、センサ１３と、プロセッサ１４と、スターター１５と、を含む。本実施例において、該スクリーン１１と、該ストレージ１２と、該センサ１３と、該スターター１５と、が該プロセッサ１４に電気接続する。該テレビ１０は、液晶テレビ、平面テレビ、プラズマテレビ又はプロジェクションテレビである。該スターター１５は、スタート信号を該プロセッサ１４に提供し、該プロセッサ１４が制御信号を出力し、該センサ１３を起動する。該スターター１５は、該テレビ１０の適切な位置上に設けられるか(例えば、該テレビ１０下方又は該テレビ１０側辺)、該テレビ１０の相応するリモートコントローラ(図示せず)上に設けられ、該スターター１５は、プッシュボタンであることができる。
【００２０】
該ストレージ１２は、内蔵式ストレージ又は外付け式ストレージであり、内蔵式ストレージであれば、固定接続式ディスクドライブ及びメモリからなるグループから選択される。外接式ストレージであれば、外付け式ディスクドライブ、携帯式ディスクドライブ及びメモリーカードからなるグループから選択され、該外付け式ディスクドライブは、ＵＳＢ(Universal Serial Bus)ディスクドライブである。
【００２１】
該センサ１３は、赤外線センサであり、該センサ１３は、該スクリーン１１の上部中央に位置し、該センサ１３は、人体が輻射する赤外線を検出し、該人が該スクリーン１１前方に位置するかを判断することに用いる。赤外線センサは、トリグリシン硫酸塩（triglycine sulphate (=sulfate) (TGS)）又はチタン酸ジルコン酸鉛(lead zirconate titanates,PZT)等の媒質で形成される光センサであることができ、全ての物体（人体を含む）が輻射する赤外線を受けることができる。これは、自然界において、温度が絶対温度（-273℃）より高い一切の物体は、何れも絶えず赤外線を輻射し、この種の現象は、熱輻射と称されている。その差は、温度及び物体の違いにより、異なる赤外線を放射することにある。我々の身体の体温は、36〜37℃であり、9000〜10000nmの遠赤外線を放射するが、一般の物体は、400〜7000℃に加熱する時、3000〜5000nmの赤外線を放射する。赤外線センサは、該スクリーン１１前方の赤外線輻射エネルギー量の変化を検出し、且つ赤外線輻射エネルギーの変化を電気信号に変換、即ち、熱電変換する。従って、該スクリーン１１前方は、人体が存在しない時、赤外線センサが検出するのは、ただ背景温度のみであり、人体が存在する時、赤外線センサが検出するのは、人体温度及び背景温度の差異であり、赤外線センサは、ソフトウェアにより比較照合し、該人が該該スクリーン１１前方に位置しているかを判断し、検出信号を対応して出力することができる。
【００２２】
該プロセッサ１４は、ソフトウェアの方式で該スクリーン１０に放映するテレビ番組及び相応するチャンネル信号を該ストレージ１２中に記録し、ソフトウェアは、イメージ取得ソフトウェア及び音声取得ソフトウェア等のソフトウェアである。
【００２３】
図２は、本発明のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの実現方法のステップフロー図である。図１及び図２を参照し、該方法は、以下のステップを含む。
【００２４】
スターター１５を介し、起動信号を提供し、プロセッサ１４に通知し、制御信号を出力し、センサ１３を起動する（Ｓ３１）。
【００２５】
スクリーン１１を介し、テレビ番組を放映する（Ｓ３２）。
【００２６】
該センサ１３を介し、人が該スクリーン１１前方に位置しているかを検出し、該センサ１３が人体の輻射する赤外線を検出し、該人が該スクリーン１１前方に位置しているかを判断し、対応して検出信号を出力する（Ｓ３３）。
【００２７】
該プロセッサ１４は、該検出信号を受信し、人が該スクリーン１１前方から途中で離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサ１４は、該テレビ番組及び相応するチャンネル信号をストレージ１２中に記録し、このように、該人が該スクリーン１１前方に戻る時、該プロセッサ１４は、該テレビ番組及び該チャンネル信号を利用し、該人に前のチャンネルを継続して見るか記録した該テレビ番組を見るかを選択させる。同時に、該プロセッサ１４は、該テレビ１０のバックライト電源をオフにし、使用電力を節減し、該テレビのオーディオ信号をオフにし、ミュート状態に入らせる（Ｓ３４）。
【００２８】
該プロセッサ１４を介し、該検出信号を再受信し、該人が該スクリーン１１前方に戻ったかを確認し、戻っていれば、該プロセッサ１４は、スクリーン上に表示する(On-Screen Display,OSD)方式で該スクリーン１１上にリストを表示し、該リストは、第１オプション及び第２オプションを含む(Ｓ３５)。
【００２９】
該リストの該第１オプションが選択される時、該プロセッサ１４が該ストレージ１２中の該チャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、該人に前のチャンネルを継続して見せ、同時に該プロセッサ１４は、該テレビ番組を該ストレージ１２中に記録することを停止する(Ｓ３６)。
【００３０】
該リストの該第２オプションが選択される時、該プロセッサ１４が該ストレージ１２中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン１１上に該テレビ番組を放映し、該人に記録した該テレビ番組を見せ、同時に、該テレビ番組の放映が完了後、該ストレージ１２中に保存した該テレビ番組を削除する(Ｓ３７)。
【００３１】
上記のように、本発明が提供するテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビは、人がスクリーン前方を途中で離れる時、スクリーン上のテレビ番組及び相応するチャンネル信号を自動的に記録し、人がスクリーン前方に戻った時、それを見せることができ、テレビは、更に人が途中でスクリーン前方から離れる時、テレビのバックライト電源及びオーディオ信号をオフにし、使用電力を節減することができる。
【００３２】
なお、本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。
【符号の説明】
【００３３】
１０ テレビ
１１ スクリーン
１２ ストレージ
１３ センサ
１４ プロセッサ
１５ スターター
Ｓ３１ スターターを介し、スタート信号をプロセッサに通知し、センサを起動する
Ｓ３２ スクリーンを介し、テレビ番組を放映する
Ｓ３３ センサを介し、人がスクリーン前方に位置しているかを検出し、対応して検出信号を出力する
Ｓ３４ プロセッサを介し、検出信号を受信し、人がスクリーン前方を途中で離れたかを確認し、離れていれば、プロセッサがテレビ番組及び相応するチャンネル信号をストレージ中に記録する
Ｓ３５ プロセッサを介し、検出信号を再受信し、人がスクリーン前に戻ったかを確認し、戻っていれば、プロセッサがスクリーン上にリストを表示する
Ｓ３６ リストの第１オプションが選択される時、プロセッサがストレージ中のチャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替える
Ｓ３７ リストの第２オプションが選択される時、プロセッサがストレージ中のテレビ番組を読み出し、スクリーン上にテレビ番組を放映する
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ストレージと、
テレビ番組を放映するスクリーンと、
人が該スクリーン１１前方に位置しているかを検出し、対応して検出信号を出力するセンサと、
該検出信号を受信し、該人が該スクリーン前方を途中で離れたかを確認し、離れていれば、該テレビ番組及び相応するチャンネル信号を該ストレージ中に記録し、その後、該検出信号を再受信し、該人が該スクリーン前方に戻ったかを確認し、戻っていれば、スクリーン上にリストを表示させ、該リストの第１オプションが選択される時、該ストレージ中の該チャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、該リストの第２オプションが選択される時、該ストレージ中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン上に該テレビ番組を放映させるプロセッサと、
を含むテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビ。
【請求項２】
前記リストの前記第１オプションが選択される時、該プロセッサが該テレビ番組を該ストレージ中に記録することを停止し、該リストの該第２オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン上に該テレビ番組を放映し、且つ該テレビ番組の放映完了後、該ストレージ中に保存した該テレビ番組を削除する請求項１に記載のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビ。
【請求項３】
スクリーンを介し、テレビ番組を放映し、
センサを介し、人が該スクリーン前方に位置しているかを検出し、対応して検出信号を出力し、
プロセッサを介し、該検出信号を受信し、該人が該スクリーン前方を途中で離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサが該テレビ番組及び相応するチャンネル信号を該ストレージ中に記録し、
該プロセッサを介し、該検出信号を再受信し、該人が該スクリーン前に戻ったかを確認し、戻っていれば、該プロセッサが該スクリーン上にリストを表示させ、
該リストの第１オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該チャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、
該リストの第２オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン上に該テレビ番組を放映するテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの実現方法。
【請求項１】
ストレージと、
テレビ番組を放映するスクリーンと、
人が該スクリーン１１前方に位置しているかを検出し、対応して検出信号を出力するセンサと、
該検出信号を受信し、該人が該スクリーン前方を途中で離れたかを確認し、離れていれば、該テレビ番組及び相応するチャンネル信号を該ストレージ中に記録し、その後、該検出信号を再受信し、該人が該スクリーン前方に戻ったかを確認し、戻っていれば、スクリーン上にリストを表示させ、該リストの第１オプションが選択される時、該ストレージ中の該チャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、該リストの第２オプションが選択される時、該ストレージ中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン上に該テレビ番組を放映させるプロセッサと、
を含むテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビ。
【請求項２】
前記リストの前記第１オプションが選択される時、該プロセッサが該テレビ番組を該ストレージ中に記録することを停止し、該リストの該第２オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン上に該テレビ番組を放映し、且つ該テレビ番組の放映完了後、該ストレージ中に保存した該テレビ番組を削除する請求項１に記載のテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビ。
【請求項３】
スクリーンを介し、テレビ番組を放映し、
センサを介し、人が該スクリーン前方に位置しているかを検出し、対応して検出信号を出力し、
プロセッサを介し、該検出信号を受信し、該人が該スクリーン前方を途中で離れたかを確認し、離れていれば、該プロセッサが該テレビ番組及び相応するチャンネル信号を該ストレージ中に記録し、
該プロセッサを介し、該検出信号を再受信し、該人が該スクリーン前に戻ったかを確認し、戻っていれば、該プロセッサが該スクリーン上にリストを表示させ、
該リストの第１オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該チャンネル信号を読み取り、チャンネルを切り替え、
該リストの第２オプションが選択される時、該プロセッサが該ストレージ中の該テレビ番組を読み取り、該スクリーン上に該テレビ番組を放映するテレビ番組の記録及び放映機能を有するテレビの実現方法。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２０１２−２３１２３９（Ｐ２０１２−２３１２３９Ａ）
【公開日】平成２４年１１月２２日（２０１２．１１．２２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−９７３１６（Ｐ２０１１−９７３１６）
【出願日】平成２３年４月２５日（２０１１．４．２５）
【出願人】（５０９００７４６９）福建捷聯電子有限公司 (7)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年１１月２２日（２０１２．１１．２２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年４月２５日（２０１１．４．２５）
【出願人】（５０９００７４６９）福建捷聯電子有限公司 (7)
【Ｆターム（参考）】
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