説明

テントまたはシェルタ用雨樋および排水管システム

テント、シェルタ、または他の布地構造体と共に使用可能な雨樋および排水システムに係る。雨樋は、レインフライの縁に沿って位置決めされ、テントドアまたは窓から離れるように雨水を導く。雨水は、テントドアおよび/または窓から適当な距離だけ隔てられた後、レインフライから地面に落下し、または、配水管を経て地面に導かれる。雨樋は、可撓性材料により形成され、レインフライまたは天蓋に縫合されている。排水管は、例えば、長い防水布地チューブと、その上部に結合された可撓性のリングを含む。チューブの終端は、所望の位置に配置され方向付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的にテントおよびシェルタに関し、特に、テントおよびシェルタの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
キャンプは人気のある余暇活動であり、多くの人々により楽しまれている。アウトドアを楽しむためにキャンプをする人達もいれば、ホテルに宿泊するよりも安価な代替手段としてキャンプをする人達もいる。
【0003】
一般的に、キャンパーはキャンプ時にテントの中で就寝する。テントは持ち運び可能なシェルタであり、軽量で、多くの場合には防水加工が施されている布地により作られている。一般的に、布地はフレーム上に伸張され、このフレームにより保持される。テントは、アウトドアでキャンプするために使用され、または一時的な構造物として使用され、多くの形状およびサイズがある。最も一般的な形状は、ドーム型、すなわち自立型のモデルである。このモデルは、設置が容易であり、木の枝または他の支持構造が不要である。
【0004】
キャンプ時によく使用される他の構造体として、シェルタがある。一般的に、シェルタは、雨、虫、および/または日光を遮断するカバーまたはキャノピーを有する構造体、典型的にはポール付フレームからなる構造体である。キャンプ用として、搬送または収納時にコンパクトな構成に折り畳めるように、シェルタは、一般的に布地および折畳み可能なポールにより作られる。シェルタはスクリーン壁のような壁を有することがある。シェルタは、例えば、ピクニックエリアに設置されたり、貯蔵エリアとしてテントに隣接して使用されたり、雨よけとして機能したり、または、虫除けのために遮蔽された区域として使用される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
新たな防水材料の開発により、テントのレインフライおよびシェルタキャノピーの雨漏りを防止することは可能である。すなわち、レインフライおよびシェルタキャノピーは、一般的に、その下にあるテントまたは他のアイテムを保護する優れた機能を有する。しかしながら、このようなカバーを使用する場合、レインフライまたはシェルタキャノピーからの排水が、例えばテントドアやテント窓など、望まない領域に落ちるという問題がある。さらに、強い雨の場合には、大量の水がカバーから流れ落ちて、多量の水がはねる場合がある。このことは、テントのレインフライトよりも地面から距離が離されているキャノピーの場合に顕著である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下において、本発明の基本的な理解を図るために、本発明のいくつかの実施形態について簡単な概要を示す。この概要は、本発明の広い範囲での概要を示すものではない。また、本発明の重要かつ必須の要素を特定したり、本発明の範囲を画定することを意図したものではない。本発明のいくつかの実施形態について、後述する詳細な説明の前置きとして、簡単な形態により示すことだけを目的としている。
【0007】
本発明の一実施形態によれば、テント、シェルタ、または他の布地構造体と共に使用可能な雨樋(gutter)および排水管(downspout)システムが提供される。一例として、雨樋は、レインフライの縁に沿って位置決めされ、テントドアまたはテント窓から離れるように水を導く。雨水は、テントドアおよび/または窓から適当な距離だけ隔てられた後、レインフライから地面に落下する。または、本発明の一態様に従って、雨水が、排水管を経て地面に導かれるようにしてもよい。これにより、キャンパーが、テントのドアからテントに出入りする際に、水がキャンパーに滴り落ちることがない。さらに、降雨の際に、窓を部分的に開放しておいても、流れ落ちる雨水が開いた窓からテント内に流れ込むことがない。さらに、シェルタから流れ落ちる雨水を制御および/または導くことができる。
【0008】
本発明の一態様においては、雨樋(gutter)は、可撓性材料から形成され、レインフライまたはキャノピーに縫合される。本発明の他の態様によれば、前記可撓性材料は、レインフライまたはキャノピーの縁取り布地(trim fabric)の内部に位置する。本発明のさらなる他の態様によれば、前記可撓性材料は、不使用時にレインフライまたはキャノピーをコンパクトにパッキングするために十分な可撓性を有する。可撓性材料は、例えば、独立気泡ポリエチレン、または他の可撓性を有するチューブ押出成形材料により形成される。雨樋は、レインフライまたはシェルタキャノピーの縁に沿って位置決めされる。代替的に、短い雨樋を用いても、この短い雨樋は、テントドアおよび/または窓を避けて雨水が流れ落ちるようにさせるためには十分である。本発明の一実施形態によれば、雨樋材料は、レインフライまたはシェルタキャノピーの縁以外に位置していてもよい。
【0009】
本発明の一実施形態によれば、雨水の排水制御を向上させる排水管(downspout)を設ける。この排水管は、例えば、長い防水布地チューブと、その上部に結合された可撓性のリングを含む。チューブの終端は、所望の位置に配置され方向付けられる。レインフライまたはシェルタキャノピーに対する排水管の取り付けは、恒久的なものであってもよいし、着脱自在であってもよい。排水管は、テントの下または周囲に水が溜まらないように、雨水の排水をテントまたはシェルタエリアから完全に離すように雨水を導く。
【0010】
本発明の他の特徴は、次の詳細な説明と、併せて図面を参照することにより、明らかにされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の種々の実施形態について説明する。説明を目的として、実施形態の全体的な理解を提供するために、特定の構成と詳細を開示する。しかしながら、当業者であれば、本発明は特定の詳細がなくとも実施できることも明らかである。さらに、説明する実施形態を不明瞭にしないため、周知の特徴については、省略されまたは簡略化される場合がある。
【0012】
次に、図面を参照して説明する。各図面を通じて、同様の構成については同様の符号を用いる。図1は、本発明の実施形態が組み込まれたテント20である。図示のテント20は、簡略化した見本であり、テント20のポールおよび細部は示されていない。しかしながら、テントの一般的な構成および製造については公知であるため、発明の実施形態の説明を不明瞭なものとしないために、詳細な構成については省略しまたは簡略化する。
【0013】
テント20は、テント20の上部を覆うレインフライ22を有する。また、テント20は、ドア24および窓26,28をテント20の側面に有する。図示の実施形態では、レインフライ22は、ドア24および窓26,28を超えて外側に延在している。しかしながら、本発明の実施形態は、異なる構造を有するテントにも適用される。
【0014】
図示のレインフライ22は、上部30と側縁32,34,36を有する。図面において、側縁32は紙面の右側、側縁34は正面、側縁36は左側に位置している。
【0015】
本発明の一実施形態においては、一つまたは複数のガターをレインフライ22または他のテント用のレインフライに設ける。本発明の実施形態を、テント20用のレインフライ22を用いて説明するが、雨水の排水を導くことが望まれるいかなるカバーにも適用できる。例えば、キャノピー、シェルタ、および防水シートが挙げられるが、これらに限られない。
【0016】
図示の実施形態では、ガターは、レインフライ22の右側の側縁32には備えられていない。しかしながら、フルガター40が、正面の側縁34の長手方向全体に沿って延在する。部分ガター42が、左側の側縁36の長手方向の一部に延在する。フルガター40は、前側の側縁34に向かってくる水を、レインフライ22のコーナー46,48へ向けて方向転換させる。部分ガター42は、窓26を避けて水を導くが、コーナー48または反対側の角50までは伸長していないため、部分ガター42は左側の側縁36から水を部分的に方向転換させるのみである。
【0017】
図3は、フルガター40の断面図である。図3に示された例は、本発明に従って使用可能なガターの形式の一実施形態にすぎない。一般的に、本発明のガターは、レインフライ22または他のカバーの上面に取り付けられ、水流を堰き止めるように形成された構造体を有する。構造体としては、例えば、レインフライ22の上面52に形成された、ビード(bead)、突起物、または縫製構造が挙げられる。また、ガター用の構造体として、レインフライ22の布地を曲げて上記のような構造体を形成したものでもよい。すなわち、ガター用の構造体(例えばフルガター40)は、レインフライ22の下面54に取り付けられ、レインフライを貫通して上方に突出したものであってもよい。しかしながら、図3に示されたフルガター40については、構造体はレインフライ22の上面52に取り付けられる。
【0018】
図3に示された実施形態では、フルガター40は、トリム材料56の付属物の一部として形成されている。公知であるが、トリム材料(例えばトリム材料56)は、布製のカバーの外縁を補強するため、レインフライ、キャノピーまたは他の構造に対して追加されることが多い。一般的に、トリム材料は、縁を覆って設けられ、それ自体を縫い合わせることにより、カバーの外縁に対しての補強材となる。しかしながら、本明細書で使用される「トリム材料」は、レインフライ22または他のカバーに対して取り付けられる帯状布地であれば、いかなるものであってもよい。
【0019】
図3に示された実施形態においては、トリム材料56は、内部にビード58を備えており、ビード58はトリム材料56によって覆われている。後述するように、ビード58およびトリム材料56によってガター機能が提供される。
【0020】
トリム材料56は、上端60が開始端としてレインフライ22の上面52に沿って位置決めされている。トリム材料56は、ビード58を取り囲んでループ62状に伸び、オーバーラップ部位64にて上端60に覆い重なる。トリム材料56は、次いでレインフライ22の下面54よりも下方に回り込み、下端66で終端となる。
【0021】
図示の実施形態では、トリム材料56は糊付、縫合、または他の方法によりレインフライ22の上面52および/または下面54に取り付けることができる。本発明の一実施形態においては、トリム材料56は、オーバーラップ部位64の取り付け部位とループ62との間で屈折部68が生ずるように、オーバーラップ部位64が上端60に対して固定状態に取り付けられる。屈折部68は、上端60に対するオーバーラップ部位64の取り付け末端位置である。トリム材料56の上端60は、レインフライ22の上面52に対して、同じ屈折部68まで取り付けらる。
【0022】
すなわち、本発明の本実施形態においては、ループ62は、レインフライ22に取り付けられておらず、ループ62は、図4に示した位置に移動可能である。この特徴により、レインフライ22の上面52を流れ落ちてきた水Wは、ループ62とレインフライ22の上面52との間で圧力をかけられ、ループ62とビード58とを外側上方へ押し、屈折部68を中心に回転させる。レインフライ22の上面52に対して上端60が取り付けられることにより、ループ62およびビード58が屈折部68を中心にさらに回転することが阻止され、好ましくは、ループ62の背面によって、レインフライ22の上面52に対しほぼ垂直な壁が形成されるように回転が停止される。これにより、水W(図4)は、フルガター40の背面にトラップされ、フルガター40から溢れ出ることが防止される。水Wは、重力によりフルガター40にそって下方に流れ、各コーナー46または48へ移動する。
【0023】
必要であれば、トリム材料56は、レインフライ22の縁以外の箇所に取り付けられていてもよい。例えば、図2のテント70では、ガター72,74は、レインフライ76の縁78,79から離れたレインフライ76上の位置に配置されている。ガター72,74は雨水の排水のほとんどまたは一部を制御するために使用することができる。または、好ましくは、特殊なレインフライまたは他のカバー構造において一部の水の流れ方向を制御するために使用することもできる。
【0024】
ガター72,74は、図3および図4に示したガター40と同様の方法により取り付けることができる。しかしながら、本実施形態においては、トリム材料56と同様のトリム材料が使用されるが、当該トリム材料はレインフライ76の下面にオーバーラップしないことは明らかである。その代わりに、例えば図3のトリム材料56のベンド89にて終端させる。
【0025】
次に、ビード58について説明する。ビード58は、不使用時にレインフライ22をコンパクトに梱包できるように、可撓性材料であることが好ましい。例えば、ビード58は円形断面または他の適当な断面形状を持つ独立気泡ポリエチレン発泡押出材とすることができる。また、ビード58は、可撓性を有するポリ塩化ビニル押出チューブでもよい。図5のガター80の例では、ビード82は中空である。図6に示した他の例のガター86では、ビード88は方形断面である。他の適当な断面形状を用いてもよい。
【0026】
上述のように、本発明のガターシステムにより、レインフライ(例えばレインフライ22)を流れ落ちる水を阻止して堰き止めるガター形状が提供される。この堰き止め効果により、例えばレインフライの縁などにおいてガターを超えようとする水の流れを止める抵抗が提供される。そして、ガターに対して平行に、水をガターの端部、例えばコーナー46または48に向けて導く。または、部分ガター42が使用される場合には、例えば、窓26の外側の縁を越えたあたりに位置するガターの端部に向けて水を導くようにしてもよい。さらに、図2を参照して説明したように、ガター72または74等のガターがレインフライまたは他のカバーの縁以外の他の部位に設けられていてもよい。このガターシステムを使用することにより、選択的に雨水の排水を制御することが可能となり、特殊形状のカバーに対して利点となり得る。
【0027】
本発明の一実施形態においては、排水管100(例えば図1および図2)を、レインフライ22または他のカバーのコーナーまたは他の適当な位置に、設けることができる。本発明の一実施形態において、排水管100は、その上部に縫合または他の手段により環状に連結され、可撓ビード58と同様な可撓ビード102を有する。可撓ビード102は、排水管100が水を受けることができるように、排水管100の上端を開状態に維持する。排水管100の他の部位は可撓ビード102から下方へ伸び、好ましくは可撓性を有する耐水材料により形成され、チューブ状に形成される。可撓チューブの端部104は所望の方向へ向けられる。
【0028】
使用時には、水はレインフライ22を流れ落ち、水は排水管100へ流れ込む。水は、例えばフルガター40によって上記のように導かれる。排水管100に導かれた水は、可撓ビード102により形成された開口へ流れ込み、端部104から排出される。
【0029】
可撓ビード102により、雨樋100に対して水が容易に流れ込むことができるという利点が提供される。必要であれば、排水管は上記のような可撓ビードを備えない構成でもよい。しかしながら、可撓ビード102を備えた構成とすることにより、水を排水管100に対して容易に捕集することが可能である。さらに、可撓ビード102に可撓材料を用いることにより、保管または搬送時に排水管100をコンパクトな構成に折畳むことができる。
【0030】
排水管100は、レインフライ22に対して適当な手段、例えば縫合、接着、または他の恒久的な取り付け方法により取り付けることができる。あるいは、レインフライ22に対して、排水管100を着脱自在に取り付けてもよい。例えば、排水管100は、フックおよびループファスナー(図示しないが、本技術分野において公知である)により取り付けてもよい。
【0031】
排水管100を、コーナー46,48に取り付けたが、他の場所に適用してもよい。例えば、レインフライ22用として、排水管100を部分ガター42の両端に取り付けてもよい。排水管100は、その端部104をレインフライ22に沿った方向、または、排水管100が十分に長い場合には地面に向けた適当な方向へ向けることができる。
【0032】
排水管100の端部104は、雨水の排水がテント20のベースから離れるように、またはシェルタの場合にはシェルタから離れるように向けることができる。この特徴により、テント20を乾燥状態に保ち、さらにテントまたはシェルタエリアに水たまりを生じさせないようにすることができる。
【0033】
本発明によれば、レインフライ(例えばレインフライ22)、シェルタまたは他のカバーからの雨水の排水を制御および導く方法が提供される。本発明のガターシステムによれば、雨水の排水をガターに沿って、例えばレインフライの縁に沿って、ガターの端に向けて下方へ導く。ガターの両端はレインフライのコーナーや他の部位に位置させることができる。コーナーまたは他の部位に導かれた水は、地面に向けて落ちることができ、または、排水管100に流れこむように導くことができる。排水管100を使用する際には、その端部を適当な場所に向けることにより、その場所に向けて排水することができる。
【0034】
他の変形例についても本発明の範囲に含まれる。したがって、本発明は、種々の変形および他の構成を包含しうるが、特定の実施形態について図に示し、上記に詳細に説明したものである。しかしながら、開示した特定の形態に限定する意図はなく、逆に、添付した特許請求の範囲により特定される本発明の思想および範囲に含まれるすべての修正、他の構成、および均等物を含む意図であると理解されるべきである。
【0035】
本明細書で引用した刊行物、特許出願、および特許を含む全ての参考文献は、各文献が個別および特定の参考文献として組み込まれるように指示され、本明細書中に全体として開示された場合と等しい範囲について、参考文献として組み込まれる。
【0036】
本発明を説明する文脈中(特に特許請求の範囲の文脈中)における、「一つの」、「前記」および同様の指示語は、本発明中に特に明示がなければ、または明らかな矛盾がなければ、単数および複数両方を含むと解釈される。「構成され」、「有し」、「含み」および「含有し」との語は、非制限的な語として解釈される(例えば、「非限定的に含む」を意味する)。「連結され」との語は、何らかのものが介在していたとしても、部分的または全体的に内包され、取り付けられ、または互いに連結されていると解釈される。本明細書における数値範囲の列挙は、本明細書中で特に示されていなければ、単に当該範囲中に入る別個の値を独立して引用するための簡略方法として意図されたものであり、各別個の値は、本明細書中に独立して列挙されているように本明細書中に組み込まれる。本明細書に記載されたすべての方法は、本明細書中で特に示されていなければ、または、文脈上明らかに矛盾していなければ、いかなる順番でも適当なものである。本明細書で提供された、いかなるまたはすべての例示の使用、または、例示言語(例えば「等」)は、特に断りがなければ、単に本発明の実施形態をよりよく修飾するものにすぎず、本発明の範囲に制限を与えるものではないと意図される。本明細書中のいかなる言語は、特許請求の範囲にない要素を、本発明を実行するために必須な要素を示唆するものであると解釈されるべきではない。
【0037】
本発明を実行するために本発明者らが知る最適な実施形態を含む本発明の好ましい実施形態が、本明細書中に記載されている。当業者にとって、上記の記載を読めば、これらの好ましい実施形態の変形は自明なものとなる。発明者らは、そのような変形を適切になすことを、当業者に期待する。また、発明者らは、本明細書中に特に記載された以外の方法により本発明が実行されることも意図している。すなわち、本発明は、添付された特許請求の範囲中に列挙された主題の全ての変形物および均等物についても、該当する法律により権利が与えられたものとして包含する。さらに、本明細書中で特に示されていなければ、または文脈上明らかに矛盾していなければ、全ての可能な変形中における上記に記載された要素のいかなる組み合わせも、本発明により包含される。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態が組み込まれたテントの側面斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態が組み込まれたテントの平面斜視図である。
【図3】図1の3−3線に沿った断面図であり、図1のテントに使用されるガターを示す。
【図4】図3のガターを示す、図3と同様の断面図であり、図1のテント用のレインフライ上を流れる雨に対する対応を示す。
【図5】図3と同様の断面図であり、ガターの変形例を示す。
【図6】図3と同様の断面図であり、ガターのさらなる他の変形例を示す。
【符号の説明】
【0039】
20,70 テント
22,76 テントフライ
24 テント用ドア
26 テント用窓
32,34,36 側縁
40 フルガター
42 部分ガター
46,48 コーナー
56 トリム材料
58 可撓ビード
62 ループ
100 排水管
102 可撓ビード(リング)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面と、該上面の上側に延在して排水を導く構造体とを備える、布地カバー。
【請求項2】
前記布地カバーは、テント用布地フライからなる、請求項1に記載の布地カバー。
【請求項3】
前記布地カバーは、シェルタ用キャノピーからなる、請求項1に記載の布地カバー。
【請求項4】
前記構造体は、前記上面の上側に延在するように構成された長い突起を備える、請求項1に記載の布地カバー。
【請求項5】
前記長い突起は、前記上面に取り付けられた可撓ビードを備える、請求項4に記載の布地カバー。
【請求項6】
前記可撓ビードは、前記上面に対して帯状布地により取り付けられる、請求項5に記載の布地カバー。
【請求項7】
前記帯状布地によりループが形成され、前記可撓ビードが該ループ内に位置する、請求項6に記載の布地カバー。
【請求項8】
前記帯状布地が前記可撓ビードを覆うことによりループが形成され、前記ループに隣接する前記布地テープの両端部位が互いに位置決めされて前記上面に取り付けられる、請求項7に記載の布地カバー。
【請求項9】
前記ループと前記可撓ビードとが、前記上面に対する前記帯状布地の取り付け位置に対して回転可能となるように、前記帯状布地と前記可撓ビードとが配置されている、請求項8に記載の布地カバー。
【請求項10】
前記可撓ビードが前記帯状布地の取り付け位置に対して上方に回転した際に、前記ループの背部により前記上面から上方へ延在する壁が形成され、該壁は前記可撓ビードおよび前記上面に対する前記布地テープの取り付けにより支持される、請求項9に記載の布地カバー。
【請求項11】
前記壁は、前記上面に対して略直角に延在する、請求項10に記載の布地カバー。
【請求項12】
前記構造体に沿って流れる水を第1の端部にて受け入れ、第2の端部へ向けて前記水を導く布地排水管をさらに備える、請求項1に記載の布地カバー。
【請求項13】
前記布地排水管は、布地チューブにより構成される、請求項12に記載の布地カバー。
【請求項14】
前記布地排水管は、前記水を受けるために前記第1の端部を開いた状態に維持するリングを該第1の端部に備える、請求項12に記載の布地カバー。
【請求項15】
前記布地排水管は、前記布地カバーに対して着脱自在に取り付けられる、請求項12に記載の布地カバー。
【請求項16】
前記構造体は、前記布地カバーの縁に沿って延在する、請求項1に記載の布地カバー。
【請求項17】
前記構造体は、前記布地カバーの縁の全長にわたって延在する、請求項16に記載の布地カバー。
【請求項18】
請求項1に記載の布地カバーをキャノピーとして備えるシェルタ。
【請求項19】
上面と、該上面の上側に延在して排水を導く構造体とを備えるレインフライを有するテント。
【請求項20】
前記構造体は、前記上面の上側に延在するように構成された長い突起を備える、請求項19に記載のテント。
【請求項21】
前記長い突起は、前記上面に取り付けられた可撓ビードを備える、請求項20に記載のテント。
【請求項22】
前記可撓ビードは、前記上面に対して帯状布地により取り付けられる、請求項21に記載のテント。
【請求項23】
前記帯状布地によりループが形成され、前記可撓ビードが該ループ内に位置する、請求項22に記載のテント。
【請求項24】
前記帯状布地が前記可撓ビードを覆うことによりループが形成され、前記ループに隣接する前記布地テープの両端部位が互いに位置決めされて前記上面に取り付けられる、請求項23に記載のテント。
【請求項25】
前記ループと前記可撓ビードとが、前記上面に対する前記帯状布地の取り付け位置に対して回転可能となるように、前記帯状布地と前記可撓ビードとが配置されている、請求項24に記載のテント。
【請求項26】
前記可撓ビードが前記帯状布地の取り付け位置に対して上方に回転した際に、前記ループの背部により前記上面から上方へ延在する壁が形成され、該壁は前記可撓ビードおよび前記上面に対する前記布地テープの取り付けにより支持される、請求項25に記載のテント。
【請求項27】
前記壁は、前記上面に対して略直角に延在する、請求項26に記載のテント。
【請求項28】
前記ガターに沿って流れる水を第1の端部にて受け入れ、第2の端部へ向けて前記水を導く布地排水管をさらに備える、請求項19に記載のテント。
【請求項29】
前記布地排水管は、布地チューブにより構成される、請求項28に記載のテント。
【請求項30】
前記布地排水管は、前記水を受けるために前記第1の端部を開いた状態に維持するリングを該第1の端部に備える、請求項28に記載のテント。
【請求項31】
前記布地排水管は、前記レインフライに対して着脱自在に取り付けられる、請求項28に記載のテント。
【請求項32】
前記構造体は、前記レインフライの縁に沿って延在する、請求項19に記載のテント。
【請求項33】
前記構造体は、前記レインフライの縁の全長にわたって延在する、請求項32に記載のテント。
【請求項34】
前記構造体は、テント用窓の上方に延在する、請求項32に記載のテント。
【請求項35】
前記構造体は、テント用ドアの上方に延在する、請求項32に記載のテント。
【請求項36】
ガターに沿って流れる水を第1の端部にて受け入れ、第2の端部へ向けて前記水を導く布地排水管を備える、布地カバー。
【請求項37】
前記布地排水管は、布地チューブにより構成される、請求項36に記載の布地カバー。
【請求項38】
前記布地排水管は、前記水を受けるために前記第1の端部を開いた状態に維持するリングを該第1の端部に備える、請求項36に記載の布地カバー。
【請求項39】
前記布地排水管は、レインフライに対して着脱自在に取り付けられる、請求項36に記載の布地カバー。
【請求項40】
請求項36に記載の布地カバーを備えるテント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−523275(P2007−523275A)
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−553249(P2006−553249)
【出願日】平成17年2月9日(2005.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2005/004333
【国際公開番号】WO2005/080709
【国際公開日】平成17年9月1日(2005.9.1)
【出願人】(593107454)ザ・コールマン・カンパニー・インコーポレイテッド (44)
【氏名又は名称原語表記】THE COLEMAN COMPANY, INC.
【Fターム(参考)】